JP2009045735A - シート材の切断装置 - Google Patents

シート材の切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009045735A
JP2009045735A JP2008189854A JP2008189854A JP2009045735A JP 2009045735 A JP2009045735 A JP 2009045735A JP 2008189854 A JP2008189854 A JP 2008189854A JP 2008189854 A JP2008189854 A JP 2008189854A JP 2009045735 A JP2009045735 A JP 2009045735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
round blade
blade
rolling roller
sheet material
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008189854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5179983B2 (ja
JP2009045735A5 (ja
Inventor
Koichi Hattori
光一 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Knife Co Ltd
Original Assignee
Toyo Knife Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Knife Co Ltd filed Critical Toyo Knife Co Ltd
Priority to JP2008189854A priority Critical patent/JP5179983B2/ja
Publication of JP2009045735A publication Critical patent/JP2009045735A/ja
Publication of JP2009045735A5 publication Critical patent/JP2009045735A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5179983B2 publication Critical patent/JP5179983B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

【課題】 丸刃の変形を防止し、かつシート材の剛性にかかわらず転動ローラのスリップを抑制する
【解決手段】 刃物ケース3に回転自由に軸支する上丸刃1に対し刃先をオーバーラップして回転自由に軸支される下丸刃2と、刃物ケース3に回転自由に軸支され切断方向71に延在した案内レール6上を転動して下丸刃2を回転させる転動ローラ4と、刃物ケース3を切断方向71に移動させる移動手段とを有し、上丸刃1及び下丸刃2は、直角刃を有して円板状に形成され、下丸刃2の外周面に転動ローラ4の外周面を当接してなることで、下丸刃2が変形するのを防止することができる。また、刃物ケース3の移動速度に対して転動ローラ4の周速と下丸刃4の周速を同じにできるので、転動ローラ4がスリップするおそれが無く、シート材5の剛性にかかわらず転動ローラの磨耗を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロール紙等のシート材を切断する切断装置に係り、特に、切断方向に走行される支持部材に支持されて案内レール上を転動する転動ローラにより、丸刃に回転力を付与するように構成されたシート材の切断装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等のOA機器に組み込まれるシート材の切断装置としては、鋭角刃を有する丸刃を支持部材に回転自由に軸支し、固定刃に対して丸刃の刃先をオーバーラップさせ、固定刃と反対側の位置の丸刃側面に転動ローラの外周面を当接したものが提案されている(例えば、特許文献1)。これによれば、回転力が付与された丸刃によって良好にシート材を切断できるとしているが、転動ローラが丸刃の側面を押し付けるため、丸刃が変形してシート材の切断に影響を与えるおそれがある。
そこで、丸刃の変形を防止するため、刃先をオーバーラップした2枚の丸刃を支持部材に回転自由に軸支し、2枚の丸刃と同軸に転動ローラを案内レールを挟み込むようにそれぞれ設け、案内レール上を転動する転動ローラの回転力が軸を介して丸刃に付与されるように構成することが考えられる(例えば、特許文献2)。
実公平7−19742 特開平10−264086
しかしながら、特許文献2に記載のシート材切断装置は、転動ローラの径が丸刃の刃径と比べて案内レールの厚みだけ小径となり、丸刃と転動ローラとの間に周速差が生じる。
したがって、例えば、薄くて腰の弱いシート材を切断する場合は支持部材の移動速度に対して転動ローラの周速が同じとなり、転動ローラによって回転駆動された丸刃の周速が支持部材の移動速度より速くなりシート材をスムーズに切断することができるが、厚くて腰の強いシート材を切断する場合はシート材により丸刃が回転駆動されるため、支持部材の移動速度と丸刃の周速が同じとなり、支持部材の移動速度に対して転動ローラの周速が遅くなるため、転動ローラの周速が支持部材の移動速度に追従できなくなり、案内レールとの間でスリップが生じ転動ローラが磨耗するおそれがある。
本発明は、丸刃の変形を防止し、かつシート材の剛性にかかわらず転動ローラの磨耗を抑制することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明のシート材切断装置は、支持部材に回転自由に軸支された丸刃、又は、切断方向に延在した固定刃に対し、刃先をオーバーラップさせて支持部材に回転自由に軸支された駆動丸刃と、支持部材に回転自由に軸支され、切断方向に延在した案内レール上を転動して駆動丸刃を回転させる転動ローラと、支持部材を切断方向に移動させる移動手段とを有し、駆動丸刃は直角刃を有して円板状に形成され、駆動丸刃の外周面に転動ローラの外周面を当接してなることを特徴とする。
この構成によれば、転動ローラが径方向に駆動丸刃を押し付けて回転力を付与するので、駆動丸刃が変形するのを防止することができる。また、厚くて腰の強いシート材を切断する場合においても、支持部材の移動速度に対して転動ローラの周速と駆動丸刃の周速を同じにできるので、転動ローラがスリップするおそれが無く、シート材の剛性にかかわらず転動ローラの磨耗を防止することができる。
また、駆動丸刃が鋭角刃を有して円板状に形成されたものの場合は、この駆動丸刃の刃径と同じ外径を有する補助円板を駆動丸刃と同軸一体に設け、補助円板の外周面に転動ローラの外周面を当接させれば、回転力が付与された補助円板が軸を介して駆動丸刃を回転駆動させるので、丸刃の形状にかかわらず駆動丸刃の変形を防止することができる。さらに、駆動丸刃と補助円板を同径にしたことから、支持部材の移動速度に対して転動ローラの周速と駆動丸刃の周速を同じにできる。
一方、駆動丸刃が直角刃を有して円板状に形成される場合でも、駆動丸刃の側面の周縁部に転動ローラの外周面を当接するようにしてもよい。特に、転動ローラの押し付け力に対して駆動丸刃が十分耐えうる剛性を有している場合に有効である。これにより、駆動丸刃の変形を防止できるとともに、装置をシート面に垂直な方向に小型化できる。また、厚くて腰の強いシート材を切断する場合においても支持部材の移動速度に対して転動ローラの周速と駆動丸刃の周速をほぼ同じにすることができるので転動ローラがスリップするのを抑制し、シート材の剛性にかかわらず転動ローラの磨耗を低減できる。
また、駆動丸刃が鋭角刃を有して円板状に形成される場合は、駆動丸刃の刃径と同じ外径を有する補助円板を駆動丸刃と同軸一体に設け、補助円板の側面の周縁部に転動ローラの外周面を当接させることができる。
さらに、支持部材に回転自由に軸支された押えローラを設け、この押えローラの外周面を駆動丸刃の転動ローラの反対側の側面の周縁部に当接させれば、軸のがたつき等による駆動丸刃のぶれを防止することができる。
また、前記転動ローラが当接された側面であって、前記駆動丸刃の刃先のオーバーラップ位置又は近傍の前記駆動丸刃又は前記補助円板の周縁部の側面に当接させて、かつ前記案内レールが形成された部材に支持させて切断方向に延在された補助レールを設けることが好ましい。つまり、転動ローラを例えば駆動丸刃の刃先のオーバーラップ位置から離れた周縁部に当接させると、その当接力によって駆動丸刃の刃先が相手の丸刃又は固定刃から離れる方向の力を受けるので、切れ味が損なわれるおそれがある。そこで、補助レールを設けることにより、駆動丸刃の刃先が相手の丸刃又は固定刃から離れるのを抑制できることから、切れ味を保持できる。
本発明によれば、丸刃の変形を防止し、かつシート材の剛性にかかわらず転動ローラの磨耗を抑制することができる。
以下、本発明を実施の形態に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の一実施形態のシート材切断装置の構成を示す部分断面斜視図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3はシート材を切断する際の転動ローラ及び丸刃の動作を示す模式図である。
図1及び2に示すように、本実施形態のシート材切断装置101は、刃先が直角に形成された円板状の上丸刃1及び下丸刃2が刃物ケース3に回転自由にそれぞれ軸支されている。また、上丸刃1及び下丸刃2は刃先をオーバーラップして設けられている。転動ローラ4は刃物ケース3に回転自由に軸支されており、図の矢印で示すシート材5の切断方向71に延在する案内レール6上で転動するように設けられている。また、転動ローラ4の外周面には下丸刃2の外周面が当接されている。刃物ケース3には切断方向71に進退可能に移動させるキャリッジ7がスプリング8を介して設けられている。
刃物ケース3は、上丸刃1、下丸刃2及び転動ローラ4の回転軸9、10、11を軸支する軸受孔が形成されている。また、スプリング12は回転軸9が挿通されて刃物ケース3と上丸刃1との間に設けられ、スプリング12により所定の圧力で上丸刃1と下丸刃2が押接されるようにしている。また、刃物ケース3には上丸刃1と下丸刃2がオーバーラップして押接された押接点(切断点)へシート材5を導くための開口部13がキャリッジ7の切断方向71の進行側に刃先を露出するように形成され、さらに、切断されたシート材5を円滑に逃がす逃がし溝14が形成されている。
案内レール6は、シート材5の切断方向71に延在するフレーム15の縁部にシート材5の設置面と平行な面を有して設けられている。キャリッジ7はコの字型に形成され、コの字型の内側の側面が刃物ケース3の切断方向の前後の側面に嵌め合うように設けられている。また、刃物ケース3はキャリッジ7に対してシート材5の設置面に対して垂直方向に上下移動可能に設けられている。
キャリッジ7に設けられた貫通穴には、切断方向71に延在する円柱状のガイド軸16が挿通されている。キャリッジガイド17はシート材5に対して垂直な面を有してL字型に形成され、キャリッジ7のシート材5に対して垂直な面に摺動可能に当接されている。ワイヤー18はキャリッジ7の外側の側面に繋止され、図示していないワイヤー駆動装置によりワイヤー18を駆動してキャリッジ7を進退可能に移動させるようにしている。
図3に示すように、本実施形態においては下丸刃2と転動ローラ4の回転軸10、11は、案内レール6に垂直な同一の直線上に配置され、かつ切断点の位置はシート材5の設置面に略一致している。また、上丸刃1は下丸刃2に対してキャリッジ7が後退する方向にオフセットして設けられているが、案内レール6に垂直な同一の直線上であってもよい。また、上丸刃1と下丸刃2の刃先面を平行にして押接しているが、押接する角度を相対的にずらしてもよい。
次に、このように構成されるシート材切断装置の動作について説明する。図1に示すように、キャリッジ7は、ワイヤー駆動装置を駆動することによりガイド軸16を摺動しかつキャリッジガイド17によりキャリッジ7及び刃物ケース3の姿勢を保持しながら切断方向71へ移動する。このとき、スプリング8によって押し付けられた転動ローラ4が案内レール6上を図3の矢印で示す方向に転動(反時計回り)する。下丸刃2は転動ローラ4によって駆動され上丸刃1と共に回転(上丸刃:反時計周り、下丸刃:時計回り)して切断点でシート材5を切断する。
本実施形態によれば、転動ローラ4が下丸刃2を径方向に押し付けて回転力を付与するので、下丸刃2が変形するのを防止することができる。これにより、例えば、切断不良によってジャミングが発生する等の切断によるシート材5への影響を防止できる。また、厚くて腰の強いシート材を切断する場合においても、刃物ケース3の移動速度に対して転動ローラ4の周速と下丸刃2の周速を同じにできるので、転動ローラ4がスリップするおそれが無く、シート材5の剛性にかかわらず転動ローラ4の磨耗を防止することができる。これによって、スリップによる余分な負荷が生じないので、例えば、ワイヤー駆動装置のモーター等を許容負荷の小さい小型のものにすることで、装置をコンパクト化できる。
また、特許文献2に記載のシート材切断装置のようにシート材の面上を転動ローラが転動する場合は、厚くて腰の強いシート材を切断する際に、シート面上で転動ローラがスリップして印刷面をこすり、スリップ跡が残るおそれがあるが、本実施形態においては、転動ローラ4が転動する案内レール6をシート材5の設置面と別に設けたことから、転動ローラ4によるシート材5への影響を防止できる。
また、本実施形態のワイヤー駆動装置として、例えば、ループ状のワイヤー18の一箇所をモーターに接続されたリールに巻回し、モーターを駆動することでキャリッジ7を移動させるワイヤー駆動装置を用いることができる。また、キャリッジ7を切断方向71に進退可能に移動させるものであればワイヤー18によりキャリッジ7を移動させるものに限らず、例えば、キャリッジ7をロボットアームに取り付けて切断方向71に移動させるようにしてもよい。
本実施形態のシート材切断装置101は、2枚の丸刃の一方に回転力を付与してシート材5を切断するようにしているが、これに代えて、切断方向に延在する固定刃に対して回転力が付与された丸刃をオーバーラップして設け、シート材を切断するシート材切断装置に適用することができる。
(実施形態2)
図4は本発明の他の実施形態のシート材切断装置の断面図である。図示のように、本実施形態のシート材切断装置102が実施形態1と異なる点は、上丸刃21及び下丸刃22が円板状の外周面の一端が小さくなるよう形成されたテーパー状の鋭角刃を有し、下丸刃22の刃径と同じ外径を有する補助円板23を下丸刃22と同軸一体に設け、補助円板23の外周面に転動ローラ4の外周面を当接したことにある。その他の構成は図1、2と同じであるから、詳細な説明を省略する。
本実施形態によれば、下丸刃22のような刃先の剛性が低く外周面に転動ローラ4を当接できない場合でも、転動ローラ4により回転力が付与された補助円板23によって回転軸10を介して下丸刃22を回転させるので、丸刃の形状にかかわらず下丸刃22の変形を防止することができる。また、下丸刃22と補助円板23を同径にしたことから、刃物ケース3の移動速度に対して転動ローラ4の周速と下丸刃22の周速を同じにできる。
(実施形態3)
図5は本発明の他の実施形態のシート材切断装置の部分断面斜視図、図6は図5のA−A矢視断面図、図7はシート材を切断する際の転動ローラ及び丸刃の動作を示す模式図である。図示のように、本実施形態のシート材切断装置103が実施形態1と異なる点は、下丸刃2の側面の周縁部に転動ローラ4の外周面を当接し、転動ローラ4が転動する案内レール30が、シート材5と垂直な面を有してフレーム15の側面に形成されたことにある。また、キャリッジ7に設けた軸19を中心に刃物ケース3が揺動可能に軸支され、スプリング8によって転動ローラ4を案内レール30に押接するようにしている。その他の構成は図1、2と同じであるから、詳細な説明を省略する。
本実施形態によれば、厚くて腰の強いシート材を切断する場合においても刃物ケース3の移動速度に対して転動ローラ4の周速と下丸刃2の周速をほぼ同じにすることができるので転動ローラ4がスリップするのを抑制し、シート材5の剛性にかかわらず転動ローラ4の磨耗を低減できる。また、案内レール30上に切断紛が滞留することがないので、転動ローラ4が切断粉を噛みこみ付着するのを防止できるので、メンテナンスを容易とすることができる。
本実施形態は、特に、転動ローラ4の押し付け力に対して下丸刃2が十分耐えうる剛性を有している場合に有効である。これにより、下丸刃2の変形を防止できるとともに、装置をシート材5の設置面に垂直な方向に小型化できる。
(実施形態4)
図8は本発明の他の実施形態のシート材切断装置の断面図である。図示のように、本実施形態のシート材切断装置104が実施形態3と異なる点は、実施形態2の上丸刃21及び下丸刃22を用い、下丸刃22の刃径と同じ外径を有する補助円板23を下丸刃22と同軸一体に設け、補助円板23の側面の周縁部に転動ローラ4の外周面を当接するようにしたことにある。その他の構成は図5、6と同じであるから、詳細な説明を省略する。
本実施形態によれば、下丸刃22の周縁部に転動ローラ4を当接できない場合でも、転動ローラ4により回転力が付与された補助円板23が軸を介して下丸刃22を回転させるので、下丸刃22の形状にかかわらず下丸刃22の変形を防止することができる。また、下丸刃22と補助円板23を同径にしたことから、刃物ケース3の移動速度に対して転動ローラ4の周速と下丸刃22の周速をほぼ同じにできるので、転動ローラ4の磨耗を低減できる。
(実施形態5)
図9は本発明の他の実施形態のシート材切断装置の断面図である。図示のように、本実施形態のシート材切断装置105が実施形態3と異なる点は、押えローラ50を刃物ケース3に回転自由に軸支し、押えローラ50の外周面を下丸刃2の転動ローラ4の反対側の側面の周縁部に当接したことにある。その他の構成は図5、6と同じであるから、詳細な説明を省略する。
本実施形態によれば、回転軸10のがたつきによる下丸刃2のぶれを防止することができ、切断不良によりジャミングが発生する等の切断によるシート材5への影響を防止することができる。
(実施形態6)
図10は本発明の他の実施形態のシート材切断装置の断面図である。図示のように、本実施形態のシート材切断装置106が実施形態4と異なる点は、押えローラ50を刃物ケース3に回転自由に軸支し、押えローラ50の外周面を下丸刃22の補助円板23とは反対側の側面の周縁部に当接したことにある。その他の構成は図8と同じであるから、詳細な説明を省略する。
(実施形態7)
図11は、図5〜図7に示した実施形態3の変形例のシート材切断装置の実施形態7の部分断面図である。本実施形態が実施形態3と異なる点は、フレーム15の縁部から下丸刃2の上端部の背面に向けて突出させて設けられ、先端が下丸刃2の背面に当接する補助レール31を設けたことにある。すなわち、補助レール31は、転動ローラ4が当接された側面であって、下丸刃2の刃先のオーバーラップ位置又は近傍の下丸刃2の周縁部の側面に当接させて、かつ案内レール30が形成されたフレーム15に支持させて切断方向71に延在させて設けられている。
すなわち、実施形態3によれば、転動ローラ4を下丸刃2の刃先のオーバーラップ位置から離れた周縁部に当接させているから、その当接力によって下丸刃2の刃先が上丸刃1から離れる方向の力を受けて、切れ味が損なわれるおそれがある。
この点、本実施形態によれば、補助レール31を設けることにより、下丸刃2の刃先が上丸刃1から離れるのを抑制できることから、切れ味を保持できる。
(実施形態8)
図12は、図8に示した実施形態4の変形例のシート材切断装置の実施形態8の部分断面図である。本実施形態が実施形態4と異なる点は、フレーム15の縁部から補助円板23の上端部の背面に向けて突出させて設けられ、先端が補助円板23の背面に当接する補助レール31を設けたことにある。すなわち、補助レール31は、転動ローラ4が当接された側面であって、補助円板23の刃先のオーバーラップ位置又は近傍の補助円板23の周縁部の側面に当接させて、かつ案内レール30が形成されたフレーム15に支持させて切断方向71に延在させて設けられている。
実施形態によれば、実施形態7と同様、補助レール31を設けているから、下丸刃22の刃先が上丸刃21から離れるのを抑制でき、転動ローラ4を下丸刃22の刃先のオーバーラップ位置から離れた周縁部に当接させても、その当接力によって下丸刃22の刃先が上丸刃21から離れて、切れ味が損なわれるのを防止できる。
なお、実施形態7、8では、補助ローラ31をフレーム15に支持させる例を示したが、補助レール31を支持させる部材はフレーム15に限らず、フレーム15と同様の固定部材であればよい。
本発明の実施形態1のシート材切断装置の構成を示す部分断面斜視図である。 図1のA−A矢視断面図である。 実施形態1のシート材を切断する際の転動ローラ及び丸刃の動作を示す模式図である。 実施形態2のシート材切断装置の断面図である。 実施形態3のシート材切断装置の部分断面斜視図である。 図5のA−A矢視断面図である。 実施形態3のシート材を切断する際の転動ローラ及び丸刃の動作を示す模式図である。 実施形態4のシート材切断装置の部分断面図である。 実施形態5のシート材切断装置の部分断面図である。 実施形態6のシート材切断装置の部分断面図である。 実施形態7のシート材切断装置の部分断面図である。 実施形態8のシート材切断装置の部分断面図である。
符号の説明
1 上丸刃
2 下丸刃
3 刃物ケース
4 転動ローラ
5 シート材
6 案内レール
7 キャリッジ
8、12 スプリング
9、10、11 回転軸
15 フレーム
16 ガイド軸
17 キャリッジガイド
18 ワイヤー
31 補助レール

Claims (6)

  1. 支持部材に回転自由に軸支された丸刃、又は、切断方向に延在した固定刃に対し、刃先をオーバーラップさせて前記支持部材に回転自由に軸支された駆動丸刃と、前記支持部材に回転自由に軸支され、切断方向に延在した案内レール上を転動して前記駆動丸刃を回転させる転動ローラと、前記支持部材を切断方向に移動させる移動手段とを有してなるシート材切断装置において、
    前記駆動丸刃は、直角刃を有して円板状に形成され、前記駆動丸刃の外周面に前記転動ローラの外周面を当接してなることを特徴とするシート材切断装置。
  2. 支持部材に回転自由に軸支された丸刃、又は、切断方向に延在した固定刃に対し、刃先をオーバーラップさせて前記支持部材に回転自由に軸支された駆動丸刃と、前記支持部材に回転自由に軸支され、切断方向に延在した案内レール上を転動して前記駆動丸刃を回転させる転動ローラと、前記支持部材を切断方向に移動させる移動手段とを有してなるシート材切断装置において、
    前記駆動丸刃は、鋭角刃を有して円板状に形成され、前記駆動丸刃の刃径と同じ外径を有する補助円板を前記駆動丸刃と同軸一体に設け、前記補助円板の外周面に前記転動ローラの外周面を当接してなることを特徴とするシート材切断装置。
  3. 支持部材に回転自由に軸支された丸刃、又は、切断方向に延在した固定刃に対し、刃先をオーバーラップさせて前記支持部材に回転自由に軸支された駆動丸刃と、前記支持部材に回転自由に軸支され、切断方向に延在した案内レール上を転動して前記駆動丸刃を回転させる転動ローラと、前記支持部材を切断方向に移動させる移動手段とを有してなるシート材切断装置において、
    前記駆動丸刃は、直角刃を有して円板状に形成され、前記駆動丸刃の側面の周縁部に前記転動ローラの外周面を当接してなることを特徴とするシート材切断装置。
  4. 支持部材に回転自由に軸支された丸刃、又は、切断方向に延在した固定刃に対し、刃先をオーバーラップさせて前記支持部材に回転自由に軸支された駆動丸刃と、前記支持部材に回転自由に軸支され、切断方向に延在した案内レール上を転動して前記駆動丸刃を回転させる転動ローラと、前記支持部材を切断方向に移動させる移動手段とを有してなるシート材切断装置において、
    前記駆動丸刃は、鋭角刃を有して円板状に形成され、前記駆動丸刃の刃径と同じ外径を有する補助円板を前記駆動丸刃と同軸一体に設け、前記補助円板の側面の周縁部に前記転動ローラの外周面を当接してなることを特徴とするシート材切断装置。
  5. 請求項3又は4に記載のシート材切断装置において、
    前記支持部材に回転自由に軸支された押えローラを設け、該押えローラの外周面は前記駆動丸刃の前記転動ローラの反対側の側面の周縁部に当接されてなるシート材切断装置。
  6. 請求項3又は4に記載のシート材切断装置において、
    前記転動ローラが当接された側面であって、前記駆動丸刃の刃先のオーバーラップ位置又は近傍の前記駆動丸刃又は前記補助円板の周縁部の側面に当接させて、かつ前記案内レールが形成された部材に支持させて切断方向に延在された補助レールを設けたことを特徴とするシート材切断装置。
JP2008189854A 2007-07-25 2008-07-23 シート材の切断装置 Expired - Fee Related JP5179983B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008189854A JP5179983B2 (ja) 2007-07-25 2008-07-23 シート材の切断装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007193499 2007-07-25
JP2007193499 2007-07-25
JP2008189854A JP5179983B2 (ja) 2007-07-25 2008-07-23 シート材の切断装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009045735A true JP2009045735A (ja) 2009-03-05
JP2009045735A5 JP2009045735A5 (ja) 2011-07-21
JP5179983B2 JP5179983B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=40498438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008189854A Expired - Fee Related JP5179983B2 (ja) 2007-07-25 2008-07-23 シート材の切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5179983B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101412163B1 (ko) * 2009-06-03 2014-06-26 삼성테크윈 주식회사 칩 마운터용 테이프 커팅 장치
KR101416855B1 (ko) 2009-06-10 2014-07-09 삼성테크윈 주식회사 테이프 커팅용 커터 및 이를 갖는 칩 마운터용 테이프 커팅 장치
KR101416854B1 (ko) 2009-06-05 2014-07-09 삼성테크윈 주식회사 커터 모니터링 부를 갖는 칩 마운터용 테이프 커팅 장치
CN106378822A (zh) * 2016-08-30 2017-02-08 武汉沃泰丰商贸有限公司 切割装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108058211A (zh) * 2017-12-14 2018-05-22 防城港市防城区那梭香料厂 一种用于香茅加工的根茎切割装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0294097U (ja) * 1989-01-06 1990-07-26
JPH0719742Y2 (ja) * 1989-09-05 1995-05-10 日本電気株式会社 ペーパーカッタ
JPH10264086A (ja) * 1997-03-18 1998-10-06 Hitachi Metals Ltd シート材切断装置
JP2003103495A (ja) * 2002-08-19 2003-04-08 Nec Eng Ltd カッター機構
JP2007168012A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Toyo Knife Co Ltd カッター

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0294097U (ja) * 1989-01-06 1990-07-26
JPH0719742Y2 (ja) * 1989-09-05 1995-05-10 日本電気株式会社 ペーパーカッタ
JPH10264086A (ja) * 1997-03-18 1998-10-06 Hitachi Metals Ltd シート材切断装置
JP2003103495A (ja) * 2002-08-19 2003-04-08 Nec Eng Ltd カッター機構
JP2007168012A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Toyo Knife Co Ltd カッター

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101412163B1 (ko) * 2009-06-03 2014-06-26 삼성테크윈 주식회사 칩 마운터용 테이프 커팅 장치
KR101416854B1 (ko) 2009-06-05 2014-07-09 삼성테크윈 주식회사 커터 모니터링 부를 갖는 칩 마운터용 테이프 커팅 장치
KR101416855B1 (ko) 2009-06-10 2014-07-09 삼성테크윈 주식회사 테이프 커팅용 커터 및 이를 갖는 칩 마운터용 테이프 커팅 장치
CN106378822A (zh) * 2016-08-30 2017-02-08 武汉沃泰丰商贸有限公司 切割装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5179983B2 (ja) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5179983B2 (ja) シート材の切断装置
KR100237653B1 (ko) 시트 절단용 절단운반대와 이를 이용한 시트절단기
JP6383196B2 (ja) カッティングプロッタ
JP2013006234A (ja) 粘着テープロールの切断装置
JP3319958B2 (ja) シート材切断刃用キャリッジおよびこれを用いたシート材切断装置
JP2008126325A (ja) 断裁機の冊子位置決め搬送機構
JP5211367B2 (ja) テープカッター
JP4452749B2 (ja) ロータリーカッター装置
JP5438549B2 (ja) シート状物の切断装置
JP5415151B2 (ja) ロータリーカッター装置
JP2005081478A (ja) 積層シート材のトリミングカッタ
JP2007168012A (ja) カッター
JP4988149B2 (ja) フィルムロールのトリミング装置
JP4724134B2 (ja) 壁紙糊付機用スリッター
JP2008030168A (ja) サークルカッター
JP4618022B2 (ja) 切断装置
JP2006524617A (ja) 胴本体と少なくとも1つのグリッパとを備えた折り装置の胴
JP2021196041A (ja) ピンチローラの支持構造
JP2005193523A (ja) 罫線形成テープの端削成装置
JP2006327688A (ja) 封緘機
JPH0340556Y2 (ja)
JP4049850B2 (ja) シート材切断装置
JPH10264086A (ja) シート材切断装置
JP2020082407A (ja) スクライブ装置及びスクライブ方法
JP3134234U (ja) ロールペーパーホルダー

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110606

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130110

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160118

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees