JP2009041643A - 遮音シート - Google Patents

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Abstract

【課題】
異径管継手体、或いはエルボ体の外周を1枚シート状をした遮音シートにより、露出部の発生をなくして迅速、かつ簡単に巻回可能にすることである。
【解決手段】
大径及び小径の各排水管P10,P20を直線状に接続可能な大径口51と小径口52とを備えた筒状の異径管継手体Cの外周に巻回して覆われる遮音シートS1 であって、前記大径口51に巻回されて全体を覆う長方形状の大径巻回体1と、当該大径巻回体1の一方の長辺から連結部2,2’を介して斜側方に向けて延出形成されて前記小径口52に部分巻回されて覆う複数の小径巻回体3とから成り、前記大径巻回体1及び複数の小径巻回体3を巻回方向に重ね合わせて、それぞれ大径口51及び小径口52を覆う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、外径の異なる各排水管を直線状に接続する異径管継手体、或いは排水管の屈曲配管部に設けられるエルボ体の外周を覆って、排水時に水と排水管との衝突により発生する衝突音を遮音するための1枚シート状をした遮音シートに関するものである。
排水管の排水時に発生する音を遮音する技術として、吸音層と遮音層とから成る二層構造のシート状をした防音カバーにより排水管の外周を覆うものがあった(特許文献1)。しかし、排水管の直管部、及びエルボ部(わん曲部)のいずれの部分に防音カバーを被覆する場合でも、排水管に対して被覆した遮音材を固定するためのバンドと、隣接する各遮音材の接続部の隙間を覆う目地テープとが必要であり、被覆作業に多くの手間を要する。
特に、エルボ部に防音カバーを被覆するには、わん曲方向に沿った両端の接続口、及び中央部の3つの各部分をそれぞれ別の防音カバーで覆って、隣接する各カバーの接続部を目地テープで覆うと共に、各接続部を覆う防音カバーはバンドにより固定していた。この場合、隣接する防音カバーは、各端面の突き合わせにより隙間を最少にしているが、経年使用、及び発生振動により端面の突き合わせがずれたり、テープ及びバンドが外れたりして、エルボ部の外周面が露出して遮音効果が減じられる。また、直管部とエルボ部とを覆う各防音カバーの接続部を含めて、当該接続部において各防音カバーを重ね合わせて、この重合部をテープで覆うことも考えられるが、短期間のうちに重合がずれてしまい、長期間に亘って重合状態を維持することは難しかった。
なお、排水管の接続には、径の異なる排水管どうしを直線状に接続するための異径管継手体が使用されることが多いが、この異径管継手体の部分を遮音する技術はなかった。
特開平10−185074号公報
本発明は、異径管継手体、或いはエルボ体の外周を1枚シート状をした遮音シートにより、露出部の発生をなくして迅速、かつ簡単に巻回可能にすることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、大径及び小径の各排水管を直線状に接続可能な大径口と小径口とを備えた筒状の異径管継手体の外周に巻回して覆われる遮音シートであって、前記大径口に巻回されて全体を覆う長方形状の大径巻回体と、当該大径巻回体の一方の長辺から連結部を介して斜側方に向けて延出形成されて前記小径口に部分巻回されて覆う複数の小径巻回体とから成り、前記大径巻回体は、巻回方向の両端部が重合されて巻回方向重合部が形成された状態で大径口に巻回されて、前記巻回方向重合部には、大径巻回体の長手方向の両端部を連結して一体化するための連結固定部がそれぞれ形成され、前記各小径巻回体は、先端側が隣接する小径巻回体の基端側と重合するようにして小径口の外周全体を覆うように巻回可能であって、隣接する各小径巻回体を巻回方向重合部で連結して一体化するための連結固定部がそれぞれ設けられていることを特徴としている。
請求項1の発明に係る遮音シートは、長方形状の大径巻回体と、当該大径巻回体の長辺の一方に連結部を介して斜側方に延出形成された複数の小径巻回体とが一体に形成され、全体として1枚シート状に形成されているため、最初に大径巻回体により異径管継手体の大径口を巻回して覆った後に、各小径巻回体により小径口を部分巻回して、当該小径口の全体を覆って、大径巻回体の長手方向の両端の巻回方向重合部、及び隣接する小径巻回体どうしの巻回方向重合部を当該各重合部に形成された連結固定部により一体化すると、異径管継手体の外周面の全体が、本発明に係る1枚シート状の遮音シートにより覆われる。
また、請求項2の発明は、排水管の屈曲配管部に設けられるエルボ体を覆う遮音シートであって、前記エルボ体の2つの各接続口にそれぞれ巻回して覆うことが可能であって、当該エルボ体の屈曲部外側に配置される部分が連結部となって互いに連結された2つの巻回体から成り、前記各巻回体は、各接続口に巻回された状態で両端部が互いに重合する長さに形成されて、当該巻回方向重合部において巻回体の両端部を連結して一体化する連結固定部が設けられていることを特徴としている。
請求項2の発明に係る遮音シートは、エルボ体の屈曲部外側に配置される連結部により一体化された2つの巻回体が1枚シート状となっていて、連結部をエルボ体の屈曲部外側に配置して、当該エルボ体の各接続口を各巻回体で巻回して、エルボ体の一方の側面側に配置されて各巻回体の両端部の互いに重なりあった巻回方向重合部を、当該巻回方向重合部に設けられた連結固定部により一体に連結固定すると、1枚シート状の遮音シートによりエルボ体の全周が覆われる。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、エルボ体は、排水管を直交して接続可能であり、しかも2つの接続口の長さが等しいものであって、巻回方向に沿った辺の長さがエルボ体の周長よりも長い長方形状であって、エルボ体の屈曲部内側に配置される部分が欠落されて、巻回方向と直交する一方の辺で開口して、2つの巻回体が対称形状となった展開形状を有し、巻回方向と直交する他方の辺の中央部に、巻回方向に沿った切込みが形成されていることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、2つの巻回体が対称に配置された比較的単純な形状の1枚の遮音シートにより、排水管を直交して接続可能であり、しかも2つの接続口の長さが等しい交差角度が90°のエルボ体の全周を覆うことができる。
また、請求項4の発明は、排水管の屈曲配管部に設けられるエルボ体を覆う遮音シートであって、前記エルボ体のわん曲方向に沿った両端の各接続口にそれぞれ巻回して当該各接続口を覆う一対の接続口巻回体と、当該エルボ体のわん曲方向に沿った中央部に巻回して当該中央部を覆う中央部巻回体との3つの部分から成って、一対の接続口巻回体の間に中央部巻回体が配置されて、計3つの各巻回体は、前記エルボ体の屈曲部外側に配置される2つの連結部により互いに連結された展開形状を有し、前記3つの各巻回体は、いずれもエルボ体に巻回された状態で、両端が互いに重合する長さに形成されて、当該巻回方向重合部で巻回体の両端部を連結して一体化される連結固定部が前記巻回方向重合部にそれぞれ設けられていることを特徴としている。
一対の接続口巻回体は、エルボ体のわん曲方向の両端の各接続口を覆う部分であり、中央部巻回体は、エルボ体のわん曲方向の中央部のわん曲部を覆う部分であり、請求項4の発明に係る遮音シートは、3つの各巻回体が並列配置された1枚シート状をしていて、所定長の内側わん曲部が存在していて比較的わん曲半径の大きなエルボ体の外周を覆うのに適している。このため,3つの各巻回体によりエルボ体のわん曲方向に沿った両端の各接続口、及び中央部をそれぞれ覆って、各巻回体の巻回方向に沿って発生する巻回方向重合部において、当該巻回方向重合部に設けられた各連結固定部により各巻回体の両端部を連結して一体化すると、エルボ体は、隣接する各巻回体が干渉することなく、1枚シート状をした遮音シートにより全体が覆われる。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明において、前記巻回体は、巻回状態において、連結部により連結された隣接する他の巻回体に対して幅方向に重合する幅に形成され、前記連結部には、前記幅方向重合を許容する切込みが形成されていることを特徴としている。
請求項5の発明によれば、隣接する各巻回体は、当該各巻回体を連結する連結部に形成された切込みによって、幅方向に重合した状態で、異径管継手体又はエルボ体の外周面に巻回されるため、当該外周面の露出部がなくなる。この結果、前記露出部からの音漏れがなくなって、遮音効果が一層高められる。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明において、前記連結固定部は、スナップボタンであることを特徴としている。
請求項6の発明によれば、巻回方向重合部において巻回体の両端部を連結して一体化する連結固定部がスナップボタンで構成されているので、巻回体の巻回方向重合部をワンタッチで連結固定でき、しかもスナップボタンには、異径管継手体又はエルボ体の周方向に沿った力は作用するが、スナップボタンが外れる方向(周面に対して垂直な方向)の力が作用することは少ないので、雌雄一対のスナップボタンを係合させた後には、当該係合が外れることは少ない。
本発明によれば、巻回対象である異径管継手体、又はエルボ体の外周面立体形状に対応した複数の巻回体を有する1枚シート状の遮音シートを使用して、遮音シートの各巻回体を異径管継手体、又はエルボ体の対応部分に個別に巻回し、かつ巻回体の巻回方向の重合部において当該巻回体の巻回方向の両端部を連結固定部により一体化することにより、異径管継手体、又はエルボ体の全外周面を遮音シートで覆うことができる。このため、異径管継手体、又はエルボ体に対する遮音シートの巻回作業が容易となり、しかも作業者の技術差が巻回状態に現れなくて、作業者の技術とは無関係に常に所定の巻回精度を維持できる。また、経年使用しても、遮音シートを構成する複数の巻回体の相対位置がずれることがなく、しかも各巻回体の巻回方向の両端部は、連結固定部によりしっかりと一体化されているので、長期間に亘って遮音効果を維持できる。
また、巻回体は、巻回状態において、連結部により連結された隣接する他の巻回体に対して幅方向に重合する幅に形成され、前記連結部には、前記幅方向重合を許容する切込みが形成された構成にすると、隣接する各巻回体は、当該各巻回体を連結する連結部に形成された切込みによって、幅方向に重合した状態で、異径管継手体又はエルボ体の外周面に巻回されるため、当該外周面の露出部がなくなる。この結果、前記露出部からの音漏れがなくなって、遮音効果が一層高められる。
以下、複数の実施形態を挙げて本発明について更に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る遮音シートS1 〜S3 及び直管用の遮音シートS10により遮音された排水管の配管状態を示す図である。便器80からの汚水を排水するための複数の直管状の排水管P10は、45°用のエルボ体E1 、90°用のエルボ体E2 、同じく90°用の曲率半径の大きなエルボ体E3 及び異径管継手体Cを介して屈曲配管されて、本体排水管P30に接続されている。異径管継手体Cは、遮音シートS1 が外周面に覆われて遮音されており、各エルボ体E1 〜E3 は、いずれも本発明に係る遮音シートS2', S2,S3 が外周面に覆われて遮音されており、更に直管状の排水管P10は、公知の遮音シートS10が外周面が覆われて遮音されている。以下、本発明に係る遮音シートS1 〜S3 について順次説明する。
最初に、異径管継手体Cを遮音するための遮音シートS1 について説明する。図2は、遮音シートS1 の展開図であり、図3は、図2のX−X線断面図であり、図4は、異径管継手体Cの外周面に遮音シートS1 を覆っている途中の状態の斜視図であり、図5及び図6は、同じく覆われた状態の斜視図及び正面図(エルボ体E1 の手前側の側面部を表した図)である。異径管継手体Cは、大径の排水管P20と小径の排水管P10とを接続するための継手(接続具)であって、大径口51と小径口52と両接続口51,52の間に設けられたテーパー部(中間部、連結部)53との3つの部分から成る。なお、異径管継手体Cには、テーパー部(中間部、連結部)53を有することなく、大径口51と小径口52と直接に接続されたような形態もある。
遮音シートS1 は、図2及び図3に示されるように、異径管継手体Cの上記形状に対応して、大径口51に巻回されてその全体を覆うための長方形状の大径巻回体1と、前記小径口52の全体を覆うために、当該大径巻回体1の一方の長辺から連結部2,2’を介して斜側方に向けて延出形成された複数片(実施例では3片)の小径巻回体3とで形成されて、1枚シート状となっている。各小径巻回体3は、隣接する小径巻回体3の間、又は大径巻回体1と小径巻回体3との間に切込み8が形成されて、それぞれ独立した片状に形成されている。大径巻回体1の長辺の長さL1 は、異径管継手体Cの大径口51に巻回した際に両端部が互いに重合するように、当該大径口51の外周長よりも所定長だけ長く形成されており、幅W11は、大径口51の幅よりも僅かに広く形成されている。3辺の小径巻回体3は、いずれも幅W12のリング分状をなしていて、3辺の小径巻回体3のわん曲方向に沿った長さの和は、大径口51の外周長よりも長くなっており、大径巻回体1に対して斜側方を向いているのは、小径口52とテーパー部53とを被覆可能にするためである。なお、後述する巻回方向重合部4及び幅方向重合部6の図面上の位置を理解し易くするために、大径巻回体1の巻回方向(長手方向)と直交する方向に沿った各短辺にそれぞれ1a,1bの符号を付し、大径巻回体1の2つの長辺のうち、完全長辺となっている辺、及び小径巻回体3が延出されている側に残存している辺にそれぞれ1c,1dの符号を付す。また、小径巻回体3の各辺のうち、先端の直線状の辺に3aの符号を付し、わん曲状をした2辺にそれぞれ3b,3cの符号を付す。
遮音シートS1 は、図3に示されるように、内側に配置される吸音材41と外側に配置される遮音材42とが積層されたもので、吸音材41は、ニードルフェルト等で成形され、遮音材42は、軟質塩化ビニル樹脂等で成形され、吸音材41による音を吸収する作用と、遮音材42による音をはね返す作用とが相乗して、排水管P10に排水が衝突して発生する音を効果的に吸収し得る。また、遮音シートS1 の大径巻回体1の長手方向の両端部には、大径巻回体1を異径管継手体Cの大径口51に巻回することにより両端が重なり合う部分を一体化するための雄雌で一対をなすスナップボタン43a,44bがそれぞれ一体に取付けられている。また、各小径巻回体3の基端部及び先端部には、巻回状態において隣接する一方の小径巻回体3の先端部を、他方の小径巻回体3の基端部に重ね合わせた状態にして一体化するための雄雌の各スナップボタン43a,43bがそれぞれ一体に取付けられている。図2及び図3に示されるように、雄スナップボタン43aは、遮音材42の上面に嵌合突起43a1が突設された形態となって、また雌スナップボタン43bは、吸音材41の裏面に嵌合リング43b1が埋設された形態となって、それぞれ取付けられている。
上記遮音シートS1 を使用して、異径管継手体Cの全外周面を覆うには、図4ないし図6に示されるように、異径管継手体Cの大径口51の外周面に遮音シートS1 の大径巻回体1を巻回すると、当該大径巻回体1の長手方向の両端部が互いに重なり合う。大径巻回体1における巻回方向に沿った重なり部分である巻回方向重合部4には、それぞれ雄雌のスナップボタン43a,43bが一体に取付けられているため、巻回方向重合部4の裏側に配置された雄スナップボタン43aの嵌合突起43a1を、同様の表側に配置された雌スナップボタン43bの嵌合リング43b1に押し付けて嵌合させると、大径巻回体1の巻回方向(長手方向)の両端の巻回方向重合部4は一体化されて、異径管継手体Cの大径口51の外周面に大径巻回体1が巻回されて覆われる。なお、巻回方向重合部4は、図6において、大径巻回体1の各短辺1a,1bで囲まれる部分である。
次に、3片の各小径巻回体3をそれぞれ異径管継手体Cの小径口52に沿わせて巻回して、当該小径巻回体3の先端部の雌スナップボタン43bを、隣接する別の小径巻回体3の基端部に一体化して取付けられた雄スナップボタン43aに押し付けて、両者を嵌合させると、当該小径巻回体3は、その幅方向の一部が大径巻回体1の上に巻回されて、幅方向に沿って重なり合った部分(幅方向重合部6)を形成した状態で、異径管継手体Cの小径口52に部分巻回される。同様にして、残りの2片の各小径巻回体3を小径口52に部分巻回させる。これにより、図6に明瞭に図示されているように、隣接する2片の各小径巻回体3は、巻回方向に沿って重ね合わせられて巻回方向重合部5が発生すると共に、大径及び小径の各巻回体1,3は、それらの幅方向(異径管継手体Cの軸方向)に沿っても重ね合わせられて、幅方向重合部6が発生する。また、異径管継手体Cのテーパー部53は、遮音シートS1 の大径及び小径の各巻回体1,3の双方によって覆われる。このように、大径及び小径の各巻回体1,3の巻回方向と幅方向との双方において巻回方向重合部4,5及び幅方向の幅方向重合部6が発生するため、異径管継手体Cの全外周面が遮音シートS1 により覆われて、露出部が全くなくなるため、遮音効果が高められる。また、巻回方向及び幅方向の各重合部4,5,6が形成されるようにして、異径管継手体Cの外周面に遮音シートS1 が巻回され、小径巻回体3に関しては、異径管継手体Cの小径口52及びテーパー部53に対して密着させることは困難であって、異径管継手体Cの外周面との間には所定の隙間が発生するが、当該隙間がほぼ密閉されているため、遮音機能を果たす空気層として作用する。
なお、遮音シートS1 の巻回方向に沿った長さL1 及び幅W11は、異径管継手体Cの大径口51の外径(外周長)及び長さに応じてそれぞれ変更され、複数の小径巻回体3の幅W12は、異径管継手体Cの小径口52の長さに応じて変更される。また、小径巻回体3の数(分割数)に関しては、異径管継手体Cの大径口51の外径(サイズ)及び作業性の観点から相対的に定められ、外径が大きくなる程、小径巻回体3の数は多くなる。
このように、本発明に係る遮音シートS1 は、異径管継手体Cの各巻回部分に対応した形状の巻回体1,3が連結部2,2’により連結されて1枚シート状をなしていて、最初に大径巻回体1を異径管継手体Cの大径口51に巻回して取付けられた状態にしてから、各小径巻回体3を順次巻回するため、異径管継手体Cに対する遮音シートS1 の巻回作業を安定して容易に行うことができ、しかも作業者の技術差が巻回状態に現れないために、隙間等が発生することなく、作業者の技術とは無関係に常に所定の巻回精度を維持できる。また、経年使用しても、遮音シートS1 を構成する大径及び小径の各巻回体1,3の相対位置がずれることがなく、しかも大径及び小径の巻回体1,3の巻回方向の両端部は、雄雌の各スナップリング43a,43bによりしっかりと一体化されていて外れることはないので、長期間に亘って遮音効果を維持できる。
次に、排水管を直交させて屈曲配管する際に使用される90°用のエルボ体E2 を遮音するための遮音シートS2 について説明する。図7は、遮音シートS2 の展開図であり、図8は、エルボ体E2 の外周面に遮音シートS2 を覆っている途中の状態の斜視図であり、図9は、同じく覆われた状態の正面図(エルボ体E2 の手前側の側面部を表した図)であり、図10(イ)は、同じく覆われた状態の底面図(エルボ体E2 の手前側と反対側の側面部を表した図)であり、図10(ロ)は、同(イ)のY1 −Y1 線部分断面図であり、図11は、図9のY2 −Y2 線模式的断面図であり、図12は、遮音シートS2 で覆われたエルボ体E2 の模式的中央縦断面図(図11のY3 −Y3 線断面図)である。エルボ体E2 は、排水管を直交させて屈曲配管する際に使用されるものであるが、屈曲部の半径(曲率半径)が比較的小さくて、2本の排水管を小さな曲率半径で急激に屈曲させて接続する場合に使用され、わん曲方向に沿った両端部に同径の接続口61がそれぞれ設けられ、屈曲部内側において各接続口61は部分的に交叉していて、屈曲部外側にのみわん曲部が形成されていて、屈曲部内側にはわん曲部は形成されていない。
遮音シートS2 の展開形状は、図7に示されるように、エルボ体E2 の接続口61の外周長よりも長い長さL2 の長辺11aと、幅W21の短辺11b(11b') を有する長方形状であって、エルボ体E2 の屈曲部内側に配置される部分は長辺の方向に沿って長い変形菱形状に欠落されて、当該欠落部12は短辺11b'の側に開口されて、対称形状の一対の巻回体11が連結部13により一体に連結された形状である。遮音シートS2 の幅方向の中央であって、変形菱形状の欠落部12に接続する部分、及び開口14が形成された短辺11b'とは別の短辺11bには、長辺11aと平行な各切込み15,16がそれぞれ形成されている。各切込み15,16は、各巻回体11を長辺11aの方向に沿って巻回して、エルボ体E2 の各接続口61に被覆する際に、当該エルボ体E2 の各接続口61が90°で交叉しているのに対応して、遮音シートS2 における各切込み15,16の両側の部分を互いに重ね合わせて、エルボ体E2 に対して各巻回体11が干渉することなく巻回可能にするための部分である。また、実施例1の遮音シートS1 と同様に、エルボ体E2 に対して遮音シートS2 の各巻回体11を巻回した場合に、各巻回体11の巻回方向、及び幅方向に沿って互いに重なり合う部分(巻回方向重合部17及び幅方向重合部18)において一体化するための雄雌の各スナップボタン43a,43bがそれぞれ一体に取付けられている。即ち、各巻回体11の長手方向の両端の巻回方向重合部17(図9参照)となる部分には、それぞれ互いに嵌合し合う雄雌の各スナップボタン43a,43bがそれぞれ一体に取付けられており、各巻回体11における切込み16の両側の幅方向重合部18(図9参照)となる部分11cには、重合状態を一体化するための雄雌の各スナップボタン43a,43bがそれぞれ一体に取付けられている。
そして、エルボ体E2 の全外周面を遮音シートS2 で覆うには、図8ないし図10に示されるように、各巻回体11の連結部13を屈曲部外側に配置して、各巻回体11を長辺11aの方向に沿って巻回して、エルボ体E2 の各接続口61の部分を覆うと、切込み15の存在により、エルボ体E2 の略下半部(正面と反対側の側面部)と屈曲部内側の各部分において、各巻回体11における変形菱形状の欠落部12の周縁部が幅方向に僅かに重なり合った状態〔この状態が図10(ロ),図11及び図12に図示されている〕となって、幅方向重合部19が形成されると共に、切込み16の存在により、エルボ体E2 の上面において、各巻回体11における切込み16の両側の部分11cが重なり合って幅方向重合部18が形成される。なお、図7、図10(ロ)、図11及び図12において、11dは、変形菱形状の欠落部12の周縁を示す。幅方向重合部18は、正面と反対側の側面部では、当該側面部がわん曲していないために、図10(イ),(ロ)に示されるように、各巻回体11における欠落部12の周縁11dに臨む部分は、互いに重なり合うが、正面と反対の側面部から屈曲部内側に至るに従って、わん曲度が増すために、各巻回体11における欠落部12の周縁11dに臨む部分は、徐々に大きくなる交差角を持って重合するため、屈曲部内側においては、図12に示されるように、各巻回体11における欠落部12の周縁11dに臨む一方の部分は、他方の部分に対して先端が僅かに屈曲した状態で重ね合わせられる。
そして、2箇所の巻回方向重合部17及び幅方向重合部18において、それぞれ雄雌の各スナップボタン43a,43bの嵌合により一体化させると、エルボ体E2 に対して遮音シートS2 が巻回方向、及び幅方向(エルボ体E2 を基準にすれば、わん曲方向)の双方に沿って隙間が全く発生しない状態で、当該エルボ体E2 の全外周面が遮音シートS2 により覆われる。また、雄雌の各スナップボタン43a,43bにより巻回方向に重合されて一体化される部分は、わん曲していない面である一方の側面側に配置されているため、巻回方向及び幅方向の双方の重合状態が安定化すると共に、雄雌の各スナップボタン43a,43bの嵌合操作を行い易い。なお、図11は、上記したことの理解を容易にするために、模式的に表示した断面図であって、厳格表現はされていない。
ここで、エルボ体E2 の外周面を遮音シートS2 を覆った状態で、周方向の略半分において発生する幅方向重合部19の重合長は、遮音シートS2 の展開形状において、変形菱形状をした欠落部12の各部分の幅W22によって定められるため、エルボ体E2 の全体形状に対応して、欠落部12の各部分の幅W22を最適に選択することが重要となる。
このようにして、エルボ体E2 の外周面に覆われた遮音シートS2 は、各巻回体11の巻回方向、及びその幅方向(エルボ体E2 のわん曲方向)の双方に対して全く移動できず、しかも各スナップボタン43a,43bが外れる恐れは殆どないので、巻回方向及び幅方向の各重合部17,18,19は、長期に亘って重合状態を維持するため、経年使用によって遮音効果が低下することはない。
また、実施例2の遮音シートS2 は、2本の排水管P10を直交させて屈曲配管する場合に使用されるエルボ体E2 の外周面を覆うものであるが、図1に示されるように、2本の排水管P10を45°だけ曲げて屈曲配管するのに使用されるエルボ体E1 の外周面を覆う遮音シートS2'の展開形状は、各エルボ体E1,E2 の大きさ(呼び径)を同一とした場合には、前記遮音シートS2 の展開形状に対して、長辺11aはそのままで、短辺11bを僅かに短くすると共に、欠落部12 の変形菱形状の幅を狭くした形状となる点が異なるのみで、巻回方向及び幅方向の各重合部17,18,19が発生させる構成は全く同一である。
引き続いて、排水管を直交させて屈曲配管する際に使用され、わん曲部の曲率半径が前記エルボ体E2 よりも大きな90°用のエルボ体E3 を遮音するための遮音シートS3 について説明する。図13は、遮音シートS3 の展開図であり、図14は、エルボ体E3 の外周面に遮音シートS3 を覆っている途中の状態の斜視図であり、図15は、同じく覆われた状態の正面図である。遮音シートS3 は、前記遮音シートS2 により覆われるエルボ体E2 よりもわん曲部の曲率半径の大きなエルボ体E3 の外周を覆うために、エルボ体E3 の両端の各接続口71を覆うための一対の接続口巻回体21と、各接続口71の間に配置される中央部(わん曲部)72を覆う中央部巻回体22との計3つの部分で構成されて、中央部巻回体22の幅方向に対して直交する対称線L0 に対して対称形状となっており、中央部巻回体22を有している点が前記遮音シートS2 と異なる。従って、遮音シートS3 において中央部巻回体22を欠落させて、一対の接続口巻回体21を連結部23で一体に連結すると、ほぼ前記遮音シートS2 の形状となる。
一対の接続口巻回体21の間に中央部巻回体22が配置されて、エルボ体E3 に巻回した状態で屈曲部外側に配置される連結部23を介して一体に連結されて1枚シート状となっている。エルボ体E3 は、わん曲方向に沿って両端の各接続口71の外径は、同様の中央部の外径よりも大きいことに対応して、即ち巻回する部分の周長に対応して、中央部巻回体22の長さL32は、接続口巻回体21の長さL31よりも僅かに長くなっている。遮音シートS3 の幅方向の中央部におけるエルボ体E3 の略下半部(反対側の側面部)から屈曲部内側に配置される部分(図11参照)には、エルボ体E3 をわん曲方向に沿って3分割した各部分に計3片の各巻回体21,22を、幅方向に所定長だけ重ね合わせた状態で、即ち幅方向重合部が形成されるような状態で巻回できるように、一対の接続口巻回体21及び中央部巻回体22の各巻回体が互いに分離されるように変形菱形状の第1欠落部24が形成されている。一方、連結部23を挟んで前記第1欠落部24と反対の部分においても、隣接する計3片の巻回体21,22が干渉することなく巻回可能とするために、隣接する各巻回体21,22の間には、略三角形状の第2欠落部25が形成されている。第1及び第2の各切欠部24,25は、いずれも巻回方向と直交する辺に対して開口している。また、第1及び第2の各欠落部24,25に臨む部分には各巻回体21,22の巻回時に幅方向に沿って重ね合わせる部分(幅方向重合部)を形成すべく、第1及び第2の各切込み26,27が巻回方向に沿ってそれぞれ形成されている。なお、図13において、21a,21a'及び22a,22a'は、それぞれ接続口巻回体21及び中央部巻回体22の巻回方向と直交する方向の各辺を示し、21b,22bは、それぞれ第2欠落部25を形成する接続口巻回体21及び中央部巻回体22の欠落辺を示す。
遮音シートS3 は、前記エルボ体E2 よりもわん曲部の曲率半径が大きなエルボ体E3 に対してわん曲方向に沿って3分割した各部分にそれぞれ巻回体21,22を巻回する構成であるため、巻回状態において隣接する各巻回体21,22との正面視における交叉角度が、2分割構造の前記遮音シートS2 に比較して小さくなる。このため、前記遮音シートS2 では、各巻回体11の幅方向に重ね合わせられた部分において雄雌の各スナップボタン43a,43bにより一体化していたが、遮音シートS3 では、雄雌の各スナップボタン43a,43bで異なる巻回体21,22を一体化する必要がないので、各巻回体21,22は、巻回方向に沿った両端部にそれぞれ互いに嵌合される雄雌のスナップボタン43a,43bが一体に取付けられている。
そして、図14及び図15に示されるように、各連結部23が屈曲部外側に配置されるようにして、エルボ体E3 をわん曲方向に沿って3分割した各部分をそれぞれ遮音シートS3 の接続口及び中央部の各巻回体21,22により巻回して、巻回方向に重なり合った部分において、当該巻回方向重合部に設けられた雄雌の各スナップボタン43a,43bを嵌合させて一体化させる。これにより、図15に示されるように、左右の各接続口巻回体21と、その間に配置された中央部巻回体22とは、連結部23の部分を除いて幅方向に重ね合わされた状態で、エルボ体E3 の全外周面が遮音シートS3 で覆われる。なお、図15において、28,29は、いずれも幅方向重合部を示し、31,32は、いずれも巻回方向重合部を示す。
また、実施例3においても、雄雌の各スナップボタン43a,43bにより巻回方向に重合されて一体化される部分は、わん曲していない面である一方の側面側に配置されているため、巻回方向及び幅方向の双方の重合状態が安定化すると共に、雄雌の各スナップボタン43a,43bの嵌合操作を行い易い。
なお、図1において、上記した異径管継手体C及び各エルボ体E1 〜E3 に対する遮音シートS1 〜S3 の巻回は、直管状の配管P10の外周に遮音シートS10を巻回した後に行い、当該遮音シートS10と各遮音シートS1 〜S3 とは、幅方向(配管P10の長手方向)に沿って所定長だけ重ね合わせてある。
また、隣接する巻回体が幅方向に沿って重合して「幅方向重合部」を形成するとは、図9に示されるように、エルボ体E2 の一方の側面において隣接する各巻回体11が互いにぼほ平行な状態で重なり合う場合が典型例として、図15に示されるように、隣接する各巻回体21,22が所定の角度で交叉した状態で重なり合う場合、図12に示されるように、エルボ体E2 の内側屈曲部において隣接する各巻回体11がほぼ直交して交叉することにより、一方の巻回体11の先端部が僅かに折れ曲がって重なり合う場合、更には、図12に示される状態において、一方の巻回体11の端面が他方の巻回体の表面に単に当接している場合も含むものである。即ち、本明細書に使用される「幅方向重合部」とは、隣接する各巻回体が上記のような種々の態様で幅方向に重なり合うことにより、異径管継手体又はエルボ体の外周面が露出しなくなって、遮音効果を発揮できるような状態を指す。
なお、実施例1〜3では、異径管継手体又はエルボ体に対して巻回体を巻回して巻回方向の両端部を重ね合わせた重合部を一体化するための連結固定手段として、スナップボタンを挙げているが、他の連結固定手段としては、互いに重合される対向面に雄雌の多数のファスナー片が形成されていて、重合部を押し付けることにより、一方のファスナー片が他方のファスナー片の間に絡んだ状態で入り込むことにより連結するものであってもよい。
本発明に係る遮音シートS1 〜S3 及び直管用の遮音シートS10により遮音された排水管の配管状態を示す図である。 遮音シートS1 の展開図である。 図2のX−X線断面図である。 異径管継手体Cの外周面に遮音シートS1 を覆っている途中の状態の斜視図である。 同じく覆われた状態の斜視図である。 同じく覆われた状態の正面図(エルボ体E1 の手前側の側面部を表した図)である。 遮音シートS2 の展開図である。 エルボ体E2 の外周面に遮音シートS2 を覆っている途中の状態の斜視図である。 同じく覆われた状態の正面図(エルボ体E2 の手前側の側面部を表した図)である。 (イ)は、同じく覆われた状態の底面図(エルボ体E2 の手前側と反対側の側面部を表した図)、(ロ)は、(イ)のY1 −Y1 線部分断面図である。 図9のY2 −Y2 線模式的断面図である。 遮音シートS2 で覆われたエルボ体E2 の模式的中央縦断面図(図11のY3 −Y3 線断面図)である。 遮音シートS3 の展開図である。 エルボ体E3 の外周面に遮音シートS3 を覆っている途中の状態の斜視図である。 同じく覆われた状態の正面図である。
符号の説明
C:異径管継手体
1 〜E3 :エルボ体
10:排水管(小径)
20:排水管(大径)
1 〜S3 :遮音シート
1:大径巻回体
2,2’:連結部
3:小径巻回体
4:大径巻回体の巻回方向重合部
5:小径巻回体の巻回方向重合部
6:幅方向重合部
11:巻回体
12:欠落部
13:連結部
15,16:切込み
17:巻回方向重合部
18,19:幅方向重合部
21:接続口巻回体
22:中央部巻回体
23:連結部
26:第1切込み
27:第2切込み
28,29:幅方向重合部
31,32:巻回方向重合部
43a,43b:スナップボタン(連結固定部)
51:異径管継手体の大径口
52:異径管継手体の小径口
53:異径管継手体のテーパー部
61:エルボ体の接続口
71:エルボ体の接続口
72:エルボ体の中央部

Claims (6)

  1. 大径及び小径の各排水管を直線状に接続可能な大径口と小径口とを備えた筒状の異径管継手体の外周に巻回して覆われる遮音シートであって、
    前記大径口に巻回されて全体を覆う長方形状の大径巻回体と、当該大径巻回体の一方の長辺から連結部を介して斜側方に向けて延出形成されて前記小径口に部分巻回されて覆う複数の小径巻回体とから成り、
    前記大径巻回体は、巻回方向の両端部が重合されて巻回方向重合部が形成された状態で大径口に巻回されて、当該巻回方向重合部には、大径巻回体の長手方向の両端部を連結して一体化するための連結固定部がそれぞれ形成され、
    前記各小径巻回体は、先端側が隣接する小径巻回体の基端側と重合するようにして小径口の外周全体を覆うように巻回可能であって、隣接する各小径巻回体を巻回方向重合部で連結して一体化するための連結固定部がそれぞれ設けられていることを特徴とする遮音シート。
  2. 排水管の屈曲配管部に設けられるエルボ体を覆う遮音シートであって、
    前記エルボ体の2つの各接続口にそれぞれ巻回して覆うことが可能であって、当該エルボ体の屈曲部外側に配置される部分が連結部となって互いに連結された2つの巻回体から成り、
    前記各巻回体は、各接続口に巻回された状態で両端部が互いに重合する長さに形成されて、当該巻回方向重合部において巻回体の両端部を連結して一体化する連結固定部が設けられていることを特徴とする遮音シート。
  3. エルボ体は、排水管を直交して接続可能であり、しかも2つの接続口の長さが等しいものであって、
    巻回方向に沿った辺の長さがエルボ体の周長よりも長い長方形状であって、エルボ体の屈曲部内側に配置される部分が欠落されて、巻回方向と直交する一方の辺で開口して、2つの巻回体が対称形状となった展開形状を有し、巻回方向と直交する他方の辺の中央部に、巻回方向に沿った切込みが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の遮音シート。
  4. 排水管の屈曲配管部に設けられるエルボ体を覆う遮音シートであって、
    前記エルボ体のわん曲方向に沿った両端の各接続口にそれぞれ巻回して当該各接続口を覆う一対の接続口巻回体と、当該エルボ体のわん曲方向に沿った中央部に巻回して当該中央部を覆う中央部巻回体との3つの部分から成って、
    一対の接続口巻回体の間に中央部巻回体が配置されて、計3つの各巻回体は、前記エルボ体の屈曲部外側に配置される2つの連結部により互いに連結された展開形状を有し、
    前記3つの各巻回体は、いずれもエルボ体に巻回された状態で、両端が互いに重合する長さに形成されて、当該巻回方向重合部で巻回体の両端部を連結して一体化される連結固定部が前記巻回方向重合部にそれぞれ設けられていることを特徴とする遮音シート。
  5. 前記巻回体は、巻回状態において、連結部により連結された隣接する他の巻回体に対して幅方向に重合する幅に形成され、前記連結部には、前記幅方向重合を許容する切込みが形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の遮音シート。
  6. 前記連結固定部は、スナップボタンであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の遮音シート。
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