JP4157019B2 - 騒音防止型二重配管 - Google Patents

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Description

本発明は、騒音防止型二重配管に関する。
近年、建築物内に給水や給湯用の配管を敷設する工法として、いわゆるさや管ヘッダー工法が広く採用されている。さや管ヘッダー工法では、プラスチック製のさや管(通常は、可撓性のある波付き管)の内側にプラスチック製の送液管を挿入した二重配管が使用される。このような二重配管の場合、水栓が急に閉じられてウォーターハンマー(水撃)現象が起きると、さや管内で液送管が暴れて、液送管がさや管の内面に衝突し、騒音を発するという場合がある。
このようなウォーターハンマー現象による騒音を防ぐ手段としては、図3及び図4に示すように、さや管1と液送管2との間に、弾力性のある緩衝材3を、液送管2のほぼ全周を覆うようにして介在させた二重配管を用いることが公知である(例えば特許文献1参照)。このような二重配管を用いれば、ウォーターハンマー現象が起きても、液送管2がさや管1の内面に衝突しないので、騒音の発生を防止することができる。この種の騒音防止型二重配管はすでに実用化されており、緩衝材3としては、例えば発泡プラスチックシートが利用されている。
特許第2934722号公報
上記のような従来の騒音防止型二重配管は、液送管の外周に緩衝材を縦添え状に巻き付けながら液送管をさや管内に挿入して組み立てられる。緩衝材は、実用的な緩衝作用を持たせるために、少なくとも1〜2mm程度の厚みを有している。したがって、さや管の内径は、緩衝材を液送管に巻き付けながら無理なく挿入できるように、液送管の外径よりも十分大きくする必要がある。その結果、二重配管の呼び径(液送管の内径)の割には、さや管の外径が大きなものとならざるを得ない。具体的には、例えば呼び径10mmの二重配管の場合、液送管の外径は13mmとなり、液送管の外径とさや管の内径との差を9mm確保して、さや管の内径が22mm、さや管の外径は27.5mmにもなる。こうして、二重配管の小径化が困難になっている。
近年の建築躯体においては、居住空間を少しでも大きくするために配管スペースが狭くなってきており、このように狭小な配管スペースに対応するためには、できるだけさや管外径の小さい二重配管が求められる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、呼び径に比してさや管外径の小さい騒音防止型二重配管を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の騒音防止型二重配管は、さや管内に液送管を挿入する二重配管において、さや管と液送管との間に、可撓性を備えた帯状体又は紐状体を縮幅方向に皺付けしてなる緩衝材を、その幅が液送管の外周長の半分以下となる状態で介在させることにより、さや管と液送管との部分的な接触を許容しつつ、さや管内での液送管の動きを抑制したことを特徴とする。
従来の騒音防止型二重配管が液送管の全周に緩衝材を巻き付けているのに対して、この発明は、さや管と液送管との間に幅の狭い帯状体または紐状体を介在させることにより、さや管内で液送管が暴れるのを抑制しようとするものである。この発明によれば、液送管の外周の一部がさや管の内面に接触することは防げないが、緩衝材を挿入するためのスペースが狭くても済むので、さや管の内径と液送管の外径との差を従来よりも格段に小さくすることによって、従来と同程度以上の騒音抑制効果を得ることができる。そして、これにより、同じ液送管の呼び径が同じでも、さや管の外径を小さくすることができ、狭小な配管スペースへの対応性が向上する。
上記緩衝材としては、特に、皺付けプラスチックテープを好適に利用することができる。長手方向に延伸された薄いプラスチックテープは、例えば荷造り紐用テープとして市販されており、高強度で滑り性がよく、しかも安価である。このようなプラスチックテープには、予め縮幅方向に皺付けされて紐状に形成されたものや、皺のない帯状のものがあるが、皺のないものでも、液送管と一緒にさや管内に挿入されると自然に幅が縮まって皺付けされ、好適な緩衝性を発揮する。
本発明において、ウォーターハンマー現象が起きたときのさや管と液送管との接触による騒音を、殆どの人が気にならない程度に抑制するには、さや管の内径と液送管の外径との差を2mm以下にするのが好ましい。さらに好ましくは、さや管の内径と液送管の外径との差を1mm以下にするとよく、このようにすれば、騒音の発生を実質的に防止することができる。ただし、さや管の内径と液送管の外径との差を小さくしすぎると、さや管内に液送管と緩衝材とを一緒に挿入することが困難になるので、0.5mm以上は確保するのが実用的である。
上述のように構成される本発明の騒音防止型二重配管によれば、さや管と液送管との間に、可撓性を備えた帯状体又は紐状体を縮幅方向に皺付けしてなる緩衝材を介在させ、かつ、緩衝材の幅を液送管の外周長の半分以下にすることにより、さや管の内径と液送管の外径との差を従来よりも格段に小さくすることができる。これにより、さや管内での液送管の動きが抑制されて、ウォーターハンマー現象が起きたときのさや管と液送管との接触による騒音を十分に小さく抑えることができる。また、同じ呼び径の液送管に対してさや管の外径を従来よりも小さくすることができるので、さや管のコストダウンを図ることができるとともに、狭小な配管スペースへの対応性も向上する。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の実施形態を示す。この騒音防止型二重配管は、波付きプラスチック管よりなるさや管1と、その内側に挿入された架橋ポリエチレン製ストレートプラスチック管よりなる得送液管2と、さや管1と送液管2との間に管長方向に介在させた皺付けプラスチックテープよりなる緩衝材4とから構成されている。
騒音防止型二重配管の呼び径は液送管2の内径によって定められるが、液送管2を基準にすると、本発明の騒音防止型二重配管では、さや管1の内径が、当該さや管1内に液送管2を、従来(図3〜図4)のように外周に弾力性のある緩衝材3を巻き付けた状態では挿入できないが、可撓性を備えた薄い緩衝材4とともに挿入することはできる程度に十分小さく設定されている。このように、さや管1の内径と液送管2の外径との差を小さくすると、液送管2がさや管2内で動ける範囲が小さくなる。
緩衝材4は、長手方向に延伸された薄いプラスチックテープを縮幅方向に皺付けしたものである。緩衝材4の幅は、図1に示すように、液送管2の外周長の半分以下となされている。この種のプラスチックテープは、例えばポロプロピレン製の荷造り紐用テープとして市販されており、高強度で滑り性がよく、しかも安価である。これ以外にも、厚さが10μm〜100μm程度のポリエステルテープやポリエチレンテープを緩衝材4として利用することができる。上記のようなプラスチックテープには、予め縮幅方向に皺付けされた紐状のものや、皺のない帯状のものがあるが、皺のないものでも、その一端を液送管2の先端に接着するなどして液送管2と一緒にさや管1内に挿入すると、管長方向に引っ張られて自然に幅が縮まり、適度に皺付けされる。
このような緩衝材4をさや管1と液送管2との間に介在させると、液送管2はさや管1内で偏心し、さや管1内で動ける範囲がさらに小さくなる。その結果、ウォーターハンマー現象が起きて液送管2がさや管1内で暴れようとしても、殆ど暴れられない状態になるため、液送管2がさや管1の内面に衝突する音は十分に小さくなり、実質的に騒音の発生を防止することができる。
実験によれば、さや管1の内径と液送管2の外径との差を2mmにして、上記のような皺付けプラスチックテープからなる緩衝材4を介在させると、ウォーターハンマー現象が起きたときに、さや管1と液送管2との間で僅かに接触音が発生するが、殆ど騒音と感じない程度に抑制された。また、さや管1の内径と液送管2の外径との差を1.5mmにして緩衝材4を介在させると、ウォーターハンマー現象が起きたときの接触音は、注意深く聞き取ろうとしない限り聞こえない程度に小さくなった。さらに、さや管1の内径と液送管2の外径との差を1mmにして緩衝材4を介在させると、ウォーターハンマー現象が起きたときの接触音は、人間の耳では殆ど聞き取れない程度に減少し、実質的に騒音を防止できることが確認された。
表1は、上記実施形態にかかる騒音防止型二重配管を各種サイズで製作し、その中から、呼び径ごとに好ましいさや管1の管径を示したものである。緩衝材4に使用したプラスチックテープは、ポリエチレン製で、皺のない状態で幅が約50mm、厚さが10μmである。比較のため、従来の騒音防止型二重配管(図3〜図4のタイプ)の管径も併記した。
Figure 0004157019
表1に示した本発明の騒音防止型二重配管は、いずれのサイズにおいても、ウォーターハンマー現象が起きたときの接触音が、従来の騒音防止型二重配管と同様に、人間の耳では殆ど聞き取れない程度に抑制された。そして、表1から明らかなように、本発明によると、さや管1の外径を従来のものよりも格段に小さくすることができた。
本発明に係る騒音防止型二重配管の実施形態を示す管径方向の断面図である。 本発明に係る騒音防止型二重配管の実施形態を示す管長方向の断面図である。 従来の騒音防止型二重配管を示す管径方向の断面図である。 従来の騒音防止型二重配管を示す管長方向の断面図である。
符号の説明
1 さや管
2 液送管
4 緩衝材

Claims (3)

  1. さや管内に液送管を挿入する二重配管において、さや管と液送管との間に、可撓性を備えた帯状体又は紐状体を縮幅方向に皺付けしてなる緩衝材を、その幅が液送管の外周長の半分以下となる状態で介在させることにより、さや管と液送管との部分的な接触を許容しつつ、さや管内での液送管の動きを抑制したことを特徴とする騒音防止型二重配管。
  2. 緩衝材が皺付けプラスチックテープであって、該皺付けプラスチックテープは、皺のないプラスチックテープがさや管と液送管との間に挿入されることによって皺付けされたものであることを特徴とする請求項1に記載の騒音防止型二重配管。
  3. さや管の内径と液送管の外径との差が2mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の騒音防止型二重配管。
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