JP2015075174A - 温冷水配管 - Google Patents
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- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
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Abstract
【課題】断熱性能に優れた、小径の樹脂管を備えた温冷水配管を提供する。
【解決手段】温冷水配管1は、円管状の樹脂管2と、該樹脂管を被包する第1の断熱材3と、該樹脂管及び第1の断熱材が内挿された円管状のさや管4と、さや管4を被包する第2の断熱材5を有する。該樹脂管2の直径が8.2mm以下であり、前記第1の断熱材3の厚さが3〜6mmであり、温冷水配管の直径が50mm以下である。第1の断熱材3は、樹脂管2に対しマット状断熱材を1重だけ巻き付け、該マット状断熱材の端面同士を融着させたものである。
【選択図】図1
【解決手段】温冷水配管1は、円管状の樹脂管2と、該樹脂管を被包する第1の断熱材3と、該樹脂管及び第1の断熱材が内挿された円管状のさや管4と、さや管4を被包する第2の断熱材5を有する。該樹脂管2の直径が8.2mm以下であり、前記第1の断熱材3の厚さが3〜6mmであり、温冷水配管の直径が50mm以下である。第1の断熱材3は、樹脂管2に対しマット状断熱材を1重だけ巻き付け、該マット状断熱材の端面同士を融着させたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、温水や冷水を通水するための温冷水配管に係り、詳しくは表面に凹凸形状を備えたコルゲート管をはじめとするさや管と、該さや管に内挿された断熱材被包樹脂管等を備えてなる温冷水配管に関する。
戸建て住宅やビル等の集合住宅において温水や冷水を通水するための配管を配設する工法として、さや管を予め建物躯体に配設しておき、このさや管内に、円管状断熱材で被包された樹脂管を挿入する工法が周知である(例えば特許文献1)。
特許文献1の温冷水配管は、円管状のさや管と、該さや管に内挿された円管状の断熱材と、該断熱材に内挿された1本の円管状の樹脂管とを有し、該断熱材の外周面がフィルムで被包されている温冷水配管において、該さや管の内径Dと該断熱材の外径Cとの差(D−C)が2〜10mm、かつ該断熱材の外周面が凹凸面となっていることを特徴とするものである。
樹脂管を断熱材で被包した構造としては、樹脂管を筒状断熱材内に挿入した構造と、樹脂管にシート状断熱材を1重だけ巻き付け、該シート状断熱材の端面同士を熱融着(以下、単に融着という。)した構造とがある。
前者のように樹脂管を筒状断熱材内に挿入した構造にあっては、樹脂管と筒状断熱材との間に隙間が必要であり、この隙間の存在分だけ断熱性能が低下する。
後者のシート状断熱材を樹脂管に1重だけ巻いてシート状断熱材の端面同士を融着した構造の場合、樹脂管の直径が小さいと、シート状断熱材を樹脂管外周に沿って湾曲させて巻き付ける際の反発弾性力(復元力)が大きくなり、シート状断熱材を樹脂管外周面に密着させることができなかったり、端面同士の融着部が剥れて断熱性能が低下するおそれがあった。
温冷水配管の用途によっては、樹脂管として直径の小さいものを用い、内部を流れる温水の流速を大きくし、温水の温度低下を小さくすることが必要な場合がある。このような場合には、上記の理由により、シート状断熱材巻き付け構造は不利となる。
本発明は、断熱性能に優れた、小径の樹脂管を備えた温冷水配管を提供することを目的とする。
本発明の温冷水配管は、円管状の樹脂管と、該樹脂管を被包する第1の断熱材と、該樹脂管及び第1の断熱材が内挿された円管状のさや管とを有する温冷水配管において、該樹脂管の直径が8.2mm以下であり、前記第1の断熱材の厚さが3〜6mmであり、前記さや管を被包する第2の断熱材が設けられており、該温冷水配管の直径が50mm以下であり、前記第1の断熱材は、前記樹脂管に対しマット状断熱材を1重だけ巻き付け、該マット状断熱材の端面同士を融着させたものであることを特徴とする。
前記第2の断熱材は、前記さや管に対しマット状断熱材を1重だけ巻き付け、該マット状断熱材の端面同士を融着させたものが好ましい。
前記第1の断熱材の外周面に高摺動性樹脂フィルムが設けられ、前記第2の断熱材の外周面に耐候性樹脂フィルムが設けられてもよい。
本発明の温冷水配管にあっては、樹脂管が直径8.2mm以下の小径のものである。このため、温水を少流量にて通水する場合、流速が大きく、流れている間の放熱による温度低下が極めて少ない。
本発明では、この小径の樹脂管に対し厚さが3〜6mmと小さいマット状断熱材を1重だけ巻き付け、その端面同士を融着させることにより第1の断熱材を形成している。この第1の断熱材は、厚さが小さいので、小径の樹脂管に対して巻き付けるときの復元力が小さい。そのため、この第1の断熱材を樹脂管の外周面に密着させることができ、また、端面同士の融着部も健全なものとなる。
本発明では、第1の断熱材の厚さを小さくしているが、さや管の外周に第2の断熱材を設けているので、温冷水配管全体として断熱材の必要厚さが確保されており、断熱性能に優れている。
本発明では、この第2の断熱材も、シート状断熱材を1重だけさや管に巻き付け、その端面同士を融着させて構成されたものが好ましい。このようにして構成された第2の断熱材は、さや管外周面に密着したものとなり、両者間に隙間がないので、断熱性能に優れる。
第1の断熱材の外周面に高摺動性フィルムを設けることにより、断熱材被覆樹脂管がさや管に挿抜し易いものとなる。第2の断熱材の外周面に耐候性フィルムを設けることにより、第2の断熱材の耐候性が向上する。
以下、図1〜4を参照して実施の形態について説明するが、以下に説明するものは本発明の実施形態の一例であって、本発明はその要旨を超えない限り、以下の説明に何ら限定されるものではない。
温冷水配管1は、単管の円管状の樹脂管2と、該樹脂管2を被包する第1の断熱材3と、該第1の断熱材3に樹脂管2を内挿してなる断熱材被覆樹脂管が内挿されたさや管(鞘管)4と、該さや管4の外周を被包する第2の断熱材5とを有する。
樹脂管2は好ましくは公称5Aのものであり、その外径は8mm±0.2mmであり、内径は4.8mm±0.25mmである。ただし、樹脂管2はこれよりも小径でもよい。
樹脂管2を構成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリブテン、ポリプロピレンや、これらを架橋したもの等が好ましく、特に、架橋ポリエチレン系樹脂からなるものが好ましい。架橋ポリエチレン系樹脂としては、架橋ポリエチレン樹脂単体の他、架橋ポリエチレン樹脂と他のポリオレフィン系樹脂との混合物を用いることができる。好ましいポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレンプロピレンゴム等が挙げられる。また、中間層にアルミニウムやエチレンビニル共重合体などの酸素透過を防止する層を有する多層管であってもよい。
断熱材3,5は、図4のように、樹脂管2又はさや管4の外周にシート状断熱材を1重だけ巻き、端面F同士を融着させることにより樹脂管2又はさや管4に装着されたものである。
断熱材3,5としては、樹脂発泡体3a,5aの外周面がフィルム3b,5bで覆われているものが好適である。
樹脂発泡体3a,5aを構成する樹脂としては、発泡成形体の素材として従来から使用されているものであれば使用可能であり、例えばポリオレフィン系樹脂や、塩化ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、およびこれらの樹脂の混合物等が好適に用いられる。特に、ポリオレフィン系樹脂の発泡体が好ましい。ポリオレフィン系樹脂としては前記に挙げたものが好ましい。
樹脂発泡体3a,5aの発泡倍率は、高い断熱性および耐傷性を有する複合管を得るためには、10〜40倍が好ましい。発泡倍率が10倍より低いと断熱性能、曲げ易さ、コスト的に劣り、発泡倍率が40倍を超えると表面の耐傷性に劣り、断熱材3の場合、さや管にも挿通しにくくなる。さや管4への挿通しやすさと断熱性とを考慮すると、断熱材3の発泡倍率は20〜30倍がより好ましい。
樹脂管2として公称5Aのものを用いた場合、断熱材3の厚さは、小径の樹脂管2に巻き付け易くするために、3〜6mm特に4〜5mmが好ましい。
フィルム3b,5bを構成する樹脂材料としては、上記樹脂管2の材料と同様のものが好適であるが、摩擦を小さくするために、フッ素樹脂等の高摺動性樹脂を用いてもよい。フィルム5bには耐候性樹脂を用いてもよい。フィルム3b,5bの厚みは40〜200μm程度が好適である。
このフィルム3b,5bの鉛筆硬度は、通常、HB以上、好ましくはH以上、更に好ましくは2H以上、最も好ましくは3H以上である。
このフィルム3b,5bには、図3の通りエンボス加工を施し、摩擦を小さくするのが好ましい。エンボス形状としては、円管形の断熱材3,5の周方向と長手方向の直交2方向に多数の溝を延設することにより正方枡目状に突起を配列したものが好適である。このエンボスの突起の配列ピッチPは1〜5mm程度が好適である。また突起の高さHは1〜3mm程度が好適である。
断熱材5の厚さは、温冷水配管1の直径が50mm以下の規定値となる範囲でなるべく大きい方が好ましい。樹脂管2として公称5Aのものを用いた場合、温冷水配管1の直径(外径)は50mm以下、通常40〜50mm程度である。
さや管4としては可とう性を持たせるために波打ち加工を施した樹脂製コルゲート管が好適であり、特にポリエチレン製のコルゲート管が好ましい。
さや管4の直径は、断熱材3との間に1〜10mm特に2〜5mmの隙間があくように設定されるのが好ましい。この隙間が小さすぎると、断熱材3被覆樹脂管2をさや管4に挿抜しにくくなり、隙間が大きすぎると、温冷水配管1の断熱性が低下する。
このように構成された温冷水配管1にあっては、樹脂管2が小径のものであり、内部に温冷水、好適には温水を高流速で流すことができ、温水の温度低下を抑制することができる。この小径の樹脂管2に対し厚さが3〜6mmと小さいマット状断熱材を1重だけ巻き付け、その端面同士を融着させることにより第1の断熱材3を形成している。この第1の断熱材3は、厚さが小さいので、小径の樹脂管に対して巻き付けるときの復元力が小さく、樹脂管2の外周面に密着させることができ、また、端面F同士の融着部も健全なものとなる。
この温冷水配管1では、第1の断熱材3の厚さを小さくしているが、さや管4の外周に第2の断熱材5を設けているので、温冷水配管1全体として断熱材の必要厚さが確保されており、温冷水配管1の直径が50mm以下であっても断熱性能に優れたものとなる。
この実施の形態では、第2の断熱材5も、シート状断熱材を1重だけさや管に巻き付け、その端面同士を融着させて構成されたものであるので、第2の断熱材5は、さや管4の外周面に密着しており、両者間に隙間がなく、断熱性能に優れる。
1 温冷水配管
2 樹脂管
3,5 断熱材
4 さや管
2 樹脂管
3,5 断熱材
4 さや管
Claims (3)
- 円管状の樹脂管と、
該樹脂管を被包する第1の断熱材と、
該樹脂管及び第1の断熱材が内挿された円管状のさや管と
を有する温冷水配管において、
該樹脂管の直径が8.2mm以下であり、
前記第1の断熱材の厚さが3〜6mmであり、
前記さや管を被包する第2の断熱材が設けられており、
該温冷水配管の直径が50mm以下であり、
前記第1の断熱材は、前記樹脂管に対しマット状断熱材を1重だけ巻き付け、該マット状断熱材の端面同士を融着させたものであることを特徴とする温冷水配管。 - 請求項1において、前記第2の断熱材は、前記さや管に対しマット状断熱材を1重だけ巻き付け、該マット状断熱材の端面同士を融着させたものであることを特徴とする温冷水配管。
- 請求項1又は2において、前記第1の断熱材の外周面に高摺動性樹脂フィルムが設けられており、前記第2の断熱材の外周面に耐候性樹脂フィルムが設けられていることを特徴とする温冷水配管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013212022A JP2015075174A (ja) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | 温冷水配管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013212022A JP2015075174A (ja) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | 温冷水配管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015075174A true JP2015075174A (ja) | 2015-04-20 |
Family
ID=53000183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013212022A Pending JP2015075174A (ja) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | 温冷水配管 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015075174A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019215060A (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 株式会社ブリヂストン | 複合管 |
JP2019215059A (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 株式会社ブリヂストン | 複合管 |
-
2013
- 2013-10-09 JP JP2013212022A patent/JP2015075174A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019215060A (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 株式会社ブリヂストン | 複合管 |
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