JP4691057B2 - 二重配管の内管振れ止め構造 - Google Patents

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Description

本発明は、水撃(ウォーターハンマー)による騒音を防止する二重配管の内管振れ止め構造に関するものである。
近年、建物内に給水又は給湯用の配管を布設する際には、さや管ヘッダー工法が広く用いられている。この工法では、樹脂製の波付き管よりなるさや管に、給水又は給湯用の樹脂製内管を挿入した二重配管が使用される。このような二重配管を建物内に布設して給水又は給湯に供した場合、水栓が急に閉じられた時などに発生する水撃(水圧の急上昇)により、内管がさや管内で振れ、さや管内面に衝突して騒音を発生するという問題がある。この問題を解消するには、さや管と内管の間に緩衝材を介在させ、内管がさや管内面に衝突しないようにすることが有効である(特許文献1、2)
特許第2934722号公報 特開2005−147171号公報
しかしながら、さや管と内管の間に緩衝材を介在させることは、緩衝材の分だけコスト高になるだけでなく、緩衝材をさや管の内部に引き込む作業も面倒である。また、さや管と内管の間に緩衝材を介在させると、さや管と内管の間のクリアランスがなくなるため、内管をさや管に挿入するときに、挿入が難しくなる。さらに、内管を引き抜いて更新する際に、緩衝材が破れて詰まってしまい、内管の引き抜きができなくなる場合も生じている。
本発明の目的は、以上のような問題点に鑑み、緩衝材を使用することなく、水撃発生時の内管の振れを抑制できる二重配管の内管振れ止め構造を提供することにある。
本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造は、さや管内に給水又は給湯用の内管を挿入した二重配管において、前記さや管として、軸線方向に伸縮可能で、軸線方向に外力がかかっていない平常状態では内径が内管の外径より大きく、軸線方向に縮めた状態では平常状態より内径が小さくなり、かつ縮めた状態を自己保持できる波付き管を用い、平常状態のさや管の少なくとも1箇所にさや管を軸線方向に縮めてその状態を自己保持させた収縮部分を設け、この収縮部分で内管の振れを抑制することを特徴とするものである。
本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造は、さや管内に給水又は給湯用の内管を挿入した二重配管において、前記さや管として、軸線方向に伸縮可能で、軸線方向に外力がかかっていない平常状態では内径が内管の外径より大きく、軸線方向に縮めた状態では平常状態より内径が小さくなり、かつ縮めた状態で加熱すると縮めた状態を自己保持できる波付き管を用い、平常状態のさや管の少なくとも1箇所にさや管を軸線方向に縮めて加熱することにより縮めた状態を自己保持させた収縮部分を設け、この収縮部分で内管の振れを抑制することを特徴とするものであってもよい。
本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造においては、さや管の収縮部分の内周面を内管に接触させることが好ましい。
本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造においては、さや管の収縮部分を固定部材により建物の壁や床などの構造物に固定することが好ましい。
本発明によれば、さや管の一部を縮めることにより、さや管の内径を小さくして内管の振れを抑制するので、緩衝材を使用することなく、水撃発生時の内管の振れを抑制できる。したがって緩衝材を必要としない分、コストを低減できる。また、さや管は縮めた状態を自己保持できるので、収縮部分が軸線方向に伸びる(内径が大きくなる)おそれがなく、騒音防止効果を安定に維持することができる。
また、さや管の収縮部分の内周面を内管に接触させておけば、内管の振れをより確実に抑制することができ、騒音防止効果がより確実になる。
また、さや管の収縮部分を固定部材により建物の壁や床などの構造物に固定しておけば、二重配管全体の振れを抑制でき、騒音防止効果がさらに確実になる。
図1は本発明の一実施形態を示す。二重配管1は、さや管2内に給水又は給湯用の内管3を挿入したものである。さや管2は、軸線方向に伸縮可能な波付き管で構成され、軸線方向に外力がかかっていない平常状態では内径が内管3の外径より大きく、軸線方向に縮めた状態では平常状態より内径が小さくなり、かつ縮めた状態を自己保持できるようになっている。内管3は従来と同じ直管である。さや管2は例えばポリエチレン製であり、内管3は例えば架橋ポリエチレン製である。
さや管2は軸線方向に伸び縮みのない平常状態で布設されるが、その一部にさや管を軸線方向に縮めた収縮部分2aを設けると、収縮部分2aの内径が小さくなるので、その部分で内管3の径方向の動きが制限され、内管3の振れを抑制する(騒音を防止する)ことができる。また、さや管2は、軸線方向に縮めると、縮めた状態を自己保持できるようになっているため、収縮部分2aは軸線方向に伸びる(内径が大きくなる)おそれがなく、騒音防止効果を安定に維持することができる。
さや管2が縮めた状態を自己保持できるようにするためには、例えば図1に示すように、軸線方向に外力のかからない平常状態での波付き管の波形を三角波形とし、各三角波形の片側の傾斜壁pを反対側の傾斜壁qよりも、長さを短く、傾斜をきつくしておくとよい。このようにすると、さや管2を縮めたときに、片側の傾斜壁pが反対側の傾斜壁qの内側へ入り込み、その状態で形状が安定する(元へ戻りにくくなる)ため、縮めた状態を自己保持できる。なお、さや管2が縮めた状態を自己保持できるようにするための構成は、図1の構成に限られるものではない。
さや管2は、内管を挿入しないで軸線方向に縮めた場合に、収縮部分の内径が内管の外径より若干小さくなるように形成されていることが好ましい。このようにすると、収縮部分2aの内周面が内管3の外周面と全周で接触する状態となるので、内管3の径方向の動きを確実に防止でき、水撃発生時に内管3の振れによる騒音を確実に防止できる。
図2は本発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、二重配管1のさや管2が、軸線方向に伸縮可能で、軸線方向に外力がかかっていない平常状態では内径が内管3の外径より大きく、軸線方向に縮めた状態では平常状態より内径が小さくなる波付き管で構成されている点では実施形態1と同じである。実施形態1と異なるのは、さや管2の一部を、縮めた状態で加熱することにより縮めた状態を自己保持させる点である。
さや管2は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂で形成されているため、波形が正弦波や矩形波に近い通常の波形である場合、軸線方向に縮めても縮める力を開放すると元に戻ってしまうが、加熱すると、縮めることにより発生した材料中の歪みが緩和されるため、その後常温に戻せば材料が固化し、縮めた状態を自己保持できるようになる。したがって、さや管2を平常状態で布設し、その中に内管3を引き込んだ後、さや管2の所要箇所を軸線方向に縮めて、その部分を筒状ヒーター4等により加熱してやれば、収縮部分2aを縮めた状態に自己保持させることができるので、収縮部分2aで内管3の振れを抑制することができる。
図3は本発明に係る内管振れ止め構造の使用状態を示す。図において、11は建物の床下スラブ、12は布基礎、13は床、14は中空壁、15は水洗便器、16は水槽、17は水栓ボックス、1は二重配管、2はさや管、2aはさや管2の収縮部分である。収縮部分2aはサドル(固定部材)18により床下スラブ11や布基礎12などに固定される。
本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造の一実施形態を示す断面図。 本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造の他の実施形態を示す断面図。 本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造の使用状態を示す説明図。
符号の説明
1:二重配管
2:さや管
2a:収縮部分
3:内管
4:筒状ヒーター
17:水栓ボックス
18:サドル(固定部材)

Claims (4)

  1. さや管内に給水又は給湯用の内管を挿入した二重配管において、前記さや管として、軸線方向に伸縮可能で、軸線方向に外力がかかっていない平常状態では内径が内管の外径より大きく、軸線方向に縮めた状態では平常状態より内径が小さくなり、かつ縮めた状態を自己保持できる波付き管を用い、平常状態のさや管の少なくとも1箇所にさや管を軸線方向に縮めてその状態を自己保持させた収縮部分を設け、この収縮部分で内管の振れを抑制することを特徴とする二重配管の内管振れ止め構造。
  2. さや管内に給水又は給湯用の内管を挿入した二重配管において、前記さや管として、軸線方向に伸縮可能で、軸線方向に外力がかかっていない平常状態では内径が内管の外径より大きく、軸線方向に縮めた状態では平常状態より内径が小さくなり、かつ縮めた状態で加熱すると縮めた状態を自己保持できる波付き管を用い、平常状態のさや管の少なくとも1箇所にさや管を軸線方向に縮めて加熱することにより縮めた状態を自己保持させた収縮部分を設け、この収縮部分で内管の振れを抑制することを特徴とする二重配管の内管振れ止め構造。
  3. さや管の収縮部分の内周面を内管に接触させたことを特徴とする請求項1又は2記載の二重配管の内管振れ止め構造。
  4. さや管の収縮部分を固定部材により建物の壁や床などの構造物に固定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の二重配管の内管振れ止め構造。
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