JPH1130386A - 消音流体管 - Google Patents
消音流体管Info
- Publication number
- JPH1130386A JPH1130386A JP9202378A JP20237897A JPH1130386A JP H1130386 A JPH1130386 A JP H1130386A JP 9202378 A JP9202378 A JP 9202378A JP 20237897 A JP20237897 A JP 20237897A JP H1130386 A JPH1130386 A JP H1130386A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid pipe
- pipe
- outer peripheral
- peripheral surface
- fluid
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/02—Energy absorbers; Noise absorbers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 流体管1外周面に凸状部3を形成し、鞘管2
内面に挿入すると、流体管1外面と鞘管2内面間に空隙
部が形成されるようにした消音流体管。さらに、流体管
1外周面の凸状部を軸線方向に全長に亘り複数本、ま
た、流体管1外周面に沿って、一本以上の棒状、または
パイプ状部材により螺旋状に凸状部3を、流体管1外周
面の凸状部の形状を、流体管1外周面に半円球状の突起
を多数設け、また、流体管外周面の凸状部3として不規
則状に繊維毛を植設する等した消音流体管。 【効果】 流体管を鞘管内に挿入する際に、流体管の外
面と鞘管の内面との間に凸状部が介されるので大きな摺
動抵抗が作用することが少なく、その挿入作業を円滑か
つ短時間に行うことができる。流体管の外面と鞘管内面
間に空隙が形成されるため、ウォーターハンマー現象に
より発生する音に対する消音効果を高めることができ
る。
内面に挿入すると、流体管1外面と鞘管2内面間に空隙
部が形成されるようにした消音流体管。さらに、流体管
1外周面の凸状部を軸線方向に全長に亘り複数本、ま
た、流体管1外周面に沿って、一本以上の棒状、または
パイプ状部材により螺旋状に凸状部3を、流体管1外周
面の凸状部の形状を、流体管1外周面に半円球状の突起
を多数設け、また、流体管外周面の凸状部3として不規
則状に繊維毛を植設する等した消音流体管。 【効果】 流体管を鞘管内に挿入する際に、流体管の外
面と鞘管の内面との間に凸状部が介されるので大きな摺
動抵抗が作用することが少なく、その挿入作業を円滑か
つ短時間に行うことができる。流体管の外面と鞘管内面
間に空隙が形成されるため、ウォーターハンマー現象に
より発生する音に対する消音効果を高めることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物内の暖房や
給湯等の水まわりの施工に用いられる消音流体管に関す
るものである。
給湯等の水まわりの施工に用いられる消音流体管に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】建築物内の暖房や給湯等の水まわりの施
工には、給湯器等の供給部と給水栓等の使用部とをフレ
キシブルな流体管により接続すると共に、その流体管を
可撓性のある鞘管内に挿通して壁裏等に配管するとい
う、いわゆる鞘管工法が普及している(例えば実開昭6
1−32880号公報参照)。
工には、給湯器等の供給部と給水栓等の使用部とをフレ
キシブルな流体管により接続すると共に、その流体管を
可撓性のある鞘管内に挿通して壁裏等に配管するとい
う、いわゆる鞘管工法が普及している(例えば実開昭6
1−32880号公報参照)。
【0003】また、前記の鞘管工法による流体管の消音
構造においては、給水栓が使用後に閉じられて水の流れ
が急に止められたりすると、給水栓付近の流体管内で水
圧が急増し、その戻りにより水が流体管の内壁に衝突し
てウォーターハンマー現象が生じるが、このウォーター
ハンマー現象により発生する音に対しては、流体管が鞘
管内に挿通保護されているため、鞘管の防音効果により
その音をある程度消すことができた。
構造においては、給水栓が使用後に閉じられて水の流れ
が急に止められたりすると、給水栓付近の流体管内で水
圧が急増し、その戻りにより水が流体管の内壁に衝突し
てウォーターハンマー現象が生じるが、このウォーター
ハンマー現象により発生する音に対しては、流体管が鞘
管内に挿通保護されているため、鞘管の防音効果により
その音をある程度消すことができた。
【0004】しかしながら、前記の鞘管工法による流体
管の消音構造では、流体管がフレキシブルになっている
ため、管内の水が急に止められた場合、ウォーターハン
マー現象と共に流体管に波打ち現象が生じて、流体管が
鞘管の内面に衝突し、大きな衝突音を発生すると共に流
体管の損傷を招くことがあった。これを解消した、流体
管と鞘管との間に形成させる空間に介在材を介在させ、
この介在材によって、ウォーターハンマー現象と共に発
生する流体管と鞘管との衝突音を消音できる流体管の消
音構造が存在している(特開平4−316786号公報
参照)。
管の消音構造では、流体管がフレキシブルになっている
ため、管内の水が急に止められた場合、ウォーターハン
マー現象と共に流体管に波打ち現象が生じて、流体管が
鞘管の内面に衝突し、大きな衝突音を発生すると共に流
体管の損傷を招くことがあった。これを解消した、流体
管と鞘管との間に形成させる空間に介在材を介在させ、
この介在材によって、ウォーターハンマー現象と共に発
生する流体管と鞘管との衝突音を消音できる流体管の消
音構造が存在している(特開平4−316786号公報
参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の実開昭61−3
2880号公報の鞘管工法技術は流体管を鞘管に挿通す
るのが大変であった。また、特開平4−316786号
公報の技術は、消音構造における介在材として、流体管
の外面に接触する側の緩衝効果を有する緩衝層と、鞘管
の内面に接触する側の滑りの良好なフィルム層を備えた
としている。しかし、この滑りの良好なフィルム層の具
体例としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル等の合成樹脂により形成されているとのみ述べら
れている。
2880号公報の鞘管工法技術は流体管を鞘管に挿通す
るのが大変であった。また、特開平4−316786号
公報の技術は、消音構造における介在材として、流体管
の外面に接触する側の緩衝効果を有する緩衝層と、鞘管
の内面に接触する側の滑りの良好なフィルム層を備えた
としている。しかし、この滑りの良好なフィルム層の具
体例としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル等の合成樹脂により形成されているとのみ述べら
れている。
【0006】これは言い換えれば、緩衝層である発泡ゴ
ムや発泡樹脂等の弾力性があって復元力に富む材料の表
面に固定された滑りの良好なポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリエステル等のフィルム層とからなる介在材と
いうことになる。ところが、実際、現場において作業し
てみると緩衝層の表面にこの滑りの良好なフィルムを固
定した介在材を巻包した流体管を鞘管に挿通しても滑り
が悪く円滑且つ短時間に行うことができない。
ムや発泡樹脂等の弾力性があって復元力に富む材料の表
面に固定された滑りの良好なポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリエステル等のフィルム層とからなる介在材と
いうことになる。ところが、実際、現場において作業し
てみると緩衝層の表面にこの滑りの良好なフィルムを固
定した介在材を巻包した流体管を鞘管に挿通しても滑り
が悪く円滑且つ短時間に行うことができない。
【0007】それは、従来技術の滑りの良好なフィルム
層であるポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル
等を単体で採用した場合、分子の静摩擦係数は、JIS
K7125−1987で測定した結果、略0.7であっ
た。これが結果として、特に鞘管が長く配管されていた
り、曲げ配管されていたりする箇所では、挿入作業が極
めて困難であることが判明した。
層であるポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル
等を単体で採用した場合、分子の静摩擦係数は、JIS
K7125−1987で測定した結果、略0.7であっ
た。これが結果として、特に鞘管が長く配管されていた
り、曲げ配管されていたりする箇所では、挿入作業が極
めて困難であることが判明した。
【0008】また、古くなった流体管を新しいものと交
換するために、流体管を介在材と共に鞘管内から抜き取
る場合にも、摺動抵抗が作用して、抜き取り作業を容易
に行うことができなかったという問題があった。
換するために、流体管を介在材と共に鞘管内から抜き取
る場合にも、摺動抵抗が作用して、抜き取り作業を容易
に行うことができなかったという問題があった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑み、流体管外周面
に各種形状の凸状部を形成して鞘管内面に挿通した消音
流体管を提供することにその目的がある。
に各種形状の凸状部を形成して鞘管内面に挿通した消音
流体管を提供することにその目的がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような技術手段を採用した。請求項
1記載の発明においては、流体管外周面に凸状部を形成
し、鞘管内面に挿入すると、流体管外面と鞘管内面間に
空隙部が形成されるという技術手段を採用した。
決するために、次のような技術手段を採用した。請求項
1記載の発明においては、流体管外周面に凸状部を形成
し、鞘管内面に挿入すると、流体管外面と鞘管内面間に
空隙部が形成されるという技術手段を採用した。
【0011】請求項2記載の発明においては、請求項1
に記載の発明に加えて、流体管外周面の凸状部を軸線方
向に全長に亘り複数本形成するという技術手段を採用し
た。
に記載の発明に加えて、流体管外周面の凸状部を軸線方
向に全長に亘り複数本形成するという技術手段を採用し
た。
【0012】請求項3記載の発明においては、請求項1
に記載の発明に加えて、流体管外周面に沿って、一本以
上の棒状、またはパイプ状部材により螺旋状に凸状部を
形成するという技術手段を採用した。
に記載の発明に加えて、流体管外周面に沿って、一本以
上の棒状、またはパイプ状部材により螺旋状に凸状部を
形成するという技術手段を採用した。
【0013】請求項4記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、流体管外周面の凸状部の形状を、
流体管外周面に半円球状の突起を多数設けるという技術
手段を採用した。
記載の発明に加えて、流体管外周面の凸状部の形状を、
流体管外周面に半円球状の突起を多数設けるという技術
手段を採用した。
【0014】請求項5記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、流体管外周面の凸状部として不規
則状に繊維毛を植設するという技術手段を採用した。
記載の発明に加えて、流体管外周面の凸状部として不規
則状に繊維毛を植設するという技術手段を採用した。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、流体管外周面に軸線方
向に連続した山形凸状部を複数本形成するもの。流体管
外周面に1本以上のパイプ、細棒を螺旋状に巻き付けて
形成するもの。流体管外周面に半球状の突起を多数形成
するもの。また以上の説明のものは、流体管に一体的に
形成したものであるが、流体管は従来品で、この流体管
外周に重層させるものが考えられる。
向に連続した山形凸状部を複数本形成するもの。流体管
外周面に1本以上のパイプ、細棒を螺旋状に巻き付けて
形成するもの。流体管外周面に半球状の突起を多数形成
するもの。また以上の説明のものは、流体管に一体的に
形成したものであるが、流体管は従来品で、この流体管
外周に重層させるものが考えられる。
【0016】
【実施例】以下、この発明を具体化した消音流体管の第
1実施例を図1、図2に基づいて詳細に説明する。図1
に示すように、流体管1は、ポリエチレン等の合成樹脂
により作成され、いずれの方向にも湾曲可能なフレキシ
ブルな管である。鞘管2は合成樹脂により形成され、例
えば波形管状にして任意の方向へ湾曲可能な可撓性を有
している。
1実施例を図1、図2に基づいて詳細に説明する。図1
に示すように、流体管1は、ポリエチレン等の合成樹脂
により作成され、いずれの方向にも湾曲可能なフレキシ
ブルな管である。鞘管2は合成樹脂により形成され、例
えば波形管状にして任意の方向へ湾曲可能な可撓性を有
している。
【0017】そして、鞘管2が建築物内の壁裏等に配管
された状態で、流体管1がその鞘管2内に挿入配管され
て、この流体管1を介して給湯器等の供給部と給水栓等
の使用部とが接続される。
された状態で、流体管1がその鞘管2内に挿入配管され
て、この流体管1を介して給湯器等の供給部と給水栓等
の使用部とが接続される。
【0018】図2に示すように、流体管1の外面に軸線
方向に複数本のパイプ状、または棒状の凸状部材3を接
着等で固定したものである。なお、図5、図6、図8に
示すように流体管1と一体的に例えば押出成形で凸状部
状の形状を各種選択して製造することも可能である。
方向に複数本のパイプ状、または棒状の凸状部材3を接
着等で固定したものである。なお、図5、図6、図8に
示すように流体管1と一体的に例えば押出成形で凸状部
状の形状を各種選択して製造することも可能である。
【0019】図3に基づいて第二実施例について説明す
る。流体管1外面の軸線方向に1本のパイプ状、または
棒状の凸状部材3を螺旋状に巻回して接着等で固定した
ものである。なお、凸状部材3を単に巻回しただけで、
接着等による固定をしないものでも良い。また、この第
二実施例の場合も、別体の凸状部材3に替えて、一体成
形しても良い。
る。流体管1外面の軸線方向に1本のパイプ状、または
棒状の凸状部材3を螺旋状に巻回して接着等で固定した
ものである。なお、凸状部材3を単に巻回しただけで、
接着等による固定をしないものでも良い。また、この第
二実施例の場合も、別体の凸状部材3に替えて、一体成
形しても良い。
【0020】次に、図4に基づいて第三実施例について
説明する。この第三実施例は、螺旋状に巻回した凸状部
材3を2本以上交差するように螺旋状に巻回したもの
で、1本を2本以上にしただけが第二実施例と相違する
もので、その他は同一であるので、詳細な説明は省略す
る。
説明する。この第三実施例は、螺旋状に巻回した凸状部
材3を2本以上交差するように螺旋状に巻回したもの
で、1本を2本以上にしただけが第二実施例と相違する
もので、その他は同一であるので、詳細な説明は省略す
る。
【0021】次に、凸状部材3の形状について代表例と
して数種類図示して説明する。図5に示すものは、先の
方が丸くなった山形状の凸状部材3を同じように放射状
に12本一体的に形成したものを示す。図6に示すもの
は、先の方が薄くなった山形状の凸状部材3を、放射状
に8本一体的に形成したものを示す。
して数種類図示して説明する。図5に示すものは、先の
方が丸くなった山形状の凸状部材3を同じように放射状
に12本一体的に形成したものを示す。図6に示すもの
は、先の方が薄くなった山形状の凸状部材3を、放射状
に8本一体的に形成したものを示す。
【0022】また図示はされていないが、繊維状の薄い
片を放射状に設けるもの等が実施例として考えられる。
図7に示すものは、流体管1の本体部分は硬質合成樹脂
として、流体管1の外面に一体的に軟質合成樹脂製の凸
状部材3を押出成形で製作するものである。また、この
流体管本体と凸状部材3は、配合の異った2色押出しを
することによって得ることができる。
片を放射状に設けるもの等が実施例として考えられる。
図7に示すものは、流体管1の本体部分は硬質合成樹脂
として、流体管1の外面に一体的に軟質合成樹脂製の凸
状部材3を押出成形で製作するものである。また、この
流体管本体と凸状部材3は、配合の異った2色押出しを
することによって得ることができる。
【0023】図8に示す流体管1は、通常のパイプ状の
もので、このパイプ状の流体管1に重層するように、パ
イプの外面に凸状部材3を一体成形し採用したもので、
この場合は、パイプ状の流体管1は硬質合成樹脂製、パ
イプ外面に凸状部材3を一体成形したものを軟質合成樹
脂製にするものである。
もので、このパイプ状の流体管1に重層するように、パ
イプの外面に凸状部材3を一体成形し採用したもので、
この場合は、パイプ状の流体管1は硬質合成樹脂製、パ
イプ外面に凸状部材3を一体成形したものを軟質合成樹
脂製にするものである。
【0024】以上複数の具体的な実施例を説明したが、
基本的には鞘管2の内面と流体管1の外面間に空隙が形
成されるように、凸状部が形成されていれば、ほぼ同一
の挿入作業の円滑化、抜き取り作業の円滑化が図れるも
のである。その内より円滑化を図るには、摩擦の少ない
材料を選択する等必要なことがあるのは理解できること
である。
基本的には鞘管2の内面と流体管1の外面間に空隙が形
成されるように、凸状部が形成されていれば、ほぼ同一
の挿入作業の円滑化、抜き取り作業の円滑化が図れるも
のである。その内より円滑化を図るには、摩擦の少ない
材料を選択する等必要なことがあるのは理解できること
である。
【0025】流体管1を鞘管2内へ挿入する際には、鞘
管2の内面との間に大きな摺動抵抗が作用することな
く、流体管1の凸状部と鞘管2の内面との接触により、
流体管1の挿入作業を円滑かつ短時間に行うことができ
る。
管2の内面との間に大きな摺動抵抗が作用することな
く、流体管1の凸状部と鞘管2の内面との接触により、
流体管1の挿入作業を円滑かつ短時間に行うことができ
る。
【0026】特に、鞘管2が長く配管されていたり、曲
げ配管されていたりする箇所では、挿入作業がきわめて
容易になって、その効果を顕著に発揮する。
げ配管されていたりする箇所では、挿入作業がきわめて
容易になって、その効果を顕著に発揮する。
【0027】又、この流体管1の配管状態において、流
体管1内の水が急に止められると、管内で水圧が急増し
て、その戻りにより水が流体管1の内壁に衝突し、ウォ
ーターハンマー現象を生じるとともに、流体管1に波打
ち現象が生じて、流体管1と鞘管2との衝突により、衝
突音を発生するおそれがある。ところが、このウォータ
ーハンマー現象により発生する音については、流体管1
が鞘管2内に挿通保護されているため、鞘管2の防音効
果によりその音を消すことができる。
体管1内の水が急に止められると、管内で水圧が急増し
て、その戻りにより水が流体管1の内壁に衝突し、ウォ
ーターハンマー現象を生じるとともに、流体管1に波打
ち現象が生じて、流体管1と鞘管2との衝突により、衝
突音を発生するおそれがある。ところが、このウォータ
ーハンマー現象により発生する音については、流体管1
が鞘管2内に挿通保護されているため、鞘管2の防音効
果によりその音を消すことができる。
【0028】そして、流体管1の外面に形成した凸状部
と鞘管2の内面間に空気層空間が形成されているので、
ウォーターハンマー現象により発生する音に対する消音
効果を一層高めることができる。
と鞘管2の内面間に空気層空間が形成されているので、
ウォーターハンマー現象により発生する音に対する消音
効果を一層高めることができる。
【0029】従って、給水栓の開閉時等に発生するウォ
ーターハンマー現象に伴う音は勿論のこと、流体管1の
波打ち現象に伴う衝突音も消すことができて、使用者に
不快感を与えるのを防止することができると共に、流体
管1が鞘管2と衝突して損傷する恐れを防止することも
できる。
ーターハンマー現象に伴う音は勿論のこと、流体管1の
波打ち現象に伴う衝突音も消すことができて、使用者に
不快感を与えるのを防止することができると共に、流体
管1が鞘管2と衝突して損傷する恐れを防止することも
できる。
【0030】さらに、この流体管1の消音構造におい
て、古くなった流体管1を新しいものと交換するために
流体管1を鞘管2内から抜き取る場合には、流体管1の
外面と鞘管2の内面との間に大きな摺動抵抗が作用する
ことが少なく、流体管1の抜き取り作業を容易に行うこ
とができる。
て、古くなった流体管1を新しいものと交換するために
流体管1を鞘管2内から抜き取る場合には、流体管1の
外面と鞘管2の内面との間に大きな摺動抵抗が作用する
ことが少なく、流体管1の抜き取り作業を容易に行うこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次のような効果を得ることができる。 (1)流体管を鞘管内に挿入する際に、流体管の外面と
鞘管の内面との間に凸状部が介されるので大きな摺動抵
抗が作用することが少なく、その挿入作業を円滑かつ短
時間に行うことができる。
次のような効果を得ることができる。 (1)流体管を鞘管内に挿入する際に、流体管の外面と
鞘管の内面との間に凸状部が介されるので大きな摺動抵
抗が作用することが少なく、その挿入作業を円滑かつ短
時間に行うことができる。
【0032】(2)交換のために、流体管を鞘管内から
抜き取る場合にも、流体管の外面の凸状部と鞘管の内面
との間に大きな摺動抵抗が作用することが少なく、抜き
取り作業を円滑に行うことができる。
抜き取る場合にも、流体管の外面の凸状部と鞘管の内面
との間に大きな摺動抵抗が作用することが少なく、抜き
取り作業を円滑に行うことができる。
【0033】(3)流体管の外面と鞘管内面間に空隙が
形成されるため、ウォーターハンマー現象により発生す
る音に対する消音効果を高めることができる。
形成されるため、ウォーターハンマー現象により発生す
る音に対する消音効果を高めることができる。
【図1】本発明の一実施例である消音流体管を示す斜視
図である。
図である。
【図2】本発明を具体化した消音流体管のうち鞘管から
取り外した流体管のみの第一実施例を示す斜視図であ
る。
取り外した流体管のみの第一実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明を具体化した消音流体管のうち鞘管から
取り外した流体管のみの第二実施例を示す斜視図であ
る。
取り外した流体管のみの第二実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明を具体化した消音流体管のうち鞘管から
取り外した流体管のみ第三実施例を示す斜視図である。
取り外した流体管のみ第三実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例における消音流体管の縦断
面図である。
面図である。
【図6】本発明の第1実施例における消音流体管の変形
例を示す縦断面図がである。
例を示す縦断面図がである。
【図7】本発明の消音流体管の他の実施例を示す縦断面
図である。
図である。
【図8】図7で示す流体管の変形例で、流体管とは別体
で形成したものを示す縦断面図である。
で形成したものを示す縦断面図である。
1‥‥流体管 2‥‥鞘管 3‥‥凸状部材
Claims (5)
- 【請求項1】 流体管外周面に凸状部を形成し、鞘管内
面に挿入すると、流体管外面と鞘管内面間に空隙部が形
成されるようにしたことを特徴とする消音流体管。 - 【請求項2】 流体管外周面の凸状部を軸線方向に全長
に亘り複数本形成したことを特徴とする請求項1記載の
消音流体管。 - 【請求項3】 流体管外周面に沿って、一本以上の棒
状、またはパイプ状部材により螺旋状に凸状部を形成し
たことを特徴とする請求項1記載の消音流体管。 - 【請求項4】 流体管外周面の凸状部の形状を、流体管
外周面に半円球状の突起を多数設けたことを特徴とする
請求項1記載の消音流体管。 - 【請求項5】 流体管外周面の凸状部として不規則状に
繊維毛を植設したことを特徴とする請求項1記載の消音
流体管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202378A JPH1130386A (ja) | 1997-07-12 | 1997-07-12 | 消音流体管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202378A JPH1130386A (ja) | 1997-07-12 | 1997-07-12 | 消音流体管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1130386A true JPH1130386A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16456513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9202378A Pending JPH1130386A (ja) | 1997-07-12 | 1997-07-12 | 消音流体管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1130386A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003343766A (ja) * | 2002-05-23 | 2003-12-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 防音管 |
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JP2020190273A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 株式会社ブリヂストン | 複合管 |
KR102394155B1 (ko) * | 2021-10-01 | 2022-05-06 | 한두철강 주식회사 | 나선형 홈이 정의된 파이프 및 이를 포함하는 부싱 |
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1997
- 1997-07-12 JP JP9202378A patent/JPH1130386A/ja active Pending
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