JP2956987B2 - 配管施工法 - Google Patents

配管施工法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鞘管工法を用いた配管施工法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
旧来、屋内での配管施工法においては、建築工事の工
事日程と調整をとりながら、配管工事を行っているが、
壁施工、床面施工が遅延すると、配管工事も遅らさざる
を得ず、配管工事を当初のスケージュルに基づきスムー
ズに行い難いことが往々にしてある。また、部分的にし
ろスラブ中に埋設せざるを得ない場合が多く、このよう
な場合、通水用管の修理、更新が頗るやっかいであっ
た。
近来、かかる不合理を解消するために鞘管工法が開発
されている。この鞘管工法は、建物の躯体工事の際に予
め鞘管を配設しておき、後日、鞘管内に通水管を挿通す
る工法である。而して、通水用管の鞘管内への挿通工事
を例えば、壁施工等の施工時期と無関係に、適時に行う
ことができ、工事日程上有利であり、また、鞘管内から
の通水用管の引抜きを簡単に行うことができるので、通
水用管の更新、修理等も容易に行い得る。
しかしながら、本発明者の経験によれば、この鞘管工
法によって施工した配管においては、弁を急閉する時に
発生する水撃に基づく衝撃音が顕著である。旧来の配管
施工においては、通水用管を所定の間隔ごとに留具で固
定しており、水撃減少が騒音問題にまで発展するような
ことはない。しかしながら、鞘管工法により施工した配
管においては、配管路の全長にわたり鞘管と、通水用管
との間に隙間が存在し、通水用管の全長が実際上、無拘
束であり、弁の急閉によって発生した圧力が振動波とな
って通水管壁を伝播していき、弁(カラン)から想到に
離れた場所でも衝撃音が聴こえることが多い。
〔解決しようとする課題〕
本発明者は、鞘管工法による配管のかかる不具合を解
消するために、通水管外面に3本以上の突条を成形し、
または鞘管内面に3本以上の突条を成形し、鞘管内の通
水用管をその突条でがたつきなく支持することを既に提
案した。しかしながら、この方法では、通水用管の鞘管
内への挿通抵抗が著しく増大し、通水用管の挿通作業の
みならず、通水用管の更新作業も困難になる惧れがあ
る。また、突条がリブとして作用する結果、通水用管、
鞘管の曲げ剛性が増大し、鞘管の束巻運搬、保管が困難
になる。また鞘管曲り部での通水用管の通過時に大なる
側圧が作用して、通水用管の挿通が困難になるといった
不合理を免れ難い。更に、通水用管に突条が存在するた
めに、通水用管を巻物にしたときのかさが増大し、通水
用管の束巻運搬保管も困難になる。
このように、通水用管の外面または鞘管の内面に突条
を成形する方法は、水撃に起因する衝撃音の発生防止に
有効であるが、鞘管工法での通水用管の挿通作業、更新
作業、鞘管の運搬作業、通水用管の運搬作業等に不利益
をもたらし問題がある。
本発明の目的は鞘管工法での通水用管の挿通作業、更
新作業、鞘管の運搬作業、通水用管の運搬作業の容易性
を確保し得、かつ、水撃に起因する衝撃音の発生を良好
に防止できる方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る配管施工法は、予め配設した鞘管内にそ
の全長にわたって通水用管及び膨張・収縮が可能な収縮
状態のチューブをそれぞれ平行に挿通し、而るのち、チ
ューブを膨張させ、この膨張圧力でチューブを通水用管
の全長にわたって平行に密接させて通水用管を鞘管内に
その全長にわたって拘束する工程と、その通水用管の一
端をヘッダーに連結し、他端に水栓を取り付ける工程か
らなることを特徴とする構成である。
〔実施例の説明〕
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図A並びに第1図Bにおいて、1は鞘管、2は通
水用管、3は収縮、膨張が可能なチューブである。
上記鞘管1には同心型波付プラスチック管(管壁にリ
ング状凸部とリング状凹部とを交互に成形した波付
管)、螺旋状波付プラスチック管等を使用できる。
上記通水用管2には、プラスチック管、銅管、内面を
樹脂ライニングしたアルミ複合管などで鞘管内に挿通で
きる可撓性を備えたもので、給湯をも可能とするように
100℃程度の耐熱性を付与しておくことが有効である。
上記収縮、膨張が可能なチューブ3としては、摩擦係
数の小さい表面状態であること、上記通水用管の耐熱性
に相応の耐熱性を有すること(100℃程度の耐熱性)等
の要件を備えているものであればよく、通常、プラスチ
ックチューブを使用する。チューブの収縮、または膨張
にはチューブ内を真空引きにし、または加圧する方法、
あるいは弾性を有する連続発泡体、例えば、ウレタンの
連続気泡発泡体を圧縮脱気した状態にし、この圧縮体を
包囲してフィルムをチューブ状に成形すること(チュー
ブ内は減圧状態にある)、または、チューブ内を常圧に
戻して連続気泡発泡体と共にチューブを膨張させる方法
を用いることができる。
本発明によって配管を行うには、建物の躯体工事の際
に鞘管を予め配設しておく。
而るのち、第1図A並びに第2図A(第1図Aの点線
枠内の拡大図)のように、適当な時期に通水用管2及び
収縮状態のチューブ3を鞘管1内にその全長にわたって
平行に挿通する。この挿通時チューブ3は前記したよう
に真空引き、または、内部の連続発泡体の減圧脱気によ
り収縮しており、鞘管内には充分なクリアランスが存在
するから鞘管内の引き通しを低抵抗で容易に行うことが
できる。この場合、収縮状態のチューブ3は、第2図A
のように、通水用管2に平行に添付する。また、通水用
管の挿通は、鞘管長さが長い場合は、リードワイヤーに
より牽引することにより行うことができ、鞘管長さが短
い場合は、後方から押し込むことにより行うことができ
る。
通水用管を収縮状態のチューブと共に鞘管内にその全
長にわたって挿通したのちは、収縮状態のチューブの一
端を開封し、この開封端から空気を空気ポンプ等により
圧入するか、またはその開封に伴うチューブ内の常圧化
によって連続発泡弾性体をその弾性力により復元し、第
1図B並びに第2図B(第1図Bの点線枠内の拡大図)
に示すようにチューブ3を膨張させる。このチューブの
膨張により通水用管2が第3図に示すように、チューブ
3の膨張力で鞘管1の内面に圧接される。従って、通水
用管2を鞘管1内にその全長にわたってチューブ3の膨
張力で拘束できるから、通水の急止によりその急止箇所
の圧力が急激に上昇し、その圧力が波動として伝搬して
も、通水用管2の振動を制御でき、通水用管2と鞘管1
との衝突をよく防止できる。従って、衝突音の発生をよ
く防止できる。また、通水用管を更新する場合は、収縮
状態のチューブの一端を開口してチューブ内を常圧に
し、そのチューブ3を収縮させることによって旧通水用
管を容易に引き抜くことができ、その引き抜き跡に、新
規の通水用管を既述したように容易に挿通することがで
きるから、通水用管の更新作業も容易である。
上記において、チューブ3内に防振効果に秀れた液
体、例えば、シリコーンオイルを圧入してチューブ3を
膨張させることもできる。この場合、チューブ3の一端
にはアキュムレータを連結することが望ましい。
第5図は、所謂、鞘管ヘッダー工法により施工した配
管システムの一例を示し、Hは給水・給湯ヘッダー、1
は該ヘッダーHから配管先にわたって配設した鞘管、2
は本発明によって通管した通水用管、3は膨張状態のチ
ューブ、Bは配管先に取着した水栓ボックスである。
この配管システムにおいては、水栓bの急閉によっ
て、その水栓背後の圧力が急激に上昇し、この圧力が波
動となってヘッダーH側に伝搬していくが、上記の膨張
チューブ3がダンパー作用を営むから、ヘッダーH側に
近づくにつれて、波動が減衰する。
第5図において、鞘管1は床スラブ埋設部分11と両端
の床上立上がり部分12、12とにより構成されており、埋
設鞘管部分11のみを建築の躯体工事の時に配設し、通水
用管の挿通工事の際に両端の立上がり部分12、12を埋設
鞘管部分に接続することもできる。この場合、通水用管
の挿通工事の時点までは、床上に鞘管の突出部分が存在
せず、その間の建築工事をスムーズに行い得る。
〔発明の効果〕
本発明に係る配管施工工法は、上述した通りの構成で
あり、膨張・収縮が可能なチューブを収縮状態で通水用
管と共に鞘管内にその全長にわたって平行に挿通してお
り、挿通クリアランスをとって通水用管を挿入または抜
き取ることができるから、通水用管の通管、更新作業を
容易に行い得、また、通水用管の挿通後は、チューブを
膨張させており、この膨張圧力で通水用管を鞘管内の全
長にわたって密接して拘束でき、その通水用管の一端を
ヘッダーに連結し、他端に水栓を取り付けているから、
水栓の急閉によって水撃が発生しても通水用管の振動を
抑制でき、衝撃音の発生をよく防止できる。更に、通水
用管外面、または鞘管内面に突条を設ける必要がなく、
これらの管の可撓性をよく保持できるので、束巻運搬等
も容易に行い得る。従って、本発明によれば、従来の鞘
管工法の利点をそのまま保有し、かつ従来の鞘管工法の
水撃に基づく衝撃音障害を排除できる。
【図面の簡単な説明】
第1図A並びに第1図Bは本発明を示す説明図であり、
第1図Aは通水用管の通管直後の状態を、第1図Bはチ
ューブの膨張後の状態をそれぞれ示し、第2図Aは第1
図Aの点線枠内の拡大図を、第2図Bは第1図Bの点線
枠内の拡大図をそれぞれ示し、第3図は本発明における
膨張チューブによる通水用管の拘束状態を示す横断面
図、第4図は本発明により施工した配管構造を示す説明
図である。 1…鞘管、2…通水用管、3…膨張・収縮が可能なチュ
ーブ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め配設した鞘管内にその全長にわたって
    通水用管及び膨張・収縮が可能な収縮状態のチューブを
    それぞれ平行に挿通し、而るのち、チューブを膨張さ
    せ、この膨張圧力でチューブを通水用管の全長にわたっ
    て平行に密接させて通水用管を鞘管内にその全長にわた
    って拘束する工程と、その通水用管の一端をヘッダーに
    連結し、他端に水栓を取り付ける工程からなることを特
    徴とする配管施工法。
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JP5574415B2 (ja) * 2010-03-29 2014-08-20 独立行政法人海上技術安全研究所 可撓管の曲げ剛性制御方法及び可撓管の曲げ剛性制御装置

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