JP2020133642A - クイックファスナ - Google Patents
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Abstract
【課題】一方の配管部材を挟持可能な一対の第1腕部2と、他方の配管部材を挟持可能な一対の第2腕部3と、これら腕部を基端側で連結する基端連結部4と、第1腕部と第2腕部とを先端側で連結する先端連結部5と、第1腕部と第2腕部とを分断するスリット6とを備えるクイックファスナにおいて、スリットに他のクイックファスナの先端連結部が入り込んでクイックファスナ同士が絡まることを防止できるようにする。【解決手段】先端連結部5に、第1と第2の両腕部2,3の外周面に対向するように折返された折返し部51を設ける。折返し部51と第1腕部2との間の折返し部51の法線方向間隔が折返し部51の先端近傍で腕部幅Wより狭くなるようにする。また、第2腕部3のスリット6側の側縁に、配管部材の把持方向と反対方向に突出する突起部7を形成する。【選択図】図3
Description
本発明は、2つの配管部材を連結するクイックファスナに関する。
従来、この種のクイックファスナとして、一方の配管部材を挟持可能な円弧状に湾曲した一対の第1腕部と、第1腕部に対し配管部材の長手方向たる軸方向に隣接した位置で他方の配管部材を挟持可能な、第1腕部よりも小さな曲率半径で円弧状に湾曲した一対の第2腕部と、両第1腕部及び両第2腕部を基端側で連結する基端連結部と、各第1腕部とこれに隣接する各第2腕部とを先端側で連結する先端連結部と、各第1腕部とこれに隣接する各第2腕部とを分断する、基端連結部と先端連結部との間に形成されたスリットとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このものでは、クイックファスナを纏めて搬送保管しているときに、クイックファスナのスリットに他のクイックファスナの先端連結部が入り込んで、クイックファスナ同士が絡まってしまうことがある。
本発明は、以上の点に鑑み、クイックファスナ同士が絡まってしまうことを防止できるようにしたクイックファスナを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、2つの配管部材を連結するクイックファスナであって、一方の配管部材を挟持可能な円弧状に湾曲した一対の第1腕部と、第1腕部に対し配管部材の長手方向たる軸方向に隣接した位置で他方の配管部材を挟持可能な、第1腕部よりも小さな曲率半径で円弧状に湾曲した一対の第2腕部と、両第1腕部及び両第2腕部を基端側で連結する基端連結部と、各第1腕部とこれに隣接する各第2腕部とを先端側で連結する先端連結部と、各第1腕部とこれに隣接する各第2腕部とを分断する、基端連結部と先端連結部との間に形成されたスリットとを備えるものにおいて、本願の第1発明は、先端連結部に、各第1腕部及び各第2腕部の外周面に対向するように折返された折返し部が設けられ、第1腕部の軸方向幅と第2腕部の軸方向幅とが等しい場合は、第1と第2の両腕部の軸方向幅を腕部幅とし、第1腕部の軸方向幅と第2腕部の軸方向幅とが異なる場合は、第1と第2の両腕部のうちの小さいほうの軸方向幅を腕部幅として、折返し部と第1腕部の外周面との間の折返し部の法線方向間隔が折返し部の先端近傍で腕部幅より狭くなることを特徴とし、また、本願の第2発明は、各第2腕部のスリット側の側縁に、配管部材の把持方向と反対方向に突出する突起部が形成されることを特徴とする。
尚、第1発明と第2発明とを組み合わせてもよい。
尚、第1発明と第2発明とを組み合わせてもよい。
ここで、クイックファスナのスリットは、第1と第2の両腕部の曲率半径方向に開口すると共に、軸方向にも開口している。そのため、クイックファスナのスリットに他のクイックファスナの先端連結部が入り込む方向は、第1と第2の両腕部の曲率半径方向と軸方向になる。そして、第1発明の如く先端連結部に折返し部を設ければ、クイックファスナのスリットに第1と第2の両腕部の曲率半径方向から他のクイックファスナの先端連結部が入り込むためには、クイックファスナの第1と第2の何れかの腕部が当該腕部の曲率半径方向から他のクイックファスナの折返し部と第1腕部の外周面との間の隙間に挿入される必要がある。第1発明によれば、折返し部と第1腕部の外周面との間の折返し部の法線方向間隔が折返し部の先端近傍で腕部幅より狭くなるため、クイックファスナの第1と第2の何れの腕部も当該腕部の曲率半径方向から他のクイックファスナの折返し部と第1腕部の外周面との間の隙間に挿入不能となる。そのため、クイックファスナのスリットに他のクイックファスナの先端連結部が第1と第2の両腕部の曲率半径方向から入り込むことはなく、この入り込みに起因してクイックファスナ同士が絡まることを防止できる。
また、第2発明によれば、クイックファスナのスリットに軸方向から他のクイックファスナの先端連結部が入り込もうとしたときに、第2腕部のスリット側の側縁に形成した突起部に他のクイックファスナの先端連結部先端が当たるようになる。従って、クイックファスナのスリットに軸方向から他のクイックファスナの先端連結部が入り込むことを、突起部が障害物となって有効に防止できる。特に、突起部を、スリットの軸方向投影像の第1腕部側の外周縁上の2点を結ぶ弦のうち、先端連結部の軸方向幅に等しい長さの全ての弦が軸方向から見て突起部に交差するように形成すれば、クイックファスナのスリットに軸方向から他のクイックファスナの先端連結部が入り込むことはなく、この入り込みに起因してクイックファスナ同士が絡まることを防止できる。
図1、図2を参照して、図中100,200は、本発明の実施形態のクイックファスナ1で連結される2つの配管部材である。一方の第1配管部材100は、端部に雌型継手部101を有し、他方の第2配管部材200は、端部に、雌型継手部101に内嵌する雄型継手部201を有している。また、雌型継手部101の先端外周には、大径のフランジ部102が形成され、雄型継手部201の外周面には、Oリング202が装着されている。更に、雄型継手部201は、第2配管部材200の他の部分より大径で、雄型継手部201の基端に径方向段差201aが存在する。
図3も参照して、クイックファスナ1は、第1配管部材100を雌型継手部101において挟持可能な円弧状に湾曲した一対の第1腕部2,2と、第1腕部2,2に対し第1と第2の両配管部材100,200の長手方向たる軸方向に隣接した位置で第2配管部材200を挟持可能な、第1腕部2,2よりも小さな曲率径で円弧状に湾曲した一対の第2腕部3,3と、両第1腕部2,2及び両第3腕部3,3を基端側で連結する基端連結部4と、各第1腕部2とこれに隣接する各第2腕部3とを先端側で連結する先端連結部5と、各第1腕部2とこれに隣接する各第2腕部3とを分断する、基端連結部4と先端連結部5との間に形成されたスリット6とを備えている。第1と第2の各腕部2,3の先端連結部5寄りの部分は、配管部材100,200の挟持方向と反対方向に湾曲している。
配管作業に際しては、雌型継手部101に雄型継手部201を内嵌させた状態で、クイックファスナ1を先端連結部5,5側から第1と第2の両配管部材100,200の接続部に押し当て、第1腕部2,2及び第2腕部3,3を押し開いて、雌型継手部101を第1腕部2,2で挟持すると共に雄型継手部201に隣接する第2配管部材200の部分を第2腕部3,3で挟持するように、第1と第2の両配管部材100,200の接続部にクイックファスナ1を装着する。この状態では、スリット6に第1配管部材100のフランジ部102が挿入されると共に、第2腕部3のスリット6側の側縁が雄型継手部201の基端の径方向段差201aに係合し、雌型継手部101に雄型継手部201が内嵌した状態で第1と第2の両配管部材100,200が連結される。
ここで、クイックファスナ1のスリット6は、第1と第2の両腕部2,3の曲率半径方向に開口すると共に、軸方向にも開口している。そのため、クイックファスナ1のスリット6に、図4(a)に示す如く第1と第2の両腕部2,3の曲率半径方向から、或いは、図4(b)に示す如く軸方向から、他のクイックファスナ1´の先端連結部5が入り込む可能性がある。そして、クイックファスナ1のスリット6に他のクイックファスナ1´の先端連結部5が入り込むと、クイックファスナ1,1´同士が絡まってしまうことがある。
そこで、本実施形態では、クイックファスナ1,1´同士が絡まることを防止するために、以下の如く構成している。即ち、本実施形態では、先端連結部5に、各第1腕部2及び各第2腕部3の外周面に対向するように折返された折返し部51を設けている。また、本実施形態では、第1腕部2の軸方向幅と第2腕部3の軸方向幅とが等しいため、第1と第2の両腕部2,3の軸方向幅を腕部幅Wとして、折返し部51と第1腕部2の外周面との間の折返し部51の法線方向間隔が折返し部51の先端近傍で腕部幅Wより狭くなるようにしている。尚、第1腕部2の軸方向幅と第2腕部3の軸方向幅とが異なる場合は、第1と第2の両腕部2,3のうちの小さいほうの軸方向幅を腕部幅Wとして、折返し部51と第1腕部2の外周面との間の折返し部51の法線方向間隔が折返し部51の先端近傍で腕部幅Wより狭くなるようにすればよい。
ここで、クイックファスナ1のスリット6に第1と第2の両腕部2,3の曲率半径方向から他のクイックファスナ1´の先端連結部5が入り込むためには、クイックファスナ1の第1腕部2と第2腕部3との何れかが当該腕部の曲率半径方向から他のクイックファスナ1´の折返し部51と第1腕部2の外周面との間の隙間に挿入される必要がある。本実施形態によれば、折返し部51と第1腕部2の外周面との間の折返し部51の法線方向間隔が折返し部51の先端近傍で腕部幅Wより狭くなるため、クイックファスナ1の第1と第2の何れの腕部2,3も当該腕部の曲率半径方向から他のクイックファスナ1´の折返し部51と第1腕部2の外周面との間の隙間に挿入不能となる。そのため、クイックファスナ1のスリット6に他のクイックファスナ1´の先端連結部5が第1と第2の腕部2,3の曲率半径方向から入り込むことはなく、この入り込みに起因してクイックファスナ1,1´同士が絡まることを防止できる。
また、本実施形態では、第2腕部3のスリット6側の側縁に、配管部材100,200の把持方向と反対方向に突出する突起部7を形成している。これによれば、クイックファスナ1のスリット6に軸方向から他のクイックファスナ1´の先端連結部5が入り込もうとしたときに、突起部7に他のクイックファスナ1´の先端連結部5先端が当たるようになる。従って、クイックファスナ1のスリット6に軸方向から他のクイックファスナ1´の先端連結部5が入り込むことを、突起部7が障害物となって有効に防止できる。
更に、本実施形態では、図3(b)に明示する如く、突起部7を、スリット6の軸方向投影像の第1腕部2側の外周縁上の2点を結ぶ弦のうち、先端連結部5の軸方向幅W5に等しい長さの全ての弦Lが軸方向から見て突起部7に交差するように形成している。これによれば、クイックファスナ1のスリット6に軸方向から他のクイックファスナ1´の先端連結部5が入り込むことを確実に防止できる。従って、クイックファスナ1のスリット6に軸方向から他のクイックファスナ1´の先端連結部5が入り込むことに起因してクイックファスナ1,1´同士が絡まることも確実に防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができる。
1…クイックファスナ、2…第1腕部、3…第2腕部、4…基端連結部、5…先端連結部、51…折返し部、6…スリット、W…腕部幅、W5…先端連結部の軸方向幅、L…弦、100…第1配管部材(一方の配管部材)、200…第2配管部材(他方の配管部材)。
Claims (4)
- 2つの配管部材を連結するクイックファスナであって、一方の配管部材を挟持可能な円弧状に湾曲した一対の第1腕部と、第1腕部に対し配管部材の長手方向たる軸方向に隣接した位置で他方の配管部材を挟持可能な、第1腕部よりも小さな曲率半径で円弧状に湾曲した一対の第2腕部と、両第1腕部及び両第2腕部を基端側で連結する基端連結部と、各第1腕部とこれに隣接する各第2腕部とを先端側で連結する先端連結部と、各第1腕部とこれに隣接する各第2腕部とを分断する、基端連結部と先端連結部との間に形成されたスリットとを備えるものにおいて、
先端連結部に、各第1腕部及び各第2腕部の外周面に対向するように折返された折返し部が設けられ、第1腕部の軸方向幅と第2腕部の軸方向幅とが等しい場合は、第1と第2の両腕部の軸方向幅を腕部幅とし、第1腕部の軸方向幅と第2腕部の軸方向幅とが異なる場合は、第1と第2の両腕部のうちの小さいほうの軸方向幅を腕部幅として、折返し部と第1腕部の外周面との間の折返し部の法線方向間隔が折返し部の先端近傍で腕部幅より狭くなることを特徴とするクイックファスナ。 - 2つの配管部材を連結するクイックファスナであって、一方の配管部材を挟持可能な円弧状に湾曲した一対の第1腕部と、第1腕部に対し配管部材の長手方向たる軸方向に隣接した位置で他方の配管部材を挟持可能な、第1腕部よりも小さな曲率半径で円弧状に湾曲した一対の第2腕部と、両第1腕部及び両第2腕部を基端側で連結する基端連結部と、各第1腕部とこれに隣接する各第2腕部とを先端側で連結する先端連結部と、各第1腕部とこれに隣接する各第2腕部とを分断する、基端連結部と先端連結部との間に形成されたスリットとを備えるものにおいて、
各第2腕部のスリット側の側縁に、配管部材の把持方向と反対方向に突出する突起部が形成されることを特徴とするクイックファスナ。 - 請求項1記載のクイックファスナであって、各第2腕部のスリット側の側縁に、配管部材の把持方向と反対方向に突出する突起部が形成されることを特徴とするクイックファスナ。
- 請求項2又は3記載のクイックファスナであって、突起部は、スリットの軸方向投影像の第1腕部側の外周縁上の2点を結ぶ弦のうち、先端連結部の軸方向幅に等しい長さの全ての弦が軸方向から見て突起部に交差するように形成されることを特徴とするクイックファスナ。
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