JP2009041601A - 自動変速機の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
連続変速要求時のレスポンスを向上することができる、ツインクラッチ式自動変速機の制御装置を提案することにある。
【解決手段】
予測手段の予測結果に基づき、所定の同期噛合い機構を操作して、現在の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを所定の歯車列を介して連結状態にして待機せしめる所謂プリシフト手段を有していて、前記待機制御による同期噛合い機構の連結動作開始タイミングは、現在の変速段の達成完了にかかわらず、現在の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が解放されたと判断する場合とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動変速機の制御装置及び制御方法に係り、特に、自動車に用いる歯車式変速機の制御に好適な自動変速機の制御装置および制御方法に関する。
近年、手動変速機に用いられる歯車式変速機を用いて、摩擦機構であるクラッチの操作と、歯車選択機構である同期噛合い機構の操作とを自動化したシステムとして、自動化マニュアルトランスミッション(以下、「自動MT」と称する)が開発されている。自動MTでは、変速が開始されると、駆動力源であるエンジンのトルクを伝達,遮断するクラッチを解放し、同期噛合い機構を切替え、しかる後に再度クラッチを締結する。
また、特許文献1や特許文献2により、変速機への入力トルクを伝達する2つのクラッチを設け、2つのクラッチによって交互に駆動トルクを伝達する、ツインクラッチ式自動MTが知られている。このツインクラッチ式自動MTでは、変速が開始されると、変速前にトルクを伝達していたクラッチを徐々に解放しながら、次変速段のクラッチを徐々に締結することで、駆動トルクを変速前ギア比相当から、変速後ギア比相当へと変化させることにより、駆動トルク中断を回避してスムーズな変速を行えるものである。
前記のツインクラッチ式自動MTにおいては、特許文献3や特許文献4により、次段への変速時間を短縮するために、所定の変速段を達成しているときに次の変速段を予測し、現在の変速段の達成のために使用されていない方のクラッチが連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを、同期噛合い機構によって選択的に連結することにより所定の変速段に待機させる、所謂プリシフト制御が開示されている。
特開2000−234654号公報 特開2001−295898号公報 特開平10−318361号公報 特開2003−269592号公報
所定の変速段を達成しているときに、次に要求されるであろう変速段を予測して、ギア位置を予測した変速段にあらかじめ移動しておく方法では、予測が当たった場合の変速に関して、レスポンスを向上可能である。一方、変速中に運転者による次の変速要求があった場合は、実行中の変速を一旦達成したのち、次の変速要求に基づく同期噛合い機構の動作を開始し、同期噛合い機構の動作完了を以って、クラッチの架け替えを開始するため、レスポンスが劣るという問題点がある。
本発明の目的は、プリシフト制御の開始タイミングを早期化し、連続変速要求時のレスポンスを向上することができる、ツインクラッチ式自動変速機の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、駆動力源の動力を伝達,遮断する複数の摩擦伝達機構と、前記摩擦伝達機構にそれぞれ連結される複数の変速機入力軸と、前記複数の変速機入力軸と変速機出力軸との間を複数の同期噛合い機構の選択操作によって選択的に連結する複数の歯車列とを備え、
一方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを歯車列を介して連結し、かつ、一方の摩擦伝達機構を係合するとともに他方の摩擦伝達機構を解放することにより所望の変速段を達成し、
また、次の変速段を予測し、前記予測結果に基づき、所定の同期噛合い機構を操作して、現在の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを所定の歯車列を介して連結状態にして待機せしめる待機制御を行う自動変速機の変速制御装置であって、
前記待機制御による同期噛合い機構の連結動作開始タイミングは、所望の変速段の達成完了にかかわらず、所望の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が解放されたと判断する場合とするようにしたものである。
本発明によれば、変速中であっても、スタンバイ側クラッチの解放が完了したと判断すると、プリシフト動作を開始するため、プリシフト制御の開始タイミングを早期化でき、よって、連続変速要求時のレスポンスを向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6を用いて詳細に説明する。
最初に、図1を用いて、本発明に係わる自動変速機を備えた自動車の制御装置の構成例について説明する。
図1は、本発明に係る自動変速機を備えた自動車の制御装置の一実施の形態を示すシステム構成例のスケルトン図である。
駆動力源であるエンジン7,エンジン7の回転数を計測するエンジン回転数センサ(図示しない),エンジントルクを調節する電子制御スロットル(図示しない)、吸入空気量に見合う燃料量を噴射するための燃料噴射装置(図示しない)が設けられており、エンジン制御ユニット101により、吸入空気量,燃料量,点火時期等を操作することで、エンジン7のトルクを高精度に制御することができるようになっている。前記燃料噴射装置には、燃料が吸気ポートに噴射される吸気ポート噴射方式あるいはシリンダ内に直接噴射される筒内噴射方式があるが、エンジンに要求される運転域(エンジントルク,エンジン回転数で決定される領域)を比較して燃費が低減でき、かつ排気性能が良い方式のエンジンを用いるのが有利である。駆動力源としては、ガソリンエンジンのみならず、ディーゼルエンジン,天然ガスエンジンや、電動機などでも良い。
自動変速機50には、第1クラッチ8,第2クラッチ9,第1入力軸41,第2入力軸42,出力軸43,第1ドライブギア1,第2ドライブギア2,第3ドライブギア3,第4ドライブギア4,第5ドライブギア5,後進ドライブギア(図示しない),第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15,後進ドライブギア(図示しない),第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23,回転センサ31,回転センサ32,回転センサ33が設けられており、第1クラッチ8を係合,解放することで、エンジン7のトルクを第1入力軸41に伝達,遮断することが可能である。また、第2クラッチ9を係合,解放することで、エンジン7のトルクを第2入力軸42に伝達,遮断することが可能である。第1クラッチ8,第2クラッチ9には、本実施例では湿式多板クラッチを用いているが、乾式単板クラッチを用いても良く、すべての摩擦伝達機構を用いることが可能である。また、電磁パウダークラッチによって構成することも可能である。
第2入力軸42は中空になっており、第1入力軸41は、第2入力軸42の中空部分を貫通し、第2入力軸42に対し回転方向への相対運動が可能な構成となっている。
第2入力軸42には、第1ドライブギア1と第3ドライブギア3と第5ドライブギア5と後進ドライブギア(図示しない)が固定されており、第1入力軸1241に対しては、回転自在となっている。また、第1入力軸41には、第2ドライブギア2と第4ドライブギア4が固定されており、第2入力軸42に対しては、回転方向への相対運動が可能な構成となっている。
第1入力軸41の回転数を検出する手段として、センサ31が設けられており、第2入力軸42の回転数を検出する手段として、センサ32が設けられている。
一方、出力軸43には、第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15,後進ドリブンギア(図示しない)が設けられている。第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15,後進ドリブンギア(図示しない)は出力軸43に対して回転自在に設けられている。
また、出力軸43の回転数を検出する手段として、センサ33が設けられている。
これらのギアの中で、第1ドライブギア1と、第1ドリブンギア11とが、第2ドライブギア2と、第2ドリブンギア12とが、それぞれ噛合している。また、第3ドライブギア3と、第3ドリブンギア13とが、第4ドライブギア4と、前記第4ドリブンギア14とが、それぞれ噛合している。さらに、前記第5ドライブギア5と、前記第5ドリブンギア15とが、それぞれ噛合している。また、後進ドライブギア(図示しない),アイドラーギア(図示しない),後進ドリブンギア(図示しない)がそれぞれ係合している。
また、第1ドリブンギア11と第3ドリブンギア13の間には、第1ドリブンギア11を出力軸43に係合させたり、第3ドリブンギア13を出力軸43に係合させる、第1同期噛合い機構21が設けられている。
また、第2ドリブンギア12と第4ドリブンギア14の間には、第2ドライブギア12を出力軸43に係合させたり、第4ドリブンギア14を出力軸43に係合させる、第3同期噛合い機構23が設けられている。
また、第5ドリブンギア15には、第5ドリブンギア15を出力軸43に係合させる、第2同期噛合い機構22が設けられている。
変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105c,電磁弁105dの電流を制御することで、シフトアクチュエータ61内に設けられた油圧ピストン(図示しない)およびシフトフォーク(図示しない)を介して第1同期噛合い機構21の位置もしくは荷重を制御し、第1ドリブンギア11、または第3ドリブンギア13と係合させることで、第2入力軸42の回転トルクを、第1同期噛合い機構21を介して出力軸43へと伝達することができる。ここでは、電磁弁105dの電流を増加することで、第1同期噛合い機構21が第1ドリブンギア11側へ移動する方向へ荷重が加わり、電磁弁105cの電流を増加することで、第1同期噛合い機構21が第3ドリブンギア13側へ移動する方向へ荷重が加わるように構成している。なお、シフトアクチュエータ61には第1同期噛合い機構21の位置を計測する位置センサ61a(図示しない)が設けられている。
また、変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105e,電磁弁105fの電流を制御することで、シフトアクチュエータ62内に設けられた油圧ピストン(図示しない)およびシフトフォーク(図示しない)を介して第2同期噛合い機構22の位置もしくは荷重を制御し、第5ドリブンギア15と係合させることで、第2入力軸42の回転トルクを、第2同期噛合い機構22を介して出力軸43へと伝達することができる。なお、シフトアクチュエータ62には第2同期噛合い機構22の位置を計測する位置センサ62a(図示しない)が設けられている。
また、変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105g,電磁弁105hの電流を制御することで、シフトアクチュエータ63内に設けられた油圧ピストン(図示しない)およびシフトフォーク(図示しない)を介して第3同期噛合い機構23の位置もしくは荷重を制御し、第2ドリブンギア12、または第4ドリブンギア14と係合させることで、第1入力軸41の回転トルクを、第3同期噛合い機構23を介して出力軸43へと伝達することができる。なお、シフトアクチュエータ63には第3同期噛合い機構23の位置を計測する位置センサ63a(図示しない)が設けられている。
このように第1ドライブギア1,第2ドライブギア2,第3ドライブギア3,第4ドライブギア4,第5ドライブギア5から、第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15を介して変速機出力軸43に伝達された変速機入力軸41の回転トルクは、変速機出力軸43に連結されたディファレンシャルギア(図示しない)を介して車軸(図示しない)に伝えられる。
また、変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105aの電流を制御することで、第1クラッチ8内に設けられたプレッシャプレート(図示しない)を制御し、第1クラッチ8の伝達トルクの制御を行っている。
また、変速機制御ユニット100によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105bの電流を制御することで、第2クラッチ9内に設けられたプレッシャプレート(図示しない)を制御し、第2クラッチ9の伝達トルクの制御を行っている。
また、レバー装置301から、Pレンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ等のシフトレバー位置を示すレンジ位置信号が前記変速機制御ユニット100に入力される。
変速機制御ユニット100,エンジン制御ユニット101は、通信手段103によって相互に情報を送受信する。
電磁弁105c,電磁弁105dによってシフトアクチュエータ61を制御し、第1同期噛合い機構21と第1ドリブンギア11を噛合し、第2クラッチ9を係合することによって第1速段走行となる。
電磁弁105g,電磁弁105hによってシフトアクチュエータ63を制御し、第3同期噛合い機構23と第2ドリブンギア12を噛合し、第1クラッチ8を係合することによって第2速段走行となる。
電磁弁105c,電磁弁105dによってシフトアクチュエータ61を制御し、第1同期噛合い機構21と第3ドリブンギア13を噛合し、第2クラッチ9を係合することによって第3速段走行となる。
電磁弁105g,電磁弁105hによってシフトアクチュエータ63を制御し、第3同期噛合い機構23と第4ドリブンギア14を噛合し、第1クラッチ8を係合することによって第4速段走行となる。
電磁弁105e,電磁弁105fによってシフトアクチュエータ62を制御し、第2同期噛合い機構22と第5ドリブンギア15を噛合し、第2クラッチ9を係合することによって第5速段走行となる。
電磁弁105e,電磁弁105fによってシフトアクチュエータ62を制御し、第2同期噛合い機構22と後進ドリブンギア(図示しない)を噛合し、第2クラッチ9を係合することによって後進段走行となる。
ここで例えば1速段から2速段へのアップシフトは、電磁弁105c,電磁弁105dによってシフトアクチュエータ61を制御し、第1同期噛合い機構21と第1ドリブンギア11を噛合し、第2クラッチ9を係合した状態から、電磁弁105g,電磁弁105hによってシフトアクチュエータ63を制御し、第3同期噛合い機構23と第2ドリブンギア12を噛合し、第1クラッチ8を徐々に締結するとともに、第2クラッチ9を徐々に解放することによって行われる。
なお、第1噛合い伝達機構21,第2噛合い伝達機構22,第3噛合い伝達機構23を動作させる機構として、本実施例においては電磁弁,油圧ピストンを用いた油圧機構として構成しているが、電磁弁,油圧ピストンの替わりに、電動モータおよび減速ギアを用いて構成しても良いし、電動モータ,ドラムを用いて構成しても良く、噛合い伝達機構21,22,23を制御するための他の機構を用いても構成可能である。また、電動モータを用いる場合は、モータは磁石が固定されて巻線が回転される、いわゆる直流モータによって構成してもよいし、巻線が固定して磁石が回転される、いわゆる永久磁石同期モータでも良く、種々のモータが適用可能である。
また、第1クラッチ8,第2クラッチ9を動作させるために、本実施例においては電磁弁を用いた油圧機構として構成しているが、電動モータ,減速ギアを用いてクラッチを動作させるように構成しても良いし、電磁コイルによってクラッチのプレッシャプレートを制御する構成としても良く、第1クラッチ8,第2クラッチ9を制御するための他の機構を用いても構成可能である。
図2に、変速機制御ユニット100と、エンジン制御ユニット101との間の入出力信号関係を示す。変速機制御ユニット100は、入力部100i,出力部100o,コンピュータ100cを備えたコントロールユニットとして構成される。同様に、エンジン制御ユニット101も、入力部101i,出力部101o,コンピュータ101cを備えたコントロールユニットとして構成される。変速機制御ユニット100からエンジン制御ユニット101に、通信手段103を用いてエンジントルク指令値TTeが送信され、エンジン制御ユニット101はTTeを実現するように、エンジン7の吸入空気量,燃料量,点火時期等(図示しない)を制御する。また、エンジン制御ユニット101内には、変速機への入力トルクとなるエンジントルクの検出手段(図示しない)が備えられ、エンジン制御ユニット101によってエンジン7の回転数Ne、エンジン7が発生したエンジントルクTeを検出し、通信手段103を用いて変速機制御ユニット100に送信する。エンジントルク検出手段には、トルクセンサを用いるか、またはインジェクタの噴射パルス幅や吸気管内の圧力とエンジン回転数等など、エンジンのパラメータによる推定手段としても良い。
変速機制御ユニット100は、所望の第1クラッチ伝達トルクを実現するために、電磁弁105aへ印加する電圧V_claを調整することで、電磁弁105aの電流を制御し、第1クラッチ8を係合,解放する。
また、変速機制御ユニット100は、所望の第2クラッチ伝達トルクを実現するために、電磁弁105bへ印加する電圧V_clbを調整することで、電磁弁105bの電流を制御し、第2クラッチ9を係合,解放する。
また、変速機制御ユニット100は、所望の第1同期噛合い機構21の位置を実現するために、電磁弁105c,105dへ印加する電圧V1_slv1,V2_slv1を調整することで、電磁弁105c,105dの電流を制御し、第1同期噛合い機構21の噛合,解放を行う。
また、変速機制御ユニット100は、所望の第2同期噛合い機構22の位置を実現するために、電磁弁105e,105fへ印加する電圧V1_slv2,V2_slv2を調整することで、電磁弁105e,105fの電流を制御し、第2同期噛合い機構22の噛合,解放を行う。
また、変速機制御ユニット100は、所望の第3同期噛合い機構23の位置を実現するために、電磁弁105g,105hへ印加する電圧V1_slv3,V2_slv3を調整することで、電磁弁105g,105hの電流を制御し、第3同期噛合い機構23の噛合,解放を行う。
なお、変速機制御ユニット100には、電流検出回路(図示しない)が設けられており、各電磁弁の電流が目標電流に追従するよう電圧出力を変更して、各電磁弁の電流を制御している。
また、変速機制御ユニット100には回転センサ31,回転センサ32,回転センサ33から、第1入力軸回転数NiA,第2入力軸回転数NiB,出力軸回転数Noがそれぞれ入力され、また、レバー装置301から、Pレンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ等のシフトレバー位置を示すレンジ位置信号RngPosと、アクセル開度センサ302からアクセルペダル踏み込み量Apsと、ブレーキが踏まれているか否かを検出するブレーキスイッチ304からのON/OFF信号Brkが入力される。
なお、本実施例においては、運転者が手動でアップシフト/ダウンシフトを指令するための所謂マニュアルモード機能を備えた場合を記載しており、変速機制御ユニット100へ、アップスイッチ306,ダウンスイッチ307からのON/OFF信号UpSw,DnSwがそれぞれ入力される。
また、変速機制御ユニット100には、スリーブ1位置センサ61a,スリーブ2位置センサ62a,スリーブ3位置センサ63aから、第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のそれぞれのストローク位置を示す、スリーブ1位置RPslv1,スリーブ2位置RPslv2,スリーブ3位置RPslv3が入力される。
変速機制御ユニット100は、例えば、運転者がシフトレンジをDレンジ等にしてアクセルペダルを踏み込んだときは運転者に発進,加速の意志があると判断し、また、運転者がブレーキペダルを踏み込込んだときは運転者に減速,停止の意志があると判断し、運転者の意図を実現するように、エンジントルク指令値TTe,第1クラッチ目標伝達トルクTTs1,第2クラッチ目標伝達トルクTTs2を設定する。
また、出力軸回転数Noから算出する車速Vspとアクセルペダル踏み込み量Apsから目標とする変速段を設定し、設定した変速段への変速動作を実行するよう、エンジントルク指令値TTe,第1クラッチ目標伝達トルクTTs1,第2クラッチ目標伝達トルクTTs2,目標スリーブ1位置TPslv1,目標スリーブ2位置TPslv2,目標スリーブ3位置TPslv3を設定する。
また、変速機制御ユニット100は、設定した第1クラッチ目標伝達トルクTTs1,第2クラッチ目標伝達トルクTTs2,目標スリーブ1位置TPslv1,目標スリーブ2位置TPslv2,目標スリーブ3位置TPslv3を実現するよう、電磁弁105a,105b,105c,105d,105e,105f,105g,105hへ印加する電圧V_cla,V_clb,V1_slv1,V2_slv1,V1_slv2,V2_slv2,V1_slv3,V2_slv3を出力する。
次に、図3〜図7を用いて、本実施形態による自動変速機の制御装置によるプリシフト制御の具体的な制御内容について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置のプリシフト制御の全体の制御内容の概略を示すフローチャートである。
プリシフト制御フローは、ステップ301(目標スタンバイ位置演算)と、ステップ302(目標スタンバイギア締結未完了判定)と、ステップ303(スタンバイ側クラッチ解放完了判定)と、ステップ304(スタンバイギア締結制御)から構成される。
図3の内容は、変速機制御ユニット100のコンピュータ100cにプログラミングされ、あらかじめ定められた周期で繰り返し実行される。すなわち、以下のステップ301〜304の処理は、変速機制御ユニット100によって実行される。
ステップ301(目標スタンバイ位置演算)では、レンジ位置信号RngPos,アップスイッチUpSw,ダウンスイッチDnSw,アクセルペダル踏み込み量Aps,車速Vsp,ブレーキON/OFF信号Brkなどから、次の変速動作に備えて待機しておくべきギア段の目標値である目標スタンバイギア位置tGP_stbを設定する。
ステップ302(目標スタンバイギア締結未完了判定)では、ステップ301にて設定した目標スタンバイギア位置tGP_stbに関するスリーブ位置が噛合い位置にある場合は、スタンバイギア締結が完了したと判断し、プリシフト制御を終了する。スリーブ位置が噛合い位置に無い場合は、ステップ303へ進む。
ステップ303(スタンバイギア締結許可判定)では、スタンバイギアの締結を許可されているか否かを判定し、スタンバイギアの締結が許可されている場合は、ステップ304へ進む。スタンバイギアの締結が不許可の場合は、当該実行周期におけるプリシフト制御を終了する。
ステップ304(スタンバイギア締結制御)では、スリーブ位置を入力とした関数によって締結荷重を設定する。ここで前記関数は、スリーブ位置が小さい(ニュートラル付近)場合は比較的小さい値とし、スリーブ位置が中間領域(同期位置付近)となる領域においては比較的大きい値とし、スリーブ位置が大きい(噛合い位置付近)場合は再び比較的小さい値とすることが望ましい。また、前記関数の設定は、同期噛合い機構の耐久性を踏まえ、スタンバイギアの締結が可能である値であり、かつ可能な限り小さい値とすることが望ましい。
次に、図4を用いて、図3のステップ303(スタンバイギア締結許可判定)の詳細について説明する。
ステップ401において、自動変速モードであるか否かの判定を行い、自動変速モードである場合はステップ402へ進み、自動変速モードでない場合、例えば、手動変速モードの場合はステップ405へ進む。
ステップ402では、変速が完了しているか否か、すなわち、クラッチの架け替えが完了し所望のギア段が達成されているか否かの判定を行い、変速が完了している場合はステップ403へ進み、変速が完了していない場合はステップ404へ進む。
ステップ403では、スタンバイギアの締結を許可する。また、ステップ404では、スタンバイギアの締結を不許可とする。
ステップ405では、ステップ301にて設定した目標スタンバイギア位置tGP_stbを備える変速機入力軸に連結されるスタンバイ側クラッチの解放が完了しているか否かを判定し、スタンバイ側クラッチの解放が完了していると判断された場合は、ステップ406へ進む。スタンバイ側クラッチの解放が未完了の場合は、ステップ407へ進む。
ステップ406では、スタンバイギアの締結を許可する。また、ステップ407では、スタンバイギアの締結を不許可とする。
なお、図4は、例として自動変速モードであるか、それ以外のモードであるかに応じてスタンバイギアの締結を許可するタイミングを変更するように構成しているが、その他の条件、例えば油温に応じて、スタンバイギアの締結を許可するタイミングを変更するように構成しても良い。
次に、図5を用いて、図3から図4に示すようにして構成したときの第1のプリシフト制御例について説明する。
図5は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置を備えた自動車の、第1のプリシフト制御例を示すタイムチャートである。この第1のプリシフト制御例では、車両は1速で走行している状態で、次の変速動作に備えて待機しておくべきギア段の目標値である目標スタンバイギア位置をNから2速ギアに切替える場合のプリシフト制御内容と、続いて発生した変速要求に基づき1速から2速へ変速する場合の制御内容を示している。
図5において、図5(A)は目標ギア位置tGP_nxtを示している。図5(B)は目標スタンバイギア位置tGP_stbを示している。図5(C)はスリーブ1位置RPslv1を示している。3rdは3速側の締結位置、Nは中立位置、1stは1速側の噛合い位置を示している。図5(D)はスリーブ3位置RPslv3を示している。4thは4速側の締結位置、Nは中立位置、2ndは2速側の噛合い位置を示している。図5(E)は第1クラッチトルクおよび第2クラッチトルクを示している。
時刻t1以前では、図5(A)に示すように、目標ギア位置tGP_nxtは「1速」の1st、図5(B)に示すように、目標スタンバイギア位置tGP_stbは「中立」のN、図5(C)に示すように、スリーブ1位置RPslv1は1速側の締結位置1st、図5(D)に示すように、スリーブ3位置RPslv3は中立位置Nであり、1速で走行している状態である。
時刻t1において、図3のステップ301(目標ギア位置演算)によって、図5(B)目標スタンバイギア位置tGP_stbが「中立」のNから「2速」の2ndへと切替えられると、図4のステップ401にて自動変速モードであるか否かに応じて、ステップ402、または、ステップ405の判定を実施する。いずれのステップの判定においても、時刻t1において、条件成立となるため、ステップ303(スタンバイギア締結許可判定)の判定にて、スタンバイギア締結許可となり、ステップ304(スタンバイギア締結制御)によって、図5(D)スリーブ3位置RPslv3が中立位置のNから2速側締結位置である2ndへの移動を開始する。
時刻t2において、スリーブ3位置RPslv3の2ndへの移動が完了すると、図3のプリシフト制御を終了する。
時刻t3において、図5(A)目標ギア位置tGP_nxtが「1速」の1stから「2速」の2ndへと切替えられると、変速を開始し、時刻t4において、クラッチ操作の準備が完了すると、第2クラッチトルクを低減し解放を開始するとともに、第1クラッチトルクを徐々に立ち上げ係合を開始する。時刻t5において、クラッチの架け替えが完了すると、回転数を制御する所謂イナーシャフェーズ制御を実施し、時刻t6にて、変速が完了する。
次に、図6を用いて、図3から図4に示すようにして構成したときの第2のプリシフト制御例について説明する。
図6は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置を備えた自動車の、第2のプリシフト制御例を示すタイムチャートである。この第2のプリシフト制御例では、車両は自動変速モードの1速で走行している状態で、次の変速動作に備えて待機しておくべきギア段の目標値である目標スタンバイギア位置をNから2速ギアに切替える場合のプリシフト制御内容と、続いて発生した変速要求に基づき1速から2速への変速を開始した直後に、目標スタンバイギア位置を2速から3速へ切替える要求が発生した場合のプリシフト制御内容を示している。
図6において、横軸の時間は図5と同様である。
また、図6(A),(B),(C),(D),(E)は、図5(A),(B),(C),(D),(E)と同様の信号について示す。
時刻t4までは、図5に示す内容と同一である。
時刻t5において、図6(B)目標スタンバイギア位置tGP_stbが「2速」の2ndから「3速」の3rdへと切替えられる。図4のステップ401にて自動変速モードであるため、ステップ402の判定を実施する。ステップ402の判定は、時刻t5において、条件不成立となるため、ステップ303(スタンバイギア締結許可判定)の判定にて、スタンバイギア締結不許可となる。時刻t7にて変速が完了すると、ステップ402の判定において、条件成立となるため、ステップ303(スタンバイギア締結許可判定)の判定にて、スタンバイギア締結許可となり、ステップ304(スタンバイギア締結制御)によって、図5(C)スリーブ1位置RPslv1が1速側締結位置の1stから3速側締結位置である3rdへの移動を開始する。
時刻t8において、スリーブ1位置RPslv1の3rdへの移動が完了すると、図3のプリシフト制御を終了する。このとき、時刻t7において、図6(A)目標ギア位置tGP_nxtが「2速」の2ndから「3速」の3rdへと切替えられるが、時刻t8においては、スリーブ1位置RPslv1の3rdへの移動が完了しておらず、変速を開始しない。その後、時刻t8において、スリーブ1位置RPslv1の3rdへの移動が完了すると、変速を開始する。
次に、図7を用いて、図3から図4に示すようにして構成したときの第3のプリシフト制御例について説明する。
図7は、本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置を備えた自動車の、第3のプリシフト制御例を示すタイムチャートである。この第3のプリシフト制御例では、車両は手動変速モードの1速で走行している状態で、次の変速動作に備えて待機しておくべきギア段の目標値である目標スタンバイギア位置をNから2速ギアに切替える場合のプリシフト制御内容と、続いて発生した変速要求に基づき1速から2速への変速を開始した直後に、目標スタンバイギア位置を2速から3速へ切替える要求が発生した場合のプリシフト制御内容を示している。
図7において、横軸の時間は図5と同様である。
また、図7(A),(B),(C),(D),(E)は、図5(A),(B),(C),(D),(E)と同様の信号について示す。
時刻t6までは、図5に示す内容と同一である。図7が図6と異なるのは、時刻t6において、図4のステップ401にて手動変速モードであるため、ステップ405の判定を実施し、第2クラッチトルクの解放により条件成立となるため、ステップ303(スタンバイギア締結許可判定)の判定にて、スタンバイギア締結許可となり、ステップ304(スタンバイギア締結制御)によって、図7(C)スリーブ1位置RPslv1が1速側締結位置の1stから3速側締結位置である3rdへの移動を開始する。
時刻t7において、スリーブ1位置RPslv1の3rdへの移動が完了すると、図3のプリシフト制御を終了する。このとき、時刻t7において、図6(A)目標ギア位置tGP_nxtが「2速」の2ndから「3速」の3rdへと切替えられると、スリーブ1位置RPslv1は3rdへの移動が完了しているため、すぐに変速を開始する。
以上述べてきたように構成することで、プリシフト制御の開始タイミングを早期化でき、連続変速要求時のレスポンスを向上することができる。
本発明の一実施形態による自動変速機の構成を示すスケルトン図である。 本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置に用いられる変速機制御ユニット100と、エンジン制御ユニット101の入出力信号関係を示すブロック線図である。 本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の制御内容の概略を示すフローチャートである。 図3に図示のスタンバイギア締結許可判定の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態による自動変速機の制御装置の第1のプリシフト制御例を示すタイムチャートである。 本発明の一実施の形態による自動変速機の制御装置の第2のプリシフト制御例を示すタイムチャートである。 本発明の一実施の形態による自動変速機の制御装置の第3のプリシフト制御例を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 第1ドライブギア
2 第2ドライブギア
3 第3ドライブギア
4 第4ドライブギア
5 第5ドライブギア
7 エンジン
8 第1クラッチ
9 第2クラッチ
11 第1ドリブンギア
12 第2ドリブンギア
13 第3ドリブンギア
14 第4ドリブンギア
15 第5ドリブンギア
21 第1同期噛合い機構
22 第2同期噛合い機構
23 第3同期噛合い機構
31 第1入力軸回転センサ
32 第2入力軸回転センサ
33 出力軸回転センサ
41 変速機第1入力軸
42 変速機第2入力軸
43 変速機出力軸
50 自動変速機
61 第1シフトアクチュエータ
62 第2シフトアクチュエータ
63 第3シフトアクチュエータ
100 変速機制御ユニット
101 エンジン制御ユニット
103 通信手段
105 油圧機構
105a 第1クラッチ用電磁弁
105b 第2クラッチ用電磁弁
105c 第1同期噛合い機構用第1電磁弁
105d 第1同期噛合い機構用第2電磁弁
105e 第2同期噛合い機構用第1電磁弁
105f 第2同期噛合い機構用第2電磁弁
105g 第3同期噛合い機構用第1電磁弁
105h 第3同期噛合い機構用第2電磁弁
301 レバー装置

Claims (6)

  1. 駆動力源の動力を伝達,遮断する複数の摩擦伝達機構と、前記摩擦伝達機構にそれぞれ連結される複数の変速機入力軸と、前記複数の変速機入力軸と変速機出力軸との間を複数の同期噛合い機構の選択操作によって選択的に連結する複数の歯車列とを備え、
    一方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを歯車列を介して連結し、かつ、一方の摩擦伝達機構を係合するとともに他方の摩擦伝達機構を解放することにより所望の変速段を達成し、
    次の変速段を予測し、前記予測結果に基づき、所定の同期噛合い機構を操作して、所望の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを所定の歯車列を介して連結状態にして待機せしめる待機制御を行う自動変速機の変速制御装置であって、
    前記待機制御による同期噛合い機構の連結動作開始タイミングは、所望の変速段の達成完了にかかわらず、所望の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が解放されたと判断する場合とすることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機の変速制御装置において、次の変速段の予測は、運転者の手動操作による目標変速段の選択に基づき行うことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  3. 請求項1に記載の自動変速機の変速制御装置において、待機制御による同期噛合い機構の連結動作開始タイミングは、所望の変速段の達成完了にかかわらず、所望の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が解放されたと判断する場合と、少なくとも所望の変速段の達成完了後であることを条件の一つとする場合とを、選択して切替えることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  4. 請求項3に記載の自動変速機の変速制御装置において、待機制御による同期噛合い機構の連結動作開始タイミングの切替えは、変速制御装置によって自動で目標とする変速段を選択する自動変速モードの場合と、運転者が目標とする変速段を選択可能な手動変速モードの場合とに応じて行うことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  5. 請求項3に記載の自動変速機の変速制御装置において、待機制御による同期噛合い機構の連結動作開始タイミングの切替えは、油温に応じて行うことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  6. 駆動力源の動力を伝達,遮断する複数の摩擦伝達機構と、前記摩擦伝達機構にそれぞれ連結される複数の変速機入力軸と、前記複数の変速機入力軸と変速機出力軸との間を複数の同期噛合い機構の選択操作によって選択的に連結する複数の歯車列とを備え、
    一方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを歯車列を介して連結し、かつ、一方の摩擦伝達機構を係合するとともに他方の摩擦伝達機構を解放することにより所望の変速段を達成し、
    次の変速段を予測し、前記予測結果に基づき、所定の同期噛合い機構を操作して、所望の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が連結された変速機入力軸と変速機出力軸とを所定の歯車列を介して連結状態にして待機せしめる待機制御を行う自動変速機の変速制御方法であって、
    前記待機制御による同期噛合い機構の連結動作を、所望の変速段の達成完了にかかわらず、所望の変速段の達成のために使用されていない方の摩擦伝達機構が解放されたと判断する場合に開始することを特徴とする自動変速機の変速制御方法。
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