JP2009040220A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低出力のインフレータを用いてもエアバッグ本体を十分に膨張展開できるエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】全体が袋状に膨張展開可能なエアバッグ本体6と、このエアバッグ本体6を膨張展開させるための燃焼圧縮ガスを噴出するインフレータ5とを有するエアバッグ装置であって、エアバッグ本体6は、その膨張展開時に両側面部を形成する2つの側面展開用チャンバ21と、エアバッグ本体6の膨張展開時に2つの側面展開用チャンバ21の間を離間させるよう膨張展開する左右展開用チャンバ22と、エアバッグ本体6の膨張展開時に2つの側面展開用チャンバ21の間に形成される主拘束用チャンバ23と、この主拘束用チャンバ23に外気を流入させるための外気流入孔24とを備え、インフレータ5は側面展開用チャンバ21と離間用チャンバ22に燃焼圧縮ガスを噴出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両衝突等の緊急時に膨張して乗員を保護するためのエアバッグ装置に関する。
従来より、自動車の衝突、横転などの緊急時にインフレータが作動し、このインフレータからの噴出ガスによってエアバッグ本体が膨張し、乗員を保護するエアバッグ装置が知られている。例えば助手席に着席する乗員を保護する助手席用エアバッグを備えたエアバッグ装置の例として特許文献1に記載のものがある(特許文献1参照)。
このエアバッグ装置は、複数の基布のそれぞれの縁部を縫合して単純な袋体として形成されたエアバッグ本体を備えており、通常時にはこのエアバッグ本体がリテーナの内部で折りたたまれて収納されている。そして自動車の衝突、横転などの緊急時にインフレータが作動して圧力流体を噴出すると、その圧力流体がエアバッグ本体の内部全体に行き渡るよう流入し、その内圧によりエアバッグ本体全体がほぼ一様に膨張展開する。
特開2006−273076号公報
上記エアバッグ装置は、全体的に大きな容量が必要なエアバッグ本体の内部全体に圧力流体を流入・充填して膨張展開させる構成であり、そのため出力が大きなインフレータが必要であってエアバッグ装置全体のコスト高の要因となっている。今後は、さらに低出力のインフレータを用いても十分に膨張展開できるエアバッグ本体が望まれていた。
本発明の目的は、低出力のインフレータを用いてもエアバッグ本体を十分に膨張展開できるエアバッグ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、全体が袋状に膨張展開可能なエアバッグ本体と、このエアバッグ本体を膨張展開させるための圧力流体を噴出するインフレータとを有するエアバッグ装置であって、前記エアバッグ本体は、その膨張展開時に両側面部を形成する2つの側面展開用チャンバと、前記エアバッグ本体の膨張展開時に前記2つの側面展開用チャンバの間を離間させるよう膨張展開する離間用チャンバと、前記エアバッグ本体の膨張展開時に前記2つの側面展開用チャンバの間に形成される主拘束用チャンバと、この主拘束用チャンバに外気を流入させるための外気流入孔とを備え、前記インフレータは前記側面展開用チャンバと前記離間用チャンバに前記圧力流体を噴出することを特徴とする。
本願第1発明においては、インフレータから噴出される圧力流体が2つの側面展開用チャンバと離間用チャンバの内部に流入してそれぞれを膨張展開させる。これにより、エアバッグ本体全体のうちで両側面が展開形成されるとともに、これら両側面どうしが強制的に離間され、それら両側面の間(袋体であるエアバッグ本体の内部)に主拘束用チャンバの空間が形成される。この過程で主拘束用チャンバの内部空間は負圧となるため、外気流入孔を介して主拘束用チャンバの内部に外気が流入し、エアバッグ本体が全体的に十分大きな容量で膨張展開する。
このようにエアバッグ本体全体が膨張展開する際において、インフレータはエアバッグ本体のうちの一部分である側面展開用チャンバと離間用チャンバにだけ圧力流体を供給すればよいだけとなり、この結果、低出力のインフレータを用いてもエアバッグ本体を十分に膨張展開することができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記離間用チャンバは、前記エアバッグ本体の膨張展開時にその下面部を形成する下面展開用チャンバを備えていることを特徴とする。
これにより、下面展開用チャンバが2つの側面展開用チャンバをそれぞれの展開方向の全体に渡って強制的に離間させるため、主拘束用チャンバを変形させることなく所定の容量で形成することができ、さらに下面展開用チャンバが展開膨張時のエアバッグ本体の下面部を形成するため、乗員が当接した際の拘束力を向上させることができる。
第3の発明は、上記第2発明において、膨張展開時の前記下面展開用チャンバの厚さ寸法は、膨張展開時の前記2つの側面展開用チャンバのそれぞれの厚さ寸法の半分より大きく、膨張展開時の前記2つの側面展開用チャンバのそれぞれの厚さ寸法より小さいことを特徴とする。
これにより、下面展開用チャンバが2つの側面展開用チャンバを離間させるための適切な膨張力を得ることができるとともに、必要以上にムダな圧力流体の流入を回避することができる。
第4の発明は、上記第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、前記インフレータは、前記離間用チャンバにだけ直接連通して前記圧力流体を噴出し、前記2つの側面展開用チャンバはそれぞれ前記離間用チャンバの展開方向の先端側部分に直接連通して前記離間用チャンバを介して前記圧力流体が流入されることを特徴とする。
これにより、インフレータから噴出された圧力流体はまず離間用チャンバにのみ流入して膨張展開を開始させ、その後に圧力流体が2つの側面展開用チャンバに流入し膨張展開させる。この順序で各チャンバを膨張展開させることにより、2つの側面展開用チャンバがいち早く離間されて主拘束用チャンバが迅速に形成されることになり、その結果エアバッグ本体の全体の展開速度を向上させることができる。
第5の発明は、上記第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記外気流入孔は前記2つの側面展開用チャンバのそれぞれの略中央部に備えられていることを特徴とする。
これにより、エアバッグ本体が通常時の折り畳まれている状態から膨張展開する過程において、比較的早いタイミングで展開形成される両側面に外気流入孔が設けられているため、外気流入孔をいち早く外部に露出させて主拘束用チャンバへの外気の流入経路を迅速に確保し、主拘束用チャンバへの外気の流入を円滑に行わせることができる。
第6の発明は、上記第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記2つの側面展開用チャンバは、それらの略中央部に縫合線を備えていることを特徴とする。
これにより、2つの側面展開用チャンバがそれぞれ広い面積で形成されている場合でも内部容量を低減させることができ、所定量の圧力流体の供給に対しても展開速度と展開エネルギーを向上させることができる。
第7の発明は、上記第1乃至第6発明のいずれかにおいて、前記2つの側面展開用チャンバは、ベントホールを備えていることを特徴とする。
これにより、所定の箇所に設けたベントホールから圧力流体を漏出させて膨張力を局所的に低減させることができるため、エアバッグ本体が乗員に当接させて拘束する際の拘束力を部分的に調整することができる。
第8の発明は、上記第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記2つの側面展開用チャンバは、それらの略中央部に当該側面展開用チャンバを上下に分割する分割縫合線と、これら分割縫合線によってそれぞれ上下に分割された各区画で互いに径の異なる調整ベントホールを備えていることを特徴とする。
これにより、各側面展開用チャンバにおいて分割された各区画が圧力流体の漏出量の違いにより膨張力が異なり、エアバッグ本体で各区画に対応する部分の拘束力に違いを持たせることができる。
上記目的を達成するために、第9の発明は、全体が平板状に膨張展開可能なエアバッグ本体と、このエアバッグ本体を膨張展開させるための圧力流体を噴出するインフレータとを有するエアバッグ装置であって、前記エアバッグ本体は、その膨張展開時にそれぞれ略上下方向に伸びて棒状に形成する複数の下方展開用チャンバと、前記エアバッグ本体の膨張展開時に前記複数の下方展開用チャンバの間を離間させるよう膨張展開する離間用チャンバと、前記エアバッグ本体の膨張展開時に前記複数の下方展開用チャンバの間に形成される主拘束用チャンバと、この主拘束用チャンバに外気を流入させるための外気流入孔とを備え、前記インフレータは前記下方展開用チャンバと前記離間用チャンバに前記圧力流体を噴出することを特徴とする。
本願第9発明においては、インフレータから噴出される圧力流体が下方展開用チャンバと離間用チャンバの内部に流入してそれぞれを膨張展開させる。これにより、エアバッグ本体全体が平板状に展開形成されるとともに、各下方展開用チャンバどうしが強制的に離間されつつ全体の厚さ寸法が増加し、隣り合う下方展開用チャンバの間(袋体であるエアバッグ本体の内部)に主拘束用チャンバの空間が形成される。この過程で主拘束用チャンバの内部空間は負圧となるため、外気流入孔を介して主拘束用チャンバの内部に外気が流入し、エアバッグ本体が全体的に十分大きな容量で膨張展開する。
このようにエアバッグ本体全体が膨張展開する際において、インフレータはエアバッグ本体のうちの一部分である下方展開用チャンバと離間用チャンバにだけ圧力流体を供給すればよいだけとなり、この結果、低出力のインフレータを用いてもエアバッグ本体を十分に膨張展開することができる。
本発明によれば、低出力のインフレータを用いてもエアバッグ本体を十分に膨張展開させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るエアバッグ装置を助手席用エアバッグに適用した場合の概略構造を示す側断面図であり、エアバッグ本体が膨張展開途中の状態を示している。
この図1において、助手席Sに着座している乗員Mの前方(車両の進行方向)にインストルメントパネル2が配置されており、このインストルメントパネル2の内部に助手席用エアバッグ装置1が設けられている。この助手席用エアバッグ装置1は、全体を収容する収容箱3と、この収容箱3の内部に設けられている容器状のリテーナ4と、このリテーナ4の内部に設けられているインフレータ5と、リテーナ4の上方の開口部を覆うように設けられているエアバッグ本体6とを備えている。
エアバッグ本体6は、後に詳述するように全体が袋状に形成されたものであり、通常時においては折り畳まれて収容箱3の内部に収納されている(この折り畳み状態は特に図示せず)。このエアバッグ本体6の下方の開口部がリテーナ4の開口部を覆っていることで、エアバッグ本体6の内部とリテーナ4の内部とが協働してほぼ密閉した空間を形成し、インフレータ5はその密閉された空間の内部に配置されている。また、破断開裂可能なティアラインが形成されているカバー部材7が収容箱3の上方の開口部を覆っており、このカバー部材7がインストルメントパネル2の上面に表出している。
このように構成された助手席用エアバッグ装置1にあっては、インフレータ5が図示しない制御装置から制御信号を入力されて作動することにより、内部の発火剤が点火して燃焼圧縮ガス(圧力流体)を噴出し、これによりリテーナ4及びエアバッグ本体6の内圧が上昇して折り畳み状態であったエアバッグ本体6が膨張展開を開始する。
エアバッグ本体6が膨張展開する過程では、その膨張力によりカバー部材7のティアラインを破断開裂し、収容箱3及びインストルメントパネル2の外部へ膨出してさらに助手席Sに着座している乗員Mへ向けて膨張展開する(図1に示す状態)。そして膨張展開したエアバッグ本体6が、乗員Mの上半身を当接させて衝撃を吸収するよう拘束する。なお、以下において、エアバッグ本体6が乗員側へ向かって膨張展開する方向(つまり車両後方へ向かう方向)を特に展開方向というものとする。
図2は、膨張展開した状態のエアバッグ本体6を図1中の矢視Aから見た外観斜視図であり、図3は、図2中III−III線による断面図、図4は図2中IV−IV線による断面図である。なお、これらの図において、図示の煩雑を回避するためにエアバッグ本体6の固定側(インフレータ5側)の構成は図示を省略し、またエアバッグ本体6の内部を透視した構造の一部を破線で示している(以下の対応する全ての図においても同様とする)。
これら図2、図3、図4において、エアバッグ本体6は複数の基布を縫合して形成した袋状のものであり、膨張展開した状態のエアバッグ本体6は全体が展開方向に沿って次第に太くなる(断面が大きくなる)形状となっている。そして膨張展開方向の先端側(乗員側;図2中左手前側)には乗員Mを当接させる拘束面11を有し、また上面12、下面13、及び左右方向に対向する2つの側面14を有している。
そしてエアバッグ本体6の内部には、左右方向の両側に略平板形状となる袋状の側面展開用チャンバ21が設けられており、それぞれの側面展開用チャンバ21がエアバッグ本体6全体で見た左右方向の側面部を形成している。またエアバッグ本体6の内部で展開方向の固定側(車両前方側;図2中の右奥側)には、左右方向に展開する袋状の左右展開用チャンバ(離間用チャンバ)22が設けられており、上記2つの側面展開用チャンバ21のそれぞれの展開方向の固定部分側が、左右展開用チャンバの展開方向先端側部分に連通している。上記インフレータ5は左右展開用チャンバ22にだけ直接連通しており、インフレータ5から供給される燃焼圧縮ガスはまず最初に左右展開用チャンバ22に直接供給され、その後にこの左右展開用チャンバ22を介して上記2つの側面展開用チャンバ21にそれぞれ供給される。
2つの側面展開用チャンバ21の間に形成される空間は主拘束用チャンバ23となっており、エアバッグ本体6の上面12と下面13にはそれぞれエアバッグ本体6の外部空間と主拘束用チャンバ23とを連通させる外気流入孔24が形成されている。また、側面展開用チャンバ21には、インフレータ5からの燃焼圧縮ガスを主拘束用チャンバ23内へ漏出させる小径のベントホール25が2つ形成されている(図中では側面展開用チャンバ21の近傍に形成)。なお、図示するように膨張展開状態にあるエアバッグ本体6の上面12と下面13は、それぞれ2つの側面展開用チャンバ21の上端と下端を渡すだけの面積で形成されている。
以上の構成のエアバッグ本体6による展開動作について、以下に詳しく説明する。
図5は、エアバッグ本体6の膨張展開動作において、側面展開用チャンバ21と主拘束用チャンバ23におけるそれぞれの内圧の変化を示すタイムチャートである。この図5において、図中左側から右側に向かって時系列変化するものとし、実線で側面展開用チャンバ21の内圧の変化の様子を、破線で主拘束用チャンバ23を内圧の変化の様子をそれぞれ示している。
まず、インフレータ5により燃焼圧縮ガスの供給が開始される前の状態では、エアバッグ本体6がまだ収容箱3内に折り畳まれた状態であり、側面展開用チャンバ21及び主拘束用チャンバ23のそれぞれの内圧は0となっている。そして、インフレータ5の作動により燃焼圧縮ガスの供給が開始した時点P0点からP1点にかけては、左右展開用チャンバ22を介して側面展開用チャンバ21の内部に燃焼圧縮ガスが流入し、内圧が急激に上昇する。
その後のP1点からP2点にかけては、その内圧の上昇による膨張力によって左右展開用チャンバ22とともに側面展開用チャンバ21が膨張展開を開始する(図1参照)。この過程において、エアバッグ本体6はその膨張力によりカバー部材7のティアラインを破断開裂してインストルメントパネル2の外部に膨出する。なお、この過程においては、左右展開用チャンバ22及び側面展開用チャンバ21の容積が増大するためそれらの内圧は急激に減少する。また、この過程においては、まだ主拘束用チャンバ23がほとんど折り畳まれた状態となっているため、その内圧は0となっている。
そして点P2から点P3にかけては、インストルメントパネル2から膨出したエアバッグ本体6の左右展開用チャンバ22及び側面展開用チャンバ21の内部に引き続き燃焼圧縮ガスが充填されて内圧が上昇し、上記図2〜図4に示した形状となるよう膨張展開を継続する。この過程において、2つの側面展開用チャンバ21がそれぞれ略平板形状に形成されるとともに、左右展開用チャンバ22が左右方向に展開して2つの側面展開用チャンバ21を互いに離間するよう引き離す。
この際、上述したようにエアバッグ本体6の上面12と下面13はそれぞれ2つの側面展開用チャンバ21の上端と下端を渡すだけの面積でしか形成されていないため、エアバッグ本体6の内部で離間された2つの側面展開用チャンバ21の間の空間が負圧となり、上面12と下面13にそれぞれ形成されている外気流入孔24を介してエアバッグ本体6外部から2つの側面展開用チャンバ21の間の空間、つまり主拘束用チャンバ23へ外気が流入し始める(点P4)。
そして最終的には、左右展開用チャンバ22及び各側面展開用チャンバ21の内部に燃焼圧縮ガスが行き渡り、点P3の時点で図2〜図4に示した所定の形状に膨張展開が完了して内圧が安定する。また一方、主拘束用チャンバ23の内部にも十分に外気が流入し、点P3の時点で図2〜図4に示した所定の形状に膨張展開が完了し、エアバッグ本体6全体が所定の形状で膨張展開が完了する。そして膨張展開が完了した点P3の時点では、主拘束用チャンバ23の内圧が、左右展開用チャンバ22及び各側面展開用チャンバ21の内圧とほぼ同じくらいに上昇しており、エアバッグ本体6全体は十分な拘束力で乗員Mを当接させ、衝撃から保護することができる。
以上説明した構成である本実施形態の助手席用エアバッグ装置1によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、本実施形態の助手席用エアバッグ装置1においては、インフレータ5から噴出される燃焼圧縮ガスが2つの側面展開用チャンバ21と左右展開用チャンバ22の内部に流入してそれぞれを膨張展開させる。これにより、エアバッグ本体6全体のうちで両側面が展開形成されるとともに、これら両側面どうしが強制的に離間され、それら両側面の間(袋体であるエアバッグ本体6の内部)に主拘束用チャンバ23の空間が形成される。この過程で主拘束用チャンバ23の内部空間は負圧となるため、外気流入孔24を介して主拘束用チャンバ23の内部に外気が流入し、エアバッグ本体6が全体的に十分大きな容量で膨張展開する。
このようにエアバッグ本体6全体が膨張展開する際において、インフレータ5はエアバッグ本体6のうちの一部分である側面展開用チャンバ21と左右展開用チャンバ22にだけ燃焼圧縮ガスを供給すればよいだけとなり、この結果、低出力のインフレータ5を用いてもエアバッグ本体6を十分に膨張展開することができる。
また、本実施形態においては、2つの側面展開用チャンバ21がそれぞれベントホール25を備えていることにより、所定の箇所に設けたベントホール25から燃焼圧縮ガスを漏出させて膨張力を局所的に低減させることができるため、エアバッグ本体6が乗員に当接させて拘束する際の拘束力を部分的に調整することができる。このベントホール25は、インフレータ5からの噴出速度と比較してかなり低い流出速度で燃焼圧縮ガスを漏出させる程度の径で形成することが望ましい。なお、このベントホール25は他の適切な箇所に異なる径で多数個形成してもよく、これについて詳しくは後述する変形例で説明する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1)外気流入孔を側面展開用チャンバに設ける場合
上記実施の形態では、外気流入孔24をエアバッグ本体6の上面12と下面13に設けるようにしていたが、各側面展開用チャンバ21に設けるようにしてもよい。
すなわち、図2〜図4に対応する図6〜図8に示すように、略平板形状の袋状に形成される各側面展開用チャンバ21Aの略中央部において、その厚さ方向で対向する基布どうしを密着させた部分に外気流入孔24を形成する。また、本変形例では、この外気流入孔24の近傍で展開方向における前後の位置に、燃焼圧縮ガスの流通方向に沿った縫合線26も設けている。
以上のように構成した本変形例においては、エアバッグ本体6Aが通常時の折り畳まれている状態から膨張展開する過程において、比較的早いタイミングで展開形成される両側面(側面展開用チャンバ21A)に外気流入孔24が設けられていることから、外気流入孔24をいち早く外部に露出させて主拘束用チャンバ23への外気の流入経路を迅速に確保し、主拘束用チャンバ23への外気の流入を円滑に行わせることができる。
また、各側面展開用チャンバ21Aに縫合線26を設けていることにより、2つの側面展開用チャンバ21Aがそれぞれ広い面積で形成されている場合でも内部容量を低減させることができ、所定量の燃焼圧縮ガスの供給に対しても展開速度と展開エネルギーを向上させることができる。
(2)下面展開用チャンバを設ける場合
上記実施の形態では、2つの側面展開用チャンバ21を左右方向に離間させるために展開方向の固定側に位置する左右展開用チャンバ22だけを設けていたが、本発明はこれに限られず、例えば左右展開用チャンバ22の一部として下面展開用チャンバを設けてもよい。
図9は、膨張展開した状態の本変形例におけるエアバッグ本体を図1中の矢視Aから見た外観斜視図であり、図10は図9中X−X線による断面図であって上記図7に対応する図、図11は図9中XI−XI線による断面図であって上記図4に対応する図、図12は図9中XII−XII線による断面図である。なお、上記実施形態及び上記第1変形例におけるエアバッグ本体6,6Aの構成と同等の部分については同じ符号を付して適宜説明を省略する(以下同様)。
これら図9〜図12において、エアバッグ本体6Bの内部には、下方側に略平板形状となる袋状の下面展開用チャンバ(離間用チャンバ)27が設けられており、この下面展開用チャンバ27が2つの側面展開用チャンバ21Aのそれぞれの下方側部分に密着して挟まれ、エアバッグ本体6B全体で見た下面部を形成している。またこの下面展開用チャンバ27の展開方向固定部分側が、左右展開用チャンバ22の中央部分に連通している。
以上のように構成した本変形例においては、左右展開用チャンバ22がエアバッグ本体6Bの膨張展開時にその下面部を形成する下面展開用チャンバ27を備えていることにより、下面展開用チャンバ27が2つの側面展開用チャンバ21Aをそれぞれの展開方向の全体に渡って強制的に離間させるため、主拘束用チャンバ23を変形させることなく所定の容量で形成することができ、さらに下面展開用チャンバ27が展開膨張時のエアバッグ本体6Bの下面部を形成するため、乗員Mが当接した際の拘束力を向上させることができる。
なお、膨張展開時の下面展開用チャンバ27の厚さ寸法Wは、膨張展開時の各側面展開用チャンバ21Aの厚さ寸法Wの半分より大きく、同じ厚さ寸法Wより小さくなるよう形成するとよい。これにより、下面展開用チャンバ27が2つの側面展開用チャンバ21Aを離間させるための適切な膨張力を得ることができるとともに、必要以上にムダな燃焼圧縮ガスの流入を回避することができる。
ここで、本変形例において、具体的にエアバッグ本体6Bの全体の容量が例えば140Lである場合、左右展開用チャンバ22、2つの側面展開用チャンバ21A、及び下面展開用チャンバ27のそれぞれの容量の合計は90L程度となるよう形成すればよいため、使用するインフレータ5の出力は470kPa(140Lの場合)から200kPa(90Lの場合)へと削減できることになる。
(3)側面展開用チャンバを下面展開用チャンバだけに連通させる場合
上記第2変形例では、下面展開用チャンバ27とともに2つの側面展開用チャンバ21Aを左右展開用チャンバ22に直接連通させていたが、本発明はこれに限られず、例えば側面展開用チャンバ21Aを下面展開用チャンバ27だけに連通させてもよい。
すなわち、図9〜図12に対応する図13〜図16に示すように、各側面展開用チャンバ21Bの展開方向の固定側(図15の上側、図16の右側)の端部を密閉して独立させ、各側面展開用チャンバ21Bと下面展開用チャンバ27Aのそれぞれの展開方向の先端側(図15の下側、図16の左側)で互いに密着する部分に先端側連通孔28を形成し、この先端側連通孔28だけを介して各側面展開用チャンバ21Bと下面展開用チャンバ27Aとを連通させている。
上記構成のエアバッグ本体6Cでは、インフレータ5は下面展開用チャンバ27Aにだけ直接連通して燃焼圧縮ガスを噴出しており、2つの側面展開用チャンバ21Bにはこの下面展開用チャンバ27を介して燃焼圧縮ガスが流入される。なお、図示するこの変形例においては左右展開用チャンバ22を設けておらず、下面展開用チャンバ27Aのみで2つの側面展開用チャンバ21Bを左右方向に離間させる。
以上のように構成した本変形例においては、インフレータ5から噴出された燃焼圧縮ガスはまず下面展開用チャンバ27Aにのみ流入して膨張展開を開始させ、その後に燃焼圧縮ガスが2つの側面展開用チャンバ21Bに流入し膨張展開させる。この順序で各チャンバ21B,27Aを膨張展開させることにより、2つの側面展開用チャンバ21Bがいち早く離間されて主拘束用チャンバ23が迅速に形成されることになり、その結果エアバッグ本体6Cの全体の展開速度を向上させることができる。
なお、本変形例においては、ベントホールを4つ設けており、2つの側面展開用チャンバ27Aにおいてそれぞれ縫製線26で上下に2分割されている燃焼圧縮ガスの流通路のうち上方側の流通路には比較的小さい径のベントホール25uが設けられ、下方側の流通路には比較的大きい径のベントホール25dが設けられている。
そして、このように各側面展開用チャンバ27Aにおいて上下に並ぶ流通路にそれぞれ設けられたベントホール25u,25dの径の大きさが異なっていることから、燃焼圧縮ガスの漏出量の違いによって各流通路の区画における膨張力を異ならせることができる。つまり、小径のベントホール25uが設けられている上方側の流通路の区画では燃焼圧縮ガスの漏出量が少ないため膨張力を比較的高く維持することができ、また逆に大径のベントホール25uが設けられている下方側の流通路の区画では燃焼圧縮ガスの漏出量が多いため膨張力を比較的低く低減させることができる。
これにより、エアバッグ本体6Cの膨張展開方向の先端側で乗員Mを当接させて拘束する拘束面11のうち、側面展開用チャンバ27Aの上方側の流通路の区画に近接して主に乗員Mの頭部を拘束する拘束面上方半部11uでは比較的高い拘束力を維持することができ、また側面展開用チャンバ27Aの下方側の流通路の区画に近接して主に乗員Mの胸部を拘束する拘束面下方半部11uでは比較的低い拘束力とするよう違いを持たせることができる(なお、このベントホール25u,25dの構成は上記第1、第2変形例にも適用できる)。このように、多数のベントホール25を所定の箇所で適宜異なる径で設けることにより、エアバグ本体6における拘束力を部分的に調整することができる。
なお、以上の実施形態及び第1〜第3変形例におけるエアバッグ装置は、助手席用エアバッグ装置に適用したものであるが、本発明はこれに限られず、例えば図4に対応する図17に示すように運転席用のエアバッグ装置101に適用することもできる(図17中では上記第3変形例を適用した構成を示している)。この場合、運転席用エアバッグ装置101の収容箱103はステアリングホイール102の回転軸内部に収容され、エアバッグ本体6Cはそこから運転者の上半身に向けて直線的に膨張展開する。このように運転席用エアバッグ装置101に適用した場合でも、同様の効果が得られる。
(4)カーテンエアバッグ装置に適用した場合
本発明のエアバッグ装置の趣旨及び技術思想は、上述したような運転者や乗員の前方(車両方向前方)に配置するいわゆるフロントエアバッグ装置への適用に限られず、他にも例えば運転者や乗員の側方、つまりサイドドアの内面に沿って膨張展開させるカーテンエアバッグ装置に適用することもできる。
図18は、本発明を適用したカーテンエアバッグ装置で膨張展開した状態のエアバッグ本体の縦断面図である。なお、インフレータ5の近傍の構成は図示省略している。
この図18において、カーテンエアバッグ装置201が備えるエアバッグ本体206は全体が略平板形状の袋状ものであり、膨張展開時には略下方に伸びて棒状に形成する5本の下方展開用チャンバ(図示する例では車両後方側、つまり図18中の右側の2本が細く短く形成されている)221が互いに平行に配列されるよう備えられ、それら下方展開用チャンバ221の上端の間には隣合う2つの下方展開用チャンバ221どうしを離間させるよう膨張展開する前後展開用チャンバ(離間用チャンバ)222が設けられている。
各前後展開用チャンバ222は車両前後方向に沿って直列に配置・連通されており、またそれぞれが下方展開用チャンバ221の上端部に連通して櫛歯状の配置となっている。そして、各前後展開用チャンバ222の下方の位置で隣合う2つの下方展開用チャンバ221の間には、棒形状で袋状の主拘束用チャンバ223が設けられている。各主拘束用チャンバ223の下端には、内部と外部を連通させる外気流入孔224が形成されている。
特に図示しないが、このエアバッグ本体206は、通常時には全体が上端位置で直線状に折り畳まれており、この例ではインフレータ5から噴出した燃焼圧縮ガスが前後展開用チャンバ222の列の車両後方側の端部から供給されることで前後展開用チャンバ222の列及び各下方展開用チャンバ221に流入する。これにより、各下方展開用チャンバ221は略下方に伸びるよう膨張展開し、前後展開用チャンバ222はそれら下方展開用チャンバ221どうしの間の離間を維持させるように膨張展開する。
このように下方展開用チャンバ221及び前後展開用チャンバ222が膨張展開することで、エアバッグ本体206全体の厚さ寸法が増加するとともに隣り合う下方展開用チャンバ221どうしの間の主拘束用チャンバ223内の空間が負圧となって外気流入孔224から外気を流入し膨張展開する。これにより、エアバッグ本体206が全体的に十分大きな容量で膨張展開し、運転者及び乗員の側方からの当接を十分に拘束できるようになる。
以上のように構成した本変形例のカーテンエアバッグ装置201においても、エアバッグ本体206のうちの一部分である下方展開用チャンバ221と前後展開用チャンバ222にだけ燃焼圧縮ガスを供給すればよいだけであるため、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
本発明によるエアバッグ装置の一実施の形態の概略構造を示す側断面図である。 膨張展開した状態のエアバッグ本体を図1中の矢視Aから見た外観斜視図である。 図2中III−III線による断面図である。 図2中IV−IV線による断面図である。 エアバッグ本体の膨張展開動作において、側面展開用チャンバと主拘束用チャンバにおけるそれぞれの内圧の変化を示すタイムチャートである。 外気流入孔を側面展開用チャンバに設ける変形例において、膨張展開した状態のエアバッグ本体を図1中の矢視Aから見た外観斜視図である。 図6中のVII−VII線による断面図である。 図6中のVIII−VIII線による断面図である。 下面展開用チャンバを設ける変形例において、膨張展開した状態のエアバッグ本体を図1中の矢視Aから見た外観斜視図である。 図9中X−X線による断面図である。 図9中XI−XI線による断面図である。 図9中XII−XII線による断面図である。 側面展開用チャンバを下面展開用チャンバだけに連通させる変形例において、膨張展開した状態のエアバッグ本体を図1中の矢視Aから見た外観斜視図である。 図13中XIV−XIV線による断面図である。 図13中XV−XV線による断面図である。 図13中XVI−XVI線による断面図である。 運転席用エアバッグ装置に適用した変形例において、膨張展開した状態のエアバッグ本体をステアリングの軸方向に沿った断面で示した図である。 カーテンエアバッグ装置に適用した変形例において、膨張展開した状態のエアバッグ本体を車両前後方向に沿った断面で示した図である。
符号の説明
1 助手席用エアバッグ装置(エアバッグ装置)
5 インフレータ
6,6A,6B エアバッグ本体
,6C
21,21A 側面展開用チャンバ
,21B
22 左右展開用チャンバ(離間用チャンバ)
23 主拘束用チャンバ
24 外気流入孔
25 ベントホール
25u,25d ベントホール
26 縫合線
27,27A 下面展開用チャンバ(離間用チャンバ)
101 運転席用エアバッグ装置(エアバッグ装置)
201 カーテンエアバッグ装置(エアバッグ装置)
221 下方展開用チャンバ
222 前後展開用チャンバ(離間用チャンバ)
223 主拘束用チャンバ
224 外気流入孔
S 助手席
M 乗員

Claims (9)

  1. 全体が袋状に膨張展開可能なエアバッグ本体と、このエアバッグ本体を膨張展開させるための圧力流体を噴出するインフレータとを有するエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグ本体は、その膨張展開時に両側面部を形成する2つの側面展開用チャンバと、前記エアバッグ本体の膨張展開時に前記2つの側面展開用チャンバの間を離間させるよう膨張展開する離間用チャンバと、前記エアバッグ本体の膨張展開時に前記2つの側面展開用チャンバの間に形成される主拘束用チャンバと、この主拘束用チャンバに外気を流入させるための外気流入孔とを備え、
    前記インフレータは前記側面展開用チャンバと前記離間用チャンバに前記圧力流体を噴出することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1記載のエアバッグ装置において、
    前記離間用チャンバは、前記エアバッグ本体の膨張展開時にその下面部を形成する下面展開用チャンバを備えていることを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項2記載のエアバッグ装置において、
    膨張展開時の前記下面展開用チャンバの厚さ寸法は、膨張展開時の前記2つの側面展開用チャンバのそれぞれの厚さ寸法の半分より大きく、膨張展開時の前記2つの側面展開用チャンバのそれぞれの厚さ寸法より小さいことを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のエアバッグ装置において、
    前記インフレータは、前記離間用チャンバにだけ直接連通して前記圧力流体を噴出し、前記2つの側面展開用チャンバはそれぞれ前記離間用チャンバの展開方向の先端側部分に直接連通して前記離間用チャンバを介して前記圧力流体が流入されることを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載のエアバッグ装置において、
    前記外気流入孔は前記2つの側面展開用チャンバのそれぞれの略中央部に備えられていることを特徴とするエアバッグ装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載のエアバッグ装置において、
    前記2つの側面展開用チャンバは、それらの略中央部に縫合線を備えていることを特徴とするエアバッグ装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載のエアバッグ装置において、
    前記2つの側面展開用チャンバは、ベントホールを備えていることを特徴とするエアバッグ装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれか1項記載のエアバッグ装置において、
    前記2つの側面展開用チャンバは、それらの略中央部に当該側面展開用チャンバを上下に分割する分割縫合線と、これら分割縫合線によってそれぞれ上下に分割された各区画で互いに径の異なる調整ベントホールを備えていることを特徴とするエアバッグ装置。
  9. 全体が平板状に膨張展開可能なエアバッグ本体と、このエアバッグ本体を膨張展開させるための圧力流体を噴出するインフレータとを有するエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグ本体は、その膨張展開時にそれぞれ略上下方向に伸びて棒状に形成する複数の下方展開用チャンバと、前記エアバッグ本体の膨張展開時に前記複数の下方展開用チャンバの間を離間させるよう膨張展開する離間用チャンバと、前記エアバッグ本体の膨張展開時に前記複数の下方展開用チャンバの間に形成される主拘束用チャンバと、この主拘束用チャンバに外気を流入させるための外気流入孔とを備え、
    前記インフレータは前記下方展開用チャンバと前記離間用チャンバに前記圧力流体を噴出することを特徴とするエアバッグ装置。
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