JP2009039916A - 記録位置調整方法および記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外乱による影響を低減させつつも、効率的でかつ、インクや記録媒体の資源の使用量も少ない自動的なレジストレーション処理を可能とする。
【解決手段】調整パターンそれぞれの光学特性のデータから、これが外乱の影響を受けているかどうかを判定する。そして、外乱の影響が小さく、信頼性があると判定される場合には、第1および第2の調整パターン要素の相対的記録位置のずれが最も小さいデータとその近傍の光学特性のデータを使用して調整値を算出する。一方、外乱の影響が大きい場合は、前述の外乱が小さい場合よりも相対的ずらし量の範囲を拡大し、多くの光学特性のデータを使用して調整値を取得する。
【選択図】図7

Description

本発明は、ドットマトリックス記録における記録位置調整方法および該方法を用いる記録装置に関する。
記録媒体上にドットを形成することで記録を行う記録装置として、記録媒体に対し所定方向に移動するとともに、その方向と異なる方向(例えば記録媒体搬送方向)に記録素子としてのインクの吐出口を配列してなる記録ヘッドを用いるものがある。このような記録装置(インクジェット記録装置)近年では、記録速度を上げるために、配列される吐出口数は増大する傾向にあり、また、カラー記録を実現するために複数のインク色に対応して複数の吐出口列を設けた記録ヘッドが用いられるようになっている。特に、印刷品位を向上させるためにインク色数も増加しており、フルカラー画像を再現させるために必要なシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックに加え、その他の色調(色および濃度)のインクも用いられるようになっている。例えば、記録媒体に形成されるインクドットによる粒状感を低減するために淡色のインクが用いられたり、色再現域を拡大するためにレッド、ブルーおよびグリーンなどの特色インクが用いられる場合もある。
かかる状況下、記録ヘッドに形成される吐出口列の数が増加するにつれ、記録ヘッド製造時における吐出口形成位置のずれや、記録ヘッドの装着位置のずれ等に起因して、吐出口列間のドット記録位置のずれが発生してしまう場合がある。また、複数の記録ヘッドを用いる場合にも、記録ヘッド間の相対的位置のずれによってドット記録位置の位置のずれが発生することがある。さらには、同一の吐出口に関しても、往復移動の走査の双方向で記録を行う場合にドット記録位置のずれが生じることがある。これらのドット記録位置のずれが生じると、記録品位が低下してしまうため、従来からこれらのドット記録位置のずれを補正し、ドット記録位置を調整する処理(以下、レジストレーション処理とも言う)を行う技術が知られている。
レジストレーション処理は、1つの吐出口列を基準とし、その吐出口列によるドット記録位置に対する他の吐出口列によるドット記録位置の相対的なずれを求め、そのずれ量に基いてインクの吐出タイミングを補正することで実現される。双方向記録時の往方向走査と復方向走査と間のドット記録位置のずれについても、同様に吐出タイミングを補正することでレジストレーション処理を行うことが可能である。
ここで、ドット記録位置合せを行うための調整値を求める方法として、次のようなものがある。これは、基準側となる一の吐出口列と被基準側となる他の吐出口列とを用い、当該被基準側の吐出口列による吐出タイミングをずらしながら複数のサンプルパターン(以下、調整パターンという)を記録し、ユーザの目視により行うものである。また、双方向記録時のドット記録位置合せの調整値を求める場合も同様に、往方向走査に対し復方向走査での吐出タイミングをずらしながら複数の調整パターンを記録し、ユーザの目視に供するようにされる。つまり、ユーザは記録媒体に記録された複数の調整パターンからドット記録位置が最もよく合っているものを選択し、その情報を入力することで、記録装置に対し調整値を設定するのである。
しかしながら、この方法では目視判断ないしは選択設定をするという煩雑な作業を強いるものとなる。また、調整精度を上げるには記録する調整パターン数を増やさなければならず、ユーザは僅かな着弾位置ずれによる差を正確に判別しなければならなくなる。
そこで、インクジェット記録装置のキャリッジにセンサを搭載し、記録媒体上を走査させて調整パターンを光学的に読み取ることで、調整値を装置が自動的に決定する調整方法が採用されることがある(例えば特許文献1)。
特開平10−329381号公報 特開2006−102997号公報
ところで近年では、画質向上のため吐出インクの小滴化が進んでいる。このため、インクの吐出ないしドット記録に加わる外乱の影響が大きくなってきている。外乱としては、例えば、記録ヘッドを搭載するキャリッジが移動する際の振動や、キャリッジを支えるレールステーの歪みによる走査時の記録ヘッドの姿勢変動、あるいは記録媒体にパターンを記録した際に生じる記録媒体のうねり(コックリング)が挙げられる。これらの外乱は、調整パターン記録時のドット記録位置の変動要因となるだけでなく、自動調整を採用した場合、調整パターンをキャリッジに搭載した光学センサで読み取る際の光学特性にも影響を与えてしまう。特に、上述した淡色インクのように、元々調整パターンの光学的特性を検知しにくいインクでは、光学センサ出力のS/N比が低くなり、外乱による影響を特に受けやすい。
これらの外乱を抑制するためには、記録装置の機械的精度を向上させる、あるいは自動調整に対応して調整パターンを記録する記録媒体の種類を光学検知し易いものに制限するといった対策が考えられるが、コストやユーザービリティの観点から望ましくない。そのため、調整パターンの光学的読み取り出力値に外乱による影響があった場合でも、調整値をある程度の精度で決定できるようにすることが強く要望される。
そのための先行技術として、特許文献2に開示されたものが挙げられる。特許文献2では、調整パターンと同期させて異常検知用パターンを記録し、調整時の外乱により影響を受けた調整パターンの読み取り出力値に補正を施す、あるいは調整値算出時に影響を受けたパターンを除外して計算を実施する、といった対策が採られている。
しかしながら、かかる特許文献2では、調整パターンに加えて異常検知用パターンを記録する必要がある。このため、レジストレーション処理に要する時間が長くなったり、異常検知用パターンを記録する分、インク消費量が増し、また場合によっては記録媒体の量が多くなる、すなわち資源を多く必要とするという問題点も残されていた。
本発明の目的は、外乱による影響を低減させつつも、効率的でかつ、インクや記録媒体の資源の使用量も少ない自動的なレジストレーション処理を可能とすることにある。
そのために、本発明は、第1および第2の記録動作による記録位置を合わせるための記録位置調整方法において、
前記第1の記録動作によって記録される第1の調整パターン要素と、前記第2の記録動作によって記録される第2の調整パターン要素とからなり、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれによって異なる光学特性を示す調整パターンを、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置を変化させることで複数記録させる記録工程と、
該複数の調整パターンのそれぞれの前記光学特性を測定する測定工程と、
当該測定された複数の光学特性のデータの中から、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれが最も小さいデータを抽出する抽出工程と、
当該抽出したデータとその近傍の前記光学特性のデータとから、これらのデータの信頼性を判定する判定工程と、
該判定工程で信頼性が高いと判定された場合には、低いと判定された場合と比較して、少ない数の前記光学特性のデータに基づいて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する調整値取得工程と、
を具えたことを特徴とする。
また、本発明は、第1および第2の記録動作による記録位置を合わせるための記録位置調整方法において、
前記第1の記録動作によって記録される第1の調整パターン要素と、前記第2の記録動作によって記録される第2の調整パターン要素とからなり、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれによって異なる光学特性を示す第1調整パターンを、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置を変化させることで複数記録させる記録工程と、
該複数の第1調整パターンのそれぞれの前記光学特性を測定する測定工程と、
当該測定された複数の光学特性のデータの中から、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれが最も小さいデータを抽出する抽出工程と、
当該抽出したデータとその近傍の前記光学特性のデータとから、これらのデータの信頼性を判定する判定工程と、
該判定工程で信頼性が低いと判定された場合には、前記複数の光学特性のデータに基いて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する一方、前記判定工程で前記信頼性が高いと判定された場合には、前記第1調整パターンと異なる第2調整パターンを複数記録し、当該記録した第2調整パターンのそれぞれの光学特性を測定し、当該測定された前記第2調整パターンについての複数の光学特性のデータに基いて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する調整値取得工程と、
を具えたことを特徴とする。
さらに、本発明は、第1および第2の記録動作を行うとともに、前記第1および第2の記録動作による記録位置を合わせることが可能な記録装置において、
前記第1の記録動作によって記録される第1の調整パターン要素と、前記第2の記録動作によって記録される第2の調整パターン要素とからなり、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれによって異なる光学特性を示す前記調整パターンを、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置を変化させることで複数記録させる手段と、
該複数の調整パターンのそれぞれの前記光学特性を測定する測定手段と、
当該測定された複数の光学特性のデータの中から、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれが最も小さいデータを抽出する抽出手段と、
当該抽出したデータとその近傍の前記光学特性のデータとから、これらのデータの信頼性を判定する判定手段と、
該判定手段で信頼性が高いと判定された場合には、低いと判定された場合と比較して、少ない数の前記光学特性のデータに基づいて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する調整値取得手段と、
を具えたことを特徴とする。
加えて、本発明は、第1および第2の記録動作を行うとともに、前記第1および第2の記録動作による記録位置を合わせることが可能な記録装置において、
前記第1の記録動作によって記録される第1の調整パターン要素と、前記第2の記録動作によって記録される第2の調整パターン要素とからなり、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれによって異なる光学特性を示す第1調整パターンを、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置を変化させることで複数記録させる手段と、
該複数の第1調整パターンのそれぞれの前記光学特性を測定する測定手段と、
当該測定された複数の光学特性のデータの中から、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれが最も小さいデータを抽出する抽出手段と、
当該抽出したデータとその近傍の前記光学特性のデータとから、これらのデータの信頼性を判定する判定手段と、
該判定手段で信頼性が低いと判定された場合には、前記複数の光学特性のデータに基いて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する一方、前記判定工程で前記信頼性が高いと判定された場合には、前記第1調整パターンと異なる第2調整パターンを複数記録し、当該記録した第2調整パターンのそれぞれの光学特性を測定し、当該測定された前記第2調整パターンについての複数の光学特性のデータに基いて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する調整値取得手段と、
を具えたことを特徴とする。
本発明では、調整パターンそれぞれの光学特性のデータから、これが外乱の影響を受けているかどうかを判定する。そして、外乱の影響が小さく、信頼性があると判定される場合には、第1および第2の調整パターン要素の相対的記録位置のずれが最も小さいデータとその近傍の光学特性のデータを使用して調整値を算出する。この範囲においては記録位置の相対的ずらし量に対する濃度変化が単純な関数として求められ、精度良く調整値を決定することができる。一方、外乱の影響が大きい場合は、前述の外乱が小さい場合よりも相対的ずらし量の範囲を拡大し、多くの光学特性のデータを使用する。これにより、光学特性(濃度)の変化も大きくなるので、濃度曲線に対する外乱の比率は下がり、また、使用するデータ数が多くなることで調整値の信頼性を上げることができる。
このように、本発明によれば、自動的なレジストレーション処理に際し、外乱による影響を低減させつつも、効率を向上し、かつ、インクや記録媒体の資源の使用量も極力少なくすることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
(インクジェット記録装置の基本的な構成例)
図1から図4は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置の基本的な構成例を説明するための図である。
図1は、本発明を適用可能なカラーインクジェット記録装置の構成例を示す斜視図であり、フロントカバーを取り外して装置内部を露出させた状態を示している。
図1において、1000は交換式のインクジェットカートリッジ、2はインクジェットカートリッジ1000を着脱自在に保持するキャリッジユニットである。3は、インクジェットカートリッジ1000をキャリッジユニット2に固定するためのホルダである。インクジェットカートリッジ1000をキャリッジユニット2内に装着してからカートリッジ固定レバー4を操作すると、これに連動して、インクジェットカートリッジ1000がキャリッジユニット2に圧接される。この圧接によって、インクジェットカートリッジ1000の位置決めが行われると同時に、キャリッジユニット2に設けられた所要の信号伝達用の電気接点とインクジェットカートリッジ1000側の電気接点とが接続される。5は、電気信号をキャリッジユニット2に伝えるためのフレキシブルケーブルである。
なお、図1には明示されていないが、キャリッジユニット2には、自動レジストレーション処理システムにおいて、記録媒体に記録された複数の調整パターンの記録濃度を検出する機能を果たす反射型光学センサ(後述)が設けられている。副走査方向(矢印Y方向)への記録媒体の送りと、光学センサが取り付けられたキャリッジユニット2の主走査方向(矢印X方向)の移動と、を交互に実施することによって、記録媒体上に記録された調整パターン群の濃度を検出することができる。この光学センサは、記録媒体の端部を検出するための検知手段として兼用されていてもよい。
6はキャリッジユニット2を主走査方向に往復走査させる駆動源としてのキャリッジモータ、7はキャリッジモータ6の動力をキャリッジユニット2に伝達するためのキャリッジベルトである。8’は主走査方向に延在するガイドシャフトであり、キャリッジユニット2を支持すると共に、それを主走査方向に移動可能にガイドする。9はキャリッジユニット2に取り付けられた透過型のフォトカプラ、10は所定のキャリッジホームポジションの付近に設けられた遮光板である。12はホームポジションユニットであり、インクジェット記録ヘッドの吐出口形成面をキャッピングするキャップ部材、このキャップ部材内を吸引する吸引手段、さらに記録ヘッドの前面をワイピングする部材などの回復系を含む。
13は、記録媒体を排出するための排出ローラであり、不図示の拍車状ローラと協動して記録媒体を挟み込み、それを記録装置の外へと排出する。14はラインフィードユニットであり、記録媒体を副走査方向へ所定量搬送する。
図2(A)は、ヘッドカートリッジ1000の詳細を示す斜視図である。
15はブラック(Bk)のインクを収納したインクタンク、16はシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)のインクを収納したインクタンクであり、これらはインクジェットカートリッジ本体に対して着脱できるようになっている。17はインクタンク16側の連結口であり、このインクタンク16が収納する各色インクを導入するインクジェットカートリッジ本体側のインク供給管20に対応する。18はインクタンク15側の連結口であり、このインクタンク15が収納するブラックインクを導入するインクジェットカートリッジ本体側のインク供給管に対応する。それらの連結口17,18と、対応するインクジェットカートリッジ本体側のインク供給管との連結によって、インクジェットカートリッジ本体に保持されている記録ヘッド1に対して、インクの供給が可能となる。19は電気接点部であり、キャリッジユニット2に設けられた電気接点部との接続によって、フレキシブルケーブル5を介して記録装置本体の制御部からの電気信号の受容が可能となる。
本例にあっては、Bkのインクを吐出する吐出口が配列されたBkインク吐出口列1Aと、カラーインク吐出口列1Bと、が並列配備された記録ヘッド1を用いる。カラーインク吐出口列1Bには、それぞれY、MおよびCのインクを吐出する吐出口群が一体、かつインラインに形成されて、Bkインクの吐出口列1Aに平行に配されている。
図2(B)は、ヘッドカートリッジ1000の記録ヘッド1の主要部構造の要部を示す模式的斜視図である。
記録ヘッド1の各吐出部には、記録媒体と所定の隙間(例えば、約0.5〜2.0mm程度)をおいて対面する吐出口形成面21に、所定のピッチで複数の吐出口22が形成されている。各吐出口22と共通液室23とを連通する各液路24の壁面に沿って、インクを吐出するために利用される熱エネルギを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)25が配設されている。本例のヘッドカートリッジ1000は、各吐出部の吐出口22がキャリッジ2の走査方向と交差する方向(例えば副走査方向)に並ぶように、キャリッジ2に搭載される。そして、画像信号または吐出信号に基づいて、対応する電気熱変換体25を駆動することにより、液路24内のインクを膜沸騰させ、そのときに発生する気泡の圧力によって吐出口22からインクを吐出させることができる。
図3は、キャリッジユニット2に搭載される反射型光学センサを説明するための模式図である。
本例の反射型光学センサ30は、発光部31と受光部32を有する。発光部31から発した光35は記録媒体8にて反射され、その反射光37は受光部32で検出される。受光部32の検出信号は、記録装置の電気基板上に情報として伝えられる。記録媒体8に記録された調整パターン群の濃度を人の見た目と等しく検出するために、光の入射角と反射角を異ならせて、乱反射光を検出する構成となっている。
本例においては、C、M、Y、Bkの各色のインクがレジストレーション処理に用いられることを想定して、発光部31に白色LEDもしくは3色LEDを用い、受光部32には可視光に感度をもつフォトダイオードを用いる。異なる2色のインクドットが位置合わせ対象となるときには、それら異なる色のインクで記録された調整パターンに対して検出感度の高い色を選択して発光できることから、発光部31に3色LEDを用いることが好ましい。
図4は、記録装置の制御系の概略構成例を示すブロック図である。
図4において、CPU100は、図7または図9について後述する処理を含め、本記録装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM101は、それらの処理手順等のプログラムが格納され、またRAM102は、それらの処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられる。さらに110はEEPROM等の不揮発性メモリであり、装置の電源オフ時にも所要の情報を記憶しておくためのものである。
記録ヘッド1からのインクの吐出は、CPU100が電気熱変換体25の駆動データ(画像データ)および駆動制御信号(ヒートパルス信号)をヘッドドライバ1Aに供給することにより行われる。CPU100は、キャリッジを主走査方向に駆動するためのキャリッジモータ103をモータドライバ103Aを介して制御し、また記録媒体を副走査方向に搬送するための搬送モータ104をモータドライバ104Aを介して制御する。
さらにCPU100は、後述するように、光学センサ30を利用して記録位置の調整処理(レジストレーション処理)を実行する。この調整処理の機能は、記録装置に対して画像データを供給するホスト装置200側にもたせることもできる。また、その結果得られた調整値をホスト装置200側に保存しておくことも可能である。
(調整パターンの記録)
本実施形態のレジストレーション処理では、まず記録媒体に調整パターンを複数記録する。この際、各調整パターンはすべて、第1の記録動作による第1の調整パターン要素と第2の記録動作による第2の調整パターン要素とから構成されるが、第1の調整パターン要素に対する第2の調整パターン要素の相対的記録位置を異ならせる。第1および第2の記録動作に関与する、すなわち第1および第2の調整パターン要素を形成するのに使用する吐出口列は、調整対象となるインク色や走査方向などの組み合わせで決まる。
この組み合わせの例を挙げる。本例では、Bkインクの吐出口列1Aとカラーインクの吐出口列1Bとが設けられている。往方向走査の場合の位置合わせでは、これらの中から基準となるものを決め(例えばBkインクの吐出口列)、第1の調整パターン要素群を記録させるとともに、他方の吐出口列(例えばカラーインクの吐出口列)に第2の調整パターン要素群を記録させる。復方向走査の場合の位置合わせも同様である。なお、吐出口列が3列以上ある場合には、基準となる吐出口列と、残りの吐出口列のそれぞれとの組み合わせの数に応じて、複数の調整パターン群が記録されるようにすればよい。また、双方向記録用の位置合わせのための調整パターンについては、基準となる吐出口列のみを使用し、往方向走査と復方向走査とで、それぞれ、第1の調整パターン要素群と第2の調整パターン要素群とが記録されるようにすればよい。
いずれにしても、第1の調整パターン要素と第2の調整パターン要素との相対的記録位置は異なる。調整パターンないしその要素の数は、レジストレーション処理精度の要求を満たすために必要な相対的記録位置のずらし単位や、装置の機械的公差から要求される調整範囲により定めることができる。調整パターンの記録領域は、光学センサの検知領域の大きさ、1記録走査で記録可能な領域幅、調整パターン群に対する記録媒体の記録可能領域の大きさなどに基き、調整パターン記録に使用する記録媒体の寸法および調整のスループットに対して最適化可能である。
調整パターンは、第1および第2の調整パターン要素の相対的記録位置ずらし量に対して、光学特性の変化すなわち濃度変化が生じるように記録される。
図5(A)〜(C)は、第1および第2の調整パターン要素A1およびA2によって構成される調整パターンAの模式図である。
図5(A)〜(C)において、黒丸で描かれるドットは、第1の調整パターン要素A1のインクドットである。また白丸で描かれるドットは、第2の調整パターンAのインクドットである。図5(A)〜(C)においては、説明の便宜上、白黒のドットを用いているが、インクの色または濃さを表すことを企図したものではない。
図5(A)は、第1および第2の調整パターン要素A1およびA2の記録位置が合っている状態の説明図である。図5(B)は両者の記録位置が少しずれた状態を、また図5(C)は両者の記録位置がさらにずれた状態を示している。
本例における調整パターンAの群は、第1および第2の調整パターン要素A1およびA2の記録位置のずれが大きくなる従って、調整パターン全体の濃度が低下するように設定されている。すなわち、図5(A)では、ドットによって覆われるエリアファクタは約100%である。そして、図5(B)、(C)に示すように記録位置がずれるに従って、第1および第2の調整パターン要素A1およびA2の重なりが大きくなり、記録されていない領域、すなわちドットによって覆われない領域が広がる。
つまり、調整パターン群の意図するところは、第1および第2の調整パターン要素A1およびA2の相対的記録位置が相互にずれるに従ってエリアファクタを減少させることにある。記録濃度はエリアファクタに強く依存する。そのため、ドットの重なりによる濃度上昇よりも、記録されていない領域の増加の方が全体の濃度に与える影響が大きい。従って、光学センサ30により調整パターン群を読み取った濃度変化に基き、最も濃度が高い場合の相対的記録位置の条件に基いて、調整値取得を行うことが可能である。
なお、調整パターンにおけるドットの配置は、図5の例のように第1および第2の調整パターン要素を主走査方向(図の左右方向)で互いに異なる領域に配置されるものでもよいし、同じ領域に配置されるものでもよい。
図6(A)〜(C)は同じ位置にドットが配置される調整パターンBの例を示す。図示の例では、便宜的に第1の調整パターン要素B1および第2の調整パターン要素B2を構成するドットが副走査方向(図の上下方向)に重ならないように描かれているが、実際はドットが重なって配置されるものであり、そのようにしても問題はない。この例の場合、記録位置が合っている状態(同図(A))では、ドットの置かれる領域は狭く、エリアファクタが小さくなるため濃度は低くなる。記録位置のずれがある同図(B)では、調整パターン要素B1およびB2のドットの配置がずれることでエリアファクタが増加し、濃度が高くなる。同図(C)のようにさらに記録位置がずれれば、さらに濃度が高くなる。
これらの2例に示すように、要は、第1の調整パターン要素と第2の調整パターン要素とのずれの程度に対し、エリアファクタないしは濃度情報が敏感に変化するものであれば、適宜の調整パターンを採用できるのである。
(調整パターンの読み取り)
上述のようにして記録された調整パターン群に対し、キャリッジユニット2に搭載された、白色LEDあるいはRGBの3色LEDとフォトダイオードとで構成される光学センサ30をスキャンさせて光学特性(濃度)を測定する。使用するLEDは測定するインクごとに最も検出効率が良い色を選ぶ。光学センサ30により検出された信号は不図示のA/D変換処理部に伝送され、当該変換された信号は読み取った調整パターンの濃度データ値としてRAM102に記憶される。
なお、光学センサ30の検出能力は、2つの調整パターン要素で構成される複数の調整パターン間の濃度差が分かればよく、濃度の絶対値を検出する必要はない。また、光学センサ30の解像度は、1つの調整パターンが記録された領域よりも狭い領域を検知できるものであることが望ましい。
(調整値の算出)
レジストレーション処理のための調整値は、各調整パターンについて設定した第1および第2調整パターン要素の相対的位置ずれ量xi(iは各調整パターンに割り振られる番号)と、光学センサ30により読み取られたパターンの濃度により算出される。
図8は、相対的位置ずれ量に対する濃度分布の例を示す。2つの調整パターン要素で記録が合う位置は、相補的にドットを配置する場合(図5)は濃度が最も高い点、同じ位置にドットを配置する場合(図6)は濃度が最も低い点となる。調整パターン群の相対的記録位置のずらし量単位程度の調整解像度で十分であれば、調整パターン群の中で最も記録位置が合うパターンの位置ずれ量xiから調整値を決めればよい。それよりも高い調整解像度が必要となる場合、調整パターンの相対的位置ずれ量xiと濃度の関係から、連続的な濃度分布を表す近似曲線を求め、最も記録位置が合う調整値を求める。
相対的位置ずれ量xiに対する連続的な濃度分布を求めるため、各パターンの濃度データから近似曲線を算出する。この近似曲線として定める関数は、濃度分布のピークとなる相対的位置ずれ量xiを算出することを目的としているので、濃度分布のピークからある範囲内の相対的位置ずれ量に対する濃度分布を再現することができればよい。そのため、近似曲線で再現可能な相対的位置ずれ量の範囲内にある濃度データを抽出して用いる。抽出した濃度データから近似曲線を決めるパラメータを決定し、その曲線のピーク位置の相対的位置ずれ量から調整値を決める。
記録装置には、レジ調処理の対象となる2つの記録動作のうち一方の記録動作のタイミングを制御して、2つの記録動作の記録位置を合わせるため調整値が保存されている。この調整値は、更新が必要ないのであれば、工場出荷時の検査工程で調整値のデフォルト値を決定し、これを格納したROM101を記録装置に搭載すればよい。しかしレジストレーション処理がユーザの指示や、サービスマンまたはサービスセンターへの持込みによって行われる場合には、調整値をEEPROM110に格納するようにすれば、適宜に更新可能となる。この場合、記録装置に保存されている調整値に基づいて一方の記録動作のタイミングを制御して調整パターンを記録し、要素の相対的位置ずれが最小となる記録動作のタイミングの情報を得る。そして、調整パターンを記録した際の記録タイミングとずれが最小となるときの記録タイミングとに基づいて新たな調整値を決定し、EEPROM110に格納する。いずれの場合でも、調整値は、画像記録時の記録タイミング補正値として参照される。
相対的位置ずれ量に対する調整パターンの濃度変化の大きさは調整パターンを記録するインク、記録方法および記録媒体などにより変わるが、エリアファクタに対する濃度の相関関係は変わらないはずである。しかしながら、実際に光学センサ30により測定された濃度分布の形状が、エリアファクタの変化に対して単調な変化とならない場合、外乱により濃度データが変動したと言える。このように外乱の影響が大きい場合に、前述の最大濃度となる調整パターン、あるいは濃度分布曲線のピーク位置は実際の相対的位置ずれ量が最も小さくなる位置に合わなくなる。この影響を除外するには、特許文献2のように外乱の影響を受けた調整パターンの濃度データを調整値の算出時に使用しない、外乱による濃度変化を補正するパターンを同時に記録する方法がある。
(調整値算出方法の実施形態)
しかし本実施形態では、調整値の算出方法として、相対的な位置ずれ量に対する濃度変化を調整パターンから濃度曲線として求める方法を用いる。この濃度曲線を決めるために使う濃度データは、曲線と濃度データ分布とが良く合う範囲にある点のみを使用する。この方が濃度分布ピークの位置を精度良く求めるのに望ましい。しかし、使用する濃度データを限定しすぎると、外乱による濃度データ変動の影響をより大きく受けてしまうことになる。そのため、後述する濃度データが受けた外乱の影響の大きさを測る方法を用いて濃度データの信頼性を判定し、信頼性が高い場合は調整値算出に使用する濃度データ範囲を狭め、信頼性が低い場合は濃度データ範囲を広げるようにする。これにより、エリアファクタに対する濃度変化が外乱による変化よりも相対的に大きくなることで、調整値の決定精度の悪化が抑制される。
具体的には、本実施形態では、次の3つの方法を用いて信頼性を判定することができる。
(第1の信頼性判定方法)
調整パターンの相対的位置ずれ量に対する濃度変化は、エリアファクタの変化に対する濃度変化から予測できる。エリアファクタが大きくなれば濃度は高くなり、エリアファクタが小さくなれば濃度は低くなる。つまり、2つの調整パターン要素で記録された調整パターン群の中で最も記録位置が合うパターンで、図5の場合は濃度が最大(図6の場合は最小)となる。そして、相対的記録位置のずらし量が大きくなるにつれて図5の場合は濃度は低く(図6の場合は高く)なるはずである。
調整パターンの相対的記録位置ずれ量に対する濃度変化の大きさは調整パターンを記録するインク、記録方法および記録媒体などにより変わるが、エリアファクタの変化に対する濃度変化の勾配は変わらないはずである。また、第1調整パターン要素に対する第2調整パターン要素の相対的な記録位置ずらし量は予め決められた値となっている。しかしながら、実際に光学センサ30により測定された濃度分布の形状が、相対的記録位置ずれ量に対して単調に変化しない場合がある。この場合、外乱により記録位置が想定した位置とは異なっている、あるいは光学センサ30で調整パターンの濃度を測定する時に正確に読み取ることができず、濃度データに変動が生じたと考えられる。このように外乱の影響が大きい場合には、濃度データの信頼性は低いと判定する。
(第2の信頼性判定方法)
調整値の算出において、信頼性が高い場合の濃度データ範囲で濃度曲線を求める。このデータは、前述したように相対的記録位置ずれ量に対する濃度変化の近似曲線に良く合う範囲のもの抽出している。この領域内において濃度データと曲線の相関が悪化する場合、外乱による変動が大きいと考えることができる。濃度データと曲線の相関性を示すパラメータとして濃度データと曲線から求める標準偏差と、調整値が外乱により大きく変動しない標準偏差の閾値を設定する。そして、閾値以上の標準偏差となる濃度データの場合、前記データ範囲では濃度変化に対して外乱の影響が大きく信頼性が低いと判定する。
なお、第2の信頼性判定方法で用いる濃度データと濃度曲線の相関性を示すパラメータは、標準偏差以外でもよい。例えば、相関係数や分散などを使用しても濃度データと濃度曲線に一定以上の相関性があるかどうかを判断することができる。
(第3の信頼性判定方法)
前述したように、エリアファクタに対する濃度変化の大きさは、調整パターンを記録するインク、記録方法および記録媒体などにより変わる。例えば、淡色インクで記録された調整パターンを光学センサにより光学特性測定する場合、他のインクの場合と比較して各調整パターンの濃度差は小さくなる。また、測定に使用するLEDおよびフォトダイオードの光学特性により、検出される濃度と、その濃度に加わる外乱の影響の度合は異なる。そこで、相対的記録位置のずらし量に対して濃度変化の大きさが十分でなく、外乱による濃度データへの影響が大きくなるような調整パターンの記録方法や光学測定方法、あるいはそれらの組み合わせとなる場合、濃度データの信頼性は低くなると判定する。例えば、調整パターンの記録に使用されていたインク色が光学特性を測定し難いインクの場合、信頼性が低いと判定することができる。
なお、第2および第3の信頼性判定方法を纏めて、1つの信頼性測定方法として採用することも可能である。すなわち、濃度データと濃度曲線に一定以上の相関性があるかどうかの判断を異なる記録方法また光学測定方法毎に行う。例えば、調整値が外乱により大きく変動しない標準偏差の閾値をインク色毎に設定し、信頼性の低いインク色に対してはその閾値を低くする。
(信頼性判定方法の組み合わせ)
そして本実施形態では、上記第1、第2および第3の濃度データの信頼性判定方法を適宜組み合わせて用いる。第3の判定方法はレジストレーションの調整項目により決まるため、予め算出方法を決めておくことができる。第1の判定方法は光学特性を測定した段階で適用することができる。第2の判定方法は濃度データから濃度曲線を決めた段階で適用することができる。このように各判定方法が異なるため、その2以上を適宜組み合わせることができる。例えば図7に示すような処理手順において、判定を組み合わせて用い、調整値を算出することが可能となる。
(調整値算出例)
具体的に濃度データに対する信頼性判定方法の適用態様について説明する。ここでは、例として図8の(C1)、(D1)および(E1)に示すような相対的記録位置ずらし量に対する濃度データを挙げる。これに対し、図7に示した信頼性判定処理手順に沿って調整値を求めていく。
まず、図7のステップS1では7つの調整パターンを記録し、次にステップS2にて光学センサ30でこれらの光学特性を測定する。ここで、記録時に使用したインク、LEDおよび記録媒体などから、調整パターンを光学センサで測定した濃度データが信頼できるか否かを、第3の判定方法を適用して判定する(ステップS3)。図8の濃度データに対し、この判定では信頼性がある濃度データであると判定されたものとする。
次に、第2の判定方法を適用し、濃度データの変化が相対的記録位置に対して単調に変化するか否かを判定する(ステップS4)。ここでの相対的記録位置とは、2つの調整パターン要素の位置ずれがない状態からの記録位置のずらし量のことを言う。図8の(C1)および(E1)は濃度変化はピークから単調に変化しているが、(D1)は濃度変化が単調にはならず、反転するデータが存在している。よって、(D1)の場合は信頼性が低いと判定される。
これまでで信頼性が低いと判定されなかった(C1)および(E1)のデータは、濃度変化を表す近似曲線を求めるために利用される。この近似曲線を算出する際に使用する濃度データは、図8に示すように、濃度ピークから一定の範囲内にある、5つの調整パターンのデータのみを使用する(ステップS5)。(C2)および(E2)それぞれのデータについて求めた近似曲線は図8において点線で示されている。また、使用した濃度データは黒丸で示されている。ここで第1の判定方法を適用すると、(C2)の濃度データは求めた近似曲線と良く合っているのに対し、(E2)の濃度データは近似曲線とあまり相関が取れていないことがわかる。よって、(E2)の近似曲線は濃度変化を再現することができていないとして、濃度データの信頼性は低いと判定される(ステップS6)。
ここまでの処理により信頼性が高いと判定された(C2)の濃度データについては、5つの調整パターンのデータの近似曲線のピーク位置に基いて2つの調整パターン要素の相対的位置ずれ量ないし調整値を決定し、保存する。
また、上述の判定方法の適用によってそれぞれ信頼性が低いと判断された(D1)および(E1)のような場合は、ステップS7で処理される。ここでは、濃度変化に対する外乱の影響を小さくするため、近似曲線を算出する際に使用する濃度データの範囲を信頼性が高い場合より広げ、7つの調整パターンのデータを利用する。この広い範囲の濃度データから決めた実線で示す近似曲線のピーク位置から調整値を決定し、保存する。
本実施形態においては、第2の方法による信頼性判定にあたり、7つの調整パターンのデータのうち、濃度ピークから一定の範囲内にある5つの調整パターンのデータを用いている。そして、この5つのデータについて第2の判定方法を適用し、これらすべての判定において信頼性が確認された場合には、最終的にその5つのデータについての近似曲線に基いて調整値を決定する。一方、いずれかの第3、第1および第2の判定方法で信頼性がないと確認された場合には、近似曲線を算出する際に使用する濃度データの範囲を広げ、7つの調整パターンのデータについての近似曲線に基いて調整値を決定するようにしている。つまり、信頼性が高いと判定された場合には5点のデータを用い、また信頼性が低いと判定された場合には7点のデータを用いて、それぞれ近似曲線を当て嵌めることで、近似曲線の関数とデータとの標準偏差が小さくなり、調整値の精度を向上することができる。従って、外乱の影響が実質的になく、データの信頼性がある場合には、5つの調整パターンについて近似曲線を求めるだけで正確な調整値を迅速に決定することができるため、レジストレーション処理は迅速なものとなる。一方、外乱の影響がある場合には、7つの調整パターンのデータについての近似曲線に基いて調整値を決定することで、外乱の影響を極力排除し、正確な調整値を求めることが可能となる。
なお、本実施形態の処理では、信頼性を判断するに先立ち、図7のステップS1で予め7つの調整パターンを記録するものとした。ここで、まず濃度ピーク位置を算出し、濃度ピークから一定の範囲内にある5つの調整パターンのデータを用いて第3、第1および第2の判定に供することも可能である。
また、ステップS1では、広い範囲にある7つの調整パターンではなく、狭い範囲にある例えば5つの調整パターンを記録して上記第3、第1および第2の信頼性判定に供することも可能である。そして、いずれかで信頼性がないと判断された場合にさらに2つの調整パターンを追加記録し、改めて近似曲線を求めて調整値を決定することが可能である。しかしながら、本実施形態の方が、一度に調整パターンを記録するので、時間をおいて調整パターンが追加記録されることがない分、濃度のばらつきが少なくなると考えられること、およびレジストレーション処理のスループットを向上できる等の点で有利である。
加えて、記録する調整パターンの数、あるいは信頼性判定に当初使用する調整パターンないしは濃度データ数、さらには信頼性判定結果に応じて近似曲線を求めるために増やされる濃度データ数などはあくまでも例示であり、適宜の個数とできるのは勿論である。
(第2の実施形態)
次に、前述の信頼性判定を適用した他の実施形態を説明する。
図9は本発明の第2の実施形態に係る信頼性判定ないし調整値の取得処理手順を示す。本実施形態では2つの調整パターン群を記録可能とし、第1の調整パターン群のデータの信頼性に応じて第2の調整パターン群を記録する。この第1の調整パターン群は、記録装置の機械的公差から要求される調整範囲を満たす粗い調整を行うためのパターン群である。一方、第2の調整パターン群は、第1の調整パターン群よりも調整パターン要素間の相対的記録位置のずらし単位を細かくし、調整精度が高くなるように設定される。第1の実施形態では信頼性判定の結果、外乱の影響が少なく精度の高い調整値を取得することが期待できる場合には、使用する濃度データの範囲を制限し、調整値の精度を向上させている。これに対し、第2の実施形態は、信頼性判定の結果、外乱の影響が少ないと判定された場合には、第1の調整パターン群よりもずらし単位の細かい第2の調整パターン群を用いて調整値を取得することにより調整値の精度の向上を図るものである。
なお、第1の調整パターンと第2の調整パターンとで、ドット配置が異なっていてもよく、また第2の調整パターンにおける調整パターン要素間の相対的記録位置のずらし範囲についても、第1の調整パターンのものより狭くしてもよい。
第2の調整パターン群を使用する目的は、光学センサ30により得られる濃度データの特性が良い場合に、第1の調整パターン群よりも精度が高い第2の調整パターン群で調整値を決定することにある。また、第1の調整パターン群の濃度データの信頼性が低く、同じ記録方法の組み合わせにおいて外乱の影響により精度の向上が期待できない場合には、同じ記録方法の組み合わせで第2の調整パターン群を記録しない。このことで、調整時間の短縮および記録媒体の節約をすることができる。
さて、図9を参照するに、まず上記第1実施形態と同様に調整パターン群(第1の調整パターン群)を記録媒体上に記録し(ステップS11)、光学センサ30により光学特性を測定する(ステップS12)。次に、濃度ピークを算出した後(ステップS13)、さらに上述と同様の第3および第1の信頼性判定を実施する(ステップS14,S15)。第2の信頼性判定は第1、第3の信頼性判定に漏れが無ければ実施しなくてもよい。
第3および第1の信頼性判定により、第1の調整パターン群の濃度データが信頼できると判定された場合、この組み合わせの記録方法では外乱の影響は受け難いとし、さらに第2の調整パターン群を記録媒体上に記録する(ステップS16)。第2の調整パターン群についても同様に光学センサ30により光学特性を測定する。そして、上述と同様にして濃度データを抽出し、この濃度データから近似曲線を求め、第2の信頼性判定方法により第2の調整パターンの信頼性を判定する(ステップS17,S18)。なお、これに先立って、第3の信頼性判定を適用してもよい。
第2の調整パターンの信頼性が高いと判定された場合、第2の調整パターンから抽出された濃度データから求められた近似曲線のピーク位置から調整値を算出し、これを記憶する(ステップS19)。一方、ここまでの信頼性判定において、第1の調整パターンの濃度データ信頼性が低いと判定された場合(ステップS14またはS15で否定判定された場合)には、第1の調整パターンの抽出濃度データから求めた近似曲線により調整値を算出し、記憶する。また、第2の調整パターンの濃度データ信頼性が低いと判定された場合(ステップS18で否定判定された場合)にも、第1の調整パターンの抽出濃度データから求めた近似曲線により調整値を算出し、記憶する。
なお、本実施形態においても、信頼性判定の結果に応じて、使用する濃度データの範囲を拡大してもよいことは勿論である。
(その他)
上述した吐出口列ないし記録ヘッドの構成や個数、さらにはインク色調の種類や数などはあくまでも例示であって、適宜のものを採用できることはいうまでもない。例えば、上例では1つの記録ヘッドにBkインクの吐出口列とカラー(C,M,Y)インクの吐出口列を1つずつ、合計2個の吐出口列を設けた構成について説明した。しかしながら、吐出口列は同一色調について2以上が設けられたものでも、また各色調毎に1以上の吐出口列が設けられたものでもよい。さらに、1つの記録ヘッドに設けられる吐出口列の数や、記録ヘッドの数についても適宜定め得るものである。また、本発明は、吐出口列間の関係だけでなく、同一の吐出口列についても双方向記録を行う場合のレジストレーション処理についても有効なものであり、その意味では、単一の吐出口列のみを有する構成であってもよい。
加えて、以上の各実施形態では、記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出して画像を形成するインクジェット記録装置に本発明を適用した場合について説明した。しかし本発明は、記録ヘッドと記録媒体とを相対的に移動させながらドットを形成して記録を行うものであれば、方式を問わずいずれの記録装置についても適用可能である。
本発明を適用可能なインクジェット記録装置の基本的な構成例を示す斜視図である。 (A)は、図1のインクジェット記録装置におけるヘッドカートリッジの分解斜視図、(B)は、そのヘッドカートリッジにおける吐出部の拡大斜視図である。 図1のインクジェット記録装置に搭載される光学センサの模式図である。 図1のインクジェット記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1の実施形態に適用可能な調整パターンの一例であり、相補的な2つの調整パターン要素で構成されるものを示している。 (A)〜(C)は、本発明の第1の実施形態に適用可能な調整パターンの他の例であり、同じ位置に配置される本2つの調整パターン要素で構成されるものを示している。 本発明の第1の実施形態に係り、濃度データに対し複数の信頼性判定方法を組み合わせて調整値を算出する手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る信頼性判定方法の適用態様を説明するために、濃度データおよびその近似曲線の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 記録ヘッド
2 キャリッジユニット
8 記録媒体
30 反射型光学センサ
31 発光部
100 CPU
101 ROM
102 RAM
110 EEPROM

Claims (10)

  1. 第1および第2の記録動作による記録位置を合わせるための記録位置調整方法において、
    前記第1の記録動作によって記録される第1の調整パターン要素と、前記第2の記録動作によって記録される第2の調整パターン要素とからなり、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれによって異なる光学特性を示す調整パターンを、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置を変化させることで複数記録する記録工程と、
    該複数の調整パターンのそれぞれの前記光学特性を測定する測定工程と、
    当該測定された複数の光学特性のデータの中から、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれが最も小さいデータを抽出する抽出工程と、
    当該抽出したデータとその近傍の前記光学特性のデータとから、これらのデータの信頼性を判定する判定工程と、
    該判定工程で信頼性が高いと判定された場合には、低いと判定された場合と比較して、少ない数の前記光学特性のデータに基づいて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する調整値取得工程と、
    を具えたことを特徴とする記録位置調整方法。
  2. 調整値取得工程では、前記判定工程で信頼性が高いと判定された場合には、前記抽出したデータとその近傍の前記光学特性のデータに基づいて前記調整値を取得し、前記信頼性が低いと判定された場合には、前記信頼性が高いと判定された場合よりも拡大した範囲に含まれる前記光学特性のデータに基づいて前記調整値を取得することを特徴とする請求項1に記載の記録位置調整方法。
  3. 前記第1および第2の記録動作は、互いに異なる記録素子の記録媒体に対する移動によって行われるものと、同一の記録素子の前記記録媒体に対する往復移動によって行われるものとの、少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録位置調整方法。
  4. 前記判定工程では、前記相対的記録位置のずれの量に対する前記調整パターンの光学的特性が単調に変化する場合には信頼性が高いと判定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の記録位置調整方法。
  5. 前記判定工程では、調整パターンの記録に使用される色が前記光学特性を測定し難いものである場合に、信頼性が低いと判定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の記録位置調整方法。
  6. 前記判定工程では、前記抽出したデータおよびその近傍の前記光学特性のデータと、これらのデータから光学特性の分布として求めた関数との相関係数または標準偏差がある一定以上の値となる場合には、信頼性が高いと判定することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の記録位置調整方法。
  7. 第1および第2の記録動作による記録位置を合わせるための記録位置調整方法において、
    前記第1の記録動作によって記録される第1の調整パターン要素と、前記第2の記録動作によって記録される第2の調整パターン要素とからなり、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれによって異なる光学特性を示す第1調整パターンを、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置を変化させることで複数記録させる記録工程と、
    該複数の第1調整パターンのそれぞれの前記光学特性を測定する測定工程と、
    当該測定された複数の光学特性のデータの中から、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれが最も小さいデータを抽出する抽出工程と、
    当該抽出したデータとその近傍の前記光学特性のデータとから、これらのデータの信頼性を判定する判定工程と、
    該判定工程で信頼性が低いと判定された場合には、前記複数の光学特性のデータに基いて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する一方、前記判定工程で前記信頼性が高いと判定された場合には、前記第1調整パターンと異なる第2調整パターンを複数記録し、当該記録した第2調整パターンのそれぞれの光学特性を測定し、当該測定された前記第2調整パターンについての複数の光学特性のデータに基いて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する調整値取得工程と、
    を具えたことを特徴とする記録位置調整方法。
  8. 前記第1および第2の記録動作を行うためにインクを吐出するインクジェット記録ヘッドを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の記録位置調整方法。
  9. 第1および第2の記録動作を行うとともに、前記第1および第2の記録動作による記録位置を合わせることが可能な記録装置において、
    前記第1の記録動作によって記録される第1の調整パターン要素と、前記第2の記録動作によって記録される第2の調整パターン要素とからなり、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれによって異なる光学特性を示す前記調整パターンを、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置を変化させることで複数記録させる手段と、
    該複数の調整パターンのそれぞれの前記光学特性を測定する測定手段と、
    当該測定された複数の光学特性のデータの中から、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれが最も小さいデータを抽出する抽出手段と、
    当該抽出したデータとその近傍の前記光学特性のデータとから、これらのデータの信頼性を判定する判定手段と、
    該判定手段で信頼性が高いと判定された場合には、低いと判定された場合と比較して、少ない数の前記光学特性のデータに基づいて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する調整値取得手段と、
    を具えたことを特徴とする記録装置。
  10. 第1および第2の記録動作を行うとともに、前記第1および第2の記録動作による記録位置を合わせることが可能な記録装置において、
    前記第1の記録動作によって記録される第1の調整パターン要素と、前記第2の記録動作によって記録される第2の調整パターン要素とからなり、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれによって異なる光学特性を示す第1調整パターンを、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置を変化させることで複数記録させる手段と、
    該複数の第1調整パターンのそれぞれの前記光学特性を測定する測定手段と、
    当該測定された複数の光学特性のデータの中から、前記第1の調整パターン要素と前記第2の調整パターン要素との相対的記録位置のずれが最も小さいデータを抽出する抽出手段と、
    当該抽出したデータとその近傍の前記光学特性のデータとから、これらのデータの信頼性を判定する判定手段と、
    該判定手段で信頼性が低いと判定された場合には、前記複数の光学特性のデータに基いて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する一方、前記判定工程で前記信頼性が高いと判定された場合には、前記第1調整パターンと異なる第2調整パターンを複数記録し、当該記録した第2調整パターンのそれぞれの光学特性を測定し、当該測定された前記第2調整パターンについての複数の光学特性のデータに基いて前記記録位置を合わせるための調整値を取得する調整値取得手段と、
    を具えたことを特徴とする記録装置。
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