JP2009018927A - 給送装置、記録装置および給送方法 - Google Patents

給送装置、記録装置および給送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 付勢手段の付勢力のエネルギーロスを低減することができる給送装置を提供すること。
【解決手段】 給送装置(144)は、被記録媒体(P)が載置される載置部(101)と、載置された被記録媒体(P)を給送する給送ローラ230と、前記載置部(101)と前記給送ローラ230との間の距離を接近させるために前記載置部(101)および前記給送ローラ230の一方を付勢する付勢手段(280、290)と、前記付勢手段(280、290)の付勢力(290)の大きさを調整する付勢力調整手段(270、292)と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、被記録媒体が載置される載置部と、載置された被記録媒体を給送する給送ローラと、前記載置部と前記給送ローラとの間の距離を接近させるために前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢する付勢手段と、を備えた給送装置、該給送装置を備えた記録装置および前記給送装置における給送方法に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
また、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置に設けられた給送装置は、給送ローラと、該給送ローラに対して接離移動可能なホッパと、を有していた。そして、該ホッパは、ホッパレバーによって、前記給送ローラ側へ付勢されていた。具体的には、ねじりコイルばねの一端がホッパレバーと係合し、他端が前記給送装置の基体部に固定されていた。そして、該ねじりコイルばねが、前記ホッパレバーを介して前記ホッパを付勢していた。
図26に示すのは、従来技術の給送装置の概略を示す側断面図である。
図26に示す如く、従来の給送装置400は、基体部411と、給送ローラ401と、ホッパ402と、ホッパレバー403と、を有していた。このうち、ホッパレバー403は、カムフォロア405と一体に形成され、レバー軸404を支点に回動自在に設けられている。そして、ねじりコイルばね406の第1腕部407は、ホッパレバー403と係合し、第2腕部408は、基体部411のばね固定係合部413と係合している。
また、カム軸410には、カムフォロア405と係合可能なホッパカム409が設けられている。ホッパカム409は、図示しない給送用モータの動力によって、図中における反時計方向へ回動するように構成されている。そして、ホッパカム409がカムフォロア405と係合すると、ホッパレバー403は、ねじりコイルばね406の付勢力に抗して図中における時計方向へ回動する。このとき、ホッパ402は、ホッパレバー403と共に給送ローラ401から離間移動する。所謂、ホッパダウンである。
そして、ホッパカム409がさらに反時計方向へ回動すると、ホッパカム409とカムフォロア405との係合が解除される。従って、ホッパレバー403は、ねじりコイルばね406の付勢力によって、反時計方向へ回動する。このとき、ホッパレバー403は、ホッパ402を給送ローラ401に対して接近移動させる。所謂、ホッパアップである。そして、ホッパ402に載置された用紙は、時計方向へ回動する給送ローラ401によって、ピックアップされる。
ここで、用紙が給送ローラ401に付勢される力によって送り力が生じる。従って、用紙は、案内面部412に案内されながら給送される。
その後、給送が完了すると、反時計方向へ回動するホッパカム409が再びカムフォロア405と係合して、ホッパダウンが実行されるように構成されている。
特開2006−306616号公報
しかしながら、ねじりコイルばね406の第2腕部408は、基体部411のばね固定係合部413に固定される構成であった。即ち、ねじりコイルばね406の付勢力の大きさを調整することができない構成であった。ここで、用紙の給送中において、大きな送り力が必要なときと、小さな送り力で十分なときとがある。そのため、小さな送り力で十分であるでも、必要な送り力以上に送り力が生じている虞がある。係る場合、エネルギーロスとなる虞がある。
また、用紙の給送完了後および給送開始前において、必要以上に付勢力が生じている虞がある。係る場合も、エネルギーロスとなる虞がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、付勢手段の付勢力のエネルギーロスを低減することができる給送装置および該給送装置を備えた記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の給送装置は、被記録媒体が載置される載置部と、載置された被記録媒体を給送する給送ローラと、前記載置部と前記給送ローラとの間の距離を接近させるために前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力の大きさを調整する付勢力調整手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記給送装置は、前記付勢力調整手段を備えている。従って、前記付勢手段の付勢力の大きさを調整することができる。その結果、エネルギーロスを従来の構造と比較して低減することができる。
例えば、前記付勢力の大きさを調整することによって、前記給送ローラが被記録媒体を給送する際の送り力を調整することができる。また、前記載置部と前記給送ローラとの間の距離を離間させる際、前記付勢力を低減させることによって、離間移動を容易にすることができる。またさらに、前記距離を接近させる際、接近した後に前記付勢力が増加するように調整することによって、前記接近したときに生じる衝突音を低減することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記付勢力調整手段は、カム部を有し、前記付勢手段は、ねじりコイルばねを有し、該ねじりコイルばねの一端側が前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢し、該ねじりコイルばねの他端側が前記カム部と係合する構成であることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記付勢力調整手段は、カム部を有し、前記付勢手段は、ねじりコイルばねを有し、該ねじりコイルばねの一端側が前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢し、該ねじりコイルばねの他端側が前記カム部と係合する構成である。従って、容易に前記付勢力調整手段を構成することができる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記距離を離間させる離間移動手段を有し、前記付勢力調整手段は、前記距離の離間が開始される前に前記付勢力の減少を開始する構成であることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記距離を離間させる離間移動手段を有し、前記付勢力調整手段は、前記距離の離間が開始される前に前記付勢力の減少を開始する構成である。従って、前記付勢力に抗して前記距離を離間させる際の負荷ピーク値を、前記付勢力を減少させなかった場合と比較して、低減することができる。
例えば、モータ等の動力によって、前記距離を前記離間させる際、モータ等のトルクピーク値を低減することができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記距離を離間させる離間移動手段を有し、前記付勢力調整手段は、前記離間移動手段によって前記距離が離間した状態の前記付勢力を最小値に調整する構成であることを特徴とする。
ここで、「最小値」とは、前記付勢力と調整可能な範囲において最小となる値をいう。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記距離を離間させる離間移動手段を有し、前記付勢力調整手段は、前記離間移動手段によって前記距離が離間した状態の前記付勢力を最小値に調整する構成である。従って、前記距離が離間した状態から接近する際、載置された被記録媒体が前記給送ローラと衝突するときに生ずる衝突音を、前記付勢力を最小値に調整しなかった場合と比較して、低減することができる。
また、本態様は、前記距離が離間した状態において、他の部材に作用する負荷を、前記付勢力を最小値に調整しなかった場合と比較して、低減することができる。従って、他の部材が所謂、クリープ変形する虞を低減することができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4のいずれか一の態様において、給送ローラの給送方向下流側に重送された被記録媒体を分離可能な分離部を備え、前記付勢力調整手段は、前記距離が接近したときから給送中の被記録媒体の先端が前記分離部を通過するまでの間に前記付勢力を増大調整する構成であることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第1から第4のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記付勢力調整手段は、前記距離が接近したときから給送中の被記録媒体の先端が前記分離部を通過するまでの間に前記付勢力を増大調整する構成である。従って、本態様は、前記給送ローラに対して最上位の被記録媒体を、確実に前記分離部を通過させることができる。即ち、本態様は、前記分離部における分離を安定させることができる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記分離部の給送方向下流側に給送された被記録媒体を下流側へ搬送する搬送ローラ対を有し、前記付勢力調整手段は、給送中の被記録媒体の先端が前記分離部を通過した後から前記搬送ローラ対へ到達する直前までの間、前記付勢力を減少調整する構成であることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第5の態様と同様の作用効果に加え、前記付勢力調整手段は、給送中の被記録媒体の先端が前記分離部を通過した後から前記搬送ローラ対へ到達する直前までの間、前記付勢力を減少調整する構成である。ここで、被記録媒体の先端が前記分離部を通過した後は、前記分離部を通過することに必要な送り力ほどの送り力は必要ない。従って、本態様は、必要でない分の送り力を低減することができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記付勢力調整手段は、給送中の被記録媒体の先端が前記搬送ローラ対に到達したときからスキュー取りの実行が完了するまでの間、前記付勢力を増大調整する構成であることを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、第6の態様と同様の作用効果に加え、前記付勢力調整手段は、給送中の被記録媒体の先端が前記搬送ローラ対に到達したときからスキュー取りの実行が完了するまでの間、前記付勢力を増大調整する構成である。従って、本態様は、前記スキュー取りが実行される際、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との間において、給送された被記録媒体を確実に撓ませることができる。その結果、本態様は、精度良く確実にスキュー取りを実行することができる。
本発明の第8の態様の記録装置は、載置された被記録媒体を給送する給送部と、該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、前記給送部は、上記第1から第7のいずれかの態様の前記給送装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第8の態様によれば、前記給送部は、上記第1から第7のいずれかの態様の前記給送装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第7のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第9の態様の給送方法は、被記録媒体が載置される載置部と、載置された被記録媒体を給送する給送ローラとの間の距離を接近させるために、ねじりコイルばねの一端側が前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢し、該ねじりコイルばねの他端側を、変位させて被記録媒体を給送することを特徴とする。
本発明の第9の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る液体噴射装置の一例である記録装置の概略を示す全体斜視図である。また、図2に示すのは、本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図である。
記録装置100の本体の背面側には、被記録媒体としての用紙Pが載置・積層される載置部としてのホッパ101が、上方を支点に揺動可能に設けられている。ホッパ101の最上位に載置された用紙Pは、給送部144によって、搬送方向下流側である記録部側へ給送される。
具体的には、載置された用紙Pは、給送用モータ104によって駆動する給送ローラ230(図3〜図13参照)によりピックアップされる。そして、用紙Pは、左右の用紙ガイド103、103に案内されながら搬送方向の下流側の搬送ローラ対220(図3参照)へと給送される。搬送ローラ対220まで給送された用紙Pは、搬送用モータ(図示せず)によって駆動する搬送駆動ローラ221(図3参照)により、さらに搬送方向の下流側の記録部143へと搬送される。
記録部143は、用紙Pを下方から支持するプラテン105と、プラテン105の上方側に対向するように設けられたキャリッジ107とによって構成される。そのうち、キャリッジ107は、搬送される用紙Pの幅方向Xである主走査方向へ延びたキャリッジガイド軸(図示せず)に案内されながらキャリッジモータ102によって駆動する。さらに、キャリッジ107の底面部には、用紙Pへ向かってインクを吐出する記録ヘッド106が設けられている。記録部143で記録された用紙Pは、さらに下流側へと搬送され排出ローラ(図示せず)によって記録装置100の正面側から排出される。
また、記録装置100の本体の下方には、インクカートリッジ(図示せず)が装填され、インク供給針(図示せず)を介してインク供給路(図示せず)へとインクが供給される。さらに、インクは、インク供給チューブ110を介してキャリッジ107の記録ヘッド106まで供給される。そして、記録ヘッド106のフラッシング時、およびクリーニング時には、1桁側に設けられ、記録部143の吐出特性を維持する吐出特性維持部としてのインク吸引装置200においてインクの吐出・吸引動作が行われる。インク吸引装置200は、キャップ部204を備え、キャップ部204を上下方向へ移動させて記録ヘッド106を封止することができるように構成されている。
図3に示すのは、本発明に係る給送部の概略を示す側断面図である。
図3に示す如く、記録装置100の給送部144は、基体部210と、給送ローラ230と、ホッパ101と、ホッパレバー280とを有している。このうち、給送ローラ230は、給送ローラ軸231に側視D型に設けられ、弧部230aと、弦部230bとを有している。また、ホッパレバー280は、カムフォロア282と一体に形成され、レバー軸281を支点に回動自在に設けられている。またさらに、カム軸261には、ホッパカム260および付勢力調整カム270が設けられている。このうち、ホッパカム260は、カムフォロア282と係合可能に設けられている。一方、付勢力調整カム270は、扇形に形成され、カム弧部271と、カム第1直線部272と、カム第2直線部273とを有する。
また、付勢手段の一例であるねじりコイルばね290の第1腕部291は、ホッパレバー280と係合し、第2腕部292は、付勢力調整カム270と当接するように構成されている。
またさらに、基体部210には、給送される用紙Pを予備分離可能な間口規制部211と、本分離手段の一例である土手分離部212と、用紙Pの搬送ローラ対220へ案内する案内面部213とが設けられている。
このうち、土手分離部212は、摩擦係数が高い素材で形成されたパッドである。また、搬送ローラ対220は、搬送用モータの動力によって駆動する搬送駆動ローラ221と、搬送駆動ローラ221に従って回動する搬送従動ローラ222とを備えている。
また、給送部144は、給送が完了した際、分離された次位以下の用紙Pをホッパ101に押し戻すことが可能な戻しレバー300、300を、用紙Pの幅方向Xに一対備えている。そして、戻しレバー300、300は、給送用モータ104の動力によって、戻し動作を実行するように構成されている。
ホッパカム260が、図3における反時計方向へ回動し、カムフォロア282と係合すると、ホッパカム260は、ねじりコイルばね290の付勢力に抗して、ホッパレバー280を時計方向へ回動させる。従って、ホッパ101は給送ローラ230から離間移動する。所謂、ホッパダウンである。
そして、ホッパカム260が反時計方向へさらに回動し、カムフォロア282との係合が解除されると、ホッパレバー280は、ねじりコイルばね290の付勢力によって、反時計方向へ回動する。従って、ホッパ101は、給送ローラ230へ接近移動する。所謂、ホッパアップである。
ホッパアップすると、給送ローラ230によって、ホッパ101に載置された用紙Pのうち、最上位の用紙Pが給送される。具体的には、基体部210に設けられた間口規制部211において、次位以降の用紙Pと最上位の用紙Pとが予備分離される。そして、給送ローラ230が図3における時計方向へさらに回動すると、用紙Pの先端が本分離手段としての土手分離部212へ突入する。本実施形態において、土手分離部212は、前述したように摩擦係数が高い弾性体で形成されたパッドである。そして、最上位の用紙Pだけが、土手分離部212を乗り越えることができるように構成されている。
給送ローラ230がさらに回動すると、最上位の用紙Pの先端は、基体部210に形成された案内面部213に案内されて搬送ローラ対220へ到達する。用紙Pの先端が搬送ローラ対220まで到達すると、搬送ローラ対220および給送ローラ230によって用紙Pのスキュー取りが実行される。スキュー取りは、所謂、「突き当て方式」でも「食い付き吐き出し方式」であってもよい。
ここで、「突き当て方式」とは、停止している搬送ローラ対220に用紙Pの先端を突き当てる。そして、給送ローラ230と搬送ローラ対220との間において用紙Pを撓ませて、用紙Pの先端の姿勢を搬送ローラ対220のニップラインに倣わせる方式をいう。
一方、「食い付き吐き出し方式」とは、正転駆動している搬送ローラ対220に用紙Pの先端を所定量だけニップさせる。その後、逆転駆動させて給送ローラ230と搬送ローラ対220との間において用紙Pを撓ませて、用紙Pの先端の姿勢を搬送ローラ対220のニップラインに倣わせる方式をいう。
スキュー取りが実行された後、用紙Pは、搬送ローラ対220によって記録部143へ搬送される。このとき、給送ローラ230の姿勢は、リセット位置となる。
ここで、「リセット位置」とは、給送が完了したときにとる姿勢であって、給送ローラ230の弦部230bが、間口規制部211およびホッパ101に対向している位相をいう。
続いて、付勢力調整カム270のより詳しい動作について説明する。
図4(A)(B)に示すのは、リセット位置状態における給送部の動作を示す概略側面図である。このうち、図4(A)はホッパレバーおよびクラッチ装置を示す側面図である。一方、図4(B)は図4(A)におけるねじりコイルばねの第2腕部および付勢力調整カムを示す側面図である。
図4(A)に示す如く、給送部144は、クラッチ装置240を備えている。クラッチ装置240は、給送ローラ230がリセット位置となったとき、給送用モータ104から給送ローラ軸231への動力伝達は切断されるように構成されている。
クラッチ装置240は、第1回転体238と、第2回転体239と、クラッチレバー246と、を備えている。このうち、第1回転体238は、給送用モータ104からの動力伝達方向上流側である爪車245を備えている。また、第2回転体239は、給送ローラ軸231と一体に回動するように設けられている。またさらに、第2回転体239は、揺動支点242を支点に揺動可能なクラッチ揺動部241を有している。
さらに、クラッチ揺動部241は、爪車245と噛合うことが可能な歯部243と、第1爪部244とを有している。また、クラッチレバー246は、回動軸248を支点に揺動可能に設けられている。そして、クラッチレバー246は、回動軸248との間に摩擦を発生させる負荷抵抗部249と、第1爪部244と係合可能な第2爪部247とを有している。
ここで、回動軸248は、クラッチレバー246とは別体に構成されている。従って、給送用モータ104の動力を受けて回動軸248が正転および逆転すると、その方向へクラッチレバー246が回動する。
また、給送ローラ軸231とカム軸261との間において、動力を伝達する動力伝達ギア輪列250が設けられている。具体的には、動力伝達ギア輪列250は、第1ギア251と、第2ギア252と、第3ギア253と、第4ギア254と、を備えている。このうち、第1ギア251は、カム軸上に設けられている。また、第2ギア252は、第1ギア251と噛合うように設けられている。またさらに、第3ギア253は、第2ギア252と噛合うように設けられている。また、第4ギア254は、給送ローラ軸上に設けられ、第3ギア253と噛合うように構成されている。
図4(A)(B)に示す如く、給送ローラ230がリセット位置のとき、ホッパカム260は、カムフォロア282と係合している。従って、ホッパ101は、ホッパダウン状態となる。また、付勢力調整カム270のカム第1直線部272が、ねじりコイルばね290の第2腕部292と接触した状態である。またさらに、クラッチレバー246の第2爪部247は、クラッチ揺動部241の第1爪部244と係合した状態である。従って、歯部243は、爪車245から完全に離間した状態となる。
また、ホッパカム260には、回動誘発形状としての凹部262が設けられている。そして、リセット位置の状態では、カムフォロア282は、凹部262と接触している。
図5(A)(B)に示すのは、図4(A)(B)の状態から給送用モータが所定量だけ逆転駆動した状態を示す側面図である。
図5(A)(B)に示す如く、給送用モータ104が逆転駆動すると、クラッチレバー246の回動軸248が反時計方向へ回動する。このとき、前述したように、負荷抵抗部249が設けられているため、クラッチレバー246は、反時計方向へ回動する。従って、第1爪部244と第2爪部247との係合が解除される。
そして、クラッチ揺動部241は、図示しない付勢ばねの付勢力によって、揺動支点242を支点に時計方向へ揺動する。ここで、揺動支点242の位置は、第1爪部244が回動軸248から僅かに離間移動するように構成されている。
また、給送用モータ104の逆転駆動によって、第1回転体238の爪車245は、反時計方向へ回動する。従って、クラッチ揺動部241の歯部243は、爪車245と噛合おうとするが、爪車245の爪の向きによって、爪車245の爪をカチカチと小さな音を立てて乗り越える。そして、給送用モータ104の逆転駆動が停止する。
図6(A)(B)に示すのは、図5(A)(B)の状態から給送用モータが正転駆動した状態を示す側面図である。
図6(A)(B)に示す如く、給送用モータ104が正転駆動すると、クラッチレバー246の回動軸248および第1回転体238の爪車245は、時計方向へ回動する。従って、クラッチレバー246は、時計方向へ回動し、クラッチ揺動部241へ接近する。このとき、クラッチレバー246の第2爪部247は、クラッチ揺動部241の第1爪部244の反時計方向側に接近する。
また、爪車245が時計方向へ回動することによって、クラッチ揺動部241の歯部243が、爪車245の爪と噛合うことができる。そして、爪車245からクラッチ揺動部241へ動力が伝達され、クラッチ揺動部241は、爪車245と一体となって時計方向へ回動し始める。即ち、第1回転体238の爪車245から第2回転体239のクラッチ揺動部241への動力伝達が接続状態へ切り替わる。
図7(A)(B)に示すのは、図6(A)(B)の状態から給送用モータがさらに正転駆動した状態を示す側面図である。
図7(A)(B)に示す如く、給送用モータ104がさらに正転駆動すると、第2回転体239は、第1回転体238と一体に時計方向へ回動する。従って、給送ローラ230は、時計方向へ回動する。このとき、給送ローラ軸上に設けられた第4ギア254は、時計方向へ回動する。そして、第3ギア253は反時計方向へ、第2ギア252は時計方向へ、第1ギア251は反時計方向へ回動する。従って、ホッパカム260は、反時計方向へ回動する。このとき、付勢力調整カム270は、ねじりコイルばね290の第2腕部292を、レバー軸281を支点に反時計方向へ変位させる。その結果、付勢力調整カム270は、ねじりコイルばね290の付勢力を、図4(A)(B)〜図6(A)(B)に示す状態より増加させることができる。
図8(A)(B)に示すのは、図7(A)(B)の状態から給送用モータがさらに正転駆動した状態を示す側面図である。
図8(A)(B)に示す如く、給送用モータ104がさらに正転駆動すると、第1回転体238、第2回転体239および給送ローラ230は、時計方向へさらに回動する。従って、ホッパカム260は、反時計方向へさらに回動する。このとき、ホッパカム260とカムフォロア282との係合が解除される。従って、ホッパレバー280は、ねじりコイルばね290の付勢力によって、反時計方向へ回動する。その結果、ホッパ101はホッパアップ状態となる。
このとき、付勢力調整カム270は、反時計方向へさらに回動するので、ねじりコイルばね290の第2腕部292を、レバー軸281を支点に反時計方向へさらに変位させる。そして、ねじりコイルばね290の付勢力は、まだMax(最大値)ではない。従って、本発明の給送部144は、従来の給送装置と比較して、ホッパアップ時のホッパ101および載置された用紙Pが給送ローラ230と衝突する時の衝突音を低減することができる。
図9(A)(B)に示すのは、図8(A)(B)の状態から給送用モータがさらに正転駆動した状態を示す側面図である。
図9(A)(B)に示す如く、給送用モータ104がさらに正転駆動すると、第1回転体238、第2回転体239および給送ローラ230は、時計方向へさらに回動する。このとき、給送ローラ230は、ホッパ101に載置された用紙Pをピックアップして給送を開始する。
また、付勢力調整カム270は、反時計方向へさらに回動し、ねじりコイルばね290の第2腕部292を、レバー軸281を支点に反時計方向へさらに変位させる。そして、カム弧部271が第2腕部292と当接する。即ち、第2腕部292が、反時計方向へ最も変位した状態となる。その結果、ねじりコイルばね290の付勢力は、Maxとなる。
このとき、前述したように用紙Pの先端が、間口規制部211を通過し、土手分離部212を乗り越えるように構成されている。即ち、前記付勢力がMaxになることによって、用紙Pの送り力がMaxとなる。従って、用紙Pの先端が、土手分離部212を確実に乗り越えることができる。
その後、給送用モータ104がさらに正転駆動し、付勢力調整カム270は、反時計方向へさらに回動する。そして、カム第2直線部273の端部が、第2腕部292と当接する状態となる。従って、付勢力調整カム270は、第2腕部292を、反時計方向へ最も変位した状態から時計方向へ変位させることができる。その結果、ねじりコイルばね290の付勢力を、Maxから減少させることができる。
ここで、用紙Pの先端が土手分離部212を通過した後は、送り力はMaxである必要はない。従って、前記付勢力を減少させることによって、送り力を減少させることができる。その結果、付勢力調整カム270は、従来の給送装置と比較して、エネルギーロスを低減することができる。
そして、用紙Pの先端は、搬送ローラ対220にニップされた状態となる。言い換えると、用紙Pの給送が完了した状態となる。
尚、用紙Pのスキュー取りを実行する際、前記付勢力が増大し、その後、前記付勢力を減少させるように、付勢力調整カム270のカム形状を設けることが望ましい。係る場合、確実に給送ローラ230と搬送ローラ対220との間において、用紙Pを撓ませることができる。その結果、スキュー取りを確実に実行することができる。
図10(A)(B)に示すのは、図19(A)(B)の状態から給送用モータがさらに正転駆動した状態を示す側面図である。
図10(A)(B)に示す如く、給送用モータ104がさらに正転駆動すると、第1回転体238、第2回転体239および給送ローラ230は、時計方向へさらに回動する。また、ホッパカム260は、反時計方向へさらに回動する。そして、ホッパカム260は、カムフォロア282と当接し、ホッパレバー280を時計方向へ回動させる。従って、ホッパ101は、ホッパダウンを開始する。
このとき、カム第1直線部272およびカム第2直線部273を繋ぐ端部が、第2腕部292と当接した状態となる。即ち、第2腕部292が、最も時計方向へ変位した状態である。従って、ねじりコイルばね290の付勢力は、Min(最小値)となる。その結果、給送部144は、容易にホッパダウンを実行することができる。即ち、ホッパダウン実行の動力源である給送用モータ104の負荷を低減することができる。
また、このとき、戻しレバー300、300が、給送用モータ104の動力によって、戻し動作を実行するように構成されている。従って、付勢力調整カム270は、給送用モータ104の負荷トルクのピーク値を低減させることができる。
図11(A)(B)に示すのは、図10(A)(B)の状態から給送用モータがさらに正転駆動した状態を示す側面図である。
図11(A)(B)に示す如く、給送用モータ104がさらに正転駆動すると、第1回転体238、第2回転体239および給送ローラ230は、時計方向へさらに回動する。また、ホッパカム260は、反時計方向へさらに回動し、ホッパレバー280を時計方向へさらに回動させる。そして、カムフォロア282は、ホッパカム260に完全に乗り上げた状態となる。その結果、ホッパ101のホッパダウンが完了する。即ち、ホッパ101は、給送ローラ230から最も離間した状態となる。
また、付勢力調整カム270は、反時計方向へさらに回動し、ねじりコイルばね290の第2腕部292を、レバー軸281を支点に反時計方向へ僅かに変位させる。
図12(A)(B)に示すのは、図11(A)(B)の状態から給送用モータがさらに正転駆動した状態を示す側面図である。
図12(A)(B)に示す如く、給送用モータ104がさらに正転駆動すると、第1回転体238、第2回転体239および給送ローラ230は、時計方向へさらに回動する。そして、クラッチレバー246の第2爪部247が、クラッチ揺動部241の第1爪部244と係合する。従って、クラッチ揺動部241は、揺動支点242を支点に反時計方向へ揺動する。その結果、歯部243と爪車245との噛合わせが解除される。即ち、クラッチ装置240の動力伝達が切断状態となる。このとき、給送ローラ230は、リセット位置で停止する。
また、付勢力調整カム270は、反時計方向へさらに回動し、ねじりコイルばね290の第2腕部292を、レバー軸281を支点に反時計方向へさらに僅かに変位させる。従って、ホッパダウン状態におけるねじりコイルばね290の付勢力を極僅かに増大させることができる。このとき、極僅かに増大した前記付勢力は、カムフォロア282を、ホッパカム260の凹部262に対して押圧することができる。従って、ホッパカム260には、カムフォロア282の先端を凹部262の最も凹んだ位置へ案内する方向へ回動する力が作用する。所謂、もう一押しの力が、ホッパカム260を反時計方向へ回動させるように作用する。
このとき、該力は、カム軸261、第1ギア251〜第4ギア254を介して、第2回転体239を時計方向へさらに回動させることができる。従って、クラッチ揺動部241は、クラッチレバー246の第2爪部247に規制されながら、揺動支点242を支点に反時計方向へさらに揺動することができる。その結果、図12(A)(B)に示す状態から、図4(A)(B)に示す状態に戻ることができる。そして、クラッチ揺動部241の歯部243と、爪車245との噛合わせを確実に解除し、歯部243を、爪車245から完全に離間させることができる。即ち、前述したように該離間が不十分なことによるカチカチと騒音が生ずる虞がない。
尚、ホッパカム260に凹部262を設けない場合、ホッパダウン状態において、ねじりコイルばね290の付勢力をMinとすることが可能である。
また、給送部144は、ホッパダウン状態におけるねじりコイルばね290の付勢力を、従来の給送装置と比較して、減少させることができる。その結果、給送部144は、ホッパダウン状態におけるクリープ変形の虞を、従来の給送装置と比較して低減することができる。
図13に示すのは、モータの負荷トルク特性を示すグラフ図である。縦軸は、給送用モータの負荷トルク値を示す。一方、横軸は、リセット位置を基準とした給送ローラの位相を表す。このうち、実線で示すのは、本願の給送部の値である。一方、鎖線で示すのは、従来の給送装置の値である。
また、図14に示すのは、モータ軸上のトルク特性を示すグラフ図である。縦軸は、給送用モータの軸上のトルク値を示す。一方、横軸は、リセット位置を基準とした給送ローラの位相を表す。このうち、実線で示すのは、本願の給送部の値である。一方、鎖線で示すのは、従来の給送装置の値である。
尚、ねじりコイルばね290は、ホッパ101に用紙20枚載置可能な仕様のものである。そして、ホッパ101に用紙Pを1枚セットしたときの値である。
図13および図14に示す如く、給送ローラ230のリセット位置から給送ローラ230は回動する。そして、前述したように、ホッパアップ状態となる。このとき、ホッパカム260とカムフォロア282との係合が解除されるので、給送用モータ104のトルク値は減少する。
続いて、用紙Pの給送が開始される。従って、給送用モータ104のトルク値は増大する。
その後、用紙Pの先端が土手分離部212へ突入するため、給送用モータ104のトルク値はさらに増大する。そして、用紙Pの先端が土手分離部212を乗り越えると、用紙Pの先端に作用する摩擦抵抗が減少するので、給送用モータ104のトルク値は減少する。
さらに、用紙Pが給送されると、搬送ローラ対220へ到達し、スキュー取りが実行される。
そして、本願において、給送ローラ230が220°回動したとき、付勢力調整カム270によって、ねじりコイルばね290の付勢力が減少し始める。
給送ローラ230が約280°回動したとき、本願の給送部144および従来の給送装置において、ホッパダウンが開始する。このとき、本願では、予めねじりコイルばね290の付勢力を減少させてあるので、給送用モータ104にトルク値は、従来の給送装置の値と比較して小さい。即ち、本願では、給送用モータ104の負荷が小さいので、従来の給送装置と比較して、容易にホッパダウンを実行することができる。
尚、付勢力調整カム270によって、付勢力を減少させた際、第2腕部292が付勢力調整カム270を回動させるように力が作用するので、給送用モータ104の軸上のトルクは負の値となる。
給送ローラ230が300°回動したとき、戻しレバー300、300の戻し動作が開始するので、給送用モータ104のトルク値が増大する。その後、ホッパダウンが完了し、戻し動作も完了する。
本実施形態の給送装置としての給送部144は、被記録媒体の一例である用紙Pが載置される載置部としてのホッパ101と、載置された用紙Pを給送する給送ローラ230と、ホッパ101と給送ローラ230との間の距離を接近させるためにホッパ101および給送ローラ230の一方を付勢する付勢手段としてのホッパレバー280およびねじりコイルばね290と、ねじりコイルばね290の付勢力の大きさを調整する付勢力調整手段としての付勢力調整カム270および第2腕部292と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態の付勢力調整手段は、カム部としての付勢力調整カム270を有し、付勢手段は、ねじりコイルばね290を有し、ねじりコイルばね290の一端側である第1腕部291がホッパレバー280を介してホッパ101を付勢し、ねじりコイルばね290の他端側である第2腕部292が付勢力調整カム270と係合する構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の給送部144は、前記距離を離間させる離間移動手段としてのホッパカム260および給送用モータ104を有し、付勢力調整カム270は、前記距離の離間が開始される前に前記付勢力の減少を開始する構成であることを特徴とする。
また、本実施形態の給送部144は、前記距離を離間させる離間移動手段としてのホッパカム260、カムフォロア282および給送用モータ104を有し、付勢力調整カム270は、離間移動手段としてのホッパカム260、カムフォロア282および給送用モータ104によって前記距離が離間した状態の前記付勢力を最小値に調整する構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の給送部144は、給送ローラ230の給送方向下流側に重送された用紙Pを分離可能な分離部としての土手分離部212を備え、付勢力調整カム270は、前記距離が接近したときから給送中の用紙Pの先端が土手分離部212を通過するまでの間に前記付勢力を増大調整する構成であることを特徴とする。
本実施形態において、土手分離部212の給送方向下流側に給送された用紙Pを下流側へ搬送する搬送ローラ対220を有し、付勢力調整カム270は、給送中の用紙Pの先端が土手分離部212を通過した後から搬送ローラ対220へ到達する直前までの間、前記付勢力を減少調整する構成であることを特徴とする。
本実施形態の付勢力調整手段は、給送中の用紙Pの先端が搬送ローラ対220に到達したときからスキュー取りの実行が完了するまでの間、前記付勢力を増大調整する構成であることを特徴とする。
本実施形態の記録装置100は、載置された用紙Pを給送する給送部144と、給送部144から給送された用紙Pに記録ヘッド106により記録を実行する記録部143と、を備えていることを特徴とする。
本実施形態の給送方法は、用紙Pが載置されるホッパ101と、載置された用紙Pを給送する給送ローラ230との間の距離を接近させるために、ねじりコイルばね290の一端側であり第1腕部291がホッパ101および給送ローラ230の一方を付勢し、ねじりコイルばね290の他端側である第2腕部292を、変位させて用紙Pを給送することを特徴とする。
[他の実施形態1]
図15に示すのは、他の実施形態1の付勢力調整カムの位相0°(リセット位置)〜90°を示す動作図である。同様に、図16に示すのは、位相100°〜320°を示す動作図である。また、図17に示すのは、位相330°〜360°を示す動作図である。尚、リセット位置と360°とは実質同じである。
図15〜図17において、カム位置は、給送ローラがリセット位置であるときの付勢力調整カムの位相を基準とした位相である。また、ホッパ力は、ホッパが給送ローラに対して作用する力である。またさらに、バネモーメントは、ねじりコイルばねの付勢力である。また、カム軸負荷T(トルク)は、カム軸における負荷である。またさらに、レバー軸負荷T(トルク)は、レバー軸における負荷である。カム軸負荷T計は、カム軸負荷Tと、レバー軸負荷Tとの和である。そして、モータ軸トルクは、給送用モータの軸上の負荷である。
図15〜図17に示す如く、他の実施形態1の付勢力調整カム310は、カム弧部311と、カム弦部312と、径変位部313とを有している。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
給送用モータ104が正転駆動すると、付勢力調整カム310は、図中において時計方向へ回動する。そして、付勢力調整カム310は、第2腕部292を、レバー軸281を支点に時計方向へ変位させる。カム位置が50°のとき、ホッパアップする。
その後、カム位置が90°となるまでの間、付勢力調整カム310によって、付勢力が増大する。
カム位置が240°〜270°の間、付勢力調整カム310によって、付勢力が減少する。そして、カム位置が280°のとき、ホッパダウンが開始する。
尚、付勢力調整カム310は、給送ローラ230と同期して回動するように構成されている。従って、用紙Pの給送およびホッパ101の動作は、前述した実施形態と同様である。
その結果、他の実施形態1の付勢力調整カム310によって、ホッパダウンする際の給送用モータ104の軸上のピーク値を、従来の給送装置と比較して、低減することができる(図21参照)。即ち、他の実施形態1の構成は、エネルギーロスを、従来の給送装置と比較して、低減することができる。
他の実施形態1の付勢力調整手段は、カム部としての付勢力調整カム310を有し、付勢手段は、ねじりコイルばね290を有し、ねじりコイルばね290の一端側である第1腕部291がホッパレバー280を介してホッパ101を付勢し、ねじりコイルばね290の他端側である第2腕部292が付勢力調整カム310と係合する構成であることを特徴とする。
[他の実施形態2]
図18に示すのは、他の実施形態2の付勢力調整カムの位相0°〜90°を示す動作図である。同様に、図19に示すのは、位相100°〜320°を示す動作図である。また、図20に示すのは、位相330°〜360°を示す動作図である。図18〜図20において、カム位置は、給送ローラがリセット位置であるときの付勢力調整カムの位相を基準とした位相である。また、ホッパ力は、ホッパが給送ローラに対して作用する力である。またさらに、バネモーメントは、ねじりコイルばねの付勢力である。また、カム軸負荷T(トルク)は、カム軸における負荷である。またさらに、レバー軸負荷T(トルク)は、レバー軸における負荷である。カム軸負荷T計は、カム軸負荷Tと、レバー軸負荷Tとの和である。そして、モータ軸トルクは、給送用モータの軸上の負荷である。
図18〜図20に示す如く、他の実施形態2の付勢力調整カム320は、カム弧部321と、カム第1直線部322と、カム第2直線部323とを有している。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
給送用モータ104が正転駆動すると、付勢力調整カム320は、図中において時計方向へ回動する。そして、付勢力調整カム320は、第2腕部292を、レバー軸281を支点に時計方向へ変位させる。カム位置が50°のとき、ホッパアップする。
その後、カム位置が90°となるまでの間、付勢力調整カム320によって、付勢力が増大する。
カム位置が230°〜270°の間、付勢力調整カム320によって、付勢力が減少する。そして、カム位置が280°のとき、ホッパダウンが開始する。
尚、付勢力調整カム320は、給送ローラ230と同期して回動するように構成されている。従って、用紙Pの給送およびホッパ101の動作は、前述した実施形態と同様である。
図21に示すのは、他の実施形態1および2におけるモータ軸上のトルク特性を示すグラフ図である。縦軸は、給送用モータ104の軸上のトルク値を示す。一方、横軸は、リセット位置を基準とした給送ローラ230の位相を表す。このうち、実線で示すのは、他の実施形態1の値である。また、一点鎖線で示すのは、他の実施形態2の値である。またさらに、2点鎖線で示すのは、従来の給送装置の値である。
尚、ねじりコイルばねは、ホッパ101に用紙50枚載置可能な仕様のものである。そして、ホッパ101に用紙Pを1枚セットしたときの値である。
図21に示す如く、他の実施形態1の付勢力調整カム310および他の実施形態2の付勢力調整カム320によって、ホッパダウンを実行する際、付勢力を低減することができるので、前記軸上のトルク値を、従来の給送装置と比較して、低減することができる。即ち、他の実施形態1の構成および他の実施形態2の構成は、エネルギーロスを、従来の給送装置と比較して、低減することができる。特に、ホッパ101に多数枚載置することができる記録装置100の給送部144は、ねじりコイルばね290の付勢力がより強力なものを使用する。従って、付勢力調整カム270、310、320(330、340)は、係る場合に非常に有効である。
尚、他の実施形態2の付勢力調整カム320は、260°回動したとき、負の値となる。これは、カム第2直線部323が第2腕部292から回動する力を受け、該力のみで回動することができるように構成されているからである。
他の実施形態2の付勢力調整手段は、カム部としての付勢力調整カム320を有し、付勢手段は、ねじりコイルばね290を有し、ねじりコイルばね290の一端である第1腕部291がホッパレバー280を介してホッパ101を付勢し、ねじりコイルばね290の他端である第2腕部292が付勢力調整カム320と係合する構成であることを特徴とする。
[他の実施形態3]
図22(A)〜(O)に示すのは、他の実施形態3の付勢力調整カムの位相0°〜270°を示す動作図である。このうち、図22(A)〜(J)はリセット位置(0°)〜90°の10°刻みである。また、図22(K)は100°〜230°である。またさらに、図22(L)〜(O)は240°〜270°の10°刻みである。
また、図23(A)〜(J)に示すのは、他の実施形態3の付勢力調整カムの位相280°〜リセット位置を示す動作図である。このうち、図23(A)〜(I)は280°〜360°の10°刻みである。また、図23(J)は再びリセット位置に戻ったときである。尚、リセット位置と360°とは実質同じである。
図22(A)〜(O)および図23(A)〜(J)に示す如く、他の実施形態3の付勢力調整カム330は、カム弧部331と、第1端部332と、第2端部333とを有している。また、ねじりコイルばね290の第2腕部334は、カム弧部331の外周と線接触可能に湾曲して形成されている。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
給送用モータ104が正転駆動すると、付勢力調整カム330は、図中において時計方向へ回動する。そして、付勢力調整カム330は、第2腕部334を、レバー軸281を支点に時計方向へ変位させる。図22(F)に示すカム位置が50°のとき、ホッパアップする。その後、カム位置が70°となるまでの間、付勢力調整カム330によって、付勢力が増大する。
カム位置が230°〜290°の間、付勢力調整カム330によって、付勢力が減少する。そして、カム位置が280°のとき、ホッパダウンが開始する。
尚、付勢力調整カム330は、給送ローラ230と同期して回動するように構成されている。従って、用紙Pの給送およびホッパ101の動作は、前述した実施形態と同様である。
他の実施形態3の付勢力調整手段は、カム部としての付勢力調整カム330を有し、付勢手段は、ねじりコイルばね290を有し、ねじりコイルばね290の一端である第1腕部291がホッパレバー280を介してホッパ101を付勢し、ねじりコイルばね290の他端である第2腕部334が付勢力調整カム330と係合する構成であることを特徴とする。
[他の実施形態4]
図24(A)〜(O)に示すのは、他の実施形態4の付勢力調整カムの位相0°〜270°を示す動作図である。このうち、図24(A)〜(J)はリセット位置(0°)〜90°の10°刻みである。また、図24(K)は100°〜230°である。またさらに、図24(L)〜(O)は240°〜270°の10°刻みである。
また、図25(A)〜(J)に示すのは、他の実施形態4の付勢力調整カムの位相280°〜リセット位置を示す動作図である。このうち、図25(A)〜(I)は280°〜360°の10°刻みである。また、図25(J)は再びリセット位置に戻ったときである。尚、リセット位置と360°とは実質同じである。
図24(A)〜(O)および図25(A)〜(J)に示す如く、他の実施形態4の付勢力調整カム340は、カム弧部341と、カム弦部342と、径変位部343とを有している。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
給送用モータ104が正転駆動すると、付勢力調整カム340は、図中において時計方向へ回動する。そして、付勢力調整カム340は、第2腕部292を、レバー軸281を支点に時計方向へ変位させる。図24(F)に示すカム位置が50°のとき、ホッパアップする。その後、カム位置が70°となるまでの間、付勢力調整カム340によって、付勢力が増大する。
カム位置が230°〜290°の間、付勢力調整カム340によって、付勢力が減少する。そして、カム位置が280°のとき、ホッパダウンが開始する。
尚、付勢力調整カム340は、給送ローラ230と同期して回動するように構成されている。従って、用紙Pの給送およびホッパ101の動作は、前述した実施形態と同様である。
他の実施形態4の付勢力調整手段は、カム部としての付勢力調整カム340を有し、付勢手段は、ねじりコイルばね290を有し、ねじりコイルばね290の一端である第1腕部291がホッパレバー280を介してホッパ101を付勢し、ねじりコイルばね290の他端である第2腕部292が付勢力調整カム340と係合する構成であることを特徴とする。
尚、ねじりコイルばねを複数設けて、同数の付勢力調整カムを設けることも可能である。係る場合、一つの付勢力調整カムでは、困難な細かい付勢力の増減調整を可能とすることができる。
また、上記実施例において、給送ローラに対してホッパを接離移動可能に構成したが、ホッパに対して給送ローラを接離移動可能に構成してもよいのは勿論である。
またさらに、上記実施例では、付勢手段としてねじりコイルばねを用いたが、これに限られるものではない。コイルばね、板ばね等であってもよい。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置の概略を示す全体斜視図。 本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図。 本発明に係る給送部の概略を示す側断面図。 (A)(B)は給送部の動作を示す概略側面図(リセット位置)。 (A)(B)は給送部の動作を示す概略側面図(給送用モータ逆転)。 (A)(B)は給送部の動作を示す概略側面図(クラッチ接続)。 (A)(B)は給送部の動作を示す概略側面図(給送ローラ回動)。 (A)(B)は給送部の動作を示す概略側面図(ホッパアップ)。 (A)(B)は給送部の動作を示す概略側面図(給送完了)。 (A)(B)は給送部の動作を示す概略側面図(ホッパダウン開始)。 (A)(B)は給送部の動作を示す概略側面図(ホッパダウン完了)。 (A)(B)は給送部の動作を示す概略側面図(クラッチ切断)。 負荷トルク特性を示すグラフ図。 モータ軸上のトルク特性を示すグラフ図。 他の実施形態1の付勢力調整カムの動作図(位相0°〜90°)。 他の実施形態1の付勢力調整カムの動作図(位相100°〜320°)。 他の実施形態1の付勢力調整カムの動作図(位相330°〜360°)。 他の実施形態2の付勢力調整カムの動作図(位相0°〜90°)。 他の実施形態2の付勢力調整カムの動作図(位相100°〜320°)。 他の実施形態2の付勢力調整カムの動作図(位相330°〜360°)。 他の実施形態1および2におけるモータ軸上のトルク特性を示すグラフ図。 (A)〜(O)は他の実施形態3の付勢力調整カムの動作図(位相0°〜270°)。 (A)〜(J)は他の実施形態3の付勢力調整カムの動作図(位相280°〜360°)。 (A)〜(O)は他の実施形態4の付勢力調整カムの動作図(位相0°〜270°)。 (A)〜(J)は他の実施形態4の付勢力調整カムの動作図(位相280°〜360°)。 従来技術の給送装置の概略を示す側断面図。
符号の説明
100 記録装置、101 ホッパ、102 キャリッジモータ、103 用紙ガイド、
104 給送用モータ、105 プラテン、106 記録ヘッド、107 キャリッジ、
110 インク供給チューブ、143 記録部、144 給送部、
200 インク吸引装置、204 キャップ部、210 基体部、211 間口規制部、
212 土手分離部、213 案内面部、220 搬送ローラ対、
221 搬送駆動ローラ、222 搬送従動ローラ、230 給送ローラ、
230a 弧部、230b 弦部、231 給送ローラ軸、238 第1回転体、
239 第2回転体、240 クラッチ装置、241 クラッチ揺動部、
242 揺動支点、243 歯部、244 第1爪部、245 爪車、
246 クラッチレバー、247 第2爪部、248 回動軸、249 負荷抵抗部、
250 動力伝達ギア輪列、251 第1ギア、252 第2ギア、253 第3ギア、
254 第4ギア、260 ホッパカム、261 カム軸、262 凹部、
270 付勢力調整カム、271 カム弧部、272 カム第1直線部、
273 カム第2直線部、280 ホッパレバー、281 レバー軸、
282 カムフォロア、290 ねじりコイルばね、291 第1腕部、
292 第2腕部、300 戻しレバー、
310 (他の実施形態1の)付勢力調整カム、311 カム弧部、312 カム弦部、
313 径変位部、320 (他の実施形態2の)付勢力調整カム、321 カム弧部、
322 カム第1直線部、323 カム第2直線部、
330 (他の実施形態3の)付勢力調整カム、331 カム弧部、332 第1端部、
333 第2端部、334 第2腕部、340 (他の実施形態4の)付勢力調整カム、
341 カム弧部、342 カム弦部、343 径変位部、
400 (従来技術の)給送装置、401 給送ローラ、402 ホッパ、
403 ホッパレバー、404 レバー軸、405 カムフォロア、
406 ねじりコイルばね、407 第1腕部、408 第2腕部、
409 ホッパカム、410 カム軸、411 基体部、412 案内面部、
413 ばね固定係合部、P 用紙、X 用紙の幅方向

Claims (9)

  1. 被記録媒体が載置される載置部と、
    載置された被記録媒体を給送する給送ローラと、
    前記載置部と前記給送ローラとの間の距離を接近させるために前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢する付勢手段と、
    前記付勢手段の付勢力の大きさを調整する付勢力調整手段と、を備えた給送装置。
  2. 請求項1に記載の給送装置において、前記付勢力調整手段は、カム部を有し、
    前記付勢手段は、ねじりコイルばねを有し、
    該ねじりコイルばねの一端側が前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢し、
    該ねじりコイルばねの他端側が前記カム部と係合する構成である給送装置。
  3. 請求項1または2に記載の給送装置において、前記距離を離間させる離間移動手段を有し、
    前記付勢力調整手段は、前記距離の離間が開始される前に前記付勢力の減少を開始する構成である給送装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の給送装置において、前記距離を離間させる離間移動手段を有し、
    前記付勢力調整手段は、前記離間移動手段によって前記距離が離間した状態の前記付勢力を最小値に調整する構成である給送装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の給送装置において、給送ローラの給送方向下流側に重送された被記録媒体を分離可能な分離部を備え、
    前記付勢力調整手段は、前記距離が接近したときから給送中の被記録媒体の先端が前記分離部を通過するまでの間に前記付勢力を増大調整する構成である給送装置。
  6. 請求項5に記載の給送装置において、前記分離部の給送方向下流側に給送された被記録媒体を下流側へ搬送する搬送ローラ対を有し、
    前記付勢力調整手段は、給送中の被記録媒体の先端が前記分離部を通過した後から前記搬送ローラ対へ到達する直前までの間、前記付勢力を減少調整する構成である給送装置。
  7. 請求項6に記載の給送装置において、前記付勢力調整手段は、給送中の被記録媒体の先端が前記搬送ローラ対に到達したときからスキュー取りの実行が完了するまでの間、前記付勢力を増大調整する構成である給送装置。
  8. 載置された被記録媒体を給送する給送部と、
    該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、
    前記給送部は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された前記給送装置を備えた記録装置。
  9. 被記録媒体が載置される載置部と、載置された被記録媒体を給送する給送ローラとの間の距離を接近させるために、ねじりコイルばねの一端側が前記載置部および前記給送ローラの一方を付勢し、
    該ねじりコイルばねの他端側を、変位させて被記録媒体を給送する給送方法。
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