JP2007223788A - 被記録媒体給送装置及びこれを備えた記録装置 - Google Patents

被記録媒体給送装置及びこれを備えた記録装置 Download PDF

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貴文 荻村
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Abstract

【課題】設計の自由度を確保しつつ、更には、装置構成の複雑化及び大幅なコストアップを防止しながら、分離性能の向上とノンフィードの防止を両立させることのできる給送装置を得る。
【解決手段】給送装置は給送ローラ11、ホッパ12、リタードローラ13、を備えている。給送ローラ11は回転に伴いリタードローラ13と接する部分の半径が徐々に小さくなる様に形成されており、これによって進入角θa及び当接角θbが、給送されるべき最上位の用紙先端がリタードローラ13に当接する際には小さくなり、ノンフィードが防止される。その後更に給送ローラ11が回転し、重送されようとする次位以降の用紙先端がリタードローラ13に当接する際には進入角θa及び当接角θbが大きくなり、重送が確実に防止される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ファクシミリやプリンタ等において被記録媒体を給送する被記録媒体給送装置およびこれを備えた記録装置に関する。
記録装置の一例としてインクジェットプリンタがあり、インクジェットプリンタには、被記録媒体の一例としての印刷用紙を複数枚セット可能な給送装置(所謂オートシートフィーダ)を備えるものがある。給送装置には、引用文献1に示す様に、用紙を給送する給送ローラと、用紙を支持するとともに用紙を給送ローラに圧接させる姿勢と給送ローラから離間させる姿勢とをとり得るホッパと、給送ローラとの間でニップ点を形成することにより給送されるべき最上位の用紙と次位以降の用紙とを分離する(重送を防止する)用紙分離部と、を備えるものある。
用紙分離部は、その表面が高摩擦材料によって形成された摩擦パッドやリタードローラによって構成されており、給送される最上位の用紙は先ずその先端が用紙分離部に当接し、その後、給送ローラと用紙分離部とのニップ点を通過して下流側へ給送される。次位以降の用紙は、給送ローラからの送り力を直接受けない為、その先端が用紙分離部に当接した状態で留まるか、或いは、殆どの場合給送ローラと用紙分離部とのニップ点にまで進んだ状態で留まることになる。
ここで、用紙の重送を防止する為には、用紙分離部への用紙先端の進入角度をできるだけ大きくするのが好ましいが、これに反してノンフィードの可能性が増してしまう。即ち、分離性能の向上とノンフィードの防止とはトレード・オフの関係にあり、一方を優先すると他方が成立しない関係にある為、現実には両者のバランスを保ったセッティングとする必要があり、そのセッティングが困難であった。
尚、引用文献1には、給紙ローラにおいて用紙をピックアップする領域の摩擦力を高めることにより、ローラの摩耗やローラ表面に付着した紙粉の影響によって前記摩擦力が時間の経過とともに極端に低下することを防止し、即ちノンフィードを防止する技術が記載されている。
また、引用文献2には、一番目の原稿と二番目の原稿とを確実に分離し、重送を防止するために、分離パッドの角度を調整変化させるよう構成された給紙装置が記載されている。これによれば、分離パッドと二番目以降の原稿との当接角度が増大し、原稿の分離が確実に行われる様になる。
特開2002−211773号公報 特開平9−221241号公報
しかしながら上記引用文献2記載の給紙装置では、第1に分離パッドの角度を調整変化させる機構を設けることにより、分離パッド近傍の構成が複雑となる。分離パッド近傍には、レイアウト上給送ローラをはじめとした給送装置の種々の構成要素が近接配置される為、分離パッドの角度を調整変化させる機構を設ける場合設計の自由度が低下するとともに、装置の大型化を招き易くなる。また、第2に分離パッドの角度を調整変化させる機構を設けることにより、大幅なコストアップを招くことになる。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その目的は、設計の自由度を確保し且つ装置の大型化を防止しつつ、更には装置の大幅なコストアップをも防止しながら、分離性能の向上とノンフィードの防止を容易に両立させることのできる給送装置を得ることにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、セット位置にセットされた被記録媒体の最上位のものと接し且つ回転することにより、前記セット位置から被記録媒体をピックアップし且つ更に下流側へ給送する給送ローラと、前記給送ローラによってピックアップされる最上位の被記録媒体の先端及び当該最上位の被記録媒体に連れられて前記セット位置から下流側へ進む次位以降の被記録媒体の先端が当接する当接面を有するとともに、前記給送ローラとの間でニップ点を形成することにより、最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する被記録媒体分離部と、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記給送ローラと被記録媒体との接触点における前記給送ローラの半径Rが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記給送ローラの半径RをRsとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記半径Rsから変化するよう前記給送ローラが形成され、これによって被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送ローラと被記録媒体との接触点における前記給送ローラ外周の接線が前記当接面に向かう角度θaが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記角度θaをθasとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記θasよりも大きくなるよう構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、給送ローラの半径を円周方向で変化させることにより、給送ローラによって被記録媒体を送り出す方向、即ち給送ローラと被記録媒体との接触点における給送ローラ外周の接線が前記当接面(被記録媒体分離部)に向かう角度θa、を適切に変化させるので、特別な機構を設けることなく、分離性能の向上とノンフィード防止とを両立させることができる。即ち、設計の自由度を確保し且つ装置の大型化を防止しつつ、更には、装置の大幅なコストアップを防止しながら、分離性能の向上とノンフィード防止とを容易に両立させることができる。
尚、角度θaを適切に変化させるとは、最上位の被記録媒体先端を被記録媒体分離部(当接面)に当接させる際には、緩やかな角度(θaが小さい)で当接させることにより、引っ掛かり無くスムーズに被記録媒体分離部を通過させ、その後、即ち次位以降の被記録媒体先端を被記録媒体分離部(当接面)に当接させる際には、急な角度(θaが大きい)で当接させることにより、引っ掛かりを誘引して被記録媒体分離部を通過させ難くする、ということである。
また、給送ローラの半径Rの変化は、前記の様な角度θaの適切な変化をもたらすような変化であることを意味し、給送ローラの回転に伴い半径Rが半径Rsよりも小さくなる場合、或いは逆に大きくなる場合、の双方を含む意味であり、装置構成に応じていずれかが選択されるものである。
本発明の第2の態様は、セット位置にセットされた被記録媒体の最上位のものと接し且つ回転することにより、前記セット位置から被記録媒体をピックアップし且つ更に下流側へ給送する給送ローラと、被記録媒体を支持するとともに、揺動することにより、最上位の被記録媒体を前記給送ローラに当接させる当接姿勢と、最上位の被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、をとり得るよう設けられたホッパと、前記ホッパが前記当接姿勢をとる際に、当該ホッパを前記給送ローラへ向けて付勢する付勢手段と、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記給送ローラと被記録媒体との接触点における前記給送ローラの半径Rが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記給送ローラの半径RをRsとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記半径Rsから変化するよう前記給送ローラが形成され、これによって前記ホッパが前記当接姿勢をとる際に、被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送ローラと被記録媒体との接触点と前記給送ローラの回転中心とを結ぶ直線Tbと、前記付勢手段によって前記給送ローラと被記録媒体との接触点に作用する付勢力の方向と、の成す角度θbが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記角度θbをθbsとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記θbsよりも大きくなるよう構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、給送ローラの半径を円周方向で変化させることにより、付勢手段によって給送ローラと被記録媒体との接触点に作用する付勢力の方向を適切に変化させるので、特別な機構を設けることなく、分離性能の向上とノンフィード防止とを両立させることができる。即ち、設計の自由度を確保し且つ装置の大型化を防止しつつ、更には、装置の大幅なコストアップを防止しながら、分離性能の向上とノンフィード防止とを容易に両立させることができる。
尚、給送ローラと被記録媒体との接触点に作用する付勢力の方向を適切に変化させる(θbを適切に変化させる)とは、最上位の被記録媒体先端を被記録媒体分離部(当接面)に当接させる際には、前記付勢力の方向が給送ローラの中心に向かう様にすることにより(θbを小さくする)、給送ローラの外周面に対して被記録媒体を真っ直ぐに確実に圧接させて、即ち給送ローラと最上位の被記録媒体との間の摩擦力を確保して最上位の被記録媒体を確実に給送する。そしてその後、即ち次位以降の被記録媒体先端を被記録媒体分離部(当接面)に当接させる際には、前記付勢力の方向が給送ローラの中心から外れる方向に向かう様にすることにより(θbを大きくする)、給送ローラの外周面に対して被記録媒体を斜め方向から圧接させて、最上位の被記録媒体と次位の被記録媒体との間の摩擦力を小さくし、次位以降の被記録媒体先端が被記録媒体分離部に突入するエネルギーを小さくする、ということである。
また、給送ローラの半径Rの変化は、前記の様な角度θbの適切な変化をもたらすような変化であることを意味し、給送ローラの回転に伴い半径Rが半径Rsよりも小さくなる場合、或いは逆に大きくなる場合、の双方を含む意味であり、装置構成に応じていずれかが選択されるものである。
本発明の第3の態様は、セット位置にセットされた被記録媒体の最上位のものと接し且つ回転することにより、前記セット位置から被記録媒体をピックアップし且つ更に下流側へ給送する給送ローラと、被記録媒体を支持するとともに、揺動することにより、最上位の被記録媒体を前記給送ローラに当接させる当接姿勢と、最上位の被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、をとり得るよう設けられたホッパと、前記給送ローラによってピックアップされる最上位の被記録媒体の先端及び当該最上位の被記録媒体に連れられて前記セット位置から下流側へ進む次位以降の被記録媒体の先端が当接する当接面を有するとともに、前記給送ローラとの間でニップ点を形成することにより、最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する被記録媒体分離部と、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記ホッパの揺動支点を移動させるホッパ揺動支点移動手段を備え、前記ホッパの揺動支点を移動させることにより、被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送ローラと被記録媒体との接触点における前記給送ローラ外周の接線が前記当接面に向かう角度θaが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記角度θaをθasとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記θasよりも大きくなるよう構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、ホッパの揺動支点を移動させることにより、給送ローラによって被記録媒体を送り出す方向、即ち給送ローラと被記録媒体との接触点における給送ローラ外周の接線が前記当接面(被記録媒体分離部)に向かう角度θaを適切に変化させるので、給送装置の構成要素が密集配置されず配置の自由度の高いホッパの揺動支点を移動させることで設計の自由度を確保しつつ、分離性能の向上とノンフィード防止とを容易に両立させることができる。尚、角度θaを適切に変化させるとは、上記第1の態様と同様の意義である。
本発明の第4の態様は、セット位置にセットされた被記録媒体の最上位のものと接し且つ回転することにより、前記セット位置から被記録媒体をピックアップし且つ更に下流側へ給送する給送ローラと、被記録媒体を支持するとともに、揺動することにより、最上位の被記録媒体を前記給送ローラに当接させる当接姿勢と、最上位の被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、をとり得るよう設けられたホッパと、前記ホッパが前記当接姿勢をとる際に、当該ホッパを前記給送ローラへ向けて付勢する付勢手段と、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記ホッパの揺動支点を移動させるホッパ揺動支点移動手段を備え、前記ホッパの揺動支点を移動させることにより、前記ホッパが前記当接姿勢をとる際に、被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送ローラと被記録媒体との接触点と前記給送ローラの回転中心とを結ぶ直線Tbと、前記付勢手段によって前記給送ローラと被記録媒体との接触点に作用する付勢力の方向と、の成す角度θbが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記角度θbをθbsとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記θbsよりも大きくなるよう構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、ホッパの揺動支点を移動させることにより、付勢手段によって給送ローラと被記録媒体との接触点に作用する付勢力の方向を適切に変化させるので、設計の自由度を確保しつつ、分離性能の向上とノンフィード防止とを容易に両立させることができる。尚、給送ローラと被記録媒体との接触点に作用する付勢力の方向を適切に変化させるとは、上記第2の態様と同様の意義である。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、当該記録手段へ被記録媒体を給送する、上記第1乃至第4の態様のいずれかに記載の前記被記録媒体給送装置と、を備えたことを特徴とする。本態様によれば、記録装置において、上記第1乃至第4の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
以下、図1及び図2を参照しつつ本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1及び本発明に係る「被記録媒体給送装置」としてのリア給送装置2の全体構成について概説する。ここで、図1はプリンタ1の側断面概略図であり、図2はリア給送装置2の主要な構成要素の斜視図である。
プリンタ1は、装置後部にリア給送装置2を、装置底部にフロント給送装置3を備え、これら2つの給送装置から、搬送手段5へと「被記録媒体」としての記録用紙(以下「用紙P」或いは単に「用紙」と言う)を給送する。用紙Pは搬送手段5によって記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送され、記録が実行された後、排出手段6によって図示しないスタッカ61へと排出される。
リア給送装置2は、ホッパ12と、本発明に係る給送ローラ11と、「被記録媒体分離部」を構成するリタードローラ13と、ガイド部材10と、図示しない戻しレバーと、を備えて構成されている。
ホッパ12は板状体から成り、上部の揺動軸(揺動支点)12aを中心に揺動可能に設けられ、且つ、揺動することにより、ホッパ12上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ11に圧接させる圧接姿勢と、給送ローラ11から離間させる離間姿勢と、をとり得る様になっている。
ホッパ12は付勢手段としてのホッパばね15によって給送ローラ11に向けて付勢されており、また図示しないカム機構によって、前記圧接姿勢と、前記離間姿勢とを切り換えるよう構成されている。
ホッパ12の先端と対向する位置にはガイド部材10が設けられている(図2では一部のガイド部材10のみ図示するが、実際には、用紙幅方向に亘って複数設けられる)。ガイド部材10は、ホッパ12の先端と対向し、用紙先端を支持する当接面10aと、給送ローラ11と対向し、用紙先端を下流側へ案内する案内面10bと、を有している。
給送ローラ11は側面視略D形の形状を成し、その外周面はゴム等の弾性材(高摩擦材)によって形成され、回転することにより、ホッパ12にセットされた用紙Pの最上位のものをセット位置(ホッパ12に支持され且つ先端が当接面10aに当接している用紙Pのそのときの位置)からピックアップし、更に下流側へと給送する。
リタードローラ13は、外周面がゴム等の弾性材(高摩擦材料)によって形成されるとともに、給送ローラ11の円弧部分と圧接可能に設けられている。このリタードローラ13はホルダ18(図2)に設けられ、このホルダ18は、図1及び図2では図示を省略する揺動支点を中心に用紙給送経路を側視して揺動可能に、且つ、リタードローラ13が給送ローラ11に圧接する方向に付勢された状態に設けられている。
このリタードローラ13はトルクリミッタ機構により所定の回転抵抗が与えられた状態に設けられており、従って用紙の重送が発生せずに、1枚だけ給送されている場合には、リタードローラ13は給送ローラ11に対して従動回転し、用紙が給送ローラ11とリタードローラ13との間に複数枚存在する場合には、用紙間の滑り作用によって回転せずに停止した状態となり、次位以降の用紙の重送が防止される。尚、リタードローラ13近傍には図示しない用紙戻しレバーが設けられており、この用紙戻しレバーによって、重送されようとした次位以降の用紙がホッパ11上に戻される。
一方、プリンタ1の底部に設けられ、用紙を装置前方からセットする様構成されたフロント給送装置3は、給紙カセット25と、ピックアップローラ26と、給送ローラ28と、分離ローラ29と、アシストローラ30と、を備えている。図示しないモータによって回転駆動されるピックアップローラ26は、給紙カセット25に積重された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを給紙カセット25から繰り出す。給送ローラ28は図示しないモータによって回転駆動され、給紙カセット25から繰り出された最上位の用紙Pを湾曲反転させて、紙案内後44を経て搬送駆動ローラ41及び搬送従動ローラ42へと給送する。
分離ローラ29は給送ローラ28に圧接してニップ点を形成することにより、給送されるべき最上位の用紙Pに連れられて給紙カセット25から繰り出された次位以降の用紙P先端を当該ニップ点近傍に留める。アシストローラ30は、給送ローラ28の外周面と接する様設けられており、用紙Pを給送ローラ28との間でニップすることにより、給送ローラ28の回転に伴う用紙Pの給送をアシストする。
次に、リア給送装置2及びフロント給送装置3の下流側には、用紙Pの通過を検出する用紙検出手段(図示せず)と、リア給送装置2から給送される用紙Pの給送姿勢を形成するガイドローラ40と、給送される用紙Pを搬送手段5へと案内する紙案内後44と、が設けられている。
搬送手段5は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ41と、該搬送駆動ローラ41に圧接して従動回転するよう紙案内上43に軸支される搬送従動ローラ42とを備えて構成されている。搬送駆動ローラ41は用紙幅方向に延びる金属軸の外周面に耐摩耗性粒子がほぼ均一に分散されて成る付着層を備えて成され、搬送従動ローラ42は外周面がエラストマ等の低摩擦材料によって成され、搬送駆動ローラ41の軸線方向に複数配設されている。
搬送手段5に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ41が回転することにより、下流側の記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送される。
記録ヘッド48はキャリッジ46の底部に設けられ、当該キャリッジ46は主走査方向(図1の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸47にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ46は、複数の色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、このインクカートリッジから記録ヘッド48へとインクが供給される。
記録ヘッド48と対向する位置には紙案内下45が設けられ、当該紙案内下45によって、用紙Pと記録ヘッド48との距離が規定される。
続いて、記録手段4の下流側には、紙案内下45からの用紙Pの浮き上がりを防止する補助ローラ57と、記録の行われた用紙Pを排出する排出手段6とが設けられている。排出手段6は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラ55と、当該排出駆動ローラ55に接して従動回転する排出従動ローラ56とを備えて構成されている。
排出従動ローラ56は外周に複数の歯を有する歯付きローラによって成されるとともに、主走査方向に長い形状を成す排紙フレームAssy54に、複数の排出駆動ローラ56に対応するよう複数設けられる。記録手段4によって記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラ55と排出従動ローラ56とによってニップされた状態で排出駆動ローラ55が回転駆動されることにより、装置前方側に設けられたスタッカ61へと排出される。
以上がプリンタ1の概要であり、以下図3乃至図10を参照しつつ給送ローラ11の実施例について説明する。ここで、図3は本発明の一実施形態に係る給送ローラ11の側面図、図4は進入角θaと当接角θbの説明図(用紙給送経路の側面図)、図5(A)は用紙ピックアップ時、(B)は用紙分離時の給送ローラ11及びリタードローラ13付近の様子を示す斜視図、図6はホッパ12、給送ローラ11、リタードローラ13の位置関係を示す用紙給送経路の側面図、図7(A)〜(F)は給送ローラ11の回転角度毎の状態を示す図、図8は給送ローラ11の回転に伴う進入角θaと当接角θbの変化を示す表、図9は給送ローラ11の他の実施形態を示す平面図、図10はホッパ12の揺動軸12を移動させる構成を示す図である。
給送ローラ11は上述した様に側面視略D形の形状を成しており、即ち円弧部と平坦部とによって構成され、給送待機状態では図4に示す様にその平坦部がリタードローラ13と対向する状態に置かれている。この状態から給送動作が開始されると、先ず給送ローラ11が図4の時計回り方向に回転し、その円弧部の開始部が図7(A)に示す様にリタードローラ13と接触して、給送ローラ11との間でニップ点が形成される。
この様に給送ローラ11とリタードローラ13とによってニップ点が形成された後、ホッパ12が離間姿勢から圧接姿勢に切り換えられ、以降は給送ローラ11の回転に伴って最上位の用紙がセット位置からピックアップされ、更に給送ローラ11とリタードローラ13とのニップ点を通過して下流側へ進む。
図5(A)は最上位の用紙(以下、給送ローラ11と接し、下流側へ給送されるべき最上位の用紙を「P1」で表す)がセット位置からピックアップされ、その先端がリタードローラ13に当接した状態を示している。そして更に給送ローラ11が回転すると、用紙P1の先端は図5(B)に示すように給送ローラ11とリタードローラ13とのニップ点を通過するが、用紙P1に連れられて重送されようとする次位以降の用紙(以下、重送されようとする次位以降の用紙を「P2」で表す)先端が、リタードローラ13に当接し、それ以上の重送が防止される。
また仮に用紙P2が給送ローラ11とリタードローラ13とのニップ点まで進んでも、給送ローラ11と用紙P1との間、用紙P1と用紙P2との間、用紙P2とリタードローラ13との間、のそれぞれの摩擦係数をμ1、μ2、μ3とするとμ1>μ3>μ2の関係が成立するよう構成されているので、用紙P2の先端は給送ローラ11とリタードローラ13とのニップ点で留まり、重送が防止される。
ここで、図4において符号C1は給送ローラ11の回転中心、符号C3はリタードローラ13の回転中心、符号C4はリタードローラ13(ホルダ18)の揺動中心を示しており、符号Qは用紙P1と給送ローラ11との接触点(用紙がセットされていない場合はホッパ12の先端と給送ローラ11との接触点)を示している。
また、符号Taは接触点Qにおける給送ローラ11外周の接線、符号Tbは接触点Qと中心C1とを結ぶ直線、符号Tcは接線Taとリタードローラ13の外周面(用紙先端が当接する当接面)との交点におけるリタードローラ13外周の接線を示している。更に、符号θaは接線Taと接線Tcとの成す角度(接線Taがリタードローラ13の外周面(用紙先端が当接する当接面)に向かう角度)を、符号θbはホッパ12を付勢するホッパばね15によって接触点Qに作用する付勢力Fの方向と直線Tbとの成す角度を示している。尚、以下では角度θaを「進入角θa」、角度θbを「当接角θb」と言うこととする。
図において、給送されるべき最上位の用紙P1先端がリタードローラ13に引っ掛かることなくスムーズに通過する様にする、即ちノンフィードを防止する為には進入角θaが小さいほど好ましい。逆に、次位以降の用紙P2の重送を確実に防止する為には、進入角θaが大きいほど好ましい。
ここで、給送ローラ11の径が変化すると、接触点Qが図の矢印m方向或いは矢印n方向に移動し、これによって進入角θaも変化する。例えば、図4の接触点Qが矢印n方向に移動すると、進入角θaが小さくなり、逆に矢印m方向に移動すると、進入角θaが大きくなる。尚、接触点Qが矢印m方向或いは矢印n方向に移動することで、給送ローラ11と接するリタードローラ13の回転中心C3も、同様に矢印m方向或いは矢印n方向に移動する。
また、当接角θbの観点では、当接角θbが小さい場合には付勢力Fが給送ローラ11の回転中心C1に真っ直ぐに向かい、即ち最上位の用紙P1が給送ローラ11の中心に向かって(給送ローラ11の外周面に対して)真っ直ぐに押圧されるので、最上位の用紙P1をより確実に給送することができる。しかしながらこの場合、次位以降の用紙P2も確実に押圧され、重送され易くなる。
逆に、当接角θbが大きい場合には、付勢力Fの方向が給送ローラ11の回転中心から外れる方向に向かう為、最上位の用紙P1は給送ローラ11の外周面に対して斜めに押圧されることとなり、給送ローラ11から受ける送り力は低下する。しかしながらその反面、次位以降の用紙P2は重送され難くなる。
そして給送ローラ11の径が変化すると、当接角θbも変化する。例えば、図4の接触点Qが矢印n方向に移動すると、付勢力Fの方向がFnで示すように変化し、当接角θbが小さくなる。逆に接触点Qが矢印m方向に移動すると、付勢力Fの方向がFmで示すように変化し、当接角θbが大きくなる。
従って以上により、最上位の用紙P1がリタードローラ13に当接し、そして通過する際には進入角θa及び当接角θbを小さくする、即ち給送ローラ11の径を大きくする。そして最上位の用紙P1がリタードローラ13と給送ローラ11とのニップ点を通過した後は、進入角θa及び当接角θbを大きくする、即ち給送ローラ11の径を小さくする。給送ローラ11の径を上記の様に変化させることにより、最上位の用紙P1の確実な給送(ノンフィード防止)と、次位以降の用紙P2の確実な重送防止と、の両立を別途の構成要素を設けることなく容易に図ることができる。
尚、給送ローラ11の径の変化に応じて、進入角θaと当接角θbがどの様に変化するかは、装置レイアウトに依存する。即ち、図6に示す距離D1(C2からC1までのY方向距離)、距離D2(同Z方向距離)、距離D3(C1からC4までのZ方向距離)、距離D7(同Y方向距離)、距離D4(C1からC3までのZ方向距離)、距離D6(同Y方向距離)、距離D5(C3とC4との直線距離)、半径Rk、半径Rj、等によって決まるレイアウトに依存する。尚、符号C2はホッパ12の揺動中心、符号Rkはリタードローラ13の半径、符号Rjはホッパ12の先端が描く軌跡(円弧)の半径を示している。
図3は以上の観点で形成された給送ローラ11の形状を示すものであり、図中符号Ra〜Rfは回転中心C1を中心にした給送ローラ11の半径、符号αa〜αfは各区間(Ra〜Rb、Rb〜Rc・・・)の角度を示している。
図3において給送ローラ11は時計回り方向に回転する為、先ず最初に半径Raの部分が図7(A)に示すようにリタードローラ13に接し、その後順次半径Rb、Rc・・・の部分がリタードローラ13に接し、最後に半径Rfの部分が接した後に、平坦部がリタードローラ13と対向して給送ローラ11とリタードローラ13との圧接状態が解除される(図7(A)〜(F)参照)。
そして、半径Rb、Rc、・・・と順次、半径が小さくなる様に形成されている。尚、図3記載の各半径の間においては、半径が漸減するように形成される。これにより、進入角θa及び当接角θbを適切に変化させることができるので、特別な機構を設けることなく、分離性能の向上とノンフィード防止とを容易に両立させることができ、つまり設計の自由度を確保しつつ、且つ、装置構成の複雑化及び大幅なコストアップを防止しながら、分離性能の向上とノンフィード防止とを両立させることができる。
<<実施例>>
図3記載の各寸法をそれぞれ以下の様に設定する。
Ra=17mm、Rb=17mm、Rc=16mm、Rd=15mm、Re=14.5mm、Rf=14mm、Rg=2mm、αa=87°、αb=42°、αc=42°、αd=42°、αe=46.15°、αf=100.85°。尚、給送待機状態(図4、及び図7(A)において符号11’及び破線で示す給送ローラ11の状態)から給送ローラ11が回転し、円弧部の開始位置(Raの位置)がリタードローラ13と接触するまでの給送ローラ11の回転角は30°である。
また、図6記載の各寸法(給送待機状態における各寸法)をそれぞれ以下の様に設定する。
D1=93.9mm、D2=54.91mm、D3=30.6mm、D4=21.52mm、D5=20mm、D6=12.43mm、D7=5.4mm、Rk=7.85mm、Rj=100.63mm。尚、ホッパ12の先端と、セットされた用紙先端が当接する当接面10aとの間隔は0.3mmである。
以上の様に設定した結果、給送待機状態からの給送ローラ11の回転角度毎の進入角θa及び当接角θbは、図8に示す通りとなった。ここで、図8の「状態」欄記載の(A)〜(F)は、図7の(A)〜(F)にそれぞれ対応することを示しており、図7(A)〜(F)記載の符号Ra〜Rfは、図3記載の符号Ra〜Rfに対応することを示している。
尚、ホッパ12上における用紙積載枚数が最大枚数のときと、最小枚数(1枚)のときとでは、進入角θaに若干の差が生じる。図8における「max枚」は用紙積載枚数が最大枚数のときの進入角θaを、「min枚」は最小枚数のときの進入角θaを示している。また、図7(A)〜(F)において実線で示すホッパ12は用紙積載枚数が最大枚数のときのホッパ12の姿勢を、符号12’とともに破線で示すホッパ12は同最小枚数のときのホッパ12の姿勢を示している。尚、図7では図面の簡略化の為ホッパ12を用紙積載面のみで示している(図4、図6も同様)。
図8において、給送ローラ11の回転角度が30〜117°の途中で、最上位の用紙P1が給送ローラ11に当接し、また、給送されるべき最上位の用紙P1先端がリタードローラ13の外周面に当接する(このときの半径R(=17mm)を半径Rsとし、進入角θa(=54.22〜56.57°)をθasとし、当接角θb(=26.3°)をθbsとする)。そして回転角度117°においては、用紙P1先端が給送ローラ11とリタードローラ13とのニップ点から下流側へ僅かに進んでいる。
そして更に給送ローラ11の回転に伴って半径Rが小さくなると、これに伴って進入角θa、当接角θbがともに大きくなった。従って給送初期の段階(最上位の用紙P1先端がリタードローラ13に当接した際)では、最上位の用紙P1について小さい進入角θaにより、用紙先端がリタードローラ13に引っ掛かることなく、スムーズにリタードローラ13を通過させることができるとともに、小さい当接角θbにより、給送ローラ11の中心に向かって(給送ローラ11の外周面に対して)真っ直ぐに押圧することができ、より確実な給送力を与えることができる。
そして、給送されるべき最上位の用紙P1先端が給送ローラ11とリタードローラ13とのニップ点から下流側に進むと、給送ローラ11の回転角度117°から先では大きい進入角θaにより、重送されようとする次位以降の用紙P2先端をリタードローラ13近傍に確実に留めることができるとともに、大きい当接角θbにより、給送ローラ11による用紙給送力を小さくすることができ、重送をより一層確実に防止することができる。
尚、上記実施例では給送されるべき最上位の用紙P1先端が給送ローラ11とリタードローラ13とのニップ点から下流側に進んだ後に、進入角θa及び当接角θbが大きくなる様に給送ローラ11の半径Rを設定したが、例えば種々の用紙を用いて実際に給送を行い、次位以降の用紙P2が重送されるタイミングを実際に求め、次位以降の用紙P2の先端がリタードローラ13に当接する直前に進入角θa及び当接角θbが大きくなるように給送ローラ11の半径Rを設定しても良い。つまり、給送されるべき最上位の用紙P1先端がリタードローラ13に当接する際に進入角θa及び当接角θbを小さくし、次位以降の用紙P2がリタードローラ13に当接する際に進入角θa及び当接角θbが大きくなるようにすれば良い。
尚、図3に示した給送ローラ11は、側面視略D形の形状を成しているが、図9に示す様に平坦部を円弧部によって形成することも可能である。
また、上記実施形態では給送ローラ11の径を変化させることにより、進入角θa及び当接角θbを変化させるように構成したが、例えばホッパ12の揺動中心を移動させることによっても進入角θa及び当接角θbを変化させることができる。図10はそのような構成の一例を示すものであり、ホッパ12の揺動軸(揺動支点)12aを移動させる手段(ホッパ揺動支点移動手段)80が設けられている。
ホッパ揺動支点移動手段80は、ラック81、ピニオン歯車82、歯車83、を備えて構成されており、ホッパ12の揺動軸12aがラック81に軸支されている。図示しないモータの動力が歯車83に伝達され、ピニオン歯車82が回動することで、ラック81即ちホッパ12の揺動軸12aが水平方向(Y方向)に移動し、これによって進入角θa及び当接角θbが変化する。
本実施形態の場合、進入角θa及び当接角θbを給送ローラ11の回転に伴って大きくするには、揺動軸12aを図の右方向に移動させることになる。尚、本実施形態では揺動軸12aを水平方向(Y方向)に移動させるようにしているが、垂直方向(Z方向)に移動させても構わない。
また更に、リタードローラ13の揺動軸(揺動中心C3)を変位させることによっても、進入角θa及び当接角θbを変化させるようにすることもできる。
以上説明した実施形態では、本発明を記録装置の一例としてのインクジェットプリンタに適用した例を説明したが、記録装置に限られず、液体噴射装置一般に用いることも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
本発明に係るプリンタの側断面概略図。 リア給送装置の主要構成要素の斜視図。 給送ローラの一実施形態を示す側面図。 進入角θaと当接角θbの説明図(用紙給送経路の側面図)。 (A)、(B)共に給送ローラ及びリタードローラの斜視図。 ホッパ、給送ローラ、リタードローラの位置関係を示す給送経路の側面図。 (A)〜(F)は給送ローラの回転角度毎の状態を示す図、 給送ローラの回転に伴う進入角θaと当接角θbの変化を示す表。 給送ローラの他の実施形態を示す図。 ホッパの揺動軸を移動させる構成を示す図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 リア給送装置2 フロント給送装置、4 記録手段、5 搬送手段、6 排出手段、10 ガイド部材、11 給送ローラ、12 ホッパ、13 分離ローラ、15 ホッパばね、18 ホルダ、25 給紙カセット、26 ピックアップローラ、28 給送ローラ、29 分離ローラ、30 アシストローラ、40 ガイドローラ、41 搬送駆動ローラ、42 搬送従動ローラ、43 紙案内上、44 紙案内後、45 紙案内下、46 キャリッジ、47 キャリッジガイド軸、48 記録ヘッド、54 排紙フレームAssy、55 排出駆動ローラ、56 排出従動ローラ、57 補助ローラ、P 記録用紙

Claims (5)

  1. セット位置にセットされた被記録媒体の最上位のものと接し且つ回転することにより、前記セット位置から被記録媒体をピックアップし且つ更に下流側へ給送する給送ローラと、
    前記給送ローラによってピックアップされる最上位の被記録媒体の先端及び当該最上位の被記録媒体に連れられて前記セット位置から下流側へ進む次位以降の被記録媒体の先端が当接する当接面を有するとともに、前記給送ローラとの間でニップ点を形成することにより、最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する被記録媒体分離部と、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記給送ローラと被記録媒体との接触点における前記給送ローラの半径Rが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記給送ローラの半径RをRsとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記半径Rsから変化するよう前記給送ローラが形成され、
    これによって被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送ローラと被記録媒体との接触点における前記給送ローラ外周の接線が前記当接面に向かう角度θaが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記角度θaをθasとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記θasよりも大きくなるよう構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  2. セット位置にセットされた被記録媒体の最上位のものと接し且つ回転することにより、前記セット位置から被記録媒体をピックアップし且つ更に下流側へ給送する給送ローラと、
    被記録媒体を支持するとともに、揺動することにより、最上位の被記録媒体を前記給送ローラに当接させる当接姿勢と、最上位の被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、をとり得るよう設けられたホッパと、
    前記ホッパが前記当接姿勢をとる際に、当該ホッパを前記給送ローラへ向けて付勢する付勢手段と、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記給送ローラと被記録媒体との接触点における前記給送ローラの半径Rが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記給送ローラの半径RをRsとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記半径Rsから変化するよう前記給送ローラが形成され、
    これによって前記ホッパが前記当接姿勢をとる際に、被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送ローラと被記録媒体との接触点と前記給送ローラの回転中心とを結ぶ直線Tbと、前記付勢手段によって前記給送ローラと被記録媒体との接触点に作用する付勢力の方向と、の成す角度θbが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記角度θbをθbsとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記θbsよりも大きくなるよう構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  3. セット位置にセットされた被記録媒体の最上位のものと接し且つ回転することにより、前記セット位置から被記録媒体をピックアップし且つ更に下流側へ給送する給送ローラと、
    被記録媒体を支持するとともに、揺動することにより、最上位の被記録媒体を前記給送ローラに当接させる当接姿勢と、最上位の被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、をとり得るよう設けられたホッパと、
    前記給送ローラによってピックアップされる最上位の被記録媒体の先端及び当該最上位の被記録媒体に連れられて前記セット位置から下流側へ進む次位以降の被記録媒体の先端が当接する当接面を有するとともに、前記給送ローラとの間でニップ点を形成することにより、最上位の被記録媒体と次位以降の被記録媒体とを分離する被記録媒体分離部と、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記ホッパの揺動支点を移動させるホッパ揺動支点移動手段を備え、
    前記ホッパの揺動支点を移動させることにより、被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送ローラと被記録媒体との接触点における前記給送ローラ外周の接線が前記当接面に向かう角度θaが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記角度θaをθasとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記θasよりも大きくなるよう構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  4. セット位置にセットされた被記録媒体の最上位のものと接し且つ回転することにより、前記セット位置から被記録媒体をピックアップし且つ更に下流側へ給送する給送ローラと、
    被記録媒体を支持するとともに、揺動することにより、最上位の被記録媒体を前記給送ローラに当接させる当接姿勢と、最上位の被記録媒体を前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、をとり得るよう設けられたホッパと、
    前記ホッパが前記当接姿勢をとる際に、当該ホッパを前記給送ローラへ向けて付勢する付勢手段と、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記ホッパの揺動支点を移動させるホッパ揺動支点移動手段を備え、
    前記ホッパの揺動支点を移動させることにより、前記ホッパが前記当接姿勢をとる際に、被記録媒体の給送経路を側視して、前記給送ローラと被記録媒体との接触点と前記給送ローラの回転中心とを結ぶ直線Tbと、前記付勢手段によって前記給送ローラと被記録媒体との接触点に作用する付勢力の方向と、の成す角度θbが、最上位の被記録媒体先端が前記被記録媒体分離部に当接した際の前記角度θbをθbsとすると、前記給送ローラが更に回転するに伴い前記θbsよりも大きくなるよう構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  5. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、当該記録手段へ被記録媒体を給送する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の前記被記録媒体給送装置と、を備えたことを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114572504A (zh) * 2022-04-11 2022-06-03 皖西学院 一种茶叶生产用贴标检测剔除装置

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