JP4868134B2 - 被記録媒体給送装置、これを備える記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

被記録媒体給送装置、これを備える記録装置、液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、回動駆動される給送ローラ軸に設けられ、被記録媒体に接触して被記録媒体を給送する給送ローラと、複数枚の被記録媒体を積層状態で保持可能な給送トレイを備え、揺動支点を中心に上方へ揺動することにより、前記給送トレイ上の最上位の被記録媒体を前記給送ローラに圧接させるホッパと、前記給送トレイ上の最上位の被記録媒体をこれと重送されている他の被記録媒体から分離する分離手段と、重送された前記他の被記録媒体を前記給送トレイ上に戻す媒体戻しレバーとを備えた被記録媒体給送装置に関する。
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出して被噴射媒体に噴射を実行するインクジェット式記録装置などの液体噴射装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
特許文献1には、戻しレバーの長さが、戻しレバーの長手方向に負荷が付与されない状態で戻しレバーが給送ローラ付近を回動しているとき、戻しレバーの先端が給送ローラの周面よりも内側の領域を通る第1軌跡を描き、且つ他の被記録媒体を保持部上に戻すのに十分であり、給送中に戻しレバーが給送ローラ付近を回動しているとき、戻しレバーの先端が被記録媒体の存在により給送ローラの周面の延長面とほぼ同一面まで引っ込む第2軌跡を描くことができるような装置が、ホッパの側部に取り付けられている構成が開示されている。
特開2005−41627号公報
しかし、このような構成ではホッパの幅方向への長さが拡がるため全体としての装置幅が大きくなってしまい、はがきや名刺などの比較的小さな被記録媒体に記録を行うインクジェットプリンタでは好ましくない。また戻しレバーが重送された被記録媒体をトレイ側に戻す際の戻しレバーの先端の軌跡は単純な円弧であり、様々な用紙経路に対応できない。特に比較的小さな被記録媒体では、重送された被記録媒体をトレイ側に戻す際に、媒体戻しレバーの先端が給送される被記録媒体の裏面との間で大きな摩擦力を生じ、被記録媒体の裏面に傷が付いたり、駆動モータに掛かる負荷のため駆動モータが脱調等の不具合を起こす原因となっていた。
そこで本発明は、被記録媒体の給送経路を適宜設定しても、その給送経路に適合する媒体戻しレバーの先端の軌跡を前記カム案内面の形状によって、容易に設定することができるようにした被記録媒体給送装置、これを備える記録装置、更に液体噴射装置を提供することを目的とする。
また、媒体戻しレバーの先端が給送される被記録媒体の裏面に作用する時の負荷を小さくすることを可能とし、被記録媒体の裏面への傷や駆動モータの脱調等の不具合の発生をなくすことができる被記録媒体給送装置、これを備える記録装置、更に液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一つの態様は、回動駆動される給送ローラ軸に設けられ、被記録媒体に接触して被記録媒体を給送する給送ローラと、複数枚の被記録媒体を積層状態で保持可能な給送トレイを備え、揺動支点を中心に上方へ揺動することにより、前記給送トレイ上の最上位の被記録媒体を前記給送ローラに圧接させるホッパと、前記給送トレイ上の最上位の被記録媒体をこれと重送されている他の被記録媒体から分離する分離手段と、重送された前記他の被記録媒体を前記給送トレイ上に戻す媒体戻しレバーとを備えた被記録媒体給送装置であって、前記媒体戻しレバーは、その回動中に媒体戻しレバーの先端と媒体戻しレバーの回動支点とを結ぶ直線の方向へ移動可能であり、且つ給送トレイの上面から上方へ突出する方向へ常時付勢されており、更に前記媒体戻しレバーはカム被案内部を備え、該媒体戻しレバーが回動する領域の他部材にはカム案内面が固定され、媒体戻しレバーの回動中に前記カム被案内部が前記カム案内面に案内され、前記媒体戻しレバーの最終回動位置付近において前記媒体戻しレバーの先端位置を規制する手段を備え、前記媒体戻しレバーの最終回動位置付近では前記カム被案内部は前記カム案内面から離れるように構成されていることを特徴とするものである。
更に本発明の第1の態様は、回動駆動される給送ローラ軸に設けられ、被記録媒体に接触して被記録媒体を給送する給送ローラと、複数枚の被記録媒体を積層状態で保持可能な給送トレイを備え、揺動支点を中心に上方へ揺動することにより、前記給送トレイ上の最上位の被記録媒体を前記給送ローラに圧接させるホッパと、前記給送トレイ上の最上位の被記録媒体をこれと重送されている他の被記録媒体から分離する分離手段と、重送された前記他の被記録媒体を前記給送トレイ上に戻す媒体戻しレバーとを備えた被記録媒体給送装置であって、前記媒体戻しレバーは、その回動中に媒体戻しレバーの先端と媒体戻しレバーの回動支点とを結ぶ直線の方向へ移動可能であり、且つ給送トレイの上面から上方へ突出する方向へ常時付勢されており、更に前記媒体戻しレバーはカム被案内部を備え、該媒体戻しレバーが回動する領域の他部材にはカム案内面が固定され、媒体戻しレバーの回動中に前記カム被案内部が前記カム案内面に案内されるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、前記媒体戻しレバーはカム被案内部を備え、該媒体戻しレバーが回動する領域の他部材にはカム案内面が固定され、媒体戻しレバーの回動中に前記カム被案内部が前記カム案内面に案内されるように構成されているので、被記録媒体の給送経路を適宜設定しても、その給送経路に適合する媒体戻しレバーの先端の軌跡を前記カム案内面の形状によって、容易に設定することができる。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様の被記録媒体給送装置において、前記カム案内面は前記媒体戻しレバーの先端の回動軌跡が給送中の被記録媒体の裏面がとる姿勢に沿うように形成されていることを特徴とするものである。
ここで、「給送中の被記録媒体の裏面がとる姿勢」とは、媒体戻しレバーが回動してその先端が作る軌跡と交差する部分の給送経路の構造によって決まる被記録媒体の姿勢を意味する。この姿勢は被記録媒体の剛性やサイズによっても変わり、その姿勢に差異がある場合は、その使用が想定される種類の被記録媒体の平均的な姿勢を意味する。そして、「裏面がとる姿勢に沿うように形成」とは、被記録材の裏面に媒体戻しレバーの先端が摺接しつつ重送された被記録材を戻す動作の際に、当該被記録材の裏面に無理な負荷や摩擦力が生じて当該被記録材を傷つけたりすることが無い程度に沿って形成されることを意味する。
本発明の第2の態様によれば、媒体戻しレバーの戻し動作時に、当該媒体戻しレバーの先端が給送中の被記録媒体の裏面の姿勢に沿う軌跡をとる。すなわちカム被案内部がカム案内面に案内されて、媒体戻しレバーの先端と媒体戻しレバーの回動支点とを結ぶ直線の方向へ媒体戻しレバーが後退しつつ当該媒体戻しレバーの先端が前記軌跡をとって回動する。従って、媒体戻しレバーの先端が給送中の被記録媒体の裏面を押し上げるように通過する場合に生じる無理な負荷や過剰の摩擦力を生じないから、給送中の被記録媒体の裏面に傷を付けたり、負荷に起因する駆動モータの脱調といった不具合を解消することができる。
本発明の第3の態様は、前記第1又は第2の態様の被記録媒体給送装置において、前記媒体戻しレバーの最終回動位置付近において前記媒体戻しレバーの先端位置を規制する手段を備え、前記媒体戻しレバーの最終回動位置付近では前記カム被案内部は前記カム案内面から離れるように構成されていることを特徴とするものである。
媒体戻しレバーが下方に退避するときの力が弱い場合、最終回動位置付近でカム被案内部がカム案内面に接触していると、その接触抵抗によって初動が重くなり、媒体戻しレバーを勢いよく引き下げることができない。本態様のように、媒体戻しレバーの最終回動位置付近でカム被案内部をカム案内面から離しておくことにより、動き始め時に抵抗が小さいため、弱い力でも媒体戻しレバーが勢いよく戻ることができる。
本発明の第4の態様は、前記第3の態様の被記録媒体給送装置において、前記先端位置を規制する手段は、前記媒体戻しレバーの前記回動支点の軸受け部に形成されていることを特徴とするものである。
第4の態様によれば、構造簡単にして前記先端位置を規制する手段を実現することができる。
本発明の第5の態様は、被記録媒体給送装置と、該被記録媒体給送装置から給送される被記録媒体に記録を実行する記録実行部とを備えた記録装置であって、前記被記録媒体給送装置は前記第1の態様から第4の態様のいずれかに記載の被記録媒体給送装置であることを特徴とするものである。
本態様によれば、記録装置として、前記第1の態様から第4の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様は、被噴射媒体給送装置と、該被噴射媒体給送装置から給送される被噴射媒体に液体噴射を実行する液体噴射実行部とを備えた液体噴射装置であって、前記被噴射媒体給送装置は、回動駆動される給送ローラ軸に設けられ、被噴射媒体に接触して被噴射媒体を給送する給送ローラと、複数枚の被噴射媒体を積層状態で保持可能な給送トレイを備え、揺動支点を中心に上方へ揺動することにより、前記給送トレイ上の最上位の被噴射媒体を前記給送ローラに圧接させるホッパと、前記給送トレイ上の最上位の被噴射媒体をこれと重送されている他の被噴射媒体から分離する分離手段と、重送された前記他の被噴射媒体を前記給送トレイ上に戻す媒体戻しレバーとを備え、前記媒体戻しレバーは、その回動中に媒体戻しレバーの先端と媒体戻しレバーの回動支点とを結ぶ直線の方向へ移動可能であり、且つ給送トレイの上面から上方へ突出する方向へ常時付勢されており、更に前記媒体戻しレバーはカム被案内部を備え、該媒体戻しレバーが回動する領域の他部材にはカム案内面が固定され、媒体戻しレバーの回動中に前記カム被案内部が前記カム案内面に案内されるように構成されていることを特徴とするものである。
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る被記録媒体給送装置が適用可能なインクジェットプリンタの給送装置の正面下方からの斜視図であり、図2は同被記録媒体給送装置の媒体戻しレバーアップ時のホッパの背面斜視図であり、図3は同被記録媒体給送装置の媒体戻しレバーダウン時のホッパの背面斜視図であり、図4は同被記録媒体給送装置の右側面図であり、図5は同被記録媒体給送装置のホッパ作動部材周辺の拡大斜視図であり、図6から図9は同被記録媒体給送装置のカム軸の回転位置と媒体戻しレバーとの関係を段階的に示す図であり、図10は同被記録媒体給送装置のカム案内面とカム被案内部との関係を示す側面図であり、図11は同被記録媒体給送装置の媒体戻しレバー先端の軌跡を示す側面図であり、図12は本発明の作用比較の為の媒体戻しレバー先端の軌跡を示す側面図であり、図13は媒体戻しレバーダウン時のホッパの正面を上方から見た要部斜視図である。
図1に示す被記録媒体給送装置1は、はがきや名刺などの比較的小さな被記録媒体に記録を行うインクジェットプリンタ等の記録装置または同様に比較的小さな被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置用の給送装置であり、日本工業規格A4版やB5版などの通常オフィスで使用する記録装置用の給送装置と比較すると、全体として小さな寸法を有する。尚、液体噴射装置用の給送装置は記録装置用の給送装置と実質的に同じ構造を備えるので、以下の説明では記録装置用の給送装置を中心に説明する。
被記録媒体給送装置1は、複数枚の被記録媒体Pを積層状態で斜めに保持可能な給送トレイ3を有し、且つ上端側の揺動支点2aを中心に下端側が揺動可能なホッパ2を備え、給送トレイ3のすぐ前側上方に設けられる給送ローラ軸4に給送ローラ5が回転可能に支持されている。
給送ローラ5に対向した位置に分離パッド7を備えている。すなわち、給送ローラ5とホッパ2によって被記録媒体Pが挟圧保持され、この状態で給送ローラ5が回転することによって被記録媒体Pが給送トレイ3上からピックアップされるが、給送トレイ3上の被記録媒体Pが2枚以上重なって送り出されようとする(この状態を以下「重送」と称する)場合に、最上部の被記録媒体Pだけが給送方向の下流側すなわち前方へ進行するように他の被記録媒体から分離する作用をする分離手段である分離パッド7を備えている。
また、ホッパ2の下流側近傍には重送された最上部以外の被記録媒体Pを給送トレイ3へ戻すための媒体戻しレバー9が設けられている。ホッパ2および媒体戻しレバー9は同じ駆動系を介して作動するようになっている。即ちホッパ2は、駆動伝達系11、該駆動伝達系11を介して伝達された動力をホッパ2と媒体戻しレバー9とに分岐するカム軸13およびカム軸13からホッパ2へ駆動を伝達するホッパ作動部材15(図2)を介して作動する。一方、媒体戻しレバー9は、駆動伝達系11、カム軸13、カム伝達戻し部材16および戻し作用部材17を介して作動する(図2)。なお、媒体戻しレバー9は、その先端が後述するように搬送される被記録媒体の裏面に接触しつつ回動するため、摩擦抵抗は極力小さい方が好ましく、ポリアセタール樹脂等の摺動抵抗の小さい素材で形成されることが望ましい。以下、これらの構成について詳しく説明する。
駆動伝達系11は、駆動モータ19と、駆動モータ19の出力ピニオンに歯合する複数のギア21とを備える。駆動伝達系11の最後のギア21aはカム軸13の端部に形成されたカム軸ギア41に歯合している。カム軸13には、カム伝達戻し部材16の近傍に第1カム43(図2)が形成され、また戻し作用部材17の近傍に第2カム45(図1)が形成されている。これら第1カム43および第2カム45を介して、それぞれ駆動モータ19の駆動力が媒体戻しレバー9およびホッパ2に伝達される。
ホッパ作動部材15は、図2、図3及び図5に示したように、基枠47に対して回動自在に支持されており、その回動軸50部分(図2、図3)からはホッパ押圧部49とカム受け部51(図3、図5)とが形成されている。またホッパ作動部材15の回動軸50部分には捻りバネ53が設けられ、捻りバネ53の一端は基枠47に固定され、他端はホッパ押圧部49に係止している。ホッパ押圧部49の端部にはホッパ作用端55が形成されており、ホッパ作用端55はホッパ2の下面側に当接している。そして、捻りバネ53の他端がホッパ押圧部49に係止していることにより、ホッパ作用端55がホッパ2を常時上昇するように付勢している。
カム軸13の第2カム45は、ホッパ作動部材15の第2カム受け部51をカムフォロアとしてカム作動するように当接しており、該第2カム45のカム作用によってホッパ作動部材15を回動軸50回りに回動させることにより、所定のタイミングでホッパ押圧部49をホッパ2の下方へ退避させて、ホッパ2の下側からの押圧を解除することでホッパ2の自重によりホッパ2が下方に回動するようになっている。
次に、カム伝達戻し部材16は、図2及び図3に示したように、全体がほぼ円柱形をしており、円柱の周面には第1カム受け部57とバネ係止部59とが形成されている。カム伝達戻し部材16は、前記円柱の軸線を前記給送ローラ軸4と平行になるようにしてその一端側が前記基枠47に設けられた軸(図示せず)に前記軸線の回りに回転可能に取り付けられている。また、カム伝達戻し部材16の他端部には2枚のガイド板61が形成され、それら2枚のガイド板61の間には案内間隙63が形成されている。第1カム受け部57は、カム軸13の第1カム43と協働してカム作用をなし、またバネ係止部59には一端が基枠47に固定されたコイルバネ65の他端が係止している。
戻し作用部材17は、図2、図3及び図5に示したように、カム伝達戻し部材16側に形成された軸部67と、ホッパ作動部材15を跨ぐように形成されるコの字状のレバー基部69と、該レバー基部69の前記軸部67と反対側に突設形成された軸端68とを備えて成る。前記軸端68は基枠47に設けられた長穴状の軸受け部48に、媒体戻しレバー9による戻し動作領域から後退する方向に移動可能に軸支されている。軸部67の端部にはスライド板70が一体に形成されており、スライド板70は、カム伝達戻し部材16の案内間隙63の間で軸部67の軸線と直交する方向にスライド可能な状態で挿入されている。
そして、コの字状の前記レバー基部69の両方の外側部分には、それぞれ捻りバネ71の一端が係止しており、各捻りバネ71の他端は基枠47に固定されて係止され、前記レバー基部69は、前記捻りバネ71から全体として前記後退する方向と反対の前進方向(給送中の被記録材を裏面から押し上げる方向)に向かう付勢力を受けている。この前進方向の付勢力によって前記軸端68は前記軸受け部48の前端に常時押し付けられている。該レバー基部69のコの字の両先端部分に既述のように前記媒体戻しレバー9が形成されている。
すなわち、戻し作用部材17は、媒体戻しレバー9の回動によって、その先端10が分離パッド7の所まで重送された被記録媒体Pを給送トレイ3に戻す動作時に、前記捻りバネ71の付勢力で前進方向への力を受け、一方最上位の被記録媒体Pの裏面にその先端10が押さえられて前記前進方向への力に抗して押し戻される力を受ける。従って、後述するカム案内面77が設けられていない状態では、図12に示したように、媒体戻しレバー9の先端10は、回動当初は単純円弧状の軌跡をとり、被記録媒体Pの裏面に先端10が当接した後は、前記両方の力が均衡する回動軌跡85を取る。
この実施の形態では、被記録媒体Pが給送ローラ5に接触しないようにその姿勢を決める補助ローラ6によって給送中の被記録媒体Pのとる姿勢が決まる構造である。前記回動軌跡85は補助ローラ6との接触点から近い距離aの位置で媒体戻しレバー9の先端10が被記録媒体Pの裏面に当接する。この構造では被記録媒体Pの剛性が高い場合には、該被記録媒体Pが撓みにくいので、媒体戻しレバー9を押し戻す際に被記録媒体の裏面に引っ掻き跡が残る虞がある。また、媒体戻しレバー9の当該取り付け構造では、前記押し戻し位相角θが水平に近いため、重力の寄与を期待できないと共に、軸受け部のこじり抵抗を受け、媒体戻しレバー9は一層押し戻されにくくなり、前記引っ掻き跡が残りやすくなる。或いは駆動モータ10の脱調という問題につながる虞がある。
この問題を解消するために、図6、図13に示したように、本発明においては各媒体戻しレバー9の外側の面には、カム被案内部73が形成されており、一方媒体戻しレバー9がホッパ2の上面側に突出するために基枠47の対応する部位に形成された切り欠き75(図1)内には、カム被案内部73を案内するためのカム案内面77が形成されている。上述の捻りバネ71はレバー基部69をカム案内面77側に付勢する。これにより、カム被案内部73は常時、カム案内面77に当接して案内されるように付勢される。従って、媒体戻しレバー9はホッパ2の上面から上方へ突出する方向へ常時付勢されていると共に、その突出位置は前記カム案内面77によって規制される。
以下図2、図3および図6から図11を参照しながら、本発明の作用を説明する。まず図2、図6に示す如く、媒体戻しレバー9がアップ状態、即ち被記録媒体Pの給送開始前の状態のとき、カム軸13の第2カム45はホッパ作動部材15の第2カム受け部51とのカム作用により、ホッパ押圧部49をホッパ2の下方へ退避させて、ホッパ2の下側からの押圧を解除することでホッパ2の自重によりホッパ2が下側に回動した状態となっている。このとき給送トレイ3上の被記録媒体Pは給送ローラ5に接触していない。
また、カム軸13の第1カム43が第1カム受け部57にカム作用することで、コイルバネ65のバネ引っ張り作用に抗してカム伝達戻し部材16を回転させ、これに伴いレバー基部69が回動することで媒体戻しレバー9の先端10が切り欠き75から上方へ突出状態になっている。
図7に示す如く、カム軸13が回転して第1カム43が第1カム受け部57から外れると、コイルバネ65のバネ引っ張り力により媒体戻しレバー9の先端10が下方に退避する(図3参照)。カム軸13が、図8に示す位置まで回転すると、カム軸13の第2カム45がホッパ作動部材15の第2カム受け部51から外れて、捻りバネ53の作用によりホッパ押圧部49がホッパ2の下面側を上方へ押圧するようになるため、ホッパ2が上昇する。これにより、給送トレイ3上の最上位の被記録媒体Pが給送ローラ5に接触して給送トレイ3の回転による給送が開始される。
カム軸13が、図9に示す位置まで回転すると、カム軸13の第1カム43が第1カム受け部57に再び係合を開始する。そしてカム軸13が、図9に示す位置から図6に示す位置まで回転する間に、カム伝達戻し部材16を介して軸部67とレバー基部69とが一緒に回転する。このとき図10に示す如く、カム被案内部73がカム案内面77に案内されるため、軸部67および軸端68を結ぶ軸線79の位置(軸部67の軸線と同じ)が、図11の矢印81の方向へ後退し、これに伴い媒体戻しレバー9の先端10の軌跡83が、カム被案内部73およびカム案内面77を有しない場合の前記軌跡85(図11に説明を解りやすくするために記載した)よりも下側を通るようになる。この軌跡83が媒体戻しレバー9の先端10が給送中の被記録媒体Pの裏面の形状に沿うように移動する軌跡と同じであるように、カム案内面77の形状が設定されている。
すなわち、補助ローラ6との接触点から遠い距離b(距離bは前記距離aより大きい)の位置で媒体戻しレバー9の先端10が被記録媒体Pの裏面に当接する。距離bが遠くなった分、同じ剛性のものでも被記録媒体Pは撓みやすくなるため、媒体戻しレバー9を押し戻す際に被記録媒体Pの裏面に引っ掻き跡が残る虞が少ない。また、前記押し戻し位相角θが水平より大きく立ち上がるため、重力の寄与を期待できると共に、軸受け部のこじりの虞も少なく、媒体戻しレバー9は一層押し戻されやすくなり、前記引っ掻き跡が一層残り難くなる。更には駆動モータ10の脱調という問題につながる虞が少なくなる。
以上に説明したように、カム被案内部73がカム案内面77に案内されて、媒体戻しレバー9の先端10と媒体戻しレバー9の回動支点とを結ぶ直線の方向へ媒体戻しレバー9が後退しつつ当該媒体戻しレバー9の先端10が給送中の被記録媒体Pの裏面の姿勢に沿う前記軌跡83をとって回動する。従って、媒体戻しレバー9の先端10が給送中の被記録媒体Pの裏面を押し上げるように通過する場合に生じる無理な負荷や過剰の摩擦力を生じないから、給送中の被記録媒体の裏面に傷を付けたり、負荷に起因する駆動モータ19の脱調といった不具合を解消することができる。
図10に示す如く、媒体戻しレバー9が最終回動位置付近(符号87で示す)に至ったとき、軸部67および軸端68が基枠47の軸受け部48によって媒体戻しレバー9がそれ以上給送トレイ3から突出することを規制する。軸受け部48に設けた移動規制度当て部52(図2)によって、前記規制を行っている。このとき図10に示す如く、カム被案内部73はカム案内面73から離れている。これは、媒体戻しレバー9が下方に退避するとき、コイルバネ65のバネ引っ張り力によるが、このコイルバネ65のバネ引っ張り力は弱いため、最終回動位置付近でカム被案内部73がカム案内面73に接触していると、その接触抵抗によって初動が重くなり、媒体戻しレバー9を勢いよく引き下げることができなくなるからである。すなわち、軸受け部48は、媒体戻しレバーの最終回動位置付近において媒体戻しレバーの先端位置を規制する手段に相当する。
以上、本発明をインクジェット式記録装置に適用した実施形態について説明したが、被噴射媒体を給送する給送装置を備える液体噴射装置にも上記同様に本発明を適用することができる。
本発明の被記録媒体給送装置が適用可能なインクジェットプリンタの給送装置の正面下方から見た斜視図。 媒体戻しレバーアップ時のホッパの背面斜視図。 媒体戻しレバーダウン時のホッパの背面斜視図。 給送装置の右側面図。 ホッパ作動部材周辺の拡大斜視図。 カム軸の回転位置と媒体戻しレバーとの関係を段階的に示す図。 カム軸の回転位置と媒体戻しレバーとの関係を段階的に示す図。 カム軸の回転位置と媒体戻しレバーとの関係を段階的に示す図。 カム軸の回転位置と媒体戻しレバーとの関係を段階的に示す図。 カム軸の回転位置と媒体戻しレバーとの関係を段階的に示す側面図。 本発明による媒体戻しレバー先端の軌跡を示す側面図。 本発明の作用比較の為の媒体戻しレバー先端の軌跡を示す側面図。 媒体戻しレバーダウン時のホッパの正面を上方から見た要部斜視図。
符号の説明
1 被記録媒体給送装置、2 ホッパ、2a ホッパの揺動支点、3 給送トレイ、4 給送ローラ軸、5 給送ローラ、6 補助ローラ、7 分離パッド、9 媒体戻しレバー、10 媒体戻しレバーの先端、11 駆動伝達系、13 カム軸、15 ホッパ作動部材、16 カム伝達戻し部材、17 戻し作用部材、19 駆動モータ、21 ギア、21a ギア、41 カム軸ギア、43 第1カム、45 第2カム、47 基枠、48 軸受け部、49 ホッパ押圧部、50 ホッパ作動部材の回動軸、51 第2カム受け部、52 移動規制度当て部、53 捻りバネ、55 ホッパ作用端、57 第1カム受け部、59 バネ係止部、61 ガイド板、63 案内間隙、65 コイルバネ、67 軸部、68 軸端、69 レバー基部、70 スライド板、71 捻りバネ、73 カム被案内部、75 切り欠き、77 カム案内面、79 軸部および軸端を結ぶ軸線、81 矢印、83 本発明による媒体戻しレバーの先端の軌跡、85 本発明を適用しない場合の媒体戻しレバーの先端の軌跡、87 媒体戻しレバーの最終回動位置付近、P 被記録媒体

Claims (4)

  1. 回動駆動される給送ローラ軸に設けられ、被記録媒体に接触して被記録媒体を給送する給送ローラと、
    複数枚の被記録媒体を積層状態で保持可能な給送トレイを備え、揺動支点を中心に上方へ揺動することにより、前記給送トレイ上の最上位の被記録媒体を前記給送ローラに圧接させるホッパと、
    前記給送トレイ上の最上位の被記録媒体をこれと重送されている他の被記録媒体から分離する分離手段と、
    重送された前記他の被記録媒体を前記給送トレイ上に戻す媒体戻しレバーとを備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記媒体戻しレバーは、その回動中に媒体戻しレバーの先端と媒体戻しレバーの回動支点とを結ぶ直線の方向へ移動可能であり、且つ給送トレイの上面から上方へ突出する方向へ常時付勢されており、
    更に前記媒体戻しレバーはカム被案内部を備え、該媒体戻しレバーが回動する領域の他部材にはカム案内面が固定され、媒体戻しレバーの回動中に前記カム被案内部が前記カム案内面に案内され、
    前記媒体戻しレバーの最終回動位置付近において前記媒体戻しレバーの先端位置を規制する手段を備え、前記媒体戻しレバーの最終回動位置付近では前記カム被案内部は前記カム案内面から離れるように構成されていることを特徴とする被記録媒体給送装置。
  2. 請求項1に記載の被記録媒体給送装置において、前記先端位置を規制する手段は、前記媒体戻しレバーの前記回動支点の軸受け部に形成されていることを特徴とする被記録媒体給送装置。
  3. 被記録媒体給送装置と、該被記録媒体給送装置から給送される被記録媒体に記録を実行する記録実行部とを備えた記録装置であって、前記被記録媒体給送装置は請求項1又は2に記載の被記録媒体給送装置であることを特徴とする記録装置。
  4. 被噴射媒体給送装置と、該被噴射媒体給送装置から給送される被噴射媒体に液体噴射を実行する液体噴射実行部と、を備えた液体噴射装置であって、前記被噴射媒体給送装置は、
    回動駆動される給送ローラ軸に設けられ、被噴射媒体に接触して被噴射媒体を給送する給送ローラと、
    複数枚の被噴射媒体を積層状態で保持可能な給送トレイを備え、揺動支点を中心に上方へ揺動することにより、前記給送トレイ上の最上位の被噴射媒体を前記給送ローラに圧接させるホッパと、
    前記給送トレイ上の最上位の被噴射媒体をこれと重送されている他の被噴射媒体から分離する分離手段と、
    重送された前記他の被噴射媒体を前記給送トレイ上に戻す媒体戻しレバーとを備え、
    前記媒体戻しレバーは、その回動中に媒体戻しレバーの先端と媒体戻しレバーの回動支点とを結ぶ直線の方向へ移動可能であり、且つ給送トレイの上面から上方へ突出する方向へ常時付勢されており、
    更に前記媒体戻しレバーはカム被案内部を備え、該媒体戻しレバーが回動する領域の他部材にはカム案内面が固定され、媒体戻しレバーの回動中に前記カム被案内部が前記カム案内面に案内され、
    前記媒体戻しレバーの最終回動位置付近において前記媒体戻しレバーの先端位置を規制する手段を備え、前記媒体戻しレバーの最終回動位置付近では前記カム被案内部は前記カム案内面から離れるように構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
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