JP2009018627A - ハイブリッド車両の駆動力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】急加速時に駆動力変化の応答性を高めることができるハイブリッド車両の駆動力制御装置を提供する。
【解決手段】運転者によって急加速が要求された場合に、目標駆動力を通常時と同一とし、内燃機関の回転数変化を通常時に比して上昇させることで、運転者の要求に応じて駆動力を素早く増加させる。また、急加速が要求された場合の目標駆動力を通常時と同一とすることで、運転操作に対する駆動力変化に一貫性が保たれ、運転者の違和感を低減させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両の駆動力制御装置に関するものであり、より詳細には、運転者が急加速を要求するときに、駆動力の応答遅れを抑制する技術に関するものである。
走行用の動力源として内燃機関(以下「エンジン」という)およびモータを備え、走行条件に応じてこれらの動力源を使い分けるハイブリッド車両が知られている。ハイブリッド車両は、例えばドライバがアクセルを踏み込んで定常走行から加速を行う場合には、エンジンおよびモータの両方を動力源として車両を高出力走行させる(例えば特許文献1を参照)。
特開2004−92655号公報
また、ハイブリッド車両では、走行状態が変化する際に、エンジン回転数の過敏な変動およびこの変動に伴う慣性損失を防ぐために、エンジン回転数が過度に変化するのを抑制する制御が考えられる。
しかしながら、エンジン回転数の変化を抑制する制御を行う場合には、運転者が急加速を要求して素早いアクセル操作を行った場合であっても、エンジン回転数の変化が抑制されるため、実際に出力される駆動力に遅れが生じる虞がある。また、車速の上昇に先行してエンジン回転数が上昇し、その後、エンジン回転数の上昇に遅れて車速が上昇すると、運転者が体感上違和感を持つことがある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、運転者が急加速を要求した際に、運転者の違和感を低減しつつ駆動力の応答遅れを抑制することが可能なハイブリッド車両の駆動力制御装置を提供することを目的とする。
本発明のハイブリッド車両の駆動力制御装置は、車両を推進させるための駆動力を発生させる内燃機関および電動機と、内燃機関によって駆動されて発電する発電機とを備えたハイブリッド車両における駆動力を制御する駆動力制御装置において、運転者による運転操作に基づいて、運転者が急加速を要求している急加速要求時であるか否かを判定する急加速要求判定手段と、急加速要求判定手段によって急加速要求時であると判定された場合に、目標駆動力を通常時と同一とし、内燃機関の回転数変化を通常時に比して上昇させる制御手段とを備えることを特徴としている。
このようなハイブリッド車両の駆動力制御装置によれば、運転者によって急加速が要求された場合に、内燃機関の回転数変化を通常時に比して上昇させる制御手段を備えているため、内燃機関の回転数変化を急変させることで、運転者の要求に応じて駆動力を素早く増加させることができる。これにより、駆動力の応答遅れを抑制することが可能となり、運転者の違和感を低減させることができる。また、急加速が要求された際の目標駆動力を通常時と同一としているため、運転操作に対する駆動力変化に一貫性が保たれ、運転者の違和感を低減させることができる。
また、急加速要求判定手段は、アクセル踏込み速度が所定の閾値以上である場合に、急加速要求時であると判定することが好適である。これにより、運転者がアクセルペダルを素早く踏み込んだ際に、運転者が急加速を要求していると判定するので、運転者の意図を走行に反映させることができる。
また、制御手段は、急加速要求時であると判定された場合に、発電機による発電量を減少させることで、内燃機関の回転数変化を上昇させることが好適である。これにより、急加速要求時には、発電機により内燃機関に与えられる負荷が軽減されるので、通常時に比して内燃機関の回転数変化を速やかに上昇させることができる。
また、制御手段は、急加速要求判定手段によって急加速要求時であると判定されなかった場合に、内燃機関の回転数変化の急変を抑制する制御を行うことが好ましい。これにより、急加速が要求されていない場合には、回転数変化の急変が抑制されるので、回転数の過敏な変動を抑制し、回転数の変動に伴う慣性損失を防ぐことができ、燃費向上を図ることができる。
本発明によるハイブリッド車両の駆動力制御装置によれば、運転者が急加速を要求している場合に、目標駆動力を通常時と同一としつつ、内燃機関の回転数変化を通常時に比して上昇させることができるので、運転者の違和感を低減しつつ駆動力の応答遅れを抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明に係るハイブリッド車両の駆動力制御装置の好適な実施形態について説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1は、本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の駆動力制御装置を示す構成図、図2は、本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の駆動力制御装置のシステム構成図である。
図1に示す本実施形態の駆動力制御装置100は、車両を推進させるための駆動力を発生させる動力源としてエンジン(内燃機関)12およびモータ(電動機)13を備えたハイブリッド車両10の駆動力を制御するものである。このハイブリッド車両10のエンジン12は、例えば4気筒4サイクルガソリンエンジンであり、モータ13は、例えば交流同期型のモータである。そして、ハイブリッド車両10の駆動力制御装置100は、ハイブリッド車両10の駆動力を制御する電子制御ユニット(以下、「ECU」という)11、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ16、およびハイブリッド車両10の車速を検出する車速センサ17を備えている。
エンジン12は、ECU11からの制御指令にしたがって、燃料の噴射量及び噴射時期、吸入空気量、点火時期等が調整され、回転数や駆動力が制御される。また、エンジン12の出力軸には、動力分配機構19を介して、発電機14が接続されている。この発電機14は、モータ13と同じ交流同期型のものであり、エンジン12によって駆動されて発電する。発電機14によって発電された電力は、バッテリ15に充電され、このバッテリ15は、モータ13に電力を供給して、モータ13を駆動させる。エンジン12およびモータ13によって出力される駆動力は、減速機18を介して駆動輪20に伝達される。
ECU11には、アクセル開度センサ16、および車速センサ17を始めとした各種センサが電気的に接続されている。ECU11は各種センサからの検出信号に基づいて、ハイブリッド車両10の運転状態を判断することができる。ECU11は、エンジン12、モータ13、発電機14、およびバッテリ15を制御することにより、ハイブリッド車両10の駆動力を制御するものであり、運転者が急加速を要求した場合に、目標駆動力を通常時と同一としつつ、エンジン12の回転数変化を通常時と比して急変させることで、駆動力を目標駆動力に素早く追従させるものである。
ECU11のCPUでは、記憶部に記憶されたプログラムを実行することで、図2に示すように、ハイブリッド車両10の目標駆動力Tdを算出する目標駆動力算出部31、運転者が急加速を要求している急加速要求時であるか否かを判定する急加速要求部(急加速要求判定手段)32、エンジン12の目標回転数を算出する目標回転数算出部33、目標駆動力に基づき駆動力を制御する駆動力制御部34、エンジンの回転数の急変を抑制する回転数急変抑制部35、エンジン12の目標回転数を制御する回転数制御部36が構成される。
目標駆動力算出部31は、ハイブリッド車両の走行状態や運転者の要求に応じて、目標駆動力Tdを算出する。具体的には、目標駆動力算出部31は、アクセル開度センサ16によって計測されたアクセル開度θおよび車速センサ17により計測された車速vに基づいて、記憶部に記憶された所定の変換マップを参照して目標駆動力Tdを決定する。
急加速要求判定部32は、運転者の運転操作に基づいて運転者が急加速を要求している急加速要求時であるか否かを判定する。具体的には、急加速要求判定部32は、アクセル開度センサ16で計測されたアクセル開度θおよびアクセル開度の変化量Δθに基づいて、急加速要求時であるか否かを判定する。アクセル開度θおよびアクセル開度の変化量Δθの両方がそれぞれの所定の閾値以上の場合、急加速要求判定部32は、急加速要求時であると判定する。それ以外の場合には、急加速要求判定部32は、運転者が急加速を要求していない通常時であると判定する。なお、「所定の閾値」は、例えば実験等により任意に設定される値であり、運転者が急加速を要求しているか否かを判定することができる値である。
なお、急加速要求判定部32は、代替的に、目標駆動力を実現するために必要なエンジンパワーpw_target(以下、「必要パワー」という)と、現在出力されている出力パワーpwとを比較して、これらの差が所定の閾値以上の場合に、急加速要求時と判定するようにしても良い。
目標回転数算出部33は、車両の走行状態、運転者の要求、及び必要パワーpw_target等に基いて、エンジン12の目標回転数NEdを算出する。
なお、目標回転数算出部33は、急加速要求時において、通常時と異なる目標回転数NEdを設定してもよい。急加速要求時に設定される目標回転数NEdは、通常時に設定される目標回転数よりも大きい値とする。これにより、急加速要求時においてエンジン12の回転数変化を急変させる。急加速要求時の目標回転数は、例えば、通常時とは異なるテーブルを参照して設定されてもよく、通常時の目標回転数に所定の値が加算されて算出されても良い。
駆動力制御部34は、目標駆動力算出部31で算出された目標駆動力Tdと、実駆動力Tとに基づいて、実駆動力Tが目標駆動力Tdに到達するようにエンジン12およびモータ13の駆動力を制御する。また、駆動力制御部34は、例えば、急加速要求時において、エンジン12の駆動力が不足する場合には、バッテリ15に充電された電力によってモータ13を駆動してモータ13による駆動力を上昇させるように、バッテリ15およびモータ13に制御指令を送る。
回転数急変抑制部35は、通常時におけるエンジン回転数の急激な変動を抑制する制御を行う。具体的には、回転数急変抑制部35は、発電機14の負荷量を調整してエンジン回転数NEが急激に変動しないように制御する。
これに対し、急加速要求時には、回転数急変抑制部35は、発電機14の負荷を減少させてエンジン回転数NEの変動を抑制する制御を停止し、ECU11は、エンジン回転数NEを急激に上昇させて素早く目標回転数NEd追従させて、エンジン11による出力パワーをできるだけ早く駆動力Tの上昇に分配させる。
回転数制御部36は、目標回転数算出部33で算出された目標回転数NEdと、エンジン回転数NEとに基づいて、エンジン回転数NEが目標回転数NEdに到達するようにエンジン12を制御する。エンジン回転数NEは、例えば、エンジン12に設置されるクランク角センサの測定値に基づいて算出される。
次に、本実施形態に係るハイブリッド車両10の駆動力制御装置100の動作について説明する。図3は、ECU11で実行される制御処理を示すフローチャートである。まず、ECU11は、アクセル開度センサ16によって検出されたアクセル開度θ、及び車速センサ17によって検出された車速vを入力する(S101)。次に、ECU11は、アクセル開度θおよび車速vに基づいて変換マップを参照して目標駆動力Tdを算出し(S102)、目標駆動力Tdを実現するために必要な必要パワーpw_targetを算出する(S103)。続いてECU11は、車両の走行状態、運転者の要求、及び必要パワーpw_targetに基づいて、目標回転数NEdを算出する(S104)。
次に、ECU11は、運転者のアクセル操作に基づいて、運転者が急加速を要求しているか否かを判定する。運転者が急加速を要求していると判定された場合には、ステップS108に進み、運転者が急加速を要求していると判定されなかった場合には、通常時と判定して、ステップS106に進む。
ステップS105において通常時と判定された場合、回転数急変抑制部35によって、エンジン回転数NEの急激な変動を抑制する制御を開始する(S106)。具体的には、回転数急変抑制部35は、発電機14の負荷量を調整してエンジンの回転数NEが急激に変動しないようにする。続く、ステップS107において、目標回転数となるように回転数制御を行うと共に、目標駆動力となるように駆動力制御を行って、処理を終了する。
ステップS105において急加速要求時と判定された場合、回転数急変抑制部35によって、エンジン回転数の急激な変動を抑制する制御を停止(S108)して、エンジン回転数の変化を急変させて、通常時に比してエンジン回転数を急激に上昇させている。ECU11は、回転数急変抑制制御を中止して発電機14による負荷を減少させるよう制御指令を発電機14に送る。次に、ECU11は、急加速要求時において、エンジン12による駆動力の不足を補うべく、バッテリ15の出力を上昇させて(S109)、モータ13による駆動力を上昇させる。続く、ステップS107において、目標回転数となるように回転数制御を行うと共に、目標駆動力となるように駆動力制御を行って、処理を終了する。このようにして、ECU11では、急加速要求時において、目標駆動トルクを通常時と同一とし、エンジン回転数変化を通常時に比して急変させることで、駆動力を素早く増加させて、運転者の要求に応じた急加速を実現する。
次に、本実施形態に係るハイブリッド車両10の駆動力制御装置の動作の変形例について説明する。図4は、本実施形態に係るハイブリッド車両10の駆動力制御装置の動作の変形例に係るECU11で実行される制御処理を示すフローチャートである。ECU11では、ステップS101〜S103の処理が図3のものと同様に行われると、目標回転数NEdを算出せずに、ステップS105において急加速要求時であるか否かの判定が行われる。
ステップS105において通常時であると判定された場合、ECU11は、目標回転数NEd=Aを算出(S104a)し、ステップS106,S107の処理を実行する。
ステップS105において急加速要求時であると判定された場合、ECU11は、目標回転数NEd=Bを算出する(S104b)。この目標回転数Bは、急加速要求時に回転数変化の立ち上がりを迅速にするために、通常時の目標回転数Aよりも大きな値をとるように設定される。急加速要求時の目標回転数Bは、通常時と別のテーブルを参照して決定しても良く、通常時の目標回転数Aに所定のかさ上げ分aを加算して算出しても良い。続いて、ECU11は、ステップS108,S109,S107の処理を行う。
次に、図5を参照して、アクセル開度、エンジン回転数、及び駆動力の関係について説明する。図5は、急加速要求時のアクセル開度θ(a)、エンジン回転数NE(b)、および駆動力T(c)の推移を示すグラフである。図5(a)では、時点t〜tまでは、アクセル開度は一定である。時点t1は、運転者がアクセル開度を増加させた時点であり、時点tは、ECU11が急加速要求時と判定した時点であり、時点tは、運転者がアクセル開度の増加を停止した時点である。
図5(b)に示すように、エンジン回転数は、時点t〜tまでは一定である。時点tにおいて、アクセル開度の変化に応じてエンジン回転数が増加する。時点tにおいて、急加速要求時と判定され、回転数急変抑制部35が回転数急変抑制制御を停止する。これにより、エンジン12の回転数変化は急変し、時点t4において目標回転数に到達するようになる。なお、通常時では、回転数急変抑制制御を継続するため、グラフ52に示すように、緩やかに回転数が上昇するように制御される。急加速要求時において、エンジンの回転数変化を通常時に比して上昇させているため、エンジン回転数は、目標回転数に素早く追従している。
図5(b)のグラフ51に示すように、エンジン回転数を急変させると、回転慣性による損失が生じるため、エンジンによって出力される駆動力は、図5(b)のグラフ54に示す通常時の駆動力より一時的に不足し、グラフ55のようになる。そこで、ECU11は、バッテリ15から出力を上昇させて、モータ13による駆動力を増加させて、エンジン11による不足分を補うようにする。このように、急加速要求時において、目標回転数を急変させることで、通常時に比して素早く駆動力を目標駆動力に追従させることができ、運転者の要求に応じた急加速を実現することができる。
本実施形態に係る駆動力制御装置10においては、急加速要求判定部32が、運転者による運転操作に基づいて、運転者が急加速を要求している急加速要求時であるか、運転者が急加速を要求していない通常時であるかを判定する。急加速要求判定部32によって急加速要求時であると判定された場合には、駆動力制御部34は目標駆動力を通常時と同一として駆動力を制御し、回転数制御部36が、エンジン12の回転数変化を通常時に比して上昇させる。このような構成により、運転者により急加速が要求された場合には、エンジン回転変化を急変させることで、運転者の要求に応じて駆動力を素早く増加させることができる。これにより、駆動力の応答遅れを抑制することが可能となり、運転者の要求に応じて急加速を実現することができ、運転者の違和感を低減させることができる。また、急加速が要求された際の目標駆動力を通常時と同一としているため、運転操作に対する駆動力変化に一貫性が保たれ、運転者の違和感を低減させることができる。
また、急加速要求判定部32は、アクセル踏込み速度が所定の閾値以上である場合に、急加速要求時であると判定する。これにより、運転者がアクセルペダルをすばやく踏み込んだときに、運転者が急加速を要求していると判定することができる。
また、回転数急変抑制部35および回転数制御部36は、急加速要求判定部32により急加速要求時であると判定された場合に、発電機14による発電量を減少させることで、エンジン12の回転数変化を上昇させる。これにより、発電機14によりエンジン12に与えられる負荷が軽減されるので、通常時に比してエンジン12の回転数変化を速やかに上昇させることができる。
また、回転数急変抑制部35は、急加速要求判定部32によって通常時であると判定された場合に、エンジン12の回転数変化が急変することを抑制する。これにより、通常時には回転数変化の急変が抑制されるので、エンジン回転数の過敏な変動を抑制し、エンジン回転数の変動に伴う慣性損失を防ぐことができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、他に様々な変形が可能である。たとえば、上記実施形態ではエンジン12、モータ13、発電機14などを制御するためのECUが単一に設けられているが、このECUは必要に応じてエンジン用ECU、モータ用ECU、発電機用ECUなどのように細分化されても良い。
また、上記実施形態において、回転数急変抑制部35は、通常時にエンジン回転数の変動を抑制するために発電機14の負荷を調整しているが、他の手段エンジン回転数の変動を抑制することが可能な他の手段を適用しても良い。
本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の駆動力制御装置を示す構成図である。 本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の駆動力制御装置のシステム構成図である。 本発明の実施形態に係るECUで実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るECUで実行される制御処理を示すフローチャートである。 急加速判定時のアクセル開度、エンジン回転数、および駆動力の推移を示すグラフである。
符号の説明
10…ハイブリッド車両、12…エンジン、13…モータ、14…発電機、15…バッテリ、16…アクセル開度センサ、17…車速センサ、31…目標駆動力算出部、32…急加速要求判定部、33…目標回転数算出部、34…駆動力制御部、35…回転数急変抑制部、36…回転数制御部、100…駆動力制御装置。

Claims (4)

  1. 車両を推進させるための駆動力を発生させる内燃機関および電動機と、前記内燃機関によって駆動されて発電する発電機とを備えたハイブリッド車両における駆動力を制御する駆動力制御装置において、
    運転者による運転操作に基づいて、運転者が急加速を要求している急加速要求時であるか否かを判定する急加速要求判定手段と、
    前記急加速要求判定手段によって前記急加速要求時であると判定された場合に、目標駆動力を通常時と同一とし、前記内燃機関の回転数変化を通常時に比して上昇させる制御手段とを備えることを特徴とするハイブリッド車両の駆動力制御装置。
  2. 前記急加速要求判定手段は、アクセル踏込み速度が所定の閾値以上である場合に、前記急加速要求時であると判定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動力制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記急加速要求時であると判定された場合に、前記発電機による発電量を減少させることで、前記内燃機関の回転数変化を上昇させることを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド車両の駆動力制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記急加速要求判定手段によって急加速要求時であると判定されなかった場合に、前記内燃機関の回転数変化の急変を抑制する制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のハイブリッド車両の駆動力制御装置。
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