JP2009018368A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】砥石工具による加工作業を中断せずに砥石工具のドレッシングを行うことが可能なドレッシング機能を備えた加工装置を提供する。
【解決手段】被加工物を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を加工する砥石工具を回転可能に支持する加工手段とを備えた加工装置であって、砥石工具の加工部にレーザービームを照射するレーザービーム照射手段50を具備し、レーザービーム照射手段50により砥石工具の加工部にレーザービームを照射して砥石工具のドレッシングを行う。加工手段は切削手段又は研削手段から構成され、砥石工具のドレッシングは、被加工物の加工中に遂行される。
【選択図】図5

Description

本発明は、ドレッシング機能を備えた研削装置、切削装置等の加工装置に関する。
IC、LSI等の数多くのデバイスが表面に形成され、且つ個々のデバイスが分割予定ラインによって区画された半導体ウエハは、研削装置によって裏面が研削されて所定の厚みに加工された後、切削装置によって分割予定ラインを切削して個々のデバイスに分割され、携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
半導体チップの小型化及び軽量化を図るために、通常、半導体ウエハをストリートに沿って切削して個々のチップ(デバイス)に分離するのに先立って、ウエハの裏面を研削して所定の厚さに形成している。
ウエハの裏面を研削する研削装置は、ウエハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエハを研削する研削ホイールを回転可能に支持する研削手段を具備しており、ウエハを所定の厚みに加工することができる。
また、ウエハを個々のデバイスに分割する切削装置は、ウエハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエハの分割予定ラインを切削する切削ブレードを回転可能に支持した切削手段とを具備しており、ウエハを高精度に個々のデバイスに分割することができる。
しかし、研削装置で使用される研削ホイールは、ホイール基台の自由端部に、ダイヤモンド砥粒等をレジンボンド、ビトリファイドボンド等の適宜のボンド剤で固めた砥石が配設されていて、ウエハを何枚か研削した後に目つぶれした砥石の作用端部から砥石を露出させるために、チャックテーブルにドレッシングボードを吸着させてドレッシングを行わなければならず、ウエハの研削作業が中断され生産性の向上が図れないという問題がある。
また、切削装置で使用される切削ブレードは通常電鋳ブレードが使用される。電鋳ブレードは、例えば硝酸ニッケル中にダイヤモンド砥粒を分散しためっき浴を使用し、このめっき浴中にブレード基台を浸漬して電気めっきを行い、ニッケルとともにダイヤモンド砥粒をブレード基台に電着して構成される。
よって、切削ブレードも研削ホイールと同様に、ウエハを何枚か切削したあとに目つぶれした砥石の作用端部から砥粒を露出させるために、チャックテーブルにドレッシングボードを吸着させてドレッシングを行わなければならず、ウエハの切削作業が中断され、生産性の向上が図れないという問題がある。
これらの問題を解決するために、例えば特開平7−249601号公報には、定期的に自動で研削ホイールの洗浄を行い、研削ホイールの目詰まりによる目立て作業(ドレッシング)の頻度を低減させるようにした研削装置が開示されている。
また、特許第3275299号公報には、切削刃をドレッシングするためのドレッシングボードが収容されるドレッシングボード収容部をウエハカセットとは独立して設けることにより、切削刃のドレッシングを容易に行うことができるようにした切削装置(ダイシング装置)が開示されている。
特開平7−249601号公報 特許第3275299号公報
特許文献1に開示された研削装置は、定期的に研削ホイールに高圧の洗浄液を噴射することにより研削ホイールの洗浄を行って、手作業による目立て作業の頻度を減少させることを狙ったものであるが、目立て作業(ドレッシング)の頻度は減少するかもしれないが、依然として研削作業を中断して手作業によりドレッシングを行わなければならないという問題がある。
特許文献2に開示された切削装置では、切削刃をドレッシングするためのドレッシングボードを収容するドレッシングボード収容部をウエハカセットとは別に設けているため、ドレッシングを自動で行うことができるというメリットがあるが、ドレッシングボードを収容するためのスペースが必要であり、更にドレッシングを行うにあたっては切削作業を中断しなければならず、生産性の向上が図れないという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、砥石工具による加工作業を中断せずに砥石工具のドレッシングを行うことが可能なドレッシング機能を備えた加工装置を提供することである。
本発明によると、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する砥石工具を回転可能に支持する加工手段とを備えた加工装置であって、前記砥石工具の加工部にレーザービームを照射するレーザービーム照射手段を具備し、該レーザービーム照射手段により前記砥石工具の加工部にレーザービームを照射して該砥石工具のドレッシングを行うことを特徴とする加工装置が提供される。
好ましくは、加工手段は切削ブレードを回転可能に支持し被加工物を切削する切削手段から構成される。あるいは、加工手段は研削ホイールを回転可能に支持し被加工物を研削する研削手段から構成される。好ましくは、ドレッシングは被加工物の加工中に遂行される。
本発明によると、砥石工具の加工部にレーザービームを照射して砥石工具のドレッシングを行うことができるので、被加工物の加工中にドレッシングを行うことができ、生産性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1はウエハをダイシングして個々のチップ(デバイス)に分割することのできるドレッシング機能を備えた切削装置2の外観を示している。
切削装置2の前面側には、オペレータが加工条件等の装置に対する指示を入力するための操作手段4が設けられている。装置上部には、オペレータに対する案内画面や後述する撮像手段によって撮像された画像が表示されるCRT等の表示手段6が設けられている。
図2に示すように、ダイシング対象のウエハWの表面においては、第1のストリートS1と第2ストリートS2とが直交して形成されており、第1のストリートS1と第2のストリートS2とによって区画されて多数のデバイスDがウエハW上に形成されている。
ウエハWは粘着テープであるダイシングテープTに貼着され、ダイシングテープTの外周縁部は環状フレームFに貼着されている。これにより、ウエハWはダイシングテープTを介してフレームFに支持された状態となり、図1に示したウエハカセット8中にウエハが複数枚(例えば25枚)収容される。ウエハカセット8は上下動可能なカセットエレベータ9上に載置される。
ウエハカセット8の後方には、ウエハカセット8から切削前のウエハWを搬出するとともに、切削後のウエハをウエハカセット8に搬入する搬出入手段10が配設されている。ウエハカセット8と搬出入手段10との間には、搬出入対象のウエハが一時的に載置される領域である仮置き領域12が設けられており、仮置き領域12には、ウエハWを一定の位置に位置合わせする位置合わせ手段14が配設されている。
仮置き領域12の近傍には、ウエハWと一体となったフレームFを吸着して搬送する旋回アームを有する搬送手段16が配設されており、仮置き領域12に搬出されたウエハWは、搬送手段16により吸着されてチャックテーブル18上に搬送され、このチャックテーブル18に吸引されるとともに、複数の固定手段19によりフレームFが固定されることでチャックテーブル18上に保持される。
チャックテーブル18は、回転可能且つX軸方向に往復動可能に構成されており、チャックテーブル18のX軸方向の移動経路の上方には、ウエハWの切削すべきストリートを検出するアライメント手段20が配設されている。
アライメント手段20は、ウエハWの表面を撮像する撮像手段22を備えており、撮像により取得した画像に基づき、パターンマッチング等の処理によって切削すべきストリートを検出することができる。撮像手段22によって取得された画像は、表示手段6に表示される。
アライメント手段20の左側には、チャックテーブル18に保持されたウエハWに対して切削加工を施す切削手段24が配設されている。切削手段24はアライメント手段20と一体的に構成されており、両者が連動してY軸方向及びZ軸方向に移動する。
切削手段24は、回転可能なスピンドル26の先端に切削ブレード28が装着されて構成され、Y軸方向及びZ軸方向に移動可能となっている。切削ブレード28は撮像手段22のX軸方向の延長線上に位置している。
図3を参照すると、切削手段24の分解斜視図が示されている。図4は切削手段24の斜視図である。25は切削手段24のスピンドルハウジングであり、スピンドルハウジング25中に図示しないサーボモータにより回転駆動されるスピンドル26が回転可能に収容されている。切削ブレード28は電鋳ブレードであり、ニッケル母材中にダイヤモンド砥粒が分散されてなる切刃28aをその外周部に有している。
30は切削ブレード28をカバーするブレードカバーであり、切削ブレード28の側面に沿って延長する切削水ノズル32が取り付けられている。切削水が、パイプ34を介して切削水ノズル32に供給される。ブレードカバー30はねじ穴36,38を有している。
50は切削ブレード28をドレッシングするためのレーザービーム照射手段であり、ねじ54を丸穴52に挿通してブレードカバー30のねじ穴38に螺合することにより、レーザービーム照射手段50がブレードカバー30に取り付けられる。レーザービーム照射手段50は、レーザービーム照射位置を調整する調整ねじ55を有している。
40は着脱カバーであり、ブレードカバー30に取り付けられた際、切削ブレード28の側面に沿って伸長する切削水ノズル42を有している。切削水は、パイプ44を介して切削水ノズル42に供給される。
ねじ48を着脱カバー40の丸穴46に挿通してブレードカバー30のねじ穴36に螺合することにより、着脱カバー40がブレードカバー30に固定される。これにより、図4に示すように切削ブレード28の概略上半分がブレードカバー30及び着脱カバー40により覆われる。
切削ブレード28を交換する際には、着脱カバー40及びレーザービーム照射手段50を図3に示すようにブレードカバー30から取り外し、この状態で切削ブレード28を交換する。
次に、図5を参照して、本発明実施形態のドレッシング装置の概要について説明する。レーザー発振部58は、例えば波長1064nmのYAGレーザーを発振し、このレーザーを例えばSHG(第2高調波発生)により波長532nmのレーザーに変換するか、或いはTHG(第3高調波発生)により波長355nmのレーザーに変換する。
例えば、レーザー発振部58から発振されるレーザービームは以下の通りである。
レーザービームの波長:1064nm,532nm,355nm,266nm(YAGレーザー)
出力 :3w〜10w
繰り返し周波数 :1kHz〜100kHz
ビーム径 :1mm
レーザー発振部58からのレーザービームはビームスプリッタ60により二つに分割され、ビームスプリッタ60を透過したレーザービームはレンズ62によりマルチモード光ファイバ64に結合され、ビームスプリッタ60で反射されたレーザービームはレンズ66によりマルチモード光ファイバ68に結合される。
光ファイバ64,68の先端部はレーザービーム照射手段(ドレッシング手段)50中に挿入固定され、その先端から僅かに離間してそれぞれ45°傾斜したミラー70,72が切削ブレード28の切刃28aを両側から挟むようにレーザービーム照射手段50に取り付けられている。
よって、レーザー発振部58から出射されたレーザービームは、ビームスプリッタ60により二つに分割され、それぞれのレーザービームは光ファイバ64,68を伝搬してミラー70,72により反射されて切削ブレード28の切刃28aに照射される。
切削ブレード28の切刃28Aにレーザービームを照射する際に、調整ねじ55を回転してミラー70,72の傾斜角を微妙に調整して、ミラー70,72により反射されたレーザービームを切刃28aのドレッシングすべき部分に位置づける。
このように構成された切削装置2において、ウエハカセット8に収容されたウエハWは、搬出入手段10によってフレームFが挟持され、搬出入手段10が装置後方(Y軸方向)に移動し、仮置き領域12においてその挟持が解除されることにより、仮置き領域12に載置される。そして、位置合わせ手段14が互いに接近する方向に移動することにより、ウエハWが一定の位置に位置づけられる。
次いで、搬送手段16によってフレームFは吸着され、搬送手段16が旋回することによりフレームFと一体となったウエハWがチャックテーブル18に搬送されてチャックテーブル18により保持される。そして、チャックテーブル18がX軸方向に移動してウエハWはアライメント手段20の直下に位置づけられる。
アライメント手段20が切削すべきストリートを検出するアライメントの際のパターンマッチングに用いる画像は、切削前に予め取得しておく必要がある。そこで、ウエハWがアライメント手段20の直下に位置づけられると、撮像手段22がウエハWの表面を撮像し、撮像した画像を表示手段6に表示させる。
切削装置2のオペレータは、操作手段4を操作することにより、撮像手段22をゆっくりと移動させながら、必要に応じてチャックテーブル18も移動させて、パターンマッチングのターゲットとなるパターンを探索する。
オペレータがキーパターンを決定すると、そのキーパターンを含む画像が切削装置2のコントローラ20に備えたメモリに記憶される。また、そのキーパターンとストリートS1,S2の中心線との距離を座標値等によって求め、その値もメモリに記憶させておく。
更に、撮像手段22を移動させることにより、隣り合うストリートとストリートとの間隔(ストリートピッチ)を座標値等によって求め、ストリートピッチの値についてもコントローラのメモリに記憶させておく。
ウエハWのストリートに沿った切断の際には、記憶させたキーパターンの画像と実際に撮像手段22により撮像されて取得した画像とのパターンマッチングをアライメント手段20にて行う。
そして、パターンがマッチングしたときは、キーパターンとストリートの中心線との距離分だけ切削手段24をY軸方向に移動させることにより、切削しようとするストリートと切削ブレード28との位置合わせを行う。
切削しようとするストリートと切削ブレード28との位置合わせが行われた状態で、チャックテーブル18をX軸方向に移動させるとともに、切削ブレード28を高速回転させながら切削手段24を下降させると、位置合わせされたストリートが切削される。
メモリに記憶されたストリートピッチずつ切削手段24をY軸方向にインデックス送りにしながら切削を行うことにより、同方向のストリートS1が全て切削される。更に、チャックテーブル18を90°回転させてから、上記と同様の切削を行うと、ストリートS2も全て切削され、個々のデバイスDに分割される。
切削が終了したウエハWはチャックテーブル18をX軸方向に移動してから、Y軸方向に移動可能な搬送手段25により把持されて洗浄装置27まで搬送される。洗浄装置27では、洗浄ノズルから水を噴射しながらウエハWを低速回転(例えば300rpm)させることによりウエハを洗浄する。
洗浄後、ウエハWを高速回転(例えば3000rpm)させながら、エアノズルからエアを噴出させてウエハWを乾燥させた後、搬送手段16によりウエハWを吸着して仮置き領域12に戻し、更に搬出入手段10によりウエハカセット8の元の収納場所にウエハWが戻される。
このようにして、ウエハカセット8に収容されていたウエハWは切削ブレード28によりストリートS1,S2にとって次々と切削される。ウエハWを何枚か切削すると、切削ブレード28の切刃28aが目つぶれする。
すなわち、ウエハとの摩擦などによってニッケル母材中からのダイヤモンド砥粒の突出量が小さくなる。よって、切刃28aの作用端部からダイヤモンド砥粒を露出させるために、切削ブレード28のドレッシングを行う必要がある。
本実施形態では、図5に示すように、レーザービーム照射手段50により切削ブレード28の切刃28aの作用端部にレーザービームを照射して、切削ブレード28のドレッシングを行う。
このレーザービームによるドレッシングは、切削装置稼働中常に行う必要はなく、新品の切削ブレードに交換してから所定枚数のウエハWを切削した後、ウエハWの切削加工を中断せずに切削加工中、所定時間行うようにする。これにより、生産性の向上を図ることができる。勿論、切削作業を中断してから、レーザービーム照射によるドレッシングを行うようにしても良い。
なお、新品の切削ブレードに交換した直後にダイヤモンド砥粒をニッケル母材中から露出させるためにドレッシングを行う必要があるが、このドレッシングに本実施形態のレーザービーム照射手段50によるドレッシングを利用しても良い。代替案としては、新品の切削ブレードのドレッシングは、従来のようにチャックテーブルにドレッシングボードを吸着させて行うようにしても良い。
次に、図6を参照すると、本発明の第2実施形態にかかるウエハの裏面を研削するドレッシング機能を備えた研削装置74の外観斜視図が示されている。研削装置74のハウジング76は、水平ハウジング部分78と、垂直ハウジング部分80から構成される。
垂直ハウジング部分80には上下方向に伸びる1対のガイドレール82,84が固定されている。この一対のガイドレール82,84に沿って研削手段(研削ユニット)86が上下方向に移動可能に装着されている。研削ユニット86は支持部90を介して一対のガイドレール82,84に沿って上下方向に移動する移動基台88に取り付けられている。
研削ユニット86は、支持部90に取り付けられたスピンドルハウジング92と、スピンドルハウジング92中に回転可能に収容されたスピンドル94と、スピンドル94を回転駆動するサーボモータ96を含んでいる。
図9に最も良く示されるように、スピンドル94の先端部にはマウンター98が固定されており、このマウンター98には研削ホイール100がねじ止めされている。研削ホイール100はホイール基台102の自由端部にダイヤモンド砥粒等をレジンボンド、ビトリファイドボンド等の適宜のボンド剤で固めた複数の研削砥石104が固着されて構成されている。図8に示すように、ホイール基台102の内周には複数の研削水供給ノズル106が開口している。
図6を再び参照すると、研削装置74は、研削ユニット86を一対の案内レール82,84に沿って上下方向に移動する研削ユニット送り機構108を備えている。研削ユニット送り機構108は、ボールねじ110と、ボールねじ110の一端部に固定されたパルスモータ112から構成される。パルスモータ112をパルス駆動すると、ボールねじ110が回転し、移動基台88の内部に固定されたボールねじのナットを介して移動基台88が上下方向に移動される。
水平ハウジング部分78の凹部79には、チャックテーブルユニット114が配設されている。チャックテーブルユニット114は、図7に示すように、支持基台116と、支持基台116に回転自在に配設されたチャックテーブル118を含んでいる。
チャックテーブルユニット114は更に、チャックテーブル118を挿通する穴を有したカバー120を備えており、このカバー120にはレーザービーム照射手段(ドレッシング手段)121が取り付けられている。
チャックテーブルユニット114は、チャックテーブル移動機構122により研削装置74の前後方向に移動される。チャックテーブル移動機構122は、ボールねじ123と、ボールねじ123のねじ軸124の一端に連結されたパルスモータ126から構成される。
パルスモータ126をパルス駆動すると、ボールねじ123のねじ軸124が回転し、このねじ軸124に螺合したナットを有する支持基台116が研削装置74の前後方向に移動する。よって、チャックテーブル118もパルスモータ126の回転方向に応じて、前後方向に移動する。
図6に示されているように、一対のガイドレール128,130及びチャックテーブル移動機構122は蛇腹132,134により覆われている。すなわち、蛇腹132の前端部は凹部79を画成する前壁に固定され、後端部がカバー120の前端面に固定されている。また、蛇腹134の後端は垂直ハウジング部分80に固定され、その前端はカバー120の後端面に固定されている。
ハウジング76の水平ハウジング部分78には、第1のウエハカセット136と、第2のウエハカセット138と、ウエハ搬送手段140と、ウエハ仮載置手段142と、ウエハ搬入手段144と、ウエハ搬出手段146と、洗浄手段148が配設されている。更に、ハウジング76の前方にはオペレータが研削条件等を入力する操作手段150が設けられている。
また、水平ハウジング部分78の概略中央部には、チャックテーブル118を洗浄する洗浄水噴射ノズル152が設けられている。この洗浄水噴射ノズル152は、チャックテーブルユニット114がウエハ搬入・搬出領域に位置づけられた状態において、チャックテーブル118に保持された研削加工後のウエハに向けて洗浄水を噴出する。
図9を参照すると、本発明実施形態のレーザービーム照射手段(ドレッシング手段)の全体構成が概略的に示されている。レーザー発振部154では、例えば波長1064nmのYAGレーザーが発振され、このYAGレーザーは良く知られた方法によるSHG(第2高調波発生)により波長532nmのレーザーに変換されるか、或いはTHG(第3高調波発生)により波長355nmのレーザーに変換される。
レーザー発振部154から出射されるレーザービームは、例えば以下の通りである。
レーザービームの波長:1064nm,532nm,355nm,266nm(YAGレーザー)
出力 :3w〜10w
繰り返し周波数 :1kHz〜100kHz
ビーム径 :1mm
レーザー発振部154から出射されたレーザービームは、ビームスプリッタアレイ156により複数のレーザービームに分割され、分割されたレーザービームはそれぞれ光ファイバ157を介してレーザービーム照射手段(ドレッシング手段)121に送られる。
例えば、図10に示すように、レーザー発振部154から出射されたレーザービームは、第1のビームスプリッタ158に入射される。第1のビームスプリッタ158を透過したレーザービームは第2のビームスプリッタ160に入射され、第2のビームスプリッタ160で反射されたレーザービームはレンズ162によりマルチモード光ファイバ164に結合される。第2のビームスプリッタ160を透過したレーザービームはレンズ166によりマルチモード光ファイバ168に結合される。
一方、第1のビームスプリッタ158で反射されたレーザービームは第3のビームスプリッタ170に入射され、第3のビームスプリッタ170で反射されたレーザービームはレンズ172によりマルチモード光ファイバ174に結合される。第3のビームスプリッタ170を透過したレーザービームはレンズ176によりマルチモード光ファイバ178に結合される。
このように、レーザービーム照射手段121からは、ビームスプリッタアレイ156により複数に分割されたレーザービーム159を研削ホイール100の研削砥石104に向かって照射できるため、研削砥石104のドレッシングを効率的に行うことができる。
このように構成された研削装置74の研削作業について以下に説明する。第1のウエハカセット136中に収容されるウエハは、保護テープが表面側(回路が形成されている側の面)に装着された半導体ウエハであり、従ってウエハは裏面が上側に位置する状態で第1のカセット136中に収容されている。このように複数の半導体ウエハを収容した第1のウエハカセット136は、ハウジング76の所定のカセットを搬入領域に載置される。
そして、カセット搬入領域に載置された第1のウエハカセット136に収容されていた研削加工前の半導体ウエハが全て搬出されると、空のウエハカセット136に変えて複数個の半導体ウエハを収容した新しい第1のウエハカセット136が手動でカセット搬入領域に載置される。
一方、ハウジング76の所定のカセット搬出領域に載置された第2のウエハカセット138に所定枚数の研削加工後の半導体ウエハが搬入されると、かかる第2のウエハカセット138は手動で搬出されて、新しい空の第2のウエハカセット138がカセット搬出領域に載置される。
第1のウエハカセット136に収容された半導体ウエハは、ウエハ搬送手段140の上下動作及び進退動作により搬送され、ウエハ仮載置手段142に載置される。ウエハ仮載置手段142に載置されたウエハは、ここで中心合わせが行われた後にウエハ搬入手段144の旋回動作によって、ウエハ搬入・搬出領域に位置せしめられているチャックテーブルユニット114のチャックテーブル118に載置され、チャックテーブル118によって吸引保持される。
このようにチャックテーブル118がウエハを吸引保持したならば、チャックテーブル移動機構122を作動して、チャックテーブルユニット114を移動して装置後方の研削領域に位置づける。
チャックテーブルユニット114が研削領域に位置づけられると、チャックテーブル118に保持されたウエハの中心が研削ホイール100の外周円を僅かに超えた位置に位置づけられる。
次に、チャックテーブル118を例えば100〜300rpm程度で回転し、サーボモータ96を駆動して研削ホイール100を4000〜7000rpmで回転するとともに、研削ユニット送り機構108のパルスモータ112を正転駆動して研削ユニット86を下降させる。
そして、図9に示すように、研削ホイール100の研削砥石104をチャックテーブル118上のウエハWの裏面(被研削面)に所定の荷重で押圧することにより、ウエハWの裏面が研削される。このようにして所定時間研削することにより、ウエハWが所定の厚さに研削される。
研削が終了すると、チャックテーブル移動機構122を駆動してチャックテーブル118をウエハ搬入・搬出領域に位置づける。チャックテーブル118がウエハ搬入・搬出領域に位置づけられたならば、洗浄水噴射ノズル152から洗浄水を噴射してチャックテーブル118に保持されている研削加工されたウエハWの被研削面(裏面)を洗浄するとともに、ウエハWが搬出された後のチャックテーブル18が洗浄される。
チャックテーブル118に保持されているウエハの吸引保持が解除されてから、ウエハWはウエハ搬出手段146により洗浄手段148に搬送される。洗浄手段148に搬送されたウエハは、ここで洗浄されるとともにスピン乾燥される。次いで、ウエハがウエハ搬送手段140により第2のウエハカセット138の所定位置に収納される。
このようにして数多くのウエハの裏面を研削すると、研削砥石104の作用端部が目つぶれすることになる。よって、本実施形態では、所定枚数のウエハの研削が終了したならば、図9に示すようにレーザー発振部154を駆動して、レーザービーム照射手段(ドレッシング手段)121からレーザービーム159を研削砥石104の作用端部に向けて照射する。
このレーザービームの照射を所定時間続けることにより、研削砥石104のドレッシングを行って、研削砥石104の作用端部からダイヤモンド砥粒を露出させることができる。
レーザービームによる研削砥石104のドレッシングは、研削砥石104によるウエハWの研削加工中に行うことができる。よって、本実施形態によればウエハの研削作業が中断されることがなく、生産性の向上を図ることができる。勿論、ウエハの非研削中にレーザービームによる研削砥石104のドレッシングを行うようにしても良い。
本発明第1実施形態にかかるドレッシング機能を備えた切削装置の外観斜視図である。 フレームと一体化されたウエハを示す斜視図である。 切削手段(切削ユニット)の分解斜視図である。 切削手段の斜視図である。 レーザービーム照射手段の全体的構成を示す概略図である。 本発明第2実施形態にかかるドレッシング機能を備えた研削装置の外観斜視図である。 チャックテーブルユニット及びチャックテーブル送り機構の斜視図である。 下側から見た研削ホイールの斜視図である。 レーザービーム照射手段(ドレッシング手段)の全体構成を示す概略図である。 ビームスプリッタアレイの一例を示す図である。
符号の説明
2 切削装置
18 チャックテーブル
24 切削手段
26 スピンドル
28 切削ブレード
28a 切刃
30 ブレードカバー
50 レーザービーム照射手段
74 研削装置
94 スピンドル
100 研削ホイール
104 研削砥石
118 チャックテーブル
121 レーザービーム照射手段

Claims (5)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する砥石工具を回転可能に支持する加工手段とを備えた加工装置であって、
    前記砥石工具の加工部にレーザービームを照射するレーザービーム照射手段を具備し、
    該レーザービーム照射手段により前記砥石工具の加工部にレーザービームを照射して該砥石工具のドレッシングを行うことを特徴とする加工装置。
  2. 前記加工手段は、切削ブレードを回転可能に支持し被加工物を切削する切削手段から構成される請求項1記載の加工装置。
  3. 前記加工手段は、研削ホイールを回転可能に支持し被加工物を研削する研削手段から構成される請求項1記載の加工装置。
  4. 前記砥石工具のドレッシングは、被加工物の加工中に遂行される請求項1〜3のいずれかに記載の加工装置。
  5. 前記砥石工具のドレッシングは、被加工物の非加工中に遂行される請求項1〜3のいずれかに記載の加工装置。
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