JP2009018049A - ウッド型ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】フェースロールの曲率半径Yを慣性モーメントに関連付けて規定することにより、打球の飛距離を増大させる。
【解決手段】ボールを打球する面であるフェース2を有するウッド型ゴルフクラブヘッド1であって、規定のライ角及びロフト角として水平面HPに接地させた基準状態において、ヘッド重心Gを通りかつトウ・ヒール方向にのびる水平軸周りの慣性モーメントMaが3000(g・cm2)以上であり、かつ前記フェース2は、ヘッド重心GとスイートスポットSSとを含む垂直断面における曲率半径Y(インチ)と、前記慣性モーメントMa(g・cm2)とがMa/Y≦250を満足することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、フェースロールの曲率半径を慣性モーメントに関連付けて規定することにより、打球の飛距離を増大させ得るウッド型ゴルフクラブヘッドに関する。
打球の飛距離を向上させるために、ウッド型ゴルフクラブヘッドにおいて、種々の研究がなされている。その一つとして、打球のバックスピン量を減らし、ボールが高く上がりすぎるいわゆる吹け上がりを防ぐことが、飛距離の増大に有効と考えられている。このため、従来より、ボール打撃位置がフェースの上下にばらついた場合であっても、打球のバックスピン量の変化を極力抑え、ひいては飛距離を安定させる試みが種々提案されている。
例えば、ウッド型ゴルフクラブヘッドのフェースには、フェースロール(「バーチカルフェースロール」又は単に「ロール」と呼ばれる場合がある。)が設けられることが多い。該フェースロールは、図7(a)に示されるように、ヘッドの縦断面において、フェースfのほぼ全域に亘って前方に向かって滑らかに凸となる丸みないし曲面である。このようなフェースロールは、クラブヘッドの縦のギヤ効果を弱め、ひいては打球のバックスピン量の変化を抑えるのに役立つ。
ここで、縦のギヤ効果について簡単に述べる。フェースfのスイートスポットSSよりもクラウン部c側でボールを打撃(以下、このような打撃を単に「上打撃」という場合がある。)した場合又はソール部s側でボールを打撃した場合(以下、このような打撃を単に「下打撃」という場合がある。)、ヘッドaは、ゴルフボールbから受ける力Fと、打撃位置からヘッド重心Gまでの直交距離L1又はL2との積であるモーメントにより、ヘッド重心Gを通りかつトウ・ヒール方向にのびる水平軸周りに微小角で回転する。この際、ゴルフボールbとフェースfとは接触しているので、両者の間の摩擦力によってゴルフボールbは、あたかもフェースfに噛み合う歯車のように該ヘッドaの回転と逆方向の力を受ける。そして、上打撃の場合にはボールbのバックスピン量が減少し、逆に、下打撃の場合にはゴルフボールbのバックスピン量が増加する。これらの作用は、縦のギヤ効果と呼ばれる。
一方、図7(a)に示されるように、曲率半径Yのフェースロールが設けられたフェースfは、同図(b)のようにフェースロールを設けていないフェースfn(即ち、実質的に平面からなるフェース)に比べて、スイートスポットSSからクラウン側又はソール部側に同一距離ずれた位置でゴルフボールbを打撃した場合でも、ヘッド重心Gと衝撃力Fとの間の直交距離L1又はL2が小さくなる。したがって、フェースロールが設けられたヘッドは、前記回転モーメントを小さくでき、ひいては縦のギヤ効果を抑え、バックスピン量の変化を小さくする。さらに、フェースロールは、上打撃時にボールの打ち出し角を大きくする。これは、バックスピン量の低下に伴う打球の高さの低下を抑制する。逆に、フェースロールは、下打撃時にボールの打ち出し角を小さくし、バックスピン量の増加による打球の高さの増加を抑制する。関連する先行技術としては次のものがある。
特開2000−61012号公報
ところで、近年のウッド型ゴルフクラブヘッドでは、ヘッド体積の大型化やヘッド重心位置の最適化技術等により、ヘッド重心を通りかつトウ・ヒール方向にのびる水平軸周りの慣性モーメントMaが大きくなっている。このようなクラブヘッドでは、ボール打撃位置がフェースの上又は下にばらついても、ヘッドの回転量自体が小さくなり、ひいては前記縦のギヤ効果がより弱められることになる。
しかしながら、このようなクラブヘッドに、これまでと同様の小さい曲率半径からなるフェースロールが設けられていると、例えば、上打撃の場合、バックスピン量が十分に減少していないにも拘わらず、高い打ち出し角でボールが打ち出されることになる。これは、吹け上がる弾道となって飛距離の低下を招きやすい。また、下打撃の場合、バックスピン量が十分に増加していないにも拘わらず、低い打ち出し角でボールが打ち出されることになる。これは、高さの低い弾道となって飛距離の低下を招く。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、フェースロールに相当するフェースの曲率半径を、ヘッド重心を通りかつトウ・ヒール方向にのびる水平軸周りの慣性モーメントと関連付けて従来よりも大きくすることを基本として、ボール打撃位置がフェースの上又は下にずれた場合でも飛距離の低下を抑制しうるウッド型ゴルフクラブヘッドを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打球する面であるフェースを有するウッド型ゴルフクラブヘッドであって、規定のライ角及びロフト角とした基準状態におけるヘッド重心を通りかつトウ・ヒール方向にのびる水平軸周りの慣性モーメントMaが3000(g・cm2)以上であり、かつ前記基準状態におけるヘッド重心とスイートスポットとを含む垂直断面でのフェースの曲率半径Y(インチ)と、前記慣性モーメントMa(g・cm2)とが下式(1)を満足することを特徴とする。
Ma/Y≦250 …(1)
また請求項2記載の発明は、前記基準状態におけるヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントMbが4000(g・cm2)以上であり、かつフェースプログレッションが20mm以上である請求項1記載のウッド型ゴルフクラブヘッドである。
また請求項3記載の発明は、前記基準状態におけるヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントMbが4000(g・cm2)以上であり、かつ前記フェースは、スイートスポットを通る水平断面において、前方に向かって滑らかに凸となるフェースバルジを有し、前記フェースバルジの曲率半径X(インチ)と、前記慣性モーメントMb(g・cm2)とが下式(2)を満足する請求項1又は2記載のウッド型ゴルフクラブヘッドである。
Mb/X≦350 …(2)
ウッド型ゴルフクラブヘッドにおいて、ヘッド重心を通りかつトウ・ヒール方向にのびる水平軸周りの慣性モーメントMaが3000(g・cm2)以上と大きくなると、ボール打撃位置がフェースの上又は下にずれた場合でも、前記水平軸周りのヘッドの回転量は比較的小さくなる。つまり、前述の縦のギヤ効果が弱められ、上打撃時でも打球のバックスピン量が大きく減少しない。本発明のゴルフクラブヘッドは、慣性モーメントMaに関連付けて規定される大きな曲率半径Yのフェース(フェースロール)を有するので、上打撃時における打ち出し角の増加が抑えられ、バックスピン量が多くても飛距離の著しい低下が抑制される。同様に、慣性モーメントMaの大きいクラブヘッドでは、下打撃時でもバックスピン量は大きく増加しないが、フェースの前記曲率半径Yを大きくすることにより、打ち出し角の低下が抑えられ、ひいては飛距離の著しい低下が抑制される。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は本実施形態のウッド型ゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」又は「クラブヘッド」ということがある。)1の基準状態の斜視図、図2はその平面図、図3は同正面図、図4は図2のA−A断面図をそれぞれ示す。
ここで、前記基準状態とは、図2に示されるように、シャフト軸中心線CLを任意の垂直面VP内に配しかつ図3に示されるように水平面HPに対して規定のライ角αで傾けるとともに、図4に示されるように、フェース2のスイートスポットSSをロフト角(リアルロフト角)βに保持(フェース角は零にセットされる)した状態とする。なお、本明細書では、以後、特に断りがない場合、クラブヘッド1はこのような基準状態にあるものとして説明される。なお、ロフト角は0度よりも大きい角度として与えられている。
また、ウッド型ゴルフクラブヘッドとは、ヘッド材料が木質材からなるものという意味ではなく、従来、木質材で形成することが主流であったヘッド形状を有するものを指す。具体的には、少なくともドライバー(#1)、プラッシー(#2)、スプーン(#3)、バフィ(#4)及びクリーク(#5)を含み、かつこれらとは番手ないし名称が異なるが、ほぼ類似した形状を持つヘッドをも含む概念である。
図において、クラブヘッド1は、ボールを打撃するための面であるフェース2を前側に有するフェース部3と、前記フェース2の上縁2aに連なりかつヘッド上面をなすクラウン部4と、前記フェース2の下縁2bに連なりヘッド底面をなすソール部5と、前記クラウン部4とソール部5との間をフェース2のトウ側縁2cからバックフェースBFを通ってヒール側縁2dまでのびるサイド部6と、図示しないシャフトが装着されるシャフト差込孔7aを有するホーゼル部7とを具え、かつ、内部に中空部iが設けられる。なお、ゴルフクラブヘッド1にシャフトが装着されていない場合、前記シャフト差込孔7aの中心線が前記シャフト軸中心線CLとして代用される。
また、前記フェース2には、トウ・ヒール方向に直線状でのびかつ互いに平行に配された複数本のスコアライン9が設けられる。該スコアライン9は、幅及び深さの小さい凹溝であり、濡れた状態でもフェースとボールとの間に適度な摩擦を提供し、いわゆる打球のドロップを効果的に防止する。
本実施形態のクラブヘッド1は、金属材料から形成される。前記金属材料としては、特に限定されないが、例えば、比強度の大きいステンレス合金、マレージング鋼、チタン、チタン合金、マグネシウム合金又はアルミニウム合金などが望ましい。また、チタン合金としては、例えばTi−6Al−4V、Ti−15V−3Cr−3Al−3Sn、Ti−15Mo−5Zr−3Al又はTi−13V−11Cr−3Al等が好適である。また、軽量化やヘッド重心Gの位置を調整するために、クラブヘッド1の一部に繊維強化樹脂が用いられても良い。
また、クラブヘッド1は、複数(例えば2ないし5程度)の部材を接合することにより製造することができる。部材数は、特に限定されるものではない。また、前記各部材(各ピース)は、種々の成形法、例えば鋳造、鍛造又はプレス等にて成形される。
また、クラブヘッド1の体積は、好ましくは400cm以上、より好ましくは420cm以上、さらに好ましくは440cm以上が望ましい。ここで、前記体積は、ホーゼル部7のシャフト差込孔7aを埋めて得られるヘッド外表面にて囲まれる全体の体積とする。このような大きな体積は、アドレス時に安心感を与えるとともに、クラブヘッド1の慣性モーメントや重心深度を大きくして打球の方向性を向上するのに役立つ。他方、クラブヘッド1の体積が大きすぎても、ヘッド重量の増加、スイングバランスの悪化及び耐久性の低下等の問題があるため、好ましくは600cm3以下、より好ましくは500cm3 以下が望ましく、とりわけ、ゴルフ規則に適合させる場合には、470cm3以下、さらに好ましくは460cm3以下が望ましい。
本発明のクラブヘッド1は、前記基準状態におけるヘッド重心Gを通りかつトウ・ヒール方向にのびる水平軸周りの慣性モーメントMaが3000(g・cm2)以上で作られている。ここで、前記「トウ・ヒール方向」とは、図2に符号THで表されるように、前記垂直面VP及び水平面HPにともに平行な方向とする。このように、慣性モーメントMaを3000(g・cm2)以上とすることにより、ボール打撃位置がフェース2の上又は下にずれた場合でもクラブヘッド1の前記水平軸周りの回転量(ブレ)を低減できる。これにより、縦のギヤ効果が弱められ、ひいては打点位置に拘わらず、打球のバックスピン量の変化が抑制される。
また、前記水平軸周りの慣性モーメントMaが3000(g・cm2)未満になると、上述の効果が得られず、打球のバックスピン量に大きなバラツキが生じるため好ましくない。とりわけ、該慣性モーメントMaは、好ましくは3200(g・cm2)以上、より好ましくは3500(g・cm2)以上、さらに好ましくは3900(g・cm2)以上が望ましい。他方、該慣性モーメントMaが大きすぎると、ヘッド重量が大きくなったり、ヘッドの形状が特異的なものになるおそれがあるので、好ましくは4500(g・cm2)以下、より好ましくは4000(g・cm2)以下が望ましい。
図4に示される断面図は、前記基準状態におけるヘッド重心GとスイートスポットSSとを含む垂直面でのものである。また、図5は図4のフェース部3の部分拡大図である。図から明らかなように、ヘッド重心GとスイートスポットSSとを含む垂直面において、本実施形態のクラブヘッド1のフェース2は、前方に向かって滑らかに凸となる曲率半径YのフェースロールFRが設けられる。本実施形態では、フェース2の実質的全域にフェースロールFRが設けられる。なお、このフェースロールFRは、図4に示される断面位置のみならず、フェース2のトウ側及びヒール側にも滑らかにのびている。
また、クラブヘッド1は、前記フェース2の前記曲率半径Y(インチ)と、前記水平軸周りの慣性モーメントMa(g・cm2)とが下式(1)を満足する。
Ma/Y≦250 …(1)
水平軸周りの慣性モーメントMaが3000(g・cm2)以上と大きいクラブヘッドでは、ボール打撃位置がフェース2の上又は下にずれた場合でも、前記水平軸周りのヘッドの回転量が小さく、ひいては打球のバックスピン量の変化が小さい。即ち、上打撃時でも、これまでのように打球のバックスピン量が大きく減少せず、また下打撃時でも、打球のバックスピン量は大きく増加しないのは上述の通りである。
他方、ボールの打ち出し角は、フェース2のボール打撃位置に立てた法線と水平軸とのなす角度に実質的に等しい。従って、上述のような慣性モーメントMaの大きいヘッドにおいて、フェース2の前記曲率半径Yが小さいと、上打撃時では、バックスピン量が十分に減少してないにも拘わらず、スイートスポットSSで打撃した場合に比べて大きな打ち出し角になる。また、下打撃時では、バックスピン量が十分に増加してないにも拘わらず、スイートスポットで打撃した場合に比べて小さな打ち出し角になる。これらは、いずれも飛距離を低下させることになる。
そこで、本発明では、前記慣性モーメントMaの大きいゴルフクラブヘッドについては、該慣性モーメントMaに関連づけてフェース2の前記曲率半径Yを大きくする。具体的には、比(Ma/Y)の値を250以下に抑制する。これにより、上打撃時において、打球の打ち出し角が大きくなるのを防ぎ、ひいては打球の吹け上がりを防止しうる。同様に、下打撃時において、打ち出し角が小さくなるのを防ぎ、ひいては高さ不足による飛距離の低下を防止しうる。なお、前記比(Ma/Y)が250を超えると、従来と同様、縦のギヤ効果が弱められているにも拘わらず、上打撃時の打ち出し角が大きく、また下打撃時の打ち出し角が小さくなって、いずれも飛距離の著しい低下が生じやすい。
ここで、フェース2の前記曲率半径Yは、図5に示されるように、フェース2の上縁2aから下方に10mmを隔てるフェース上の点であるフェース上側点Puと、フェース2の下縁2bから上方に10mmを隔てるフェース上の点であるフェース下側点Pdと、スイートスポットSSとの3点を通る単一円弧の半径として便宜上定義される。なお、前記曲率半径Yは、スコアライン9を埋めた状態で特定される。
とりわけ、フェース2の前記曲率半径Y(インチ)と、前記水平軸周りの慣性モーメントMa(g・cm2)との比(Ma/Y)は、より好ましくは245以下、より好ましくは200以下、さらに好ましくは195以下が望ましい。他方、前記比(Ma/Y)が小さすぎると、上打撃時に打球の弾道が低くなったり、下打撃時に打球の弾道が高くなる傾向があるので、好ましくは90以上、より好ましくは110以上、さらに好ましくは130以上が望ましい。
さらに、フェース2の前記曲率半径Y(インチ)は、上記式(1)を満たすものであれば、特に限定されるものではないが、小さくなると、発明の効果が相対的に低下する傾向があるので、好ましくは15インチ以上、より好ましくは16インチ以上、さらに好ましくは20インチ以上が望ましい。他方、前記曲率半径Yの上限は特に制限はない。従って、前記曲率半径Yは無限大でも良い(このようなクラブヘッド1のフェース2は、実質的に平坦となり、フェースロールを有しない。)。しかしながら、前記慣性モーメントMaが大きいヘッドと言えども、縦のギヤ効果が生じるので、好ましくは前記フェースの曲率半径Yを、好ましくは100インチ以下、より好ましくは50インチ以下、さらに好ましくは40インチ以下として、上打撃時及び下打撃時に打ち出し角をわずかながらも調整することが望ましい。なお、本実施形態において、ヘッド重心Gと前記曲率半径Yの中心とは一致していない。
また、図5に示される断面において測定されるフェース2の上下方向の高さhは、小さすぎると、構えにくくなったり反発性が低下して飛距離を損ねるおそれがあるので、少なくとも30mm以上が望ましく、より好ましくは35mm以上、さらに好ましくは40mm以上が望ましい。他方、フェース2の前記高さhが過度に大きくなると、スイートスポットSSの位置が高くなるおそれがあり、同様に飛距離を損ねやすくなる。このような観点より、前記フェースの高さhは、好ましくは70mm以下、より好ましくは65mm以下、さらに好ましくは60mm以下が望ましい。
なお、前記フェース2の上縁2a及び下縁2bは、エッジ等によって明瞭に識別できる場合には当該エッジの位置として定められるが、明瞭に識別できない場合には、フェース2の実際の曲率半径がスイートスポットSS側から初めて20mmとなる位置として定められる。
また、本実施形態のクラブヘッド1は、前記基準状態におけるヘッド重心Gを通る垂直軸周りの慣性モーメントMbが4000(g・cm2)以上、より好ましくは4500(g・cm2)以上、さらに好ましくは5000(g・cm2)以上、特に好ましくは5200(g・cm2)以上で作られる。このため、ボール打撃位置がフェース2のトウ又はヒール側にずれた場合でも、前記垂直軸周りのヘッドの回転量(ブレ)が小さく抑えられる。このため、ボールのインパクトの瞬間において、フェース2を正しく返すことができれば、フェース2のトウ・ヒール方向の打撃位置のバラツキに関しては、打球の方向性を安定させることが可能になる。なお、該慣性モーメントMbが大きすぎても、ヘッド重量が大きくなったり、ヘッドの形状が特異的なものになるおそれがあるので、好ましくは8000(g・cm2)以下、より好ましくは6000(g・cm2)以下が望ましい。
また、垂直軸周りの慣性モーメントMbが大きいクラブヘッドは、上述の打撃位置のトウ・ヒール方向のバラツキに対するヘッドのブレの抑制という観点では好ましいが、重心距離GL1(図3に示す)が大きくなる等の理由により、スイング中のヘッドの返りが悪くなる傾向がある。このようなヘッドの返りの悪化を防止するために、クラブヘッド1のフェースプログレッションは、20mm以上に設定されるのが望ましい。
ここで、フェースプログレッションとは、図4に示されるように、ヘッド重心Gと前記スイートスポットSSとを含むヘッド断面図において、シャフト軸中心線CLを含む前記垂直面VPとクラブヘッド1のリーディングエッジLeとの間の水平方向の距離FPとする。
図2及び図4に示されるように、フェースプログレッションFPを20mm以上、より好ましくは21mm以上と大きくすることにより、シャフト軸中心線CLはヘッド後方へと寄せられる。これにより、慣性モーメントMbや重心深度GL2(図4に示す)などを小さくすることなく、シャフト軸中心線CLをヘッド重心Gに近づけ得る。これは、シャフト軸中心線CL周りのクラブヘッドの慣性モーメントMcを小さくするので、ゴルファがスイング中にヘッド1をコントロールし易くなる。従って、初、中級者であってもヘッドの返りが改善され、前記大きな慣性モーメントMbとの相乗作用により、優れた打球の方向性が確保される。
なお、フェースプログレッションFPを過度に大きくすると、構えた際に違和感が生じやすくなるほか、前記慣性モーメントMcが小さくなって、ヘッドが過度に返りやすくなり、ひいてはフックが生じやすくなる。このような観点より、フェースプログレッションFPは、好ましくは25mm以下、より好ましくは24mm以下、さらに好ましくは23mm以下が望ましい。
また、縦のギヤ効果と同様の作用が、フェースのトウ・ヒール方向についても生じる。即ち、図8(a)に示されるように、フェース2のスイートスポットSSよりもトウ側でボールbを打撃した場合、クラブヘッド1はヘッド重心Gを中心に時計回りに回転する一方、ボールbには、平面視において反時計回り(右打ちの場合のフック回転)のサイドスピンが生じて目標飛球線方向jよりも左にずれやすい。逆に、スイートスポットSSよりもヒール側でボールbを打撃した場合、クラブヘッド1はヘッド重心Gを中心に反時計回りに回転する一方、ボールbには、時計回り(右打ちの場合のスライス回転)のサイドスピンが生じて目標飛球線方向jよりも右にずれやすい。このような現象は、横のギヤ効果として知られている。
横のギヤ効果による打球の方向性の悪化を防止するために、フェース2には、通常、スイートスポットSSを通る水平断面において、前方に向かって滑らかに凸となる曲率半径Xのフェースバルジ(「ホリゾンタルフェースバルジ」とも呼ばれる。)が設けられる。このようなフェースバルジは、図8(b)に示されるように、ボールをスイートスポットSSよりもトウ側で打撃した場合、ボールは目標飛球線方向jに対して右方向の振れ角θtで右方向に打ち出された後、前記フック回転のサイドスピンにより目標飛球線方向jに戻る作用が得られる。逆に、ボールbをスイートスポットSSよりもヒール側で打撃した場合、ボールbは目標飛球線方向jに対して左方向に振れ角θhで打ち出された後、前記スライス回転のサイドスピンにより目標飛球線方向jに戻る作用が得られる。つまり、サイドスピンによるボールの曲がりと、ボール打ち出し時の横方向の振れ角θt又はθhとが相殺され、方向性を安定させるものである。
しかしながら、上述のように、クラブヘッド1の前記垂直軸周りの慣性モーメントMbが4000(g・cm2)以上と大きくなると、横のギヤ効果も弱められ、サイドスピン量が小さくなるにも拘わらず、フェースバルジによって、ボールが過度に横方向の振れ角が与えられた状態で打ち出されるおそれがある。
そこで、このような慣性モーメントMbの大きいクラブヘッド1については、前記フェースバルジの曲率半径X(インチ)と、前記垂直軸周りの慣性モーメントMb(g・cm2)とが下式(2)を満足するように構成されるのが望ましい。
Mb/X≦350 …(2)
上記式(2)のように、慣性モーメントMbの大きいゴルフクラブヘッドについては、該慣性モーメントMbに関連づけてフェースバルジの曲率半径Xを大きくすることにより、トウ側打撃時及びヒール側打撃時において、打球の横方向の振れ角が大きくなるのを防ぎ、ひいては打球の方向性の悪化を防止しうる。
ここで、図6に示されるように、フェースバルジFBの曲率半径Xは、フェース2のトウ側縁2cからトウ・ヒール方向でかつスイートスポットSS側に20mmを隔てるフェース上の点であるフェーストウ側点Ptと、フェース2のヒール側縁2dからトウ・ヒール方向でかつスイートスポットSS側に20mmを隔てるフェース上の点であるフェースヒール側点Phと、スイートスポットSSとの3点を通る単一円弧の半径として便宜上定義される。なお、上記曲率半径Xは、スコアライン9は埋めた状態で特定される。また、前記フェース2のトウ側縁2c及びヒール側縁2dは、エッジ等によって明瞭に識別できる場合には当該エッジの位置として定められるが、明瞭に識別できない場合には、図6の断面において、フェース2の実際の曲率半径がスイートスポットSS側から初めて20mmとなる位置として定められる。
とりわけ、前記フェースバルジのの曲率半径X(インチ)と、前記垂直軸周りの慣性モーメントMb(g・cm2)との比(Mb/X)は、より好ましくは325以下、より好ましくは260以下が望ましい。他方、前記比(Mb/X)が小さすぎると、トウ側打撃時に過度にフックする弾道となったり、ヒール側打撃時に過度にスライスする弾道になるおそれがあるので、好ましくは50以上、より好ましくは100以上、さらに好ましく130以上が望ましい。
さらに、フェースバルジの曲率半径X(インチ)は、上記式(2)を満たすものであれば、特に限定されるものではないが、小さくなると、上述の作用が相対的に低下する傾向があるので、好ましくは15インチ以上、より好ましくは16インチ以上、さらに好ましくは20インチ以上が望ましい。他方、前記曲率半径Xの上限は特に制限はない。従って、前記曲率半径Xは無限大でも良い(このようなクラブヘッド1のフェース2は、実質的に平坦となり、フェースバルジFBを有しない。)。しかしながら、慣性モーメントMbが大きいクラブヘッドと言えども、横のギヤ効果も僅かに生じるので、好ましくは前記曲率半径Xを、好ましくは100インチ以下、より好ましくは50インチ以下、さらに好ましくは40インチ以下とし、トウないしヒール側打撃時に横の振れ角をわずかながら与えることが望ましい。なお、ヘッド重心Gと前記曲率半径Xの中心とは一致していない。
また、ウッド型ゴルフクラブヘッドは、通常、前記水平軸周りの慣性モーメントMaが垂直軸周りの慣性モーメントMbよりも小さい。このため、縦のギヤ効果の方が、横のギヤ効果よりも強く現れる傾向がある。従って、フェースロールFRの曲率半径YをフェースバルジFBの曲率半径Xよりも小さくし、縦のギヤ効果を、横のギヤ効果よりも強く弱めることが望ましい。とりわけ、前記曲率半径の比(X/Y)を、好ましくは1.0よりも大、より好ましくは1.2以上、さらに好ましくは1.5以上とすることが望ましい。他方、前記比(X/Y)が過度に大きくなると、フェースロールの曲率半径Yが過度に小さくなり、ひいては上打撃時の打ち出し角が大きくなったり、下打撃時の打ち出し角が小さくなって飛距離を損ねるおそれがある。このような観点より、前記比(X/Y)は、好ましくは3.5以下、より好ましくは3.0以下が望ましい。
なお、図3に示されるように、基準状態の正面視におけるスイートスポットSS位置でのフェース2のトウ・ヒール方向の幅FWは、構えた際の安心感やヘッドの重量配分を好適なものとするために、好ましくは90mm以上、より好ましくは95mm以上、さらに好ましくは100mm以上が望ましく、また、上限については、好ましくは130mm以下、より好ましくは127mm以下、さらに好ましくは125mm以下が望ましい。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されるものではなく種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。
表1ないし3の仕様に基づいて、中空構造のウッド型のゴルフクラブヘッドを製造し、それらについて打球の飛距離や方向性がテストされた。各ヘッドは、クラウン部に開口部を有するTi−6Al−4Vの鋳造品からなるヘッド本体と、前記開口部にレーザ溶接にて固着されたTi−15V−3Cr−3Snの鍛造品からなるクラウン部材と、ヘッドの内部にエポキシ系接着剤で固着された錘部材とで構成されている。各部の共通仕様などは次の通りである。
ヘッド体積:460cm
ヘッド質量:198g
ライ角:58゜
リアルロフト角:10.5゜
フェース部のスイートスポットを含む中央部の厚さ:3.8mm
フェース部の周辺部の厚さ:2.5mm
フェースの高さh:52mm
フェースの幅FW:105mm
クラウン部材の厚さ:0.4mm
錘部材:タングステン合金
そして、ソール部、サイド部及び/又はクラウン部の厚さや、錘部材の個数、さらにはホーゼル部の位置などを変更して、慣性モーメントMa及びMbが調整された。また、テストの要領は次の通りである。
<打球の飛距離>
各テストヘッドに質量48gのFRP製のゴルフクラブシャフト(SRIスポーツ社製のMP400、フレックスR)を装着したウッド型ゴルフクラブを製造し、これらをスイングロボットに装着し、ヘッド速度45m/sで3ピースゴルフボール(SRIスポーツ社製の「SRIXON」(同社の登録商標)Z−UR)を6球づつ打撃し、飛距離の平均値が各クラブ毎に測定された。また、打撃位置は、以下の5つとした。
SS打撃:フェースのスイートスポット位置
上打撃:スイートスポットから上側に10mmの位置
下打撃:スイートスポットから下側に10mmの位置
トウ側打撃:スイートスポットからトウ側に10mmの位置
ヒール側打撃:スイートスポットからヒール側に10mmの位置
<打球の方向性>
上記ゴルフクラブを使用し、ハンディキャップ10〜20名のゴルファ5名により上記3ピースゴルフボールを10球ずつ打撃する実打テストにより評価された。そして、落下後のボールの停止位置と目標飛球線とのずれ量をスライス側のずれをプラス値、フック側のずれをマイナス値としてそれぞれ測定し、各テストクラブについて以下のイないしニの結果をまとめた。
イ)平均ずれ量(50球の平均)
ロ)最大ずれ量(最もスライスした打球のずれ量の5名の平均値)
ハ)最小ずれ量(最もフックした打球のずれ量の5名の平均値)
ニ)上記ずれ量の差(最大ずれ量−最小ずれ量)
なお、打球の方向性については、表2及び表3に記載された実施例についてのみ測定された。
テストの結果等は、表1〜3に示される。
Figure 2009018049
Figure 2009018049
Figure 2009018049
表1から明らかなように、実施例のクラブヘッドは、フェースロールの曲率半径Yを大きくしたことにより、上打撃時及び下打撃時に飛距離の低下を有意に抑制していることが確認できる。また、表2に示されるように、フェースプログレッションを限定した場合には、飛距離と方向性とがバランス良く改善されていることが確認できた。さらに、ひゅお3に示されるように、フェースバルジを規定した場合には、飛距離と方向性とがバランス良く改善されていることが確認できた。
本発明の実施形態を示すクラブヘッドの斜視図である。 その平面図である。 図1の正面図である。 図2のA−A断面図である。 図4の部分拡大図である。 図3のB−B端面図である。 (a)及び(b)は、縦のギヤ効果を説明するクラブヘッドの断面図である。 (a)及び(b)は、横のギヤ効果を説明するクラブヘッドの断面図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
2 フェース
3 フェース部
4 クラウン部
5 ソール部
6 サイド部
7a シャフト差込孔
7 ホーゼル部
i 中空部
CL シャフト軸中心線
FP フェースプログレッション
FR フェースロール
FB フェースバルジ
Y フェースロールの曲率半径
X フェースバルジの曲率半径
SS スイートスポット
G ヘッド重心
Ma 水平軸周りの慣性モーメント
Mb 垂直軸周りの慣性モーメント

Claims (3)

  1. ボールを打球する面であるフェースを有するウッド型ゴルフクラブヘッドであって、
    規定のライ角及びロフト角とした基準状態におけるヘッド重心を通りかつトウ・ヒール方向にのびる水平軸周りの慣性モーメントMaが3000(g・cm2)以上であり、かつ
    前記基準状態におけるヘッド重心とスイートスポットとを含む垂直断面でのフェースの曲率半径Y(インチ)と、前記慣性モーメントMa(g・cm2)とが下式(1)を満足することを特徴とするウッド型ゴルフクラブヘッド。
    Ma/Y≦250 …(1)
  2. 前記基準状態におけるヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントMbが4000(g・cm2)以上であり、かつ
    フェースプログレッションが20mm以上である請求項1記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
  3. 前記基準状態におけるヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントMbが4000(g・cm2)以上であり、かつ
    前記フェースは、スイートスポットを通る水平断面において、前方に向かって滑らかに凸となるフェースバルジを有し、
    前記フェースバルジの曲率半径X(インチ)と、前記慣性モーメントMb(g・cm2)とが下式(2)を満足する請求項1又は2記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
    Mb/X≦350 …(2)
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