JP2002126140A - ゴルフクラブ - Google Patents

ゴルフクラブ

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JP2002126140A
JP2002126140A JP2000326420A JP2000326420A JP2002126140A JP 2002126140 A JP2002126140 A JP 2002126140A JP 2000326420 A JP2000326420 A JP 2000326420A JP 2000326420 A JP2000326420 A JP 2000326420A JP 2002126140 A JP2002126140 A JP 2002126140A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフクラブのヘッド部においてギア効果を
大きくすることによりボールの飛距離および方向性を向
上させる。 【解決手段】 ゴルフクラブのヘッド部1の内部に重り
部11および支持部12を設ける。重り部11は、支持
部12に支持されてヘッド部1内の中央部に位置し、ヘ
ッド部1の外殻から離隔する。支持部12は、溶接部1
3を介してヘッド部1の外殻に固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッド部の内部が
空洞もしくはヘッド部の内部に発泡体が充填され、外殻
がチタニウム、チタニウム合金、ステンレス等の金属材
料からなる金属製外殻構造のヘッド部を備えたゴルフク
ラブに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブのヘッド部は、近年、木製
からステンレス製、そしてチタニウム合金製へと移行し
てきている。その素材の変遷に伴い、ヘッド部の体積
も、木製のおよそ200cm3前後からステンレス製の
およそ240cm3前後、チタニウム合金製のおよそ3
00cm3前後へと増加している。
【0003】このようにヘッド部の体積が増大すること
による長所は2つある。1つは、ヘッド部の重心まわり
の慣性モーメントが大きいことである。これにより、イ
ンパクトにおいてヘッド部に回転を生じ難くさせ、エネ
ルギーロスを低減することができ、フェース面上でボー
ル初速の大きい打点のエリアが広くなる。
【0004】2つめの長所は、ヘッド部の体積が大きい
と、一般にフェース面積も大きく、インパクトにおいて
フェースの変形が生じ易くなる。これによっても、フェ
ース面上でボール初速の大きい打点のエリアが広くな
る。
【0005】上記のように、体積の大きいヘッド部は、
ボールの飛距離に関して相当有利になることが知られて
いる。
【0006】しかし、体積の大きいヘッド部では、ギア
効果と呼ばれる、打点がスイートスポット(以下「S
S」と称する)から外れた場合にボールの飛び出し方向
を補正する特性が得られ難いという問題が存在する。そ
のため、ボールの方向性に関して優位ではない。なお、
SSとは、フェース面上にありヘッド部の重心から面直
にある部分のことである。
【0007】ここで、ギア効果について図1および図2
を用いて詳しく説明する。ゴルファーがスクエアスイン
グをし、かつ目標に対しフェース面がスクエアであった
のにSSからトー側にはずして打球してしまった場合、
図2に示すようにヘッド部1は重心Gを中心にして角速
度ωで図中矢印の方向に回転し始める。すると打点はV
(=ω×L)の速度で右回りに回転する。打点の速度V
のフェース面に垂直な方向の成分をV1、フェース面に
平行な方向の成分をV2とすると、V2に摩擦係数を乗
じたものがボールにサイドスピンをかけることになる。
【0008】この場合、ボール8は図2に示すように左
回りに回転する。つまりフックスピンがかかることとな
る。このときヘッド部1の回転方向とボールの回転方向
を見ると、まるでギア同士が噛み合って互いに反対方向
に回転しているように見えるので、ギア効果と呼ばれ
る。
【0009】図1に示すようにフェースがボールにスク
エアにインパクトしてトー側に打点がずれた場合、ボー
ルの飛び出し方向は右方向となるが、フックスピンによ
りセンター方向へボールを戻す働きを生じさせる。他
方、ヒール側に打点がずれた場合、トー側に打点がずれ
た場合とは逆の結果となる。
【0010】またSSから上下に打点がずれた場合に
も、同様にギア効果が生じ、たとえば打点が上側にずれ
た場合、ボールは高く飛び出すが、バックスピンが減少
して飛距離のロスを小さくする。また、打点が下側にず
れてボールの飛び出しが低くなっても、バックスピンが
増加して飛距離のロスを小さくする。
【0011】しかし、体積の大きいヘッド部では、重心
まわりの慣性モーメントが大きいので、インパクト時に
ヘッド部が回転し難いことから、このようなギア効果は
生じ難くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヘッド部1
の慣性モーメントと重心深度の関係に着目し、これらの
値を適正化した発明が、特開平9−253242号に記
載されている。この特開平9−253242号では、オ
フセンターショット時の飛距離低下を防ぐべく、重心深
度に対する上下方向の慣性モーメント値を設定してい
る。
【0013】しかしながら、上記文献ではヘッド部1の
体積を考慮していないので、ヘッド部1の体積が280
cm3以上と大きくなった場合にギア効果を大きくする
ことができるか否か定かではない。
【0014】そこで本願発明者等が、280cm3以上
の体積のヘッド部1における慣性モーメントと重心深度
の関係を調査したところ、図16および図17に示すよ
うに上記文献記載の内容とは異なるものとなった。
【0015】したがって、上記文献記載の慣性モーメン
トと重心深度の関係を満たしていたとしても、必ずしも
280cm3以上の体積のヘッド部1についてギア効果
を大きくすることはできない。つまり、上記文献には、
280cm3以上の体積のヘッド部1についてギア効果
を大きくする手法は開示されていない。
【0016】また、他の従来例として特開平3−222
974号に記載された発明がある。この文献には、打球
部がクラブヘッドの重心を通る鉛直面と打球面との交線
から外れてもクラブヘッドが打球部のまわりに回動しよ
うとするのを阻止して目標からの打球のずれを小さくす
べく、打球面に直角の鉛直面に関して面対称に重錘を設
け、重錘を鉛直支持部で移動自在に支持する発明が記載
されている。
【0017】しかしながら、特開平3−222974号
に記載の発明では、クラブヘッドが打球部のまわりに回
動しようとするのを阻止するために重錘を移動自在に設
けており、かかる重錘をクラブヘッドに設けることによ
り上述のギア効果を小さくしてしまう。また、特開平3
−222974号には、ギア効果に関する記載も示唆も
全くない。したがって、該文献には、ギア効果を大きく
する手法が開示されているとは言えない。
【0018】さらに、他の従来例として特開平6−12
1850号に記載された発明がある。この文献には、ヘ
ッドの重心を低くすべく、比重の大きいソール蓋を用
い、該ソール蓋の内面に突起部を設け、この突起部にバ
ランスウェイトを取付ける発明が記載されている。
【0019】しかしながら、特開平6−121850号
記載の発明はヘッドの重心を低くするためになされてい
るので、バランスウェイトはソール蓋近傍に設置されて
いる。そのため、ギア効果を大きくすることはできな
い。また、特開平6−121850号には、ギア効果に
関する記載も示唆も全くない。したがって、該文献にも
ギア効果を大きくする手法は開示されているとは言えな
い。
【0020】以上のように、いずれの文献にも280c
3以上の体積のヘッド部1についてギア効果を大きく
する手法は開示されていない。
【0021】よって本発明の目的は、ヘッド部の体積が
280cm3以上と大きくなった場合においても、確実
にヘッド部におけるギア効果を大きくし、ボールの飛距
離および方向性を向上することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゴルフクラ
ブは、1つの局面では、金属製外殻構造でありフェース
部を有するヘッド部と、ヘッド部の内部に質量分布調整
用の重り部と、フェース部以外の外殻に取付けられ重り
部を支持する支持部とを備え、重り部を、ヘッド部の外
殻と接触させることなくヘッド部の中央部に配置する。
【0023】本願発明者等は、ヘッド内部の各位置に質
量を集中させたときのヘッド部の質量特性を求め、打点
別にボールの初速、飛出角、スピン量等のボールの飛出
しパラメータの計算を行なった。その結果、ヘッドの中
央部に質量が集中する箇所を設けることで、SSから上
方向と下方向に打点がずれた場合には両打点におけるバ
ックスピン量の差を増大でき、SSから左方向と右方向
に打点がずれた場合には両打点におけるサイドスピン量
の差を増大できることを知得した。したがって、ヘッド
部の中央部に重り部を配置することにより、ギア効果を
大きくすることができる。また、重り部の位置がずれる
とギア効果も変化するので、重り部は剛性が高く撓み難
い材質の支持部によりヘッド部の中央部に固定されるこ
とが好ましい。それにより、ギア効果を確実に大きくす
ることができる。さらに、フェース部は打球時に最も変
形量が大きくなるので、フェース部に支持部を取付ける
と打球時に重り部の位置が変動し易くなる。そこで、フ
ェース部以外の外殻に支持部を取付けるようにしてい
る。このことも、ギア効果の増大に効果的に寄与し得
る。
【0024】重り部を、外殻から5mm以上離隔して配
置することが好ましい。つまり、本発明では外殻から5
mm以上離隔した位置をフェース部の中央部としてい
る。かかる領域に重り部を配置することにより、ギア効
果を大きくする効果は充分に得られる。
【0025】ヘッド部におけるフェース部からバック部
後端までのヘッド幅をaとし、ヘッド部におけるソール
部下端からクラウン部上端までのヘッド高さをbとした
ときに、フェース部からa/3以上2a/3以下の範囲
であって、かつソール部下端からb/3以上2b/3以
下の範囲内に、重り部の質量の50%以上が存在するこ
とが好ましい。さらに好ましくは、ヘッド部におけるト
ー部先端からヒール部後端までのヘッド幅をcとしたと
きに、トー部先端からc/3以上2c/3以下の範囲内
に重り部の質量の50%以上が存在する。
【0026】ヘッド部の体積は280cm3以上500
cm3以下であることが好ましい。このようにヘッド部
の体積を280cm3以上としたのは、それよりも小さ
いと元々ギア効果がある程度大きいからであり、また5
00cm3以下としたのは、ヘッド部の体積を500c
3よりも大きくすると、外殻を薄くしたとしても余剰
質量を確保して重り部を設けることが困難となるためで
ある。
【0027】本発明に係るゴルフクラブは、他の局面で
は、金属製外殻構造のヘッド部を備え、ヘッド部の体積
が280cm3以上500cm3以下であり、ヘッド部の
重心深度が25mm以上33mm以下であり、上下方向
の慣性モーメントが1400g・cm2以上1600g
・cm2以下である。
【0028】本願発明者は、280cm3以上の大きい
体積のヘッド部についてギア効果を大きくすることがで
きる重心深度と上下方向の慣性モーメント値の関係を調
査し、ヘッド部の重心深度を25mm以上33mm以下
と大きくしながら上下方向の慣性モーメントを1400
g・cm2以上1600g・cm2以下と小さくすること
により、上下方向のギア効果を大きくすることができる
ことを知得した。
【0029】上記の他の局面におけるゴルフクラブは、
好ましくは、フェース部と、ヘッド部の内部に質量分布
調整用の重り部と、フェース部以外の外殻に取付けられ
重り部を支持する支持部とを備え、重り部を、ヘッド部
の外殻と接触させることなくヘッド部の中央部に配置す
る。
【0030】ヘッド部におけるフェース部からバック部
後端までのヘッド幅をaとし、ヘッド部におけるソール
部下端からクラウン部上端までのヘッド高さをbとした
ときに、フェース部からa/3以上2a/3以下の範囲
であって、かつソール部下端からb/3以上2b/3以
下の範囲内に、重り部の質量の50%以上が存在するこ
とが好ましい。
【0031】また、ヘッド部のロールの曲率半径は、好
ましくは20cm以上28cm以下である。
【0032】本発明に係るゴルフクラブは、さらに他の
局面では、金属製外殻構造のヘッド部を備え、ヘッド部
の体積が280cm3以上500cm3以下であり、ヘッ
ド部の重心深度が25mm以上33mm以下であり、左
右方向の慣性モーメントが2000g・cm2以上27
00g・cm2以下である。
【0033】本願発明者は、重心深度と左右方向の慣性
モーメント値の関係をも調査し、ヘッド部の重心深度を
25mm以上33mm以下と大きくしながら左右方向の
慣性モーメントを2000g・cm2以上2700g・
cm2以下と小さくすることにより、左右方向のギア効
果を大きくすることができることを知得した。
【0034】本局面におけるゴルフクラブも、フェース
部と、ヘッド部の内部に質量分布調整用の重り部と、フ
ェース部以外の外殻に取付けられ重り部を支持する支持
部とを備え、重り部を、ヘッド部の外殻と接触させるこ
となくヘッド部の中央部に配置することが好ましい。
【0035】さらに、ヘッド部におけるフェース部から
バック部後端までのヘッド幅をaとし、ヘッド部におけ
るトー部先端からヒール部後端までのヘッド幅をcとし
たときに、フェース部からa/3以上2a/3以下の範
囲であって、かつトー部先端からc/3以上2c/3以
下の範囲内に、重り部の質量の50%以上が存在するこ
とが好ましい。
【0036】ヘッド部のバルジの曲率半径は、好ましく
は、20cm以上28cm以下である。
【0037】本発明に係るゴルフクラブは、さらに他の
局面では、金属製外殻構造のヘッド部を備え、ヘッド部
の体積が280cm3以上500cm3以下であり、ヘッ
ド部の重心深度が25mm以上33mm以下であり、上
下方向の慣性モーメントが1400g・cm2以上16
00g・cm2以下であり、左右方向の慣性モーメント
が2000g・cm2以上2700g・cm2以下であ
る。
【0038】この局面のゴルフクラブによれば、上下方
向と左右方向の双方のギア効果を大きくすることができ
る。
【0039】本局面におけるゴルフクラブも、フェース
部と、ヘッド部の内部に質量分布調整用の重り部と、フ
ェース部以外の外殻に取付けられ重り部を支持する支持
部とを備え、重り部を、ヘッド部の外殻と接触させるこ
となくヘッド部の中央部に配置することが好ましい。
【0040】さらに、ヘッド部におけるフェース部から
バック部後端までのヘッド幅をaとし、ヘッド部におけ
るソール部下端からクラウン部上端までのヘッド高さを
bとし、ヘッド部におけるトー部先端からヒール部後端
までのヘッド幅をcとしたときに、フェース部からa/
3以上2a/3以下の範囲であって、ソール部下端から
b/3以上2b/3以下の範囲内であって、かつトー部
先端からc/3以上2c/3以下の範囲内に、重り部の
質量の50%以上が存在することが好ましい。
【0041】ヘッド部のロールの曲率半径が20cm以
上28cm以下であり、かつヘッド部のバルジの曲率半
径が20cm以上28cm以下であることが好ましい。
【0042】なお、上記重り部は、外殻から5mm以上
離隔して配置すればよい。重り部を設置した後のヘッド
部の重心が、重り部内に位置していてもよい。また、重
り部の質量は、10g以上100g以下であることが好
ましい。さらに、ヘッド部の内部に発泡体を充填し、発
泡体の内部に重り部を設け、発泡体を支持部として機能
させてもよい。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図3〜図17を用いて、本
発明の実施の形態について説明する。
【0044】本発明のゴルフクラブは、金属製外殻構造
のヘッド部と、ヘッド部の質量分布調整用の重り部と、
重り部を支持する支持部とを備える。そして、重り部
を、ヘッド部の外殻と接触させることなくヘッド部の中
央部に配置する。
【0045】上記のようにヘッド部の中央部に、外殻以
外の余剰な質量である重り部を配置したのは、以下のよ
うなシミュレーションを行なった結果によるものであ
る。
【0046】すなわち、ヘッド部とボールの慣性特性を
考慮し、インパクト前後において運動量、角運動量、運
動エネルギーが保存することを前提にして、ヘッド内部
の各位置に質量を集中させた時のヘッド部の質量特性を
それぞれ求め、打点別にボールの初速、飛出角、スピン
量等のボール飛び出しパラメータの計算を行なった。な
お、現実には運動エネルギーは保存せず、反発係数は1
未満であるが、打点間の各パラメータの相対比較を行な
えればよいので、これらは無視することとした。
【0047】そして、SSの上側5mmと下側5mmの
打点でのバックスピン量の差を求めた。その結果を図3
に示す。図3は、ヘッド内部に質量を集中させた時の質
量の位置とバックスピン量の差の関係を示す図である。
【0048】なお、図3に示すデータの計算条件は、次
のとおりである。重りを除いたヘッド部の質量が170
g、重心深度(図5におけるD)24mm、上下方向の
慣性モーメント1400g・cm2、ロール曲率半径2
5cm、重りの質量25g、ヘッドスピード42m/
s、実打時ロフト角11度である。
【0049】図3に示すように、ヘッド部の外殻近傍に
位置する部分から中央部に向かうにつれてバックスピン
量の差が増大しているのがわかる。具体的には、バック
スピン量の差は、約700rpmから最大923rpm
まで分布する。つまり、重りの配置位置がヘッド部の中
央部に近づくにつれてギア効果が大きくなるのがわか
る。
【0050】バックスピン量の差が最大となる点は、図
3における(−0.014,−0.003)の位置であ
り、重り装着前のヘッド重心G(図3における原点)の
やや後方かつやや下方である。この位置は、ヘッド部を
トー側から見たときにヘッド全体のほぼ中央部であり、
この位置に重りを配置することで上下方向のギア効果を
最大とすることができる。
【0051】なお、図3における(−0.014,−
0.003)の位置に重りを配置することにより、重心
深度が25.8mmとなり、上下方向の慣性モーメント
が1445g・cm2となる。
【0052】因みに比較例として、図3における(−
0.050,−0.020)の位置、すなわちヘッド部
におけるバック部の底部近傍の外殻に重りを直接取付け
た場合のバックスピン量の差を求めたところ、679r
pmと上記の場合より格段にバックスピン量の差は小さ
くなった。つまり、ギア効果は上記の場合よりも格段に
低下する。このとき、重心深度は30.8mmであり、
上下方向の慣性モーメントが2030g・cm2であっ
た。
【0053】次に、本願発明者は、SSからヒール側に
5mmの打点とトー側に5mmの打点でのサイドスピン
量の差をも求めた。その結果を図4に示す。図4は、ヘ
ッド内部に質量を集中させた時の質量の位置とサイドス
ピン量の差の関係を示す図である。
【0054】なお、図4に示すデータの計算条件は、次
のとおりである。重りを除いたヘッド部の質量が170
g、重心深度24mm、左右方向の慣性モーメント21
00g・cm2、ロール曲率半径25cm、重りの質量
25g、ヘッドスピード42m/s、実打時フェース角
0度である。
【0055】図4に示すように、ヘッド内部の外殻近傍
に位置する部分から中央部に向かうにつれてサイドスピ
ン量の差が増大しているのがわかる。具体的には、サイ
ドスピン量の差は、約370rpmから最大496rp
mまで分布する。
【0056】サイドスピン量の差が最大となる点は、図
4における(−0.022,0.000)の位置であ
り、重り装着前のヘッド重心G(図4における原点)の
やや後方である。この位置は、ヘッド部をクラウン側か
ら見たときにヘッド全体のほぼ中央部であり、この位置
に重りを配置することで左右方向のギア効果を最大とす
ることができる。
【0057】なお、図4における(−0.022,0.
000)の位置に重りを配置することにより、重心深度
が26.8mmとなり、左右方向の慣性モーメントが2
210g・cm2となる。
【0058】この場合にも比較例として、図4における
(−0.050,0.025)の位置、すなわちヘッド
部におけるバック部の底部近傍の外殻に重りを直接取付
けた場合のサイドスピン量の差を求めたところ、375
rpmと上記の場合よりサイドスピン量の差は小さくな
った。つまり、ギア効果は上記の場合よりも低下する。
このとき、重心深度は30.4mmであり、左右方向の
慣性モーメントが2780g・cm2であった。
【0059】以上より、ヘッド部の中央部に外殻から離
隔して重り部を設けることで、上下方向と左右方向の少
なくとも1方向のギア効果を増大することができる。特
に、280cm3以上500cm3以下の体積の大きいヘ
ッド部の内部に重り部を設けることにより、フェース面
積を増大してボール初速の大きい打点エリアを拡大しつ
つギア効果を増大することができる。それにより、飛距
離と方向性の両方に優れたゴルフクラブが得られる。
【0060】なお、ヘッド部の体積を280cm3以上
としたのは、それよりも小さいと元々ギア効果がある程
度大きいからであり、また500cm3以下としたの
は、ヘッド部の体積を500cm3よりも大きくする
と、外殻を薄くしたとしても余剰質量を確保して重り部
を設けることが困難となるためである。
【0061】次に、本発明の重り部を配置するのに好ま
しい位置について説明する。重り部は、上述のようにヘ
ッド部1の中央部に配置するのが最も好ましいが、外殻
から少なくとも5mm以上離して配置すればよい。上述
のように重り部の位置がヘッド部1内の中央部に近づく
ほどギア効果は増大するが、重り部を外殻から少なくと
も5mm程度離して配置すれば、ギア効果を増大する性
能を発揮することができるからである。
【0062】また図5に示すように、ヘッド部1におけ
るフェース部6からバック部18後端までのヘッド幅を
aとし、ヘッド部1におけるソール部5下端からクラウ
ン部4上端までのヘッド高さをbとしたときに、フェー
ス部6からa/3以上2a/3以下の範囲であって、か
つソール部5下端からb/3以上2b/3以下の範囲内
に、重り部の質量の50%以上を存在させることが好ま
しい。
【0063】重り部の質量のみを上記位置に100%集
中することが最も好ましいが、現実には困難である。そ
れは、重り部としてたとえば比重の高い金属材料等を用
いた場合には、支持部を用いて重り部を外殻に固着する
必要が生じるからである。
【0064】しかし、このような場合でも、重り部の質
量の50%以上を上記位置に配置することにより、充分
に上下方向のギア効果を大きくすることができる。ただ
し、重り部の質量があまりに小さい場合には、上記の5
0%の質量が極端に小さくなるので、重り部の質量は1
0g以上を想定している。
【0065】さらに好ましくは、図6に示すように、ヘ
ッド部1におけるトー部2先端からヒール部3後端まで
のヘッド幅をcとしたときに、フェース部6からa/3
以上2a/3以下の範囲であって、かつトー部2先端か
らc/3以上2c/3以下の範囲内に重り部の質量の5
0%以上が存在させる。それにより、上下方向のみなら
ず左右方向のギア効果をも大きくすることができる。な
お、この場合にも、重り部の合計質量は10g以上を想
定している。
【0066】重り部はヘッド部1の重心近傍に位置する
ことが好ましいが、物体の質量を1点に集中させること
は不可能であり重り部は一定の体積を有することから、
重り部を設置した後のヘッド部の重心が、重り部内に位
置するように重り部を設置することが好ましい。それに
より、ギア効果を効果的に大きくすることができる。
【0067】また、重り部の質量は、20g以上100
g以下であることが好ましい。このように重り部の質量
を20g以上としたのは、20g以上の質量がヘッド部
1の内部に配置されれば充分にギア効果を大きくする効
果が認められるからである。また重り部の質量を100
g以下としたのは、100gよりも重い場合にはヘッド
部1の外殻の質量が少なくなるので、極端にヘッド部1
の体積を小さくする設計をしなければならないか、また
はヘッド部1の体積を大きく設計すると外殻の薄肉化が
限度を超すので打球時に外殻の強度を保てなくなるから
である。
【0068】重り部は、ヘッド部1を形成する前のパー
ツ段階でいずれかのパーツに予め溶接して取付けても良
く、ヘッド部1を形成する最終段階でヘッド部1に開口
を設けネジ止め等によりヘッド部1に取付けても良い。
【0069】重り部には比重の高い金属材料が適する
が、次のような手法でヘッド部1の内部に重り部を設け
てもよい。すなわちヘッド部1の外殻内部に発泡体を充
填し、該発泡体の質量を局所的に増大する等して発泡体
の内部に重り部を設ける。この場合、重り部の周囲の発
泡体が支持部となる。当該手法を採用することにより、
ヘッド部1に重り部を固着する必要がなくなる。
【0070】本発明の支持部は、重り部を支持するとと
もに、ヘッド部1内の所定位置に重り部を固定する機能
を有する。したがって、支持部は、剛性が高く撓み難い
材質で構成されることが好ましい。
【0071】ヘッド部1のフェース部はヘッド部1の外
殻における他の部分と比較して打球時に最も変形量が大
きくなるので、フェース部に支持部を取付けると打球時
に重り部の位置が変動し易くなる。そこで、本発明の支
持部を、フェース部以外の外殻に支持部を取付けること
とする。典型的には、支持部をソール部に取付ける。
【0072】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。本実施の形態のゴルフクラブは、金属製外殻構
造のヘッド部1を備え、ヘッド部1の体積が280cm
3以上500cm3以下であり、ヘッド部1の重心深度が
25mm以上33mm以下であり、上下方向の慣性モー
メントが1400g・cm2以上1600g・cm2以下
である。ここで、上下方向の慣性モーメントとは、図5
に矢印で示す方向の重心まわりの慣性モーメントI1
ことである。
【0073】ヘッド部1の体積が280cm3以上と大
きくなった場合には、通常ギア効果は小さくなる。そこ
で、重心深度を大きくし、かつ上下方向の慣性モーメン
トを小さくすることでギア効果を増大させることができ
る。
【0074】ここで、重心深度を33mm以下としたの
は、それ以上に大きくすると必然的に上下方向の慣性モ
ーメントが大きくなってしまうからである。また、上下
方向の慣性モーメントを1400g・cm2以上とした
のは、それよりも小さくするとボールとの衝突において
ヘッド部1が回転し易くなり、エネルギーロスが増え、
フェース面上でボール初速の大きい打点のエリアが小さ
くなるためである。
【0075】因みに、本願発明者が280cm3以上の
大きい体積のヘッド部1を備える従来のゴルフクラブに
ついて重心深度と上下方向の慣性モーメント値の関係を
調査したところ、図16に示すように重心深度が25m
m〜35mmであるヘッド部1の上下方向の慣性モーメ
ント値は1600g・cm2よりも大きいものであっ
た。
【0076】つまり、上述のような重心深度と上下方向
の慣性モーメント値を有するヘッド部1は、従来にない
新規なヘッド部1であり、かつフェース面上でボール初
速の大きい打点のエリアを確保しながらギア効果を大き
くすることができるという優れた効果も得られる。
【0077】本実施の形態のゴルフクラブのヘッド部1
も、前述した質量分布調整用の重り部と、重り部を支持
する支持部とを備えることが好ましい。それにより、ギ
ア効果をさらに増大することができる。
【0078】重り部は、ヘッド部におけるフェース部か
らバック部後端までのヘッド幅をaとし、ヘッド部にお
けるソール部下端からクラウン部上端までのヘッド高さ
をbとしたときに、フェース部からa/3以上2a/3
以下の範囲であって、かつソール部下端からb/3以上
2b/3以下の範囲内に、重り部の質量の50%以上が
存在することが好ましい。これ以外の重り部に関する内
容については、前述の実施の形態と同様であるので、重
複説明は省略する。
【0079】一般に打点がSSから上下にはずれた場合
にボールの飛距離を安定させるために図5に示すロール
9と呼ばれる上下方向のフェースラウンドが設けられて
いる。
【0080】このロール9の曲率半径は、一般のヘッド
体積の大きい金属製外殻構造のヘッド部1では、30c
mから38cmである。しかし、本実施の形態における
ヘッド部1では、ギア効果を考慮してロール9の曲率半
径を約20cm(8インチ)以上約28cm(11イン
チ)以下とした。好ましくは、ロール9の曲率半径は約
22cm(9インチ)以上約25cm(10インチ)以
下である。それにより、さらに飛距離を安定化すること
ができる。
【0081】ロール9の曲率半径が約20cm(8イン
チ)より小さい場合には、フェース面上で打点が上下に
はずれた場合に上下への飛出し方向のずれがあまりにも
大きくなるので、バックスピン量で補正できなくなる。
また、ロール9の曲率半径が約28cm(11インチ)
よりも大きい場合には、たとえばフェース面上で打点が
上側にはずれた場合にバックスピンが2000rpm以
下となってボールが飛球中にドロップして飛距離を著し
く低下させる。よって、上記のようにロール9の曲率半
径を規定した。
【0082】次に、本発明のさらに他の実施の形態につ
いて説明する。本実施の形態のゴルフクラブは、金属製
外殻構造のヘッド部1を備え、ヘッド部1の体積が28
0cm3以上500cm3以下であり、ヘッド部1の重心
深度が25mm以上33mm以下であり、左右方向の慣
性モーメントが2000g・cm2以上2700g・c
2以下である。ここで左右方向の慣性モーメントと
は、図6に矢印で示す方向の重心Gまわりの慣性モーメ
ントI2のことである。
【0083】本実施の形態では、重心深度Dを大きくし
ながら左右方向の慣性モーメントを小さくすることでギ
ア効果を増大させている。
【0084】重心深度を33mm以下としたのは、それ
以上に大きくすると必然的に左右方向の慣性モーメント
が大きくなってしまうからである。また、左右方向の慣
性モーメントを2000g・cm2以上としたのは、そ
れよりも小さくするとボールとの衝突においてヘッド部
1が回転し易くなり、エネルギーロスが増え、フェース
面上でのボール初速の大きい打点のエリアが小さくなる
ためである。
【0085】本願発明者が280cm3以上の大きい体
積のヘッド部1を備える従来のゴルフクラブについて重
心深度と左右方向の慣性モーメント値の関係を調査した
ところ、図17に示すように重心深度が25mm〜35
mmであるヘッド部1の左右方向の慣性モーメント値は
2700g・cm2よりも大きいものであった。
【0086】つまり、上述のような重心深度と左右方向
の慣性モーメント値を有するヘッド部1は、従来にない
新規なヘッド部1であり、かつフェース面上でボール初
速の大きい打点のエリアを確保しながらギア効果を大き
くすることができるという優れた効果も得られる。
【0087】本実施の形態のゴルフクラブのヘッド部1
も、前述した質量分布調整用の重り部と、重り部を支持
する支持部とを備えることが好ましい。それにより、ギ
ア効果をさらに増大することができる。
【0088】重り部は、ヘッド部におけるフェース部か
らバック部後端までのヘッド幅をaとし、ヘッド部にお
けるトー部先端からヒール部後端までのヘッド幅をcと
したときに、フェース部からa/3以上2a/3以下の
範囲であって、かつトー部先端からc/3以上2c/3
以下の範囲内に、重り部の質量の50%以上が存在する
ことが好ましい。これ以外の重り部に関する内容につい
ては、前述の実施の形態の場合と同様であるので、重複
説明は省略する。
【0089】一般に打点がSSから左右にはずれた場合
にボールの飛距離を高め方向性を良くするために図6に
示すバルジ10と呼ばれる左右方向のフェースラウンド
が設けられている。
【0090】このバルジ10の曲率半径は、一般のヘッ
ド体積の大きい金属製外殻構造のヘッド部1では、30
cmから38cmである。しかし、本実施の形態におけ
るヘッド部1では、ギア効果を考慮してバルジ10の曲
率半径を約20cm(8インチ)以上約28cm(11
インチ)以下とした。好ましくは、バルジ10の曲率半
径は約22cm(9インチ)以上約25cm(10イン
チ)以下である。それにより、さらに飛距離を高めかつ
方向性を向上することができる。
【0091】バルジ10の曲率半径が約20cm(8イ
ンチ)より小さい場合には、フェース面上でトー部2側
あるいはヒール部3側に打点がずれた場合に飛出し方向
のずれがあまりにも大きくなるので、スピン量では補正
できなくなる。また、バルジ10の曲率半径が約28c
m(11インチ)よりも大きい場合には、たとえばフェ
ース面上で打点がトー部2側にずれたときにはフックス
ピンにより目標よりも左側にボールが飛んで行き、逆に
ヒール部3側に打点がずれたときにはスライススピンに
より目標よりも右側にボールが飛んで行く。そのため、
ボールの方向性を低下させる。よって、上記のようにロ
ール9の曲率半径を規定した。
【0092】なお、上下方向の慣性モーメントを140
0g・cm2以上1600g・cm2以下とし、かつ左右
方向の慣性モーメントが2000g・cm2以上270
0g・cm2以下としてもよい。それにより、上下方向
と左右方向の双方のギア効果を大きくすることができ
る。
【0093】この場合にも、前述した質量分布調整用の
重り部と、重り部を支持する支持部とを備えることが好
ましい。それにより、ギア効果をさらに増大することが
できる。
【0094】重り部は、ヘッド部におけるフェース部か
らバック部後端までのヘッド幅をaとし、ヘッド部にお
けるソール部下端からクラウン部上端までのヘッド高さ
をbとし、ヘッド部におけるトー部先端からヒール部後
端までのヘッド幅をcとしたときに、フェース部からa
/3以上2a/3以下の範囲であって、ソール部下端か
らb/3以上2b/3以下の範囲内であって、かつトー
部先端からc/3以上2c/3以下の範囲内に、重り部
の質量の50%以上が存在することが好ましい。これ以
外の重り部に関する内容については、前述の実施の形態
と同様であるので、重複説明は省略する。
【0095】また、ヘッド部1のロールの曲率半径が2
0cm以上28cm以下であり、かつヘッド部のバルジ
の曲率半径が20cm以上28cm以下であることが好
ましい。
【0096】以下、上述した本発明の思想を具現化した
例について図7〜図15を用いて説明する。
【0097】図7は、金属製外殻構造のウッドタイプの
ゴルフクラブヘッドを示す分解斜視図である。なお、シ
ャフトおよびグリップの図示は省略する。
【0098】図7に示すように、ヘッド部1は、クラウ
ン部4、ソール部5、フェース部6およびネック部7を
溶接して一体化することにより形成される。ヘッド部1
の外殻は、主にクラウン部4、ソール部5およびフェー
ス部6で形成される。この外殻は、強度を保つ最小の肉
厚で形成されている。
【0099】そして、ソール部5に支持部12を溶接
し、支持部12に重り部11を溶接している。この場合
であれば、支持部12を1組の板状部材で構成し、該板
状部材をソール部5のトー側とヒール側の2箇所に対面
するように配置し、溶接部13を介して板状部材をソー
ル部5に固着する。そして、溶接部13を介して、支持
部12である板状部材の上部に30gの重り部11を固
着する。したがって、重り部11は、ヘッド部1の外殻
から離隔し、ヘッド部1内部の中央部に位置することと
なる。
【0100】その結果、質量が200g、体積が300
cm3、重心深度が30mm、左右方向の慣性モーメン
トが2500g・cm2、上下方向の慣性モーメントが
1525g・cm2のヘッド部1が得られる。なお、バ
ルジとロールの曲率半径は、ともに約25cm(10イ
ンチ)である。
【0101】このヘッド部1と従来の同体積、同質量の
ヘッドとを比較したところ、次のような利点を確認でき
た。なお、従来のヘッドの重心深度は30mm、左右方
向の慣性モーメントは3000g・cm2、上下方向の
慣性モーメントは1800g・cm2である。
【0102】第1の利点は、上下方向の弾道に関するも
のであり、打点がフェース面の上側(クラウン部4側)
のときバックスピンの少ない弾道が得られ、逆に打点が
フェース面の下側(ソール部5側)のときバックスピン
の多い弾道が得られた。したがって、打点がフェース面
の上側と下側のいずれにずれたとしても従来例よりも飛
距離を向上することができる。
【0103】第2の利点は、左右方向の弾道に関するも
のであり、トー側に打点がずれたときでも右方向へ飛出
したボールがフックスピンにより目標方向に戻り、逆に
ヒール側に打点がずれたときでも左方向へ飛出したボー
ルがスライススピンにより目標方向に戻った。
【0104】なお、重り部11を支持部12よりも比重
の高い材質で構成することが好ましい。それにより、主
にヘッド部1の中央部に質量を集中させることができ、
ギア効果を大きくすることができる。
【0105】次に、図8から図15を用いて重り部11
および支持部の形態の変形例について説明する。
【0106】図8に示すように、重り部11を円柱形状
としてもよい。本変形例では、重り部11の質量は32
gであり、重り部11と支持部とが一体となっている。
支持部は、重り部11下端に位置し、空洞部14を内部
に有する筒状部により構成される。
【0107】空洞部14は、重り部11を形成する円柱
体内部の下半分を円形状に切削して形成される。そし
て、支持部の下端が溶接部13を介してソール部5に固
着される。
【0108】本変形例の場合も、ヘッドの質量特性は図
7に示す場合と同等となり、図7に示す場合と同様の利
点を確認することができた。
【0109】次に、図9を用いて重り部11および支持
部の形態の他の変形例について説明する。
【0110】本変形例では、図9に示すように重り部1
1を直方体形状とし、棒状部材15と板状部材16を積
層した上に重り部11を溶接している。より詳しくは、
棒状部材15を、フェース部6からバック部に向かう方
向に延在するように配置し、ソール部5に溶接部13を
介して棒状部材15を固着し、この棒状部材15の上に
ヘッド部1のトー部からヒール部側に延在するように板
状部材16を載置し、板状部材16の長手方向両端をソ
ール部5に溶接する。
【0111】上記の棒状部材15および板状部材16が
重り部11を支持する支持部となる。そして、板状部材
16上に重り部11を固着する。それにより、ヘッド部
1内部の中央部に重り部11を配置することができる。
なお、重り部11の質量は、27gである。
【0112】上記のような重り部11をヘッド部1の内
部に設置することにより、ヘッドの質量特性を図7に示
す場合と同等とすることができ、図7に示す場合と同様
の利点を確認することができた。
【0113】なお、図10に示すように、重り部11の
平面形状を台形形状とし、重り部11を若干ヘッド部1
のヒール部側にずらせて配置してもよい。この場合も、
上記と同様の効果が得られる。
【0114】次に、図11〜図14を用いて、重り部1
1および支持部12の形状のさらなる変形例について説
明する。これらの図に示す例では、重り部11および支
持部12が一体となっている。支持部12は、溶接部1
3を介してヘッド部1の外殻に固着され、重り部11を
ヘッド部1の外殻から離隔させている。
【0115】それにより、重り部11をヘッド部1内の
中央部に配置することができ、ギア効果を大きくするこ
とができる。なお、重り部11の質量を支持部12の質
量よりも大きくすることにより、より効果的にギア効果
を大きくすることができる。
【0116】図11に示す例では、重り部11の断面形
状を略H形状とし、支持部12をヘッド部1のソール部
に溶接している。重り部11の平面形状としてはたとえ
ば円形が考えられるが、円以外の任意形状も採用可能で
ある。
【0117】また、図12に示すように重り部11を直
方体あるいは立方体とし、重り部11よりも細幅の支持
部12で重り部11を支持してもよい。また、図13に
示すように重り部11をカップ状としたり、図14に示
すように単純に横方向に延びる板状部で重り部11を構
成してもよい。いずれの場合にも、図11に示す場合と
同様の効果が得られる。
【0118】次に、図15を用いて、重り部11および
支持部12の形状のさらなる変形例について説明する。
【0119】図15に示すように、ヘッド部1の内部に
発泡体17を充填し、この発泡体17の中央部の比重を
高める等して重り部11を設けてもよい。たとえば金属
粉末を含有した発泡樹脂をヘッド部1内の中央部に集中
させる方法が考えられる。
【0120】なお、発泡体以外の充填材をヘッド部1の
内部に充填し、該充填材の中央部の比重を周囲の比重よ
りも高めたり、あるいは上記充填材よりも高比重の別部
材を充填材の中央部に配置する等して重り部11と支持
部12とを形成してもよい。
【0121】なお、上述の実施の形態では、支持部12
をヘッド部1のソール部に固着する例について説明した
が、ソール部およびフェース部以外の外殻に支持部12
を固着してもよい。
【0122】また、重り部11をヘッド部1の外殻に直
接固着するのではなくヘッド部1の外殻から離隔してヘ
ッド部1の内部に配置するものであれば、上述以外の任
意の手法を採用可能である。さらに、上述の各実施の形
態の特徴を適宜組合せてもよい。
【0123】このように本発明の実施の形態について説
明を行なったが、今回開示した実施の形態は全ての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、
特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変
更が含まれる。
【0124】
【発明の効果】本発明によれば、上下方向と左右方向の
少なくとも一方向のギア効果を大きくすることができる
ので、ボールの飛距離および方向性を向上することがで
きる。それにより、打点がSSからはずれた場合でもボ
ールの飛距離を大きく減じることなく目標方向にボール
を到達させることができる。特に、280cm3以上の
体積のヘッド部を備えたゴルフクラブでは、ボール初速
の大きい打点のエリアを広く確保しながら上述の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ギア効果による弾道を説明するための図であ
る。
【図2】 ギア効果の原理を説明するための図である。
【図3】 重りの位置とバックスピン量の差の関係を示
す図である。
【図4】 重りの位置とサイドスピン量の差の関係を示
す図である。
【図5】 トー部側から見た重りの好ましい設置位置を
示す図である。
【図6】 クラウン部側から見た重りの好ましい設置位
置を示す図である。
【図7】 本発明に係る重り部を備えたヘッド部の一例
の分解斜視図である。
【図8】 本発明に係る重り部を備えたヘッド部の他の
例の分解斜視図である。
【図9】 本発明に係る重り部を備えたヘッド部のさら
に他の例の分解斜視図である。
【図10】 本発明に係る重り部を備えたヘッド部のさ
らに他の例の分解斜視図である。
【図11】 本発明に係る重り部を備えたヘッド部のさ
らに他の例の断面図である。
【図12】 本発明に係る重り部を備えたヘッド部のさ
らに他の例の断面図である。
【図13】 本発明に係る重り部を備えたヘッド部のさ
らに他の例の断面図である。
【図14】 本発明に係る重り部を備えたヘッド部のさ
らに他の例の断面図である。
【図15】 本発明に係る重り部を備えたヘッド部のさ
らに他の例の断面図である。
【図16】 280cm3以上の体積のヘッド部におけ
る上下方向の慣性モーメントと重心深度との関係を示す
図である。
【図17】 280cm3以上の体積のヘッド部におけ
る左右方向の慣性モーメントと重心深度との関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部、2 トー部、3 ヒール部、4 クラウ
ン部、5 ソール部、6 フェース部、7 ネック部、
8 ボール、9 ロール、10 バルジ、11重り部、
12 支持部、13 溶接部、14 空洞部、15 棒
状部材、16板状部材、17 発泡体、18 バック
部。
フロントページの続き (72)発明者 野口 修一 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 Fターム(参考) 2C002 AA02 CH04 CH05 CH06 LL01 MM03 MM04 PP02 PP03 SS01 SS04

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製外殻構造でありフェース部(6)
    を有するヘッド部(1)と、 前記ヘッド部(1)の内部に質量分布調整用の重り部
    (11)と、 前記フェース部(6)以外の前記外殻に取付けられ、前
    記重り部(11)を支持する支持部(12,17)とを
    備え、 前記重り部(11)を、前記ヘッド部(1)の外殻と接
    触させることなく前記ヘッド部(1)の中央部に配置し
    た、ゴルフクラブ。
  2. 【請求項2】 前記重り部(11)を、前記外殻から5
    mm以上離隔して配置した、請求項1に記載のゴルフク
    ラブ。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド部(1)におけるフェース部
    (6)からバック部(18)後端までのヘッド幅をaと
    し、前記ヘッド部(1)におけるソール部(5)下端か
    らクラウン部(4)上端までのヘッド高さをbとしたと
    きに、 前記フェース部(6)からa/3以上2a/3以下の範
    囲であって、かつソール部(5)下端からb/3以上2
    b/3以下の範囲内に、前記重り部(11)の質量の5
    0%以上が存在する、請求項1または請求項2に記載の
    ゴルフクラブ。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド部(1)におけるトー部
    (2)先端からヒール部(3)後端までのヘッド幅をc
    としたときに、前記トー部(2)先端からc/3以上2
    c/3以下の範囲内に前記重り部の質量の50%以上が
    存在する、請求項3に記載のゴルフクラブ。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド部(1)の体積が280cm
    3以上500cm3以下である、請求項1から請求項4の
    いずれかに記載のゴルフクラブ。
  6. 【請求項6】 金属製外殻構造のヘッド部(1)を備え
    たゴルフクラブであって、 前記ヘッド部(1)の体積が280cm3以上500c
    3以下であり、前記ヘッド部(1)の重心深度が25
    mm以上33mm以下であり、上下方向の慣性モーメン
    トが1400g・cm2以上1600g・cm2以下であ
    る、ゴルフクラブ。
  7. 【請求項7】 フェース部(6)と、 前記ヘッド部(1)の内部に質量分布調整用の重り部
    (11)と、 前記フェース部(6)以外の前記外殻に取付けられ、前
    記重り部(11)を支持する支持部(12,17)とを
    備え、 前記重り部(11)を、前記ヘッド部(1)の外殻と接
    触させることなく前記ヘッド部(1)の中央部に配置し
    た、請求項6に記載のゴルフクラブ。
  8. 【請求項8】 前記ヘッド部(1)におけるフェース部
    (6)からバック部(18)後端までのヘッド幅をaと
    し、前記ヘッド部(1)におけるソール部(5)下端か
    らクラウン部(4)上端までのヘッド高さをbとしたと
    きに、 前記フェース部(6)からa/3以上2a/3以下の範
    囲であって、かつソール部(5)下端からb/3以上2
    b/3以下の範囲内に、前記重り部(11)の質量の5
    0%以上が存在する、請求項7に記載のゴルフクラブ。
  9. 【請求項9】 前記ヘッド部(1)のロール(9)の曲
    率半径が20cm以上28cm以下である、請求項6か
    ら請求項8のいずれかに記載のゴルフクラブ。
  10. 【請求項10】 金属製外殻構造のヘッド部(1)を備
    えたゴルフクラブであって、 前記ヘッド部(1)の体積が280cm3以上500c
    3以下であり、前記ヘッド部(1)の重心深度が25
    mm以上33mm以下であり、左右方向の慣性モーメン
    トが2000g・cm2以上2700g・cm2以下であ
    る、ゴルフクラブ。
  11. 【請求項11】 フェース部(6)と、 前記ヘッド部(1)の内部に質量分布調整用の重り部
    (11)と、 前記フェース部(6)以外の前記外殻に取付けられ、前
    記重り部(11)を支持する支持部(12,17)とを
    備え、 前記重り部(11)を、前記ヘッド部(1)の外殻と接
    触させることなく前記ヘッド部(1)の中央部に配置し
    た、請求項10に記載のゴルフクラブ。
  12. 【請求項12】 前記ヘッド部(1)におけるフェース
    部(6)からバック部(18)後端までのヘッド幅をa
    とし、前記ヘッド部(1)におけるトー部(2)先端か
    らヒール部(3)後端までのヘッド幅をcとしたとき
    に、 前記フェース部(6)からa/3以上2a/3以下の範
    囲であって、かつ前記トー部(2)先端からc/3以上
    2c/3以下の範囲内に前記重り部(11)の質量の5
    0%以上が存在する、請求項11に記載のゴルフクラ
    ブ。
  13. 【請求項13】 前記ヘッド部(1)のバルジ(10)
    の曲率半径が20cm以上28cm以下である、請求項
    9から請求項12のいずれかに記載のゴルフクラブ。
  14. 【請求項14】 金属製外殻構造のヘッド部(1)を備
    えたゴルフクラブであって、 前記ヘッド部(1)の体積が280cm3以上500c
    3以下であり、前記ヘッド部(1)の重心深度が25
    mm以上33mm以下であり、上下方向の慣性モーメン
    トが1400g・cm2以上1600g・cm2以下であ
    り、左右方向の慣性モーメントが2000g・cm2
    上2700g・cm2以下である、ゴルフクラブ。
  15. 【請求項15】 フェース部(6)と、 前記ヘッド部(1)の内部に質量分布調整用の重り部
    (11)と、 前記フェース部(6)以外の前記外殻に取付けられ、前
    記重り部(11)を支持する支持部(12,17)とを
    備え、 前記重り部(11)を、前記ヘッド部(1)の外殻と接
    触させることなく前記ヘッド部(1)の中央部に配置し
    た、請求項14に記載のゴルフクラブ。
  16. 【請求項16】 前記ヘッド部(1)におけるフェース
    部(6)からバック部(18)後端までのヘッド幅をa
    とし、前記ヘッド部(1)におけるソール部(5)下端
    からクラウン部(4)上端までのヘッド高さをbとし、
    前記ヘッド部(1)におけるトー部(2)先端からヒー
    ル部(3)後端までのヘッド幅をcとしたときに、 前記フェース部(6)からa/3以上2a/3以下の範
    囲であって、ソール部(5)下端からb/3以上2b/
    3以下の範囲内であって、かつ前記トー部(2)先端か
    らc/3以上2c/3以下の範囲内に、前記重り部(1
    1)の質量の50%以上が存在する、請求項15に記載
    のゴルフクラブ。
  17. 【請求項17】 前記ヘッド部(1)のロール(9)の
    曲率半径が20cm以上28cm以下であり、かつ前記
    ヘッド部(1)のバルジ(10)の曲率半径が20cm
    以上28cm以下である、請求項14から請求項16の
    いずれかに記載のゴルフクラブ。
  18. 【請求項18】 前記重り部(11)を、前記外殻から
    5mm以上離隔して配置する、請求項7から請求項9、
    請求項11から請求項13および請求項15から請求項
    17に記載のゴルフクラブ。
  19. 【請求項19】 前記重り部(11)を設置した後の前
    記ヘッド部(1)の重心が、前記重り部(11)内に位
    置する、請求項1から請求項5、請求項7から請求項
    9、請求項11から請求項13および請求項15から請
    求項18のいずれかに記載のゴルフクラブ。
  20. 【請求項20】 前記重り部(11)の質量が10g以
    上100g以下である、請求項1から請求項5、請求項
    7から請求項9、請求項11から請求項13および請求
    項15から請求項19のいずれかに記載のゴルフクラ
    ブ。
  21. 【請求項21】 前記ヘッド部(1)の内部に発泡体
    (17)を充填し、前記発泡体(17)の内部に前記重
    り部(11)を設け、前記支持部(12,17)は、前
    記発泡体(17)を含む、請求項1から請求項5、請求
    項7から請求項9、請求項11から請求項13および請
    求項15から請求項20のいずれかに記載のゴルフクラ
    ブ。
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