JP2001054603A - ゴルフクラブ - Google Patents
ゴルフクラブInfo
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- JP2001054603A JP2001054603A JP11233157A JP23315799A JP2001054603A JP 2001054603 A JP2001054603 A JP 2001054603A JP 11233157 A JP11233157 A JP 11233157A JP 23315799 A JP23315799 A JP 23315799A JP 2001054603 A JP2001054603 A JP 2001054603A
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- club
- golf club
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- Pending
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Abstract
かつヘッド3のロフト角が16〜22゜であるゴルフク
ラブである。シャフト2の軸中心線CLから前記ヘッド
3の重心までの最小長さである重心距離A(mm)、ライ
角B(゜)、及び前記クラブ全長C(インチ)とが、下
記式(1)を満足する。 25.5≦(A×C)/B≦26.7 …(1)
Description
うるゴルフクラブに関する。
ドライバーなどのウッド型ゴルフクラブと、アイアン型
ゴルフクラブとの中間的な性能ないしヘッド形状を有す
るゴルフクラブが種々提案されている。一般にこのよう
なゴルフクラブは「ユーティリティクラブ」と呼称され
ることがあり、クラブ全長が39〜42インチ、ヘッド
のロフト角が16〜22゜で構成され、通常単品で販売
されたり、あるいは少数本(例えば2〜4本程度)のセ
ットとして販売される。また、この種のゴルフクラブ
は、ヘッドを大きくしたり、重心深度を増すなどしてク
ラブセット中の2番ないし3番アイアンといったロング
アイアンの苦手な初、中級者などにおいても、ボールを
上げやすくする工夫がなされ、例えば約200ヤード前
後の飛距離が想定されているものが多い。
く、ヘッドのソール部を水平面に載置した際の該水平面
とシャフトの軸中心線とがなす角度であるライ角Bが決
定されている。このライ角は一般にクラブ全長によって
標準的な値が設定され、クラブ全長が増すにつれて小さ
く設定される。前記ユーティリティクラブは、一般にア
イアン型ゴルフクラブの延長線上に位置付けされている
ものが多く、その殆どはクラブ全長だけを基準としてラ
イ角が決定されている。しかしながら、このようなユー
ティリティクラブにあっても、ボールが右に打ち出しさ
れやすかったり、これとは逆にボールを左に引っかけた
りすることもある。
を重ねたところ、原因の一つとしてライ角が適正でない
ことが考えられる。一般にライ角が大きくなると(アッ
プライ角化)、スイングが縦振り傾向となって右打ちの
場合にはボールを左に引っかけやすくなり、逆にライ角
が小さくなると(フラットライ角化)、スイングが横振
り傾向となってボールが右に出やすい傾向がある。
考えられる。一般にユーティリティクラブの場合、クラ
ブ全長が比較的長いのでミート率を向上するためにヘッ
ドを大型化する傾向がある。このようにヘッドを大型化
すると、図2に示すように、シャフトの軸中心線CLか
らヘッドの重心Gまでの最小の長さAで表されるヘッド
の重心距離が大きくなる傾向がある。重心距離が大きい
ヘッドは、図5(A)に示す如く、ヘッドaの返りが悪
くなってフェースが開いた状態でボールbをインパクト
することが多くなり、ボールbが右に打ち出されやす
い。これとは逆に、ヘッドの重心距離が小さいと、図5
(B)に示す如く、ヘッドaが返り過ぎてフェースが閉
じた状態でボールbをインパクトすることが多くなり、
ボールbを左に引っかけやすくなる。
などを含むこの種のゴルフクラブにあっては、ライ角
B、重心距離Aの設計が、クラブ全長との関係において
適切ではなく、さらなる改善の余地を残している。本発
明は以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ク
ラブ全長に応じて、最適な重心距離、ライ角を設定する
ことを基本として、打球の左右のぶれを減じて方向性を
安定させることにより打ち易さを向上しうるゴルフクラ
ブを提供することを目的としている。
載の発明は、クラブ全長が39〜42インチでありかつ
ヘッドのロフト角が16〜22゜であるゴルフクラブで
あって、シャフトの軸中心線から前記ヘッドの重心まで
の最小長さである重心距離A(mm)、ライ角B(゜)、
及び前記クラブ全長C(インチ)が、下記式(1)を満
足することを特徴とするゴルフクラブ。 25.5≦(A×C)/B≦26.7 …(1)
は、中空部を有するとともに、比重が異なる2種以上の
材料を用いて構成されたことを特徴とする請求項1記載
のゴルフクラブである。
に基づき説明する。本実施形態のゴルフクラブ1は、図
1に示す如く、シャフト2の一方にヘッド3を具え、か
つ前記シャフト2の他方にグリップ4を取り付けて構成
される。このゴルフクラブ1は、そのクラブ全長Cが3
9〜42インチ、より好ましくは40〜41インチとし
て構成され、いわゆるユーティリティクラブとして好適
に使用される。前記クラブ全長Cは、シャフト2の軸中
心線CL上において、グリップ4の後端4aからヘッド
3のソール部3cまでを測定する。前記クラブ全長Cが
39インチ以下であると、クラブ全長Cを利用したヘッ
ドスピードの向上があまり期待できないため、飛距離の
増大を図りにくい傾向があり、逆に42インチを超える
と、ボールをヘッド3の芯で捉えるミート率が低下した
り、また構えた際に不安感を生じさせることがある。
図、図4は、図2のX−X線断面図を示している。図の
如く、前記ヘッド3は、本例ではアイアン型を基調とし
たものを例示している。このヘッド3は、ヘッド本体3
Aと、このヘッド本体3Aのヒール側に連設されかつ前
記シャフト2を取り付けしうるネック部3Bとを含む。
前記ヘッド本体3Aは、ボールを打撃するフェース部3
aと、このフェース部3aの上縁に連なりヘッド上面を
なすヘッド上部3bと、前記フェース部3aの下縁に連
なりヘッドの下面をなすソール部3cと、前記ヘッド本
体の背面側をなすバックフェース部3dとを含み、本例
では内部に中空部iを形成した中空構造のものが例示さ
れる。なお中空部iには、必要に応じてバランス調整材
を取り付けたり、また発泡樹脂などを封入することがで
きる(いずれも図示せず)。
ルミ合金、チタン、チタン合金など各種の金属材料を好
ましく用いることができる、特に好ましくは、比重が異
なる2種以上の材料を用いて構成するのが良い。本実施
形態では、図3に示す如く、前記ヘッド本体3Aのソー
ル部3cに、比重が大きい高比重材料からなる重量材6
を配したものを例示している。前記重量材6は、ソール
部3cのトウ側寄りに配されたトウ側の重量材6Aと、
ソール部3cのヒール側寄りに配されたヒール側の重量
材6Bとを含むものが例示される。
2、図4に示す如く、比重が前記高比重材料よりも小さ
い低比重材料からなるフェース板7を装着したものが例
示される。またヘッド3は、前記フェース板7、重量材
6以外については、比重が前記高比重材料の比重と低比
重材料の比重との間にある中比重材料を用いて形成した
ものが例示されている。
金、フェース板7はチタン合金、それ以外をSUS63
0により構成したものが例示されるが、これ以外にも種
々の材料を使用できる。このように、比重が異なる材料
を複数種類(本例では3種類)用いてヘッド3を構成す
ることにより、ヘッド3の重心位置Gの調整が容易とな
り、またヘッド3の慣性モーメントを大とするのに役立
つ。なお重量材6、フェース板7などは、圧入、かし
め、接着、溶接、ロウ付けなどにより適宜接合しうる。
〜22゜に設定される。ロフト角αは、シャフト2の軸
中心線CLを垂直面内に位置させ、かつ既定のライ角B
゜でヘッド3のソール部3dを水平面GLに載置したと
きのフェース部3aの表面と垂直面とのなす角度として
測定する。ロフト角αを限定したのは、このロフト角が
16゜よりも小さいと、ボールを上げづらくなり、逆に
22゜を超えるとボールが高く上がりすぎて十分な飛距
離が得られない傾向があるためである。
シャフト2の軸中心線CLから前記ヘッド3の重心Gま
での最小長さである重心距離A(mm)、ライ角B
(゜)、及び前記クラブ全長C(インチ)が、下記式
(1)を満足することを特徴としている。 25.5≦(A×C)/B≦26.7 …(1)
分子に掛け合わされる重心距離A、クラブ全長Cは、い
ずれも大き過ぎると、図5(A)に示したものと同様
に、スイング時にヘッド3の「返り」が悪化する傾向が
あり、フェースが開いた状態でボールをインパクトする
ことが多くなってボールが右方向に打ち出しされやすく
なる。逆に、式(1)の分母である、ライ角Bが大きす
ぎると、図5(B)に示したものと同様に、ヘッドが閉
じた状態でボールをインパクトすることが多く、ボール
を左に引っかけやすくなり、逆に小さすぎるとボールが
右に出る傾向にある。そこで、発明者らは、重心距離
A、ライ角B及びクラブ全長Cを種々変化させて実験を
試みたところ、式(1)によって、「重心距離×クラブ
全長」のパラメータと、ライ角との比を適切に規制する
ことにより、打球の左右のぶれを減じて打球の方向性を
安定させうるクラブ全長に応じた最適な重心距離、ライ
角を設定しうることを見出した。
Bの値が25.5よりも小であるとき、ヘッドの「返
り」が過大となってボールが左に打ち出しされやすくな
り、逆に(A×C)/Bの値が26.7よりも大である
とき、ヘッドが返り難くなりボールが右に打ち出しされ
やすくなる。また式(1)を満たしつつ、前記ライ角B
は、好ましくは58〜62゜、より好ましくは59〜6
1゜とすることが望ましいものである。ライ角が58゜
未満になると、フラットライ角に伴う横振り現象によ
り、スイング時のヘッドの「返り」が低下する傾向があ
り、逆に62゜を超えると、アップライ角に伴う縦振り
傾向によって、ヘッドの「返り」が過大となる傾向があ
るためである。
3の形状がアイアン型に近いものを例示したが、これに
限定されることなく、アイアン型よりもむしろウッド型
に近いヘッド形状も採用することができる。
施例1〜3、比較例1、2)し、10人の右打ちアベレ
ージゴルファ(ハンディキャップ5〜20)による試打
テストを行った。試打テストは、各ゴルファが、各供試
クラブにてボールを10球づつ打撃し、目標方向に対す
る打球の停止位置の左右のずれを観察した。テストの結
果を表1に示すが、実施例のゴルフクラブでは、多くの
ゴルファが目標線方向に打ち出しできたことが確認され
た。また。(A×C)/Bの値が25.5よりも小さい
比較例1では、ヘッドの返り易さが災いしてやはり左方
向への打ち出し傾向が強く、逆に(A×C)/Bの値が
26.7よりも大きい比較例2では、ヘッドの返り難さ
によって右方向への打ち出しが多いことが確認できる。
×クラブ全長」のパラメータと、ライ角との比を適切に
規制することにより、比較的長い全長を具えるゴルフク
ラブにおいて、飛距離を確保しつつ打球の左右のぶれを
減じ方向性を安定させることができ、さらに打ち易さを
向上しうる。
ある。
る。
る。
イング状態を説明する線図、(B)はヘッドが返り易い
ゴルフクラブのスイング状態を説明する線図である。
Claims (2)
- 【請求項1】クラブ全長が39〜42インチでありかつ
ヘッドのロフト角が16〜22゜であるゴルフクラブで
あって、 シャフトの軸中心線から前記ヘッドの重心までの最小長
さである重心距離A(mm)、ライ角B(゜)、及び前記
クラブ全長C(インチ)が、下記式(1)を満足するこ
とを特徴とするゴルフクラブ。 25.5≦(A×C)/B≦26.7 …(1) - 【請求項2】前記ヘッドは、中空部を有するとともに、
比重が異なる2種以上の材料を用いて構成されたことを
特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233157A JP2001054603A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | ゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233157A JP2001054603A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | ゴルフクラブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001054603A true JP2001054603A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16950624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11233157A Pending JP2001054603A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | ゴルフクラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001054603A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009050518A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブ用シャフトのシミュレーション方法。 |
JP5248697B1 (ja) * | 2012-06-18 | 2013-07-31 | 倫 斎藤 | ゴルフクラブ |
-
1999
- 1999-08-19 JP JP11233157A patent/JP2001054603A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009050518A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブ用シャフトのシミュレーション方法。 |
JP5248697B1 (ja) * | 2012-06-18 | 2013-07-31 | 倫 斎藤 | ゴルフクラブ |
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Legal Events
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