JP2009017806A - 切れ目入りソーセージ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な状態で調理品がとろけ出し、喫食時に食欲をそそる外観を楽しむ切れ目入りソーセージ及びその製造方法を提供することを目的にする。
【解決手段】加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化するゲル化剤と、加熱溶解後に冷却してもゲル化しない増粘剤とを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、該調理品を加熱融解して冷却によりゲル化し、ゲル化した調理品を細切又は/及び破砕してソーセージ本体の内部に配し、ソーセージ本体の表面に切れ目を入れ、喫食時には加熱により切れ目から調理品がとろけ出るように構成する。
【選択図】なし

Description

本発明は、切れ目入りソーセージ及びその製造方法に関するものである。
一般的にファーストフードや家庭料理のホットドック等で見られるように、調理パンにソーセージを挟み込み、その上にトマトケチャップやマスタードソースを付けて食べたりすることは日常的に行われている。
又、近年、ソーセージ等の食品に予め調味液を分散混合し、調理の際には、加熱及びスライスにより調味液が流出するようにしているものがあり、このようなソーセージを製造する際には、ゼリー状に固化した調味液を小さくカットして、練り肉や食品等に分散・混合して製造している(例えば、特許文献1参照)。
更に、ソーセージに煮こごり状のゲルを予め添加・分散し、脂肪の旨味やジューシー感を出すようにしているものがある。このようなソーセージを製造する際には、煮こごり状の原料を小さくカットして、原料に分散して製造している(例えば、特許文献2、3参照)。
実開昭64−32095号公報 特開2001−218569号公報 特開2006−174848号公報
しかしながら、このようなソーセージは切れ目がないために、喫食時に視覚に訴えて外観を楽しむことはできないという欠点があった。又、調味液を入れたソーセージに切れ目を単純に入れた場合であっても、加熱後、直ちに調味液が滲み出て薄い液状で流出するため、調味液のとろけ出る状態が無いという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、調理品が適切な状態でとろけ出し、喫食時に食欲をそそる外観を楽しむ切れ目入りソーセージ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化するゲル化剤と、加熱溶解後に冷却してもゲル化しない増粘剤とを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、該調理品を加熱融解して冷却によりゲル化し、ゲル化した調理品を細切又は/及び破砕してソーセージ本体の内部に配し、ソーセージ本体の表面に切れ目を入れ、喫食時には加熱により切れ目から調理品がとろけ出るように構成したことを特徴とする切れ目入りソーセージ、に係るものである。
又、本発明は、加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化する寒天、ゼラチン、カラギーナン、タマリンドシードガム、キサンタンガム、ファーセルラン、コラーゲンパウダー、澱粉の少なくとも1つと、加熱溶解後に冷却してもゲル化しないグアガム、ローカストビンガム、アルギン酸ナトリウム、ワキシースターチの少なくとも1つとを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、該調理品を加熱溶融して冷却によりゲル化し、更にゲル化した調理品を細切又は/及び破砕して、ソーセージ生地に対し全体重量の5重量%〜50重量%、望ましくは10〜20重量%を添加するようソーセージ本体の内部に配し、ソーセージ本体の表面に切れ目を入れ、喫食時には加熱により切れ目から調理品がとろけ出るように構成したことを特徴とする切れ目入りソーセージ、に係るものである。
本発明は、加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化するゲル化剤と、加熱溶解後に冷却してもゲル化しない増粘剤とを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、該調理品を加熱融解して冷却によりゲル化し、ゲル化した調理品を細切又は/及び破砕してソーセージ本体の内部に配し、ソーセージ本体の表面に切れ目を入れ、喫食時には加熱により切れ目から調理品がとろけ出ることを特徴とする切れ目入りソーセージの製造方法、に係るものである。
又、本発明は、加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化する寒天、ゼラチン、カラギーナン、タマリンドシードガム、キサンタンガム、ファーセルラン、コラーゲンパウダー、澱粉の少なくとも1つと、加熱溶解後に冷却してもゲル化しないグアガム、ローカストビンガム、アルギン酸ナトリウム、ワキシースターチの少なくとも1つとを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、該調理品を加熱溶融して冷却によりゲル化し、更にゲル化した調理品を細切又は/及び破砕して、ソーセージ生地に対し全体重量の5重量%〜50重量%、望ましくは10〜20重量%を添加するようソーセージ本体の内部に配し、ソーセージ本体の表面に切れ目を入れ、喫食時には加熱により切れ目から調理品がとろけ出ることを特徴とする切れ目入りソーセージの製造方法、に係るものである。
而して、このようにすれば、加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化するゲル化剤と、加熱溶解後に冷却してもゲル化しない増粘剤とを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、調理品をソーセージ本体の内部に配して切れ目を入れるので、加熱時には調理品がソーセージ本体からとろけ出し、喫食時に食欲をそそるソーセージの外観を楽しむことができる。又、ゲル化剤と増粘剤により調理品を一度に流出させることも可能となるので、調理品がとろけ出ると同時、カレーやシチューに含まれる小片や小粒の固形物を流出させることができる。
上記した本発明の切れ目入りソーセージ及びその製造方法によれば、調理品が好適にとろけ出し、喫食時に食欲をそそるソーセージの外観を楽しむことができるという優れた効果を奏し得る。
以下本発明の実施の形態を説明する。
切れ目入りソーセージを製造する際には、調理品を製造する工程と、ソーセージ本体のベースを製造する工程と、調理品をソーセージ本体の内部に配する工程と、ソーセージ本体に切れ目を入れる工程とを備えている。
調理品を製造する工程では、小麦粉にバター、マーガリン、サラダ油等の油脂を混ぜて褐色になるまで妙めてルーを作り、当該ルーに、ジューサーやミキサーにより予めペースト状にした肉や野菜、果実類の材料を加え、次に、カレー粉若しくはシチュー等の材料、調味料、追加香辛料、水を加えて加熱混合し、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースの調理品のベースを作り、続いて、寒天、ゼラチン、カラギーナン、タマリンドシードガム、キサンタンガム、ファーセルラン、コラーゲンパウダー、澱粉の少なくとも1つのゲル化剤を、調理品のベースの重量全体に対して1.0〜15.0%を添加して混合し、更に、グアガム、ローカストビンガム、アルギン酸ナトリウム、ワキシースターチの少なくとも1つの増粘剤を、調理品のベースの重量全体に対して0.1〜5.0%を添加して混合する。
ここで、ゲル化剤は、寒天、ゼラチン、カラギーナン、タマリンドシードガム、キサンタンガム、ファーセルラン、コラーゲンパウダー、澱粉の1つでも良いし、これらの混合物でも良く、加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化する素材ならば、特に制限されるものではない。又、増粘剤は、グアガム、ローカストビンガム、アルギン酸ナトリウム、ワキシースターチの少なくとも1つでも良いし、これらの混合物でも良く、加熱溶解後に冷却してもゲル化しない素材ならば特に制限されるものではない。
ゲル化剤、増粘剤を混合した後には、加熱によりゲル化剤、増粘剤を完全に溶融して一定時間煮込み、全体を均質化させて、耐熱性のあるトレーやプラスチック袋に入れて、冷蔵庫又は冷凍庫で一定時間冷却してゲル化させる。そして、冷却によりゲル化した後には、固形物をダイサーやカッター等で1〜15mmの大きさの固形物に細切するか破砕してゲル状の調理品を製造する。ここで、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースの中に小片や小粒の肉や野菜(固形物)が混在する場合には、ゲル化剤を多くして調理品の硬さを調節している。又、調理品のベースは、上記の材料を裏ごしして製造しても良く、小片や小粒の肉や野菜(固形物)よりも大きな塊りが混入しないならば特に制限されるものではない。
一方、ソーセージ本体のベースを製造する工程では、豚肉、牛肉、鶏肉等の一種又は数種の原料肉に対して小骨等の除去や筋引きを行い、カットやチョッピング処理で適当な大きさにし、更に処理肉の全体に対して、ミキサーにより混合した食塩、亜硝酸塩等をまぶし、処理肉を冷蔵庫で1夜から数日間塩漬する。その後、塩漬した処理肉を2〜10mmの大きさにチョッピングし、調味料、結着剤等を添加し、カッティング又はミキシングして練り肉となったソーセージ本体のベースを製造する。ここで、ソーセージ本体のベースには、予めカレーやシチューの風味調味斜を風味強化剤として混合しておいても良い。
次に、調理品をソーセージ本体の内部に配する工程では、先に製造したソーセージ本体のベース(ソーセージ生地)の全体重量に対して、調理品を5〜50%重量、望ましくは10〜20%重量を添加するように、練り肉のソーセージ本体のベース(ソーセージ生地)に対して、細切又は/及び破砕したゲル状の調理品を添加する。続いて、低速回転のミキサー等によりゲル状の調理品を潰さないように混合し、調理品を混合したソーセージ本体のベースを羊腸、豚腸、コラーゲンケーシング等に充填し、これを、乾燥、燻煙、蒸煮の処理、又は熔焼、ボイル等の処理により加熱し、更に冷水シャワー等で冷却処理してソーセージを形成しており、これによりソーセージ本体の内部に調理品を配する状態になる。
最終的に、ソーセージ本体に切れ目を入れる工程では、ソーセージ本体の表面に、直線型の切れ目やクロス型の切れ目を長さ5〜20mm、深さ2〜10mmで単数又は複数入れ、切れ目入りソーセージを完成する。
このような切れ目入りソーセージを喫食する際には、切れ目入りソーセージをオーブントースターやフライパンで焼くことにより、ソーセージ本体の内部に分散して配されたカレーゲル等の調理品が、切れ目より粘性や濃度が高い状態でとろけ出てソーセージの表面にカレー等の調理品を露出させる。
このように本実施例によれば、加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化するゲル化剤と、加熱溶解後に冷却してもゲル化しない増粘剤とを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、調理品をソーセージ本体の内部に配して切れ目を入れるので、50〜60℃以上の加熱時には調理品がとろけ出し、喫食時に食欲をそそるソーセージの外観や、視覚的に優れたソーセージメニューを作ることができる。又、喫食する際には、ソーセージと、カレー等のルーやソースとを別々に準備する必要がなく、カレー等の調理品の風味が豊かなソーセージを容易に味わうことができる。更に、お弁当用や家庭の食事時における料理メニュの付け合せの一品として、外観、嗜好性を一段と向上させることができる。
又、ゲル化剤と増粘剤の素材や配合を変更した場合には、切れ目入りソーセージを加熱した際に調理品が切れ目からとろけ出る状態や条件を容易且つ適切に変更することができる。なお、調理品のゲルには、ルーを使用しなくても本発明を満たすことができ、調理品ゲルにルーが入っている場合には、ゲル化剤の量を増やすことが好ましい。
ここで、ゲル化剤と増粘剤とを混合する際には、ゲル化剤を、カラギーナンとゼラチンの混合物にすると共に、混合重量比を、カラギーナンとゼラチンの混合物80〜90%、増粘剤20〜10%にして混合し、更に、調理品におけるカラギーナンとゼラチンの混合物(ゲル化剤のみ)の重量を、ソーセージ本体のベースの全体重量に対して3.0〜6.0%で配した際には、ソーセージの中心部を75〜90℃加熱した条件で、ソーセージ本体の切れ目により調理品を多量に流出させることも可能となるので、調理品がとろけ出ると同時に、カレーやシチューに含まれる2mm以下の小片や小粒の固形物を流出させることができ、一層、喫食時に食欲をそそるソーセージの外観や、視覚的に優れたソーセージメニューを作ることができる。
以下本発明について、実施例を挙げ具体的に説明する。
[実施例1]
切れ目からポークカレーがとろけ出す切れ目入りソーセージの製造方法の実施例を説明する。
実施例としては、下記の如く、調理品を製造する工程と、ソーセージ本体のベースを製造する工程と、調理品をソーセージ本体の内部に配する工程と、ソーセージ本体に切れ目を入れる工程とを順に介して製品としている。
Figure 2009017806
Figure 2009017806
調理品を製造する工程では、表1に示す配合でカレーゲルを製造しており、具体的には、初めに豚肉を2〜3mmにチョッピングして挽肉を用意し、別途、りんご、人参、ジャガイモをジューサーミキサー等で夫々ピューレ状にして準備する。次に、ピューレ状のリンゴ5.00部、人参3.00部、ジャガイモ2.00部、水65.80部を攪拌し、続いて寒天1.50部、ゼラチン6.00部、グアガム1.00部を添加して攪拌しながら加熱溶解し、更に豚挽肉5.00部、カレー粉3.00部、砂糖2.00部、食塩0.20部、ビーフエキス調味料0.50部を加えて攪拌し、仕上りの途中に牛乳5.00部を混合して煮込む。それを、ステンレス製の薄めの角型容器に型入れし、冷蔵庫で1晩冷却してゲル状に固形化させ、そのゲルを適当な大きさに割った後、数分間カッターで細切又は破砕し、固形ゲルを製造する。なお、カレーゲルを製造する際には、小麦粉にバター等を混ぜて褐色になるまで妙めてルーを作り、当該ルーに上記の素材等を加えてカレーゲルを製造しても良い。
ソーセージ本体のベースの練り肉を製造する工程では、表2に示す配合で製造しており、具体的には、豚肉60.00部と豚脂肪13.4部とをチョッピングして挽肉にし、これに食塩1.00部、亜硝酸ナトリウム0.01部を添加・混合して冷蔵庫で数時間から数日静置する。その後、静置した挽肉に、リン酸塩0.03部、アスコルビン酸ナトリウム0.09部、香辛料0.20部を加えて、数分間カッティングし、これに氷水を加えて更に2〜15分間カッティングして、ソーセージ本体のベース(ソーセージ生地)である練り肉を製造する。
調理品をソーセージ本体の内部に配する工程では、ミキサーに練り肉と調理品のカレーゲルを加えて、カレーゲルが潰れない程度の低速回転で混合し、その後、混合したものを、径が18〜22mmの羊腸に充填し、適当な長さに結節して乾燥・燻煙・蒸煮・冷却する。
ソーセージ本体に切れ目を入れる工程では、半製品の表面に長さ10mm、深さ2mm程度の切れ目ができるナイフ付きの切れ目入り機で斜めに切れ目を教本入れて製品とする。
これにより、喫食時において、この切り目入りソーセージをフライパンに入れて焼いた際には、ソーセージの切れ目からポークカレーゲルが溶け出して、風味、外観ともに好適となり、美味しいものとなった。
[実施例2]
切れ目からビーフシチューがとろけ出す切れ目入りソーセージの製造方法の実施例を説明する。
実施例2としては、実施例1と同様に下記の如く、調理品を製造する工程と、ソーセージ本体のベースを製造する工程と、調理品をソーセージ本体の内部に配する工程と、ソーセージ本体に切れ目を入れる工程とを順に介して製品としている。
Figure 2009017806
Figure 2009017806
調理品を製造する工程では、表3に示す配合でシチューゲルを製造しており、具体的には、初めに牛肉を2〜3mmにチョッピングして得た牛挽肉を少量の脂で妙めておき、別途、りんご、人参、ジャガイモをジューサーミキサー等で夫々ピューレ状にして準備する。次に、直火釜を予備加熱して温め、マーガリン4.00部を入れて加熱し、溶かしてから小麦粉4.00部を入れて中火で攪拌しながら焦げ茶色になるまで妙め、ブラウンルーを作り、当該ブラウンルーに、ピューレ状のリンゴ5.00部、人参3.00部、水56.00部を加えて攪拌し、続いて、ゼラチン3.00部、カラギーナン4.00部、グアガム0.80部を添加して攪拌しながら加熱溶解し、更に、先に妙めた牛挽肉5.00部、トマトペースト2.00部、砂糖2.00部、食塩0.20部、ビーフ調味料0.5部を加えて攪拌しながら煮込み、途中で牛乳5.00部を混合して仕上げる。それを、ステンレス製の薄めの角型容器に型入れし、冷蔵庫で1晩冷却してゲル状に固形化させ、そのゲルを適当な大きさに割った後、数分間カッターで細切又は破砕し、径1〜7mmの固形のシチューゲルを製造する。
ソーセージ本体のベースの練り肉を製造する工程では、表4に示す配合で製造しており、具体的には、豚肉60.00部と豚脂肪13.4部とをチョッピングして挽肉にし、これに食塩1.00部、亜硝酸ナトリウム0.01部を添加・混合して冷蔵庫で数時間から数日静置する。その後、静置した挽肉に、リン酸塩0.03部、アスコルビン酸ナトリウム0.09部、香辛料0.20部を加えて、数分間カッティングし、これに氷水を加えて更に2〜15分間カッティングして、ソーセージ本体のベース(ソーセージ生地)である練り肉を製造する。
調理品をソーセージ本体の内部に配する工程では、ミキサーに練り肉と調理品のシチューゲルを加えて、シチューゲルが潰れない程度の低速回転で混合し、その後、混合したものを、径が25〜35mmの羊腸に充填し、適当な長さに結節して乾燥・燻煙・蒸煮・冷却する。
ソーセージ本体に切れ目を入れる工程では、半製品の表面に長さ10mm、深さ2mm程度の切れ目ができるナイフ付きの切れ目入り機で斜めに切れ目を教本入れて製品とする。
これにより、喫食時において、この切り目入りソーセージをフライパンに入れて焼いた際には、ソーセージの切れ目からシチューゲルが溶け出して、風味、外観ともに好適となり、美味しいものとなった。
尚、本発明の切れ目入りソーセージ及びその製造方法は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。

Claims (4)

  1. 加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化するゲル化剤と、加熱溶解後に冷却してもゲル化しない増粘剤とを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、該調理品を加熱融解して冷却によりゲル化し、ゲル化した調理品を細切又は/及び破砕してソーセージ本体の内部に配し、ソーセージ本体の表面に切れ目を入れ、喫食時には加熱により切れ目から調理品がとろけ出るように構成したことを特徴とする切れ目入りソーセージ。
  2. 加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化する寒天、ゼラチン、カラギーナン、タマリンドシードガム、キサンタンガム、ファーセルラン、コラーゲンパウダー、澱粉の少なくとも1つと、加熱溶解後に冷却してもゲル化しないグアガム、ローカストビンガム、アルギン酸ナトリウム、ワキシースターチの少なくとも1つとを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、該調理品を加熱溶融して冷却によりゲル化し、更にゲル化した調理品を細切又は/及び破砕して、ソーセージ生地に対し全体重量の5重量%〜50重量%を添加するようソーセージ本体の内部に配し、ソーセージ本体の表面に切れ目を入れ、喫食時には加熱により切れ目から調理品がとろけ出るように構成したことを特徴とする切れ目入りソーセージ。
  3. 加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化するゲル化剤と、加熱溶解後に冷却してもゲル化しない増粘剤とを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、該調理品を加熱融解して冷却によりゲル化し、ゲル化した調理品を細切又は/及び破砕してソーセージ本体の内部に配し、ソーセージ本体の表面に切れ目を入れ、喫食時には加熱により切れ目から調理品がとろけ出ることを特徴とする切れ目入りソーセージの製造方法。
  4. 加熱溶解性を有して加熱冷却によりゲル化する寒天、ゼラチン、カラギーナン、タマリンドシードガム、キサンタンガム、ファーセルラン、コラーゲンパウダー、澱粉の少なくとも1つと、加熱溶解後に冷却してもゲル化しないグアガム、ローカストビンガム、アルギン酸ナトリウム、ワキシースターチの少なくとも1つとを、カレー、シチュー、カレーソース、シチューソース、デミグラスソース又はハヤシソースから選択した1つに混合して調理品にし、該調理品を加熱溶融して冷却によりゲル化し、更にゲル化した調理品を細切又は/及び破砕して、ソーセージ生地に対し全体重量の5重量%〜50重量%を添加するようソーセージ本体の内部に配し、ソーセージ本体の表面に切れ目を入れ、喫食時には加熱により切れ目から調理品がとろけ出ることを特徴とする切れ目入りソーセージの製造方法。
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