JP2009011216A - 電子レンジによる骨付き鳥もも肉の調理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子レンジによる加熱用容器を利用した、骨付き鳥もも肉Mの調理方法であって、前処理工程P1と、焼目付け工程P2と、冷凍工程P3と、加熱用容器10を用いる解凍・調理工程P4との組合わせからなる調理方法により、表面に焼目が付けられ中身は生のままで冷蔵保存、又は冷凍保存された骨付き鳥もも肉Mを、圧力調整機構を有する容器内に閉じ込められた水蒸気雰囲気下において加熱調理するので、骨付き鳥もも肉Mから水分が蒸発してぱさつくことがなく、ジューシーで、あたかも、焼き立てのような食品として調理することができる。
【選択図】図1
Description
容器本体、蓋体、及び該蓋体に設けられた圧力調整機構からなる、電子レンジ調理用容器を使用してマイクロ波加熱する骨付き鳥もも肉の調理方法であって、 前記容器本体は、底部に、リブで仕切られた油溜めを、上部に、本体嵌合部を具え、
前記蓋体は、下部に蓋体下部嵌合部、上部に前記圧力調整機構を具え、
前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部が嵌合一体化され、
前記圧力調整機構により、調理時の容器内の圧力をコントロールしながら調理することを特徴とする調理方法によって、前記課題を解決した。
そして、骨付き鳥もも肉を容器内に閉じ込められた水蒸気雰囲気下において加熱調理するので、骨付き鳥もも肉から水分が蒸発してぱさつくことがなく、ジューシーで、あたかも、焼き立てのような食品として調理することができる。
しかも、骨付き鳥もも肉の加熱に際して、油脂分が削ぎ落とされ、容器の底に溜まって分離されるので、油脂分の少ないグリルドチキンが得られ、健康にも良い。
また、本発明を実施するには、骨付き鳥もも肉は冷凍保存されたものでよいので、外国への輸出も可能となる。
次に、上記のもも肉を裏返し、図2(b)に示すように、もも肉の皮のない裏面の、肉の厚い部分に切れ目(隠し包丁)105を入れておく。これにより、もも肉への火の通りが良くなるとともに、肉の内部にまで、後述する下味が染込み易くなる。
また、もも肉に塩・胡椒等の調味料を振掛けたり、たれに漬け込んだりして下味処理する。この処理は、下味処理であるので、後述する解凍・調理工程終了後に、好みに応じて、醤油、塩、辛子、香辛料等によりさらなる味付けをすることができることは当然である。
ここで、P3の冷凍工程は必須ではない。図1のP1〜P4の全工程が比較的短期間で済む場合には、冷凍によらず、冷蔵保存で足りることもある。
前述のP3の工程が冷凍保存ではなく冷蔵保存であった場合には、もも肉を解凍することはなく、単に加熱・調理工程となることは当然である。
また、冷凍保存されたもも肉を調理する場合には、冷凍状態のもも肉に対して自然解凍・冷蔵解凍等の解凍処理を施した後に電子レンジで加熱・調理しても良いし、解凍処理を施さず、電子レンジで解凍・調理を同時に行なうこともできる。
図中、符号1は容器本体、2は蓋体、3はキャップである。
この容器10は、容器本体1、蓋体2、及びキャップ3からなり、容器本体1は、上部に本体嵌合部9を具え、蓋体2は、下部に蓋体下部嵌合部13、上部に蓋体凹部7を具え、キャップ3は側面にキャップ嵌合部12を具え、本体嵌合部9と蓋体下部嵌合部13、蓋体凹部7とキャップ嵌合部12が嵌合一体化され、蓋体凹部7は、中心に蓋体開口部8、側面に蓋体蒸気排出溝18を具えている。
蓋体2の高さは、容器本体1の高さより少し低く、キャップ3の底面23が上方向の凸状をなすことが望ましい。
しかし、容器10内のもも肉によって水蒸気の発生量やこれに伴う膨張比がそれぞれ異なるため、急激に膨張しエネルギーをキャップ3の構造のみで100%の圧力を受けるのではなく、図6(c)に示すように、蓋体2と容器本体1との嵌合部において、蓋体下部係合部13cより本体壁部9bを数ミリ単位で大きく寸法差を設けることにより、蓋体2が上下方向に相対移動して、蓋体2全体でこの瞬間的水蒸気を一時的に受けて、キャップ3にかかるエネルギー量を緩和することができる。
この第2の実施形態の容器は、本発明の第1の実施形態の容器と同等の優れた蒸気排出機能を有するのみならず、第1の実施形態の容器と比較して、形状が比較的単純であることから、金型で成形する際にプラスチックの離れがよく、簡便に製造することができるという利点を有する。
しかし、容器内のもも肉によって水蒸気の発生量やこれに伴う膨張比がそれぞれ異なるため、急激に膨張しエネルギーをキャップ3の構造のみで100%の圧力を受けるのではなく、図10(c)に示すように、蓋体2と容器本体1との嵌合部において、蓋体下部係合部13cより本体壁部9bを数ミリ単位で大きく寸法差を設けることにより、蓋体2が上下方向に相対移動して、蓋体2全体でこの瞬間的水蒸気を一時的に受けて、キャップ3にかかるエネルギー量を緩和することができる。
また、このときのキャップ蒸気排出溝25はキャップ3の外側面に等間隔で複数配置することが好ましい。
また、調理加熱後は、容器内が自然に減圧するので、調理前と同様に、容器本体と蓋体、蓋体とキャップが、嵌合部により安定的に嵌着されるので、もも肉から出る汁を漏らしたり、埃や塵が容器内部に混入することを防ぐことができるという顕著な効果を奏する。
さらに、本発明の第2の実施形態の容器によれば、形状が比較的単純であることから、金型で成形する際にプラスチックの離れがよく、簡便に製造することができる。
従って、結果として、出来上がるグリルドチキンは、油脂分が少なくなり、味も、健康にも、良いものとなる。
また、図4(b)に、本発明の実施形態4として、食材仕切り用リブを骨付き鳥もも肉Mの形状により適合するように、非直線状のリブ40’にした容器本体1’’を示す(なお、実施形態1の容器本体1と同じ部材には同じ符号を付してある。)。
実施例1では、上記の前処理・焼目付け処理後、冷蔵保存したもも肉、実施例2では冷凍保存したもも肉を16時間自然解凍したもの、実施例3では冷凍保存したもも肉を24時間冷蔵解凍したものを、それぞれ、電子レンジの出力数500Wで、8分30秒間加熱・調理した。また、実施例4では、上記の前処理・焼目付け処理後、冷凍保存したもも肉を解凍することなく、そのまま、電子レンジの出力数500Wで、13分間加熱・調理した。
2:蓋体
3:キャップ(圧力調整機構)
7:蓋体凹部(圧力調整機構)
8:蓋体開口部(圧力調整機構)
9:本体嵌合部
10:容器
11:蓋体上部嵌合部
12:キャップ嵌合部
13:蓋体下部嵌合部
18:蓋体蒸気排出溝(圧力調整機構)
23:キャップ底面
25:キャップ蒸気排出溝(圧力調整機構)
30:油溜め用リブ
40:(骨付き鳥もも肉)食材仕切り用リブ
50:油溜め
101:ガス抜き孔
102:切れ目
105:切れ目
M:骨付き鳥もも肉食材
Claims (8)
- 表面に焼目を付け中身は生のままの骨付き鳥もも肉を、
容器本体、蓋体、及び該蓋体に設けられた圧力調整機構からなる、電子レンジ調理用容器を使用してマイクロ波加熱する骨付き鳥もも肉の調理方法であって、 前記容器本体は、底部に、リブで仕切られた油溜めを、上部に、本体嵌合部を具え、
前記蓋体は、下部に蓋体下部嵌合部、上部に前記圧力調整機構を具え、
前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部が嵌合一体化され、
前記圧力調整機構により、調理時の容器内の圧力をコントロールしながら調理することを特徴とする、
骨付き鳥もも肉の調理方法。 - 前記圧力調整機構が、前記蓋体中心に設けられた蓋体開口部を有しその側面に蓋体上部嵌合部を具えた凹部と、側面にキャップ嵌合部を具え前記凹部に嵌合されるキャップと、前記凹部側面又はキャップ側面に設けた蒸気排出溝とからなる、請求項1の骨付き鳥もも肉の調理方法。
- 前記本体嵌合部が本体段部、本体壁部、及び本体環状突部からなり、蓋体下部嵌合部が蓋体底部、蓋体壁部、及び蓋体環状係合部からなる、請求項1又は2の骨付き鳥もも肉の調理方法。
- 前記容器本体が、前記リブで仕切られた油溜めの上方に前記リブと直交して設けられた食材の仕切り用リブを具える、請求項1から3のいずれかの骨付き鳥もも肉の調理方法。
- 冷凍保存された骨付き鳥もも肉を使用する、請求項1から4のいずれかの骨付き鳥もも肉の調理方法。
- 前記冷凍保存された骨付き鳥もも肉を解凍した後使用する、請求項5の骨付き鳥もも肉の調理方法。
- 前記骨付き鳥もも肉に切れ目が入れられている、請求項1から6のいずれかの骨付き鳥もも肉の調理方法。
- 前記骨付き鳥もも肉の皮にガス抜きのための孔が開けられている、請求項1から7のいずれかの骨付き鳥もも肉の調理方法。
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