JPH11268779A - 電子レンジ加熱用包装容器材 - Google Patents
電子レンジ加熱用包装容器材Info
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- JPH11268779A JPH11268779A JP9234898A JP9234898A JPH11268779A JP H11268779 A JPH11268779 A JP H11268779A JP 9234898 A JP9234898 A JP 9234898A JP 9234898 A JP9234898 A JP 9234898A JP H11268779 A JPH11268779 A JP H11268779A
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- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/24—Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants
- B65D81/26—Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants with provision for draining away, or absorbing, or removing by ventilation, fluids, e.g. exuded by contents; Applications of corrosion inhibitors or desiccators
- B65D81/264—Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants with provision for draining away, or absorbing, or removing by ventilation, fluids, e.g. exuded by contents; Applications of corrosion inhibitors or desiccators for absorbing liquids
- B65D81/265—Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants with provision for draining away, or absorbing, or removing by ventilation, fluids, e.g. exuded by contents; Applications of corrosion inhibitors or desiccators for absorbing liquids the absorbent being placed beneath a false bottom
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- B65D2581/3455—Packages having means for improving the internal circulation of air
- B65D2581/3456—Means for holding the contents at a distance from the base of the package, e.g. raised islands or protrusions
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】器体底面部上に収容物を収容する側に突出
した、２以上の板状凸部が並列に形成されたリブ構造等
の隆起形状部を有する電子レンジ加熱用包装容器材。 【効果】 収容物が安定的に保持されつつ、陳列、保
管、加熱調理中に収容物から分離した液体は、器体底面
部上へ落下し、収容物付近から速やかに排出される。ま
た、分離し、滴下した液体は収容物に再付着しにくく、
加熱調理中も包装容器材が収容物の温度上昇の影響を受
けにくい。
した、２以上の板状凸部が並列に形成されたリブ構造等
の隆起形状部を有する電子レンジ加熱用包装容器材。 【効果】 収容物が安定的に保持されつつ、陳列、保
管、加熱調理中に収容物から分離した液体は、器体底面
部上へ落下し、収容物付近から速やかに排出される。ま
た、分離し、滴下した液体は収容物に再付着しにくく、
加熱調理中も包装容器材が収容物の温度上昇の影響を受
けにくい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵あるいは冷凍
された食品類を包装し、そのまま電子レンジ加熱により
調理するのに好適な包装容器材に関するものである。
された食品類を包装し、そのまま電子レンジ加熱により
調理するのに好適な包装容器材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】生鮮食品あるいは半調理食品を電子レン
ジにより加熱調理して蒸し物あるいは焼き物風に仕上げ
る場合、余分な水分の付着がないことが望まれるが、加
熱調理中に水分、油等の液体が分離しやすい食品である
と、通常使用する皿等にのせただけでは液体が食品に再
付着し、調理の仕上りが悪くなる。
ジにより加熱調理して蒸し物あるいは焼き物風に仕上げ
る場合、余分な水分の付着がないことが望まれるが、加
熱調理中に水分、油等の液体が分離しやすい食品である
と、通常使用する皿等にのせただけでは液体が食品に再
付着し、調理の仕上りが悪くなる。
【０００３】また、これらの生鮮食品あるいは半調理食
品は、トレーのような包装材にのせて包装され、陳列販
売されることが多いが、このような包装材の底面部は、
従来平面状であり、凹凸が形成されていても滑り止め程
度のものであるので、包装材が加熱調理に適した素材で
あっても、加熱調理中に上記の様な液体の再付着が生じ
たり、また、陳列、保管時にも食品から分離したドリッ
プ等の液体が、底面部に溜り、食品に再付着して鮮度の
低下など物品の損傷を大きくする傾向があった。
品は、トレーのような包装材にのせて包装され、陳列販
売されることが多いが、このような包装材の底面部は、
従来平面状であり、凹凸が形成されていても滑り止め程
度のものであるので、包装材が加熱調理に適した素材で
あっても、加熱調理中に上記の様な液体の再付着が生じ
たり、また、陳列、保管時にも食品から分離したドリッ
プ等の液体が、底面部に溜り、食品に再付着して鮮度の
低下など物品の損傷を大きくする傾向があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するために、特に加熱調理中に収容物から分離し
た液体の収容物への再付着を防止することを目的として
いる。
を解決するために、特に加熱調理中に収容物から分離し
た液体の収容物への再付着を防止することを目的として
いる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１の電子
レンジ加熱用包装容器材（以下、包装容器材と略するこ
ともある。）は、器体を有する包装容器材であって、該
器体底面部上に収容物を収容する側に突出した隆起形状
部を有する。
レンジ加熱用包装容器材（以下、包装容器材と略するこ
ともある。）は、器体を有する包装容器材であって、該
器体底面部上に収容物を収容する側に突出した隆起形状
部を有する。
【０００６】上記包装容器材は、器体底面部上に突出し
た隆起形状部上に収容物が載置するため、加熱調理中に
収容物から分離した液体は、器体底面部上へ落下する。
た隆起形状部上に収容物が載置するため、加熱調理中に
収容物から分離した液体は、器体底面部上へ落下する。
【０００７】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
好ましくは、請求項２に記載するように、隆起形状部
が、２以上の板状凸部が並列に形成されたリブ構造であ
るのが良い。
好ましくは、請求項２に記載するように、隆起形状部
が、２以上の板状凸部が並列に形成されたリブ構造であ
るのが良い。
【０００８】隆起形状部が、２以上の板状凸部が並列に
形成されたリブ構造であることにより、収容物が安定的
に保持され、陳列時、保管時、調理中にも収容物の底面
部への落下や変形が防止される。また、板状凸部同士の
間に形成される空隙を通路として、収容物より分離した
液体が速やかに排出される。
形成されたリブ構造であることにより、収容物が安定的
に保持され、陳列時、保管時、調理中にも収容物の底面
部への落下や変形が防止される。また、板状凸部同士の
間に形成される空隙を通路として、収容物より分離した
液体が速やかに排出される。
【０００９】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
さらに好ましくは、請求項３に記載するように、隆起形
状部における板状凸部同士の間隔が５０ｍｍ以下、特に
好ましくは２０ｍｍ以下であるのが良い。
さらに好ましくは、請求項３に記載するように、隆起形
状部における板状凸部同士の間隔が５０ｍｍ以下、特に
好ましくは２０ｍｍ以下であるのが良い。
【００１０】板状凸部同士の間隔が５０ｍｍ以下、特に
２０ｍｍ以下であることにより、収容物がより安定に保
持される。
２０ｍｍ以下であることにより、収容物がより安定に保
持される。
【００１１】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
さらに好ましくは、請求項４に記載するように、板状凸
部の高さが１ｍｍ以上、特に好ましくは２ｍｍ以上であ
るのが良い。
さらに好ましくは、請求項４に記載するように、板状凸
部の高さが１ｍｍ以上、特に好ましくは２ｍｍ以上であ
るのが良い。
【００１２】板状凸部の高さが１ｍｍ以上、特に２ｍｍ
以上であることにより、収容物と包装容器材の器体底面
部との距離が離れ、分離し、滴下した液体が再付着しに
くく、また、包装容器材が収容物の温度上昇の影響を受
けにくい。
以上であることにより、収容物と包装容器材の器体底面
部との距離が離れ、分離し、滴下した液体が再付着しに
くく、また、包装容器材が収容物の温度上昇の影響を受
けにくい。
【００１３】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
さらに好ましくは、請求項５に記載するように、板状凸
部の断面形状が、器体底面部から遠いほど幅が狭くなる
形状であるのが良い。
さらに好ましくは、請求項５に記載するように、板状凸
部の断面形状が、器体底面部から遠いほど幅が狭くなる
形状であるのが良い。
【００１４】板状凸部の断面形状が、器体底面部から遠
いほど幅が狭くなる形状であることにより、収容物と包
装容器材の接触面積が小さくなり、分離し、滴下した液
体が再付着しにくく、また、包装容器材が収容物の温度
上昇の影響を受けにくい。
いほど幅が狭くなる形状であることにより、収容物と包
装容器材の接触面積が小さくなり、分離し、滴下した液
体が再付着しにくく、また、包装容器材が収容物の温度
上昇の影響を受けにくい。
【００１５】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
好ましくは、請求項６に記載するように、器体底面部が
収容物を収容する側に膨らんだ膨らみ形状であり、およ
び／または該器体を平面上に載置した際に器体底面部が
傾斜した状態となるように形成されているのが良い。
好ましくは、請求項６に記載するように、器体底面部が
収容物を収容する側に膨らんだ膨らみ形状であり、およ
び／または該器体を平面上に載置した際に器体底面部が
傾斜した状態となるように形成されているのが良い。
【００１６】器体底面部を膨らみ形状および／または傾
斜状態となるよう形成することより、液体は速やかに器
体周辺部へ移動する。従って、滴下した液体の収容物へ
の再付着が防止される。
斜状態となるよう形成することより、液体は速やかに器
体周辺部へ移動する。従って、滴下した液体の収容物へ
の再付着が防止される。
【００１７】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
好ましくは、請求項７に記載するように、器体底面部上
の前記隆起形状部の側面部と器体側面部との間に空隙部
が設けられているのが良い。
好ましくは、請求項７に記載するように、器体底面部上
の前記隆起形状部の側面部と器体側面部との間に空隙部
が設けられているのが良い。
【００１８】器体底面部上の隆起形状部の側面部と器体
側面部との間に空隙部を設けることにより、液体の流路
が確保され、隆起形状部の底部付近に液体が溜りにくく
なるため、より収容物への液体の再付着が防止される。
側面部との間に空隙部を設けることにより、液体の流路
が確保され、隆起形状部の底部付近に液体が溜りにくく
なるため、より収容物への液体の再付着が防止される。
【００１９】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
請求項８に記載するように、器体の収容物を収容する側
において、底面部の周辺部に溝状部が設けられていても
良い。
請求項８に記載するように、器体の収容物を収容する側
において、底面部の周辺部に溝状部が設けられていても
良い。
【００２０】器体底面部上の隆起形状部の側面部と器体
側面部との間に、器体の収容物を収容する側から見て、
底面部の周辺部に凹状の溝状部を設けることにより、よ
り液体が流れやすく、滴下した液体の収容物への再付着
が防止される。
側面部との間に、器体の収容物を収容する側から見て、
底面部の周辺部に凹状の溝状部を設けることにより、よ
り液体が流れやすく、滴下した液体の収容物への再付着
が防止される。
【００２１】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
請求項９に記載するように、器体の収容物を収容する側
において、前記隆起形状部を有する部分と仕切りにより
隔てられた収容部を別に有していてもよい。
請求項９に記載するように、器体の収容物を収容する側
において、前記隆起形状部を有する部分と仕切りにより
隔てられた収容部を別に有していてもよい。
【００２２】別の収容部を有することにより、たれやソ
ース等の調味料や副菜を収容し、加熱調理後そのまま本
発明の包装容器材を食器として用いることができる。
ース等の調味料や副菜を収容し、加熱調理後そのまま本
発明の包装容器材を食器として用いることができる。
【００２３】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
請求項１０に記載するように、特に肉類の包装用および
調理用として好適である。
請求項１０に記載するように、特に肉類の包装用および
調理用として好適である。
【００２４】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて、本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
らに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【００２５】図１〜７に本発明の実施例の一つである電
子レンジ加熱用包装容器材の器体を示す。図１は器体の
斜視図、図２は器体の平面図、図３は図１の器体をＸ方
向から見た側面図、図４は図１の器体のＡ−Ａ断面図、
図５はＹ方向から見た側面図、図６は図１の器体のＢ−
Ｂ断面図、図７は図１の器体のＣ−Ｃ断面図、である。
子レンジ加熱用包装容器材の器体を示す。図１は器体の
斜視図、図２は器体の平面図、図３は図１の器体をＸ方
向から見た側面図、図４は図１の器体のＡ−Ａ断面図、
図５はＹ方向から見た側面図、図６は図１の器体のＢ−
Ｂ断面図、図７は図１の器体のＣ−Ｃ断面図、である。
【００２６】上記器体１は、図１に示されるように、器
体の収容部の大部分を占める主要な収容部２と、収容部
２とは仕切り４で隔てられた別の収容部３からなる。収
容部２には、図２、図４に示されるように、器体底面部
５上の収容物収容側に突出した隆起形状部６が形成され
ている。隆起形状部６は、断面が器体底面部から遠い程
幅が狭くなる略三角形状で、かつ頂部が曲面状の複数の
板状凸部７が互いに並列になるように形成されたリブ構
造を有する。該板状凸部７の側面部８と器体側面部９と
の間に空隙部１０が設けられている。また、図６に示さ
れるように、器体底面部５が中心線Ｐを頂点とするよう
な、収容物を収容する側に膨らんだ膨らみ形状の曲面に
形成されている。
体の収容部の大部分を占める主要な収容部２と、収容部
２とは仕切り４で隔てられた別の収容部３からなる。収
容部２には、図２、図４に示されるように、器体底面部
５上の収容物収容側に突出した隆起形状部６が形成され
ている。隆起形状部６は、断面が器体底面部から遠い程
幅が狭くなる略三角形状で、かつ頂部が曲面状の複数の
板状凸部７が互いに並列になるように形成されたリブ構
造を有する。該板状凸部７の側面部８と器体側面部９と
の間に空隙部１０が設けられている。また、図６に示さ
れるように、器体底面部５が中心線Ｐを頂点とするよう
な、収容物を収容する側に膨らんだ膨らみ形状の曲面に
形成されている。
【００２７】従って、通常使用するように図１の器体１
を平面上に載置して物品を収容する場合、収容された収
容物は、隆起形状部６上に載置され、陳列、保管、加熱
調理時に収容物より水、油等の液体が滴下すると、該液
体は器体底面部５上に落下する。滴下した液体は、板状
凸部７の側面によって形成される空間１１を流路とし
て、器体周辺部へ排出される。器体周辺部には、空隙部
１０が設けられているため、空間１１に液体が溜りにく
い。滴下した液体が隆起形状部６の底部付近に留まら
ず、周辺部に移動するため、液体が収容物に再付着しに
くく、陳列、保管中の鮮度低下等の収容物の損傷を防止
し、加熱調理時の仕上がりを良くする。
を平面上に載置して物品を収容する場合、収容された収
容物は、隆起形状部６上に載置され、陳列、保管、加熱
調理時に収容物より水、油等の液体が滴下すると、該液
体は器体底面部５上に落下する。滴下した液体は、板状
凸部７の側面によって形成される空間１１を流路とし
て、器体周辺部へ排出される。器体周辺部には、空隙部
１０が設けられているため、空間１１に液体が溜りにく
い。滴下した液体が隆起形状部６の底部付近に留まら
ず、周辺部に移動するため、液体が収容物に再付着しに
くく、陳列、保管中の鮮度低下等の収容物の損傷を防止
し、加熱調理時の仕上がりを良くする。
【００２８】また、隆起形状部６がリブ構造であること
により、図８、図９に示されるように、収容物１２を支
える力が分散され、安定的に収容物を保持する一方、器
体１の強度を高めるという利点も有する。
により、図８、図９に示されるように、収容物１２を支
える力が分散され、安定的に収容物を保持する一方、器
体１の強度を高めるという利点も有する。
【００２９】さらに、図１の器体１は、収容部２とは仕
切り４で隔てられた別の収容部３を有するが、ここには
たれ等の調味料や副菜を収容し、共に供することができ
る。収容部３の形状は、収容物により適切な構造を有す
るよう形成すれば良く、既存の構造を有していて構わな
い。
切り４で隔てられた別の収容部３を有するが、ここには
たれ等の調味料や副菜を収容し、共に供することができ
る。収容部３の形状は、収容物により適切な構造を有す
るよう形成すれば良く、既存の構造を有していて構わな
い。
【００３０】上記空隙部１０は、さらに器体の収容物を
収容する側における溝状部としても良い。空隙部１０を
溝状部とすることにより、この溝状部が液体の流路兼液
体貯蔵部となるため、滴下した液体が収容物に再付着し
にくく、また、底面部中央付近へ逆流しにくい。
収容する側における溝状部としても良い。空隙部１０を
溝状部とすることにより、この溝状部が液体の流路兼液
体貯蔵部となるため、滴下した液体が収容物に再付着し
にくく、また、底面部中央付近へ逆流しにくい。
【００３１】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材の器
体において、底面部上に形成された隆起形状部の形状、
サイズ（平面形状のサイズ、高さ）、設置位置、個数等
は特に限定はなく、上記作用の範囲内で、器体のサイ
ズ、形状、収容する物品等により適宜設定される。ま
た、隆起形状部の高さは、一定でなくても良く、底面部
の形状に関わりなく隆起形状部上面部が一定の高さとな
るように形成しても良い。
体において、底面部上に形成された隆起形状部の形状、
サイズ（平面形状のサイズ、高さ）、設置位置、個数等
は特に限定はなく、上記作用の範囲内で、器体のサイ
ズ、形状、収容する物品等により適宜設定される。ま
た、隆起形状部の高さは、一定でなくても良く、底面部
の形状に関わりなく隆起形状部上面部が一定の高さとな
るように形成しても良い。
【００３２】前記実施形態に挙げたように、隆起形状部
をリブ構造とする場合でも、リブ構造を構成する板状凸
部の形状、サイズ（平面形状のサイズ、高さ）、設置位
置、個数等は特に限定はないが、板状凸部の高さを大き
く、板状凸部同士の間隔を狭く、また、板状凸部と収容
物の接触面積を小さくするのが好ましい。
をリブ構造とする場合でも、リブ構造を構成する板状凸
部の形状、サイズ（平面形状のサイズ、高さ）、設置位
置、個数等は特に限定はないが、板状凸部の高さを大き
く、板状凸部同士の間隔を狭く、また、板状凸部と収容
物の接触面積を小さくするのが好ましい。
【００３３】板状凸部同士の間隔を狭くすることによ
り、収容物が安定的に保持される。また、板状凸部の高
さを大きくすることにより、収容物と包装容器材底面部
との距離が離れ、分離し、滴下した液体が再付着しにく
く、また、包装容器材が収容物の温度上昇の影響を受け
にくい。さらに、板状凸部と収容物の接触面積を小さく
することによっても、分離した液体が再付着しにくく、
包装容器材が収容物の温度上昇の影響を受けにくい。
り、収容物が安定的に保持される。また、板状凸部の高
さを大きくすることにより、収容物と包装容器材底面部
との距離が離れ、分離し、滴下した液体が再付着しにく
く、また、包装容器材が収容物の温度上昇の影響を受け
にくい。さらに、板状凸部と収容物の接触面積を小さく
することによっても、分離した液体が再付着しにくく、
包装容器材が収容物の温度上昇の影響を受けにくい。
【００３４】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材の器
体において、隆起形状部を有する部分（収容部）の底面
部の膨らみ形状の形状、サイズ、あるいは傾斜の度合い
は、上記作用を有すれば、特に限定されず、器体のサイ
ズ、形状、収容する物品等により適宜設定すれば良い。
膨らみ形状としては、曲面状、多面体状のいずれも含ま
れる。
体において、隆起形状部を有する部分（収容部）の底面
部の膨らみ形状の形状、サイズ、あるいは傾斜の度合い
は、上記作用を有すれば、特に限定されず、器体のサイ
ズ、形状、収容する物品等により適宜設定すれば良い。
膨らみ形状としては、曲面状、多面体状のいずれも含ま
れる。
【００３５】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材の構
成、サイズ、形状は、上記作用を有すれば、特に限定さ
れず、前記実施の形態で示したように、器体と蓋体で包
装容器材を形成しても良いし、蓋体をフィルム状として
も良く、器体と蓋体がひんじ部等により一体に連結され
ていてもよい。また、器体のみで包装容器材としてフィ
ルム材等で覆うようにしても良い。さらに、器体と蓋体
から形成される閉蓋容器あるいは器体のみの形状も、底
面部を有すれば特に限定されず、直方体、円板体、円筒
体、略楕円体、略球体等の各種形状とすることができ
る。また、隆起形状部を有する部分と別の収容部は設け
られていなくてもよい。
成、サイズ、形状は、上記作用を有すれば、特に限定さ
れず、前記実施の形態で示したように、器体と蓋体で包
装容器材を形成しても良いし、蓋体をフィルム状として
も良く、器体と蓋体がひんじ部等により一体に連結され
ていてもよい。また、器体のみで包装容器材としてフィ
ルム材等で覆うようにしても良い。さらに、器体と蓋体
から形成される閉蓋容器あるいは器体のみの形状も、底
面部を有すれば特に限定されず、直方体、円板体、円筒
体、略楕円体、略球体等の各種形状とすることができ
る。また、隆起形状部を有する部分と別の収容部は設け
られていなくてもよい。
【００３６】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材から
閉蓋容器を形成する際の、器体と蓋体の固定方法は特に
限定はされず、上記実施の形態のように、器体および蓋
体のそれぞれ周辺部に設けた凸部および凹部の相対する
適宜の部位に、相互に嵌合し、繋止し合う構造部分を設
けてもよいし、器体および蓋体にそれぞれフランジを設
け、該フランジを重ね合わせて、粘着テープ、ステープ
ラー、熱融着等の一般の方法により繋止してもよく、ま
た、器体および蓋体のそれぞれ周辺部に設けた凸部およ
び凹部が互いに嵌合する構造であってもよい。
閉蓋容器を形成する際の、器体と蓋体の固定方法は特に
限定はされず、上記実施の形態のように、器体および蓋
体のそれぞれ周辺部に設けた凸部および凹部の相対する
適宜の部位に、相互に嵌合し、繋止し合う構造部分を設
けてもよいし、器体および蓋体にそれぞれフランジを設
け、該フランジを重ね合わせて、粘着テープ、ステープ
ラー、熱融着等の一般の方法により繋止してもよく、ま
た、器体および蓋体のそれぞれ周辺部に設けた凸部およ
び凹部が互いに嵌合する構造であってもよい。
【００３７】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材を形
成する素材は、電子レンジ加熱によるマイクロ波の影響
が少なく、調理加熱時の耐熱性を有するものであれば、
上記作用を阻害しない範囲で特に限定されないが、熱可
塑性の各種プラスチックあるいはエラストマーを主材と
するフィルムあるいはシートが好ましく、ポリプロピレ
ン等の耐熱性ポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、等のポリエス
テル系樹脂、耐衝撃性ポリスチレン系樹脂等が挙げられ
る。これらの樹脂を用いる場合は、フィルムまたはシー
ト状に加工し、次いで真空成形法や圧空成形法等によ
り、熱成形するか、または該成形材料を直接射出成形す
るかして包装容器材を容易に量産することができる。
成する素材は、電子レンジ加熱によるマイクロ波の影響
が少なく、調理加熱時の耐熱性を有するものであれば、
上記作用を阻害しない範囲で特に限定されないが、熱可
塑性の各種プラスチックあるいはエラストマーを主材と
するフィルムあるいはシートが好ましく、ポリプロピレ
ン等の耐熱性ポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、等のポリエス
テル系樹脂、耐衝撃性ポリスチレン系樹脂等が挙げられ
る。これらの樹脂を用いる場合は、フィルムまたはシー
ト状に加工し、次いで真空成形法や圧空成形法等によ
り、熱成形するか、または該成形材料を直接射出成形す
るかして包装容器材を容易に量産することができる。
【００３８】例えば、厚さ０．５ｍｍのポリプロピレン
を真空成形して作製した、図１に示されるような形状
の、収容部２の内寸が長辺１９０ｍｍ、短辺１００ｍ
ｍ、収容部３の内寸が包装容器材長辺側の辺３５ｍｍ、
包装容器材短辺側の辺１００ｍｍで、高さ２５ｍｍの概
ね直方体の器体の場合、底面部５はａ点とｂ点の高さの
差が４ｍｍの膨らみ形状であり、板状凸部７（隆起形状
部６）の高さｈは９ｍｍ以上、好ましくは５ｍｍ以上１
５ｍｍ以下、板状凸部７の底部の幅ｍは４ｍｍである。
各板状凸部７は、５０ｍｍ以下、好ましくは３ｍｍ以上
２０ｍｍ以下（特に５ｍｍ以下が好ましい）の間隔
（ｎ）で配置され、周辺部に幅１０ｍｍの空隙部１０を
有する。
を真空成形して作製した、図１に示されるような形状
の、収容部２の内寸が長辺１９０ｍｍ、短辺１００ｍ
ｍ、収容部３の内寸が包装容器材長辺側の辺３５ｍｍ、
包装容器材短辺側の辺１００ｍｍで、高さ２５ｍｍの概
ね直方体の器体の場合、底面部５はａ点とｂ点の高さの
差が４ｍｍの膨らみ形状であり、板状凸部７（隆起形状
部６）の高さｈは９ｍｍ以上、好ましくは５ｍｍ以上１
５ｍｍ以下、板状凸部７の底部の幅ｍは４ｍｍである。
各板状凸部７は、５０ｍｍ以下、好ましくは３ｍｍ以上
２０ｍｍ以下（特に５ｍｍ以下が好ましい）の間隔
（ｎ）で配置され、周辺部に幅１０ｍｍの空隙部１０を
有する。
【００３９】本発明の電子レンジ加熱用包装容器材は、
図８、９に示すように、隆起形状部６上に、収容物とし
て未調理のあるいは半調理の食品を載置し、蓋体により
閉蓋容器を形成して陳列、保管できるのみでなく、閉蓋
容器のまま、あるいは蓋体を外して、電子レンジを用い
て器体ごと収容物を加熱調理することができる。特に、
加熱時に水分、油分等の液体が分離し易く、液体を分離
して調理することが望まれる焼肉や蒸肉等の肉類の包装
用および調理用として好適である。
図８、９に示すように、隆起形状部６上に、収容物とし
て未調理のあるいは半調理の食品を載置し、蓋体により
閉蓋容器を形成して陳列、保管できるのみでなく、閉蓋
容器のまま、あるいは蓋体を外して、電子レンジを用い
て器体ごと収容物を加熱調理することができる。特に、
加熱時に水分、油分等の液体が分離し易く、液体を分離
して調理することが望まれる焼肉や蒸肉等の肉類の包装
用および調理用として好適である。
【００４０】
【発明の効果】上述の様に、本発明の電子レンジ加熱用
包装容器材は、収容物が安定的に保持されつつ、陳列、
保管、加熱調理中に収容物から分離した液体は、器体底
面部上へ落下し、収容物付近から速やかに排出される。
また、分離し、滴下した液体は収容物に再付着しにく
く、加熱調理中も包装容器材が収容物の温度上昇の影響
を受けにくい。従って、水分、油分等の液体が分離しや
すい食品、特に肉類の包装用および調理用として好適で
ある。
包装容器材は、収容物が安定的に保持されつつ、陳列、
保管、加熱調理中に収容物から分離した液体は、器体底
面部上へ落下し、収容物付近から速やかに排出される。
また、分離し、滴下した液体は収容物に再付着しにく
く、加熱調理中も包装容器材が収容物の温度上昇の影響
を受けにくい。従って、水分、油分等の液体が分離しや
すい食品、特に肉類の包装用および調理用として好適で
ある。
【図１】本発明の一実施例である電子レンジ加熱用包装
容器材の器体の斜視図である。
容器材の器体の斜視図である。
【図２】図１の器体の平面図である。
【図３】図１の器体をＸ方向から見た側面図である。
【図４】図１の器体のＡ−Ａ断面図である。
【図５】図１の器体をＹ方向から見た側面図である。
【図６】図１の器体のＢ−Ｂ断面図である。
【図７】図１の器体のＣ−Ｃ断面図である。
【図８】本発明の作用を示す図である。
【図９】図１の器体に食品を収容した状態を示す図であ
る。
る。
１ 本発明の電子レンジ加熱用包装容器材における器体 ２ 隆起形状部を有する収容部 ３ 別の収容部 ４ 仕切り ５ 器体底面部 ６ 隆起形状部 ７ 板状凸部 ８ 板状凸部側面部 ９ 器体側面部 １０ 空隙部 １１ 板状凸部の側面によって形成される空間 １２ 収容物（生肉） １２’ 収容物（たれ） １３ 収容物にかかる力 １４ 液体 Ｐ 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０５Ｂ 6/64 Ｈ０５Ｂ 6/64 Ｊ
Claims (10)
- 【請求項１】 器体を有する包装容器材であって、該器
体底面部上に収容物を収容する側に突出した隆起形状部
を有することを特徴とする電子レンジ加熱用包装容器
材。 - 【請求項２】 前記隆起形状部が、２以上の板状凸部が
並列に形成されたリブ構造であることを特徴とする請求
項１記載の電子レンジ加熱用包装容器材。 - 【請求項３】 前記板状凸部同士の間隔が５０ｍｍ以下
であることを特徴とする請求項２記載の電子レンジ加熱
用包装容器材。 - 【請求項４】 前記板状凸部の高さが１ｍｍ以上である
ことを特徴とする請求項２または３記載の電子レンジ加
熱用包装容器材。 - 【請求項５】 前記板状凸部の断面形状が、器体底面部
から遠いほど幅が狭くなる形状であることを特徴とする
請求項２乃至４のいずれか一項に記載の電子レンジ加熱
用包装容器材。 - 【請求項６】 前記器体底面部が収容物を収容する側に
膨らんだ膨らみ形状であり、および／または該器体を平
面上に載置した際に器体底面部が傾斜した状態となるよ
うに形成されていることを特徴とする請求項１乃至５の
いずれか一項に記載の電子レンジ加熱用包装容器材。 - 【請求項７】 器体底面部上の前記隆起形状部の側面部
と器体側面部との間に空隙部が設けられていることを特
徴とする請求項１乃至６のいずれか一項に記載の電子レ
ンジ加熱用包装容器材。 - 【請求項８】 器体の収容物を収容する側において、底
面部の周辺部に溝状部が設けられていることを特徴とす
る請求項７記載の電子レンジ加熱用包装容器材。 - 【請求項９】 器体の収容物を収容する側において、前
記隆起形状部を有する部分と仕切りにより隔てられた収
容部を別に有することを特徴とする請求項１乃至８のい
ずれか一項に記載の電子レンジ加熱用包装容器材。 - 【請求項１０】 肉類の包装用および調理用であること
を特徴とする請求項１乃至９のいずれか一項に記載の電
子レンジ加熱用包装容器材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9234898A JPH11268779A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 電子レンジ加熱用包装容器材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9234898A JPH11268779A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 電子レンジ加熱用包装容器材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11268779A true JPH11268779A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14051909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9234898A Pending JPH11268779A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 電子レンジ加熱用包装容器材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11268779A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100436263B1 (ko) * | 2002-03-26 | 2004-06-16 | 삼성전자주식회사 | 조리용기 및 이 조리용기를 구비한 전자렌지 |
| FR2897850A1 (fr) * | 2006-02-28 | 2007-08-31 | Uniq Foods Ltd | Conditionnement de preparations alimentaires non homogenes |
| EP1935300A1 (en) * | 2006-12-21 | 2008-06-25 | Merrychef Limited | Food support for use in a microwave oven |
| JP2009011216A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Ｎｅｗｓ Ｃｈｅｆ株式会社 | 電子レンジによる骨付き鳥もも肉の調理方法 |
| JP5293807B2 (ja) * | 2009-03-18 | 2013-09-18 | パナソニック株式会社 | 調理器具とそれを備えた加熱装置 |
| JP2017019561A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 東京食品機械株式会社 | 包装容器及びそれを用いた調理方法 |
| JP2019142559A (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | シーピー化成株式会社 | 包装用容器 |
| JP2019196231A (ja) * | 2016-08-17 | 2019-11-14 | シーピー化成株式会社 | トレイ容器 |
| JP2020193041A (ja) * | 2020-08-27 | 2020-12-03 | シーピー化成株式会社 | トレイ容器 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP9234898A patent/JPH11268779A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100436263B1 (ko) * | 2002-03-26 | 2004-06-16 | 삼성전자주식회사 | 조리용기 및 이 조리용기를 구비한 전자렌지 |
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| EP1935300A1 (en) * | 2006-12-21 | 2008-06-25 | Merrychef Limited | Food support for use in a microwave oven |
| JP2009011216A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Ｎｅｗｓ Ｃｈｅｆ株式会社 | 電子レンジによる骨付き鳥もも肉の調理方法 |
| JP5293807B2 (ja) * | 2009-03-18 | 2013-09-18 | パナソニック株式会社 | 調理器具とそれを備えた加熱装置 |
| JP2017019561A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 東京食品機械株式会社 | 包装容器及びそれを用いた調理方法 |
| JP2019196231A (ja) * | 2016-08-17 | 2019-11-14 | シーピー化成株式会社 | トレイ容器 |
| JP2019142559A (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | シーピー化成株式会社 | 包装用容器 |
| JP2020193041A (ja) * | 2020-08-27 | 2020-12-03 | シーピー化成株式会社 | トレイ容器 |
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