JP2008546538A5 - - Google Patents

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楔形ドライブ用工具ファスニングデバイス
本発明は、工具を設置できる少なくとも一つの横面を持つ工具ファスニングデバイスを含む上部分楔形ドライブであって、スライダエレメント及びドライバーエレメントを有する上部分楔形ドライブ、並びにこのような楔形ドライブ用の工具ファスニングデバイスに関する。
楔形ドライブは、薄板金製賦形部品、詳細にはボディ加工部品の製造で使用するためのプレスの垂直方向に作用する力の方向を垂直方向以外の任意の方向に変えるのに役立つ。ボディ加工部品の製造において、構成要素の形状が、アンダーカット形体及び他の不規則な形状領域を含むということは、打ち抜きやプレスを垂直方向で行うプレス機や打抜機でこれらを加工できないという問題が生じるということを意味する。そのため、これらを加工する目的のため、楔形ドライブを使用しなければならない。このような楔形ドライブは、実質的に、スライダガイドエレメント即ちガイドベッドと、ドライバーエレメント即ちドライバー楔と、スライダエレメント即ちキャリッジとを含む。キャリッジは、他の二つのエレメントにより、楔の形状によって方向を変えたプレス力の方向を伝達する。楔形ドライブは、夫々の使用情況に応じて、プレス工具の上部分に配置されていてもよいし、下部分に配置されていてもよい。楔形ドライブの作動は、両方の場合で同じであり、即ちプレス工具が発生した力の方向を垂直方向以外の方向に向ける。通常は、プレス力の方向の変化は、楔形ドライブがプレス工具の上部分又は下部分のいずれに配置されているかで決まる。楔形ドライブは、プレス工具の下部分に設けられている場合には、一般的には、プレス工具のソール(水平)に対し、方向を最大20°変化させるのに対し、ボディ加工部分のプレス工具からの取り外しを改善するため、一般的には、楔形ドライブをプレス工具の上部分に設けることにより、方向を更に大きく変化させる。方向変化の程度は、プレス工具で行われる加工作業で決まり、夫々の楔形ドライブは、特に、開口部の穿孔を行い、ボディの部分的領域を切断して折り返した後、上方又は下方からは届かないアンダーカット部分を形成するときに使用される。
かくして、楔形ドライブはプレス工具の唯一の実施部材であり、例えばプレス工具の穿孔パンチ、切断ブレード、又は賦形ジョーを駆動するのに役立つ。その場合、楔形ドライブ自体は加工品と接触しない。楔形ドライブに固定された工具(パンチ、切断ブレード、賦形ジョー、等)しか、ボディ加工部品と接触又は係合しない。これらの工具は、加工品を斜め方向に機械加工できるようにするため、楔形ドライブの傾きに適当に適合させる。斜めに配向された構造のため、この形体は、製造上の問題を生じるばかりでなく、製造費を上昇する。このことは、最初に形成したときから既にわかっていた。そして、打ち抜き及び賦形を行う標準的な構成要素を交換するとき、楔形ドライブ全体を取り外さなければならない。しかしながら、多くの場合において、非常に大きな困難を伴わずにこれを行うことはできない。これは、ドライバー楔のキャリッジの外形状が角度をなしていないため、万力等でうまく掴むことができないためである。かくして、機械加工工具の装着は、非常に高く且つ割に合わない費用を掛けなければ行うことができない。
こうした問題点を解決するため、切断工具や賦形工具を楔形ドライブ及びプレス工具の外で機械加工工具に予め組み立てることができるように、楔形ドライブのスライダエレメントに取り付けることができる工具ファスニングデバイスが開発された。その結果、工具交換作業を手早く且つ問題なく行うことができる。
このような工具ファスニングデバイスは、例えばドイツ国特許第DE198 60 178C1号に開示されている。取り付けプレートと呼ばれるこの工具ファスニングデバイスは、後方からアクセスできるファスニングねじによって取り外される。このことは、後方から、即ちドライバーエレメントからアクセスできる程度までスライダエレメントを上方に変位させたときにしか、取り外すことができないということを意味する。工具ファスニングデバイスは、直角なプレートの形態をなしており、スライダエレメントの前側に配置され、ここに下向きにスライダガイドの方向に、ドライバーエレメントに向かって段によって支持されている。工具ファスニングデバイスは、横方向スラストをキャリッジに伝達するため、更に、T字形状溝を有する。
上述の種類の工具ファスニングデバイスには、磨耗した工具の交換及び大量生産における最初の形成が大幅に簡単になるという大きな利点がある。これは、楔形ドライブの小さな部品だけ、即ち工具ファスニングデバイスだけを、プレス工具から、交換されるべき工具とともに取り外せばよいためである。この作業は、時間が掛かり且つ一般的にかなり複雑で費用が掛かる、楔形ドライブ全体を完全に取り外す作業に代わって使用される。楔形ドライブ全体を完全に取り外す作業は、通常は、極めて労働集約的である。これは、プレス工具の空間的情況がひどく制限されており、楔形ドライブへのアクセスが困難であるためである。しかしながら、工具ファスニングデバイスは、許容差及びプレス工具ファスニングデバイス内で発生する力に関する高度の要求を満たす必要があるということに着目されたい。このことは、とりわけ、工具ファスニングデバイスが自動的に緩むことはなく、横方向に発生するスラスト力を吸収しなければならないということを意味する。更に、工具を楔形ドライブに正確に位置決めすることに関する高度の要求を満たすため、容易にアクセスできなければならず、組み立て及び取り外しを再現性を以て正確に行うことができなければならない。前方駆動移動、即ち加工手順では、楔形ドライブ全体が、撓むことなく、数百トンの力を伝達するため、工具ファスニングデバイスを楔形ドライブ上に固定的に且つしっかりと支持する必要がある。戻り移動では、工具ファスニングデバイスは、工具ファスニングデバイスに取り付けられた工具が、打抜作業又は賦形作業で、夫々の加工品と引っ掛かり係合した場合でも、曲がったり、楔形ドライブから千切り離されたり、その位置の外に引っ張られたりせず、これによって、引き込み移動で打ち勝たなければならない抵抗を生じる。一般的には、加工力の10%乃至15%の戻し力が生じる。即ち工具ファスニングデバイスが耐えることができなければならない大きな力が生じる。
ドイツ国特許第DE198 60 178C1号によれば、後方からアクセスできる止めねじによって、取り付けプレートを取り外すことができる。これらの止めねじは、水平方向に、即ち楔形ドライブの加工方向に配置されている。取り付けプレートが楔形ドライブの加工方向に対して垂直に又は少なくとも斜めに配置されている場合には、止めねじの寸法をかなり大きくしなければならない。これは、プレス工具の非常に制限された空間条件ではほとんど可能性がない。
工具ファスニングデバイスは、機械加工工具のバリの形成及び不必要な磨耗を回避できるようにしようとするものである。工具ファスニングデバイスの位置に関する精度の許容差又は再現性は、0.02mm以下でなければならない。通常は、このような僅かな許容差は、周知の工具ファスニングデバイスでは、たとえドイツ国特許第DE198 60 178C1号による工具ファスニングデバイスでも達成できない。
ドイツ国特許第DE198 60 178C1号
従って、本発明の目的は、精度及び許容差の再現性に関する上述の必要条件を満たし、そのため、オペレータは製造費及び保守の費用を低減でき、工具ファスニングデバイスを楔形ドライブから容易に取り外すことができるが、組み立て時に楔形ドライブに再現性を以て正確に位置決めでき且つ楔形ドライブに取り付けられ、作動時に工具ファスニングデバイス自体が安定しており且つプレスの使用における高い力に関して正確な位置に装着される、工具ファスニングデバイスを持つ上部分楔形ドライブ並びにこのような楔形ドライブ用の工具ファスニングデバイスを提供することである。
上記目的は、上部分楔形ドライブについて、請求項1に記載されているように、工具ファスニングデバイスを、加工位置の上部分楔形ドライブに関して下方に取り外すことができるように取り付ける、ことにより達成される。このような楔形ドライブ用の工具ファスニングデバイスについて、上記目的は、工具ファスニングデバイスが、スライダエレメント及びドライバーエレメントに積極的係止連結及び/又は力係止連結するための少なくとも一つの連結デバイスを有する、ことにより達成される。本発明の発展は、添付の特許請求の範囲に記載されている。
従って、工具ファスニングデバイスを加工位置の上部分楔形ドライブに関して下方に取り外すことができ、これによりアクセス性が良好であるという大きな利点を提供し、例えば打抜ダイや切断ダイ等の構成要素によりアクセスが更に容易になる、上部分楔形ドライブを提供する。例えば、ドイツ国特許第DE198 60 178C1号には、ファスニング手段へのアクセスが比較的困難であるという問題があるが、この文献では、このことは解決されていない。
スライダエレメント及びドライバーエレメントの両方に積極的に係止した関係で及び/又は力係止関係で連結された楔形ドライブ用の本発明による工具ファスニングデバイスにより、楔形ドライブの作動中に位置が変わる可能性を実質的になくす。更に、工具ファスニングデバイス又は工具ファスニングデバイスに取り付けられた工具の交換後でも、工具ファスニングデバイスの組み立てに関する精度を再現でき、0.02mm以下の所望の最小範囲に保持できる。工具ファスニングデバイスがスライダエレメント及びドライバーエレメントの両方に積極的に係止した関係で及び/又は力係止関係で連結されているため、少なくとも二つの方向で支持し且つ位置決めし、これによって所望の位置精度を得ることができる。工具ファスニングデバイスを楔形ドライブの加工方向、即ち楔形ドライブの開放方向に対して実質的に垂直な角度で移動できることにより、工具ファスニングデバイスを楔形ドライブに取り付ける一つ又はそれ以上のファスニング手段に良好にアクセスできる。ドイツ国特許第DE198 60 178C1号による構成の場合には、先ず最初に、スライダ及びドライバーを互いから非常に遠くに移動しなければならない。これは、取り付けプレートをスライダから解放し、ここから取り外すことができるようにするためである。ドライバーエレメント及びスライダエレメントを互いから完全に離して移動することなく、工具ファスニングデバイスを楔形ドライブから取り外すことができることにより、交換が容易になるばかりでなく、費用の節約がなされる。これは、工具ファスニングデバイスの交換作業を、従来技術で可能であったよりも迅速に行うことができるためである。
さて、大量生産の標準的楔形ドライブを使用することが広く行われるようになってきた。これは、購入者にとって、標準的加工が完了した状態の楔形ドライブをストックから得ることができるということを意味する。購入者は、切断工具及び賦形工具、即ち加工工具の夫々にファスニングボアを個々に形成しさえすればよい。従って、このことは、購入者自身の加工装置に夫々の使用領域についての特定の加工を行うため、即ち楔形ドライブに加工工具用の特定の適当なファスニングボアを形成するため、購入者は、組み立てを完了した状態の楔形ドライブを完全に取り外さなければならないということを意味する。原理的には、購入者は、この場合、一般の認めるところによれば、ドイツ国特許第DE198 60 178C1号による取り付けプレートを用いる。これによって、購入者の支出及び込み入った事情がある程度低減される。これは、取り付けプレートが、加工装置にうまくクランプできる互いに平行な表面を持つ実質的に平らなプレートの形態であるためである。しかしながら、取り付けプレートは、任意の標準的な楔形ドライブのように全く問題なしに完全に組み立てること、及びそこから取り外すことができないということに着目しなければならない。これとは対照的に、本発明による工具ファスニングデバイスを備えたアッセンブリの複雑さ及び費用は、比較すると、楔形ドライブへの装着及び取り外しを非常に容易に行うことができ、80%低減できる。本発明による工具ファスニングデバイスは、好ましくは、加工工具に設けられた少なくとも一つの横面と実質的に平行な少なくとも一つの表面を有するため、続いて加工工具による加工を行うのに非常に適している。これは、加工装置が、その形体のため、万力等によって、直角でなく且つ全体に奇妙な形状の形体を持つキャリッジの本体又はスライダエレメントよりも実質的にかなり容易に把持できるためである。ドイツ国特許第DE198 60 178C1号の取り付けプレートは、一般の認めるところによれば、把持が容易であるという利点を有する。これと比較すると、本発明による工具ファスニングデバイスには、その連結デバイスにより、積極的係止関係及び/又は力係止関係の両方でスライダエレメント及びドライバーエレメントに連結でき、両エレメントに固定的に連結でき、及びかくしてこれらを様々な方向での傾け及び変位に関して位置決めし保持するという大きな利点がある。
本発明による工具ファスニングデバイスを設けることにより、楔形ドライブの製造及び保守に関して費用上の大きな利点が得られる。これに関し、例えば作動費用及び最初の加工費用を楔形ドライブを使用する製造期間に亘って50%以下に低減できる。正確には、作動費用及び最初の加工費用は、本発明を用いない場合には、一本の楔形ドライブの購入に関し、その数倍にのぼる。
好ましくは、積極的係止連結を行うための連結デバイスは、さねはぎ連結部である。高い圧力が作用する場合でも、このようなさねはぎ連結部を設けることにより、又はこのような連結部を工具ファスニングデバイスに亘って設けることにより、所与の位置を全く問題なく維持できる。正確には、前進移動において、工具ファスニングデバイスの撓み変形をなくすことができる。これは、さねはぎ連結部に高い圧力の作用を最適に加えることができるためであり、及び積極的係止連結によって、工具ファスニングデバイスはそうした場合に変形せず、楔形ドライブを含むユニットとして作用する。加工品から外す機械加工工具の戻し移動時には、本発明以外では、機械加工工具が加工品と容易に引っ掛かり係合してしまい、かくして引き出し移動に抗する抵抗力を生じ、さねはぎ連結部等の積極的係止連結が特に有利である。これは、そうした場合でも、工具ファスニングデバイスが、楔形ドライブ上でその位置を安定した状態に維持するためである。
好ましくは、力係止連結用連結デバイスは、工具ファスニングデバイスの一方の側部に設けられた少なくとも一つのガイドプリズム及び/又はプリズム状凹所を含む。特に好ましくは、少なくとも一つのガイドプリズム及び/又は少なくとも一つのプリズム状凹所を工具ファスニングデバイスの主本体と一体に形成する。別の態様では、少なくとも一つのガイドプリズムは別体のエレメントの形態であり、工具ファスニングデバイスの主本体に連結され、又は連結できる。特に好ましくは、少なくとも一つのガイドプリズム及び工具ファスニングデバイスの主本体を、ファスニング手段、特定的にはねじで互いに連結でき、又は連結される。特に楔形ドライブのドライバーエレメントに連結するための連結デバイスとしてガイドプリズムを設けた場合には、有利には、加工品への加工時の移動中に、即ち前進移動時及び後退移動時に、工具ファスニングデバイス用の支持体をドライバーエレメントに設けることを有利に行うことができる。
ガイドプリズムを工具ファスニングデバイスに連結する方法は、ガイドプリズムが工具ファスニングデバイスと一体であろうと工具ファスニングデバイスに整合されているに過ぎなかろうと、楔形ドライブ及びその構造の残りの夫々の構造的な大きさに応じて行うことができる。ガイドプリズムはブロック状であり、ドライバーエレメントに適合したプリズム状摺動面が設けられたエレメントの形態であり、又は摺動プレート状形体であってもよい。別の態様では、構成は、単一のプリズム状凹所しか備えていなくてもよい。夫々の形体は、支持されるべき力に応じて形成できる。工具ファスニングデバイス及びガイドプリズムの一体の形体は、特に小型の楔形ドライブの場合に適しているのに対し、ガイドプリズムを別体のエレメントの形態で形成することは、中型又は大型の楔形ドライブの場合に特に適している。こうした場合には、ガイドプリズムは狭幅のプレート状エレメントの形態であってもよいし、コンパクトな構成要素の形態であってもよく、これらの各々は、楔形ドライブの大きさで決まる。即ち加工品への加工時に発生する力で決まる。
ドライバーエレメント上での摺動移動を妨げられないようにするため、ガイドプリズムには、有利には、工具ファスニングデバイスの長さ方向に配置されたファスニング手段が設けられているのがよい。このファスニング手段は、ガイドプリズム本体内に少なくとも部分的に隠れる。ガイドプリズムを工具ファスニングデバイスから取り外すため、スライダエレメントを加工品の加工方向に変位させる。その場合、上部分楔形ドライブが加工位置にある場合には、対応するファスニング手段に下からアクセスでき、工具ファスニングデバイスの取り外しを難なく行うことができる。有利には、その場合、組み立て時又は上部分楔形ドライブの加工位置に関して下方に取り外すとき、工具ファスニングデバイスを、楔形ドライブの加工方向に対して垂直な所定の角度で、開放状態の楔形ドライブの方向に取り外すことができる。楔形ドライブの加工方向に対してほぼ垂直な角度のため、工具ファスニングデバイスの組み立て時又は取り外し時に容易にアクセスできる。
好ましくは、本発明に従って設計された楔形ドライブは、少なくとも一つの部分が工具ファスニングデバイスに面しており、後退移動力を支持するため、工具ファスニングデバイスに積極的係止連結及び/又は力係止連結するための少なくとも一つの連結デバイスを有する。好ましくは、積極的係止連結を行うためのこのような連結デバイスは、さねはぎ連結部であり、これは、特に好ましくは、工具ファスニングデバイスのガイドプリズムとは反対側の側部に設けられる。この構成により、工具ファスニングデバイスの組み立て後、積極的係止連結を形成する部品を所望の位置に押し込み、例えばねじ等が必要とする追加の取り付けなしで、その中にしっかりと保持する。それにも関わらず、工具ファスニングデバイスは、楔形ドライブから取り外すことができる側部が、楔形ドライブに、少なくとも一つのファスニング手段、特定的にはねじによって固定できる。しかしながら、これは絶対的に重要なものではなく、工具ファスニングデバイスをスライダエレメントとドライバーエレメントとの間に位置決めした後、積極的係止関係及び/又は力係止関係で装着される。
高い質量加速度力を支持するため、好ましくは、少なくとも一つのガイドプリズムの領域を越えてドライバーエレメントまで延びる少なくとも一つの横方向保持バーエレメントが設けられる。特に好ましい特徴では、少なくとも一つの保持バーエレメントは、ドライバーエレメントのところで、又はドライバーエレメントの下で横方向に係合する。少なくとも一つの保持バーエレメントは、スライダエレメントとドライバーエレメントとの間を延びており、特定的にはスライダエレメントに固定されているのが有利であることがわかっている。更に、このような保持バーエレメントにより、工具ファスニングデバイスを横方向で固定でき、即ち積極的係止連結により、少なくとも、一方の方向にだけ差し向けられたさねはぎ連結部の形態である場合に保持を提供する。ガイドプリズムを設けることにより、一般の認めるところによれば、原理的には、横方向で所望の保持が提供される。しかしながら、発生する高い質量加速度力に関し、正確には、ガイドプリズムが安定していることに加え、保持バーエレメントによってスライダエレメントに対して横方向に固定されるという利点が得られることに着目されたい。少なくとも一つの保持バーエレメントだけがスライダエレメント及びドライバーエレメントを横方向に互いに対して固定するため、ドライバーエレメントを長さ方向に移動させることができ、従って、この移動は保持バーエレメントによって妨げられない。この目的のため、少なくとも一つの保持バーエレメントは、ドライバーエレメントと係合するがドライバーエレメントに固定されないのに適当な形体を備えている。保持バーエレメントの取り付けは、好ましくは、スライダエレメントがドライバーエレメント上で摺動するときにスライダエレメント上で行われる。原理的には、保持バーエレメントをドライバーエレメントに取り付けてもよく、保持バーエレメントをスライダエレメントの表面に亘って延長し、スライダエレメントに沿って、特定的にはスライダエレメントに設けられた凹所又は溝のところで摺動させてもよく、工具ファスニングデバイスの表面内に延長してもよい。
好ましくは、スライダエレメントを引っ込めるときに力を伝達するための一つ又はそれ以上の保持ノーズが設けられる。これらの保持ノーズは、ドライバーエレメントと引っ掛かり係合させることができ、即ちラッチ止めできる。ラッチ係合は、好ましくは、ドライバーエレメントの対応する溝又は凹所で行われる。その場合、ドライバーエレメントに沿ったスライダエレメントの移動が行われる。
本発明の実施例を例として更に詳細に説明するため、添付図面を参照して以下に詳細に説明する。
図1は、楔形ドライブ1に組み立てた状態での工具ファスニングデバイス10の第1実施例の斜視図である。楔形ドライブは、スライダエレメント2と、ドライバーエレメント3と、スライダガイドエレメント4とを含み、スライダガイドエレメント4及びスライダエレメント2は、ガイドクランプ5によって互いに保持されている。工具ファスニングデバイス10は、その後側20がスライダエレメント2の前側21に支持されている。工具ファスニングデバイス10は、さねはぎ連結部11、22によってスライダエレメント2に積極的係止関係で連結されている。その場合、工具ファスニングデバイス10は、突出エレメント11を有し、スライダエレメント2は溝22を有する。工具ファスニングデバイス10の突出エレメントは溝22に積極的係止関係で係合する。
工具ファスニングデバイス10の主本体12のドライバーエレメント3に向かって差し向けられた側部には凹所13が設けられており、ここにガイドプリズム14が装着される。ガイドプリズム14は、ドライバーエレメントのドライバープリズム31に摺動自在に取り付けられる。
工具は、工具ファスニングデバイスの前面19に、使用に特定の態様で選択された位置に取り付けることができる。取り付けは、工具ファスニングデバイスをスライダエレメントに組み立てる前に容易に行うことができる。
図2からわかるように、主本体12及びガイドプリズム14は、ねじ15によって互いに連結される。これらのねじは、ガイドプリズム及び主本体12の対応する通穴16、17に螺着する。図2からわかるように、夫々のねじ15は、更に、ガイドプリズム14をスライダエレメントに固定するためにガイドプリズム14に直接設けられていてもよく、対応する通穴16、17は、更に、ガイドプリズム14及びスライダエレメント2に設けられていてもよい。ガイドプリズム14が、実質的に、スライダエレメント及びドライバーエレメントの全重なり面に亘って延びているため、スライダエレメントにより主本体12をドライバーエレメントに関して特に良好に支持できるばかりでなく、ドライバーエレメントに特に良好にしっかりと着座させることができる。
作動中に高い質量加速度を生じることのある大型の楔形ドライブの場合に、スライダエレメント及びドライバーエレメントが互いに正確に更に良好に装着されることを保証するため、又は積極的戻しデバイスとして、保持バー50、51をスライダエレメント2の両側に設ける。これらの保持バーは、図1及び図3からわかるように、夫々、ガイドプリズム14上に係合し、ドライバーエレメント3上に支持される。スライダエレメントには、保持バーを配置するため、夫々の凹所24が設けられており、図1にのみ示すねじによってこれらの凹所に保持バーが取り付けられる。上記目的のため、保持バーは、その領域にボア及びねじの頭部用の座繰りを備えており、そのため、楔形ドライブの設置時にねじの頭部が切り離される危険が生じない。
保持バーは、保持ノーズの形態の突出端52、53(図2及び図3参照)によって、対応する凹所と、即ちドライバーエレメントの適当な形体の領域32と係合する。これによって、楔形ドライブの移動時に、即ちドライバーエレメントに関するスライダエレメントの移動時にこれらの二つのエレメントの互いに対するしっかりとした保持が更に強化される。保持バーは、更に、スライダエレメントを引っ込めるときに力を伝達できる別の突出部分を備えていてもよい。これらの突出部分は、スライダエレメントを引っ込めるとき、ドライバーエレメントと引っ掛かり係合し、積極的戻し移動を生じる。
横方向力及びスラストの伝達は、ガイドプリズム14及びこのガイドプリズム14に装着されたドライバープリズム31による、工具ファスニングデバイス10とスライダエレメント2との互いに対する積極的係止連結、並びにガイドプリズム14と工具ファスニングデバイス10の主本体12との互いに対する積極的係止連結に基づいて行われる。工具ファスニングデバイス10の主本体12自体もまた、ガイドプリズム14によって所望の位置に押し込まれ、加工品製造作業中、即ち楔形ドライブ1の作動中にその力で力係止連結が確保される。
特に図2及び図3からわかるように、工具ファスニングデバイス全体の組み立て及び取り外しを下方にドライバーエレメント3の方向で問題なく行うことができる。楔形ドライブ1は、上部分楔形ドライブを含む。これにより、工具ファスニングデバイスの取り外しを、周囲に空間がほとんどないスライダエレメント又は他のエレメントに向かう方向で行わなければならないという従来技術の欠点を解決する。というよりはむしろ、本発明による工具ファスニングデバイスの構造及びこれを備えた楔形ドライブにより、工具ファスニングデバイスの楔形ドライブへの組み立て及び楔形ドライブからの取り外しを全く問題なく行うことができる。
位置を正確に決定すること及び正確に位置決めすることを、例えば工具ファスニングデバイスの側部に設けられたペグボアによっても行うことができる。このようなペグボアは、図1の工具ファスニングデバイス及びスライダエレメントの横に設けられており、参照番号18、23が付してある。更に、これらのペグボアは、原理的には、スライダエレメント2及び工具ファスニングデバイスを互いに固定するのに役立つ。
さねはぎ連結部即ち積極的係止連結部が設けられていることにより、楔形ドライブ即ちスライダエレメント及びドライバーエレメントの夫々における工具ファスニングデバイスの位置に関して所望の再現精度を確保でき、0.02mmよりも高い精度が可能である。更に、有利には、工具ファスニングデバイスを取り外した後、主本体を適当な加工品加工装置で把持でき、及び打抜パンチやフライス等を取り付けるための装着ボアを正確に形成できる。これは、工具ファスニングデバイスの主本体の前面及び後面が、互いに実質的に平行な関係にあるためである。この構成は、加工品加工工具を固定するためのボアを形成するため、平らに把持し且つ正確に装着位置決めすることを、何ら問題を生じることなく、そして極めて高レベルの再現精度で実施できるということを意味する。その結果、工具及び/又は工具ファスニングデバイスの交換後であっても、非常に高い精度要求を満たすことができる。
図4、図5、及び図6は、本発明による工具ファスニングデバイス200の別の実施例を示す。この実施例では、主本体212及びガイドプリズムの形体が、図1、図2、及び図3に示す実施例と異なっている。図4、図5、及び図6に示す実施例では、工具ファスニングデバイスの主本体212は、側方から見て実質的にL形状であり、直立部分211と、この直立部分から実質的に直角に突出した部分215を含む。角度をなした凹所13の代りにプリズム状凹所213が設けられている。ガイドプリズムは、プリズム状凹所213の表面に摺動プレート214を取り付けることによって形成される。図4及び図5の実施例は、このような摺動プレート214を二枚備えている。これらの摺動プレート214は、駆動プリズム31に当接する。摺動プレートは比較的薄くてもよい。主本体212の開口部217で示すように、主本体212への追加の固定をクリップ及び/又はねじで行うことができる。摺動プレートと主本体との間で、任意の他の種類の固定を行ってもよい。更に、開口部217により、摺動プレート214の位置を所望の精度で決定できる。プリズム状凹所213は、L形状主本体の下部分215の長さ方向に延びるリム216を有する。摺動プレート214は、リム216と隣接する。かくして、リムは、摺動プレートを所望の精度で位置決めするのに役立つ。ドライバープリズム31は、更に、リム216の中央領域で摺動できる。しかしながら、図4、図5、及び図6に示す実施例では、これは行われない。これはリムに凹所が設けられており、これによりドライバープリズムが損傷し、動かなくなってしまうことがあるためである。
L字形状主本体の下部分215は、スライダエレメントに面し且つプリズム状凹所213の反対側にある側部218に溝が設けられている。しかしながら、これらの溝は、図4、図5、及び図6には示してない。スライダエレメント2の下側に設けられた突出リム25がこれらの溝と係合する。リム25は、工具ファスニングデバイスのL字形状主本体の突出部分215の長さ方向に配置される。二つのリム25は、横方向リム26によって互いに連結されており、かくして工具ファスニングデバイスのL字形状主本体の下部分215に対して衝合部を形成する。有利には、相互に係合するリム25及び溝を設けることにより、工具ファスニングデバイスが楔形ドライブに対して横方向に意図的に移動することを阻止できる。スライダエレメントと主本体との間の別の積極的係止連結が、主本体の上領域で可能である これは、主本体の上領域に突出した横方向リム219をスライダエレメント2の上領域に設けられた溝22と組み合わせることによって行われる。従って、この場合の取り付けは、図1、図2、及び図3に示す、工具ファスニングデバイスを持つ楔形ドライブの実施例と対応する。原理的には、L字形状主本体の下部分215は、図1、図2、及び図3に示す主本体12の取り付けられた部分を形成する。残るファスニングは、保持バー50、51によって、図1、図2、及び図3に示すように行われる。
図1、図2、及び図3に示す実施例におけるのと同様に、この実施例では、図4、図5、及び図6に示すように、加工品の装着時及び加工中に生じるプレス力をガイドプリズムによって工具ファスニングデバイスに直接伝達でき、これによって、加工作業中、工具ファスニングデバイスに関して安定した積極的位置を提供する。この場合も、加工品の加工の精度に関して有利であることがわかっている。
工具ファスニングデバイスは、下から挿入したねじによって、工具ファスニングデバイスが装着されるべきスライダエレメントに落下しないように固定できる。
図7乃至図12は、スライダエレメントに上部分楔形ドライブのドライバーエレメントを配置した、本発明による工具ファスニングデバイスの別の実施例を示す。工具ファスニングデバイス300は、この実施例でも、L字形状主本体312を有する。L字形状主本体312は、直立部分311及びこの直立部分に対して横方向に配置された下部分315を有する。図4、図5、及び図6に示す構成とは異なり、直立した上部分311は、スライダエレメントの突出部分に向かって面するその上側に突出リムを備えておらず、その上側に凹所319を備えている。凹所319は、三つの側部が縁部リムによって取り囲まれている。スライダエレメントの突出部分27は、凹所319と係合するため、工具ファスニングデバイスに向かう方向に突出した横方向リム28を有する。この横方向リム28は、有利には、凹所319に積極的係止関係で嵌着するような形体を備えている。リムは、図12から特に明らかにわかる。
下部分315は、三つの長さ方向リム316、317、及び318の形態である。これらの長さ方向リムは、ねじ連結でスライダエレメント2の下側29に取り付けられる。ねじ連結の目的のため、長さ方向リム及びスライダエレメントの下側の両方に、ねじを装着するためのボア又は通穴が設けられている。
中央の長さ方向リム317と外側の長さ方向リム316、318との間に形成された長さ方向開口部は、そこにプリズム部分320、321を挿入できる形体を備えている。楔形ドライブの組み立て後、プリズム部分320、321をドライバープリズム31に着座させる。プリズム部分320、321は、ねじによって又はクランプ連結によって、又は他の適当な連結によって工具ファスニングデバイスの主本体に連結される。スライダエレメント及び/又はドライバーエレメント又はドライバープリズムの様々な幅への適合は、主本体及びプリズム部分の幅及び長さを変化させることによって行うことができる。更に、このことは、様々な幅の工具ファスニングデバイス及びプリズム部分を示す、図7乃至図12からわかる。その場合、ドライバープリズムの所与のファクタに適合するため、プリズム部分の側部は様々な角度をなす。
図10、図11、及び図12からわかるように、プリズム部分320、321は、主本体312の前側を越えて外方に突出していてもよい。しかしながら工具を工具ファスニングデバイスの外側に取り付けることがこれらのプリズム部分によって妨げられる場合には、原理的には、プリズム部分320、321及び主本体312の外面を互いに整合させることもできる。
図13乃至図17は、本発明による工具ファスニングデバイス400を備えた上部分楔形ドライブの別の実施例を示す。この上部分楔形ドライブは、斜めに形成されたドライバープリズムがドライバーエレメント430に設けられておらず、その代りに水平に形成されたドライバープリズム431が設けられている点で、図1、図2、及び図3に示すものと異なっている。従って、スライダエレメント420もまた、実質的に水平に形成されたドライバープリズム上で摺動できる形状を備えている。その目的のため、スライダエレメントは、ドライバーエレメントに向かう方向で長い部分428を有する。この延長部分が、工具ファスニングデバイスのガイドプリズムを三つの側部で支持する。これは、ガイドプリズム414に対し、駆動方向で、後方保持作用を提供する。ガイドプリズムは、その他の場合には、図1、図2、及び図3の形体と対応する方法でスライダエレメントに固定されている。工具ファスニングデバイスの主本体412は、横方向溝410、411によってスライダエレメント420に取り付けられる。スライダエレメントには対応する突出リム422、423と、溝424、425が長さ方向に設けられており、これらの溝に、主本体の対応する突出部分408、409が係合する。これにより、工具ファスニングデバイスの主本体をスライダエレメントに積極的係止関係で、及び力伝達関係で取り付けることができる。ガイドプリズム414は、スライダエレメント及び主本体に、図1、図2、及び図3に示す実施例と対応して、ねじによって取り付けることができる。
楔形ドライブ及びこれらの楔形ドライブ用の工具ファスニングデバイスを添付図面を参照して説明したが、工具ファスニングデバイスとスライダエレメント及びドライバーエレメントとの間に積極的係止連結及び/又は力伝達関係を提供するこの他の多くの形体を考えることができる。詳細には、夫々の所望の使用に応じて、添付図面に示す工具ファスニングデバイスの混成形態を設計することができる。
図1は、本発明による工具ファスニングデバイスを持つ楔形ドライブの斜視図である。 図2は、図1に示す工具ファスニングデバイスを下方から見た斜視図である。 図3は、ガイドプリズムを外した、図1及び図2の工具ファスニングデバイスの斜視図である。 図4は、摺動プレートを持つ本発明の第2実施例による工具ファスニングデバイスを持つ楔形ドライブの斜視図である。 図5は、図4に示す工具ファスニングデバイスを持つ楔形ドライブを下方から見た分解斜視図である。 図6は、摺動プレートを取り外したプリズム状凹所を持つ工具ファスニングデバイスを含む図5の楔形ドライブの斜視図である。 図7は、本発明による工具ファスニングデバイスの第3実施例を持つ、上部分楔形ドライブの斜視図である。 図8は、図7に示す上部分楔形ドライブの部分分解斜視図である。 図9は、図8の上部分楔形ドライブを下方から見た斜視図である。 図10は、本発明の第4実施例の工具ファスニングデバイスを持つ、上部分楔形ドライブの斜視図である。 図11は、図10の上部分楔形ドライブを下方から見た斜視図である。 図12は、図10に示す上部分楔形ドライブの一部の斜視図である。 図13は、本発明の第5実施例による工具ファスニングデバイスを持つ、上部分楔形ドライブの斜視図である。 図14は、図13に示す上部分楔形ドライブの一部を下方から見た斜視図である。 図15は、ガイドプリズムを外した、図14の上部分楔形ドライブの部分分解斜視図である。 図16は、図15の部分分解図を下方から見た斜視図である。 図17は、図15及び図16に示す上部分楔形ドライブの部分の組み立て状態での斜視図である。
楔形ドライブ
2 スライダエレメント
3 ドライバーエレメント
4 スライダガイドエレメント
5 ガイドクランプ
10 工具ファスニングデバイス
11 さねはぎ連結部の突出エレメント
12 主本体
13 凹所
14 ガイドプリズム
15 ねじ
16 ねじ
17 通穴
18 開口部
19 前面
20 後側
21 前側
22 溝
23 ペグボア
24 凹所
25 突出リム
26 突出横方向リム
27 突出部分
28 横方向リム
29 下側
31 ドライバープリズム
32 領域
50 保持バー
51 保持バー
52 突出端
53 突出端
200 工具ファスニングデバイス
211 部分
212 主本体
213 プリズム状凹所
214 摺動プレート
215 部分
216 リム
217 通穴/凹所
218 側部
219 横方向リム
300 工具ファスニングデバイス
311 直立部分
312 主本体
313 長さ方向開口部
314 長さ方向開口部
315 下部分
316 長さ方向リム
317 長さ方向リム
318 長さ方向リム
319 凹所
320 プリズム部分
321 プリズム部分
400 工具ファスニングデバイス
408 部分
409 部分
410 溝
411 溝
412 主本体
414 ガイドプリズム
420 スライダエレメント
422 リム
423 リム
424 溝
425 溝
428 部分
430 ドライバーエレメント
431 ドライバープリズム

Claims (20)

  1. 工具を設置できる少なくとも一つの横面(19)を持つ工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)を含む上部分楔形ドライブ(1)において、
    前記楔形ドライブ(1)は、スライダエレメント(2、240)、スライダガイドエレメント(4)及びドライバーエレメント(3、430)を有し、かつ
    前記工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)は、加工位置の前記上部分楔形ドライブ(1)に関して下方に取り外すことができるように前記スライダエレメント(2、240)に取り付けられている上部分楔形ドライブ(1)であって、
    前記工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)には、ドライバープリズム(31、431)を支持するため、少なくとも一つのガイドプリズム(14、414)及び/又は少なくとも一つのプリズム状凹所(213)及び/又は少なくとも一つのプリズム部分(320、321)が設けられている、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ(1)。
  2. 請求項1に記載の上部分楔形ドライブ(1)において、
    前記工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)は、開放状態の楔形ドライブの方向で、前記楔形ドライブの前記加工方向に対して垂直な所定の角度15で取り外すことができる、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ(1)。
  3. 請求項1又は2に記載の上部分楔形ドライブ(1)において、
    前記楔形ドライブ(1)は、前記工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)に面する少なくとも一つの部分を有し、この部分は、戻し牽引力を支持するため、前記工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)に積極的係止連結及び/又は力係止連結するための少なくとも一つの連結デバイス(11、14、22、213、214、215、219、313、314、316、317、318、319、408、409、410、411、414)を有する、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ(1)。
  4. 請求項3に記載の上部分楔形ドライブ(1)において、
    積極的に係止するための前記連結デバイス(11、22、25、28、219、319、408、409、410、411、422、423、424、425)は、さねはぎ連結部であることを特徴とする上部分楔形ドライブ(1)
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の上部分楔形ドライブ(1)において、
    前記工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)は、前記楔形ドライブから取り外すことができる側部で、前記楔形ドライブに、少なくとも一つのファスニング手段によって固定されている、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ(1)。
  6. 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の上部分楔形ドライブ(1)において、
    少なくとも一つのガイドプリズムは、前記工具ファスニングデバイスの前記主本体と一体であるか或いは、前記主本体に連結できるようになっている、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ(1)。
  7. 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の上部分楔形ドライブ(1)において、
    前記プリズム状凹所(213)は、前記ドライバーエレメント(3)に適合させた一つ又はそれ以上のプリズム状摺動面を備えたエレメントの形態でブロックとして提供され、及び/又は摺動プレート(214)が設けられている、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ(1)。
  8. 請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の上部分楔形ドライブ(1)において、
    比較的高い質量加速度力を支持するため、少なくとも一つのガイドプリズム(14、414)及び/又は少なくとも一つのプリズム部分(320、321)の領域を越えて前記ドライバーエレメント(3、430)まで延びる少なくとも一つの横方向保持バーエレメント(50、51)が設けられている、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ(1)。
  9. 請求項8に記載の上部分楔形ドライブ(1)において、
    前記少なくとも一つの保持バーエレメント(50、51)は、前記ドライバーエレメントの横又は下と係合する、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ(1)。
  10. 請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記載の上部分楔形ドライブにおいて、
    前記スライダエレメントを引き戻すとき、力を伝達するための一つ又はそれ以上の保持ノーズ(52、53)が設けられており、これらの保持ノーズは、前記ドライバーエレメントと引っ掛かり係合させることができ、前記ドライバーエレメントにラッチ止めできる、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ
  11. 請求項1乃至10のうちのいずれか一項に記載の上部分楔形ドライブにおいて、
    前記工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)は、一つ又はそれ以上の部分を持つL字形状形体を備えており、一部(14、215、315、414)が上側及び/又は下側に配置されており、一部(12、211、311、412)が前記スライダエレメントの前側(21)に配置されている、ことを特徴とする上部分楔形ドライブ
  12. スライダエレメント(2、420)、スライダガイドエレメント(4)及びドライバーエレメント(3、430)を持つ楔形ドライブ(1)用の工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)であって、工具および前記スライダエレメントに積極的係止連結及び/又は力係止連結するための連結デバイス(11、22、219、319、408、409、410、411)を設けることができる少なくとも一つの横面(19)を持つ、工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)において、
    前記工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)は、前記ドライバーエレメントに積極的係止連結するための少なくとも一つの連結デバイス(14、213、214、215、313、314、316、317、318、414)を有する、ことを特徴とする工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)。
  13. 請求項12に記載の工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)において、
    工具を設けることができる前記少なくとも一つの横面(19)と実質的に平行な少なくとも一つの表面(20)が設けられている、ことを特徴とする工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)。
  14. 請求項12又は13に記載の工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)において、
    積極的係止連結及び/又は力係止連結するための前記連結デバイスは、前記工具ファスニングデバイス(10)の側部に設けられた少なくとも一つのガイドプリズム(14、414)及び/又は少なくとも一つのプリズム状凹所(213)及び/又は少なくとも一つのプリズム部分(320、321)を含む、ことを特徴とする工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)。
  15. 請求項14に記載の工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)において、
    前記少なくとも一つのガイドプリズム及び/又は前記少なくとも一つのプリズム状凹所は、前記工具ファスニングデバイスの前記主本体と一体に形成されている、ことを特徴とする工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)。
  16. 請求項14に記載の工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)において、
    前記少なくとも一つのガイドプリズム(14、414)は、別体のエレメントの形態であり、前記工具ファスニングデバイス(10、400)の前記主本体(12、412)に連結され、又は連結できる、ことを特徴とする工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)。
  17. 請求項14又は16に記載の工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)において、
    前記少なくとも一つのガイドプリズム(14、414)及び前記工具ファスニングデバイス(10、400)の前記主本体(12、412)は、ファスニング手段によって互いに連結されている、ことを特徴とする工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)。
  18. 請求項12乃至17のうちのいずれか一項に記載の工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)において、
    積極的に係止するための前記連結デバイスは、さねはぎ連結部である、ことを特徴とする工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)
  19. 請求項12乃至18のうちののいずれか一項に記載の工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)であって、工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)が上部分楔形ドライブ(1)用であり、加工位置の前記上部分楔形ドライブに関して下方に取り外すことができるように取り付けられている工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)。
  20. 請求項19に記載の工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)であって、工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)が請求項1〜11のいずれか一項に記載の上部分楔形ドライブ(1)用である工具ファスニングデバイス(10、200、300、400)。
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