JP2005246410A - プレス型 - Google Patents
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Abstract
【課題】
上型の下降動及び上昇動に連係して穴抜き用のポンチを備えたカムスライダの後退戻しをスプリング機構を用いることなく簡単な機構により可能としたプレス型を提供する。
【解決手段】
固定の下型1に対して下降動及び上昇動する可動の上型2とからなり、前記下型1に進退移動可能に設置されているカムスライダ5に穴抜き用のポンチ6を備えたプレス型において、前記上型2にフォロアローラ8を下端に備えた支持ブラケット7を設け、前記カムスライダ5に前記フォロアローラ8を案内してカムスライダ5を、上型2の下降動では前進移動し、上型2の上昇動では後退移動する受動カム9を設けた。
【選択図】 図1
上型の下降動及び上昇動に連係して穴抜き用のポンチを備えたカムスライダの後退戻しをスプリング機構を用いることなく簡単な機構により可能としたプレス型を提供する。
【解決手段】
固定の下型1に対して下降動及び上昇動する可動の上型2とからなり、前記下型1に進退移動可能に設置されているカムスライダ5に穴抜き用のポンチ6を備えたプレス型において、前記上型2にフォロアローラ8を下端に備えた支持ブラケット7を設け、前記カムスライダ5に前記フォロアローラ8を案内してカムスライダ5を、上型2の下降動では前進移動し、上型2の上昇動では後退移動する受動カム9を設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、上型の下降動及び上昇動に連係して穴抜き用のポンチを備えたカムスライダを前進後退移動可能としたプレス型に関するものである。
従来、ワークWの側面に穴抜き加工する一般的なプレス型は図8で示す構造である。すなわち、下型1には後述するポンチ6が挿入する穴4(ダイ)を有している切刃3と、この切刃3に向かって進退移動するカムスライダ5とを備えている。また、上型2には前記カムスライダ5を前進移動するための能動カム13を有し、前記カムスライダ5と一定の傾斜角でで対接している。
上記カムスライダ5は上型2の下降動で前記能動カム13で前進移動するが、前進端から後退端に後退戻しさせるためにはスプリング18によっておこなっている。その構造は下型1に設けたバネガイド支持部材15とバネガイドピンブロック16との間にバネガイドピン17を前記カムスライダ5の進退軸線と平行な軸線方向に設け、このバネガイドピン17にスプリング18を挿入し、カムスライダ5の下面に設けたバネガイドストッパ14に前記スプリング18の後端を当接した構成である。この構造によるカムスライダ5の後退戻し作用は、上型2の下降動で前記能動カム13により前進移動するカムスライダ5によりスプリング18を圧縮し、上型2の下死点から上昇することで前記圧縮から開放されスプリング18の伸長力によってカムスライダ5をウレタンカムストッパ12に当接する後退端に移動させていた。
上記従来のカムスライダ5の後退戻り機構では、バネガイドストッパ14、バネガイド支持部材15、バネガイドピンブロック16、バネガイドピン17、スプリング18等の多くの部品を必要とすると共に、これらを配置するスペースにより下型1の高さH2が高くなり下型サイズが大型化して型費が高価となっている問題があった。
特開平10−314863公報
特開平11−010253公報
本発明の目的は、上型の下降動及び上昇動に連係して穴抜き用のポンチを備えたカムスライダの後退戻しをスプリング機構を用いることなく簡単な機構により可能としたプレス型を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、固定の下型と、この下型に対して下降動及び上昇動する可動の上型とからなり、前記下型に進退移動可能に設置されているカムスライダの前端に穴抜き用のポンチを備えたプレス型において、前記上型にフォロアローラを下端に備えた支持ブラケットを設け、前記カムスライダに前記フォロアローラを案内してカムスライダを、上型の下降動では前進移動し、上型の上昇動では後退移動する受動カムを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の通り、請求項1に記載のプレス型において、カムスライダを前進移動端と後退移動端を規制するために、カムスライダ側にボールプランジャと下型側に前記ボールプランジャのボールが係合する係合凹穴とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によると、穴抜き用のポンチを備えたカムスライダの後退戻しをスプリング機構を用いることなく簡単な機構により可能とし、部品点数の削減と下型サイズの縮小化により型費の低減と小スペース化が図れる効果を有している。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1において、1は固定の下型であり、2は前記下型1に対して下降動及び上昇動する上型である。前記下型1にはワークWの端縁を直角下向きに折り曲げた側面に後述する穴抜き用のポンチ6によっ穴開けするための穴4(ダイ)を備えた切刃3と、前記切刃3に向かって進退移動可能なカムスライダ5とを有しており、このカムスライダ5の前端に前記穴抜き用のポンチ6を有している。
本発明は、前記カムスライダ5は下型1に形成したスライド面1aに摺動可能に載置し上型2の下降動では前進移動し、上型2の上昇動では後退移動するようにしている。その具体的な構造は、上型2にフォロアローラ8を下端に備えた支持ブラケット7を設け、カムスライダ5に前記フォロアローラ8を案内してカムスライダ5を、上型2の下降動では前進移動し、上型2の上昇動では後退移動する受動カム9を設けた構成である。12はカムスライダ5が後退端で当接するウレタンカムストッパである。
前記カムスライダ5は図2で示すように、下型1のスライド面1aに設けられたカムアッパプレート1bとカムサイドブロック1cとによる案内溝に沿って切刃3に向かって進退移動可能に設けられており、このカムスライダ5に設けられている受動カム9は図2及び図3で示すように、カムスライダ5の後方に前記フォロアローラ8がはまり込んで転動して案内されるガイドホールが後方に向かって下向き傾斜して形成されている。
また、カムスライダ5の下型1のスライド面1aとの対接部位にはにボールプランジャ11設けられており、下型1のスライド面1aには、カムスライダ5の前進端部位で前記ボールプランジャ11のボールが係合する前進端規制用の係合凹穴10aと、カムスライダ5の後退端部位で前記ボールプランジャ11のボールが係合する後退端規制用の係合凹穴10bとを備えている。
上記の構造よりなる本発明の動作について図4乃至図7により説明する。図4は上型2の上死点状態である。この上型2の上死点では、前回の上型2の下降動及び上昇動によりカムスライダ5は後退端に位置してウレタンカムストッパ12に当接している。また、ボールプランジャ11のボールは下型1のスライド面1a側の後退端規制用の係合凹穴10bに係合してカムスライダ5の後退端を規制している。この時、上型2側のフォロアローラ8は受動カム9から外れて受動カム9の上端のガイドホールの開口部の上方に位置している。
図5で示すように、加工開始により上型2が下降するとフォロアローラ8が受動カム9の上端のガイドホールの開口部より受動カム9にはまり込み、上型2の下降動で受動カム9に案内され傾斜に沿って転動し、前記傾斜角度に基づきカムスライダ5を図6で示すように上型2の下死点の下降動で前進端まで前進移動する。このカムスライダ5の前進端位置ではボールプランジャ11のボールが下型1のスライド面1a側の前進端規制用の係合凹穴10aに係合してカムスライダ5の前進端を規制する。
前記上型2の下死点でポンチ6と穴4によりワークWの側面に穴抜き加工して上型2は上昇動し、図7で示すように、フォロアローラ8は受動カム9の傾斜面を上昇転動してカムスライダ5を後退移動し図4で示す上型2の上死点の状態に戻すのである。
このように、本発明によれば、上型2側に設けたフォロアローラ8と、下型1のスライド面1bに前進後退移動可能なカムスライダ5に設けた受動カム9とによってカムスライダ5を上型2の下降動では前進移動し、上型2の上昇動では後退移動するようにしたものであるから、従来のスプリングの多数部品で構成されたカムスライダ5の戻し機構の問題点を一挙に解消し、下型1の高さH1を低くすることができ下型サイズは小型化する利点を有している。
また、ボールプランジャ11と、前進端規制用の係合凹穴10a及び後退端規制用の係合凹穴10bとによりカムスライダ5の適正な前進、後退端ストロークで規制し、慣性によるオーバストロークが防止される利点も有している。さらに、構造も簡単であるから、低コストで提供することもできる。
1 下型
1a スライド面
1b カムアッパプレート
1c カムサイドブロック
2 上型
3 切刃
4 穴
5 カムドライバ
6 ポンチ
7 支持ブラケット
8 フォロアローラ
9 受動カム
10a 前進端規制用の係合凹穴
10b 後退端規制用の係合凹穴
11 ボールプランジャ
12 ウレタンカムストッパ
1a スライド面
1b カムアッパプレート
1c カムサイドブロック
2 上型
3 切刃
4 穴
5 カムドライバ
6 ポンチ
7 支持ブラケット
8 フォロアローラ
9 受動カム
10a 前進端規制用の係合凹穴
10b 後退端規制用の係合凹穴
11 ボールプランジャ
12 ウレタンカムストッパ
Claims (2)
- 固定の下型と、この下型に対して下降動及び上昇動する可動の上型とからなり、前記下型に進退移動可能に設置されているカムスライダに穴抜き用のポンチを備えたプレス型において、前記上型にフォロアローラを下端に備えた支持ブラケットを設け、前記カムスライダに前記フォロアローラを案内してカムスライダを、上型の下降動では前進移動し、上型の上昇動では後退移動する受動カムを設けたことを特徴とするプレス型。
- カムスライダを前進移動端と後退移動端を規制するために、カムスライダ側にボールプランジャと下型側に前記ボールプランジャのボールが係合する係合凹穴とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のプレス型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004058329A JP2005246410A (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | プレス型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004058329A JP2005246410A (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | プレス型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005246410A true JP2005246410A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35027394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004058329A Pending JP2005246410A (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | プレス型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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-
2004
- 2004-03-03 JP JP2004058329A patent/JP2005246410A/ja active Pending
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