JP2008544008A - 石と合成樹脂の複合体を製造する方法 - Google Patents

石と合成樹脂の複合体を製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、合成樹脂及びばら石の複合体を製造する方法であって、
a)ミキサー中で、ばら石を、合成樹脂の液体の出発成分と混合する工程、
b)ミキサーから、この混合物を排出する工程、
c)合成樹脂を硬化させる工程、
を含むことを特徴とする方法に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、石、特に砕いた岩(crushed rock)と合成樹脂、特にコンパクトポリウレタンの複合体であって、特に、土手、又は流水中に少なくとも部分的に存在する支持体要素および構築体要素の補強(安定化)に使用可能な複合体に関する。
土手、特に土手斜面を補強することが、流動する水を規定(調整)するためにしばしば必要になる。水路と堤防(levee)を新しく構築する場合、及び特に修復する場合、少なくとも土手(bank)の領域は補強されなければならない。
今日、砕いた岩及び高品質のコンクリートを含む複合体は、予め製造されて、そして修復を目的として、使用する箇所に配置される。この方法では、しかしながら、土手の損傷を受けた領域を現場で修復すること(更新すること:renovation)は不可能である。更に、その成分は、通常、重量が非常に重い。コンクリートの更なる不利な点は、弾性力に劣ることである。このことは、コンクリートが応力(ストレス)に対抗できず、そしてこれら複合体が容易に分離されるということを意味する。
損傷を受けた領域を現場で修復する1つの可能な方法は、硬化性タール組成物又は液状コンクリ−ト(ウェットコンクリート)、又は液状モルタルを使用し、これらを硬化の対象となる、土手斜面(岸斜面)の砕いた岩(岩を砕いた石)に、分配する(流し込む)ことである。この方法を使用することにより、土手斜面の硬化(強化)が所定期間、達成される。しかしながら、特に、この過程で、フェノール類の又は他の環境的に有害な化合物がタールから放出されるという、生態学的に不利な点が存在する。更に、これらの作業で、実質的にギャップフリー(隙間がなくなること)な構造物が形成される。土手領域に存在する何れの空洞も埋められる。
特に鉱山業(採鉱)で、岩石層を補強することを目的として、無機成分で成形物を製造するためにポリウレタンを使用する方法も公知である。
特許文献1(DE3502997)には、採鉱において、ポリウレタンフォームを使用して、地質学的構成物を強化する方法が開示されている。ここで、強化するべき構成物には、ドリルで孔が形成され、この孔にはポリウレタン反応用の液体成分の混合物が充填され、そして孔は閉塞される。ポリウレタンは発泡され、及び従って岩石構成物の開口部内に分散する。次にポリウレタンフォームを硬化させることによって、この構成物は強化される。しかしながら、このような方法は、斜面、特に土手の斜面の修復には使用することができない。この理由は、時間の経過と共にフォームに水が浸入し、フォームが破壊されるので、この場合には発泡は望ましくないからである。
特許文献2(DE10241293)には、土手を補強(安定化)する方法が記載されている。同文献では、強疎水性のコンパクトウレタンが、補強の対象となる土手の部分に施される。しかしながら、このことには、対応する土手区分が均一な表面であることが必要とされる。
この方法の他の実施の形態では、岩石、好ましくは砕かれた岩石が、成形型内に導入され、そしてそこに、ポリウレタン系を供給することにより成形物が製造される。ここで、上述したポリウレタン系は、ポリウレタンの出発成分の液体反応混合物であると理解される。硬化させた後に形成される成形物は、土手の斜面(bank slope)に配置することができる。
DE3502997 DE10241293
しかしながら、両方の場合において、岩石上にポリウレタンを均一に分配させることは困難である。この系を土手斜面上に分配した場合、斜面の強化(consolidation)は不十分なものとなり、そして地面が不均一である場合には、特に不十分なものとなる。
本発明は、土手を補強するための単純な方法であって、高強度の土手が得られ、そして補強された土手が高い機械的付加にも耐え得るものである方法を提供することにある。
この目的は、第1工程で、合成樹脂の液体の出発成分を、混合装置内で、石と混合し、そして第2工程で、この混合物を補強の対象となる土手に、又は流動する水中に少なくとも部分的に存在する支持体要素又は構築要素等の構造物に分配するか、又は上述した混合物を、成形型(この成形型内で合成樹脂が硬化することになる。)に導入することにより達成される。
従って、本発明は、合成樹脂とばら石の複合体を製造する方法であって、
a)ミキサー中で、ばら石を、合成樹脂の液体の出発成分と混合する工程、
b)ミキサーから、この混合物を排出する工程、
c)合成樹脂を硬化させる工程、
を含むことを特徴とする方法に関する。
合成樹脂は、例えば、ポリウレタン、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリレート及びメトアクリレートであって良い。ポリウレタンを使用することが好ましい。
ばら石(個々にばらけた石)は、砕かれた岩であることが好ましく、砕かれたグラナイト(花崗岩)であることが特に好ましい。石の大きさ(サイズ)は、1〜50cm、好ましくは1〜20cmであり、特に好ましくは2〜15cmであり、特に2.5〜6.5cmである。
ばら石を合成樹脂の出発材料と混合するためのミキサー(混合器)として、原則として、合成樹脂の液体の出発材料で石を完全に濡らすことができる全てのタイプのミキサーが使用可能である。オープンコンテナ、好ましくはドラム(このドラムは内部構造を有することが好ましい。)から成るミキサーが特に適切であることがわかった。混合(mixing)のために、ドラムが回転しても良く、内部構造が動作しても良い。
このようなミキサーは公知であり、そして例えば、コンクリート混合物を製造するために、建設工業において使用される。
混合物が、補強の対象となる表面に施される場合、このミキサーを、輸送手段、例えばトラクター、フロントローダー又はトラックに備えることが有利であって良い。この方法の実施の形態において、この混合物は、各場合において供給するべき場所に輸送することができる。ミキサーを空にした後は、この混合物は、例えばレーキ(熊手)を使用して、手作業(手仕事)で分配することができる。
本発明に従う方法の1実施の形態では、石と合成樹脂の液体の出発成分との混合は、連続的に行なわれる。この目的のために、石と合成樹脂の液体の出発材料がミキサーに連続的に導入され、そして濡れた石が連続的に排出される。この処理(作業)において、出発材料は、石を十分に濡らすまでミキサー内に留まっていることが必要である。便宜上、このような混合装置が、補強の対象となる領域に沿って移動可能であることが適切であり、この場合、合成樹脂の液体の出発成分で濡れた石が補強に必要とされる量でミキサーから排出される速度で移動することが適切である。固定状態で連続的な混合手段を操作し、そしてミキサーから排出された濡れた石を、所望の箇所に運搬することも可能である。
本発明に従う方法の連続的な操作の、更なる実施の形態では、ミキサーは、石が連続的に導入される回転ドラムであって良い。このドラムは、石に合成樹脂の出発成分を分配させるノズルを有している。ここで、ドラムの回転は、合成樹脂と石の徹底した混合を確実にする。合成樹脂/石の複合体は、次に、ドラム端部の開口部から連続的に排出される。この回転ドラムは、水平であって良く、しかし、排出を促進するために、種々の角度で傾斜させても良い。
連続法の更なる実施の形態では、石は、トンネルを通って連続的に動作するコンベアベルト上に連続的に運ばれる。上記トンネンルは、開口部を有しており、開口部を通して合成樹脂の出発材料が、石上に連続的に排出される。コンベアベルトの端部では、石は次に、開口した混合ドラム内に落下し、ドラムは、調整可能な輸送速度で複合体を排出する。
複合体を含む層の厚さは、10cmが好ましい。この理由は、この厚さよりも薄い場合には、機械的安定性(強度)がしばしば不十分になるからである。最大厚さは地域的な環境に依存し、そして例えば、5メートル以下である。
成形物の製造において、ばら石と合成樹脂の液体出発材料との混合物が、混合の後成形型に導入され、成形型内で合成樹脂が硬化する。この成形型は、上部が開口していることが好ましい。このように形成された複合体は、土手に施すことができる。成形物は、100+50×100+50×15+10cmの大きさを有していることが好ましい。
混合のための時間は、少なくとも、石が液体混合で可能な限り濡れるもので、そして最長で、合成樹脂が硬化しない限りのものである。
補強(安定化:stabilize)の対象となる土手領域に、ばら石(loose stone)を所望の厚さで施し、そして適切な手段、例えばスプレーガンを使用して、ばら石上に合成樹脂の液体出発材料を施し、これらを分配させ、そして硬化させることも原則として可能である。しかしながら、本発明に従う方法と比較して、この処理は、合成樹脂の分散が不均一であるという不利な点を有しており、そして、合成樹脂が存在しない箇所をなくすことができないという欠点を有している。更に、砂又は土等のばらばらの状態で付着した不純物が存在する。この付着不純物は、石の相互の付着状態、及び従って複合体の安定性(強度)に問題を発生させ得る。
これと比較して、本発明に従う方法では、不純物が表面に「ばらばらの状態」で付着した石を使用することも可能である。これらの不純物は、混合工程の間、機械的な力により石の表面から除去され、そして従って、もはや石の相互の付着を損なうことがない。
本発明に従う方法の好ましい実施の形態では、成形物の表面に砂を施すことができる。表面に砂が付着することを確実にするために、合成樹脂の硬化が完了する前に、砂の供給を行なうべきである。
いかなる所望する砂も使用して良い。これらは、天然砂であって良く、又はスラグ砂又は粉砕スラグ砂等の合成砂であって良い。
好ましい実施の形態では、石英砂(quartz sand)が使用される。
砂の粒子サイズは、広い範囲で変化して良い。粒子径は、通常の範囲である0.002〜2mmの範囲であることが好ましい。微細砂、すなわち、粒子サイズが0.06〜0.2mmの砂、粒子サイズが0.2〜0.6mmの中粒砂、及び/又は粒子サイズが0.6〜2.0mmの粗粒砂を使用することが好ましい。
砂の量は、成形物の表面が実質的に覆われるが、成形物の孔の閉塞が発生しない量であって良い。砂は、2〜4kg/成形物m2の量で施されることが好ましい。
砂は、石との間の接触点を補強する。更に、砂は、成形物のUV保護を改良する。
砂によって製造された粗表面(rough surface)は、分配した成形物に植物や苔等の生息生物が定着することを促進する。このことは、例えば、自然保護区に成形物を分配するのに有利である。
合成樹脂の石に対する割合は、複合体の十分な強度が確保されるように選択されるべきである。正確な量は、例えば、それぞれの土手領域の成形物の応力(ストレス)の程度に依存する。
本発明に従う複合体の場合、石は、接触表面において相互に結合しているので、間隙が生じ、そしてこの複合体は、水が浸透する(水浸透性)ものである。この結果、砕いた岩を含む複合体を水が攻撃するエネルギーは、水が空洞に「逃げる」ことによって、より良好に吸収され、そして成形物の破壊は発生しない。
本発明では、土手(bank)は、流水(小川)、川、又は運河の土手を意味するものとして理解されて良い。更に、土手は、湖の岸、貯水池、又は海の海岸領域であっても良い。これらは、平坦な岸、斜面、ダム、プラットフォーム、又は堤防(levee)であって良い。
本発明に従う方法を使用するための更なる可能性は、流水中に少なくとも部分的に存在する構造物を、いわゆる水面下浸食(subsurface erosion)から保護するためのものである。水面下浸食は、流水により地面(グランド)、特に流れの底部が局所的に深くなることを意味するものとして理解される。水面下浸食は、少なくとも、狭い領域(しばしば橋脚でもある)で、水の流れが強い場合に、回転する流れ、いわゆる水回転(water roll)(水回転は、水の過剰集結(congestion)と次の急激な勾配に起因する。)によって、基礎部分が攻撃(アタック)される箇所に発生するものである。例えば、海橋(sea bridge)、水橋(water bride)又は浮橋の支持柱又は橋柱、浮、固定防波堤等のドック、ボート停泊所、又はドライドック、波止場、ボートハウス、土手壁、サクガン機、風力発電設備等の沖合設備、シーマーカー、ライトハウス又は測定プラットフォーム、水力発電所、トンネル、パイル等に同様の現象が見出される。
本発明に従う方法は、このような場合に、特に有利に使用される。そして、合成樹脂の液体成分を分配する他の方法では、このような適用に不利となると考えられる。例えば、石が最初に導入され、そして、次に合成樹脂の液体成分が石に施される場合には、水の流動のために、石上に成分を均一に分配することができない。
水面下浸食を防止するために設置される複合体の形状(ジオメトリー)は、それぞれの流れに依存する。
水面下浸食を防止するための複合体は、流れに依存して、構造物に直接的に設置することができ、そして構造物から除去することができる。
複合体ボディは、開口した間隙構造(open gap system)を有しており、この間隙構造は、流体力学的なエネルギーを吸収可能であり、従って、波と流れのエネルギーが崩壊し、そして、その結果、水面下浸食が低減されるので、構造物へのダメージが回避され、そして支持体要素及び構築要素を支持するための耐負荷容量を増すことができる。
更なる有利な点は、この複合体への修理が、単純な方法で行われるということである。
上述のように、合成樹脂は、液体出発成分(この液体出発成分は、硬化して固体合成樹脂を与える。)から製造されるものである。合成樹脂は、コンパクト合成樹脂であることが好ましく、すなわち、合成樹脂は、実質的に孔(pore)を含まないことが好ましい。セル状合成樹脂と比較して、コンパクト合成樹脂は、機械的に安定性が優れていることで区別される。合成樹脂内に泡(バブル)が発生しても良く、そしてこのことは通常、重要ではない。しかしながら、これらは可能な限り最小限のものであるべきである。
これに加え、合成樹脂が疎水性であることが好ましい。この結果、合成樹脂の水による分解(degradation)が抑制される。
使用することが好ましいポリウレタンに関し、以下のことが記載される。
本発明において、ポリウレタンの成分は、遊離イソシアネート基を有する極めて一般的な化合物、及びイソシアネート基に対して反応性の基を有する化合物であると理解される。イソシアネート基に対して反応性の基は、通常、ヒドロキシル基又はアミノ基である。アミノ基は、反応性が極めて高く、そして従って、反応混合物を迅速に処理しなければならないので、ヒドロキシル基が好ましい。これらの成分によって形成される製造物は、通常、以降において、「ポリウレタン」と称される。
2例の方法変形例の何れもが、石は乾燥した状態で存在する必要がない。驚くべきことに、ポリウレタンと石の間の良好な付着(adhesion)が、濡れた石の存在下に、及び水中においてであっても得ることができた。
使用するポリウレタンは、通常のもので、そして、このタイプの公知の化合物であって良い。これらの材料は、ポリイソシアネートを、少なくとも2個の活性水素原子を有する化合物と反応させることにより製造される。原則として、室温では液体のポリイソシアネート、少なくとも2個のイソシアネート基を有する混合物、及びプレポリマーを使用可能である。
好ましくは、芳香族ポリイソシアネートが使用され、特に好ましくはトルエンジイソシアネート(TDI)の異性体、及びジフェノールメタンジイソシアネート(MDI)の異性体であり、そして特に、MDIとポリフェニレンメチレンポリイソシアネート(粗製MDI)である。ポリイソシアネートは変性されていて良く、例えば、イソシアネート基を導入することにより、及び特に、ウレタン基を導入することにより変性されて良い。後者側に記載した化合物は、ポリイソシアネートを、化学量論未満の量の、少なくとも2個の活性水素原子を有する化合物と反応させることにより製造され、そして通常、NCOプレポリマーと称される。これらのNCO含有量は、通常、2〜29質量%の範囲である。
通常、多官能性アルコール、いわゆるポリオール、また好ましい程度は低いが、多官能性アミンがイソシアネート基に対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物として使用される。
本発明に従う好ましい実施の形態では、使用されるコンパクトポリウレタンは、疎水性処理がされたものである。疎水性は、特に、脂肪化学におけるヒドロキシル−官能性成分を、ポリウレタン系の少なくとも1種の出発成分、好ましくはポリオール成分に加えることによってもたらされる。
脂肪化学では通常のものであり、そして使用して良いヒドロキシル−官能性成分の群は公知である。例は、ひまし油、グレープシードオイル、ブラッククミンオイル、パンプキンシードオイル、ルリチサシードオイル、大豆オイル、小麦麦芽オイル、ナタネシードオイル、ヒマワリオイル、ピーナッツオイル、アプリコットケルネルオイル、ピスタチオケルネルオイル、アーモンドオイル、オリーブオイル、マカダミアナッツオイル、アボカドオイル、シーバックスローンオイル、ゴマオイル、ヘーゼルナッツオイル、マツヨイグサオイル、野バラオイル、アサオイル、アザミオイル、クルミオイル、等のヒドロキシル基で変性されたオイル、
ヒドロキシル基で変性され、及びミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、バセン酸(vaccenic acid)、ペトロゼレイン酸(petroselenic acid)、ガドレイン酸(gadoleic acid)、エルカ酸、ネルボン酸(nervonic acid)、リノール酸、リノレン酸、ステアリドン酸、アラキドン酸、チムノドン酸、クラパノドン酸又はセルボン酸(cervonic acid)に基く脂肪性エステルである。ひまし油、及び、ひまし油とアルキレンオキシド又はケトン−ホルムアルデヒド樹脂との反応生成物を使用することが好ましい。後者側に記載した化合物は、例えば、Desmophen(登録商標)1150の名称で、Bayer AGによって市販されている。
使用することが好ましい、脂肪化学上のポリオールの群は、アルコールとの同時反応、及び所望により、次の更なるトランスエステル化反応でエポキシド化された脂肪性エステルの環を開放することによって得られる。ヒドロキシル基のオイルと脂肪(fat)への導入は、先ず第1に、これら生成物中に存在するオレフィン性二重結合のエポキシド化を行い、次に形成したエポキシド基を単価又は多価のアルコールと反応させることによってなされる。この結果、エポキシド環はヒドロキシル基になるか、又は多官能性アルコールの場合には、より多数のOH基を有する構造物になる。オイルと脂肪は、通常、グリセリルエステルであるので、上述した反応の間、並行したトランスエステル化も行われる。このようにして得られた化合物は、分子量が、500〜1500g/molの範囲であることが好ましい。このような生成物は、例えばHenkelから入手可能である。
本発明に従う特に好ましい実施の形態では、使用されるコンパクトポリウレタンは、ポリイソシアネートを、化合物(この化合物は、イソシアネート基に対して反応性の水素原子を少なくとも2個有している)と反応させることにより製造できる。ここで、少なくとも2個の反応性水素原子を有している化合物は、少なくとも1種の(脂肪化学では通常の)ポリオール、及びフェノールで変性された、少なくとも1種の芳香族炭化水素樹脂、特にインデン−クマロン(indene-coumarone)樹脂を含んでいる。ポリウレタン及びその成分は、高い疎水性を有しており、このために、これらは水中においてでも硬化可能である。
好ましくは、フェノール−変性インデン−クマロン樹脂、特に好ましくは芳香族炭化水素の工業的混合物、特に一般式(I)、
Figure 2008544008
(但し、nが2〜28である。)の化合物を実質的な成分として含むものが、フェノールで変性され、そして末端フェノール基を有する芳香族炭化水素樹脂として使用される。このような製造物は市販されており、そして、例えば、NOVARES(登録商標)という商標名でRutgers VFT AGから入手できる。
フェノールで変性された芳香族炭化水素樹脂、特にフェノールで変性されたインデン−クマロン変性樹脂は、通常、OH含有量が0.5〜5.0質量%である。
脂肪化学上のポリオール、及びフェノールで変性された芳香族炭化水素樹脂、特にインデン−クマロン樹脂は、100:1〜100:50の質量比で使用することが好ましい。
上述した化合物と共に、少なくとも2個の活性水素原子を有する更なる化合物を使用して良い。加水分解に対して高い安定性を有しているので、ポリエーテルアルコールが好ましい。これらは、通常の、そして公知の方法で、通常ではアルキレンオキシドのH−官能性開始剤との付加反応によって製造される。付随して使用されるポリエーテルアルコールは、好ましくは、官能性が少なくとも3であり、そしてヒドロキシルナンバーが、少なくとも400mg/KOH、好ましくは少なくとも600mg/KOH、特に400〜1000m/KOHの範囲である。これらは、少なくとも3官能性の開始剤と、アルキレンオキシドとを反応させることにより、通常の方法で製造される。使用して良い開始剤は、分子内に水酸基を少なくとも3個有するアルコール、例えばグリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリチリトール、ソルビトール、又はサッカロースが好ましい。使用することが好ましいアルキレンオキシドは、プロピレンオキシドである。
通常の成分、例えば触媒、及び通常の助剤及び添加剤を反応混合物に加えることができる。成分中に水分が蓄積し、そしてこれによりポリウレタンが発泡することを避けるために、特に、乾燥剤、例えばゼオライトが反応混合物中に加えられて良い。これらの物質は、イソシアネート基に対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物に加えられることが好ましい。この混合物は、工業的に、しばしばポリオール成分と称される。更に、複合体の長期間の安定性を改良することを目的として、微生物による攻撃(アタック)を防止する作用物質を加えることが有利である。更に、成形物の脆化(embrittlement)を回避するために、UV安定剤を加えることが好ましい。
使用するポリウレタンは、原則として、触媒が存在することなく製造することができる。硬化を改良するために、触媒を付随して使用することが好ましい。選択した触媒は、反応時間を可能な限り長くするものであることが好ましい。反応混合物が長時間、液体のままで残っていることも可能である。上述のように、原則として、触媒を全く使用しないことも可能である。
ポリイソシアネートとイソシアネート基に対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物の組み合わせは、イソシアネート基の化学量論的な過剰量が、好ましくは5%、特に5〜60%の範囲で存在する割合で成されることが好ましい。
使用することが好ましい疎水性ポリウレタンは、特に良好な処理性で区別される。従って、これらポリウレタンは、良好な付着性(粘着性)、特に、濡れた岩等の濡れた支持体、特に砕いたグラナイトに対しての良好な付着性を有している。水が存在するにもかかわらず、ポリウレタンは、コンパクトな状態で硬化する。使用したポリウレタンは、層が薄い場合でも、完全なコンパクト硬化を示す。
従って、使用することが好ましいポリウレタンは、土手斜面、特にダム、及び堤防に特に適切であることが好ましい。岩とポリウレタンとの間の結合は非常に強い。更に、特に疎水性ポリウレタンの使用に伴い、ポリウレタンの流体力学的な浸食が実質的になくなり、そして従って、本発明に従う方法により、土手斜面の非常に長期間の安定性が維持される。
本発明に従う方法を行うために、ポリイソシアネートは、活性水素原子を少なくとも2個有する化合物と混合されることが好ましく、そしてこの混合物は石(ストーン)と混合される。原則として、ポリウレタンの両出発成分を、石に別々に加え、そしてこれらを、石と相互に混合することも可能である。しかしながら、この場合、不均一な混合、及び従って、ポリウレタンの不適切な機械的特性が発生し得る。
ポリウレタンの出発成分の混合は、公知の方法で行うことができる。最も単純なケースでは、成分は所望の割合で、容器、例えばバケット中に挿入され、そして単純な攪拌によって混合され、そして次に混合装置内で石と混合される。ポリウレタンの出発成分を、ポリウレタン化学では通常の混合要素、例えば混合ヘッド内で混合し、混合物を石と接触させることも可能である。
以下に実施例を用いて、本発明を詳細に説明する。
(機械的混合による、砕いた岩/ポリウレタン複合体の製造)
平均大きさが2〜10cmの砕いた岩、約1200kg又は約0.5m3を、混合装置(タイプ“Fligel Duplex Mischaufel”、内部に混合アームが存在する混合ドラムから成る。)中に挿入した。別に製造した、18kgの液体ポリウレタン反応混合物を混合ドラムの内容物に加えた。この反応混合物は、12kgのポリオール混合物(ポリオール成分と称される)、及び6kgのポリイソシアネート(イソシアネート成分と称される)から製造されたものである。砕いた岩と液体ポリウレタンの混合物は、混合ドラム内で2〜3分間、徹底的に混合(攪拌)され、砕いた岩の全表面がポリウレタン反応混合物で濡らされた。
混合ドラムは、その内容物が、補強の対象となる土手領域に直接的に広げることができるように、内容物と共に配置された。砕いた岩と砕いた岩の表面上に存在するポリウレタン反応混合物の混合物は、レーキを使用して分配することができ、これにより、硬化の後、厚さが約30cmの、均一な個体であるが、しかし水浸透性の複合体を形成することができた。この複合体は、水の波に起因する負荷に耐えることができ、そして従って、土手領域を強化する。

Claims (19)

  1. 合成樹脂とばら石との複合体を製造する方法であって、
    a)ミキサー中で、ばら石を、前記合成樹脂の液体の出発成分と混合する工程、
    b)前記ミキサーから、この混合物を排出する工程、
    c)前記合成樹脂を硬化させる工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 非連続方式で行なわれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 連続方式で行なわれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ばら石の大きさは、1〜50cmであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 工程b)での混合物が、保護すべき又は補強すべき表面に施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 工程b)での混合物が、成形型内に導入されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 砂が、合成樹脂の表面に施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 土手、丘陵斜面、又は坂等の表面、及び/又は支持要素及び構築要素等の、流動する水中に少なくとも部分的に存在する構造物を補強及び保護する方法であって、以下の工程、
    a)ミキサー中で、ばら石を、合成樹脂の成分の液体の出発材料と混合する工程、
    b)この混合物を、ミキサーから、保護されるべき表面上に排出する工程、
    c)合成樹脂を硬化させる工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  9. 土手、丘陵斜面、又は坂等の表面、又は支持要素及び構築要素等の、流動する水中に少なくとも部分的に存在する構造物を補強及び保護する方法であって、以下の工程、
    a)ばら石を、ミキサー中で、合成樹脂の成分の液体の出発材料と混合する工程、
    b)この混合物をミキサーから、成形型に排出する工程、
    c)合成樹脂を硬化させる工程、
    d)工程c)で得られた成形物を、土手、丘陵斜面、又は坂等の表面、又は支持要素及び構築要素等の、流動する水中に少なくとも部分的に存在する構造物に施す工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  10. 合成樹脂が、ポリウレタン、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリレート及びメトアクリレートから成る群から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 合成樹脂がポリウレタンであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. ポリウレタンが疎水性であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. ポリウレタンがコンパクトであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. コンパクトポリウレタンが、
    i)ポリイソシアネートと、
    ii)イソシアネート基に対して反応性の水素原子を少なくとも2個有する化合物を反応させることにより製造が可能であり、
    及び少なくとも2個の反応性水素を有する化合物が、脂肪化学上のポリオールを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  15. 成分ii)が、フェノールで変性された芳香族炭化水素樹脂を少なくとも1種含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 成分ii)が、脂肪化学上のポリオールを少なくとも1種含み、及びフェノールで変性された芳香族炭化水素樹脂を少なくとも1種含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 脂肪化学上のポリオールが、
    ひまし油、
    グレープシードオイル、ブラッククミンオイル、パンプキンシードオイル、ルリチサシードオイル、大豆オイル、小麦麦芽オイル、ナタネシードオイル、ヒマワリオイル、ピーナッツオイル、アプリコットケルネルオイル、ピスタチオケルネルオイル、アーモンドオイル、オリーブオイル、マカダミアナッツオイル、アボカドオイル、シーバックスローンオイル、ゴマオイル、ヘーゼルナッツオイル、マツヨイグサオイル、野バラオイル、アサオイル、アザミオイル、クルミオイル、等のヒドロキシル基で変性されたオイル、
    ヒドロキシル基で変性され、及びミリストレイン酸、パルミトレイン酸、バセン酸、ペトロゼレイン酸、ガドレイン酸、エルカ酸、ネルボン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリドン酸、アラキドン酸、チムノドン酸、クラパノドン酸又はセルボン酸に基く脂肪性エステル、及び、
    アルコールとの同時反応で、エポキシド化された脂肪性エステルの環を開放することによって得られるポリオールから成る群から選ばれることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  18. フェノールで変性された芳香族炭化水素樹脂が、フェノール変性インデン−クマロン樹脂であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  19. フェノールで変性された芳香族炭化水素樹脂が、OHを、0.5〜5.0質量%有していることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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