JP2002332605A - 破砕物集合体 - Google Patents

破砕物集合体

Info

Publication number
JP2002332605A
JP2002332605A JP2001138717A JP2001138717A JP2002332605A JP 2002332605 A JP2002332605 A JP 2002332605A JP 2001138717 A JP2001138717 A JP 2001138717A JP 2001138717 A JP2001138717 A JP 2001138717A JP 2002332605 A JP2002332605 A JP 2002332605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushed material
crushed
material aggregate
aggregate
industrial waste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001138717A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Mori
純一 森
Kunio Awazu
邦男 粟津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001138717A priority Critical patent/JP2002332605A/ja
Publication of JP2002332605A publication Critical patent/JP2002332605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 土木工事の際に、産業廃棄物を利用すること
ができるようにしたものである。 【解決手段】 産業廃棄物を任意の形状に破砕し、その
破砕物1を透水性を有するように集合したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路や河川などの
土木工事全般に利用可能な破砕物集合体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、道路や河川などの土木工事に使用する構造物は、全
てが、自然環境を破壊し、新たな資源を使って造られた
構造物である。そのため、人間の利便性や安全性を追求
するために施工される道路や河川などの土木工事は、自
然環境を破壊し、新たに多くの資源を使用するため、社
会の貢献性よりも社会へ悪影響の方が注目されがちであ
る。また、近年において、産業廃棄物の処理は、早急に
解決しなければならない課題であり、産業廃棄物の利
用、自然環境の保護、資源の保護などが大きなテーマと
して取り上げられている。そこで、本発明は、上記の課
題を解決すべく、土木工事を行う際に、産業廃棄物を利
用することができるようにしたものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明の破砕物集合体
は、産業廃棄物を任意の形状に破砕し、その破砕物を透
水性を有するように集合してなるものである。
【0004】好ましい第1実施例では、前記破砕物を接
着剤で接合してなるものである。
【0005】好ましい第2実施例では、前記破砕物をメ
ッシュ状容器に収納してなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施例を説
明をする。
【0007】まず、図1に示す、本発明の第1実施例に
ついて説明する。まず、家庭や工場などから排出される
産業廃棄物、例えば、ゴム製品、合成樹脂製品、塩化ビ
ニール製品、ガラス製品、砕石などを、産業廃棄物処理
工場に集める。そして、その集められた産業廃棄物を種
類ごとに分別し、その種類に応じて、カッターなどの破
砕手段で、任意の形状、大きさに破砕し、破砕物1を形
成する。この破砕物1の大きさは、例えば、20から5
0mm程度である。この大きさは、上記の記載に限定さ
れるものでなく、適宜設計することができる。
【0008】そして、型枠を設置し、その型枠内部に、
様々な種類からなる破砕物1を充填する。その後、エポ
キシ樹脂などの接着剤を流し込み、攪拌することによ
り、各破砕物1が接合され、所定の大きさの破砕物集合
体を形成するようになっている。接着剤は、上記の種類
に限定するものでなく、コンクリートボンドなどであっ
てもよい。この破砕物1は、それぞれが任意の形状、大
きさからなるものであるため、これらを攪拌することに
より、結果的に間隙が形成されることとなり、この間隙
によって、破砕物集合体は透水性を有することとなる。
【0009】そして、この間隙の大きさによって破砕物
集合体の透水性が決まるため、破砕物1が小さい程、間
隙は小さくなり、破砕物集合体の透水性が悪くなる。そ
して、破砕物1が大きい程、間隙は大きくなり、破砕物
集合体の透水性が良くなるようになっている。そのた
め、この破砕物集合体の利用方法によって、破砕物1の
大きさを決め、透水性を決定することとなる。
【0010】次に、図2に示す、本発明の第2実施例に
ついて説明する。破砕物1は、上記と同様に、産業廃棄
物を任意の形状、大きさに破砕したものからなってい
る。そして、この破砕物1の大きさよりも小さい編目か
らなるメッシュ状容器2に、破砕物1を充填して収納
し、破砕物集合体を形成するものである。そして、上記
と同様に、破砕物1は、それぞれが任意の形状、大きさ
からなるものであるため、これらを攪拌することによ
り、結果的に間隙が形成され、この間隙によって、破砕
物集合体は透水性を有することとなる。また、この間隙
の大きさによって破砕物集合体の透水性が決まるため、
破砕物1が小さい程、間隙は小さくなり、破砕物集合体
の透水性が悪くなる。そして、破砕物1が大きい程、間
隙は大きくなり、破砕物集合体の透水性が良くなるよう
になっている。そのため、この破砕物集合体の利用方法
によって、破砕物1の大きさを決め、透水性を決定する
こととなる。
【0011】本発明の破砕物集合体は、様々な土木工事
に使用することができ、以下その使用例について説明す
る。
【0012】まず、図3に示す、側溝Sに使用する場合
の使用例について説明する。工場などで、歩道や車道に
設置されている側溝Sの内部に適合する形状の破砕物集
合体を、予め製造する。例えば、側溝Sの内部の高さ及
び幅が、共に30cmからなる側溝Sに使用する場合に
おいては、高さ及び幅が25cm、長さが1mからなる
第1実施例の破砕物集合体を、工場などで複数個製造す
る。そして、それらを設置現場に運び、側溝Sの内部に
収納していく。
【0013】この破砕物集合体は、透水性を有するた
め、雨が降っても、側溝Sの内部に雨水が流れるように
なっており、側溝Sとしての機能は確保することができ
る。そして、側溝Sの内部を破砕物集合体で充填するた
め、歩行者や自動車が側溝Sに落ちることを防ぐことが
でき、安全性の向上を図ることができるようになってい
る。また、ごみや落ち葉などが側溝Sに溜まることが防
ぐことができるため、清掃などの管理が容易なようにな
っている。また、破砕物集合体の上面にだけ、美観の優
れた砕石を接合することにより、コンクリート製品の印
象しかない側溝Sに、装飾的な作用を施すことができ、
また、周りの景観に適合させることができる。
【0014】さらに、河川に使用する場合の使用例につ
いて説明する。工場などで、幅及び長さが1m、高さが
50cmからなるメッシュ状容器2に、破砕物1を充填
し、第2実施例の破砕物集合体を製造する。そして、そ
れを河川現場に運び、河床に予め設置されたアンカーボ
ルトに固定する。そうすることにより、この透水性を有
する破砕物集合体は、河川の水の流れに影響を及ぼすこ
となく、魚など河川に生息する生物の住処として使用す
ることができる。
【0015】次に、運動場などに使用する場合の使用例
について説明する。運動場などに降った雨水を排水する
ため、通常、運動場の地下には、暗渠が配置されてい
る。そして、この破砕物集合体を暗渠として使用するも
のである。この使用方法の一例を説明する。まず、高さ
が50cm、幅が80cmの溝を碁盤目状に掘削する。
その際、雨水が流れるよう、底面部分を排水方向に勾配
をつけて掘削するようにする。そして、その掘削した溝
に、破砕物1を充填し、土で地表面を埋め戻す。そうす
ることによって形成された破砕物集合体は、通水性を有
し、雨水を排水するための暗渠となる。
【0016】さらに、田畑などの塩害を防止するために
使用する場合の使用例について説明する。工場などで、
幅、長さ及び高さが1mからなるメッシュ状容器2に、
破砕物1と保水性を有する物質、例えば、強固なウール
などを混ぜ合わせて充填し、第2実施例の破砕物集合体
を製造する。そして、この破砕物集合体を、塩害などの
被害を受けている田畑一面の地中10m程度の位置に、
高さが2から3mとなるように敷きつめ、保水性を有す
る破砕物集合体の透水層を設けるようにする。この透水
層によって、地中にある塩分を含んだ水が、地表面に湧
き出ないようになり、塩分を含まない水だけが地表面に
湧き出るようになっている。そうすることによって、田
畑の塩害を防止することができる。
【0017】上記の記載では、それぞれの使用例ごと
に、第1実施例あるいは第2実施例の破砕物集合体を使
用したが、第1実施例の破砕物集合体を第2実施例の破
砕物集合体に置き換えてもよく、その逆でもよい。ま
た、側溝内部や暗渠として使用する場合などのように、
予め工場などで破砕物集合体を製造しなくても、側溝内
部や暗渠部分となる掘削部分に、直接破砕物1を充填し
て使用してもよい。さらに、破砕物集合体の大きさは、
上記の記載に限定されるものではなく、現場条件などに
合わせて適宜設定することができるものである。また、
この破砕物集合体の使用例も、上記の記載に限定される
ものでなく、適用可能な土木工事全般において使用する
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、産業廃棄物の破砕物を集合した破砕物集合体を種々
の土木工事に利用するようになっているため、自然環境
を破壊すると思われがちの土木工事において、産業廃棄
物の処理に貢献でき、資源の省力化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】この発明を側溝に使用したときの使用例を示す
一部断面斜視図である。
【符号の説明】
1 破砕物 2 メッシュ状容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B09B 3/00 301 B09B 3/00 ZABZ ZAB (72)発明者 粟津 邦男 京都府京都市山科区音羽中芝町43番地の1 Fターム(参考) 2D018 EA11 2D051 AA01 AA07 AB04 AC06 AD07 AF01 AF06 AG03 AG11 AG20 AH02 DA01 DA07 DB04 4D004 AA50 BA02 CA04 CA14 CA45 CB13 CB50 CC20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業廃棄物を任意の形状に破砕し、その
    破砕物を透水性を有するように集合してなるものである
    ことを特徴とする破砕物集合体。
  2. 【請求項2】 前記破砕物を接着剤で接合してなるもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の破砕物集合
    体。
  3. 【請求項3】 前記破砕物をメッシュ状容器に収納して
    なるものであることを特徴とする請求項1に記載の破砕
    物集合体。
JP2001138717A 2001-05-09 2001-05-09 破砕物集合体 Pending JP2002332605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138717A JP2002332605A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 破砕物集合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138717A JP2002332605A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 破砕物集合体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002332605A true JP2002332605A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18985610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001138717A Pending JP2002332605A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 破砕物集合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002332605A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544115A (ja) * 2005-06-14 2008-12-04 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 土手、山腹/丘陵、及び斜面、並びに流動する水中に少なくとも部分的に存在する構造体を、鉱物粒子とエポキシ樹脂とを含む複合材料により、安定化し、保護する方法
US8053533B2 (en) 2008-08-27 2011-11-08 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Phenolic OH-containing polyimide silicone, epoxy resin and curing agent

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544115A (ja) * 2005-06-14 2008-12-04 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 土手、山腹/丘陵、及び斜面、並びに流動する水中に少なくとも部分的に存在する構造体を、鉱物粒子とエポキシ樹脂とを含む複合材料により、安定化し、保護する方法
US8053533B2 (en) 2008-08-27 2011-11-08 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Phenolic OH-containing polyimide silicone, epoxy resin and curing agent

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9163375B2 (en) Synthetic ground cover system with binding infill for erosion control
CN207793788U (zh) 一种透水路面雨水入渗结构
US9587364B2 (en) Synthetic ground cover system with impermeable backing and binding infill for erosion control
JP2006118265A (ja) 雨水排水システムにおける浸透管、浸透管付き取水桝及び排水システム
CN104343177B (zh) 地下排水通道
KR100855630B1 (ko) 우수의 수집 및 저장을 위한 지하 구조물
KR101333120B1 (ko) 가로수목 식재박스 및 이를 이용한 물 순환 환경 구축을 위한 가로 수목 공간 조성 구조
CN206815479U (zh) 景观旋流排渗井
KR101959680B1 (ko) 방초 투수보도블록 구조 및 그 시공방법
JP2002332605A (ja) 破砕物集合体
KR101906075B1 (ko) 투수성 도로 경계용 측구
KR101374622B1 (ko) 침하방지 기능을 구비한 가로수목 식재 박스
CN206157878U (zh) 海绵城市的生物滞水池系统
KR20190140231A (ko) 사면녹화 계단식 폴딩타입 지오매트
JP7354833B2 (ja) タテ溝呑口の製造方法
CN210085980U (zh) 人行道旁自然高边坡生态防护结构
KR101663914B1 (ko) 조립식 우수 침투형 측구
CN207469025U (zh) 一种用于海绵城市雨水收集的人行路面透水砖
KR101332203B1 (ko) 보도블록용 배수통
KR20090129319A (ko) 비노출 배수로의 기층구조 및 유공관을 포함하는 비노출 배수로의 시공방법
JP2016079592A (ja) 舗装構造
KR200224492Y1 (ko) 측구용 투수 콘크리트블록
CA2939913C (en) Synthetic ground cover system for erosion control
KR101663913B1 (ko) 조립식 우수 침투형 측구
CN214363974U (zh) 一种透水混凝土雨水井