JP7354833B2 - タテ溝呑口の製造方法 - Google Patents
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Description
そこで、現在では、前記集水桝の代わりにコンクリート製のタテ溝呑口を構築し、設置するものとしている。
横方向に延出された横排水溝を縦方向に延出する縦排水溝に連通させるタテ溝呑口型排水溝の構築方法であって、
前記横排水溝の間に所定間隔をあけ、状況によって該間隔間で対向する横排水溝における上側側壁間に上側側壁用芯材を設置すると共に、対向する下側側壁間には、略Y字型に配置されて縦排水溝に連通する一対の縦排水溝連結用芯材を配置してなり、
前記配置した上側側壁用芯材と縦排水溝連結用芯材及び上側側壁用芯材と縦排水溝連結用芯材で囲まれた空間にシート部材を被せ、
前記シート部材は、特殊配合のドライコンクリートを繊維織編物とポリ塩化ビニル(PVC)シートで挟んだ構造とされ、
該シート部材の表面側は透水面として繊維織編物で構成され、裏面側は防水面と水密性を確保すべくPVCシートで構成され、その間にはコンクリートの乾燥粉末が繊維マトリクス中に閉じ込められて構成され、
次いで、該シート部材に添加物を添加して固化させ、タテ溝呑口型排水溝を構築した、
ことを特徴とし、
または、
法面の上方で横方向に延出して形成された横排水溝と縦方向に下り勾配を有し延出して形成された縦排水溝とを連通させるタテ溝呑口型排水溝の構築方法であって、
前記横排水溝間に所定間隔をあけ、状況によって該間隔間で対向する横排水溝における上側側壁間に上側側壁用芯材を設置すると共に、対向する下側側壁間には、略Y字型に配置されて前記縦排水溝に連通する一対の縦排水溝連結用芯材を下り勾配にして配置してなり、
前記配置した上側側壁用芯材と縦排水溝連結用芯材及び上側側壁用芯材と縦排水溝連結用芯材で囲まれた空間にシート部材を被せ、
前記シート部材は、特殊配合のドライコンクリートを繊維織編物とポリ塩化ビニル(PVC)シートで挟んだ構造とされ、
該シート部材の表面側は透水面として繊維織編物で構成され、裏面側は防水面と水密性を確保すべくPVCシートで構成され、その間にはコンクリートの乾燥粉末が繊維マトリクス中に閉じ込められて構成され、
次いで、該シート部材に添加物を添加して固化させ、タテ溝呑口型排水溝を構築した、
ことを特徴とし、
または、
前記上側側壁用芯材と一対の縦排水溝連結用芯材には、略垂直方向に立設させる立設部が下端部に設けられた、
ことを特徴とし、
または、
前記添加物は水溶液である、
ことを特徴とするものである。
例えば高速道路の両脇あるいは山の側面には下り傾斜面を有する法面10が形成されている(図5参照)。そして、法面地盤の安定性を確保するため、傾斜した法面10の途中に小段11が設けられ、この小段11には水平方向に延びる横排水溝が設けられる。この横排水溝は一般に小段排水溝1と称されている。
そして、例えば前記小段排水溝1と前記縦排水溝2とは連通するよう形成される。
そして、この一対の縦排水溝連結用芯材7は下り勾配をもって配置される。
図4に示すように、該シート部材9は、例えば、特殊配合のドライコンクリートを繊維織編物とポリ塩化ビニル(PVC)シートで挟んだ構造が考えられる。
そして、シート部材9の表面側は透水面として構成するため、すなわち表面側から水をかけるため、表面側に開口を有する繊維織編物で構成される。
また、裏面側については防水面と水密性を確保しなくてはならない。そのため、防水性と水密性を有する例えばPVCシートが使用される。
そして、その間にはコンクリートの乾燥粉末が繊維マトリクス中に閉じ込められて構成される。
尚、たとえ本発明により構築したタテ溝呑口排水溝が損壊したとしても、簡単に再構築することができるものとなる。
2 縦排水溝
3 タテ溝呑口排水溝
4 上側側壁
5 上側側壁用芯材
6 下側側壁
7 縦排水溝連結用芯材
8 立設部
9 シート部材
10 法面
11 小段
12 集水桝
Claims (4)
- 横方向に延出された横排水溝を縦方向に延出する縦排水溝に連通させるタテ溝呑口型排水溝の構築方法であって、
前記横排水溝の間に所定間隔をあけ、状況によって該間隔間で対向する横排水溝における上側側壁間に上側側壁用芯材を設置すると共に、対向する下側側壁間には、略Y字型に配置されて縦排水溝に連通する一対の縦排水溝連結用芯材を配置してなり、
前記配置した上側側壁用芯材と縦排水溝連結用芯材及び上側側壁用芯材と縦排水溝連結用芯材で囲まれた空間にシート部材を被せ、
前記シート部材は、特殊配合のドライコンクリートを繊維織編物とポリ塩化ビニル(PVC)シートで挟んだ構造とされ、
該シート部材の表面側は透水面として繊維織編物で構成され、裏面側は防水面と水密性を確保すべくPVCシートで構成され、その間にはコンクリートの乾燥粉末が繊維マトリクス中に閉じ込められて構成され、
次いで、該シート部材に添加物を添加して固化させ、タテ溝呑口型排水溝を構築した、
ことを特徴とするタテ溝呑口型排水溝の構築方法。 - 法面の上方で横方向に延出して形成された横排水溝と縦方向に下り勾配を有し延出して形成された縦排水溝とを連通させるタテ溝呑口型排水溝の構築方法であって、
前記横排水溝間に所定間隔をあけ、状況によって該間隔間で対向する横排水溝における上側側壁間に上側側壁用芯材を設置すると共に、対向する下側側壁間には、略Y字型に配置されて前記縦排水溝に連通する一対の縦排水溝連結用芯材を下り勾配にして配置してなり、
前記配置した上側側壁用芯材と縦排水溝連結用芯材及び上側側壁用芯材と縦排水溝連結用芯材で囲まれた空間にシート部材を被せ、
前記シート部材は、特殊配合のドライコンクリートを繊維織編物とポリ塩化ビニル(PVC)シートで挟んだ構造とされ、
該シート部材の表面側は透水面として繊維織編物で構成され、裏面側は防水面と水密性を確保すべくPVCシートで構成され、その間にはコンクリートの乾燥粉末が繊維マトリクス中に閉じ込められて構成され、
次いで、該シート部材に添加物を添加して固化させ、タテ溝呑口型排水溝を構築した、
ことを特徴とするタテ溝呑口型排水溝の構築方法。 - 前記上側側壁用芯材と一対の縦排水溝連結用芯材には、略垂直方向に立設させる立設部が下端部に設けられた、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のタテ溝呑口型排水溝の構築方法。 - 前記添加物は水溶液である、
ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のタテ溝呑口型排水溝の構築方法。
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