JP7094526B1 - 法面排水設備の壁状構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】資材の軽量化と作業の簡易化を図りつつ速やかに小段排水溝の流水断面を拡大できるようにする。【解決手段】小段排水溝D2の法肩H1側に打設されたコンクリート板D7に立設されて小段排水溝D2に沿って連続して配置された壁体部11aと、コンクリート板D7に固定されて壁体部11aを支持する固定部11bと、相互に隣接する壁体部11aの間に設けられて壁体部11a同士を連結する連結部12とを備える壁状構造体10を設置する。壁体部11aと固定部11bとは、両者の境界部分で屈曲部11cを形成するように一体形成されたアングル材11であり、連結部12は、相互に隣接する壁体部11aの間を閉塞するシーリング材である。【選択図】図5

Description

本発明は、法面排水設備に設置された壁状構造体に関し、特に小段排水溝の流水断面の拡大に適用して有効な壁状構造体に関するものである。
道路や鉄道などの建設においては、切土や盛土により作られる法面を流下する雨水を排水するための排水設備を設けることがある。また、排水設備には、最上部の法肩に設けられた法肩排水溝、小段に設けられた小段排水溝、小段排水溝と交差して法面沿いに設けられた縦排水溝、法尻に設けられた法尻排水溝などがある。
さて、近年においては、線状降水帯等の出現により時間当たり降水量や総降水量が大幅に増加する事例が頻発している。そのため、前述した排水設備、とりわけ小段排水溝では、急激な増水で排水溝が溢れ、溢れ出した雨水が法面を流下することにより当該法面が侵食され、法面崩壊が発生することがある。これは、建設当時の設計条件と現在の降雨状況とがかなり乖離してきているためであり、早急に流水断面を拡大して溢水を防ぎ、法面崩壊を防止することが求められる。
なお、法面に設けられた小段排水溝の排水処理能力を増大させる技術としては、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この特許文献1には、法面の小段にU字ブロックを埋設して設けた既設排水溝を覆うように敷設された水平補強鉄筋と、既設排水溝の中に下部が配設された複数本のアンカー鉄筋と、水平補強鉄筋の法尻側に立設された鉛直補強鉄筋と、鉛直補強鉄筋の両側に鉛直補強鉄筋を挟むように設置された一対の金網状型枠とを備え、既設排水溝、小段表面および一対の金網状型枠に向けて排水溝構築用モルタルを吹き付けて新規排水溝を構築する技術が記載されている。
特開2020-045612号公報
ここで、現地での流水断面の拡大工事は、狭隘な場所でしかも高所作業となることがある。このような場合には、重量のある資材やそれを所定の場所に設置するためのクレーン等が必要であり、車輌等の通行を遮断する車線規制を伴う大がかりな作業になることが多い。すると、作業の時期や時間帯が制約されるため、効率的に改良工事を進めるのが困難な状況になる。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、資材の軽量化と作業の簡易化を図りつつ速やかに小段排水溝の流水断面の拡大を行うことのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の法面排水設備の壁状構造体は、既設法面の小段に設けられて当該法面を流下した雨水を排水する小段排水溝、および前記小段排水溝の周りに打設されたコンクリート板を有する法面排水設備に設置された壁状構造体であって、前記小段排水溝の法肩側に打設された前記コンクリート板に立設され、前記小段排水溝に沿って連続して配置された壁体部と、前記コンクリート板に固定されて前記壁体部を支持する固定部と、相互に隣接する前記壁体部の間に設けられて当該壁体部同士を連結する連結部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る本発明の法面排水設備の壁状構造体は、請求項1記載の発明において、前記法面排水設備は、前記小段排水溝内の雨水を区域外に排出する縦排水溝をさらに有し、前記壁状構造体は、前記縦排水溝で終端となっている、ことを特徴とする。
請求項3に係る本発明の法面排水設備の壁状構造体は、請求項2記載の発明において、前記壁状構造体は、平面視で屈曲または湾曲して前記縦排水溝の法肩位置で終端となっている、ことを特徴とする。
請求項4に係る本発明の法面排水設備の壁状構造体は。請求項1~3の何れか一項に記載の発明において、前記壁体部と前記固定部とは、両者の境界部分で屈曲部を形成するように一体形成されたアングル材であり、前記連結部は、相互に隣接する前記壁体部の間を閉塞するシーリング材である、ことを特徴とする。
請求項5に係る本発明の法面排水設備の壁状構造体は、請求項4記載の発明において、前記アングル材の屈曲部は直角に形成されており、前記アングル材を構成する前記固定部の少なくとも一方端は、前記屈曲部で形成される辺と前記固定部の端部辺とでなす角度が90度未満となっている、ことを特徴とする。
請求項6に係る本発明の法面排水設備の壁状構造体は、請求項1~3の何れか一項に記載の発明において、前記壁体部は、板状部材であり、前記固定部と前記連結部とは、両者の境界部分で屈曲部を形成するように一体形成されるとともに相互に隣接する前記壁体部の間に配置され、前記壁体部の横方向の端部が挿入される溝部が前記連結部に形成されて前記壁体部を起立した状態に支持する継手である、ことを特徴とする。
請求項7に係る本発明の法面排水設備の壁状構造体は、請求項6記載の発明において、前記溝部の幅は、当該溝部に挿入される前記壁体部の端部との間に隙間が形成される幅に設定されている、ことを特徴とする。
請求項8に係る本発明の法面排水設備の壁状構造体は、請求項6記載の発明において、前記板状部材の上端部には、フランジが形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、比較的軽量で人力での資材搬入が可能な固定部を既設のコンクリート板に固定して壁体部を連結部で連結するという簡易な作業で壁状構造体を設置することができる。これにより、資材の軽量化と作業の簡易化を図りつつ速やかに小段排水溝D2の流水断面の拡大を行うことが可能になる。
法面の全体概要を示す図である。 法面排水設備の概略を当該法面を流下する雨水とともに示す斜視図である。 法面排水設備を構成する小段排水溝の幅方向の断面図である。 法面排水設備を構成する縦排水溝の幅方向の断面図である。 本発明の第1の実施の形態における壁状構造体を当該壁状構造体が設置された小段排水溝とともに示す斜視図である。 図5の幅方向の断面図である。 本発明の第1の実施の形態における壁状構造体を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態における壁状構造体を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例としての壁状構造体における設置態様の一例を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例としての壁状構造体における設置態様の他の一例を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例としての壁状構造体における設置態様のさらに他の一例を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態における壁状構造体の終端部を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態における壁状構造体を当該壁状構造体が設置された小段排水溝とともに示す斜視図である。 図13の壁状構造体を構成する板状部材を示す正面図である。 図14の側面図である。 図13の壁状構造体を構成する継手を示す平面図である。 図16の側面図である。 第2の実施の形態における壁状構造体を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態の壁状構造体における設置態様の一例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態の壁状構造体における設置態様の他の一例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態の壁状構造体における設置態様のさらに他の一例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態における壁状構造体の終端部の一例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態における壁状構造体の終端部の他の一例を示す平面図である。 本発明の変形例としての壁状構造体の終端部を示す平面図である。 図24の壁状構造体において継手に挿入されるアングル材の端部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
ここで、図1は法面の全体概要を示す図、図2は法面に設置された排水設備(法面排水設備)の概略を当該法面を流下する雨水とともに示す斜視図、図3は法面排水設備を構成する小段排水溝の幅方向の断面図、図4は法面排水設備を構成する縦排水溝の幅方向の断面図である。
山岳地帯等に道路(高規格幹線道路、国道等)や鉄道等(以下、「道路」という。)Rを建設する際には、図1に示すように、二点鎖線で示す原地盤の地面を削り取って地盤面を低くする切土、および原地盤に土を盛って地盤面を高くする盛土により法面Sが作られる。そして、法面Sには、図2に詳しく示すように、当該法面Sを流下する雨水Wを排水するための法面排水設備Dが設けられる。ここで、図2においては、法面排水設備Dのみを分かりやすく説明するために、図1に示した道路Rは省略され、小段H2および小段排水溝D2(後述する)は1カ所のみが表されているが、これら小段H2および小段排水溝D2は複数形成されていてもよい。
図1および図2に示すように、法面排水設備Dは、自然斜面からの雨水Wが法面Sに流れ込まないようにするために最上部の法肩H1に設けられた法肩排水溝D1、法面Sを流下する雨水Wによる浸水を防止して上部の法面Sからの流水が下部の法面Sに流れ込まないように小段H2(本実施の形態では、高さ5~10mごとに奥行き1~3mに形成された小段H2)に設けられた小段排水溝D2、法肩排水溝D1や小段排水溝D2に集水した水を導いて速やかに区域外に排出するため、法肩排水溝D1から延びて小段排水溝D2と交差して法面S沿いに設けられた縦排水溝D3、小段排水溝D2と縦排水溝D3とが交差した部分に設けられた集水枡D4(図12,図22,図23)、盛土内の浸透水の排除および法面Sの崩壊防止のために岩塊などの透水性が高い材料で設置された法尻工D5、縦排水溝D3や法面Sを流下する雨水Wを排水するために法尻H3に設けられた法尻排水溝D6、各排水溝D1,D2,D3,D6の周りに打設された厚さ50mmのコンクリート板D7(図3、図4参照)などで構成されている。なお、道路Rの法面S側には、雨水を図示しない地下排水溝に導入するための側溝D8が形成されている。
ここで、小段H2は、法面Sを流下する雨水Wの流速を低下させるために設けられる。つまり、小段H2を設けないと、法面Sの下部において表面水の流量・流速が増加して洗掘力が大きくなることことを防止するために設けられる。また、小段排水溝D2は、法面Sの下部に表面水が集中することを防ぐために設けられる。
なお、コンクリート板D7は、本実施の形態のように各排水溝D1,D2,D3,D6の周りだけではなく、雨水Wが流下する最上部の法肩H1から法尻H3に亘る全体に打設されていてもよい。
ここで、図3に示すように、小段排水溝D2は、例えば厚さ50mm、内法240mm、深さ240mm、長さ2000mm以上のコンクリート製のプレキャストU型側溝を連接して構成されており、下部には不陸(凸凹)を調整するための厚さ30mm程度の敷モルタルD2aが充填されている。また、小段排水溝D2の両側に打設されたコンクリート板D7には、小段排水溝D2に向かって下る5%の勾配がつけられている。
また、図4に示すように縦排水溝D3は、例えば厚さ60mm、内法300mm、深さ300mm、長さ600mmのコンクリート製のプレキャストU型側溝を連接して構成されている。なお、縦排水溝D3は、例えば法面Sの両側部や中央部など、小段排水溝D2の長さによって適宜の間隔で設置されている。また、縦排水溝D3の両側に打設されたコンクリート板D7には、縦排水溝D3に向かって下る10%の勾配がつけられている。
さて、本実施の形態において、このような構造となった法面排水設備Dには、次に説明する第1の実施の形態における壁状構造体あるいは第2の実施の形態における壁状構造体が設置される。以下、図5~図12を用いて第1の実施の形態における壁状構造体について、図13~図23を用いて第2の実施の形態における壁状構造体について説明する。
(第1の実施の形態)
図5は本発明の第1の実施の形態における壁状構造体を当該壁状構造体が設置された小段排水溝とともに示す斜視図、図6は図5の幅方向の断面図、図7は本発明の第1の実施の形態における壁状構造体を示す正面図、図8は本発明の第1の実施の形態における壁状構造体を示す平面図である。
本実施の形態の壁状構造体10は、小段H2に形成された小段排水溝D2の法肩H1側に打設されたコンクリート板D7に設置されている。この壁状構造体10は、コンクリート板D7に立設されて小段排水溝D2に沿って連続して配置された壁体部11aと、コンクリート板D7に固定されて壁体部11aを支持する固定部11bとが一体形成されたアングル材11と、相互に隣接する壁体部11aの間に設けられて壁体部11a同士を連結する連結部12とを備えている。なお、アングル材11は、相互に屈曲した壁体部11aと固定部11bとの境界部分でアングル材11の屈曲部11cを形成している。また、図示する場合には、アングル材11の屈曲部11cは直角に形成されているが、直角ではなくてもよい。
固定部11bの4カ所にはアンカー孔13が穿孔されており、当該アンカー孔13からコンクリート板D7に対してホールインアンカーなどのアンカーボルト14を打ち込むことにより、アングル材11がコンクリート板D7に固定されている。なお、壁状構造体10は雨水Wにさらされることから、アンカーボルト14には防錆処理を施した素材(例えば、ステンレス製(SUS304など)や亜鉛メッキ製など)を用いるのがよい。また、アンカー孔13の穿孔数は4カ所に限定されないことはもちろんであり、1カ所でもよいが、アンカー固定の安定性の観点からは複数箇所であるのが望ましい。さらに、アンカーボルト14は、ホールインアンカー以外であってもよい。但し、ホールインアンカーであれば、充電式ドリルでの施工が可能なために作業性がよい。なお、アングル材11は、例えば耐水性や耐熱性等に優れた接着剤など、アンカーボルト14以外でコンクリート板D7に固定するようにしてもよい。
本実施の形態において、アングル材11には、ステンレス製(SUS304など)の薄板や亜鉛メッキ鋼板などの鋼材、あるいはアクリル板やポリカーボネートなどの樹脂材が用いられている。また、屈曲部11cに沿ってコーキング材(図示せず)が塗布されて、アングル材11とコンクリート板D7との間が止水されている。但し、本実施の形態の壁状構造体10は、後述するように、集中豪雨時などにおいて小段排水溝D2における排水の流水断面を拡大するためのものであるため、壁状構造体10からの多少の逸水や漏水は問題がないと考えられる場合は、コーキング材の塗布は必要ではない。
なお、アングル材11の素材は特に限定されるものではないが、耐候性および耐食性を有する部材を用いるのが望ましく、また、樹脂材を用いた場合には、温度変化による伸縮を考慮して寸法を設定する必要がある。
本実施の形態において、アングル材11の全長が1000mm、厚みが1.2mm、壁体部11aの高さが150mm、固定部11bの奥行き幅が150mmとなっている。そして、壁状構造体10は小段排水溝D2から100mm後退した位置に設置されている。但し、小段排水溝D2の側壁と連続するように設置してもよく、小段排水溝D2から100mm以上後退した位置に設置してもよい。
連結部12は、相互に隣接する壁体部11aを連結するとともに、両者の間を閉塞するシーリング材であり、本実施の形態では、耐候性を有する幅100mmのシールテープが用いられている。但し、連結部12は、相互に隣接する壁体部11aの間を閉塞できれば足り、シールテープ以外の部材を用いてもよい。
第1の実施の形態における壁状構造体10によれば、壁体部11aの高さ分だけ排水の流水断面が拡大することになるので(図6の矢印Aで示す部分参照)、時間当たり降水量や総降水量が小段排水溝D2の排水能力を超えた場合であっても、漏れ出した雨水が法面Sを流下・侵食して当該法面が崩壊するような事態を抑制することができる。
そして、このような壁状構造体10は、前述のように、比較的軽量で人力での資材搬入が可能な鋼材や樹脂材からなるアングル材11を既設のコンクリート板D7に連続して固定してシールテープなどの連結部12で連結するという簡易な作業で設置することができる。これにより、資材の軽量化と作業の簡易化を図りつつ速やかに小段排水溝D2の流水断面の拡大を行うことが可能になる。
したがって、壁状構造体10の設置場所(つまり、現地での流水断面の拡大工事現場)が狭隘な場所や高所であっても、重量のある資材の搬入や設置のためのクレーン等は不要になることから、車輌等の通行を遮断する車線規制を伴う大がかりな作業になることはなくなる。よって、作業の時期や時間帯が制約されることがなく、廉価で効率的且つ早期に改良工事を行うことができる。
また、大がかりな作業なく壁状構造体10を設置することができるので、作業時の安全性が向上する。
さらに、壁状構造体10を設置するために必要な資材の寸法や数量を予め準備しておいて現地で施工することができるので、残材が発生することもない。
なお、壁状構造体10の施工は任意の位置からアプローチすることができ、法面Sの端部や道路R以外の側道等からアプローチすることもできる。また、施工順序は上流からでも下流からでもよい。
ここで、以上に説明した壁状構造体10では、図8に示すように、アングル材11の固定部11bの両端が、屈曲部11cで形成される辺と端部辺とでなす角度が90度となっているが、図9~図11の変形例に示すように、90度未満(例えば80度)となるように形成されていてもよい。
図8に示すように、当該部分の角度が90度の場合には、壁状構造体10を一直線に連続して設置する場合、あるいは隣接するアングル材11の2カ所の屈曲部11cでなす角度が180度以下になるように壁状構造体10を連続して設置する場合には問題ない。しかしながら、道路Rのカーブの方向(つまり、小段排水溝D2のカーブの方向)によっては、隣接するアングル材11の2カ所の屈曲部11cでなす角度が180度よりも大きくなるように壁状構造体10を連続して設置する必要がある。その場合、図8に示すアングル材11では、隣接するアングル材11の固定部11b同士が干渉してしまうことになる。
これに対して、固定部11bの両端について、屈曲部11cで形成される辺と端部辺とでなす角度が90度未満に形成されていれば、図9に示すように、アングル材11を一直線に設置する場合でも、図10に示すように、隣接するアングル材11の2カ所の屈曲部11cでなす角度が180度よりも大きくなるようにアングル材11を連続して設置する場合でも、図11に示すように、隣接するアングル材11の2カ所の屈曲部11cでなす角度が180度以下になるようにアングル材11を連続して設置する場合でも、隣接するアングル材11の固定部11b同士が干渉することがなくなる。
なお、アングル材11の屈曲部11cは直角ではなくてもよいと前述したが、屈曲部11cで形成される辺と固定部11bの端部辺とでなす角度が90度未満に形成されている場合には、アングル材11の屈曲部11cは直角に形成される。これは、アングル材11の屈曲部11cを直角に形成しておかないと、図10や図11に示すようにアングル材11を設置した場合、互いに隣接する壁体部11aの間に隙間ができたり、逆に干渉するようになるからである。
また、ここでは、固定部11bの両方の端部が、屈曲部11cで形成される辺と端部辺とでなす角度が90度未満に形成されているが、片方の端部だけが90度未満に形成されていてもよい。つまり、固定部11bの少なくとも一方端が90度未満に形成されていればよい。
さて、以上説明した第1の実施の形態の壁状構造体10は、図12に示すように、平面視で屈曲して縦排水溝D3の法肩H1の位置で終端となっている。
すなわち、図12において、壁状構造体10は、小段排水溝D2と縦排水溝D3との交差部分に配置されている相互に隣接したアングル材11のそれぞれの固定部11bの交差部分側の端部辺と屈曲部11cで形成される辺とでなす角度は、何れも45度(角度の合計が90度)になっており、直角に屈曲している。そして、縦排水溝D3の法肩H1の位置まで延び、そこで終端となっている。
小段排水溝D2と縦排水溝D3との交差部分に設置された集水枡D4で雨水が多くなって逸水や漏水が発生しやすくなる。そこで、このように壁状構造体10を縦排水溝D3の法肩H1の位置で終端となるようにすれば、当該部分の流水断面が拡大されるので、逸水や漏水によりあふれた雨水が法面Sに流出しにくくなる。
(第2の実施の形態)
図13は本発明の第2の実施の形態における壁状構造体を当該壁状構造体が設置された小段排水溝とともに示す斜視図、図14は図13の壁状構造体を構成する板状部材を示す正面図、図15は図14の側面図、図16は図13の壁状構造体を構成する継手を示す平面図、図17は図16の側面図、図18は第2の実施の形態における壁状構造体を示す側面図である。
本実施の形態の壁状構造体10も、前述した第1の実施の形態の壁状構造体10と同様に、小段H2に形成された小段排水溝D2の法肩H1側に打設されたコンクリート板D7に設置されている。この壁状構造体10は、コンクリート板D7に立設されて小段排水溝D2に沿って連続して配置された矩形状の板状部材である壁体部10aと、相互に隣接する壁体部10aの間に設けられた継手10bとを備えている。板状部材である壁体部10aの形状は矩形に限定されるもではなく、例えば、上端部が波形になっていてもよい。
継手10bは、コンクリート板D7に固定された固定部10baと、相互に隣接する壁体部10a同士を連結する連結部10bbとが一体形成された形状となっている。連結部10bbの両側には、壁体部10aの横方向の端部が挿入される溝部10bb-1が形成されており、当該溝部10bb-1を介して固定部10baにより壁体部10aを起立した状態に支持している。なお、継手10bは、相互に屈曲した固定部10baと連結部10bbとの境界部分で屈曲部10cを形成している。なお、図示する場合には、継手10bの屈曲部11cは直角に形成されているが、直角ではなくてもよい。
また、板状部材である壁体部10aの上端部には、略直角に折り曲げられたフランジ10a-1が形成されており(図15参照)、水圧に対する壁体部10aの曲げ強度の向上が図られている。なお、図13および図18に示すように、作業時において作業者が不用意にフランジ10a-1に接触することを回避するため、フランジ10a-1は小段排水溝D2側に向けられている。
固定部10baの2カ所にはアンカー孔13が穿孔されており、当該アンカー孔13からコンクリート板D7に対してホールインアンカーなどのアンカーボルト(図示せず)を打ち込むことにより、継手10bがコンクリート板D7に固定されている。なお、壁状構造体10は雨水Wにさらされることから、アンカーボルトには防錆処理を施した素材(例えば、ステンレス製(SUS304など)や亜鉛メッキ製など)を用いるのがよい。また、アンカー孔13の穿孔数は2カ所に限定されることはなく、1カ所でもよいが、アンカー固定の安定性の観点からは複数箇所であるのが望ましい。さらに、アンカーボルトは、ホールインアンカー以外であってもよい。但し、ホールインアンカーであれば、充電式ドリルでの施工が可能なために作業性がよい。なお、継手10bは、例えば耐水性や耐熱性等に優れた接着剤など、アンカーボルト以外でコンクリート板D7に固定するようにしてもよい。
本実施の形態において、壁体部10aおよび継手10bには、ステンレス製(SUS304など)の薄板や亜鉛メッキ鋼板などの鋼材、あるいはアクリル板やポリカーボネートなどの樹脂材が用いられている。また、屈曲部11cおよび壁体部10aの下端部に沿ってコーキング材(図示せず)が塗布されており、壁状構造体10とコンクリート板D7との間が止水されている。但し、壁状構造体10からの多少の逸水や漏水は問題がないと考えられる場合は、コーキング材の塗布は必要ではない。
なお、壁体部10aや継手10bの素材は特に限定されるものではないが、耐候性および耐食性を有する部材を用いるのが望ましく、また、樹脂材を用いた場合には、温度変化による伸縮を考慮して寸法を設定する必要がある。
本実施の形態において、壁体部10aの全長が840mm、高さが155mm、厚みが1.2mm、上端部の屈曲幅が10mmとなっている。また、継手10bを構成する固定部10baの奥行き幅が150mm、横幅が100mmとなっており、継手10bを構成する連結部10bbの高さが150mm、溝部10bb-1の幅が3mm、溝部10bb-1を挟む部分の厚みがそれぞれ3mmとなっている。さらに、連結部10bbの両側に形成された溝部10bb-1の横方向の長さがそれぞれ30mmとなっている。
なお、壁状構造体10は、小段排水溝D2から100mm後退した位置に設置されている。但し、小段排水溝D2の側壁と連続するように設置してもよく、小段排水溝D2から100mm以上後退した位置に設置してもよい。
そして、以上説明した第2の実施の形態における壁状構造体10によっても、壁体部10aの高さ分だけ排水の流水断面が拡大することになるので、時間当たり降水量や総降水量が小段排水溝D2の排水能力を超えた場合であっても、漏れ出した雨水が法面Sを流下・侵食して当該法面が崩壊するような事態を抑制することができる。
このような壁状構造体10は、前述のように、比較的軽量で人力での資材搬入が可能な鋼材や樹脂材からなる継手10bを所定間隔で既設のコンクリート板D7に固定しておき、隣り合う2つの継手10bの連結部10bbに形成された溝部10bb-1に壁体部10aの横方向の端部が挿入されるように当該壁体部10aを落とし込むと壁体部10aの下部がコンクリート板D7に接して止まるという簡易な作業で設置することができる。これにより、資材の軽量化と作業の簡易化を図りつつ速やかに小段排水溝D2の流水断面の拡大を行うことが可能になる。
したがって、第1の実施の形態における壁状構造体10と同様に、壁状構造体10の設置場所(つまり、現地での流水断面の拡大工事現場)が狭隘な場所や高所であっても、重量のある資材の搬入や設置のためのクレーン等は不要になることから、車輌等の通行を遮断する車線規制を伴う大がかりな作業になることはなくなる。よって、作業の時期や時間帯が制約されることがなく、廉価で効率的且つ早期に改良工事を行うことができる。
また、大がかりな作業なく壁状構造体10を設置することができるので、作業時の安全性が向上する。
さらに、壁状構造体10を設置するために必要な資材の寸法や数量を予め準備しておいて現地で施工することができるので、残材が発生することもない。
なお、壁状構造体10の施工は任意の位置からアプローチすることができ、法面Sの端部や道路R以外の側道等からアプローチすることもできる。また、施工順序は上流からでも下流からでもよい。
ここで、前述の説明したように、本実施の形態の壁状構造体10では、継手10bの連結部10bbに形成された溝部10bb-1の幅が3mm、横方向の端部が溝部10bb-1に挿入される壁体部10aの厚みが1.2mmとなっている。つまり、溝部10bb-1の幅は、溝部10bb-1に挿入される壁体部10aの端部との間に隙間が形成される幅に設定されている。したがって、壁体部10aが当該隙間分だけ継手10bに対して平面視で自在な角度をとれることになる。これにより、図19に示すように、隣接する壁体部10a同士を継手10bを介して一直線に設置したり、図20や図21に示すように、相互に屈曲するように設置することができ、道路Rのカーブの方向(つまり、小段排水溝D2のカーブの方向)に沿って壁状構造体10をレイアウトすることが可能になる。
さて、以上説明した第2の実施の形態の壁状構造体10は、図22に示すように平面視で屈曲して、あるいは図23に示すように平面視で湾曲して、縦排水溝D3の法肩H1の位置で終端となっている。
すなわち、図22において、壁状構造体10は、小段排水溝D2と縦排水溝D3との交差部分に配置されている壁体部10aが平面視で直角に屈曲して立設しており、この屈曲した壁体部10aの両側には平板の壁体部10aが継手10bを介して立設している。そして、壁体部10aが縦排水溝D3の法肩H1の位置まで延び、そこで終端となっている。
また、図23において、壁状構造体10は、小段排水溝D2と縦排水溝D3との交差部分に配置されている壁体部10aが平面視で湾曲して立設しており、この湾曲した壁体部10aの両側には平板の壁体部10aが継手10bを介して立設している。そして、壁体部10aが縦排水溝D3の法肩H1の位置まで延び、そこで終端となっている。
なお、図22に示す屈曲した壁体部10aには、曲げ加工のし易さの点から鋼材が用いられている。また、図23で示す湾曲した壁体部10aには、現場での湾曲が容易である点から樹脂材が用いられている。但し、図22に示す屈曲した壁体部10aに鋼材以外の素材を用いてもよく、図23で示す湾曲した壁体部10aに樹脂材以外の素材を用いてもよい。
このように、壁状構造体10を縦排水溝D3の法肩H1の位置で終端となるようにすれば、小段排水溝D2と縦排水溝D3との交差部分の流水断面が拡大されるので、逸水や漏水によりあふれた雨水が法面Sに流出しにくくなる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
たとえば、壁状構造体10の平面視での屈曲とは、壁状構造体10が直角に屈曲(図12、図22参照)しているだけではなく、図24に示すように、傾斜して屈曲していてもよい。図24に示す場合には、屈曲部分には板状部材である壁体部10aを用いた第2の実施の形態に示す構造の壁状構造体10を用い、それ以外の部分には第1の実施の形態に示す構造の壁状構造体10を用いるというように、第1の実施の形態に示す構造の壁状構造体10と第2の実施の形態に示す構造の壁状構造体10とを組み合わせてもよい。
なお、第1の実施の形態に示す構造の壁状構造体10と第2の実施の形態に示す構造の壁状構造体10とを組み合わせて用いた場合、第2の実施の形態の壁状構造体10の構成要素である継手10bに形成された溝部10bb-1に第1の実施の形態の壁状構造体10の構成要素であるアングル材11の端部を挿入するために、図25に示すように、当該アングル材11の固定部11bを溝部10bb-1の横方向の長さ(本実施の形態では30mm)だけ切り欠いて、固定部11bが溝部10bb-1に干渉しないようにする必要がある。
また、本実施の形態では、小段排水溝D2と縦排水溝D3との交差部分での逸水や漏水の発生を抑制するために、壁状構造体10が屈曲または湾曲して縦排水溝D3の法肩H1の位置で終端となっている。しかしながら、集水枡D4が十分な容量を有しているため逸水や漏水が発生しにくい、小段排水溝D2から法肩H1までの距離が短い、等々の場合には、壁状構造体10は、屈曲または湾曲することなく法肩H1よりも奥側位置の、あるいは屈曲または湾曲しつつ法肩H1よりも奥側位置の、縦排水溝D3で終端となっていてもよい。なお、壁状構造体10を法肩H1よりも縦排水溝D3の下流側の法面Sにかけて(例えば、縦排水溝D3の全長に亘って)設置して終端とすることもできる。
さらに、本実施の形態では、壁体部10aの上端部に形成されたフランジ10a-1は略直角に折り曲げられた形状となっているが、必ずしも直角ではなくてもよい。また、折り曲げ形状(つまり、壁体部10aから一方向に出っ張った形状)ではなく、両方向に出っ張った形状でもよい。
そして、本実施の形態において示された様々な数値(寸法や角度など)は一例に過ぎないものであり、本発明がこれらの数値に限定されないことはもちろんである。
本発明の壁状構造体は、道路や鉄道などで形成された法面の排水設備だけではなく、宅地造成などに伴って形成され法面の排水設備に対して適用することができる。
10 壁状構造体
10a 壁体部
10a-1 フランジ
10b 継手
10bb 連結部
10bb-1 溝部
11 アングル材
11a 壁体部
11b 固定部
11ba 固定部
11c 屈曲部
12 連結部
13 アンカー孔
D 法面排水設備
D2 小段排水溝
D3 縦排水溝
D4 集水枡
D7 コンクリート板
H1 法肩
H2 小段
S 法面
W 雨水

Claims (8)

  1. 既設法面の小段に設けられて当該法面を流下した雨水を排水する小段排水溝、および前記小段排水溝の周りに打設されたコンクリート板を有する法面排水設備に設置された壁状構造体であって、
    前記小段排水溝の法肩側に打設された前記コンクリート板に立設され、前記小段排水溝に沿って連続して配置された壁体部と、
    前記コンクリート板に固定されて前記壁体部を支持する固定部と、
    相互に隣接する前記壁体部の間に設けられて当該壁体部同士を連結する連結部と、
    を備えることを特徴とする法面排水設備の壁状構造体。
  2. 前記法面排水設備は、前記小段排水溝内の雨水を区域外に排出する縦排水溝をさらに有し、
    前記壁状構造体は、前記縦排水溝で終端となっている、
    ことを特徴とする請求項1記載の法面排水設備の壁状構造体。
  3. 前記壁状構造体は、平面視で屈曲または湾曲して前記縦排水溝の法肩位置で終端となっている、
    ことを特徴とする請求項2記載の法面排水設備の壁状構造体。
  4. 前記壁体部と前記固定部とは、両者の境界部分で屈曲部を形成するように一体形成されたアングル材であり、
    前記連結部は、相互に隣接する前記壁体部の間を閉塞するシーリング材である、
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の法面排水設備の壁状構造体。
  5. 前記アングル材の屈曲部は直角に形成されており、
    前記アングル材を構成する前記固定部の少なくとも一方端は、前記屈曲部で形成される辺と前記固定部の端部辺とでなす角度が90度未満となっている、
    ことを特徴とする請求項4記載の法面排水設備の壁状構造体。
  6. 前記壁体部は、板状部材であり、
    前記固定部と前記連結部とは、両者の境界部分で屈曲部を形成するように一体形成されるとともに相互に隣接する前記壁体部の間に配置され、前記壁体部の横方向の端部が挿入される溝部が前記連結部に形成されて前記壁体部を起立した状態に支持する継手である、
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の法面排水設備の壁状構造体。
  7. 前記溝部の幅は、当該溝部に挿入される前記壁体部の端部との間に隙間が形成される幅に設定されている、
    ことを特徴とする請求項6記載の法面排水設備の壁状構造体。
  8. 前記板状部材の上端部には、フランジが形成されている、
    ことを特徴とする請求項6記載の法面排水設備の壁状構造体。
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