JP2003040662A - 補強剤並びにそれを用いた補修・補強構造体、透排水構造及び透排水二次製品 - Google Patents

補強剤並びにそれを用いた補修・補強構造体、透排水構造及び透排水二次製品

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JP2003040662A
JP2003040662A JP2002130619A JP2002130619A JP2003040662A JP 2003040662 A JP2003040662 A JP 2003040662A JP 2002130619 A JP2002130619 A JP 2002130619A JP 2002130619 A JP2002130619 A JP 2002130619A JP 2003040662 A JP2003040662 A JP 2003040662A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気温の変化に影響を受けることなく、そ
して高強度性と優れた透排水機能を維持することがで
き、また、コンクリート構造体面の補修・補強にあって
も浸透力に優れて下地との密着力に優れた補強剤並びに
それを用いた補修・補強構造体、透排水構造及び透排水
二次製品を提供する。 【解決手段】 エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、
ポリウレタン系樹脂及びアクリル系樹脂からなる樹脂主
剤と、この樹脂主剤と反応して硬化させる硬化剤とから
なる補強剤において、前記樹脂主剤及び前記硬化剤の少
なくとも一方に、ガラス繊維とセラミック繊維とを配合
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂主剤と、この
樹脂主剤と反応して硬化させる硬化剤とからなる補強
剤、及びこれを適用した各種構造及び二次製品に関し、
特に、舗装、法面等の土木工事に用いて雨水等の優れた
透、排水機能を果す透排水構造、或いはその二次製品、
さらにはコンクリート構造体等の補修・補強構造体に関
する。
【0002】
【従来の技術】これまでに、液体樹脂と骨材を混練りし
て敷き込む舗装等の透排水構造が見られるが、液体樹脂
は粘度が低いため外気温の影響で樹脂分が構造内を垂れ
下がり、その結果上部の骨材同士の接着力が落ちてポロ
ポロ欠落する所謂トッピング現象が起き、強度が維持さ
れないばかりか、液ダレ現象によって底部に樹脂分が溜
まり透排水機能が劣化する難点があった。
【0003】なお、一部に液体樹脂に補強剤を入れたも
のが見られるが、外気温の低下により異常に粘度が高く
なり、作業性を低下させる問題を残していた。
【0004】他方、透水コンクリートなるものが存在す
るが、これは水の滲透性を目的としたもので、水の滂雫
機能を果さず、又頻繁に目詰りを起こし、自ずと使用目
的を異にするものであった。
【0005】そこで、従来、液体樹脂にロックウールを
混ぜ合わせて液ダレ現象を防止する方法が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロック
ウールを添加すると、混ぜ合わせの際に粉体化して増粘
する傾向にあり、また、液ダレ現象を防止する程度まで
混合すると、固体樹脂状となって液体樹脂としての特性
を生かせないといった問題がある。
【0007】そこで、このような問題を解決するため
に、表面に液体樹脂を飽和状態になるまで付着被覆させ
た所定の寸法の繊維の集合体からなり、当該繊維の集合
体が各繊維表面を被覆する液体樹脂の粘着性により、繊
維相互が無作為的に重なり、連なり、絡み合うペースト
状に練り上げ構成されている繊維化樹脂が提案されてい
る(特許第3209151号公報)。
【0008】しかしながら、この繊維化樹脂は製造する
ための作業工程が非常に繁雑であるという問題がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑み、外気温の
変化に影響を受けることなく、そして高強度性と優れた
透排水機能を維持することができ、また、コンクリート
構造体面の補修・補強にあっても浸透力に優れて下地と
の密着力に優れた補強剤並びにそれを用いた補修・補強
構造体、透排水構造及び透排水二次製品を提供すること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂及びアクリル系樹脂からなる樹
脂主剤と、この樹脂主剤と反応して硬化させる硬化剤と
からなる補強剤において、前記樹脂主剤及び前記硬化剤
の少なくとも一方に、ガラス繊維とセラミック繊維とを
配合してなることを特徴とする補強剤にある。
【0011】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記セラミック繊維が、アルミナ、シリカ及びジル
コニアの少なくとも一種を原料とするものであることを
特徴とする補強剤にある。
【0012】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記ガラス繊維と前記セラミック繊維とが、
前記樹脂主剤100重量部に対して、3〜10重量部配
合されていることを特徴とする補強剤にある。
【0013】本発明の第4の態様は、第1又は2の態様
において、前記ガラス繊維と前記セラミック繊維とが、
前記硬化剤100重量部に対して、3〜10重量部配合
されていることを特徴とする補強剤にある。
【0014】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記ガラス繊維と前記セラミック繊維
との配合比が、重量比で3:7〜7:3の範囲にあるこ
とを特徴とする補強剤にある。
【0015】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、前記樹脂主剤と前記硬化剤とが、重量
比で6:4〜8:2の範囲で配合されることを特徴とす
る補強剤にある。
【0016】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記樹脂主剤及び前記硬化剤の少なく
とも一方に、着色剤、防腐剤、防カビ剤、防錆剤、アリ
防除剤、抗菌剤及び防藻剤から選択される少なくとも一
種の添加剤を含有することを特徴とする補強剤にある。
【0017】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様の補強剤を混合・攪拌し、補修又は補強構造体に
塗布し、固化させたことを特徴とする補修・補強構造体
にある。
【0018】本発明の第9の態様は、第8の態様におい
て、前記補強剤に骨材を配合して補修又は補強構造体に
塗布し、固化させたことを特徴とする補修・補強構造体
にある。
【0019】本発明の第10の態様は、第8又は9の態
様において、前記補修又は補強構造体が、コンクリート
系もしくは木質系構造体、コンクリート系不造構造体、
外壁及び屋根から選択されるものであることを特徴とす
る補修・補強構造体にある。
【0020】本発明の第11の態様は、第1〜7の何れ
かの態様の補強剤に骨材を配合して混合・攪拌し、敷き
込んで固化させたことを特徴とする透排水構造にある。
【0021】本発明の第12の態様は、第11の態様に
おいて、前記補強剤を、舗装又は法面に敷き込んで固化
させたことを特徴とする透排水構造にある。
【0022】本発明の第13の態様は、第1〜7の何れ
かの態様の補強剤に骨材を配合して混合・攪拌し、その
後型枠に流し込んで養生固化後脱型してなることを特徴
とする透排水二次製品にある。
【0023】本発明の第14の態様は、第13の態様に
おいて、側溝用ブロック又は板状ブロックであることを
特徴とする透排水二次製品にある。
【0024】以下、本発明の構成をさらに詳細に説明す
る。
【0025】本発明の補強剤は、樹脂主剤及び硬化剤か
らなる二液性の液体樹脂であり、樹脂主剤及び硬化剤の
少なくとも一方に、ガラス繊維とセラミック繊維とを配
合してなるものである。
【0026】樹脂主剤及び硬化剤は、従来から公知のも
のを用いればよく、樹脂主剤としては、エポキシ系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリ
ル系樹脂などを挙げることができ、特にエポキシ樹脂、
ポリウレタン樹脂が好ましい。また、硬化剤は、この樹
脂主剤と反応して硬化させるものであればよく、例え
ば、アミン系硬化剤を挙げることができる。
【0027】本発明の補強剤は、樹脂主剤及び硬化剤の
少なくとも一方に、ガラス繊維とセラミック繊維とを配
合してなるものである。
【0028】なお、用途に応じて硬化剤の種類を適宜選
択するのが好ましい。例えば、壁面などの補修・補強用
の用途では、下地との密着性を上昇させるために、注入
剤などの用途に使用される硬化速度が遅いが浸透性の高
い(一般的には低粘度である)硬化剤を用いるのが好ま
しい。また、舗装などの透排水構造用の場合には浸透性
が優れているよりも、硬化速度が速い硬化剤を用いるの
が好ましい。
【0029】ここで、ガラス繊維は、従来からこの用途
で使用されているものであればよく、例えば、平均繊維
長が2〜7mm程度、好ましくは3mm程度のものを用
いる。
【0030】また、セラミック繊維は、ガラス繊維を一
緒に用いることにより、ガラス繊維の補強効果と相俟っ
て相乗的に補強効果を発揮すると共に液ダレを防止する
ものである。すなわち、セラミック繊維はガラス繊維に
絡みついて補強効果及び液ダレ防止効果を発揮する。
【0031】セラミック繊維としては、アルミナ、シリ
カ、ジルコニアなどから選択される少なくとも一種を材
料とする繊維であればよく、例えば、アルミナ及びシリ
カを材料とする繊維、アルミナ、シリカ及びジルコニア
を材料とした繊維等を挙げることができる。かかるセラ
ミック繊維の繊維長はガラス繊維より短く、1mm以
下、好ましくは、数十μm〜数百μm程度である。具体
的には、アルミナ及びシリカを材料とする繊維、又はア
ルミナ、シリカ及びジルコニアを材料とする繊維である
SCバルク(商品名:新日化サーマルセラミック社製)
を挙げることができる。
【0032】このようなガラス繊維及びセラミック繊維
は、重量比で3:7〜7:3の範囲、好ましくは5:5
〜7:3で混合して用いるのが好ましい。この範囲から
外れると相乗効果による補強効果及び液ダレ防止効果が
顕著には発揮されないからである。
【0033】なお、ガラス繊維及びセラミック繊維は、
硬化剤と比較して使用量が多い樹脂主剤に配合するのが
好ましい。配合割合は、樹脂主剤100重量部に対し
て、3〜10重量部、好ましくは3〜7重量部とするの
がよい。この量より少ないと上述した効果が顕著には発
揮されず、これ以上多いと、粘度が高すぎて作業性が低
下するからである。
【0034】勿論、ガラス繊維及びセラミック繊維は、
硬化剤に配合してもよく、また、両方に配合してもよ
い。硬化剤に配合する場合には、硬化剤100重量部に
対して、3〜10重量部配合するのが好ましい。なお、
一般的には樹脂主剤100重量部に対して硬化剤40重
量部程度を配合して使用される。
【0035】なお、ガラス繊維及びセラミック繊維に加
えて、他の繊維、例えば、ロックウール等の無機質繊
維、ヤシ繊維、ポリエステル樹脂繊維等の有機質繊維を
添加してもよい。
【0036】また、本発明の補強剤は、着色剤、防腐
剤、防カビ剤、防錆剤、アリ防除剤、抗菌剤、防藻剤な
どの従来から公知の添加剤が配合されていてもよい。
【0037】本発明の補強剤は、用途に応じて、樹脂主
剤及び硬化剤のみを混合して、又はこれに骨材を配合し
て用いる。
【0038】樹脂主剤と硬化剤との混合割合は、一般的
には、重量比で6:4〜8:2の範囲で配合される。
【0039】また、骨材としては、砂、玉砂利、砕石、
ゴムチップ、貝殻、木片、ガラスカレット、焼却灰、ア
ルミドロスなど一般的に用いられているものを用いるこ
とができる。
【0040】例えば、コンクリート構造体、例えば、ビ
ルディングの壁などの補修、補強を行う場合には、骨材
を使用せずに、又は比較的粒径の小さい骨材を配合し
て、混合・攪拌した後、塗布し、硬化させる。これによ
り、コンクリート構造体の補修、補強が完成する。
【0041】本発明の補強剤を用いると、ガラス繊維と
セラミック繊維とを配合したことによる相乗効果によ
り、液ダレが防止され、補強効果も高い。
【0042】また、このような用途には、比較的低粘度
の硬化剤を用いるのが好ましい。これにより、下地への
浸透性が高まり、下地との密着力が向上する。
【0043】一方、舗装や法面保護等の透排水構造を形
成するには、本発明の補強剤に玉砂利等の骨材を配合
し、混合・攪拌した後、敷き詰め、養生固化させる。
【0044】この場合にも、ガラス繊維とセラミック繊
維とを配合したことによる相乗効果により、ロックウー
ルを用いたと同等以上に液ダレが防止され、且つロック
ウールを用いた場合より補強効果が高いという効果を奏
する。
【0045】また、同様に、本発明の補強剤に、骨材を
配合し、混合・攪拌し、その後型枠に流し込んで養生固
化後脱型することにより、側溝用ブロック、板状ブロッ
ク等の透排水二次製品を得ることができる。
【0046】この場合にも、液ダレにより品質の不均一
が防止され、高強度の二次製品を得ることができる。
【0047】図1には本発明の透排水構造の組織断面を
示してある。すなわち、図1に示すように、骨材1の間
に存在する硬化樹脂2にはガラス繊維及びセラミック繊
維からなる繊維状片3が混入してあるため、骨材1であ
る玉砂利が相互に絡み合って安定し、構造体の一体強固
性をもたらし、液ダレ現象が見られない。
【0048】一方、繊維状片を添加しない従来品は、図
2に示すように、骨材11と硬化樹脂12との絡みが均
一でなく、液ダレ現象、未硬化現象により不安定な状態
にあり、硬化樹脂12が下方に偏在してしまう。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。
【0050】(実施例1)ビスフェノールAタイプエポ
キシ樹脂EP−4520S(商品名:旭電化工業社製;
粘度10dPa・s/25℃)2.5kgに対して、約
3mm長のガラス繊維(新日本熱学社製)50gと、ア
ルミナ/シリカ系セラミック繊維SCバルク1260
(商品名:新日化サーマルセラミック社製)25gとを
配合し、攪拌して樹脂主剤とした。
【0051】かかる樹脂主剤に対して、硬化速度が遅く
浸透性が高い変性脂肪族ポリアミン系硬化剤EH−27
0B(商品名:旭電化工業社製;粘度0.5dPa・s
/25℃)1kgを配合し、混合攪拌して補強剤とし
た。
【0052】これをコンクリートブロックに刷毛で塗布
し、硬化させて、補強構造体を得た。このコンクリート
ブロックの寸法は、幅120mm、高さ150mm、長
さ600mm、断面積18000mmであった。
【0053】この補強構造体は、下地に対して密着性が
強かった。構造体を破壊して観察したところ、下地に対
して1〜3mm浸透していた。
【0054】(実施例2)ビスフェノールAタイプエポ
キシ樹脂EP−4520S(商品名:旭電化工業社製;
粘度10dPa・s/25℃)2.5kgに対して、約
3mm長のガラス繊維(新日本熱学社製)50gと、ア
ルミナ/シリカ系セラミック繊維SCバルク1260
(商品名:新日化サーマルセラミック社製)25gとを
配合し、攪拌して樹脂主剤とした。
【0055】かかる樹脂主剤に対して、硬化速度が速く
浸透性が低い変性脂肪族ポリアミン系硬化剤EH−23
3B(商品名:旭電化工業社製;粘度3dPa・s/2
5℃)1kgを配合し、混合攪拌して補強剤とした。
【0056】これをコンクリートブロックに刷毛で塗布
し、硬化させて、補強構造体を得た。この補強構造体
は、実施例1と比較すると、下地との密着性が多少劣る
が、液ダレ現象のない補強構造を形成した。なお、下地
へは0.5〜1mm浸透していた。
【0057】(実施例3)ビスフェノールAタイプエポ
キシ樹脂EP−4520S(商品名:旭電化工業社製;
粘度10dPa・s/25℃)18kgに対して、ガラ
ス繊維(新日本熱学社製)500gと、アルミナ/シリ
カ系セラミック繊維SCバルク1260(商品名:新日
化サーマルセラミック社製)220gとを配合し、攪拌
して樹脂主剤とした。
【0058】また、硬化剤として、変性脂肪族ポリアミ
ン系硬化剤EH−270B(商品名:旭電化工業社製;
粘度3dPa・s/25℃)を用意する。
【0059】コンクリートミキサーに骨材として玉砂利
30kgを投入し、上記樹脂主剤1.2kgと、前記硬
化剤480gとを配合し、混練し、道路に敷き詰め、養
生して透排水構造を形成した。
【0060】透排水構造を観察したところ、液ダレ状態
は観察されなかった。
【0061】(実施例4)実施例3と同様な補強剤を骨
材と同様に配合し、混練した後、型枠に流し込んで点圧
をかけ、硬化を確認し、養生して二次成形品とした。
【0062】この二次成形品を観察したところ、液ダレ
状態は観察されなかった。
【0063】(比較例1)セラミック繊維の代わりにロ
ックウールを用いた以外は実施例1と同様にして補強剤
を調製した。
【0064】この補強剤をコンクリートブロックに刷毛
で塗布し、硬化させて、補強構造体を得た。
【0065】(比較例2)ガラス繊維及びセラミック繊
維を含有しない以外は実施例3と同様にした。これで二
次成形品を製造したところ、図2に示すような液ダレ構
造が観察された。
【0066】(試験例)実施例1及び比較例1の補強し
たコンクリートブロックについて、JIS A1106
に基づいて曲げ強度を測定した。この結果を表1に示
す。
【0067】この結果、実施例1の補強構造の方が比較
例1より、20%程度高強度であることがわかった。
【0068】
【表1】
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
外気温の変化に影響を受けることなく、そして高強度性
と優れた透排水機能を維持する補強剤を提供でき、壁面
などの補修・補強構造、舗装、法面保護等の優れた透排
水構造を仕上げ、又側溝用ブロック、板状ブロック等の
優れた透排水二次製品などに用いて好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透排水構造の組織断面図である。
【図2】従来の透排水構造の組織断面図である。
【符号の説明】
1 骨材 2 硬化樹脂 3 繊維状片
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // E02D 17/20 104 E02D 17/20 104Z C04B 103:14 C04B 103:14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、
    ポリウレタン系樹脂及びアクリル系樹脂からなる樹脂主
    剤と、この樹脂主剤と反応して硬化させる硬化剤とから
    なる補強剤において、前記樹脂主剤及び前記硬化剤の少
    なくとも一方に、ガラス繊維とセラミック繊維とを配合
    してなることを特徴とする補強剤。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記セラミック繊維
    が、アルミナ、シリカ及びジルコニアの少なくとも一種
    を原料とするものであることを特徴とする補強剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記ガラス繊
    維と前記セラミック繊維とが、前記樹脂主剤100重量
    部に対して、3〜10重量部配合されていることを特徴
    とする補強剤。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記ガラス繊
    維と前記セラミック繊維とが、前記硬化剤100重量部
    に対して、3〜10重量部配合されていることを特徴と
    する補強剤。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記ガ
    ラス繊維と前記セラミック繊維との配合比が、重量比で
    3:7〜7:3の範囲にあることを特徴とする補強剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記樹
    脂主剤と前記硬化剤とが、重量比で6:4〜8:2の範
    囲で配合されることを特徴とする補強剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記樹
    脂主剤及び前記硬化剤の少なくとも一方に、着色剤、防
    腐剤、防カビ剤、防錆剤、アリ防除剤、抗菌剤及び防藻
    剤から選択される少なくとも一種の添加剤を含有するこ
    とを特徴とする補強剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかの補強剤を混合・
    攪拌し、補修又は補強構造体に塗布し、固化させたこと
    を特徴とする補修・補強構造体。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記補強剤に骨材を
    配合して補修又は補強構造体に塗布し、固化させたこと
    を特徴とする補修・補強構造体。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9において、前記補修又
    は補強構造体が、コンクリート系もしくは木質系構造
    体、コンクリート系不造構造体、外壁及び屋根から選択
    されるものであることを特徴とする補修・補強構造体。
  11. 【請求項11】 請求項1〜7の何れかの補強剤に骨材
    を配合して混合・攪拌し、敷き込んで固化させたことを
    特徴とする透排水構造。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記補強剤を、
    舗装又は法面に敷き込んで固化させたことを特徴とする
    透排水構造。
  13. 【請求項13】 請求項1〜7の何れかの補強剤に骨材
    を配合して混合・攪拌し、その後型枠に流し込んで養生
    固化後脱型してなることを特徴とする透排水二次製品。
  14. 【請求項14】 請求項13において、側溝用ブロック
    又は板状ブロックであることを特徴とする透排水二次製
    品。
JP2002130619A 2001-05-07 2002-05-02 補強剤並びにそれを用いた補修・補強構造体、透排水構造及び透排水二次製品 Pending JP2003040662A (ja)

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