JPS609175B2 - 不良土質法面における安定した緑化用肥培土層の準備工法 - Google Patents

不良土質法面における安定した緑化用肥培土層の準備工法

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JPS609175B2
JPS609175B2 JP50148273A JP14827375A JPS609175B2 JP S609175 B2 JPS609175 B2 JP S609175B2 JP 50148273 A JP50148273 A JP 50148273A JP 14827375 A JP14827375 A JP 14827375A JP S609175 B2 JPS609175 B2 JP S609175B2
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JP
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soil
slope
layer
fertilized
greening
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理 吉村
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマサ、シラス、夏岩、土丹、硬士、砂機士とい
った土質の、一般に緑化困難とされる法面における、緑
化準備工としての、安定した肥培士層の造成工法に関す
る。
前述したような、不良の±質で緑化が困難とされる法面
での緑化の準備工としては、従来、法面に溝又は穴を掘
ってその中へ客±する方法とか、コンクリートなどのの
り枠を組んだ上で客土する方法、或いは簡易な方法とし
て、単に細い目のネットを法面にかける方法などが探ら
れているが、何れも工費が嵩み、或いは緑化成功率が甚
だ低いなどの理由によって困難が多いものとされている
本発明は、このように難点の多い、前述したような不良
士質の法面において、安価にして緑化成功率の高い、緑
化準備工としての、安定した肥塔士層を簡便に造成する
方法を得ることを目的としており、それは、絹体を張設
した法面に、マサ又は砂質土を主体とし、土壌改良剤を
含む肥塔土壌を庄射吹付けすると同時に合成樹脂の水性
ェマルジョンを、それが肥塔土壌と可及的均質に混合す
るように、噴霧状に吹付けて法面1上に肥培士層4を薄
く形成すると共にその肥培土層の法面からの脱落をその
網体で抑制することからなる不良土質法面における緑化
用肥培士層の準備工法である。
本発明をその実施例を示す図面に基いて説明すれば次の
とおりである。
約100び平方米の緑化困難な不良土質の法面1に対し
て、ポリエチレン製の約2メッシュの成型品網体2を、
適宜、布筋、アンカーボルト3などを介して、その全面
に張設した上で、16立米のマサ士に苦土石灰200k
9、ビートモス100k9、パーラィト30k9、土の
友(東洋パルプ株式会社製木質堆肥)100k9、穣効
性複合肥料(肥効開始が約10日後で、肥効持続期間が
100日前後)200k9を均質に混合してなる肥培土
壌を、圧力約5気圧の圧縮空気流で該法面1に圧射吹付
を行うと同時に、該肥培士壌の連結剤となる合成樹脂の
水性ェマルジョンとしての、酢酸ビニール樹脂の6%水
性ェマルジョン約500k9を、それが該肥塔±壌と可
及的均質に混合するように贋霧状に吹付けて、後、自然
乾燥するにつれて略15肌厚となる肥培士層4を網体2
と法面1の間に一部を法面1の地山中にも侵入させた薄
い肥塔±層4として粘着、形成させると共に絹体2の土
層被覆作用を介してその肥塔土層4の法面1からの脱落
を抑制するものである。
法面に強い圧力で吹付けられるも合成樹脂の水性ェマル
ジョンの付着した肥培土壌はもその一部が地山の岩石の
割れ目、土砂の隙間に侵入「鯵透する一方、大部分が地
山と網体2の間に層をなして粘着ト停留し、肥培土壌中
に均質に混入されたェマルジョンの水分が蒸発するにつ
れてその微粒子状の合成樹脂が橋架け作用を営んで「肥
培土壌の粒子の相互或いはそれらと地山中の土砂の相互
を連結、凝集させるので「微細な三次元的網目構造を持
った物理構造的に安定した肥塔士層が法面‘1’と絹体
2の間、及び地山の割れ目や隙間中に形成されることに
なる。そしてこの肥塔士層は合成樹脂が水不溶性である
ために降雨〜撒水に会っても自壊、崩落することがなく
〜構造的に安定した層となるものである。この肥塔士層
の主体となるマサ又は砂質士は圧力を受けると締まり易
い性質を有し、法面に密着、鯵透させるのに好適な土壌
となる。又法面に張設された網体2はその網目が吹付け
られる、合成樹脂の水性ェマルジョンの付着した肥培土
壌を堰止め「法面に粕着ト停留させるのに役立ち、絹体
2と法面1の間に肥塔±層4を形成させ易くする‘まか
、その絹体2がその肥塔±層の被覆材、固定材となって
その肥塔±層が法面1から剥離、脱落するのを防止する
と共にその網目が植物7の根の通過を自由に許すので植
物の地山への活着が妨害されることがない。殊に、この
実施例のごとく合成樹脂の成型品の絹体を用いるとき‘
ま、それらが市場で安価かつ多量に入手できるため、施
工がコスト安となる利益も得られる。又、本発明の工法
によって得られる肥培士層は土壌改良剤が含有されてい
ることから、通気性、透水性、保水性、塩基交換能など
が良く、更にそれは肥料分の作用と相まって、吹付ける
土壌の主体となるマサ士などの改良には甚だ有利に働く
なお、前述の合成樹脂の微粒子による橋架け作用によっ
てできた構造は、それが網目構造であるために肥渚士層
の通気性、透水性が損われることがない。本発明の工法
では、肥培土層が薄く形成されるよう構成されているが
L これは肥塔±層が厚いと植物が肥塔土層中にのみ安
住して根を地山中へ侵入させるのを怠たり、ために却っ
て植物の地山への根張り「活着度が浅く、植物全体が法
面から剥離し易いものとなるのを防止するためである。
即ち「肥塔土層が適当に薄いときには、植物7は発育初
期にはその肥培土層から充分に養分を吸収して発育でき
るが、その後はもはや肥塔土層中の養分が充分でないた
め、植物7は地山中にもともと存在した、或いは地山中
へ肥培士層から流入した養分を追跡するかたちで、自然
に地山中へ深くその根を入り込ませ、法面から容易には
剥離しない強固な緑地へと成長することになる。更に又
、本発明の工法は、単に法面への網体の張設と肥塔土壌
及び樹脂ェマルジョンの吹付けといった簡易な操作で済
むことから、従来の法面への溝掘り「穴掘り、或いはの
り枠の構成と、それに続くそれらへの客士といった手数
のかかる緑化用準備工法と比較して、その省力効果は著
しいものとなる。
図面の第4図及び第5図は「本発明の工法によって準備
された肥培土層を利用する法面の緑化工法の一例を示す
ものであって、前述の実施例によって得た肥培士層4及
び絹体2の上に、更に1メッシュ程度のポリエチレン成
型品たる広目絹体5を適当な布筋及びアンカーボルト3
′を介して張設した後、その上から種子吹付工によって
適当な種肥士6を或いはその種肥土と、本発明に使用す
るものと同様の樹脂ェマルジョンとの混合物を撒布した
状態を示すものである。
この種肥士6層中の種子から発芽した植物7はその根が
肥塔士層4中で肥培されると共に地山の割れ目、隙間に
も深く根を活着させて確実な植生へと成長することがで
きる。そのほか、この工法による肥塔士層4は構造的安
定性が大で、その上に種肥土を袋詰めにした植生袋を固
定する植生袋工とか或いは張芝工といったものも適宜自
由に採用することができるなど、本発明の工法の利用度
は甚だ大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の工法の−実施例の横断法面の部分破断
斜視説明図「第2図はその法面の縦断側面説明図、第3
図のAは本発明の工法を砂磯土質法面に実施した例につ
いての縦断側面説明図、Bは本発明の工法を硬士質法面
に実施した例についての縦断側面説明図、第4図は本発
明工法の砂質士法面への実施例についての利用法の一例
を示す、法面の縦断側面説明図、第5図はその一例利用
法の縦断法面の部分破断斜視説明図。 1…・・,法面、2…・・・網体、3,3′・…・4ア
ンカーボルト、4・・・・・・肥培土層、5……広目網
体、6・…・・種肥士、7・・・・・・植物。 努’図 努Z図 多3図 彩子図 多ざ図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 網体2を張設した法面1に、マサ又は砂質土を主体
    とする、土壌改良剤を含む肥培土壌を圧射吹付けすると
    同時に該肥培土壌の連結剤となる合成樹脂の水性エマル
    ジヨンをそれが該肥培土壌と可及的均質に混合するよう
    に噴霧状に吹付けすることによって、一部を地山中にも
    侵入させた薄い肥培土層4を該網体2と該法面1の間に
    形成させると共に、該網体2の土層被覆作用を介して該
    肥培土層4の該法面1からの脱落を抑制することを特徴
    とする不良土質法面における緑化用肥培土層の準備工法
JP50148273A 1975-12-11 1975-12-11 不良土質法面における安定した緑化用肥培土層の準備工法 Expired JPS609175B2 (ja)

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JP50148273A JPS609175B2 (ja) 1975-12-11 1975-12-11 不良土質法面における安定した緑化用肥培土層の準備工法

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JPS5271806A JPS5271806A (en) 1977-06-15
JPS609175B2 true JPS609175B2 (ja) 1985-03-08

Family

ID=15449070

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JP50148273A Expired JPS609175B2 (ja) 1975-12-11 1975-12-11 不良土質法面における安定した緑化用肥培土層の準備工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54161706A (en) * 1978-06-09 1979-12-21 Mamoru Usami Method of construction of tree planting on thick layer base
JPS5988539A (ja) * 1982-11-11 1984-05-22 Tsuneo Yoshida 土質安定化方法
DE102005027551A1 (de) * 2005-06-14 2006-12-21 Basf Ag Verfahren zur Herstellung eines Verbundstoffes aus Steinen und einem Kunststoff

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