JP2008531952A - Vリングインサートを備えたパイプクランプアセンブリ - Google Patents

Vリングインサートを備えたパイプクランプアセンブリ Download PDF

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Abstract

VバンドクランプとVリングとを含むパイプクランプアセンブリである。VバンドクランプはTボルト締付け機構およびVインサートを担持するバンドを含む。Vインサートは、管端部または他の連結される管状体に径方向に突出するフランジに適合する、内向きに面する凹面の表面を有する。Vリングはシートメタルから形成され、クランプの締付け中にVインサートおよびVリングの間でフランジが堅く圧縮されることができるように、凸型の輪郭を有し、フランジ間に適合する。Vリングがクランプの締付け中にフランジにいくらかの外向きに跳ねる力を与えるように、Vリングの凸型の輪郭を規定する壁の角度はVインサートの角度より大きくなり得る。Vリングは割出し機構および事前取付けのための1つ以上のクリップを有することができる。Vリングを作る方法も与えられる。

Description

技術分野
この発明は、パイプクランプアセンブリおよびより特定的には管および他のそのような管状体を連結するために用いられるVバンドクランプに関する。
発明の背景
多くの産業において、気体、液体、またはその両方をさまざまな圧力で運ぶために管状体を用いる。自動車産業では、車両の排気システムを含む多くの用途において管状体を用いる。丸みのある排気管は、車両のエンジンから大気へと排気を運ぶ。これらの排気管は、車体底部のマップされた経路を辿ることができるように、また、触媒コンバータ、微粒子フィルタ、マフラなどの排気システム構成要素を連結することができるように、しばしば途中で数片に分けられる。典型的には、これらの管片はパイプクランプを用いて両端どうしが連結される。クランプは、漏れに対して有効な流動シールを有する継手を形成し、かつ道路の衝撃に対して高い程度の引離し強度を形成しなければならない。
排気システム内で異なる継手に用いられるパイプクランプのうち、バンドクランプは重ね継ぎ(重なった、テレスコープ型の管)に用いられ、カプラは突合せ継手(当接した、端と端とを接する管)に用いられ、Vバンドクランプはフランジ管端(突合せ)継手に用いられる。Vバンドクランプ(または単にVクランプ)は一般に第1の端部から第2の端部まで外周に延在する外部シートメタルバンドを有し、クランプの締付のために両端をともに引寄せるTボルト締付け機構を伴う。バンドの内表面に位置するのはV形状の凹面インサート(Vインサート)であり、典型的には、細長い1片のシートメタルからロール成形され、寸法に合わせて切削され、次に外部バンドに溶接される、凹面の断面を備えるいくつかの弓形部分を含む。次いで使用において、連結される2つの管の端部フランジは、このVインサートの凹面のチャネル内に位置し、クランプは、フランジがVインサートに捉えられるように保持されるよう、クランプ締めされる。Vクランプは、流体シールを増強するために管端フランジ間に位置決めされるVリングと関連してしばしば用いられる。このVリングは、フランジがクランプの締付け中にVインサートとVリングとの間で圧縮されるように、管端フランジに支持を与える。シールのガス気密度を向上させるために、Vリングと管端フランジとの間にガスケットがしばしば置かれる。Vリングは、クランプ締付け中に目に見えて変形しない強固な内部支持構成要素を生成するために、典型的には鋳造されるか、または機械加工される。
発明の概要
この発明は、管端などの1対の管状体端部を連結するために用いることができるパイプクランプアセンブリを与える。パイプクランプアセンブリはVバンドクランプおよびVリングを含む。Vバンドクランプは、内表面と、クランプを締付けめたり緩めたりするためにバンドに接続される締付け機構と、管状体の両端に与えられるフランジを受取るためにバンドの内表面に接続されるVインサートとを備えたバンドを有する。Vリングは、クランプの締付け中にフランジがVリングに対してクランプ締めされ得るように、管の組立中に管端フランジ間に適合し、かつ少なくとも部分的にVインサート内に適合する、凸型の輪郭を含む。この発明の1つの局面によれば、Vリングはその長さに沿って凸型の輪郭を伴って形成されたシートメタルから作られ、次にシートメタルの2つの対向端が一緒にされて、Vリングの軸長に沿って位置する溶接によって接続される。この発明の別の局面に
よれば、Vインサートは傾斜した環状壁の第1の対によって形成される凹型の輪郭を有し、かつVリングは傾斜した環状壁の第2の対によって形成される凸型の輪郭を有し、壁の第1の対は第1の角度を形成し、壁の第2の対は第1の角度より大きい第2の角度を形成する。次いで、クランプが締付けられるとき、Vインサートは、連結された管状体フランジを介してVリングの環状壁に圧力を加え、この結果、Vリングのより広い環状壁が互いに対してゆがみ、そのため第2の角度の計測値が第1の角度に近づいて減少する。継手のガス気密度をさらに向上させることを望む場合は、ガスケットを与えることができる。
この発明の別の局面によれば、Vリングには、2つの管状体がクランプの組立中に互いに回転方向に位置合わせされることを可能にする、割出し機構が与えられる。
この発明の別の局面によれば、事前取付クリップが与えられ、管状体の1つまたは両方にVリングを接続し、次にVバンドクランプが取付けられている間、これを適所に保持する。
この発明のさらに別の局面によれば、管状体上で用いられるフランジには、フランジとVリングとの間のガスケットの必要性をなくす外周ビードを与えることができる。フランジのビードは、クランプの締付中、Vリングの環状壁に対して直接圧縮される。
この発明の好ましい例示的な実施例は添付の図面に関連して下記に記述され、そこで同じ名称は同じ要素を示す。
好ましい実施例の詳細な説明
ここで図面を参照して、この発明が、1対の管状体端部を連結するよう適合されたパイプクランプアセンブリのいくつかの実施例において記述される。この発明は、車両排気システムにおいて用いられるVバンドクランプおよびVリングを具体的に参照して記述される。しかしながら、この発明が多くの異なる用途に役立ち、多くの他の実施例において実現され得ることが、説明が進むにつれて認識されるであろう。さらに、本願明細書に用いられる、軸方向、角をなして、傾斜して、径方向に、といった用語は、Vバンドクランプの一般に環状の形状に対する方向を指し、その結果、径方向は環状のクランプの幾何学的な中心から径方向に延び、角をなして、とはクランプの円周のまわりの点における位置を指し、軸方向はクランプの半径方向の面から垂直に延び、傾斜して、とは、部分的に径方向および軸方向の両方に延在することを指す。さらに、用語「管状体」は、ガス、液体またはその両方をさまざまな圧力で運ぶための、排気管、圧延された管、鋳造された管、ベロー型管、さらには粒子フィルタおよび触媒コンバータに用いられるものなどの管状ハウジングを含む物体を包含する。
図1は、1対の管状体の端部、特に車両排気システムにおいて、第1の管端12および第2の管端14を連結するために用いられるパイプクランプアセンブリ10を示す。これらの管は類似の直径を有し、径方向に突出する第1のフランジ16および径方向に突出する第2のフランジ18を有する。フランジは各々管の中心軸に対して約70°の角度でそれぞれの管端から傾いて延びている。その結果、2つのフランジが組立のために互いに位置合わせされるとき、その間の角度が40°となる。フランジ16、18は管と一体に形成することもでき、または管縁部で、またはその近くで溶接される個別の構成要素であることもできる。フランジは管壁の厚さと類似の厚さを有する。
第1の実施例
パイプクランプアセンブリ10の第1の実施例は図1から図4に示される。パイプクランプアセンブリ10は第1の管端12および第2の管端14に適合して、流体気密性のシ
ールおよび高い程度の引離し強度を有する継手を形成する。パイプクランプアセンブリは、Vバンドクランプ20、VリングインサートまたはVリング22、および1対のガスケット24、26を含む。これらの構成要素は、フランジ16、18を備えた管とともに使用されるのに適合されている。Vバンドクランプ構成要素20は第1の管端12と第2の管端14との両方に適合し、締付けられた時、その間の継手を封止し強化するために均一に分散した径方向の内向きの力を与える。Vバンドクランプ20は、第1の管端12と第2の管端14、およびそれらのフランジの形状を補完する環状の形状を有する。Vバンドクランプ20は、バンド28、締付け機構30、およびVインサート32を含むいくつかの部分で構成される。
バンド28は、Vバンドクランプ20の外部構成要素を構成し、締付け機構30およびVインサート32を担持する。バンドは、厚さ2mmの301 1/4の固いステンレス鋼などの適切な鋼から作られる。バンドはこの鋼のシートメタルから打ち抜かれ、第1の端部34および第2の端部36において切断されている。次いで、打ち抜かれた鋼は適切な曲げ加工プロセスによって丸みのある形状に曲げられ、両端34、36は装着されずに残されて内表面42を規定する。両端はそれ自体の上で折り返され、溶接されて二重層の鋼を与えるが、対向するループ38、40が残される。ループが形成される間、締付け機構30の部分は各ループの湾曲部の真下に置かれ、その結果、この部分は、折り重ねるステップおよび溶接するステップによってそれぞれのループ内に固定される。
上述のように、締付け機構30はループ38、40によってバンド28に接続され、第1の端部34および第2の端部36を互いに対して引寄せたり離したりするために用いられて、それぞれVバンドクランプ20を締付けたり緩めたりする。両端が互いに対して引寄せられるとき、締付け機構はVバンドクランプによって与えられる径方向に内向きの力を与える。示された特定の締付け機構はTボルト型であるが、他の適切な締付け機構を用いることができる。Tボルト機構30は、トラニオン44、Tボルト46、およびナット48を含み、このTボルト機構の構造および操作は当業者に公知である。Tボルトヘッドがクランプの第1の端部34に容易に取付けられたり分離されたりすることを可能にする、クイックアタッチ式Tボルト締付け機構も用いることができる。
Vインサート32は溶接により内表面42に接続され、Vバンドクランプが設置されるときに、第1のフランジ16および第2のフランジ18を受取るような形状にされる。Vインサート32は、以前に記述された301 1/4の固いステンレス鋼などの適切な鋼から作られる。図2は、Vリング22の製作に関わるステップのうちいくつかを示す。しかしながら、図2の最初の3つのステップはVインサート32を作るためにも用いられる。このステップは、示され、記述された通りの順序で実行される必要はなく、成形加工ステップおよび曲げ加工ステップのように、そのいくつかは同時に実行されてもよい。鋼は、ステップ80において、まずシートメタルの細長い平坦なストリップ状で与えられる。次に、ステップ82において、ストリップはロール成形機に与えられ、ストリップ全体にわたって延在する凹面の断面を次々に形成する、連続した対になったロール間でロール成形される。次いで、ステップ84において、ストリップは螺旋形の形状に曲げられ、その直径は、凹面の表面50(図4)がベンドの長さに沿って径方向に内向きに面するように、バンド28の直径と一致する。残りのステップは図2に示されないが、以下のとおりである。ストリップは、巻きのほぼ3分の1ごとに個別の弓形に切断される(たとえば120°よりわずかに小さい)。次いで、3つのそのような弓形部分が内表面42に溶接され、周に沿って部分化されるVインサート32を形成する。完成すると、凹面の表面50は、内向きに面するV形状のチャネルを形成する、傾斜した環状壁52、54を有する。凹面の表面は、Vリング22の凸型の輪郭を環状壁52、54で一般に補完し、第1のフランジ16および第2のフランジ18によって規定される角度と一致するように約40°の角度を形成する。Vインサート32を作る、凹型の輪郭のロール成形を含むこのプロセス
は、従来型であって当業者には公知である。
図1に戻ると、Vリング構成要素22は、パイプクランプアセンブリ10が設置されるとき、Vバンドクランプ20内に、かつ管端12、14の間に、径方向に適合する寸法にされる。Vリングは、継手のまわりの流体気密性のシールを増強する。Vリングがそうするのは、部分的に、締付けられたVバンドクランプによって与えられる径方向に内向きの力と軸方向の力との反力をフランジ16、18に及ぼすことによる。Vリング22は環状の一片構造を有し、シートメタルの閉ループとして形成される。ここで図3に移って、Vリング22は、Vリングのまわりに外周に沿って延在する、外向きに面する凸型の輪郭56を有する。この凸型の輪郭は、Vリング22の平らにされた中央部から反対側へ傾斜する1対の環状壁58、60によって主として規定される。1対のパイロットスリーブ62、64は環状壁58、60から軸方向に延在し、組立中にこの構成要素どうしを位置合わせし保持するのを助けるためにテレスコープ状に管状体内に適合し得るように、管状体12、14の直径よりも小さい直径を有する。環状壁58、60は、凸型の輪郭56を超えて続いていれば図3に示される圧縮されていない状態で約43°である最初の角度θiを規定するような方法で、断面において平坦である。この図はさらに、約40°である圧縮した状態の角度θcを想像線で示し、これはVインサート32の第1のフランジ16および第2のフランジ18、ならびに環状壁52、54の角度と一致する。
Vリング22は、厚さ2mmの301 1/4の固いステンレス鋼などの適切な鋼から作られている。図2は、Vリング22の製作に関わるステップを示す。このステップは、示され、記述された通りの順序で実行される必要はなく、成形加工ステップおよび曲げ加工ステップのように、そのいくつかは同時に実行されてもよい。鋼は、ステップ80において、まずシートメタルの細長い部分として第1の端部から第2の端部まで延在するストリップの形状で与えられる。次いで、パイロットスリーブ62および64となる2つの側面部分を残して、シートメタルストリップの中央領域に凸型の輪郭56が形成される(ステップ82)。これはロール成形機にストリップを与えることにより行うことができ、ストリップの中央を通る凸面の断面を次々に形成する、連続した対になったロール間でロール成形される。この輪郭は、シートメタルストリップの全長に形成されるのが好ましく(しかし必ずしもそうでなくてもよく)、形成された時、シートメタルの第1の端部と第2の端部との間に延在するV形状のチャネルを規定する。次にステップ84において、ストリップは螺旋形の形状に曲げられ、V形状のチャネルは巻きの長さに沿って径方向に内向きに面する。ステップ86で、ストリップは個別の巻きに切断され、各々が1対の隣接する両端を有し、V形状のチャネルが巻きのまわりに隣接する両端の一方から他方まで延在する。これらの巻きの長さは、完成したVリング22の円周と等しい。最後に、ステップ88で、この隣接する両端は当接する関係に位置合わせされ、閉じた環状リングを形成するよう溶接により接着される。Vリングの外表面は滑らかな仕上げ面を与えるために、溶接において磨くかまたはやすりをかけることができる。図2に示されるように、結果として生じるVリング22は、このように溶接25によってともに接続される当接した両端21、23を有する、シートメタルの環状ループを含む。これはVリング22にVリングの全周にわたって実質的に均一な断面の形状を有する連続的な凸型の輪郭を与える。溶接はVリングの軸長に延在する。すなわち、それは第1の軸端部27から第2の軸端部29まで凸型の輪郭56に沿って延在する。当業者によって認識されるように、適切なシートメタル材料および厚さの選択によってVリング22に圧縮可能な機能が与えられ、それによりクランプの締付中に前述のように角度θを43°から40°にまで圧縮することができ、これは結果としてVリングの一時的変形を生じる態様で行うことができるので、Vバンドクランプが緩められるとVリングがその本来の角度に向かって跳ね返る。
図1に戻ると、ガスケット構成要素24、26がVリング22に据えられると、それらもまた継手のまわりの流体気密性のシールを増強する。適切なガスケットは環状の形状を
形成するよう鋼から作られている。各々はVリング22側に配置され、そこで環状壁58、60に対するように傾斜する。各ガスケットは、ガスケットのまわりに外周に沿って間隔を置いて径方向に内向きに突出するタング66を有する。これらのタングは、取扱い中に容易に滑り落ちないように、ガスケットがVリング22に据付けられるときにプレス嵌めを与える。タング66以外に、同様のプレス嵌めを与えるために、ガスケット24、26の円周に沿ってわずかなベンド(示されない)を形成することができる。当該技術で公知のように、ガスケットは、締付力によって圧縮されて図4に示される平らにされた形状になることに対していくらかの抵抗を与えるように、湾曲した断面を有することができる。これは、ガスケットにおけるシールの流体気密度を向上させるのを助けることができる。
パイプクランプアセンブリ10を設置するために、第1の管端12および第2の管端14は、同心かつ軸方向に位置合わせされる関係で間隔を置いて配置される。ガスケット24は、環状壁58に対してほぼ同一面に位置するまで、パイロットスリーブ62上にプレス嵌めされる。ガスケット26も同じように環状壁60に対してセットされる。Vリング22は、圧縮されていない状態で、かつ予め取付けられたガスケット24、26とともに、管端12、14と軸方向に位置合わせされてその間に置かれる。Vバンドクランプ20は、緩められた状態で、それぞれの管端壁のまわりに位置するようにそれぞれのフランジを超えて1つの管端上に位置決めされる。ここで図4に移ると、第1の管端12および第2の管端14は、Vリング22の径方向に上に、軸方向にまわりに、なお軸方向に位置合わせされた方向で近づけられる。第1のフランジ16および第2のフランジ18は、ガスケット24、26とそれぞれ接触するようにされる一方、第1の管端12および第2の管端14の底面の先端はパイロットスリーブ62、64上にそれぞれ重なる。この時点で、Vリング22はなおいくらか圧縮されていない状態であって角度θは約43°であり、したがって、フランジはガスケット24、26に対して完全に同一面にはない。次いで、緩んだVバンドクランプ20がその部分的継手のまわりに外周に沿って位置決めされる。凹面の表面50は凸型の輪郭56にわたって押圧され、フランジ16、18およびガスケット24、26がその間に捉えられる。環状壁52、54はフランジのガスケット側と反対側でフランジ16、18に対して押圧する。
次いでVバンドクランプ20が締付けられてパイプクランプアセンブリ10をクランプ締めし、第1の管端12と第2の管端14との間に最終的な継手を形成する。締付け機構30が用いられて、ナット48をTボルト46に捩じ込むことにより、第1の端部34および第2の端部36を互いに向かって近づける。締付けが始まると、両端は、径方向に内向きの力をVインサート32を介して外周に沿って継手のまわりに与え、Vインサート32は、次にその力をフランジ16、18、およびVリング22に与える。Vリングは、角度θが角度43°からフランジの傾斜した角度および凹面の表面の角度と一致する角度40°へと強制されるように圧縮される。いったん完全に締められても、反対の力がなおVリング22からフランジ16、18へ、また次にVインサート32に対して外向きに及ぼされたままである。パイプクランプアセンブリ10の取外すためには、締付け機構30が緩められ、Vクランプ20が現在部分的である継手から引き離され、第1の管端12および第2の管端が引き離される。
第2の実施例
図5は、パイプクランプアセンブリの第2の実施例を示す。図1の第1の実施例の類似の要素に対応するこの実施例の要素は、その実施例中に用いられたものに100を加えた番号で識別される。Vバンドクランプはこの図5には示されない。しかしながら、Vバンドクランプ、ならびにバンド、締付け機構およびVインサートを含むその部分は、この実施例においても第1の実施例に記述されたものと同様であるので、その説明はここでは省略される。
第1の管端112および別の管端114は、第1のフランジ116、第2のフランジ118、第1の割出し機構168、および第2の割出し機構170を含む。管端およびフランジは以前の実施例に記述されたものと同様である。割出し機構は、Vリングを設置中に外周に沿って軸方向に管端と位置合わせするために、Vリング122上にある、対応する割出し機構と合わされる。第1の割出し機構168は、適切な成形加工プロセスによって、凹部として第1の管端112の縁部に形成される。第2の割出し機構170は第2の管端114の凹部として同じ方法で形成される。両方の凹部はフランジ116、118を通して延在する。
Vリング122は、前の実施例に記述されたVリングと類似である。1つの差異は、Vリング122が第1の割出し機構172および第2の割出し機構174を有することである。第1の割出し機構172はパイロットスリーブ162上で突起として形成され、凸型の輪郭を形成する環状壁まで延在する。突起172は、凸型の輪郭を形成した後に実行される適切な成形加工プロセスによって作られる。第2の割出し機構174はパイロットスリーブ164上に同じ方法で突起として形成される。これらの突起172、174は管端の凹部168および170に対応し、合わさる関係で凹部内に適合するような寸法にされる。この割出し構成は、2つの管端112、114の間に予め定められた位置合わせを達成するためにVリングが用いられることを可能にする。
前の実施例に記述されたガスケットに類似の1対のガスケット124、126が与えられる。1つの差異は、前の実施例におけるタングが省略されることである。
別の差異は、各ガスケットが割出し機構を凹部の形状(ガスケット124における凹部176、ガスケット126では示されない)で有することである。凹部は各ガスケット124、126の内縁部に形成され、別の合わさる関係において突起172、174の形状を補完する。これによりガスケットがVリングに対して角をなして方向付けされることが可能になり、そのことは保守性の点で役立ち得る。なぜならば、ガスケットがいったん最初にクランプ締めされると変形してVリング表面上で不完全な形状を呈し得るからである。これは、継手が使用されていて、ガスケットがVリングから取外された場合、ガスケットが最良の適合を達成してガスケットに沿った漏れの可能性を減じるように、ガスケットの再接着はガスケットが本来有していたものと同じ角方向付けを用いて行わなければならないことを意味する。ガスケットおよびVリング割出し機構の使用は、この角方向付けが維持されることを確実にするのを助ける。
これらの部分は、凹部176および他の凹部が突起172、174と位置合わせされるようにガスケット124、126がパイロットスリーブ162、164上に適合されること以外は、前の実施例と同様に設置される。凹部は突起の上に位置し、ガスケットが外周方向に回転するのを妨ぐ。次に、第1の管端112および第2の管端114が近づけられ、凹部168、170は突起172、174と位置合わせされ、その結果、凹部は突起を受取り、その後の相対的な回転を防ぐ。管端の割出し機構が突起であり、Vリング割出し機構は凹部である場合もこの同じ割出し作業が可能である(その場合、ガスケットが用いられるならば、ガスケット凹部は突起として実現されてもよい)。
第3の実施例
図6はパイプクランプアセンブリの第3の実施例を示す。図1の第1の実施例の類似の要素に対応するこの実施例の要素は、その実施例中に用いられたものに200を加えた番号で識別される。図はVバンドクランプおよびガスケットを省略する。しかしながら、これらの構成要素およびその部分は、この実施例においても第1の実施例に記述されたものと同様であるので、その説明はここでは省略される。
図6は、図1のVリング22と同一であり得るVリング222を示す。しかしながら、この実施例では、Vリング222は、組立プロセスの一部として、Vリング222を管端に予め取付けるためにクリップ278を用いて適合している。クリップ278は、Vリング222の断面の形状に対応する形状になるように、適切な金属を曲げてできている。示されるように、1対のクリップ278がVリング222上で180°離れて取付けられている。クリップ278は、延在するフレックスアーム280、282を用いてVリングのまわりを包む本体を有する。クリップは、特にVリングの内表面に沿って延在し、部分的に(あるいは完全に)、Vリングの凸型の輪郭によって規定されるV形状のチャネルに向かって延在することができるが、必ずしもその必要はない。クリップはVリングの軸端のまわりを包み、その結果パイロットスリーブ262、264のまわりで曲って、その上で留まったままである。両管端が近づけられると、フレックスアーム280、282はパイロットスリーブ262、264に向かって押し込まれ、それぞれの管端の下に位置する。押し込まれると、フレックスアームは、Vリング222を管端の下に楔留めする径方向に外向きの力を及ぼす。これらのクリップはVリングと管端とを予め取付けることを可能にし、クランプ組立プロセスを単純化する助けとなり得る。
第4の実施例
図7は、パイプクランプアセンブリの第4の実施例を示す。図1の第1の実施例の類似の要素に対応するこの実施例の要素は、その実施例中に用いられたものに300を加えた番号で識別される。図は、VバンドクランプまたはガスケットのないVリング322を示す。ガスケットおよびVバンドクランプ、ならびにバンド、締付け機構、Vインサートを含むその部分は、この実施例においても第1の実施例に記述されたものと同様であるので、その説明はここでは省略される。
第1の管端312は、第1の実施例の第1の管端に類似する。1つの差異は、第1の管端312が外周保持ビードの形状で事前取付機構384を有することである。後述するように、保持ビード384は、Vリングを管端の少なくとも1つに予め取付けるためにVリング322に取付けられたクリップ386の遠位端部分と協働し、合わさる。
Vリング322は、第1の実施例のVリングに類似する。1つの差異は、Vリング322が事前取付機構386をステージングクリップの形状で有することである。ステージングクリップ386は適切な金属で作られており、近位端から遠位端へ延在する細長い構成要素であって、クリップはパイロットスリーブ362の内表面で近位端をVリングに溶接することにより接着されている。クリップは、径方向に突出するボス390を含む遠位端までVリングから軸方向に延在する、フレックスアーム388を有する。管端312、314が近づけられると、フレックスアーム388は、ボス390が保持ビード384に留付けられるまで、ステージングクリップ386を第1の管端312の下に導く。ボス390は保持ビード384によって与えられる空間で合わされて捉えられ、Vリング322が第1の管端312から軸方向に引離されるのをこのやり方で防ぐ。他方の管端314を予め取付けるために同様のクリップを用いることができる。代替的には、クリップ378は両面であり得る。すなわちVリング322にわたって全体に延在して他方の軸端部を超えることができ、第2の突出するボスが他方の管端314において保持ビードと合わさる。
第5の実施例
図8および図9は、パイプクランプアセンブリの第5の実施例を示す。図1の第1の実施例の類似の要素に対応するこの実施例の要素は、その実施例中に用いられたものに400を加えた番号で識別される。VバンドクランプおよびVリングインサートは第1の実施例のものと同じであり得るので、その説明はここでは省略される。この実施例ではガスケットはなくされており、それらの機能は、管端のそれぞれの端部フランジ416、418上に形成される外周に沿って延在するビード415、417によって置き換えられる。各
ビード415、417は、組立中に、ビード415がVリング422の環状壁458を係止し、ビード417が環状壁460を係止するように、その関連付けられた管端から遠ざかるように軸方向に突出する。クランプの締付中に、Vインサートの環状壁432がフランジの外部側、すなわちビード415、417の反対側のフランジの側でこれらのフランジ416、418を係止し、クランプの締付によってほぼ軸方向の力がフランジに与えられ、それがビード415、417をVリング422の環状壁458、460に対して圧縮し、それによってガスケットの使用なくしてフランジの気密性シールをVリングに与える。
Vインサート432は、完全にはビード415、417に重ならないように示されるが、構成要素を最初に一緒に組立てるときか、またはクランプが完全に締付けられた結果かのいずれかの時点でVインサートが完全にビードを覆うように、所望の通り、ビードおよびVインサートの環状壁の相対的地位および寸法を選択することができることが認識される。
前述の説明はこの発明自体の説明ではなく、この発明の1つ以上の好ましい例示的な実施例の説明であることが理解される。この発明は明細書に開示された特定の実施例に限定されず、むしろもっぱら請求項によって下記に規定される。さらに、前述の説明に包含されていた解説は特定の実施例に関し、用語または句が明らかに上記で規定される場合以外は、この発明の範囲または請求項で用いられる用語の定義に対する制限と解釈されてはならない。さまざまな他の実施例および開示された実施例へのさまざまな変化および修正が当業者に明らかになるであろう。たとえば、図示するVバンドクランプは分節から成るVインサートおよび個別の外部のバンドを利用するが、Vバンドクランプは、個別の外部の平らなバンドを用いることなく、V形状のチャネルを規定する内向きに傾斜した環状壁を有するよう形成される、外周に沿って延在する単一片のシートメタルを用いて実現することができる。次に、このV形状のバンドの隣接する端部に適切な締付け機構が取付けられる。シートメタルVリングのいくつかの実施例では、ある特定の用途では溶接がVリングの軸長全体に延在することは必要でなく、たとえば空間スポット溶接を用いることができるか、または軸端間に部分的にのみ延在する溶接継目を用いてもよい。他のすべてのそのような実施例、変更および修正は、添付の請求項の範囲内にあるように意図される。
本願明細書および請求項で用いられたように、用語「たとえば」「例として」、「など」、動詞「含む」、「有する」、「含んで」、およびそれらの他の動詞形は、1つ以上の構成要素または他の品目のリストに関連して用いられると、各々無制限のものとして解釈され、リストは他の、追加的な構成要素または品目を排除するよう考慮されないことを意味する。他の用語は、異なる解釈を必要とするコンテキストの中で用いられているのでない限り、その最も広い合理的な意味を用いて解釈されるべきである。
この発明のパイプクランプアセンブリの第1の実施例の分解図である。 図1のパイプクランプアセンブリに用いられるVリングの製作方法を示す図である。 図1のパイプクランプアセンブリのVリングの線3−3で切取った断面図である。 図1のパイプクランプアセンブリの断面図であって、1対の管端に設置されたところを示す。 この発明によるパイプクランプアセンブリの第2の実施例の一部の分解図である。 この発明のパイプクランプアセンブリの第3の実施例の一部の断面図である。 この発明のパイプクランプアセンブリの第4の実施例の一部の断面図である。 この発明のパイプクランプおよび管状体アセンブリの第5の実施例による管の斜視図である。 図4と同じく断面図であるが、パイプ管端フランジのVリングとの係合を示す第5の実施例の断面である。

Claims (30)

  1. 各々がフランジを有する1対の管状体端部を連結するためのパイプクランプアセンブリであって、
    第1の端部から第2の端部まで延在する丸みのある形状を有するVバンドクランプを含み、前記Vバンドクランプは、前記第1および第2の端部の間に少なくとも部分的に延在する内向きに面するV形状のチャネルを形成する環状壁の第1の対を有し、前記Vバンドクランプはさらに、前記Vバンドクランプを締付けたり緩めたりするために前記端部を互いに対して引寄せたり離したりするように前記第1および第2の端部に接続される締付け機構を含み、前記パイプクランプアセンブリはさらに
    外向きに面する凸型の輪郭を含む外表面がシートメタルに形成され、前記チャネル内に少なくとも部分的に適合するために寸法が合わされたシートメタルの環状ループを含むVリングを含み、前記シートメタルの環状ループは第1および第2の当接する端部を有し、前記凸型の輪郭は前記第1の当接する端部から前記第2の当接する端部まで前記Vリングの周りを外周に沿って延在し、前記当接する端部どうしは、前記Vリングインサートの第1の軸端部から前記凸型の輪郭に沿って前記Vリングの第2の軸端部まで延在する溶接によって接続される、パイプクランプアセンブリ。
  2. 前記Vバンドクランプはさらに、
    前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する丸みのある形状を有するバンドを含み、前記バンドは径方向に内向きに面する内表面を有し、さらに
    前記バンドの前記内表面に接続されるVインサートを含み、前記Vインサートは前記環状壁の第1の対を含む、請求項1に記載のパイプクランプアセンブリ。
  3. 前記Vインサートは、シートメタルの複数の弓形部分を含み、それぞれが前記環状壁の第1の対を有し、かつ間隔をおいた外周的な位置において前記バンドの内表面に接着される、請求項2に記載のパイプクランプアセンブリ。
  4. 前記凸型の輪郭は、前記第1の当接する端部から前記第2の当接する端部まで外周に沿って延在する環状壁の第2の対によって少なくとも部分的に規定される、請求項1に記載のパイプクランプアセンブリ。
  5. 前記環状壁の第2の対の1つを係合するようにそれぞれ寸法が合わされる1対のガスケットをさらに含み、前記Vリングは前記環状壁の第2の対の各々から軸方向に延在するパイロットスリーブを含み、前記ガスケットは、前記パイロットスリーブにおいて前記Vリングの前記外表面に接触する、径方向に内向きに延在する複数のタングを含み、それにより前記ガスケットの前記Vリングに対するプレス嵌め接続を与える、請求項4に記載のパイプクランプアセンブリ。
  6. 前記Vリングは前記環状壁の第2の対の各々から軸方向に延在するパイロットスリーブを含み、前記パイロットスリーブは前記Vリングの外周のまわりの1つ以上の角度のある位置に配置される割出し機構を含み、前記割出し機構は管状体端部の対応する割出し機構と合わさることができ、それにより、前記VリングおよびVバンドクランプを管状体端部に組立る間に、管状体端部を互いに対して回転方向に位置合わせする、請求項4に記載のパイプクランプアセンブリ。
  7. 前記環状壁の第1の対は傾き、かつその間に第1の角度を規定し、前記環状壁の第2の対は傾き、かつその間に第2の角度を規定し、前記第2の角度は前記第1の角度より大きい、請求項4に記載のパイプクランプアセンブリ。
  8. 前記Vリングの前記シートメタルは、前記締付け機構の締付け中に前記第2の角度の計測値が前記第1の角度の計測値に向かって下がるよう変形可能である、請求項7に記載のパイプクランプアセンブリ。
  9. 前記環状壁の第2の対と合わさる1対のガスケットをさらに含み、前記Vリングおよびガスケットは、前記ガスケットが前記Vリングと角度をなして位置合わせされることを可能にする割出し機構を含む、請求項4に記載のパイプクランプアセンブリ。
  10. 前記Vリングに接着されるクリップをさらに含み、前記クリップは、Vリングを管状体端部の少なくとも1つに事前に取付けることを可能にするために、管状体端部の少なくとも1つの内表面を係止するよう適合される、請求項1に記載のパイプクランプアセンブリ。
  11. 前記Vリングは、前記凸型の輪郭から軸方向に延在する1対のパイロットスリーブを有し、前記クリップは、前記Vリングの内表面に沿って軸方向に延在し、前記Vリングの前記第1および第2の軸端部の両方のまわりであってかつ前記外表面上で包み、前記パイロットスリーブの少なくとも一部の上に延在する、請求項10に記載のパイプクランプアセンブリ。
  12. 前記クリップは近位端および遠位端を含み、前記近位端は前記Vリングに接続され、前記クリップは前記Vリングの前記第1の軸端部から軸方向に延在し、前記クリップはその遠位端に保持機構を有し、保持機構は管状体端部の1つの対応する機構と合わさり、それにより前記Vリングの事前取付けを可能にする、請求項10に記載のパイプクランプアセンブリ。
  13. 各々がフランジを有する1対の管状体端部を連結するためのパイプクランプアセンブリであって、第1の端部から第2の端部へ延在する丸みのある形状を有するVバンドクランプを含み、前記Vバンドクランプは、内向きに面するV形状のチャネルを形成し、かつ壁の間に第1の角度を規定する前記環状壁の第1の対を有し、前記Vバンドクランプはさらに、前記Vバンドクランプを締付けたり緩めたりするために前記端部を互いに引寄せたり離したりするように前記第1および第2の端部に接続される締付け機構を含み、
    Vリングの外表面に外向きに面する凸型の輪郭を形成する環状壁の第2の対を有する前記Vリングを含み、前記凸型の輪郭は前記チャネル内に少なくとも部分的に適合するよう寸法を合わされ、前記環状壁の第2の対は前記第1の角度より大きい第2の角度を規定する、パイプクランプアセンブリ。
  14. 前記Vバンドクランプはさらに、
    前記第1の端部から前記第2の端部まで延在する丸みのある形状を有するバンドを含み、前記バンドは径方向に内向きに面する内表面を有し、
    前記バンドの前記内表面に接続されるVインサートを含み、前記Vインサートは前記環状壁の第1の対を含む、請求項13に記載のパイプクランプアセンブリ。
  15. 前記Vインサートは、シートメタルの複数の弓形部分を含み、それぞれが前記環状壁の第1の対を有し、かつ間隔をおいた外周方向の位置において前記バンドの内表面に接着される、請求項14に記載のパイプクランプアセンブリ。
  16. 前記リングの対向する側にプレス嵌めされている1対のガスケットをさらに含む、請求項13に記載のパイプクランプアセンブリ。
  17. 前記環状壁の第2の対と合わさる1対のガスケットをさらに含み、前記Vリングおよび
    ガスケットは、前記ガスケットが前記Vリングと角度をなして位置合わせされることを可能にする割出し機構を含む、請求項13に記載のパイプクランプアセンブリ。
  18. 前記Vリングは前記環状壁の第2の対の各々から軸方向に延在するパイロットスリーブを含み、前記パイロットスリーブは前記Vリングの外周のまわりの1つ以上の角度をなした位置に配置される割出し機構を含み、前記割出し機構は管状体端部の対応する割出し機構と合わさることができ、それにより、前記VリングおよびVバンドクランプを管状体端部に組立てる間に、管状体端部を互いに対して回転方向に位置合わせする、請求項13に記載のパイプクランプアセンブリ。
  19. 前記Vリングは、第1および第2の当接する端部を有するシートメタルの環状ループを含み、前記凸型の輪郭は前記第1の当接する端部から前記第2の当接する端部まで前記Vリングの周りに外周に沿って延在し、前記当接する端部どうしは、前記Vリングの第1の軸端部から前記凸型の輪郭に沿って前記リングの第2の軸端部まで延在する溶接によって接続される、請求項13に記載のパイプクランプアセンブリ。
  20. 前記Vリングの前記シートメタルは、前記締付け機構の締付け中に前記第2の角度の計測値が前記第1の角度の計測値に向かって下がるよう変形可能である、請求項19に記載のパイプクランプアセンブリ。
  21. 前記第2の角度は前記第1の角度よりも約3°大きい、請求項13に記載のパイプクランプアセンブリ。
  22. 前記Vリングに接着されるクリップをさらに含み、前記クリップは、Vリングを管状体端部の少なくとも1つに事前に取付けることを可能にするために、管状体端部の少なくとも1つの内表面を係合するよう適合される、請求項13に記載のパイプクランプアセンブリ。
  23. 前記Vリングは、前記凸型の輪郭から軸方向に延在する1対のパイロットスリーブを有し、前記クリップは、前記Vリングの内表面に沿って軸方向に延在し、前記Vリングの前記第1および第2の軸端部のまわりを前記外表面上に包み、前記パイロットスリーブの少なくとも一部の上に延在する、請求項22に記載のパイプクランプアセンブリ。
  24. 前記クリップは近位端および遠位端を含み、前記近位端は前記Vリングに接続され、前記クリップは前記Vリングの前記第1の軸端部から軸方向に延在し、前記クリップはその遠位端に保持機構を有し、保持機構は管状体端部の1つの対応する機構と合わさり、それにより前記Vリングの事前取付けを可能にする、請求項22に記載のパイプクランプアセンブリ。
  25. 各々がフランジを有する1対の管状体端部を連結するためのパイプクランプアセンブリであって、第1の端部から第2の端部へ延在する丸みのある形状を有するVバンドクランプを含み、前記Vバンドクランプは、内向きに面するV形状のチャネルを形成する環状壁の第1の対を有し、前記チャネルは前記第1および第2の端部の間に少なくとも部分的に延在し、前記Vバンドクランプはさらに、前記Vバンドクランプを締付けたり緩めたりするために前記端部を互いに引寄せたり離したりするよう前記第1および第2の端部に接続される締付け機構を含み、
    環状ループの外周のまわりに延在する径方向に外向きの凸型の輪郭を有する金属の環状ループを含むVリングを含み、前記凸型の輪郭は、前記凸型の輪郭から前記Vリングの軸端部までそれぞれ延在する1対のパイロットスリーブの間に位置し、前記Vリングは、前記Vリングの外周のまわりの角度をなした位置における前記パイロットスリーブに形成さ
    れる割出し機構を含む、パイプクランプアセンブリ。
  26. 前記パイロットスリーブ上に適合する1対のガスケットをさらに含み、前記ガスケットは、前記Vリングの割出し機構を用いて前記ガスケットが前記Vリングと角度をなして位置合わせされることを可能にする割出し機能を含む、請求項25に記載のパイプクランプアセンブリ。
  27. 各々がフランジを有する1対の管状体端部を連結するためのパイプクランプアセンブリであって、
    第1の端部から第2の端部まで延在する丸みのある形状を有するVバンドクランプを含み、前記Vバンドクランプは、前記第1および第2の端部の間に少なくとも部分的に延在する内向きに面するV形状のチャネルを形成する環状壁の第1の対を有し、前記Vバンドクランプはさらに、前記Vバンドクランプを締付けたり緩めたりするために前記端部を互いに対して引寄せたり離したりするように前記第1および第2の端部に接続される締付け機構を含み、前記パイプクランプアセンブリはさらに
    Vリングを含み、前記Vリングは、前記チャネル内に少なくとも部分的に適合するために寸法が合わされる、外向きに面する凸型の輪郭を含む外表面を有する金属の環状ループを含み、
    前記Vリングに接着されるクリップを含み、前記クリップは、Vリングを管状体端部の少なくとも1つに事前に取付けることを可能にするために管状体端部の少なくとも1つの内表面を係合するよう適合される、パイプクランプアセンブリ。
  28. 前記Vリングは、前記凸型の輪郭から軸方向に延在する1対のパイロットスリーブを有し、前記クリップは、前記Vリングの内表面に沿って軸方向に延在し、かつ前記Vリングの第1および第2の軸端部のまわりであってかつ前記外表面上で包み、前記パイロットスリーブの少なくとも一部の上に延在する、請求項27に記載のパイプクランプアセンブリ。
  29. 前記クリップは近位端および遠位端を含み、前記近位端は前記Vリングに接続され、前記クリップは前記Vリングから軸方向に延在し、前記クリップはその遠位端に保持機構を有し、保持機構は管状体端部の1つの対応する機構と合わさり、それにより前記Vリングの事前取付けを可能にする、請求項27に記載のパイプクランプアセンブリ。
  30. 第1および第2の管状体を含み、管状体は各々前記管状体の端部において径方向に突出するフランジが位置決めされ、
    第1の端部から第2の端部まで延在する丸みのある形状を有するVバンドクランプを含み、前記Vバンドクランプは、前記第1および第2の端部の間に少なくとも部分的に延在する内向きに面するV形状のチャネルを形状する環状壁の第1の対を有し、前記Vバンドクランプはさらに、前記Vバンドクランプを締付けたり緩めたりするために前記端部を互いに対して引寄せたり離したりする、前記第1および第2の端部に接続される締付け機構を含み、
    環状壁の第2の対によって少なくとも部分的に規定される、外向きに面する凸型の輪郭を含む外表面を有する金属の環状ループを含むVリングを含み、
    前記フランジが各々、前記管状体から軸方向に遠ざかるように突出する外周に沿って延在するビードを有し、前記管状体の前記フランジの各々は前記ビードを介して前記環状壁の第2の対の1つを係止し、前記環状壁の第1の対は前記ビードの反対側の前記フランジ側において前記フランジを係止し、前記Vバンドクランプの締付け中に、前記環状壁の第1の対は前記フランジを互いに向かって軸方向に強制し、前記ビードを前記環状壁の第2の対に対して圧縮し、それにより前記Vリングに対して前記フランジのガス気密シールを与える、パイプクランプおよび管状体端部アセンブリ。
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