JP2008523190A - 官能基を有するポリオルガノシロキサンをリチウムシラノレートの存在下で製造する方法 - Google Patents

官能基を有するポリオルガノシロキサンをリチウムシラノレートの存在下で製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、構造内に少なくとも1個の官能基を有するポリオルガノシロキサンの製造方法に関する。本発明の方法は、構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有するポリオルガノシロキサンと、シラノール単位当たり少なくとも1モルの、式(I):(R1a(R2bSi(OR34-(a+b)を有するポリアルコキシシランとを反応させることからなる。R1は、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基を表す。R2は、基−(Z)m−(X)n(式中、m=0又は1であり、Zは2価の炭化水素基を表し、Xは、m=0又は1であるときには不飽和炭化水素基を表し、m=1であるときには、Xは、次の式:塩素原子、−O−CO−CR4=CR56(ここで、R4、R5及びR6は、それぞれ水素原子、アルキル基及び/又はフェニル基を表す。)、−RF(ここで、RFは、過弗素化残基を表す。)、−NHR7(式中、R7は酸素原子、アルキル基、−R8−NH2基(R8はZを表す。)を表す。)、−SHを有するものから選択される残基を表す。さらに、a=0、1、2又は3であり、b=0又は1であり、a+b=0、1、2又は3であるが、ただし、合計a+b=3である場合には、bは0に等しいことができないものとする。上記方法は、リチウム誘導体をベースとする触媒の有効量の存在下で実施され、且つ、(i)該触媒が式(R1a(R2bSi(OR34-(a+b)SiO-Li+(式中、R1、R2、R3、a及びbは上記の意味を有する。)を有するリチウムオルガノシラノレートであること、及び(ii)該方法が該反応媒体に添加される式R3OHを有する脂肪族アルコールの非存在下に実施されることを特徴とする。

Description

本発明の技術分野
本発明の分野は、その第1の主題からみれば、構造内に少なくとも1個の官能基を有し、それぞれの官能基が珪素原子に結合したポリオルガノシロキサン(オイル及び/又は樹脂)の合成の分野である。ポリオルガノシロキサンを、以下、FP(官能化重合体)という。
特に、本発明は、構造内に少なくとも1個のアルコキシ基を有し、それぞれのアルコキシ基が珪素原子に結合したポリオルガノシロキサン(オイル及び/又は樹脂)の製造方法において、構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有し、それぞれのヒドロキシル基が珪素原子に結合したポリオルガノシロキサン(オイル及び/又は樹脂)と、1種以上のポリアルコキシシランからなる官能化性シランとを、該官能化性シランから有利に得られるリチウムシラノレートをベースとするこの官能化反応に特異的な触媒の存在下で反応させることからなる前記製造方法に関する。
また、本発明は、第2の主題からみれば、この官能化反応に使用されるリチウムシラノレート型の新規化合物に関するものでもある。
本発明は、第3の主題からみれば、リチウムシラノレートをベースとする当該化合物の官能化反応用触媒としての使用に関するものでもある。
例えば、ジ−、トリ−又はテトラアルコキシシランと、鎖の各末端で珪素原子に結合したヒドロキシル基を有するポリシロキサンオイルとを反応させることによってこれらのFPを製造することは従来技術であるが、ただし触媒を使用する必要がある。使用できる触媒としては、特に、次の化合物が挙げられる:
・酢酸カリウム(米国特許第3504051号を参照)、
・各種無機酸化物(仏国特許第1495011号参照)、
・カルバメート(欧州特許第0210402号参照)、
・水酸化リチウム(欧州特許第0367696号参照)、
・水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム(欧州特許第0457693号参照)。
これらの触媒のなかでは、欧州特許第0367696号に記載されたものが特に有益である。というのは、特に水酸化リチウム(LiOH又はLiOH・H2O)である触媒では、必要な出発材料が比較的経済的だからである。この従来技術は、まさに的確に、該方法の平易さ、シリコーンオイル鎖の開裂に関して該触媒が比較的無害であること(特に、水酸化カリウムとは対照的に)及び迅速な官能化反応(これは、特に、5〜10分未満で完了する)を指摘している。
使用されるシランは、いくつかのアルコキシ官能基、例えば珪酸エチルSi(OCH2CH34、メチルトリメトキシシラン又はビニルトリメトキシシランを有するシランである。該シランが少なくとも3個のアルコキシ官能基を有する場合であって、これを唯一使用するときには、このようにして官能化されたオイル及び樹脂は、使用時にアルコールを放出するワンパック型マスチックを製造する際に、該触媒を水酸化リチウムで中和した後に使用できる。欧州特許第0367696号では、このような使用法の例が提案されている(例7参照);しかして、次のものを撹拌しながら装填する:
・20Pa.sの粘度を有するα,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサン100g、
・ビニルトリメトキシシラン5g、及び
・10重量%メタノール溶液(即ち0.045gのメタノール)としてのLiOH・H2O0.005g。
5分の反応時間後に、0.064gの中和用溶液を導入する。次に、3gのシランβ−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、0.05gのジブチル錫ジラウレート、ステアリン酸で処理された105gの炭酸カルシウム及び8gの処理済みヒュームドシリカを添加する。得られた生成物は、湿気から保護して保存され、良好な貯蔵性が示される。
上記例では、水酸化リチウムをメタノールに導入してその効果を増大させている。この理由は、粉末状の水酸化リチウムをシリコーンに分散させることは非常に困難であるためである。水酸化リチウムは、LiOH・H2Oの形態にあるときには、約10重量%の割合までメタノールに溶解できることが観察された。
メタノールの使用量は、この溶媒の物理化学的特性のため、衛生上及び工業上の安全性の点で重大な欠点をもたらし得る。
さらに、メタノールの存在に関連する分解現象を制限するためには、そのプロセスに、このメタノールを除去するための減圧下での撹拌工程を追加することが必要であり、そして、この工程は、完成品の品質に関して特に重要である。その帰趨は多岐にわたるが、そのうちの主なものは次の通りである:
1.この追加段階に付随した生産性の欠落;
2.蒸発工程の制御が不十分である場合に、完成品の保存管理がさらに不十分になるというリスク;
3.発生した揮発物を回収するための新たな方法を開発する必要性;
4.揮発性出発材料(特に低分子量シラン)の蒸発というリスク。
さらに、メタノールを別の溶媒で置き換えるのは特に困難である。というのは、該溶媒は、
・水酸化リチウムのための溶媒であること、
・シリコーンに十分に溶解すること、
・マスチックに対して非毒性で且つ非分解性であり、しかもマスチックの適用特性(特に、色、粘度及び付着性)に対して不活性であること
が必要だからである。
これら3つの特性を有しない溶媒はいずれもメタノールの代わりに使用できない。
米国特許第3504051号明細書 仏国特許第1495011号明細書 欧州特許第0210402号明細書 欧州特許第0367696号明細書 欧州特許第0457693号明細書
本発明の目的
このような先行技術(これは、その様々な主題からみた本発明の分野を構成するものである)にあって、本出願人は、上記欠点(脂肪族アルコール、例えばメタノールの導入に関連した)をなくし且つ次の利益のための道筋を開く水酸化リチウムの新規な使用法を発見した:
・最適な生産性、
・マスチックの品質制御の改善、
・揮発物の蒸発を無くす、
・マスチックの組成の制御(製造中に揮発物を失うというリスクを無くす)。
さらに別の利益によれば、水酸化リチウムの新規な使用法に従って製造されたFPの安定性は、該方法が本発明に従って実施されるときに、欧州特許第0367696号の教示に従って実施するときに生じるものと比較して、実質的に高いことが分かった。
より具体的には、上記利益は、予備工程において、水酸化リチウムを、官能化性シランへの水酸化リチウムの反応性溶解物から生じるリチウムオルガノシラノレートの形態で使用することによって達成されることが分かった。
発明の詳細な説明
I.本発明は、第1の主題からみれば、まず第一に、構造内に少なくとも1個の官能基を有し、それぞれの官能基が珪素原子に結合したポリオルガノシロキサンの製造方法において、構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有し、それぞれのヒドロキシル基が少なくとも1個の珪素原子に結合したポリオルガノシロキサンと、シラノール単位(≡Si−OH)当たり、少なくとも1モル、好ましくは2〜30モルの、次式:
(R1a(R2bSi(OR34-(a+b) (I)
(式中、
・R1は、直鎖状又は分岐状C1〜C10アルキル基;C5〜C10シクロアルキル基;C6〜C18アリール基を表し、
・R2は、次式の官能基:
−(Z)m−(X)n
(ここで、
m=0又は1であり、
n=1又は2であり、
Zは、1個以上の酸素ヘテロ原子を含有してよい、直鎖状又は分岐状の飽和又は不飽和脂肪族残基、環状残基、芳香族残基、混合脂肪族/芳香族残基のようなタイプの2価又は3価のC1〜C30炭化水素系残基を表し、
Xは、m=0であるときには、二重結合及び随意に該第1の結合に共役してよい別の二重結合を有する、直鎖状又は分岐状脂肪族残基、環状残基のようなタイプの不飽和C2〜C6炭化水素系基を表し、
Xは、m=1であるときには、次のもの:塩素、臭素又は沃素原子;−O−CO−CR4=CR56(式中、R4、R5及びR6は、同一でも異なってもよく、それぞれ水素原子、C1〜C6アルキル基及び/又はフェニル基を表す。);−RF(ここで、RFは、ペルフルオロ残基、例えば、基−Cp2p−CF3(pは0に等しいか若しくは0以外である)又は基−Cp'2p'−H(p’は1に等しいか若しくは1よりも大きい)を表す。);−NHR7(ここで、R7は、水素原子、直鎖状若しくは分岐状C1〜C6アルキル基又は基−R8−NH2(ここで、該R8はZを表す。)を表す。);−SHから選択される残基を表す。)
を表し、
・R3は直鎖状又は分岐状C1〜C4アルキル基を表し;
・a=0、1、2又は3であり;
・b=0又は1であり;
・a+b=0、1、2又は3であるが、ただし、合計a+b=3である場合には、該記号bは0に等しい数であることができないことをさらに条件とするものとする。)
の少なくとも1種のポリアルコキシシランとを、リチウム誘導体をベースとする触媒の有効量の存在下で反応させることからなり、
しかも、該方法は、次の点:
・該触媒が次式:
(R1a(R2b(OR33-(a+b)SiO-Li+ (II)
(式中、R1、R2、R3、a及びbは上記の意味を有する。)
のリチウムオルガノシラノレートから本質的になる化合物であること、
・該方法を、反応媒体に添加される式R3OHの脂肪族アルコールを存在させずに実施すること
を特徴とする、前記方法に関する。
表現「構造内に少なくとも1個の官能基を有するポリオルガノシロキサン」とは、本発明の目的上、その構造内に上に定義したようなOR3及びR2基から選択される少なくとも1個の基を有するポリオルガノシロキサンをいう。
表現「式(I)のポリアルコキシシラン」とは、このタイプのシランであって、単独で又はその部分加水分解、続いて重縮合から生じるオリゴマーとの混合物として得られるものをいう。
II.本発明は、第2の主題からみれば、特にFPの合成触媒として使用できるリチウム誘導体をベースとする新規化合物であって、当該誘導体が、R1、R2、R3、a及びbが上記の意味を有する式(II)のリチウムオルガノシラノレートから本質的になる化合物であることを特徴とする該化合物に関する。
式(II)のリチウムオルガノシラノレートから本質的になる化合物は、水酸化リチウムと式(I)の少なくとも1種の官能化性シランとの反応を、室温(即ち、25℃付近)、無水雰囲気下及び大気圧で実施することによって得られる。
使用される水酸化リチウムに関しては、これは広く市販されているものである。その式は、LiOH又はLiOH・H2Oである。好ましくは、LiOH・H2Oが使用されるが、これは、水酸化リチウムの安定化した形態に相当する。
シラノレートを製造するための方法においては、水酸化リチウム1モル当たり、概して少なくとも1モル、好ましくは1.5〜10モルの式(I)のポリアルコキシシランを使用する。
該シラノレートは、次の態様で形成されると考えられる:
(R1)a(R2)bSi(OR3)4-(a+b)+LiOH・H2O→
(R1)a(R2)b(OR3)3-(a+b)SiO-Li++R3OH+H2O。
LiOH・H2Oを使用する場合には、過剰量のシラン中で実施することが好ましい;このときに、この過剰のシランは、溶媒として作用し、且つ、必要であれば、上記反応スキームに従って形成された水を加水分解によって消費させることを可能にする。
また、先に説明したシラノレートの製造方法は、記号bが0に等しく、合計a+bが3に等しい式(II)のリチウムオルガノシラノレートから本質的になる化合物の製造のためにも首尾よく実施できることに留意すべきである。
III.また、本発明は、第3の主題からみれば、構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有し、それぞれのヒドロキシル基が少なくとも1個の珪素原子に結合したポリオルガノシロキサンと、シラノール単位当たり、少なくとも1モル、好ましくは2〜20モルの、次式:
(R1a(R2bSi(OR34-(a+b) (I)
(式中、R1、R2、R3、a及びbは上記の意味を有する。)
の少なくとも1種のポリアルコキシシランとを反応させることからなる方法によって、構造内に少なくとも1個の官能基を有しそれぞれの官能基が珪素原子に結合したポリオルガノシロキサンを製造するための触媒としての、式(II)のリチウムオルガノシラノレートから本質的になる少なくとも1種の化合物の有効量の使用に関するものでもある。
表現「触媒の有効量」とは、その反応速度が明らかに改善され、しかもその反応温度が可能な限り室温(25℃)に近づくような量を意味する。一般に、リチウムシラノレートから本質的になる化合物0.001〜3モル、好ましくは0.001〜2モル、さらに好ましくは0.005〜1モルを、構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有するポリオルガノシロキサンの1個の≡Si−OH単位に対して使用する。
本発明の最良の形態の詳細な説明
好ましくは
・構造内に少なくとも1個の官能基を有するポリオルガノシロキサンは、鎖の各末端に少なくとも1個の官能基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサンから本質的になる、次式:
Figure 2008523190
のもの、及び
・構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有するポリオルガノシロキサンは、鎖の各末端に少なくとも1個のヒドロキシル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサンから本質的になる、次式:
Figure 2008523190
のものであり、
これらの式において、R1、R2、R3、a及びbは、式(I)のシランについて上記した意味と同一の意味を有し、基Rは、同一でも異なってもよく、それぞれ直鎖状又は分岐状C1〜C10アルキル基、C5〜C10シクロアルキル基又は直鎖状若しくは分岐状C2〜C6アルケニル基を表し、rは、式(III)及び(IV)の重合体に25℃で10〜1000000mPa.sの粘度を与えるのに十分な値を有し、ここで、該式(III)のポリシロキサンは、rの値が、式(I)のシランと反応する式(IV)のポリシロキサンにおけるrの値よりも大きい又は小さい平均式を有することができるものとする。
また、式(III)及び/又は(IV)の重合体は、それらの構造内に、モノオルガノシロキシル単位RSiO3/2及び/又は単位SiO2を、ジモノオルガノシロキシル単位R2SiO2/2数に対して3%を超えない割合で有することもできる。
上記R1及びR型の基は、特に、
・1〜10個の炭素原子を含有するアルキル基、例えば、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル又はデシル基;
・5〜10個の炭素原子を含有するシクロアルキル基、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル又はプロピルシクロヘキシル基;
・2〜6個の炭素原子を含有するアルケニル基、例えば、ビニル、アリル及び2−ブテニル基;
・6〜18個の炭素原子を含有する単環式又は多環式アリール基、例えば、フェニル、トリル、キシリル、ナフチル又はフェナントリル基
を含む。
式(III)及び/又は(IV)のポリシロキサン中に存在する単位R2SiOの具体例としては、
(CH32SiO、
CH3(CH2=CH)SiO、
CH3(C65)SiO、
(C652SiO
が挙げられる。
本発明に従う方法では、分子量及び/又は珪素原子に結合する基の性質が互いに異なるα,ω−ジ(ヒドロキシ)ジオルガノポリシロキサン重合体からなる混合物を式(IV)の重合体として使用することができることを理解すべきである。
上記残基Zは、例えば、
・1〜15個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐状の2価アルキレン基であって、その遊離の原子価が炭素原子で保持され且つ珪素原子に結合し、また該アルキレン鎖内において少なくとも1個の酸素ヘテロ原子で中断されていてよい2価アルキレン基、例えば、次の基:−(CH22−、−(CH23−、−(CH24、−CH2−CH(CH3)−、−(CH22−CH(CH3)−CH2−、−(CH23−O−(CH23、−(CH23−O−CH2−CH(CH3)−CH2−、−(CH23−O−CH2CH(OH)−CH2−、シクロへキシレン;
・−フェニレン(オルト、メタ又はパラ)−アルキレン(直鎖状又は分岐状C2〜C6)−、−フェニレン(オルト、メタ又はパラ)−O−アルキレン(直鎖状又は分岐状C2〜C6)−、−アルキレン(直鎖状又は分岐状C2〜C6)−フェニレン(オルト、メタ又はパラ)−アルキレン(直鎖状又は分岐状C1〜C6)−及びアルキレン(直鎖状又は分岐状C2〜C6)−フェニレン(オルト、メタ又はパラ)−O−アルキレン(直鎖状又は分岐状C1〜C6)−から選択される2価の芳香族基
を含む。
好ましくは、Zは、−(CH22−又は−(CH23−基を表す。
本発明において使用できる式(I)のポリアルコキシシランのなかでは、好ましくは、式(I)の官能化性シラン
(式中、
・R1は、メチル、エチル及びフェニル基よりなる群から選択され、
・R2は、次式:
−CH=CH2
−CH2−Cl、
−(CH23−Cl、
−CH2−O−CO−C(H又はCH3)=CH2
−(CH23−O−CO−C(H又はCH3)=CH2
Figure 2008523190
又はこれらのビニルアリールアルキル基の混合物、
Figure 2008523190
これらのクロルアルキルアリールアルキル基の混合物、
−(CH23−NH2
−(CH23−NH−(CH22−NH2
−(CH23−SH
から選択され、
・R3はメチル及びエチル基から選択され、
・a=0、1又は2であり、
・b=0又は1であり、
・a+b=0、1又は2である。)
が挙げられる。
挙げられる特に好ましいポリアルコキシシランとしては、次の化合物:
テトラメトキシシラン(TMO)、
テトラエトキシシラン(TEO)、
テトラプロポキシシラン、
メチルトリメトキシシラン(MTMO)、
メチルトリエトキシシラン(MTEO)、
プロピルトリメトキシシラン(PrTMO)、
プロピルトリエトキシシラン(PrTEO)、
フェニルトリメトキシシラン(PhTMO)、
フェニルトリエトキシシラン(PhTEO)、
ビニルトリメトキシシラン(VTMO)、
ビニルトリエトキシシラン(VTEO)、
3−クロルプロピルトリメトキシシラン、
[2−(o,m,p−クロルメチルフェニル)エチル]トリメトキシシラン、
[1−(o,m,p−クロルメチルフェニル)エチル]トリメトキシシラン及びそれらの混合物、
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
3−アミノプロピルトリエトキシシラン、
[3−(2−アミノエチル)アミノプロピル]トリメトキシシラン、
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、
3−アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン
がある。
本発明で使用できる式(II)のリチウムオルガノシラノレートから本質的になる化合物に関しては、好ましくは、式(II)のリチウムシラノレートであって、式中、記号R1、R2、R3、a及びbが好ましい官能化性シランの定義に関して上に与えた意味を有するものから本質的になる化合物が挙げられる。
挙げることのできる特に好ましい触媒としては、上で列挙した特に好ましい官能化性シランに相当するリチウムシラノレートから本質的になる化合物がある。
リチウムシラノレートから本質的になる化合物の製造法に関して、この製造法は、湿気を存在させずに、例えば、撹拌器を備えた密閉反応器であって、その空気を、必要であれば無水ガス、例えば窒素で置き換えたもので実行される。
この製造は、一般に、必要な試薬を、例えば数分〜数時間の範囲の時間にわたって撹拌させて室温(25℃)で実施される。指針として、この時間は、実際には、5分〜10時間以上の範囲である。この反応は、その水酸化リチウムが完全に消費されたときに完了したとみなされる。そのときに、反応混合物は透明であり、又は非常に僅かに濁っている。
式(IV)のヒドロキシル化ポリオルガノシロキサンと式(I)のシランとを反応させることからなる式(III)の官能性ポリオルガノシロキサンの製造法に関して、この方法は、また、湿気を存在させずに、例えば、撹拌器を備えた密閉反応器であって、その空気を、必要であれば無水ガス、例えば窒素で置き換えることができるもので実施される。
該試薬及び触媒は、該反応器に装填される。該反応は、一般に、0〜50℃、好ましくは20〜40℃の範囲の温度で実施される。該官能化方法は、選択された操作条件下で完全な官能化反応又は許容できる最大の官能化の度合いに可能な限り近い反応を達成するのに十分な時間(例えば、30秒〜60分の範囲)にわたって実施される。
該官能化反応が完了すると次工程を行うが、これらは、随意の手段ではあるものの、触媒の中和及び得られた反応素材の乾留を実施して、官能化反応中に形成したアルコールと、過剰の官能化性シランとをそこから除去することが好ましい。
官能性ポリオルガノシロキサンの適用分野の例:
第1の主題からみた本発明の方法に従って得られた、それぞれの鎖の末端に少なくとも2個のアルコキシ基を有する官能性ポリオルガノシロキサン、特にジオルガノポリシロキサンは、有利には、湿気の非存在下では貯蔵中に安定で且つ湿気の存在下ではエラストマーに架橋するワンパック型ポリシロキサン組成物(これをマスチックと呼ぶこともできる)の製造のために使用できる。
例えば、これらの組成物は、本発明の方法に従って製造された式(III)の官能化重合体100部(重量部)に対して、
・無機充填剤0〜250部、
・式(I)のポリアルコキシシラン0〜15部、
・次の成分:接着剤;実質的に直鎖状の非反応性ジオルガノポリシロキサン;抗真菌剤;殺菌剤;不活性有機希釈剤(例えば:トルエン、キシレン、ヘプタン、揮発油、トリクロルエチレン又はテトラクロルエチレン);炭化水素系可塑剤;チキソトロープ剤から選択される少なくとも1種の添加剤0〜20部、好ましくは0〜10部、
・有効量のカップリング用触媒(ここで、用語「有効量のカップリング用触媒」とは、例えば、0.001〜5重量部、好ましくは0.001〜2部の、錫、チタン及びジルコニウム並びにそれらの混合物から選択される金属の少なくとも1種の化合物を意味する。)
を添加することによって得られる。
ワンパック型ポリシロキサン組成物の定義に関するさらに詳細な説明に関しては、次の特許文献:欧州特許第0367696号、欧州特許第0457693号、欧州特許第1141131号を参照することができる。
使用できるカップリング用触媒としては、錫モノカルボキシレート及び錫ジカルボキシレート、例えば、錫2−エチルヘキサノエート、ジブチル錫ジラウレート又はジブチル錫ジアセテート(Nollの書籍「Chemistry and Technology of Silicone」,第337頁,アカデミックプレス社,1968年第2版参照)が挙げられる。
参考として引用する欧州特許第147323号及び米国特許第4517337に記載されたもののような原子価IVの6配位キレートが特に好適である。
また、ジモノオルガノ錫ビス(β−ジケトネート)と次のオルガノ錫誘導体との混合物、即ち、原子価IVであるがただしβ−ジケトナト官能基を有せず、しかもそれぞれの錫原子がSn−C結合を介して結合した2個の有機基を保有し、他の2つの原子価がSnO又はSnS結合を介して、ハロゲン原子を介して、ヒドロキシル基を介して及び酸素原子を介して結合した無機基又は有機基から選択される基によって満たされる少なくとも1個の錫原子を含有するオルガノ錫誘導体との混合物であるカップリング用触媒も好ましい。
無機充填剤は、式(III)のFPの100重量部当たり0〜250重量部、好ましくは5〜200部の割合で使用される。
これらの充填剤は、0.1マイクロメートル未満の平均粒径を有する非常に細かく分離した物質の形態にあることができる。これらの充填剤には、ヒュームドシリカ及び沈降シリカがある;それらのBET比表面積は、一般的に、40m2/gよりも大きい。
また、これらの充填剤は、0.1マイクロメートルを超える平均粒径を有する、粗く分離した物質の形態にあることもできる。挙げることのできる当該充填剤の例には、石英粉末、珪藻シリカ、炭酸カルシウム、焼成クレイ、ルチル型の酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化ジルコニウム又は酸化マグネシウム、アルミナの様々な形態(水和又は非水和)、窒化硼素、リトポン、メタ硼酸バリウム、硫酸バリウム及びガラスマイクロビーズがある;それらの比表面積は、一般的に、30m2/g未満である。
これらの充填剤は、通常、この目的を達成するために使用される様々なオルガノ珪素化合物による処理で表面改質されていることができる。従って、これらのオルガノ珪素化合物は、オルガノクロルシラン、ジオルガノシクロポリシロキサン、ヘキサオルガノジシロキサン、ヘキサオルガノジシラザン又はジオルガノシクロポリシロキサンであることができる(仏国特許第1126884号、仏国特許第1136885号、仏国特許第1236505号;英国特許第1024234号)。この処理済みの充填剤は、多くの場合、それらのオルガノ珪素化合物の重量の3%〜30%を含有する。
該充填剤は、異なる粒度の数タイプの充填剤の混合物からなることができる;従って、例えば、これらのものは、40m2/gを超えるBET比表面積を有する細かく分離したシリカ30%〜70%と、30m2/g未満の比表面積を有する粗く分離したシリカ70%〜30%とからなることができる。
好ましくは、該接着剤は、使用する場合には、(1)珪素原子に結合した加水分解性基と、(2)アミノ、イソシアナト、エポキシ、アルケニル及びイソシアヌレート基よりなる群から選択される基で置換された有機基との両方を有するオルガノ珪素化合物から選択される。
次の例は、本発明を例示するものである。
例1:
(1)触媒の製造:
19.25gのビニルトリメトキシシラン(VTMO)及び0.80gの水酸化リチウム(LiOH・H2O)を、磁気棒を含有する25mLガラスフラスコに導入する。該フラスコを密閉し、そして該媒体を15時間にわたって撹拌する。透明な溶液が得られる。
導入された過剰のビニルトリメトキシシランを除去するために予め揮発分除去された試料についてIR顕微鏡法でスペクトルを取得する。このようにして固形物が得られる。該試料について得られたスペクトルは、SiOMe官能基(2843cm-1)、SiVi官能基(3051cm-1)及びSiOLi官能基(990、758及び667cm-1)が同時に存在することと一致する。
(2)官能化:
次のものを、室温で穏やかに撹拌しつつ(80rpm)、機械的撹拌器と、上昇コンデンサーと、温度プローブとを備えた250mLの5口フラスコに連続的に導入する:
・ ヒドロキシシリル基HO[Me2SiO]45Hでブロックされたポリジメチルシロキサンオイル、100.73g(60.2×10-3モルのSiOH官能基)、
・ビニルトリメトキシシラン(VTMO)ViSi(OMe)3、23.74g(160×10-3モル)。
記号Viはビニル基:CH2=CH−を表し、記号Meはメチル基を表す。
次いで、リチウムシラノレートのVTMO溶液(先の(1)で製造された溶液3.83g、即ち3.64×10-3モルのリチウムシラノレート、即ち、シラノール1モル当たり0.06モルのリチウムシラノレート)を21℃で導入する。この透明な媒体は、僅かに濁り、そして温度は5℃上昇する。
3分間撹拌後に、該反応媒体の7.78gの試料を得、そして直ちに酢酸で中和する(5.24重量%の酢酸のトルエン溶液0.27g、即ち、2.35×10-4モルの酸又は1モルのシラノレート当たり1.04モルの酸官能基)。
粗媒体についてCDCl3で実行される29Si−NMR分析から、官能化が完了したことが示される。
Figure 2008523190
得られたオイルの構造は次の通りである:Vi(OMe)2SiO(Me2SiO)45Si(OMe)2Vi。
該反応媒体の残余をさらに90分間放置する。中和後に実行される29Si−NMR分析からは、そのシリコーン鎖のいかなる分解も明らかにならなかった。
例2:
(1)触媒の製造:
18.57gのテトラエトキシシラン(TEO)及び0.79gの水酸化リチウム(LiOH・H2O)を、磁気棒を含有する25mLガラスフラスコに導入する。該フラスコを密閉し、そして該媒体を15時間にわたって撹拌する。透明な溶液が得られる。
(2)官能化:
次のものを、室温で穏やかに撹拌しつつ(80rpm)、機械的撹拌器と、上昇コンデンサーと、温度プローブとを備えた250mLの5口フラスコに連続的に導入する:
・ ヒドロキシシリル基HO[Me2SiO]45Hでブロックされたポリジメチルシロキサンオイル、100.05g(59.8×10-3モルのSiOH官能基)、
・テトラエトキシシラン(TEO)(EtO)4Si、34.19g(164×10-3モル)。
記号Etはエチル基を表す。記号Viはビニル基:CH2=CH−を表し、記号Meはメチル基を表す。
次いで、リチウムシラノレートのTEO溶液(3.68gの上記(1)で製造された溶液、即ち、3.58×10-3モルのリチウムシラノレート、即ち、シラノール1モル当たり0.06モルのリチウムシラノレート)を24℃で導入する。該媒体の温度は僅かに上昇し、25℃にまで上昇する。
試料を3分、9分、20分及び90分の時点で得て反応の進行を監視する。
それぞれの試料を直ちに酢酸(1モルのシラノレート当たり1.04モルの酸)で5.24重量%の酢酸のトルエン溶液を使用することによって中和する。
試料のそれぞれについてCDCl3で実行される29Si−NMR分析から、官能化が反応の9分後に完了したことが示される。
Figure 2008523190
得られたオイルの構造は次の通りである:(OET)3SiO(Me2SiO)45Si(OEt)3である。
該反応媒体の残余をさらに90分間放置する。中和後に実行される29Si−NMR分析からは、 そのシリコーン鎖のいかなる分解も明らかにならなかった。
例3:
(1)触媒の製造:
19.19gのフェニルトリメトキシシラン(PhTMO)及び0.81gの水酸化リチウム(LiOH・H2O)を、磁気棒を含有する25mLガラスフラスコに導入する。該フラスコを密閉し、そして該媒体を15時間にわたって撹拌する。透明な溶液が得られる。
(2)官能化:
次のものを、室温で穏やかに撹拌しつつ(80rpm)、機械的撹拌器と、上昇コンデンサーと、温度プローブとを備えた250mLの5口フラスコに連続的に導入する:
・ ヒドロキシシリル基HO[Me2SiO]45Hでブロックされたポリジメチルシロキサンオイル、100.42g(60.8×10-3モルのSiOH官能基)、
・フェニルトリメトキシシラン(PhTMO)、PhSi(OMe)3、32.08g(161.8×10-3モル)。
記号Phはフェニル基を表す。
次いで、リチウムシラノレートのPhTMO溶液(3.66gの上記(1)で製造された溶液、即ち、3.54×10-3モルのリチウムシラノレート、即ち、シラノール1モル当たり0.06モルのリチウムシラノレート)を27℃で導入する。この透明な媒体は僅かに濁り、それと共に急速に消滅する白色の泡沫が形成する。その温度は、3℃上昇する。
3分間撹拌後に、該反応媒体の9.10gの試料を得、そして直ちに酢酸で中和する(0.29gの5.24%酢酸溶液、即ち、2.53×10-4モルの酸又は1モルのシラノレート当たり1.04モルの酸官能基)。
該試料のそれぞれについてCDCl3で実行される29Si−NMR分析から、官能化が反応の3分後に完了したことが示された。
Figure 2008523190
得られたオイルの構造は次の通りである:Ph(OMe)2SiO(Me2SiO)45Si(OMe)2Ph。
該反応媒体の残余をさらに90分間放置する。中和後に実行される29Si−NMR分析からは、 そのシリコーン鎖のいかなる分解も明らかにならなかった。
例4:
シリコーンオイルの官能化の別の例
製造0:
次のものを容器に連続的に添加する:
・25℃で136Pa.sの粘度を有するα,ω−ジヒドロキシル化ポリジメチルシロキサンオイル100重量部、
・ビニルトリメトキシシラン(VTMO)3重量部。
これらの成分を直ちに混合し、次いでこの製造物を2つの容器に分ける。
製造物1(従来技術に従う):
水和水酸化リチウム(LiOH・H2O)の3.85重量%メタノール溶液0.5gを上記混合物100gに添加する。次いで、該組成物を、ハウスチャイルド社製Speedmixer DAC150のような攪拌機内で、1000rpmで20秒間撹拌し、続いて2000rpmで15秒間2回連続して撹拌する。続いて、クロノメーターを始動させる。
製造物2(本発明に従う):
水和水酸化リチウム(LiOH・H2O)の3.85%VTMO溶液(即ち0.458×10-3モルのリチウムシラノレート又は1個のSiOH官能基当たり0.008モルのシラノレート)を100gの製造物0に添加し、そして同一のプロトコールに従って混合する。この溶液は、明らかに黄色ではあるものの、最終混合物を着色させなかった。この黄色は、ビニル基の存在に関連する。同一濃度の水酸化リチウムのメチルトリメトキシシラン溶液は、この色合いを有しないからである。中間体として生成したリチウムシラノレートのシランへの溶解度は、目的の濃度を達成するのに十分なものである。第2のクロノメーターを始動させる。
結果:
これら2つの製造物を密閉フラスコ内で25℃で保存し、そしてこれらの試料を一定間隔で得て23℃で粘度を測定する。
Figure 2008523190
見解:
2種の製造物の組成が僅かに異なる範囲内では、第1の測定での粘度の僅かな相違は、製造物2のさらに大きな分解によるものとは解釈できない。一方、さらに長い保存時間について、経時的な粘度の低下は、製造物2よりも製造物1に関して著しく大きい。
VTMOをメタノールで置き換えることは、製造物のための安定化要因であると結論付けられる。
比較例:
水酸化リチウムのメタノール溶液の存在下で実施したヒドロキシル化シリコーンオイルの官能化による対照マスチックの製造
約135000mPa.sの粘度を有するα,ω−ジヒドロキシル化ポリジメチルシロキサンオイル(「ヒドロキシル化シリコーンオイル」)425g(即ち7.5×10-3モルのSiOH官能基)、約100000mPa.sの粘度を有するα,ω−トリメチルシリルポリジメチルシロキサンオイル(「ブロックド」オイル)48g、約100mPa.sの粘度を有するα,ω−トリメチルシリルポリジメチルシロキサンオイル116g及びビニルトリメトキシシラン架橋剤(148.6×10-3モル)22gを、25℃で、一軸バタフライミキサーのタンク内に置く。
全体を200rpmで2分間混合し、そして2.8gの水和水酸化リチウム(LiOH・H2O)の3.85重量%メタノール溶液を該タンクに導入する。該官能化反応を400rpmで撹拌しながら4分間にわたって行い、次いで、150m2/gの比表面積を有する44gのヒュームドシリカと525gの炭酸カルシウムを穏やかな撹拌速度(160rpm)で、続いてそれよりも強い撹拌速度(400rpmで4分)で取り入れて混合物への分散を完了させる。
次いで、アミノシラン及び錫重縮合触媒を含む製造物約10gを添加する。4分間にわたり400rpmで混合した後に、撹拌速度を130rpmに減速させ、そして混合物を9分間にわたり40×102Paで脱気する。次いで、該製造物を、使用時まで空気から保護した状態で保存する。
例5:
リチウムシラノレートの存在下で実施したヒドロキシル化シリコーンオイルの官能化によるマスチックの製造
上記比較例のプロトコールを繰り返したが、ただし、25℃で、2.8gの水酸化リチウムのメタノール溶液を、水酸化リチウムと、1.2gの水和水酸化リチウムの11.9重量%VTMO溶液(即ち3.4×10-3モルのリチウムシラノレート又は1モルのSiOH官能基当たり0.45モルのシラノレート)中に含まれるVTMOとの反応によって生じたリチウムシラノレートから本質的になる化合物で置き換えた。
例6:
脱気時間を減らした、ヒドロキシル化シリコーンオイルの官能化によるマスチックの製造
例5のプロトコールを繰り返したが、ただし、脱気を、比較例及び例5の9分の代わりに3分間にわたり実施した。
結果
該3種のマスチックの硬度(基準法ASTM−D−2240の指示に従う、スラグ又は2mmの3層フィルムからなる6mmの厚さについてのショアA測定値)を以下の表2で比較している。
それぞれのマスチックについて、密閉カートリッジを50℃のオーブンで3週間にわたり保存して室温での該カートリッジの保存についての安定性を評価した。異なる架橋時間後に2mmの3層フィルムについて硬度を測定する。
Figure 2008523190
注意:
・全ての架橋は、23℃/50%RHに状態調整された室内で実行した;
・硬度損失は、50℃で3週間にわたり状態調整されたマスチックの7日目の硬度と初期測定値との間の硬度の相対的な差である。
見解:
上記表2は、比較例と他の2つの例5及び6との間で安定性が相違することを明らかに示している:比較例では熟成試験後に初期硬度が23%損失するのに対して、他の2つの例5及び6については僅か2〜4%に過ぎない。
従って、官能化中にメタノールを除去すると、マスチックの安定性が大きくなる。脱気時間を減らしても、例6に示すようにマスチックの安定性は弱くならないが、これは、生産性の向上を達成すること及び該マスチックから抽出される揮発物の量を低減させることが可能であることを意味することに留意すべきである。

Claims (10)

  1. 構造内に少なくとも1個の官能基を有し、それぞれの官能基が珪素原子に結合したポリオルガノシロキサンの製造方法において、構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有し、それぞれのヒドロキシル基が少なくとも1個の珪素原子に結合したポリオルガノシロキサンと、シラノール単位(≡Si−OH)当たり、少なくとも1モルの、次式:
    (R1a(R2bSi(OR34-(a+b) (I)
    (式中、
    ・R1は、直鎖状又は分岐状C1〜C10アルキル基;C5〜C10シクロアルキル基;C6〜C18アリール基を表し、
    ・R2は、次式の官能基:
    −(Z)m−(X)n
    (ここで、
    m=0又は1であり、
    n=1又は2であり、
    Zは、1個以上の酸素ヘテロ原子を含有してよい、直鎖状又は分岐状の飽和又は不飽和脂肪族残基、環状残基、芳香族残基、混合脂肪族/芳香族残基のようなタイプの2価又は3価のC1〜C30炭化水素系残基を表し、
    Xは、m=0であるときには、二重結合及び随意に該第1の結合に共役してよい別の二重結合を有する、直鎖状又は分岐状脂肪族残基、環状残基のようなタイプの不飽和C2〜C6炭化水素系基を表し、
    Xは、m=1であるときには、次のもの:塩素、臭素又は沃素原子;−O−CO−CR4=CR56(式中、R4、R5及びR6は、同一でも異なってもよく、それぞれ水素原子、C1〜C6アルキル基及び/又はフェニル基を表す。);−RF(ここで、RFは、ペルフルオロ残基、例えば、基−Cp2p−CF3(pは0に等しいか若しくは0以外である)又は基−Cp'F2p'−H(p’は1に等しいか若しくは1よりも大きい)を表す。);−NHR7(ここで、R7は、水素原子、直鎖状若しくは分岐状C1〜C6アルキル基又は基−R8−NH2(ここで、該R8はZを表す。)を表す。);−SHから選択される残基を表す。)
    を表し、
    ・R3は直鎖状又は分岐状C1〜C4アルキル基を表し;
    ・a=0、1、2又は3であり;
    ・b=0又は1であり;
    ・a+b=0、1、2又は3であるが、ただし、合計a+b=3である場合には、該記号bは0に等しい数であることができないことをさらに条件とするものとする。)
    の少なくとも1種のポリアルコキシシランとを、リチウム誘導体をベースとする触媒の有効量の存在下で反応させることからなり、
    しかも、該方法は、次の点:
    ・該触媒が次式:
    (R1a(R2b(OR33-(a+b)SiO-Li+ (II)
    (式中、R1、R2、R3、a及びbは上記の意味を有する。)
    のリチウムオルガノシラノレートから本質的になる化合物であること、
    ・該方法を、反応媒体に添加される式R3OHの脂肪族アルコールを存在させずに実施すること
    を特徴とする、前記方法。
  2. リチウムシラノレートから本質的になる化合物0.001〜3モルを、構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有するポリオルガノシロキサンの1個の≡Si−OH単位に対して使用することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 構造内に少なくとも1個の官能基を有するポリオルガノシロキサンが、その鎖の各末端に少なくとも1個の官能基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサンから本質的になる、次式:
    Figure 2008523190
    のものであり、
    構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有するポリオルガノシロキサンが、その鎖の各末端に少なくとも1個のヒドロキシル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサンから本質的になる、次式:
    Figure 2008523190
    のものであり、
    これらの式において、R1、R2、R3、a及びbは、式(I)のシランについて上記した意味と同一の意味を有し、基Rは、同一でも異なってもよく、それぞれ直鎖状又は分岐状C1〜C10アルキル基、C5〜C10シクロアルキル基又は直鎖状若しくは分岐状C2〜C6アルケニル基を表し、rは、式(III)及び(IV)の重合体に25℃で10〜1000000mPa.sの粘度を与えるのに十分な値を有する
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記官能化性ポリアルコキシシランが、式(I)
    (式中、
    ・R1はメチル、エチル及びフェニル基よりなる群から選択され、
    ・R2は次式:
    −CH=CH2
    −CH2−Cl、
    −(CH23−Cl、
    −CH2−O−CO−C(H又はCH3)=CH2
    −(CH23−O−CO−C(H又はCH3)=CH2
    Figure 2008523190
    又はこれらのビニルアリールアルキル基の混合物、
    Figure 2008523190
    これらのクロルアルキルアリールアルキル基の混合物、
    −(CH23−NH2
    −(CH23−NH−(CH22−NH2
    −(CH23−SH
    から選択され、
    ・R3はメチル及びエチル基から選択され、
    ・a=0、1又は2であり、
    ・b=0又は1であり、
    ・a+b=0、1又は2である。)
    のシランから選択されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記官能化性ポリアルコキシシランが、次のシラン及びそれらの混合物:
    テトラメトキシシラン(TMO)、
    テトラエトキシシラン(TEO)、
    テトラプロポキシシラン、
    メチルトリメトキシシラン(MTMO)、
    メチルトリエトキシシラン(MTEO)、
    プロピルトリメトキシシラン(PrTMO)、
    プロピルトリエトキシシラン(PrTEO)、
    フェニルトリメトキシシラン(PhTMO)、
    フェニルトリエトキシシラン(PhTEO)、
    ビニルトリメトキシシラン(VTMO)、
    ビニルトリエトキシシラン(VTEO)、
    3−クロルプロピルトリメトキシシラン、
    [2−(o,m,p−クロルメチルフェニル)エチル]トリメトキシシラン、
    [1−(o,m,p−クロルメチルフェニル)エチル]トリメトキシシラン及びそれらの混合物、
    3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
    3−アミノプロピルトリエトキシシラン、
    [3−(2−アミノエチル)アミノプロピル]トリメトキシシラン、
    3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
    3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、
    3−アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン
    から選択されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 触媒として使用される、リチウムオルガノシラノレートから本質的になる化合物が、式(II)の化合物であって、式中、R1、R2、R3、a及びbが官能化性シランの定義に関して請求項4に記載した意味を有するものである、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 使用される触媒が、請求項5に記載の官能化性シランに相当するリチウムシラノレートから本質的になる化合物であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 新規な工業製品としての、リチウムシラノレートをベースとする化合物であって、次式:
    (R1a(R2b(OR33-(a+b)SiO-Li+ (II)
    (式中、R1、R2、R3、a及びbは、請求項1に記載の意味を有する。)
    のリチウムオルガノシラノレートから本質的になる化合物であることを特徴とする、前記化合物。
  9. 請求項8に記載の化合物を含めた、リチウムシラノレートをベースとする化合物の製造方法であって、該化合物を
    水酸化リチウムと、式(I)(式中、R1、R2及びR3は請求項1に記載の意味を有し、しかもa=0、1、2又は3、b=0又は1及び合計a+b=0、1、2又は3である。)の少なくとも1種の官能化性シランとを、無水雰囲気下及び大気圧において室温で反応させること
    によって得ることを特徴とする、前記化合物の製造方法。
  10. 構造内に少なくとも1個のヒドロキシル基を有し、それぞれのヒドロキシル基が少なくとも1個の珪素原子に結合したポリオルガノシロキサンと、シラノール単位当たり少なくとも1モルの、次式:
    (R1a(R2bSi(OR34-(a+b) (I)
    (式中、R1、R2、R3、a及びbは請求項1に記載の意味を有する。)
    の少なくとも1種のポリアルコキシシランとを反応させることからなる方法によって、構造内に少なくとも1個の官能基を有し、それぞれの官能基が珪素原子に結合したポリオルガノシロキサンを製造するための触媒としての、式(II):
    (R1a(R2b(OR33-(a+b)SiO-Li+ (II)
    (式中、R1、R2、R3、a及びbは、請求項1に記載の意味を有する。)
    のリチウムオルガノシラノレートから本質的になる少なくとも1種の化合物の有効量の使用。
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