JP2008506248A - 半導体素子の給電電圧を受動的に安定化するための装置 - Google Patents

半導体素子の給電電圧を受動的に安定化するための装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、半導体素子の給電電圧を受動的に安定化するための装置に関する。素子から構成される標準セル10の配線に使用される横方向領域11内に、第1導電形nの第1層3に第2導電形pの領域53,54が組み込まれている。ここでは境界面に障壁層が形成され、この障壁層のキャパシタンスが、給電電圧VDD,Gndをサポートするために利用される。このために第2導電形pの領域53,54は、同じ導電形pの基板1に接続されるか、または第2導電形nを有する標準セル10内のウェル36に接続される。

Description

本発明は、半導体素子の給電電圧を受動的に安定化するための装置に関する。
背景技術
基本的には別個の配線領域を有する任意の集積回路に適用可能であるが、デジタル集積回路に関連して本発明を説明する。
今日通例となっているデジタル回路の作製技術では、コスト上の理由から、デジタル回路の開発および設計の個々の作業ステップは自動化されている。第1のステップでは機能および回路技術的な構造が抽象的に定式化される。この回路の抽象的な定式化は、別のステップにおいてライブラリが使用されて、物理的な特徴に翻訳される。このためにこれらのライブラリには、抽象回路の頻繁に繰り返される部分回路の物理的な表現が含まれている。基本的な部分回路は、標準セルである。典型的な標準セルには、相補的な2つのトランジスタが含まれており、これらは「プッシュプル」構成に配置されている。これらのトランジスタは、CMOS技術またはバイポーラ技術において特徴的であり得る。これらの標準セルの給電は、電圧源およびこの電圧源に所属するアースを介して行われる。
図4にはこのような標準セル10の典型的な構造が示されている。ここには相補的な2つのトランジスタ、すなわちnチャネル形トランジスタ23およびpチャネル形トランジスタ33が示されている。ライブラリにはふつう、個々の必要な構造の位置、サイズおよびドーピングがあらかじめ設定されている。このライブラリの標準セルの図示した特徴では、CMOS技術のnチャネルトランジスタ23に対し、2つのpドーピング領域20および22がnドーピング第1半導体層3に組み込まれており、またこのnドーピング第1層3の最上面100にゲート構造21がデポジットされている。さらに2つのnドーピング領域24および25が設けられており、これらはnチャネルトランジスタの側面に配置されている。nドーピング領域25の隣では、pドーピングウェル36が、nドーピング第1層3に組み込まれている。このpドーピングウェルには2つのnドーピング領域30および32が組み込まれており、これらはpチャネルトランジスタのドレインおよびソースを構成する。さらにゲート構造31が、2つのnドーピング領域30と32との間の最上面100にデポジットされる。さらに上記のライブラリには正の電源VDDをnドーピング領域24に接続し、またアース接続部Gndをpドーピングウェルと接続することが示されている。
個々の標準セル10は、配線部60〜63によって互いに接続され、これによって回路の所望の機能が得られる。配線部60〜63は、使用される標準セルの上方においても、標準セル10から横方向に空間的に離れた領域11においても案内される。しかしながら標準セルの上方では、この標準セル内の構造によってブロックされていない配線部だけしか使用できず、これに対して上記の空間的に離れた領域では、すべての配線面を制限なしに使用することができるのである。
標準セル10の都度のスイッチ過程では一時的に大きな電流がVDDとアースGndとの間に流れる。この大きな電流は横断電流によるものであり、この電流は、Nチャネルトランジスタ23およびPチャネルトランジスタ33を導通状態ないしは遮断状態に同時に切り換えることによって、および/または標準セル10における寄生コンデンサが放電することによって発生する。この電流は、電圧供給部VDDによって供給されるはずであり、またアース接続部Gndを介して流れ出すことができる。この電圧供給部の線路も上記のアースの線路も共にインダクタンスを有するため、標準セル10を通る電流が増大または減少すると、給電線路に電圧パルスが発生する。このことは標準セル10を切り換える毎に給電線路に電圧ピークが発生することを意味する。デジタル回路ではふつう多くの標準セル10が互いに同時に切り換えられるため、振幅の大きな電圧ピークが給電線路に発生する。これらの回路は上記の電圧ピークが回路の機能にマイナスの影響を与えることのないクリティカルな値以下にこれらの電圧ピークがとどまるように設計しなければならない。電圧ピークをクリティカルな値以下に制限するために複数の装置が公知である。
面積の大きな給電線路は、インダクタンスが小さいことに起因して電圧ピークの高さを低くする。しかしながら必要な面積が大きくなることは、素子の集積密度を所望のように上げるという点からは不利である。
付加的な複数のコンデンサ、いわゆるサポートキャパシタ(Stuetzkapazitaet)が、給電線路VDDおよびアース線路Gndに接続される。従来技術ではこれらのコンデンサは、ICまたは素子の外部において給電線路ないしはアース線路のできる近いところに配置される。しかしながらコスト上の理由からは、さらなる素子を取り付けることは望ましくなく、さらにこれによって、プリント基板において達成可能な集積密度が下がってしまうのである。
コンデンサはIC内において、電圧ピークを発生させる素子の近くに組み込むことができる。これらのサポートキャパシタの作製には専用のプロセスステップが必要であり、したがってこのICのコストを上昇させてしまうことになる。付加的なプロセスステップを設けずにこの欠点を回避しようとすれば、これらのコンデンサに対してIC内に付加的なスペースを提供しなければならない。これによってここでも達成可能な集積密度が下がってしまい、またここではICの価格が上昇してしまうのである。
さらに、pドーピング基板1と、高濃度にnドーピングされかつ埋め込まれた層2との間の境界面102(図4を参照されたい)に障壁層キャパシタンスが発生することが公知である。この障壁層キャパシタンスは、nドーピング材料からなる垂直接続部40によって、正の電圧供給部VDDに接続される。接続部40の長さが短いことによって、この接続部のインダンクタンスは小さい。さらに上記の障壁層のキャパシタンスは、大きな境界面102に起因して大である。上述の2点により、正の電圧供給部VDDにおける電圧ピークを効果的に抑制することができる。不利であるのは、上記によって正の電圧供給部のサポートしか得られないことである。正の電圧供給VDDの直流成分を阻止するNP接合部、すなわちnドーピングされかつ埋め込まれた層2の、pドーピング基板に至るNP接合部は、アースの極性に起因して導通する。したがって上記のnドーピングされかつ埋め込まれた層および境界層102のキャパシタンスにアースを接続することはできないのである。
本発明の課題は、横方向に付加的なスペースを必要とすることなくまた従来の作製方法で集積可能な半導体素子内に付加的なサポートキャパシタンスを実現することである。
この課題は、本発明により、請求項1に示した装置によって解決される。
発明の利点
本発明の装置の利点は、殊にアース供給部および/または電圧供給部の安定化が半導体素子の標準セルによって達成されることである。この半導体素子は、能動素子を備えた標準セルに対する第1横方向領域を有しており、ここでこの第1横方向領域は、第2横方向領域に隣接している。この第2横方向領域において標準セルが互いに配線される。標準セルは、第1チャネルタイプの少なくとも1つのトランジスタと、第2のチャネルタイプの少なくとも1つのトランジスタを有する。上記の標準セルは、電圧供給部の1極性に接続されている第1コンタクトを有する。この第1コンタクトは、第1層に導電的に接続されており、この層は、第1導電形の半導体基板を有しており、またこの層には第1チャネルタイプのトランジスタのうちの少なくとも1つが組み込まれている。上記の標準セルの第2コンタクトには、電圧供給部の第2の極性が加えられる。このコンタクトは、第2導電形の半導体材料を有するウェルに導電的に接続されている。このウェルには第2チャネルタイプのトランジスタのうちの少なくとも1つが組み込まれている。第1層と、第2導電形の半導体材料を有する基板との間には埋込層が直接入れられており、これは第1導電形を有する。第2横方向領域において標準セルの配線が行われる。第2横方向領域内の第1層には第1および第2タイプの1つまたは複数のサポート領域(Stuetzbereich)が入れられており、これらは第2導電形を有する。第1タイプのサポート領域は、第2導電形を有するウェルに直接接している。第1サポート領域と第1層との間に形成される障壁層キャパシタンスは、ウェルと第1層との間の障壁層キャパシタンスに加算される。第2サポート領域は、垂直接続部を介して第2導電形の基板に接続されており、上記のウェルにはコンタクトしていない。第2サポート領域と第1層との間の障壁層のキャパシタンスは、大きなチャージリザーバと、これによって生じる基板1の安定した電位とに接続され、またこれによって第1層3の電位が安定化される。
従属請求項には、請求項1に示した装置の有利な発展形態および改善が記載されている。
本発明の1発展形態では、上記の第1安定化領域および/または第2安定化領域は、大きな表面を有する。大きな表面によって、大きな障壁層キャパシタンスが得られ、またひいては電圧供給部が良好に安定化される。
本発明の1発展形態では、上記の第1安定化領域および/または第2安定化領域に多数の薄層(Lamelle)が設けられる。この薄層は、従来の構造化技術によって作製でき、有利にも安定化領域の表面を大きくする。
本発明の1発展形態では、上記の安定化領域は第1層に埋め込まれる。これによって一方では安定化領域の表面が大きくなり、他方では間隔が大きくなることによって、配線と障壁層キャパシタンスとの間の容量性の影響を低減することができる。本発明の別の発展形態では、上記の安定化領域のうちの少なくとも1つと、電圧供給部の第2の極性が加えられている第3コンタクトとを直接接続する。
障壁層のキャパシタンスは、上記の安定化領域のドーピング剤濃度に伴って上昇する。このため、本発明の別の1発展形態では、安定化領域においてドーピング剤濃度を高くする。
本発明の別の1発展形態では、上記の電圧供給部の第1の極性は正であり、第2の極性はアースである。
本発明の実施例を図面に示し、また以下の説明において詳しく説明する。
図面
ここで、
図1は、本発明の1実施形態の部分断面を略示しており、
図2は、本発明の別の実施形態の部分断面を略示しており、
図3は、本発明のさらに別の実施形態の部分断面を略示しており、
図4は、ここでの問題点を説明するための略図を示している。
図面において同一の参照符号は同一の構成部材または機能的に等しい構成部材を表す。
実施例の説明
図1には本発明の1実施形態の部分断面図が略示されている。図1にはpドーピング基板1が示されている。基板1の表面102にはnドーピング層2がデポジットされている。以下では層2を埋込層("burried layer")と称する。埋込層2には、nドーピング第1層3がデポジットされている。基板1とは反対側を向いた、第1層3の上側の表面100には複数の構造が組み込まれている。これらの構造は、その機能に応じて2つのタイプ、すなわち、標準セル10と配線チャネル11とに分けることができる。標準セル10は、ふつう横方向に沿って配置される。標準セル10の列に平行してふつう別の標準セル10′が延在している。図1において上記の横方向は、紙面に対して垂直な方向である。標準セル10の配線60〜63は主に配線チャネル11において行われ、これらの配線チャネル11は横方向が標準セルによって制限されている。これらの配線部は、第1層3の上側の表面100の上部に延在している。標準セル10を列に配置したは例である。横方向の任意の配置を考えることができ、ここで重要なのは単に、配線チャネル11が標準セル10によって空間的に制限されていることだけである。
図示の実施形態の標準セル10は、nチャネルMOSFET23と、pチャネルMOSFET33と、正の電圧供給部VDDとアースGndとから構成される。nチャネルMOSFET23は、2つのpドーピング領域20,22から構成され、これらの領域は、nドーピング層3の上側の表面100に組み込まれている。また2つのpドーピング領域20と22との間の領域上にゲート構造21が載置されている。さらに2つのnドーピング領域24および25が、nドーピング基板3に入れられており、これらは上記のpドーピング領域20および22に横方向に接している。2つのnドーピング領域30および32と、これらの2つのnドーピング領域30と32との間の上側の領域にあるゲート領域31とを作製するため、第1ステップにおいて上記のnドーピング層3に、pドーピングウェル36を組み込む。このウェルに、nドーピング領域30および32を組み込む。この場合にこれらのnドーピング領域の間には、pドーピングの材料が存在する。
表面100に取り付けられかつnドーピング領域24に導電的に接続されているコンタクト領域に電圧VDDが供給される。アースへの接続は第2コンタクトによって行われ、これも同様に表面100に取り付けられており、またpドーピングウェル35に接している。
電圧供給部VDDのコンタクト領域は、垂直方向のnドーピング接続部40(シンカー(Sinker))によって、高濃度のnドーピング埋込層2に接続されており、この埋込層は、上側の表面100とは反対側を向いた表面101がnドーピング層3に接している。埋込層2は、pドーピング基板1との境界面を有する。この境界面に障壁層102が形成される。この障壁層102は、障壁層102の面積に比例するキャパシタンスを有する。障壁層102のキャパシタンスのnドーピング面は、上記の垂直接続部40によって電圧供給部VDDに接続される。この垂直接続部40は、高い伝導率およびわずかなインダクタンスを有するように作製されている。これによって正の電圧供給部VDDの安定化が可能になる。pドーピングウェル36面とnドーピング層3との境界面との間に第2障壁層103が形成される。この第2障壁層の極性が逆であることによって、これをアース供給部Gndの安定化に利用することができる。しかしながら不利であるのは、第2障壁層103の表面が小さいことである。この表面は、pドーピングウェル36のサイズによって制限される。
標準セル10の構造をできるだけコンパクトにして、できる限り少ない面積で多くの標準セル10を1素子に収容できるようにしたい。このためにpチャネルMOSFETを構成して、これができる限り小さい面積を占めるようにする。すなわち上記のライブラリにおいて、pドーピングウェル36が、pチャネルMOSFETを実現するのに必要な最小限に可能なサイズを有するようにする。より大きな障壁層103を得るためにpドーピングウェル36を大きくしようとすると、各標準セル10の横方向のサイズが増大することになる。しかしながら所要スペースの増大は望ましくない。
本発明の有利な1実施形態では領域36に接して、nドーピング層3に別のpドーピング領域50を組み込む。この領域を以下では安定化領域と称する。安定化領域50は有利には配線チャネル11の下に設けられる。ふつう配線チャネル11の下にはnドーピング層3の構造化は存在しない。安定化領域50とpドーピングウェル36とをコンタクトさせることによって、障壁層105の分だけ障壁層103は大きくなる。この結果、障壁層のキャパシタンスが増大し、ひいてはアース供給部Gndが一層良好な安定化が可能となる。
配線チャネル11の下に安定化領域50を組み込むことと、ウェル36を直接大きくすることとを同一視することはできない。実質的な利点は、ふつうに使用される回路のライブラリによる設計法に対して標準セルの構造は変更されず、これによって標準セルがその最小のサイズを維持することである。さらに配線チャネル11の下への安定化領域50の組み込みには、配線部60〜63に対する設計法の変更は不要である。それは例えば、これまで配線チャネル11の下の第1層3に構造が組み込まれていなかったからである。このようにpドーピング安定化領域50のアイデアは、半導体技術のふつうの方法ステップと互換性があり、この方法ステップに組み込むことできるのである。
障壁層105のキャパシタンスに対して重要であるのは、障壁層105の表面であるため、本発明の別の有利な実施形態において、pドーピング安定化領域50を横方向および/または垂直方向に構造化することができる。有利にはこの形成はつぎのように行われる。すなわち、pドーピング安定化領域50の表面が可能な限り大きな表面を有するが、それにもかかわらず関連する領域が形成されるように行われるのである。考えられる形成では、pドーピングウェル36に接触する多くの薄層をpドーピング安定化領域50に設ける。さらにpドーピング安定化領域50をnドーピング層3に埋め込んで、pドーピング安定化領域50がpドーピングウェル36に接触するようにすることが可能である。
図2には、本発明の別の実施形態の部分断面図が略示されている。この実施形態も標準セル10および配線チャネル11を有する。配線チャネル11の下のnドーピング領域3にはpドーピング安定化領域51が組み込まれている。このpドーピング安定化領域51は、pチャネルMOSFET33のpドーピングウェル36にコンタクトしていない。垂直方向のpドーピング接続部52により、pドーピング安定化領域51はpドーピング基板1に接続されている。pドーピング安定化領域51とnドーピング層3との間に障壁層106が形成される。この障壁層のキャパシタンスにより、pドーピング基板1の電位が、nドーピング第1層3の電位に容量的に結合される。基板1は大きなチャージリザーバであり、また安定した電位を有するため、これによって第1層3の電位が安定化される。第1層3はここでも電圧供給部VDDに直接コンタクトしているか、またはnチャネルMOSFETに一層直接コンタクトしているため、供給部VDDの電圧変動が低減される。これにより、垂直接続部52によって基板1に接続されているpドーピング安定化領域51は、電圧供給部VDDを安定化する。pドーピング領域51の構成は、図2に示したようにウェルとすることが可能であるが、横方向にも垂直方向にも構造化して、障壁層106の可能な限り大きな表面が得られるようにすることが可能である。pドーピング垂直接続部52も障壁層107を形成する。
図3には、本発明の別の実施形態の部分断面図が略示されている。この実施形態は、pチャネルMOSFETのpドーピングウェル36に隣接するpドーピング安定化領域54を有する。このpドーピング領域54は、図1に示したように接続部の下に組み込まれている。この領域は図1で説明したようにアース供給部Gndをサポートする。付加的には配線部11の下に、pドーピング垂直接続部52によってpドーピング基板1に接続されるpドーピング第2安定化領域53が組み込まれている。pドーピング安定化領域53は、図2でに説明したようにnドーピング領域3の電位を安定化し、ひいては電圧供給部VDDも安定化する。配線部11の直ぐ下にある層3の領域を形成して、供給部(電圧供給部VDD,アース供給部Gnd)が一層強力に安定化されるようにする。ここでこれは、2つの供給部のうちのどちが一層大きな負荷にさらされるかに応じて安定化領域53ないしは54が相応に大きな体積を占めるようにすることによって行われる。
有利な実施例に基づいて本発明を説明したが、本発明はそれらの実施例に制限されるものではなく、多様に変更することができる。
上記の層の導電形は、都度別の導電形で置き換えることが可能である。ここでは例えば、負の電圧供給部をサポートすることが考えられる。
殊に本発明は、2つのトランジスタからなる標準セルを有する素子に制限されない。これは単に簡単に図示できるという理由だけから選択されたものである。上記の標準セルは、多数のトランジスタおよび/または受動素子によって構成することも可能である。
本発明の1実施形態の部分断面図である。 本発明の別の実施形態の部分断面図である。 発明のさらに別の実施形態の部分断面図である。 本発明の対象とする装置の問題点を説明するための略図である。
符号の説明
1 pドーピング基板、2 nドーピング埋込層、3 nドーピング第1層、10,10′ 標準セル、11 配線チャネル、20,22 pドーピング領域、21 ゲート、23 nチャネルトランジスタ、24,25 nドーピング領域、30,32 nドーピング領域、31 ゲート、33 nチャネルトランジスタ、36 pドーピングウェル、60〜63 配線部、40 垂直接続部、52 垂直接続部、50,51,53,54 pドーピングサポート領域、100 上側の境界面、101 境界面、102,103 障壁層、105〜110 障壁層、VDD 正の電圧供給部、Gnd アース接続部

Claims (7)

  1. 第2導電形(p)の基板(1)と、第1導電形(n)の埋込層(2)と、第1導電系(n)の第1層(3)とを有する半導体装置において、
    能動素子を有する標準セルが第1横方向領域(10)に配置されており、
    1標準セルは、第1導電形(n)の少なくとも1つのトランジスタ(33)と、第2導電形(p)の少なくとも1つのトランジスタ(23)とを有しており、
    該第2導電形(p)のトランジスタは、前記の第1層(3)に組み込まれており、
    前記の第1導電形(n)のトランジスタは、第2導電形(p)の半導体材料からなるウェル(36)に組み込まれ、該ウェル(36)は第1層(3)に組み込まれており、
    前記の標準セルは、電圧供給部を介して給電され、
    前記の第1層(3)に導電的に接続されている第1コンタクトに電圧供給部の第1極性(VDD)が加えられ、ウェル(36)に導電的に接続されている第2コンタクトに第2極性(Gnd)が加えられており、
    第2横方向領域(11)にて第1層(3)の上側で標準セルを接続する配線部(60,61,62)が案内され、また当該第2横方向領域(11)には能動素子は配置されておらず、
    第1層(3)では第2横方向領域(11)内に、第1導電形の半導体材料からなる第1安定化領域(50,54)および/または第2安定化領域(51,53)が組み込まれており、
    当該の安定化領域(50,51,53,54)と第1層(3)との間の境界面(105〜110)において障壁層キャパシタンスが形成され、
    前記の第1安定化領域(50,54)はウェル(36)に接触しており、および/または
    第2安定化領域(51,53)は、第1導電形(n)の半導体材料からなる垂直接続部(52)により、第1導電形(n)の基板(1)に接続されていることを特徴とする
    半導体装置。
  2. 前記の第1安定化領域(50,54)および/または第2安定化領域(51,53)は大きな表面を有する、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記の第1安定化領域(50,54)および/または第2安定化領域(51,53)は多数の薄層を有する、
    請求項2に記載の装置。
  4. 前記の安定化領域(50〜54)は第1層(3)に埋め込まれている、
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記の安定化領域(50〜54)は、電圧供給部の第2極性(Gnd)が加えられている第3コンタクトに直接接続されている、
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記の安定化領域(50〜54)は、高いドーピング材料濃度を有する、
    請求項1から5までのいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記の電圧供給部の第1の極性(VDD)は、第2の極性(Gnd)に対して正の電位を有する、
    請求項1から6までのいずか1項に記載の装置。
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