JP2008312046A - 光トランシーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】光トランシーバ内に供給される電力のピークを低減すること。
【解決手段】光トランシーバ1は、LD6aを駆動するLDドライバ8と、LD6aの温度を制御するTECドライバ10と、光信号を受信する受信回路42と、ホスト装置から電力を受けてLDドライバ8に電力を供給するスロースタート回路32と、ホスト装置から電力を受けてTECドライバ10に電力を供給するスロースタート回路31と、ホスト装置から電力を受けて受信回路42に電力を供給するスロースタート回路33とを備え、スロースタート回路33の電力供給の開始が、スロースタート回路31,32の電力供給の開始に比較して遅い。
【選択図】図1

Description

本発明は、光トランシーバに関する。
従来、光信号を出射するレーザダイオードと、このレーザダイオードを所定の基準温度に安定させるためにレーザダイオードを加熱・冷却する熱電素子とを有する光トランシーバが広く用いられている。特許文献1には、複数の光モジュールを備える光伝送装置が開示されている。これらの光モジュールが起動開始すると、レーザダイオードの温度と基準温度との差が大きいほど熱電素子には大きな電流が流れる。特許文献1に記載の光伝送装置は、複数の光モジュールの熱電素子のそれぞれを所定時間ずつずらして順に駆動する。これにより、光伝送装置の起動開始に必要な電力のピークが低減される。
特開2006−054316号公報
しかし、個々の光モジュール内において消費される電力は変わらないので、光伝送装置内に消費される総電力は、個々の光モジュール内に供給される電力を下回って低減されることはない。そこで本発明の目的は、光トランシーバ内において消費される電力のピークを低減することである。
本発明は、ホスト装置に活線挿抜が可能な光トランシーバであって、レーザダイオードを駆動するレーザダイオード駆動回路と、前記レーザダイオードの温度を制御する温度制御回路と、光信号を受信する光受信回路と、前記ホスト装置から電力を受けて前記レーザダイオード駆動回路に電力を供給する第1の電源回路と、
前記ホスト装置から電力を受けて前記温度制御回路に電力を供給する第2の電源回路と、前記ホスト装置から電力を受けて前記光受信回路に電力を供給する第3の電源回路とを備え、前記第1〜第3の電源回路のうちの一の電源回路の電力供給の開始が、他の二つの電源回路の電力供給の開始に比較して遅い、ことを特徴とする。
光トランシーバの三つの電源回路のうち一の電源回路の電力供給タイミングが他の二つの電力供給タイミングに比較して遅いので、三つの電源回路が同タイミングで電力の供給を行う場合に比較して、光トランシーバ内に供給される電力のピークは低減される。
更に、本発明の光トランシーバでは、前記他の二つの電源回路の何れか一方から電力供給を受けて起動し前記一の電源回路を制御する制御回路を更に備えるのが好ましい。この制御回路は、他の二つの電源回路の電力供給の開始に遅延して(開始から遅らせて)一の電源回路の電力供給を開始するように、この一の電源回路を制御する。従って、上記一の電源回路の電力供給開始の遅延は、制御回路によって管理できる。
具体的には、前記制御回路は第1の電源回路から電力供給を受けて起動し、前記第1及び第2の電源回路の電力供給の開始に遅延して(開始から遅らせて)第3の電源回路の電力供給を開始する(開始するようにこの第3の電源回路を制御する)のが好ましい。
第2の電源回路は、光トランシーバの起動開始時には、レーザダイオードの温度を所定の温度範囲で安定させるために比較的大きな電力を供給する。これに対し、第3の電源回路は、レーザダイオードを含まない光受信回路に対して電力を供給するので、第3の電源回路の電力供給の開始を第1及び第2の電源回路の電力供給の開始より遅らせることによって、光トランシーバの起動開始時に光トランシーバ内に供給される電力のピークが、第3の電源回路により供給される電力だけ低減される。
更に、本発明では、前記制御回路は、前記レーザダイオードの温度をモニタして、(このモニタ結果に基づいて)前記レーザダイオードの温度が予め設定された基準温度範囲に至ったと判断した場合に、前記光受信回路に対する電力供給を前記第3の電源回路に開始させるのが好ましい。
このように、制御回路が、レーザダイオードの温度を表すサーミスタのモニタ結果に基づいて第3の電源回路の電力供給の開始を制御する。従って、レーザダイオードの温度が基準温度に一致するまでの間、第3の電源回路は電力供給を行わないので、この間において光トランシーバ内に供給される電力のピークが、第3の電源回路により供給される電力だけ低減される。
本発明によれば、光トランシーバ内において消費される電力のピークを低減できる。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、可能な場合には、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1は、光トランシーバ1の構成を示す図である。光トランシーバ1は、ホスト装置(図示略)に対し活線挿抜が可能であり、コネクタ2と、スロースタート回路31(第2の電源回路)、スロースタート回路32(第1の電源回路)及びスロースタート回路33(第3の電源回路)と、光信号を送信する送信回路41と、光信号を受信する受信回路42とを備える。
コネクタ2は、ホスト装置と通信を行ったりホスト装置からの電力を受けるための複数の端子(送信用電源端子2a、GND端子2b、送信信号端子2c、受信用電源端子2d、GND端子2e及び受信信号端子2f)を有する。スロースタート回路31及びスロースタート回路32は、送信回路41に電力を供給する回路であり、スロースタート回路33は、受信回路42に電力を供給する回路である。なお、後に詳述するが、スロースタート回路31〜スロースタート回路33のうちスロースタート回路33の電力供給の開始が、スロースタート回路31及びスロースタート回路32の電力供給の開始に比較して遅い。
また、スロースタート回路31,32は、コネクタ2の送信用電源端子2aに接続されており、この送信用電源端子2aを介してホスト装置から電力の供給を受ける。スロースタート回路33は、コネクタ2の受信用電源端子2dに接続されており、この受信用電源端子2dを介してホスト装置から電力の供給を受ける。
送信回路41は、TOSA6(TOSA:Transmitter Optical Sub-Assembly)、LDドライバ8(LD:Laser Diode)、TECドライバ10(TEC:Thermo Electric Cooler)、アンプ12、DAC14(DAC:Digital Analog Converter)及びCPU16を有する。TECドライバ10及びアンプ12は、スロースタート回路31の出力端子4aに接続されており、スロースタート回路31から電力が供給される。LDドライバ8、DAC14及びCPU16は、スロースタート回路32の出力端子4bに接続されており、スロースタート回路32から電力供給される。
TOSA6は、光ファイバが挿抜可能に接続され、この光ファイバ内に光信号を出射する。TOSA6は、LD6a、サーミスタ6b及びTEC6cを有する。サーミスタ6bは、LD6aの温度をモニタする。サーミスタ6bは、アンプ12及びCPU16に接続されている。TEC6cは、LD6aを加熱・冷却する熱電変換素子である。TEC6cは、TECドライバ10に接続されている。
LDドライバ8(レーザダイオード駆動回路)は、LD6aに接続されている。LDドライバ8は、LD6aに駆動電流を供給してLD6aを駆動し、LD6aの発光を制御する。LDドライバ8は、コネクタ2の送信信号端子2cに接続されており、ホスト装置から送信信号端子2cを介して入力される信号(送信信号)に応じて、LD6aに駆動電流を供給する。
TECドライバ10(温度制御回路)は、TEC6c及びアンプ12に接続されており、アンプ16から入力される信号に応じてTEC6cを駆動することによってLD6aの温度を制御する。アンプ12は、サーミスタ6b、TECドライバ10及びDAC14に接続されている。アンプ12は、サーミスタ6bによるLD6a温度のモニタ結果(温度を表す抵抗値)を示す信号A1と、CPU16からDAC14を介して入力される予め設定された基準信号A3とを用いて、TECドライバ10がTEC6cを制御するための信号(LD6aの温度を、予め設定された所定の基準温度範囲に安定させるための制御信号)をTECドライバ10に出力する。
CPU16(制御回路)は、サーミスタ6b、DAC14及びスロースタート回路33に接続されいる。CPU16は、スロースタート回路32から電力供給を受けて起動した後(スロースタート回路31及びスロースタート回路32の電力供給の開始後)にスロースタート回路33の電力供給を開始するようスロースタート回路33を制御する。すなわち、CPU16は、スロースタート回路32からの電力供給が安定し起動が完了すると、図4のフローチャートに示す処理を行う。
そして、CPU16は、LD6aの温度のモニタ結果を示す信号A1を用いてLD6aの温度をモニタし、このモニタ結果に基づいてLD6aの温度が予め設定された基準温度範囲に至ったと判断した場合に、電力供給の開始指示を示す信号A2をスロースタート回路33に出力し、受信回路42に対する電力供給をスロースタート回路33に開始させる。CPU16は、スロースタート回路33に接続されたポート16aを有する。ポート16aは、CPU16の起動が完了するまでハイインピーダンスとなっている。
受信回路42は、ROSA20(ROSA:Receiving Optical Sub-Assembly)、リミティングアンプ22、DAC24及びDC/DCコンバータ26を有する。ROSA20は、APD20a(APD:Avalanche Photodiode)及びTIA20bを含む。TIA20b、リミティングアンプ22及びDC/DCコンバータ26は、スロースタート回路33の出力端子4cに接続されており、スロースタート回路33から電力が供給される。DAC24は、スロースタート回路32の出力端子4bに接続されており、スロースタート回路32から電力が供給される。
ROSA20は、光ファイバが挿抜可能に接続され、この光ファイバからの光信号を受ける。APD20aは、TIA20bとDC/DCコンバータ26とに接続されている。APD20aは、DAC24及びDC/DCコンバータ26を介してCPU16から入力される制御信号に基づいて動作する光検出素子である。APD20aは、ROSA20に接続された光ファイバからの光信号を受けると、この光信号の強度に応じた電流信号をTIA20bに出力する。
TIA20bは、APD20aとリミティングアンプ22とに接続されているトランスインピーダンスアンプである。TIA20bは、APD20aからの電流信号を電圧信号に変換し、この電圧信号をリミティングアンプ22に出力する。リミティングアンプ22は、TIA20bとコネクタ2の受信信号端子2fとに接続されており、TIA20bから入力される電圧信号を増幅して受信信号端子2fに出力する。DAC24は、CPU16とDC/DCコンバータ26とに接続されており、CPU16から入力されるデジタル信号をアナログ信号(直流の電気信号)に変換し、このアナログ信号をDC/DCコンバータ26に出力する。DC/DCコンバータ26は、DAC24とAPD20aとに接続されており、DAC24から入力されるアナログ信号を他の所定レベルのアナログ信号に変換し、この変換後のアナログ信号をAPD20aに出力する。
次に、図2を参照してスロースタート回路31の構成を説明する。なお、スロースタート回路32の構成は、スロースタート回路31と同様である。スロースタート回路31は、コンデンサ3a、抵抗3b及びp型MOSFET3cを有する。コンデンサ3aの一端は送信用電源端子2aに接続されており、コンデンサ3aの他端は抵抗3bの一端に接続されている。抵抗3bの他端は、接地されている。p型MOSFET3cのソース端子は送信用電源端子2aに接続されており、ドレイン端子は出力端子4aに接続されている。p型MOSFET3cのゲート端子は、コンデンサ3aの一端(このコンデンサ3aの一端は抵抗3bに接続されている)に接続されている。コンデンサ3aと抵抗3bとは、微分回路を構成する。
光トランシーバ1のホスト装置への装着時に、送信用電源端子2aからスロースタート回路31にステップ状の電圧(急峻に立ち上がる電圧)が印加されると、この電圧の印加に応じてp型MOSFET3cのゲート端子の電位とソース端子の電位とが共に急峻に立ち上がり、その後、ゲート端子の電位のみ減少する。このゲート端子の電位の減少に応じてp型MOSFET3cのソース端子とドレイン端子との間の電流は増大していき、p型MOSFET3cがONとなる。このように、急峻に立ち上がるような電圧がホスト装置から送信用電源端子2aに印加されても、出力端子4aの電位は比較的緩やかに立ち上がる。このため、スロースタート回路31によって、従来の光トランシーバのホスト装置への装着時に光トランシーバ内で生じていた突入電流が回避される。
次に、図3を参照してスロースタート回路33の構成を説明する。スロースタート回路33は、抵抗33a、抵抗33b、コンデンサ33c、n型MOSFET33d、抵抗33e及びp型MOSFET33fを有する。抵抗33aの一端はCPU16のポート16aと抵抗33bの一端とに接続されており、抵抗33aの他端は接地されている。抵抗33bの他端はコンデンサ33cの一端とn型MOSFET33dのゲート端子とに接続されており、コンデンサ33cの他端は接地されている。n型MOSFET33dのソース端子は接地されており、ドレイン端子は抵抗33eの一端とp型MOSFET33fのゲート端子とに接続されている。抵抗33eの他端は、受信用電源端子2dとp型MOSFET33fのソース端子とに接続されており、p型MOSFET33fのドレイン端子は出力端子4cに接続されている。
抵抗33aは、ポート16aがハイインピーダンスの場合に、n型MOSFET33dのゲート端子の電位をLow(n型MOSFET33dをOFF)に固定するためのプルダウン用の抵抗である。抵抗33b及びコンデンサ33cは、積分回路を構成する。抵抗33eは、n型MOSFET33dがOFFであってホスト装置からの電源電圧が受信用電源端子2dに印加されている場合に、p型MOSFET33fのゲート端子の電位をHigh(p型MOSFET33fをOFF)に固定するためのプルアップ用の抵抗である。
光トランシーバ1がホスト装置に装着され、受信用電源端子2dにホスト装置からの電圧が印加されている場合に、CPU16に対する供給電力の安定後にポート16aの電位がHigh(電力供給の開始指示を示す信号A2がCPU16から出力されたことを意味する)になると、n型MOSFET33dのゲート端子の電位は比較的緩やかに立ち上がる。このn型MOSFET33dのゲート端子の電位の立ち上がりに応じてn型MOSFET33dのドレイン端子とソース端子との間の電流は増大していき、n型MOSFET33dがONとなる。p型MOSFET33fのゲート端子の電位は、n型MOSFET33dのドレイン端子とソース端子との間の電流の増大に応じて減少していく。このp型MOSFET33fのゲート端子の電位の減少に応じて、p型MOSFET33fのソース端子とドレイン端子との間の電流は増大していき、p型MOSFET33fはONとなる。
このように、受信用電源端子2dからスロースタート回路33に電圧が印加されている場合であっても、電力供給の開始指示を示す信号A2がCPU16からスロースタート回路33に入力されるまで、スロースタート回路33からの電力供給は行われない。光トランシーバ1がホスト装置に装着され、スロースタート回路31及びスロースタート回路32からの電力供給が安定した後に、電力供給の開始指示を示す信号A2がCPU16からスロースタート回路33に入力されると、スロースタート回路33からの電力供給が開始され、この電力供給が比較的緩やかに増加していく。
次に、図4を参照して、CPU16によるスロースタート回路33の起動処理について説明する。CPU16は、スロースタート回路32から電力供給を受けて起動した後(ステップS1)、予め設定された出力レベルの基準信号A3をDAC14を介してアンプ12に出力する(ステップS2)。ステップS2の後、CPU16は、サーミスタ6bから出力されるLD6a温度のモニタ結果(LD6a温度のモニタ結果を示す信号A1)を参照し(ステップS3)、LD6aの温度が安定していると判定した場合、すなわち、LD6aの温度が予め設定された基準温度範囲内にあると判定した場合に(ステップS4;Yes)、電力供給の開始指示を示す信号A2をスロースタート回路33に出力する(ステップS5)。スロースタート回路33は、この電力供給の開始指示を示す信号A2を受信すると、電力供給を開始する。
なお、CPU16は、ステップS3の後、LD6aの温度が上記の基準温度範囲内にないと判定した場合(ステップS4;No)、ステップS3に移行して、LD6aの温度が上記の基準温度範囲内にあると判定するまでサーミスタ6bから出力されるLD6a温度のモニタ結果の参照(ステップS3の処理)を続ける。
次に、図5及び図6を参照して、光トランシーバ1の動作を説明する。図5は、光トランシーバ1内の電位変化を示す図であり、図6は、光トランシーバ1内に供給される電流変化を示す図である。図6に示すグラフL1は、ホスト装置の電源から送信用電源端子2a及び受信用電源端子2dに印加される電圧を表している。グラフL2は、スロースタート回路33から受信回路42に供給される電流を表し、グラフL3は、スロースタート回路32から送信回路41に供給される電流を表し、グラフL4は、スロースタート回路31から送信回路41に供給される電流を表している。そして、グラフL5は、グラフL2〜グラフL4の各電流の合計を表している。
まず、光トランシーバ1がホスト装置に装着され、ホスト装置の電源から送信用電源端子2a及び受信用電源端子2dに電圧(グラフL1に示す電圧)が印加される(タイミングT1)。タイミングT1において、n型MOSFET33dのゲート端子の電位はLowであり、p型MOSFET33fのゲート端子の電位はHighとなるので、スロースタート回路33の出力端子4cの電位はLowである(スロースタート回路33から電力供給は行われてない)。
これに対し、スロースタート回路31及びスロースタート回路32から出力される電流(グラフL3及びグラフL4にそれぞれ示す電流)は、このタイミングT1から増加していく。図6に示すように、スロースタート回路31から供給される電流(グラフL4に示す電流)はスロースタート回路32から供給される電流(グラフL3に示す電流)に比較して大きい。これは、LD6aの温度が予め設定された基準温度範囲で安定するまで(タイミングT3に至るまで)、スロースタート回路32から電力供給されるTECドライバ10やアンプ12が比較的多くの電力を消費するからである。
タイミングT1の後、スロースタート回路32から供給される電流(グラフL3に示す電流)が所定値(100mA程度)に安定すると、スロースタート回路32から電力の供給を受けるCPU16は正常な(設計通りの)動作を開始する(タイミングT2)。CPU16のポート16aの電位は、タイミングT2の後にLowに低減され、タイミングT3に至るまでLowに保持される。
タイミングT2の後、LD6aの温度が予め設定された基準温度範囲に安定することによりスロースタート回路31から供給される電流(グラフL4に示す電流)が所定値(100mA程度)に安定すると、CPU16のポート16aの電位はHighとなる(タイミングT3)。この時のポート16aの電位変化(LowからHighへの変化)は電力供給の開始指示を示す信号A2の出力に対応する。なお、図4に示すステップS1〜ステップS4の処理は、タイミングT2の後にCPU16が正常動作を開始してから行われ、図4に示すステップS5の処理は、タイミングT3において行われる。
タイミングT3の後、n型MOSFET33dのゲート端子の電位は、ポート16aの電位変化(LowからHighへの変化)に応じてLowからHighに比較的緩やかに増加する。p型MOSFET33fのゲート端子の電位は、n型MOSFET33dのゲート端子の電位の増加に伴ってHighからLowに比較的緩やかに減少する。スロースタート回路33の出力端子4cの電位は、p型MOSFET33fのゲート端子の電位の減少に伴ってLowからHighに比較的緩やかに増加する。そして、スロースタート回路33から受信回路42に供給される電流(グラフL2に示す電流)は、出力端子4cの電位の増加に伴って比較的緩やかに増加する。
タイミングT3の後、n型MOSFET33dのゲート端子の電位がHighに安定し、p型MOSFET33fのゲート端子の電位がLowに安定し、そして、出力端子4cの電位がHighに安定すると(タイミングT4)、スロースタート回路33から受信回路42に供給される電流(グラフL2に示す電流)が所定値(100mA程度)に安定する。このようにして、スロースタート回路33からの電力供給がタイミングT3の後に開始され、更に、タイミングT4の後にスロースタート回路33からの電力供給は安定する。
以上説明したように、スロースタート回路33が受信回路42に電力供給を開始するタイミングと、スロースタート回路31及びスロースタート回路32が送信回路41に電力供給を開始するタイミングとは異なっている。スロースタート回路33が受信回路42に電力供給を開始するタイミングは、スロースタート回路31及びスロースタート回路32が送信回路41に電力供給を開始するタイミングよりも遅く、スロースタート回路31及びスロースタート回路32から送信回路41に供給する電流が所定値(100mA程度)に安定した後(LD6aの温度が予め設定された基準温度範囲に安定した後)である。
従来の光トランシーバでは、光トランシーバがホスト装置に装着されると、送信回路に電力を供給するスロースタート回路(スロースタート回路31及びスロースタート回路32に対応)と、受信回路に電力を供給するスロースタート回路(スロースタート回路33に対応)とによる電力供給が一度に開始される。これにより、これら全てのスロースタート回路から供給される電流が、光トランシーバがホスト装置に装着され、光トランシーバの起動が開始されるタイミングT1の後に一度に増加し、ピークとなる。これに対し、実施形態に係る光トランシーバ1は、受信回路42に電力を供給するスロースタート回路33の電力の供給タイミングを、送信回路41に電力を供給するスロースタート回路31及びスロースタート回路32の電力の供給タイミングよりも遅らせているので、上記従来の光トランシーバに比較して、実施形態に係る光トランシーバ1のホスト装置への装着時(すなわち、光トランシーバ1の起動開始時)に光トランシーバ1内に供給される電力のピークが低減できる。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
実施形態に係る光トランシーバの構成を示す図である。 実施形態に係るスロースタート回路の構成を示す図である。 実施形態に係るスロースタート回路の構成を示す図である。 実施形態に係るスロースタート回路の起動処理を説明するための図である。 実施形態に係る光トランシーバ内に電位変化を示す図である。 実施形態に係る光トランシーバ内に供給される電流変化を示す図である。
符号の説明
1…光トランシーバ、10…TECドライバ、12…アンプ、14,24…DAC、16…CPU、16a…ポート、2…コネクタ、2a…送信用電源端子、2b…GND端子、2c…送信信号端子、2d…受信用電源端子、2e…GND端子、2f…受信信号端子、20…ROSA、20a…APD、20b…TIA、22…リミティングアンプ、26…DC/DCコンバータ、3a,33c…コンデンサ、3b,33a,33b,33e…抵抗、3c…p型MOSFET、31,32,33…スロースタート回路、33d…n型MOSFET、33f…p型MOSFET、4a,4b,4c…出力端子、41…送信回路、42…受信回路、6…TOSA、6a…LD、6b…サーミスタ、6c…TEC、8…LDドライバ

Claims (4)

  1. ホスト装置に活線挿抜が可能な光トランシーバであって、
    レーザダイオードを駆動するレーザダイオード駆動回路と、
    前記レーザダイオードの温度を制御する温度制御回路と、
    光信号を受信する光受信回路と、
    前記ホスト装置から電力を受けて前記レーザダイオード駆動回路に電力を供給する第1の電源回路と、
    前記ホスト装置から電力を受けて前記温度制御回路に電力を供給する第2の電源回路と、
    前記ホスト装置から電力を受けて前記光受信回路に電力を供給する第3の電源回路と
    を備え、
    前記第1〜第3の電源回路のうちの一の電源回路の電力供給の開始が、他の二つの電源回路の電力供給の開始に比較して遅い、ことを特徴とする光トランシーバ。
  2. 前記他の二つの電源回路の何れか一方から電力供給を受けて起動し前記一の電源回路を制御する制御回路を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の光トランシーバ。
  3. 前記制御回路は、前記第1の電源回路から電力供給を受けて起動し、前記第1及び第2の電源回路の電力供給の開始に遅延して前記第3の電源回路の電力供給を開始する、ことを特徴とする請求項2に記載の光トランシーバ。
  4. 前記制御回路は、前記レーザダイオードの温度をモニタし、前記レーザダイオードの温度が予め設定された基準温度範囲に至ったと判断した場合に、前記光受信回路に対する電力供給を前記第3の電源回路に開始させる、ことを特徴とする請求項3に記載の光トランシーバ。
JP2007159314A 2007-06-15 2007-06-15 光トランシーバ Expired - Fee Related JP4983424B2 (ja)

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