JP2009070852A - 光送信機の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】起動時のレーザダイオードの温度によらずに出力光の波長を所望の波長に調整できる光送信機の制御方法を提供すること。
【解決手段】演算素子36が、第1TEC制御素子18及び第2TEC制御素子26を制御することによって、LD2の温度を第1温度範囲内に調整し、且つ、エタロンフィルタ8の温度を第2温度範囲内に調整し、その後、LD2の温度が第1温度範囲内に至り、且つ、エタロンフィルタ8の温度が第2温度範囲内に至った後、演算素子36がバイアス回路28を制御することによってLD2にバイアス電流を供給する。
【選択図】図1
【解決手段】演算素子36が、第1TEC制御素子18及び第2TEC制御素子26を制御することによって、LD2の温度を第1温度範囲内に調整し、且つ、エタロンフィルタ8の温度を第2温度範囲内に調整し、その後、LD2の温度が第1温度範囲内に至り、且つ、エタロンフィルタ8の温度が第2温度範囲内に至った後、演算素子36がバイアス回路28を制御することによってLD2にバイアス電流を供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光送信機の制御方法に関する。
特許文献1には、半導体レーザ素子と、この半導体レーザ素子から出力される所定波長の光を透過するファブリペローエタロンの光フィルタと、光フィルタの透過光を検出する光検出器とを備えたレーザモジュールが記載されている。このレーザモジュールは、光フィルタの透過光を用いて半導体レーザに対するATC(Auto Temperature Control)を行う。
特開2003−110190号公報
ファブリペローエタロンの光フィルタは、入射する半導体レーザの出力光の波長、すなわち半導体レーザの温度に応じて、透過率が周期的に変化する。よって、半導体レーザの温度が異なっていても、光フィルタの透過光の光量が同様となる場合がある。このため、レーザモジュールの起動時からATCが行われる場合に、ATCによって調整された半導体レーザの温度が、レーザモジュールの起動時における半導体レーザの温度に応じて異なる惧れがある。従って、例えば、レーザモジュールの再起動の前後で半導体レーザからの出力光の波長が異なる場合がある。そこで本発明の目的は、起動時のレーザダイオードの温度によらずに出力光の波長を所望の波長に調整できる光送信機の制御方法を提供することである。
本発明は、変調信号に対応した光を出射するレーザダイオードと、波長に応じて周期的に変化する光透過率を有し、前記レーザダイオードの出力光を透過するエタロンフィルタと、前記レーザダイオード及び前記エタロンフィルタの温度をそれぞれ調整するための第1及び第2の熱電変換素子とを備える光送信機の制御方法であって、前記レーザダイオード及び前記エタロンフィルタの温度をそれぞれの目標温度を含む第1及び第2の温度範囲内に調整する第1のステップと、前記第1のステップの後、前記レーザダイオードにバイアス電流を供給する第2のステップとを備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、レーザダイオードの温度を、目標温度を含む第1の温度範囲内に調整し、且つ、エタロンフィルタの温度を、目標温度を含む第2の温度範囲内に調整した後に、レーザダイオードにバイアス電流を供給する、すなわち、レーザダイオード及びエタロンフィルタが共に所望の温度範囲内に至った後にレーザダイオードを駆動する。このように、レーザダイオードの温度が、レーザダイオードを駆動してATC等を行う前に目標温度を含む第1の温度範囲内に調整されるので、レーザダイオードの温度を、起動時の温度によらずに目標温度に調整できる。よって、レーザダイオードからの出力光の波長を、起動時のレーザダイオードの温度によらずに所望とする波長に調整できる。
更に、前記第1のステップにおいて、前記レーザダイオードの温度を前記第1の温度範囲内に調整した後に、前記エタロンフィルタの温度を前記第2の温度範囲内に調整する、或いは、前記第1のステップにおいて、前記エタロンフィルタの温度を前記第2の温度範囲内に調整した後に、前記レーザダイオードの温度を前記第1の温度範囲内に調整することを特徴とする。従って、レーザダイオードの温度の調整と、エタロンフィルタの温度の調整とが同時に行われないので、調整開始時に生じる過渡的な消費電流の低減が可能となる。
また、本発明では、前記第1の温度範囲の下限における前記レーザダイオードの発振波長から、該第1の温度範囲の上限における該レーザダイオードの発振波長までの波長範囲は、前記光透過率の変化の一周期分に相当する。
本発明によれば、起動時のレーザダイオードの温度によらずに出力光の波長を所望の波長に調整できる光送信機の制御方法が提供できる。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、可能な場合には、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。実施形態に係る光送信機について説明する。図1は、光送信機1の構成を示す図である。
光送信機1は図1において半導体レーザモジュール100を含み、過渡チャープを抑制することによって比較的長い伝送距離を実現するCML(Chirp managed directly modulated laser diode)である。この半導体レーザモジュール100は、比較的高いバイアス電流と比較的小さな変調電流とを用いてLD2を駆動することにより過渡チャープを抑制する。そして、半導体レーザモジュール100は、エタロンフィルタ8を狭帯域光フィルタとして用いて光信号のゼロ成分を低減することにより必要な消光比を確保する。光送信機1は、ホスト装置との間で電気信号を送受する。半導体レーザモジュール100は、光ファイバFに光信号を送信する送信部と、光ファイバFからの光信号を受信する受信部とを備える。以下、光送信機1について説明する。
半導体レーザモジュール100は、LD2(LD:LaserDiode)、スプリッタ4、第1PD6(PD:Photo Diode)、エタロンフィルタ8、第2PD10、第1帰還回路12及び第2帰還回路20を備える。LD2は、例えばDFB(Distributed Feedback)レーザであり、バイアス回路28によって供給されるバイアス電流によって光信号を出力する。LD2から出力される光信号は、スプリッタ4及びエタロンフィルタ8を介して光ファイバFに導入される。なお、LD2からの光信号には「0」成分と「1」成分とが含まれている。
スプリッタ4は、LD2と光ファイバFとの間の光路上に配置されている。この光路上には、スプリッタ4及びエタロンフィルタ8が配置されており、LD2に近い側にスプリッタ4が配置され、光ファイバFに近い側にエタロンフィルタ8が配置されている。スプリッタ4は、LD2からの光信号を分岐してエタロンフィルタ8と第1PD6とに導く。スプリッタ4は、エタロンフィルタ8の入射部8aからの戻り光を第2PD10に導く。第1PD6は、LD2から出力されスプリッタ4により分岐される光信号をモニタする。第1PD6は、モニタ結果を示す電流信号を第1I−V回路30に出力する。
エタロンフィルタ8は、LD2からの光信号のうち主として「0」成分のみを低減する狭帯域光フィルタとして用いられる。エタロンフィルタ8は、入射部8aに入射する入射光の波長に応じて周期的に変化する光透過率を有しており、LD2からの出力光をこの光透過率に応じて透過する。ここで、エタロンフィルタ8の光透過率は、エタロンフィルタ8への入射光の光量に対する透過光の光量の割合であり、本実施形態においては、入射部8aからの戻り光のモニタ結果を示す第2PD10からの出力電流値によって表されている(図2の縦軸を参照)。第2PD10からの出力電流値が大きいほど、入射部8aからの戻り光の光量は多く、従って、エタロンフィルタ8の光透過率は小さい。第2PD10は、エタロンフィルタ8からの戻り光をモニタする。第2PD10は、モニタ結果を示す電流信号を第2I−V回路34に出力する。
第1帰還回路12は、第1TEC14、第1サーミスタ16及び第1TEC制御素子18を有する。第2帰還回路20は、第2TEC22、第2サーミスタ24及び第2TEC制御素子26を有する。第1TEC14は、LD2の温度を調整するための熱電変換素子であり、LD2は第1TEC14上に設けられている。第2TEC22は、エタロンフィルタ8の温度を調整するための熱電変換素子であり、エタロンフィルタ8は第2TEC22上に設けられている。
第1サーミスタ16は、LD2の近傍に配置されており、第2サーミスタ24は、エタロンフィルタ8の近傍に配置されている。第1サーミスタ16は、LD2の温度をモニタするための素子である。第2サーミスタ24は、エタロンフィルタ8の温度をモニタするための素子である。第1サーミスタ16は、LD2の温度に応じて抵抗値が変化する抵抗を有しており、第1サーミスタ16によるLD2の温度のモニタ結果はこの抵抗値によって示される。第2サーミスタ24は、エタロンフィルタ8の温度に応じて抵抗値が変化する抵抗を有しており、第2サーミスタ24によるエタロンフィルタ8の温度のモニタ結果はこの抵抗値によって示される。
第1TEC制御素子18は、第1サーミスタ16からのモニタ結果(抵抗値)に基づいて第1TEC14を制御し、LD2を、予め設定された目標温度を含む第1温度範囲T1(例えば、図2に示す第1サーミスタ16の抵抗値の範囲D2内に対応)に調整する。LD2の目標温度及び第1温度範囲T1のそれぞれのデータは、演算素子36に読み出し/書き込み自在に予め格納されていている。
第2TEC制御素子26は、第2サーミスタ24からのモニタ結果(抵抗値)に基づいて第2TEC22を制御し、エタロンフィルタ8を、予め設定されている目標温度を含む第2温度範囲T2に調整する。第2温度範囲T2は、第1PD6の電流量が特定の値になるように予め決められた値に設定される。エタロンフィルタ8の目標温度及び第2温度範囲T2のそれぞれのデータは、演算素子36に読み出し/書き込み自在に予め格納されていている。
光送信機1は、バイアス回路28、第1I−V回路30、LDドライバ32、第2I−V回路34及び演算素子36を更に備える。バイアス回路28は、過渡チャープを抑制するため比較的大きなバイアス電流をLD2に供給する。第1I−V回路30は、第1PD6からの電流信号を電圧信号に変換してバイアス回路28に出力する。バイアス回路28は、第1I−V回路30からの電圧信号に基づいて、LD2からの光出力が一定となるようにLD2にバイアス電流を供給する。
LDドライバ32は、LD2に高周波変調電流を供給する。この高周波変調電流は、LD2の出力する光信号にデータ(「0」成分と「1」成分とにより構成されるデジタルデータ)を重畳するためのものである。演算素子36は、第1TEC制御素子18及び第2TEC制御素子26を制御することによって、LD2及びエタロンフィルタ8の温度を、それぞれ第1温度範囲T1内及び第2温度範囲T2内に調整する。エタロンフィルタ8の光透過率は、エタロンフィルタ8に入射するLD2の発振波長(LD2からの出力光の波長)に応じて周期的に変化する。第1温度範囲T1の下限におけるLD2の発振波長から、第1温度範囲T1の上限におけるLD2の発振波長までの波長範囲は、光透過率の変化の一周期分に相当する。
演算素子36は、第1TEC制御素子18を制御することによってLD2の温度を第1温度範囲T1内に調整した後に、第2TEC制御素子26を制御することによってエタロンフィルタ8の温度を第2温度範囲T2内に調整する。演算素子36は、この後、バイアス回路28を制御してLD2に対するバイアス電流の供給を開始し、ATC及びAPCを行う。なお、演算素子36は、エタロンフィルタ8の温度を第2温度範囲T2内に調整した後に、LD2の温度を第1温度範囲T1内に調整してもよい。演算素子36は、この後に、バイアス回路28を制御してLD2に対するバイアス電流の供給を開始し、ATC及びAPCを行う。
図2は、エタロンフィルタ8の波長特性を示す図である。横軸は、第1サーミスタ16の抵抗値(オーム)を示しており、縦軸は、第2PD10からの出力電流値(アンペア)を示している。グラフD1は、入射光の波長(LD2の発振波長)に応じたエタロンフィルタ8の透過率の変化を示すグラフである。横軸に示す第1サーミスタ16の抵抗値はLD2の温度及びLD2の発振波長に対応している。第1サーミスタ16の抵抗値が増加すると、LD2の温度は減少し、LD2の発振波長も減少する。縦軸に示す第2PD10からの出力電流値はエタロンフィルタ8の光透過率に対応している。エタロンフィルタ8の光透過率が増加すると、第2PD10からの出力電流値は減少する。エタロンフィルタ8の光透過率は、エタロンフィルタ8の入射部8aに入射する入射光の波長(LD2の発振波長)に応じて周期的に変化するが、LD2の発振波長がLD2の温度に応じて変化するので、LD2の温度のモニタ結果を示す第1サーミスタ16の抵抗値に応じて周期的に変化する。
図2に示す第1サーミスタ16の抵抗値(LD2の発振波長)の範囲D2は、第2PD10からの出力電流値(エタロンフィルタ8の光透過率)の一周期分に相当している。この範囲D2は、図中符号D11に示す抵抗値から図中符号D12に示す抵抗値までの範囲である。すなわち、第1温度範囲T1の下限(図中符号D11に示す抵抗値に対応)におけるLD2の発振波長から、第1温度範囲T1の上限(図中符号D12に示す抵抗値に対応)におけるLD2の発振波長までの波長範囲は、エタロンフィルタ8の光透過率の変化の一周期分に相当している。そして、この範囲D2は、第1サーミスタ16の目標抵抗値D6を含む。この目標抵抗値D6は、予め設定されているLD2の目標温度に対応する。
演算素子36は、ATCの実行中に第2PD10からの出力電流値が基準電流値D3を超えていると判断した場合、第2PD10からの出力電流値が基準電流値D3に至るまで第1サーミスタ16の抵抗値を図中符号D4に示す向きに下げるように(すなわち、第1サーミスタ16の抵抗値が目標抵抗値D6に至るまでLD2の温度を下げるように)第1TEC制御素子18を制御する。演算素子36は、ATCの実行中に第2PD10からの出力電流値が基準電流値D3を下回っていると判断した場合、第2PD10からの出力電流値が基準電流値D3に至るまで第1サーミスタ16の抵抗値を図中符号D5に示す向きに上げるように(すなわち、第1サーミスタ16の抵抗値が目標抵抗値D6に至るまでLD2の温度を上げるように)第1TEC制御素子18を制御する。以上により、第1サーミスタ16の抵抗値は目標抵抗値D6に至り、従って、LD2の温度は予め設定されている目標温度に至る。
演算素子36は、ATCの実行中に第2PD10からの出力電流値が基準電流値D3に一致していると判断した場合、第1サーミスタ16の抵抗値を下げるように第1TEC制御素子18を制御する。この場合、演算素子36は、第1サーミスタ16の抵抗値を低下させたことに伴い第2PD10からの出力電流が低下していると判断すると、第2PD10からの出力電流値が基準電流値D3に至るまで第1サーミスタ16の抵抗値を図中符号D5に示す向きに上げるように(すなわち、第1サーミスタ16の抵抗値が目標抵抗値D6に至るまでLD2の温度を上げるように)第1TEC制御素子18を制御する。
なお、第1サーミスタ16の抵抗値D11,D12、基準電流値D3、第1サーミスタ16の目標抵抗値D6のそれぞれのデータは、演算素子36の内蔵メモリに書き込み/読み出し可能に格納されている。
次に、図3(A)のフローチャートを参照して、光送信機1の動作を説明する。光送信機1の電源が投入され、光送信機1が起動(すなわち、演算素子36が起動)すると(ステップS1)、演算素子36は、エタロンフィルタ8の温度を現在(光送信機1の起動時)の温度に保持するよう第2TEC制御素子26を制御しつつ、LD2の温度が第1温度範囲T1内に至るまで第1TEC制御素子18を制御することにより、LD2の温度を調整する(ステップS2)。ステップS2の後、LD2の温度が第1温度範囲T1内に至ると、演算素子36は、LD2の温度をこの温度に保持するよう第1TEC制御素子18を制御しつつ、エタロンフィルタ8の温度が第2温度範囲T2内に至るまで第2TEC制御素子26を制御することにより、エタロンフィルタ8の温度を調整する(ステップS3)。
ステップS3の後、LD2の温度が第1温度範囲内に至り、且つ、エタロンフィルタ8の温度が第2温度範囲内に至ると、演算素子36は、バイアス回路28を制御してLD2に対しバイアス電流の供給を開始する(ステップS4)。ステップS4の後、演算素子36は、第1PD6からの出力電流に基づいてLD2からの出力光を一定にするようにバイアス電流の供給を制御するAPC(Auto Power Control)を、バイアス回路28に行わせると共に、第2PD10からの出力電流に基づいてLD2の温度を第1温度範囲T1内に保持するATCを、第1TEC制御素子18を用いて行う。ステップS4の後、演算素子36は、エタロンフィルタ8の温度が一定値を保つように第2TEC制御素子26を制御する。
なお、光送信機1は、図3(B)のフローチャートに従って動作してもよい。光送信機1の電源が投入され、光送信機1が起動(すなわち、演算素子36)すると(ステップS11)、演算素子36は、LD2の温度を現在(光送信機1の起動時)の温度に保持するよう第1TEC制御素子18を制御しつつ、エタロンフィルタ8の温度が第2温度範囲T2内に至るまで第2TEC制御素子26を用いて制御することにより、エタロンフィルタ8の温度を調整する(ステップS12)。ステップS12の後、エタロンフィルタ8の温度が第2温度範囲T2内に至ると、演算素子36は、エタロンフィルタ8の温度をこの温度に保持するよう第2TEC制御素子26を制御しつつ、LD2の温度が第1温度範囲T1内に至るまで第1TEC制御素子18を制御することにより、LD2の温度を調整する(ステップS13)。ステップS13の後には、ステップS4及びステップS5と同様のステップS14及びステップS15が行われる。
以上説明したように、LD2の温度を、目標温度を含む第1温度範囲T1内に調整し、且つ、エタロンフィルタ8の温度を、目標温度を含む第2温度範囲T2内に調整した後に、LD2にバイアス電流を供給する、すなわち、LD2及びエタロンフィルタ8が共に所望の温度範囲内に至った後にLD2を駆動する。このように、LD2の温度が、LD2を駆動してATCを行う前に目標温度を含む第1温度範囲内T1に調整されるので、LD2の温度を、起動時のLD2の温度によらずに目標温度に調整できる。よって、LD2の発振波長を、起動時のLD2の温度によらずに所望とする波長に調整できる。更に、LD2の温度の調整と、エタロンフィルタ8の温度の調整とが同時に行われないので、起動時における過渡的な消費電流の低減が可能となる。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
F…光ファイバ、1…光送信機、10…第2PD、12…第1帰還回路、14…第1TEC、16…第1サーミスタ、18…第1TEC制御素子、2…LD、20…第2帰還回路、22…第2TEC、24…第2サーミスタ、26…第2TEC制御素子、28…バイアス回路、30…第1I−V回路、32…LDドライバ、34…第2I−V回路、36…演算素子、4…スプリッタ、6…第1PD、8…エタロンフィルタ、8a…入射部
Claims (4)
- 変調信号に対応した光を出射するレーザダイオードと、
波長に応じて周期的に変化する光透過率を有し、前記レーザダイオードの出力光を透過するエタロンフィルタと、
前記レーザダイオード及び前記エタロンフィルタの温度をそれぞれ調整するための第1及び第2の熱電変換素子と
を備える光送信機の制御方法であって、
前記レーザダイオード及び前記エタロンフィルタの温度をそれぞれの目標温度を含む第1及び第2の温度範囲内に調整する第1のステップと、
前記第1のステップの後、前記レーザダイオードにバイアス電流を供給する第2のステップと
を備える、ことを特徴とする光送信機の制御方法。 - 前記第1のステップにおいて、前記レーザダイオードの温度を前記第1の温度範囲内に調整した後に、前記エタロンフィルタの温度を前記第2の温度範囲内に調整する、ことを特徴とする請求項1に記載の光送信機の制御方法。
- 前記第1のステップにおいて、前記エタロンフィルタの温度を前記第2の温度範囲内に調整した後に、前記レーザダイオードの温度を前記第1の温度範囲内に調整する、ことを特徴とする請求項1に記載の光送信機の制御方法。
- 前記第1の温度範囲の下限における前記レーザダイオードの発振波長から、該第1の温度範囲の上限における該レーザダイオードの発振波長までの波長範囲は、前記光透過率の変化の一周期分に相当する、ことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の光送信機の制御方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105428971A (zh) * | 2015-12-14 | 2016-03-23 | 中国工程物理研究院应用电子学研究所 | 一种激光器多温区精密控温系统及其控制方法 |
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2007
- 2007-09-10 JP JP2007234538A patent/JP2009070852A/ja active Pending
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