JP2008307324A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】打球力調整ハンドルを手で長い時間握って遊技をしていても、その手が極力疲れないようにして遊技を快適に続けることができる遊技機を提供する。
【解決手段】内枠3の下部に発射レール21、打球調整力伝達機構36a,36bなどが取着される取付基板19とこれより前側に位置する取付カバー枠10とを固着し、該取付カバー枠10に打球槌22の打球力を調整するために操作する打球力調整ハンドル11を装着し、取付基板19の前面に、その前面を含む面内で回動しかつ打球調整力伝達機構36a,36bと連係する軸受部材24を取着し、打球力調整ハンドル11の回動軸48の後端中心部48aを軸受部材24に係合させ、該打球力調整ハンドル11を後端中心部48aを中心として水平面内で自在に往復回動させ、位置固定手段55により打球力調整ハンドル11が所望の位置に係脱自在に固定できるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技球であるパチンコ球を弾いて遊技を行なう遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機にあっては、球受皿に貯留される遊技球を発射レールの打球発射位置に供給し、打球槌によりそれら遊技球を一個ずつ打撃して遊技盤面に導くようにしている。その打球の打球力の調整は、パチンコ遊技機の前面下部に装着される打球力調整ハンドルにより行なわれる。この打球力調整ハンドルは、パチンコ遊技機の前面にほぼ水平に固定され、後握持部材と前握持部材とその間に介在され自在に回動し得るハンドルレバーとから構成される。そして、そのハンドルレバーを一方へ回動することにより、パチンコ球の打球力が調整できるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−204535号公報(第4−5頁、図1、図4)
前記特許文献1に記載されるパチンコ遊技機にあっては、打球力調整ハンドルがパチンコ遊技機の前面に前方へ真直ぐに突出するようにして固定されている。このため、例えば、ハンドルレバーを所望の位置まで回動させた状態で、打球力調整ハンドルを長い時間手で握って遊技を楽しんでいると、打球力調整ハンドルを握っている手の手首が無理に曲げられ、しかも、ハンドルレバーを所定量回動させた状態で保持していることから、遊技者のその手に疲労が溜まり易く、ともすると苦痛を伴って手で握っておられなくなり、遊技を満喫することができなくなるという課題が有った。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、打球力調整ハンドルを長い時間手で握って遊技をしていても、手の疲れを極力少なくして遊技を快適に続けることができるようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明に係る遊技機は、外枠の前面に遊技盤が設置される内枠を装着し、前記内枠の下部に発射レール、打球槌、打球調整力伝達機構などの打球発射部材が取着される取付基板と該取付基板より前側に位置する取付カバー枠とを固着し、前記取付カバー枠に前記打球槌の打球力を調整するために操作する打球力調整ハンドルを装着してなる遊技機であって、前記取付基板の前面に、前記取付基板の前面を含む面内で回動しかつ前記打球調整力伝達機構と連係する軸受部材を取着し、前記打球力調整ハンドルにおけるハンドルレバーの回動軸の後端中心部を前記軸受部材に係合すると共に該打球力調整ハンドルを前記回動軸の後端中心部を中心として水平面内で自在に往復回動するようにし、前記打球力調整ハンドルは、位置固定手段により所望の位置で係脱自在に固定できるようにしたことを特徴とする。
この際、位置固定手段は、前記取付カバー枠の後面に形成され前記回動軸の後端中心部を中心とする前方へ窪んだ円弧面状の凹弧面と、前記打球力調整ハンドルに設けられ前記凹弧面に摺接する円弧板部材と、前記取付カバー枠と前記取付基板との間に介装される固定部材とからなり、前記固定部材に前記円弧板部材の後面と対向位置すると共に前後方向へ摺動しかつ常に該円弧板部材を前側へ押圧するように付勢される押動部材を設け、前記円弧板部材の後面と前記押動部材の前面とに互いに噛合する噛合部を設け、前記押動部材により前記円弧板部材を前記凹弧面に押圧することにより前記打球力調整ハンドルが所望の位置で固定できるようにすることが好ましい。
また、他に位置固定手段は、前記打球力調整ハンドルに設けられ前面に噛合部を有すると共に前記回動軸の後端中心部を中心とする円弧状の円弧板部材と、前記取付カバー枠に互いに向き合うようにして軸着され先端が前記円弧板部材の噛合部側へ付勢されて該噛合部と係脱自在に係合する一対の爪部材と、からなり、前記両爪部材を前記円弧板部材前面の噛合部に噛合させることにより前記打球力調整ハンドルが所望の位置で固定できるようにしても良い。
本発明に係る遊技機は、打球力調整ハンドルにおけるハンドルレバーの回動軸の後端中心部を取付基板の前面に取着され自在に回動する軸受部材に係合し、打球力調整ハンドルを、前記回動軸の後端中心部を中心として水平面内で自在に往復回動するようにし、位置固定手段により所望の位置に係脱自在に固定できるようにした。よって、パチンコホールまたは遊技者の好みに合わせて打球力調整ハンドルの位置調整が自由に行なえることができるようになり、これによって遊技者の打球力調整ハンドルを握る手の疲労や苦痛を低減でき、遊技を満喫できるという効果が有る。
そこで、位置固定手段を、取付カバー枠の後面に形成され回動軸の後端中心部を中心とする前方へ窪んだ円弧面状の凹弧面と、打球力調整ハンドルに設けられ凹弧面に摺接する円弧板部材と、取付カバー枠と取付基板との間に介装される固定部材とからなり、固定部材に円弧板部材の後面と対向位置すると共に前後方向へ摺動しかつ常に該円弧板部材を前側へ押圧するように付勢される押動部材を設け、円弧板部材の後面と押動部材の前面とに互いに噛合する噛合部を設け、押動部材により円弧板部材を凹弧面に押圧することにより打球力調整ハンドルが所望の位置で固定できるようにする。打球力調整ハンドルはパチンコホール側が所望の位置を決めることができ、これにより遊技者の打球力調整ハンドルを握る手の疲労や苦痛を低減できる。
また、他に位置固定手段は、打球力調整ハンドルに設けられ前面に噛合部を有すると共に回動軸の後端中心部を中心とする円弧状の円弧板部材と、取付カバー枠に互いに向き合うようにして軸着され先端が円弧板部材の噛合部側へ付勢されて該噛合部と係脱自在に係合する一対の爪部材と、からなり、両爪部材を円弧板部材前面の噛合部に噛合させることにより打球力調整ハンドルが所望の位置で固定できるようにしても良い。これによっても、遊技者の打球力調整ハンドルを握る手の疲労や苦痛を低減できる。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基づき説明する。本発明は、例えばパチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球遊技機、パロット(登録商標)機等の遊技機に適用されるが、その内、パチンコ遊技機について説明する。また、本発明に係るパチンコ遊技機には、パチンコホール側が打球力調整ハンドルの固定位置を調整できるものと、遊技者がパチンコ遊技機の前側から打球力調整ハンドルの固定位置を調整できるものとが有り、まず、第一実施の形態として前者について説明する。なお、本発明にあっては、パチンコ遊技機を正面から見た面を前面とし、その反対の裏面を後面とし、他の遊技盤などの部材も同じ向きを前面、後面とする。
図1は、第一実施の形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。第一実施の形態に係るパチンコ遊技機P1は、木製からなる縦長長方形状の外枠1により周囲を囲われ、該外枠1の前面に遊技盤2を配設した内枠3が開閉自在に装着される。内枠3の前面には、前記遊技盤2の前面を覆う透明板保持枠4がその一側の軸支部5を中心として開閉自在に装着される。また、その下方に遊技盤2の下部前面を覆う前面板6が同じく開閉自在に装着されている。該前面板6の前面に、後記する発射レール21の打球発射位置21aに供給する遊技球及び払い出された賞球としての遊技球を貯留するための球受皿7が装着されている。更に、内枠3の下部一側に前面が前面板6の前面と面一となるようにして取付カバー枠10が固着され、該取付カバー枠10に打球力調整ハンドル11が装着される。
内枠3の中央部に、遊技盤2の前面が臨む開口12が開設される。遊技盤2の前面には、内側ガイドレール13aと外側ガイドレール13bとにより囲われるようにして遊技部2aが形成される。該遊技部2aに、例えば、その中央部に位置して数字、図柄等の情報を変動表示する表示部14aを備えた可変表示装置14、その下方に位置して遊技球の入賞により前記情報を変動させる始動入賞口15が装着されている。また、その下方に、前記可変表示装置14の表示部14aの情報が停止し、特定の表示(例えば、「777」)に揃ったとき、一定の条件の下で一度に多くの賞球としての遊技球が得られる入賞装置16が装着されている。
遊技盤2の遊技部2aには、他に可変表示装置14の両側下方に一般入賞口17,17が配置され、内側ガイドレール13aの内側下端には遊技部2aに打ち込まれた遊技球であって入賞しなかった遊技球、いわゆるアウト球をパチンコ遊技機P1の外部に排出するためのアウト球口18が設けられている。
図2、図4に示すように内枠3の下部前面に、種々の打球発射部材が取着された取付基板19が固着される。該取付基板19は、図5に示すように内枠3に開設された通孔20を塞ぐようにして固着される。更に詳しく説明すると、取付基板19の前面に打球発射部材としての発射レール21が設けられ、その下方に打球部22aが発射レール21の打球発射位置21aに臨む打球発射部材としての打球槌22が軸着されている。該打球槌22の軸部23は、取付基板19の後側まで貫通している。また、取付基板19の前面であってその一側に、打球力調整ハンドル11における後記するハンドルレバー40の回動軸48の後端中心部48aが係合する軸受部材24が取着される。取付基板19は、内枠3の下部にその後側から取着することも有り、この場合は内枠3の必要個所に開口または切欠を設けて取付基板が前側に露出するようにしている。
図4、図5に示しように、この軸受部材24は短柱状をなすと共に前端面に略半球状の窪部25が形成され、後端外周面に円形状のフランジ26が周設されている。また、その後端面に、後方へ突出し取付基板19に開設された軸孔27に遊嵌する突部24aが設けられている。軸孔27にその後側から突部24aに被さるようにして連結部材28が嵌められ、その後側から軸受部材24の後端面に開設された螺子孔29に連結部材28を介して螺子30を螺合する。連結部材28の外周縁には、歯部28aが周設されている。これによって軸受部材24と連結部材28とが一体になり、しかも、軸受部材24が取付基板19の前面を含む面内で自在に回動することになる。また、軸受部材24が回動することにより、後記するように打球槌22の打球力が調整できることになる。軸受部材24は前側から保持板31が嵌められ、該保持板31を取付基板19の前面に固着することにより、軸受部材24がしっかりと保持される。
図3、図4に示すように取付基板19の後面に、打球発射部材である駆動モータ32が配置され、その一側に前記打球槌22の軸部23と一体に構成されるバネ枠体33が配置される。該バネ枠体33には、図6に示すように捻りバネ33aが装着される。この捻りバネ33aの一端は、取付基板19の後面であって軸部23に軸着される打球調整力伝達機構である歯車35の一側に係止されている。また、その他端は、軸部23の後端に一体に設けられた皿枠33bに固着されている。皿枠33bから軸部23に対し直交する方向へ突出する突腕34aが一体に設けられ、該突腕34aの先端部に軸部23と平行に配置されるローラ34bが取着される。取付基板19の後側であって歯車35と前記連結部材28の歯部28aとが、それらの間に配置されると共に軸着される打球調整力伝達機構としての一対の中間歯車36a,36bを介して連係されている。
図3、図6に示すように前記駆動モータ32のモータ軸32aにカム37が取着され、該駆動モータ32の駆動により該カム37が前記皿枠33bから延設される突腕34a先端のローラ34bと係合し、間歇的にローラ34bを捻りバネ33aの付勢に抗して押えつつ開放する。これに伴い、打球槌22が往復回動動作を繰り返し、その打球部22aで打球発射位置21aに供給される遊技球を一個ずつ打撃する。この際、打球槌22が遊技球を打撃する打撃力は、捻りバネ33aの一端の位置、すなわち該捻りバネ33aの一端と係止する歯車35の回動量による。よって、軸受部材24の回動量が多いと打撃力が強くなり、少ないと打撃力が弱くなる。そこで、軸受部材24を所定の方向に回動することによって捻りバネ33aの捻り力が高まり、打球槌22の打球力が強められることになる。
次に、打球力調整ハンドル11について説明する。打球力調整ハンドル11は、合成樹脂製であって、図4、図5に示すように後握持部材38と前握持部材39とこれらの間に介装され自在に回動するハンドルレバー40とから大略構成されている。このハンドルレバー40を回動させることにより、前記軸受部材24が回動して遊技球の打球力が調整できることになる。
後握持部材38は、前面が開放される椀状に形成され、その後部に後端面が開放される筒部38aが一体に設けられている。後握持部材38の内部には、打球力調整ハンドル11を手で握ったまま打球の発射を一時的に停止させるためのマイクロスイッチ41、一部が後握持部材38の外周縁から外側へ突出し指先で操作することによりマイクロスイッチ41をオン・オフする操作摘み42、ハンドルレバー40を常に初期位置に復帰させるように付勢するコイルバネ43及び前握持部材39を連結するため先端部に螺子挿通孔44を有する中空状の連結筒部45が配設されている。前握持部材39は、後面が開放すると共に該後面から前記各連結筒部45に対応位置して後方へ突出する連結筒部46が設けられる。これら連結筒部46の後端には、前記螺子挿通孔44と連通する螺子孔46aが設けられている。
ハンドルレバー40は、円環状に形成され導電性を有する。そして、図4、図5に示すように、該ハンドルレバー40は後握持部材38と前握持部材39とを分ける仕切壁47の中央に、該ハンドルレバー40の回動軸48を固定するための横長矩形状の支持孔49が開設される。また、仕切壁47の周縁に沿って、前握持部材39の前記3本の連結筒部46が挿通される一対の円弧状の長孔50,50が開設される。ハンドルレバー40の外周面には、その外周面に沿って握った手の各指を掛け止めするための指掛け部40aが複数個突設されている。回動軸48は後握持部材38の後端から後方へ突出する程度の長さを有し、回動軸48の基端部、すなわち前端部にその中心線に対して直交する向きに方形状の小片51が一体に設けられている。また、回動軸48の先端部すなわち後端中心部48aは後方へ突出する半球状に形成され、該後端中心部48aの両側に回動軸48の中心軸線に対して直交する係合ピン53,53が一文字状に突設されている。
そして、後握持部材38内にマイクロスイッチ41、操作摘み42、コイルバネ43を組み込みハンドルレバー40を介在させて、その前側に前握持部材39を配置する。次に、回動軸48をハンドルレバー40中央の支持孔49にその前側から挿通し、先端部の小片51を支持孔49内に嵌め込んで固定すると共にその後端中心部48a側を後握持部材38内に挿通する。更に、図6に示すように後握持部材38の各連結筒部45をハンドルレバー40の長孔50,50に挿通して各先端を前握持部材39の各連結筒部46に当接する。この状態で、後握持部材38の後側から各連結筒部45内にネジ54を挿通し、螺子挿通孔44を介して各螺子孔46aに螺締することにより、前・後握持部材38,39及びハンドルレバー40が一体に組み立てられる。
図2、図4に示すように内枠3の下部前面に配置固定される取付カバー枠10は正面がほぼ方形状をなし、その前壁10aの外周縁に後方へ折れ曲がる側壁10bが設けられ、後面は開放している。該取付カバー枠10は、前記取付基板19よりも前側に位置している。そして、図6に示すように前壁10aの中央部に該前壁10aを前側へ膨出させ、後面に前方へ窪んだ円弧面状の位置固定手段としての凹弧面55が形成される。詳しくはこの凹弧面55は、前記回動軸48の後端中心部48aを中心としかつ水平面内で回動軸48を往復回動させたときに、その先端部の辿る軌跡とほぼ同じ曲率半径を有する弧面として形成される。また、凹弧面55に対応位置させて横長楕円形状の挿通孔56が開設される。
取付カバー枠10の後側には、後握持部材38に嵌合して打球力調整ハンドル11に装着される位置固定手段としての円弧板部材57が配置される。該円弧板部材57は、前面が前記取付カバー枠10の後面の凹弧面55に合致して摺接する凹弧板58を備え、該凹弧板58の前面から前方へ突出するようにして保持筒部59が一体に設けられている。該保持筒部59は、前面が開放されると共に後面を塞ぐ後壁59aの中央に前記回動軸48が挿通される軸孔59bが開設される。また、図7に示すように凹弧板58の上部裏面に、その弧面に沿って複数の歯60aを列設した噛合部60が設けられている。
また、円弧板部材57を取付カバー枠10における前壁10aの後面の凹弧面55に沿わせて左右に摺動できるように保持するため、円弧板部材57の上下方位置に位置固定手段としての上部の固定部材61と下部の固定部材62が配置される。上部の固定部材61は、前面が開放される箱枠体61aを有し、螺子挿通部61bにビス63を挿通し取付カバー枠10の後面に螺締して固着される。該箱枠体61a内には、前側から挿通するようにして平面略T字状の押動部材64が設けられる。該押動部材64は、円弧板部材57の後面と対向位置して前後方向へ自在に摺動するようになっている。また、図7に示すように上部の固定部材61の内面と押動部材64との間に圧縮スプリング64aが介装され、押動部材64により円弧板部材57を常に凹弧面55に押圧するようにしている。押動部材64の前面には、前記円弧板部材57における後面の噛合部60の歯60aと噛合する歯65aを有する噛合部65が設けられる。押動部材64における後側の摘枠部66は、上部の固定部材61の後壁61cに開設された引き出し口67から後方へ突出されている。下部の固定部材62も、ビス63を螺締することにより取付カバー枠10の後面に固着される。
そこで、打球力調整ハンドル11を取付カバー枠10の前側から挿通孔56に挿通すると共に円弧板部材57の保持筒部59に挿通する。また、図5に示すように保持筒部59の下部に設けられた螺子挿通孔68を介して、該螺子挿通孔68と合致する後握持部材38の螺子孔38bに螺子69を螺締しておく。更に、回動軸48の後端中心部48aを、軸受部材24の窪部25に挿入する。このとき、後端中心部48aの両係合ピン53,53を、軸受部材24に設けられ前端が開放する切欠溝24b,24bに係合させる。軸受部材24における窪部25の内周面の曲率半径と回動軸48における後端中心部48aの外周面の曲率半径はほとんど同じに設定され、窪部25内で後端中心部48aが上下左右いずれの方向にも自在かつ円滑に摺動するようになっている。そこで、回動軸48がその中心軸線に対して直交する面内で回動するのに伴い、軸受部材24も取付基板19の前面を含む面内で同時に回動することになる。しかも、前記両噛合部60,65との噛合を解いた状態では、打球力調整ハンドル11が回動軸48の後端中心部48aを中心として水平面内で自在に回動することになる。
第一実施の形態に係るパチンコ遊技機P1は上記構成からなる。この場合は、打球力調整ハンドル11の所望の位置をパチンコホール側が決定することから、パチンコホールに設置された各パチンコ遊技機P1について、あらかじめその所望の位置を設定しておく。そのためには、前面板6を開き取付カバー枠10の後側に手を差し込み、摘枠部66を摘んで図7の矢視方向に示すように後方へ引き押動部材64を後方へ後退させ、両噛合部60,65の噛合を解く。この状態で、同図矢視方向に示すように打球力調整ハンドル11を水平面内でその回動軸48の後端中心部48aを中心として回動させ所望の位置を決め、その位置で押動部材64を離して再び両噛合部60,65を噛合させて打球力調整ハンドル11を固定する。
これにより、遊技者は打球力調整ハンドル11を握り易くなる。そして、遊技者はハンドルレバー40を握ると共に一方へ回動させることにより、駆動モータ32が駆動してモータ軸32aが低速で回転する。これに伴い、そのカム37がバネ枠体33における突腕34a先端のローラ34bに所定の間隔置きに係合し、打球槌22を打球準備位置と打球発射位置との間で往復回動させて発射レール21の打球発射位置21aに一個ずつ供給される遊技球を打撃することになる。この際、ハンドルレバー40をいずれかに回動させることにより、遊技球の打撃力の強弱を調節する。このようにして、長く使用した場合における握る手の疲労や苦痛を低減できる。
次に、第二実施の形態に係るパチンコ遊技機P2について説明する。この第二実施の形態に係るパチンコ遊技機P2は、第一実施の形態に係るパチンコ遊技機P1と取付カバー枠10の構造が異なるのみであって、他の構成は全く同一なので、その異なる要部についてのみ説明する。また、第一実施の形態に係るパチンコ遊技機P1と同一部位は、同一番号を附すことにより詳しい説明は省略する。第二実施の形態に係るパチンコ遊技機P2では、打球力調整ハンドル11の所望の位置が遊技者によって決められるようになっている。
すなわち、図8に示すように円弧板部材572は、凹弧板582前面の保持筒部59の両側に歯60aを列設した噛合部60が設けられ、その後面には噛合部60が設けられていない。また、取付カバー枠102は前側に第一前壁102aと第二前壁102bが前後に位置して設けられ、後側の第二前壁102bに開設された挿通孔56の両側外周縁にそれぞれ爪部材70が装着される。
各爪部材70は、互いに向き合うようにして配置され、第二前壁102bの前面に立設される一対の支壁71,71間に差し渡された横軸72に軸着される爪部70aを有し、その先端部を尖らせると共に基端部に横軸72を越えるようにして作動片73が一体に設けられている。また、横軸72には捻りコイルバネ74が巻装され、その一端が爪部70aの上面に係合し、他端が第二前壁102bに固着されている。これにより、各爪部材70は、共にその先端部が凹弧板582の前側面に設けられた噛合部60側に付勢され、常に先端部が噛合部60に係合するようになっている。
第一前壁102aの前面には、前記各爪部材70の作動片73に対向位置させて押ボタン75が配設される。各押ボタン75は、圧縮バネ76により常に前方へ突出するように付勢されており、該各押ボタン75を後方へ押すことによって、その後端が各爪部材70の作動片73を後方へ押す。これにより、各爪部材70が爪部70aの先端を引き上げ、凹弧板58の噛合部60との係合が解かれるようになっている。例えば、一方の押ボタン75を押すことによって同じ側の爪部材70の爪部70aの係合が解かれ、この状態では、他方の爪部材70に係わりなく凹弧板58が係合を解いた爪部材70側へ回動できるようになっている。いわゆる、各爪部材70がワンウェイクラッチとして機能する。
そこで、第二パチンコ遊技機P2に付いた遊技者は、まず、打球力調整ハンドル11を向かって右側へ移動させたいときは、向かって右側の押ボタン75を図8の矢視方向に示すように押した状態で、打球力調整ハンドル11を右側へ移動させる。そして、所望の位置でその押ボタン75から指を離せば、その位置で両爪部材70,70が噛合部60に噛合して打球力調整ハンドル11が固定される。また、逆に打球力調整ハンドル11を向かって左側へ移動させたいときは、向かって左側の押ボタン75を押した状態で、打球力調整ハンドル11を左側へ移動させる。そして、所望の位置でその押ボタン75から指を離せば、その位置で両爪部材70,70が噛合部60に噛合して固定される。よって、この場合も長く使用した場合における握る手の疲労や苦痛を低減できる。
また、第一・第二実施の形態に係るパチンコ遊技機P1,P2のように、打球力調整ハンドル11を水平面内で自在に回動できるようにしているのは次の理由にもよる。すなわち、近年、遊技盤2面の内側・外側ガイドレール13a,13bの内径が次第に大きくなりつつある。このように、内側・外側ガイドレール13a,13bが大きくなると、発射レール21がパチンコ遊技機P1,P2の中央に寄り、これに伴い打球力調整ハンドル11も中央に寄ることになる。しかしながら、その前側には球受皿7が配置されていることから、打球力調整ハンドル11が球受皿7に衝突してその取付けが困難になる。よって、このような場合に、前記実施の形態のような構成を採れば打球力調整ハンドル11の取付が容易に行なえることになる。
第一実施の形態に係るパチンコ遊技機の正面図。 同透明板保持枠及び前面板を外した打球力調整ハンドル部位の正面図。 同取付基板の背面図。 同打球力調整ハンドル部位の分解斜視図。 図2のX−X線断面図。 図2のY−Y線断面図。 図2のZ−Z線断面図。 第二実施の形態に係るパチンコ遊技機の打球力調整ハンドル部位の平面断面図。
符号の説明
1 外枠
2 遊技盤
3 内枠
11 打球力調整ハンドル
19 取付基板
21 打球発射部材(発射レール)
22 打球発射部材(打球槌)
24 軸受部材
40 ハンドルレバー
48 回動軸
48a 後端中心部
55 位置固定手段(凹弧面)
57 位置固定手段(円弧板部材)
60 噛合部
61 位置固定手段(固定部材)
64 押動部材
65 噛合部
P1 遊技機(パチンコ遊技機)
P2 遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (3)

  1. 外枠の前面に遊技盤が設置される内枠を装着し、前記内枠の下部に発射レール、打球槌、打球調整力伝達機構などの打球発射部材が取着される取付基板と該取付基板より前側に位置する取付カバー枠とを固着し、前記取付カバー枠に前記打球槌の打球力を調整するために操作する打球力調整ハンドルを装着してなる遊技機であって、
    前記取付基板の前面に、前記取付基板の前面を含む面内で回動しかつ前記打球調整力伝達機構と連係する軸受部材を取着し、前記打球力調整ハンドルにおけるハンドルレバーの回動軸の後端中心部を前記軸受部材に係合すると共に該打球力調整ハンドルを前記回動軸の後端中心部を中心として水平面内で自在に往復回動するようにし、前記打球力調整ハンドルは、位置固定手段により所望の位置で係脱自在に固定できるようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記位置固定手段は、前記取付カバー枠の後面に形成され前記回動軸の後端中心部を中心とする前方へ窪んだ円弧面状の凹弧面と、前記打球力調整ハンドルに設けられ前記凹弧面に摺接する円弧板部材と、前記取付カバー枠と前記取付基板との間に介装される固定部材とからなり、前記固定部材に前記円弧板部材の後面と対向位置すると共に前後方向へ摺動しかつ常に該円弧板部材を前側へ押圧するように付勢される押動部材を設け、前記円弧板部材の後面と前記押動部材の前面とに互いに噛合する噛合部を設け、前記押動部材により前記円弧板部材を前記凹弧面に押圧することにより前記打球力調整ハンドルが所望の位置で固定できるようにした請求項1記載の遊技機。
  3. 前記位置固定手段は、前記打球力調整ハンドルに設けられ前面に噛合部を有すると共に前記回動軸の後端中心部を中心とする円弧状の円弧板部材と、前記取付カバー枠に互いに向き合うようにして軸着され先端が前記円弧板部材の噛合部側へ付勢されて該噛合部と係脱自在に係合する一対の爪部材と、からなり、前記両爪部材を前記円弧板部材前面の噛合部に噛合させることにより前記打球力調整ハンドルが所望の位置で固定できるようにした請求項1記載の遊技機。
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