JP2015195999A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転操作体の回転量を調節する手段を遊技球発射ハンドル内に構成することで、遊技者が好みの回転操作体の角度調節操作する。【解決手段】遊技球発射ハンドル84は、遊技球の発射位置を調整する回転操作体8405と、回転操作体を支持すると共に、遊技機10の前面ユニット23に固定されるハンドル基部8402と、回転操作体とハンドル基部との間において、回転操作体の戻りを一時的に止める「固定維持状態」と、回転操作体を回転させることができる「解除状態」とに切り換える回転量調節手段と、回転量調節手段による固定維持状態と解除状態について、押圧動作により切り換える操作ボタン8441と、を備え、操作ボタンを押圧して回転操作体を固定維持状態と解除状態に切り換えることにより、回転操作体を所定の回転量に調節した位置で一時固定維持できるように構成した。【選択図】図13

Description

本発明は、パチンコ、スロットマシンあるいはメダルの代わりにパチンコ球でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に関する。
パチンコ機(遊技機)は、球受け皿内の遊技球を遊技領域の上流へ向けて発射し、遊技領域を流下する遊技球が遊技領域に配された入賞口に入球すると、遊技者は所定個数の賞球を受けることができる。パチンコ機の前面側には遊技球発射ハンドルが設けられている。この遊技球発射ハンドルは、例えば固定状態にあるハンドル基部と、遊技球を発射させる際に、ハンドル基部に対し、回動操作可能に組み付けられた回転操作体と、この回転操作体の前面側に位置し、ハンドル基部に対し固定された略半球状のキャップとを備えている。
遊技球発射ハンドルは、内部にゼンマイばねが設けられている。このゼンマイばねにより、回転操作体は所定方向(例えば反時計方向)に付勢される。回転操作体は、その非操作状態においては所定位置に戻り、遊技球が発射されないように構成されている。
遊技球発射ハンドルは、例えばハンドル内部に設けられた可変抵抗器によって回転操作体の回動操作量を検出できるように構成されている。回転操作体の回動中心に、外周に複数の歯を有する第1のギヤ体とこれに噛合する第2のギヤ体が設けられ、回転操作体が回動操作されると、両ギヤ体を回動させ、可変抵抗器の抵抗値を変化させる。この可変抵抗器から出力される信号に基づき、発射される遊技球の速度が変更される。
上記したように、回転操作体は、ゼンマイばねにより所定方向に付勢されているため、遊技者はこの回転操作体を長時間に亘って操作していると手首、手指が疲れることがある。そこで、長時間に亘って操作しても手首、手指が疲れないように、回転操作体の回転を一時的に固定調節する技術について、例えば特許文献1の特開2010−207495の「パチンコ遊技機の打球発射用ハンドル」が提案されている。
特開2010−207495
しかし、特許文献1の「パチンコ遊技機の打球発射用ハンドル」では、操作ハンドルの周囲に、回転操作体の回転を一時的に固定する構造体(指保持部材)が取り付けられているため、この構造体に遊技者の手指が誤って触れやすく、誤操作又は破損しやすいという問題を有していた。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、回転操作体の回転量を調節する手段を遊技球発射ハンドル内に構成することで、遊技者が好みの回転操作体の角度に調節操作することができる遊技機を提供することにある。
本発明は、遊技機の遊技領域へ向けて遊技球を発射させる弾発力を調節する遊技球発射ハンドルを備えた遊技機であって、前記遊技球発射ハンドルは、回転操作量に応じて遊技球の発射速度を調整するために、回転操作可能に取り付けられた回転操作体と、前記回転操作体を支持すると共に、前記遊技機の前面ユニットに固定されるハンドル基部と、前記回転操作体と前記ハンドル基部との間において、該回転操作体の戻りを一時的に止める固定維持状態と、該回転操作体を回転させることができる解除状態とに切り換える回転量調節手段と、前記回転量調節手段による固定維持状態と解除状態について、押圧動作により切り換える操作ボタンと、を備え、前記操作ボタンを押圧して前記回転操作体を固定維持状態と解除状態に切り換えることにより、該回転操作体を所定の回転量に調節した位置で一時固定維持できるように構成した、ことを特徴とする。
上記構成の発明では、回転量調節手段が解除状態のときは回転操作体を所定の回転角度に回転させ、所望する角度に回転させたら、操作ボタンを押圧して回転量調節手段を固定維持状態にする。一方、回転量調節手段が固定維持状態のときは操作ボタンを押圧して解除状態に戻してから回転操作体を所定の回転角度に回転させ、その角度で固定したいときに操作ボタンを押圧して回転量調節手段を固定維持状態にする。このように操作ボタンの押圧により回転量調節手段を操作することで、回転操作体を所望する角度に容易に調節し、その回転量を一時的に固定維持することができる。
また、回転操作体の戻りを止める固定維持状態と、回転操作体を回動させることができる解除状態とに切り換える回転量調節手段と、この固定維持状態と解除状態との切換操作をする操作ボタンが共に、遊技球発射ハンドルの内部即ちハンドル基部、キャップ内に設けられているので、従来の遊技球発射ハンドルと違和感がなく遊技者は操作することができる。しかも、この遊技球発射ハンドルの外部に大きく突出した状態で取り付けられた構造ではないので、遊技者は誤操作するおそれがない。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の構成を示す背面図である。 遊技機ベースユニットの構成を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 遊技機ベースユニットの構成を示す背面図である。 遊技機前面ユニットの構成を示す背面図である。 裏パックユニットの構成を示す正面図である。 裏パックユニットの構成を示す分解斜視図である。 実施例1の遊技球発射ハンドルを示す側面図である。 実施例1の遊技球発射ハンドルを示す正面図である。 実施例1の遊技球発射ハンドルを示す拡大断面図である。 実施例1の遊技球発射ハンドルの首振り機構を示す拡大断面図である。 回転操作体、操作ボタンと回転量調節手段を示す拡大断面図である。 操作ボタンと回転量調節手段の動作状態を示す拡大断面図であり、(a)は回転量調節手段の解除状態、(b)は回転量調節手段の固定維持状態である。 実施例2の遊技球発射ハンドルを示す拡大部分断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明のパチンコ機10の遊技機主部21と外枠11とが嵌合した状態を示す斜視図である。図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図である。図4はパチンコ機10の背面図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機主部21とを有する。
<遊技機10の全体構成>
外枠11は、図1及び図4に示すように、板材12〜15を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。外枠11を構成する板材12〜15は、左右の板材12,13がアルミなどの金属製となっており、上下の板材14,15が木製となっている。パチンコ機10は、外枠11の上下の板材14,15を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
上記のように左右の板材12,13を金属製とすると共に上下の板材14,15を木製とすることで、島設備への固定を可能としつつ外枠11の補強を行うことができる。なお、外枠11の構成は上記のものに限定されることはなく、全ての板材12〜15を木製としてもよく、全ての板材12〜15を金属製としてもよい。また、板材12〜15の全部又は一部を合成樹脂製としてもよい。
外枠11の左側の板材12には、その上下の各端部に支持金具17,18が取り付けられている。これら支持金具17,18に支持させるようにして、図2及び図3に示すように、遊技機主部21が外枠11に対して回動可能に取り付けられている。本発明は、これら支持金具17,18に遊技機主部21を着脱自在に取り付ける構造になる。
遊技機主部21は、図2及び図3に示すように、遊技機ベースユニット(本体枠又は内枠)22と、その遊技機ベースユニット22の前方に配置される遊技機前面ユニット(前面扉又は前枠)23と、遊技機ベースユニット22の後方に配置される裏パックユニット24とを備えている。遊技機主部21のうち遊技機ベースユニット22が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として遊技機ベースユニット22が前方へ回動可能(開閉可能)とされている。
遊技機ベースユニット22は、外枠11の開口全体を覆う大きさを有しており、その背面側であって回動先端側には施錠装置31が取り付けられている。施錠装置31は長尺状の連動杆32を備えており、当該連動杆32には上下一対の鉤金具33が設けられている。外枠11に対して遊技機ベースユニット22を閉鎖した際には、鉤金具33が外枠11の右側の板材13に設けられた受け金具34に係止され、施錠装置31により施錠状態とされるようになっている。また、遊技機ベースユニット22にはシリンダ錠35(図1参照)が設けられており、シリンダ錠35の操作によって連動杆32を上方向又は下方向のうち予め定められた方向に移動させると、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の施錠状態が解除される。
遊技機ベースユニット22には、図2に示すように、遊技機前面ユニット23が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として前方へ回動可能(開閉可能)とされている。また、遊技機ベースユニット22には、図3に示すように、裏パックユニット24が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として後方へ回動可能(開閉可能)とされている。
次に、遊技機ベースユニット22、遊技機前面ユニット23及び裏パックユニット24のそれぞれについて詳細に説明する。
<遊技機ベースユニット22>
図5は遊技機ベースユニット22の正面図である。図6は遊技機ベースユニット22に搭載された遊技盤61の正面図である。図7は遊技機ベースユニット22の背面図である。なお、図5では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
先ず、遊技機ベースユニット22の構成について詳細に説明する。
遊技機ベースユニット22は、図5に示すように、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース41を主体に構成されている。樹脂ベース41の中央部には略楕円形状の窓孔51が形成されている。樹脂ベース41にはその後方から遊技盤61が着脱可能に取り付けられている。詳細には、樹脂ベース41の裏面には、図7に示すように、複数(本実施の形態では4箇所)の固定金具52〜55が設けられており、これら固定金具52〜55によって遊技盤61は後方へ脱落しないように固定されている。固定金具52〜55は手動で回動操作することができ、固定位置(ロック位置)と固定解除位置(アンロック位置)とに切り換えることができるよう構成されている。
図5に示すように、樹脂ベース41における窓孔51の下方には、遊技球発射機構80が取り付けられている。遊技球発射機構80は、例えば電磁式のソレノイドから成る発射装置8001と、発射レール8002と、球送り機構8003とから成り、発射装置8001への電気的な信号の入力により発射装置8001の出力軸(プランジャ8006)が発射方向に移動し、球送り機構8003によって発射レール8002上に置かれた遊技球を遊技領域(遊技盤61)に向けて打ち出す。発射装置8001への電気的な信号の入力は、遊技機前面ユニット23の下部に設けられた、本発明の遊技球発射ハンドル84(図1等参照)が操作されることに基づいて発生する。
次に遊技機ベースユニット22に搭載される遊技盤61について説明する。
遊技盤61は合板より成り、遊技盤61の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース41の窓孔51を通じて遊技機ベースユニット22の前面側に露出した状態となっている。
図6に示すように、遊技盤61には、ルータ加工が施されることによって前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成され、各開口部には一般入賞口62、可変入賞装置63、上作動口64、下作動口65、スルーゲート66、可変表示ユニット67及びアウト口68等がそれぞれ設けられている。このうち、可変入賞装置63、上作動口64、下作動口65、可変表示ユニット67及びアウト口68は、遊技盤61の左右方向の中央において上下方向に並べて設けられており、上から可変表示ユニット67、上作動口64、下作動口65及びアウト口68の順となっている。また、一般入賞口62は、遊技盤61の下部において、左側に3個及び右側に1個の合計4個設けられている。ちなみに、遊技盤61の左側は遊技機前面ユニット23の回動基端側に相当し、遊技盤61の右側は遊技機前面ユニット23の回動先端側に相当する。
一般入賞口62、可変入賞装置63、上作動口64及び下作動口65に遊技球が入球すると、それが検知スイッチにより検知され、その検知結果に基づいて所定数の賞球の払い出しが実行される。具体的には、一般入賞口62に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として10個の遊技球が払い出され、可変入賞装置63に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として15個の遊技球が払い出され、上作動口64に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として3個の遊技球が払い出され、下作動口65に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として4個の遊技球が払い出される。
各種入賞口等に入らなかった遊技球は、後述する内レール部77によって集められ、内レール部77の最下部に設けられたアウト口68を通って遊技領域から排出される。その他に、遊技盤61には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘69が植設されていると共に、風車等の各種部材(役物)や内レール部77および外レール部78が配設されている。
可変表示ユニット67は、遊技盤61の略中央部上方に形成された略円形の開口部に取り付けられる図柄表示装置71と、開口部の周縁に図柄表示装置71を囲むようにして配設されたセンターフレーム72を備えている。
図柄表示装置71は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置であり、後述する表示制御装置101により、いずれかの作動口64,65への入賞をトリガとして図柄を可変表示するように制御されている。図柄表示装置71には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。なお、図柄表示装置71は、CRT,ドットマトリックス,7セグメント等その他のタイプにより表示画面を構成したものであってもよい。
また、センターフレーム72の上部には、第1特定ランプ部73及び第2特定ランプ部74が、センターフレーム72の上部及び下部には保留ランプ部75,76がそれぞれ設けられている。下側の保留ランプ部75は、図柄表示装置71及び第1特定ランプ部73に対応しており、遊技球が作動口64,65を通過した回数は最大4回まで保留され、保留ランプ部75の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。上側の保留ランプ部76は、第2特定ランプ部74に対応しており、遊技球がスルーゲート66を通過した回数は最大4回まで保留され、保留ランプ部76の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
第1特定ランプ部73では、上作動口64への入賞をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には大当たりが発生する。また、第2特定ランプ部74では、遊技球のスルーゲート66の通過をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には下作動口65に付随する電動役物65aが所定時間だけ解除状態となる。
ちなみに、下作動口65は、開閉手段としての電動役物65aが解除状態の場合に入球が可能となり、閉鎖状態の場合に入球が不可となる。なお、これに限定されることはなく、電動役物65aが解除状態の場合に入球し易くなり、閉鎖状態の場合に入球しがたくなる構成としてもよい。
可変入賞装置63は、開閉手段としての開閉扉63aが通常は遊技球が入球できない又は入球しがたい閉鎖状態になっており、大当たりの際に遊技球が入球しやすい所定の解除状態に切り換えられるようになっている。可変入賞装置63の解除態様としては、所定時間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として可変入賞装置63が繰り返し解除されるものが一般的である。
遊技盤61の周縁部分には、略円弧状の内レール部77と外レール部78とが取り付けられており、これら内レール部77と外レール部78とにより誘導レールが構成され、上述した遊技球発射機構80から発射された遊技球が遊技領域の上部に案内されるようになっている。また、図5に示すように、樹脂ベース41の窓孔51の右上部には返しゴム79が設けられており、所定以上の勢いで発射された遊技球は返しゴム79に当たり、遊技領域の中央寄りに跳ね返されるようになっている。この場合、返しゴム79はその遊技球が当たる面が遊技領域の中央側に向けて傾斜させて形成されているため、遊技領域の中央に向けた遊技球の跳ね返しが良好に行われるようになっている。
遊技機ベースユニット22が遊技機前面ユニット23を支持する機構について、図5等に基づいて説明する。
遊技機ベースユニット22の樹脂ベース41の前面における回動基端側には、その上端部及び下端部に支持金具42,43が取り付けられている。これら支持金具42,43に対して遊技機前面ユニット23が支持されていることで当該遊技機前面ユニット23が遊技機ベースユニット22に対して前方に回動可能となっている。また、樹脂ベース41の前面における回動先端側には、遊技機前面ユニット23の背面に設けられた鉤金具44(図2参照)を挿入するための挿入孔45が上下方向に離間させて複数設けられている。遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23を閉鎖した状態では、遊技機前面ユニット23の鉤金具44が挿入孔45内に入り込み、当該鉤金具44は上述した施錠装置31(図3参照)に係止される。これにより、遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23が施錠された状態となる。この施錠状態はシリンダ錠35の操作によって施錠装置31の連動杆32を、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の解錠を行う場合とは反対側に移動させることで解除される。
次に、遊技機ベースユニット22の背面構成について図7を用いて詳細に説明する。
樹脂ベース41の背面における回動先端側には既に説明した施錠装置31が設けられている。また、樹脂ベース41の中央には上記のとおり遊技盤61が取り付けられている。
遊技盤61の中央に配置された可変表示ユニット67(図6参照)には、図3及び図7に示すように、センターフレーム72(図6参照)を後方から覆う合成樹脂製のフレームキャップ100が後方に突出させて設けられており、フレームキャップ100に対して後側から上述した図柄表示装置71が取り付けられていると共に、その図柄表示装置71を駆動するための表示制御装置101が取り付けられている。これら図柄表示装置71及び表示制御装置101は前後方向に重ねて配置され(図柄表示装置71が前、表示制御装置101が後)、さらにその後方に音声ランプ制御装置ユニット102が搭載されている。音声ランプ制御装置ユニット102は、音声ランプ制御装置103と、取付台104とを具備する構成となっており、取付台104上に音声ランプ制御装置103が装着されている。
音声ランプ制御装置103は、後述する主制御装置からの指示に従い音声やランプ表示、及び表示制御装置の制御を司る音声ランプ制御基板を具備しており、音声ランプ制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックスに収容されて構成されている。
遊技盤61の背面であって可変表示ユニット67の下方には、主制御装置ユニット105が搭載されている。主制御装置ユニット105は、合成樹脂製の取付台106を有し、取付台106に主制御装置107が搭載されている。主制御装置107は、遊技の主たる制御を司る機能(主制御回路)と、電源を監視する機能(停電監視回路)とを有する主制御基板を具備しており、当該主制御基板が透明樹脂材料等よりなる第1基板ボックス108に収容されて構成されている。なお、当該基板ボックス108には、後述するように当該基板ボックスの解除痕跡手段としてかしめ部材や封印シールが設けられていると共に、取付台106に対する主制御装置107の離脱痕跡手段としてかしめ部材が設けられている。なお、ここで基板ボックス(第1基板ボックス)108と称しているが、後述するように基板ボックス148,149が複数存在するので、それぞれ区別するために便宜的に用いた。その順番以外に何ら意味合いを持つものではない。
遊技盤61の背面における主制御装置ユニット105により覆われた領域には、図示しない集合板ユニットが設けられている。集合板ユニットには、各種入賞口に入賞した遊技球を回収するための遊技球回収機構や、各種入賞口等への遊技球の入賞を検知するための入賞検知センサなどが設けられている。遊技球回収機構にて回収された遊技球は後述する排出通路を介してパチンコ機10外部に排出される。また、入賞検知センサは主制御装置107と電気的に接続されており、遊技球の入賞を検知した場合の検知信号は主制御装置107にて入力される。
遊技機ベースユニット22が裏パックユニット24を支持する機構について説明する。
樹脂ベース41の背面における回動基端側(図7の右側)には、軸受け金具111,112,113が取り付けられている。軸受け金具111〜113は上下に離間させて3個設けられている。なお、軸受け金具111〜113の数は任意であり、2個であってもよく、4個以上であってもよい。遊技機ベースユニット22には、図3に示すように、これら軸受け金具111〜113に対して軸支させて裏パックユニット24が取り付けられている。裏パックユニット24により、可変表示ユニット67の全部及び主制御装置ユニット105の一部が後方から覆われており、裏パックユニット24を解除させない限り可変表示ユニット67及び主制御装置ユニット105を樹脂ベース41から取り外すことができないようになっている。
樹脂ベース41の背面には、図3及び図7に示すように、裏パックユニット24を遊技機ベースユニット22に固定するための固定金具115が設けられている。固定金具115は手動で回動操作することができ、固定位置(ロック位置)と固定解除位置(アンロック位置)とに切り換えることができるよう構成されている。また、図7に示すように、樹脂ベース41の背面には締結孔部116が形成されており、当該締結孔部116に対して裏パックユニット24に設けられた後述する締結具117(図9参照)を締結させることによっても裏パックユニット24が遊技機ベースユニット22に固定される。
<遊技機前面ユニット23>
遊技機前面ユニット23の構成について図1に基づいて説明する。
遊技機前面ユニット23は遊技機ベースユニット22の前面側全体を覆うようにして設けられている。遊技機前面ユニット23には、上記遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした略楕円形状の窓パネル部91が設けられている。窓パネル部91の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓パネル部91の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部92が設けられている。環状電飾部92では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。また、環状電飾部92の中央であってパチンコ機10の最上部には所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ部93が設けられている。また、窓パネル部91の左上方及び右上方には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部94が設けられている。
遊技機前面ユニット23には、窓パネル部91の下方に、手前側へ膨出した第1膨出部95と第2膨出部96とが上下に並設されている。
第1膨出部95内側には、上方に開口した上皿95aが設けられている。上皿95aは、第1払出口231より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら下流側(本実施の形態では右側)の遊技球発射機構80へ導く機能を有する球受皿である。
第1膨出部95の上面右側(上皿95aの下流側)には、奥側に上皿球抜きスイッチ232が、手前側に貸球操作部233がそれぞれ配設されている。上皿球抜きスイッチ232は、上皿95aに貯留された遊技球を排出するために操作されるものである。
貸球操作部233には、球貸しボタン234と、返却ボタン235とが設けられている。球貸しボタン234は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が払い出される。返却ボタン235は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、球貸しボタン234及び返却ボタン235とからなる貸球操作部233は、第1膨出部95の上方にも設けられている。
また、球貸しボタン234と返却ボタン235との間に、遊技者により操作可能なプッシュ式の演出スイッチ236が設けられている。演出スイッチ236には図示しないランプが内蔵されており、選択操作が有効とされる状況下ではランプが点灯表示され、選択操作が無効とされる状況下ではランプが消灯表示されるようになっている。そして、当該ランプが点灯表示されている状況下で演出スイッチ236を操作された場合、後述する図柄表示装置71の表示モードが変更されるようになっている。
第1膨出部95と同様に、第1膨出部95の下方に手前側へ膨出するように設けられている第2膨出部96内側にも、上方に開口した下皿96aが設けられている。下皿96aは、第2払出口237より払い出された遊技球を一旦貯留するための球受皿である。下皿96aには、例えば、上皿95aにて遊技球が余剰となった場合には、下皿球抜きスイッチ233が操作され、上皿95aに貯留された遊技球が第2払出口237より排出されるようになっている。
第2膨出部96前面側には、下皿96aに貯留された遊技球を下方に排出するための上球抜きスイッチ238が設けられている。また、第2膨出部96の右方には、手前側へ突出するようにして遊技球発射ハンドル84が設けられている。遊技球発射ハンドル84は、板材12の背面側に設けられた遊技球発射機構80(図5参照)に連結されており、上皿95aに貯留された遊技球は、遊技者が遊技球発射ハンドル84を回転させることにより、遊技盤61に形成された遊技領域に向けて発射される。
図8は遊技機前面ユニット23の背面図である。
遊技機前面ユニット23の背面における回動基端側(図8の右側)には、その上端部及び下端部に突起軸97,98が設けられている。これら突起軸97,98は遊技機ベースユニット22に対する組付機構を構成する。また、遊技機前面ユニット23の背面における回動先端側(図8の左側)には、上述した鉤金具44が上下方向に複数並設されている。
また、遊技機前面ユニット23の背面には、図8に示すように、前面側通路ユニット271が取り付けられている。前面側通路ユニット271は、合成樹脂により成形されており、上皿95aに通じる前扉側上皿通路と、下皿96aに通じる前扉側下皿通路とが形成されている。
<裏パックユニット24>
裏パックユニット24の構成について詳細に説明する。
図9は裏パックユニット24の正面図である。図10は裏パックユニット24の分解斜視図である。
裏パックユニット24は、当該裏パックユニット24の上部及び中央部分を構成する第1裏パックユニット121と、当該第1裏パックユニット121に連続させて設けられ裏パックユニット24の下部を構成する第2裏パックユニット141とを備えている。第1裏パックユニット121にはその下部に開口部122が形成されており、第2裏パックユニット141の上部は当該開口部122の下縁部分を構成している。
第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141には、図9に示すように、それぞれ軸金具123,139が設けられており、それら軸金具123,139はそれぞれ個別に遊技機ベースユニット22の軸受け金具111〜113(図7参照)に支持されている。これにより、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とは、遊技機ベースユニット22に対してそれぞれ個別に回動可能となっている。
ここで、上記のとおり、第2裏パックユニット141はその上部が第1裏パックユニット121の開口部122の下縁部分を構成しており、当該下縁部分において、第1裏パックユニット121がパチンコ機10前方となるようにして第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが前後に重なっている。したがって、第1裏パックユニット121を遊技機ベースユニット22に対して閉鎖した状態で第2裏パックユニット141を解除させることはできるが、第2裏パックユニット141を閉鎖した状態で第1裏パックユニット121を解除させることはできない。なお、これに限定されることはなく、開閉の関係が第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とで逆であってもよく、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが相互に干渉することなく開閉可能な構成であってもよい。さらには、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが一体化され個別に開閉できない構成としてもよい。
次に、第1裏パックユニット121の構成について詳細に説明する。
第1裏パックユニット121は、裏パック124を備えており、当該裏パック124に対して、払出機構部125が取り付けられている。裏パック124は透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部125などが取り付けられるベース部126と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護キャップ部127とを有する。保護キャップ部127は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが解除された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット67を囲むのに十分な大きさを有する。
ベース部126には、その右上部に外部端子板131が設けられている。外部端子板131には各種の出力端子が設けられており、これらの出力端子を通じて遊技ホール側の管理制御装置に対して各種信号が出力される。また、ベース部126には上述した第1裏パックユニット121の軸金具123が設けられている。
ベース部126には、保護キャップ部127を迂回するようにして払出機構部125が配設されている。払出機構部125は、タンク132と、タンクレール133と、上下通路ユニット134とを備えている。タンク132は上方に解除されており、裏パック124の最上部に設けられている。タンク132には遊技ホールの島設備から遊技球が逐次補給される。タンクレール133は、タンク132の下方において当該タンク132に連結されており、下流側に向けて緩やかに傾斜している。当該タンクレール133の下流部に連結させて上下通路ユニット134が設けられている。上下通路ユニット134は上下方向に延びており、その途中位置に払出装置135が設けられている。また、上下通路ユニット134の下流側には、球受け部、裏パック側通路部、本体側通路部及び前面側通路部が設けられており、前面側通路部は上皿95a及び下皿96aに連通されている。
つまり、タンク132と、上皿95a及び下皿96aの受け皿との間には、タンクレール133、上下通路ユニット134、球受け部、裏パック側通路部、本体側通路部及び前面側通路部からなる誘導通路部が設けられており、タンク132に貯留されている遊技球は当該誘導通路部を通じて上皿95a又は下皿96aに払い出される。なお、上下通路ユニット134の構成、及びそれよりも下流側の構成については後に詳細に説明する。
払出機構部125には、裏パック基板136が設置されている。裏パック基板136には、例えば交流24ボルトの主電源が供給され、電源スイッチ137の切替操作により電源ON又は電源OFFとされるようになっている。
次に、第2裏パックユニット141の構成について詳細に説明する。
第2裏パックユニット141は、排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とを備えている。排出通路盤142は第2裏パックユニット141の前側を構成し、制御装置集合ユニット143は第2裏パックユニット141の後側を構成している。そして、これら排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とが前後に組み付けられて第2裏パックユニット141が構成されている。
排出通路盤142は、制御装置集合ユニット143と対向する面に後方に解除された排出通路144が形成されており、当該排出通路144の解除部は制御装置集合ユニット143によって塞がれている。排出通路144は、遊技ホールの島設備等へ遊技球を排出するように形成されており、上述した各種入賞口等から排出通路144に導出された遊技球は当該排出通路144を通ることでパチンコ機10外部に排出される。
制御装置集合ユニット143は、横長形状をなす取付台145を有し、取付台145に払出制御装置146と電源及び発射制御装置147とが搭載されている。これら払出制御装置146と電源及び発射制御装置147とは、払出制御装置146がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
払出制御装置146は、第2基板ボックス148内に払出装置135を制御する払出制御基板が収容されている。なお、払出制御装置146から払出装置135への払出指令の信号は上述した裏パック基板136により中継される。また、払出制御装置146には状態復帰スイッチ148aが設けられている。例えば、払出装置135における球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ148aが押されると、球詰まりの解消が図られるようになっている。
電源及び発射制御装置147は、第3基板ボックス149内に電源及び発射制御基板が収容されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電源が生成されて出力され、さらに遊技者による遊技球発射ハンドル84の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、電源及び発射制御装置147にはRAM消去スイッチ149aが設けられている。本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。したがって、例えば遊技ホールの営業終了の場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持されるが、RAM消去スイッチ149aを押しながら電源を投入すると、RAMデータが初期化されるようになっている。
<遊技球発射ハンドル84の構成>
図11は実施例1の遊技球発射ハンドル84を示す側面図である。図12は実施例1の遊技球発射ハンドル84を示す正面図である。図13は実施例1の遊技球発射ハンドル84を示す拡大断面図である。なお、図13のほかにも断面図であるが細かい箇所が不明瞭になるものはハッチングを省略する。
実施例1は首振り型の遊技球発射ハンドル84に本発明のノック式の回転量調節手段を組み込んだ実施例である。この遊技球発射ハンドル84は、ガラス枠ベース(遊技機前面ユニット)23に固定されるハンドル基部受け部8401(図13、図14参照)と、これに首振りなるように揺動自在に連結されたハンドル基部8402と、このハンドル基部8402に略筒形状の首部8403が取り付けられ、この首部8403内に固定軸8404が取り付けられ、この首部8403に隣接して、回動操作可能に取り付けられた回転操作体8405と、この回転操作体8405の前面側(遊技者側)に位置する略半球状のキャップ8406とを備えている。なお、図12の図示例ではガラス枠ベース(遊技機前面ユニット)23について、四角形状のものを表示しているが、これは遊技機10の一部を構成するもので四角形状に限定されない。勿論、首振り型の遊技球発射ハンドル84についてユニットを構成するものとする場合は、この部分を四角形状、円形状、又は六角形状等の何れの形状にすることも可能である。
この遊技球発射ハンドル84は、遊技機前面ユニット23の下部に設けられる(図1等参照)。ハンドル基部受け部8401はこの遊技機前面ユニット23に取り付けられる部材である。またはハンドル基部受け部8401は遊技機前面ユニット23と一体化した部材でもよい。
<回転操作体8405の構成>
回転操作体8405は、リング部8407と、リング部8407の外周において突出形成された複数の凸部8408を備えている。凸部8408は、遊技者が把持・回動操作を行いやすくするため、遊技者の指等が掛け止められるように構成されている。図12の正面図では、略二等辺三角形状の凸部8408がリング部8407の周囲に上部左側右側の三方向に突出するように形成されたものを示している。
個々の凸部8408の形状は、意匠的には図示例の略二等辺三角形状が好ましい。しかし、この形状に限定されず、親指、人差し指の掛け止めが容易になるように、略直角三角形状に形成することができる。また、3箇所に限定されず、2箇所又は4箇所にすることも可能である。あるいは、各凸部8408の大きさは親指の位置の凸部8408は、人差し指、中指の位置の凸部8408に比較して大きくする。各凸部8408は全部同大同形状にすることも可能である。
回転操作体8405は、合成樹脂材により形成されている。この回転操作体8405は、その表面全域は、導電性を有する金属メッキ層で覆われている。
<キャップ8406の構成>
キャップ8406は、回転操作体8405を押さえている手のひらが当たる位置の部材であり、図示例では略半球形状の形態を示している。キャップ8406は、後述するように回転操作体8405を回動操作しているときに、その回動操作角度を維持するために手のひらを当てる位置にある。
キャップ8406には、手のひらの滑りを抑えるために、図示していないが、数本の滑止め用溝を数箇所形成することも可能である。この滑止め用溝はそのままキャップ8406即ち遊技球発射ハンドル84の意匠として機能する。この滑止め用溝の本数と形状は図示例に限定されない。
この滑止め用溝に代えてゴルフボールの表面のようなディンプルを数箇所形成したものでもよい。またはこのディンプルに代えて緩やかな突起を形成したもの、あるいは表面全体に凹凸を有する波形状を形成したものでもよい。
更に、キャップ8406は、図示例の略半球形状に限定されず、多面体を2分割したような形状のものでもよい(図示していない)。多面体形状であれば、手のひらの滑りを抑える効果があるので、滑止め用溝、ディンプル又は突起を積極的に形成する必要がない。キャップ8406の形状は、半球形状、多面体形状以外にリング部8407周囲の凸部8408形状と人間工学的に適合するように組み合わせたものが好ましい。
キャップ8406には、後述する本発明の回転操作体8405の回転量調節手段を構成する操作ボタン8441が取り付けられている。この操作ボタン8441は、遊技者が操作しやすいように遊技球発射ハンドル84の軸方向に動作するようになっている。この操作ボタン8441は、手のひらで遊技機10側へ押圧するように操作する。回転操作体8405の回転操作の邪魔にならないようにするためである。この操作ボタン8441はキャップ8406の略半球形状の中心(頂上)に開けられたボタン用筒部8442内に挿通させ、操作するボタン部8443が一部露出するようになっている。
<遊技球発射ハンドル84内の遊技球の発射速度の調整機構>
図13の断面図に示すように、遊技球発射ハンドル84を構成するハンドル基部8402、首部8403及び回転操作体8405間に収容される、遊技球の発射速度の調整機構について簡単に説明する。
首部8403の内部には、回転操作体8405の相対回動位置検出手段としての可変抵抗器8411、ギヤ体などが設けられる。この可変抵抗器8411によって回転操作体8405の回動操作量を検出できる。回転操作体8405の回動中心に、外周に複数の歯を有する筒状の第1ギヤ体が設けられる。首部8403内には、回転軸を有する可変抵抗器8411が設けられる。可変抵抗器8411は、回転軸の回転角度に応じて抵抗値を可変とし、抵抗値に関する信号を出力する。
回転操作体8405と共に第1ギヤ体は、首部8403内でその軸方向を中心軸として自在に回動するように構成されている。例えば第1ギヤ体の外周に有する複数の歯と噛合する第2ギヤ体が設けられる。回転操作体8405が首部8404に組み付けられ、第2ギヤ体の外周の歯は、第1ギヤ体外周の歯に噛合される。そこで、回転操作体8405が回動操作されると、第1ギヤ体が回動し、これに伴って第2ギヤ体も回動することとなる。第2ギヤ体が回動すると、可変抵抗器8411の抵抗値が変化する。そして、可変抵抗器8411から出力される信号に基づき、発射される遊技球の初速度(遊技球の発射初速度)速度が変更される。
遊技球発射ハンドル84には、例えば遊技球の発射を一時的に停止させる停止スイッチ8414が備える。この停止スイッチ8414は、首部8403に組み込まれた構造である。この停止スイッチは、回転操作体8405を握った際に、この回転操作体8405の親指の位置近くに設けることが好ましい。
<遊技球発射ハンドル84の首振り機構>
図14は実施例1の遊技球発射ハンドル84の首振り機構を示す拡大断面図である。
実施例1の遊技球発射ハンドル84を構成するハンドル基部8402の首振り機構は、首部8403を支持する固定軸8404と、この固定軸8404の一端を首振り自在に支持する首振り部材8415と、この首振り部材8415とハンドル基部受け部8401に固定された球状頭部受け部8409とから成る。ハンドル基部受け部8401とハンドル基部8402にはハーネスを通す孔が共に開けられている。
<首振り部材8415と球状頭部受け部8409の構造>
首振り部材8415は、遊技球発射ハンドル84の軸方向の球受け部材であり、一端に固定軸8404の球状頭部8418を挟む半球状凹部8419を有し、他端にこの首振り部材8415の固定力を調整する固定力調節ネジ8412が配置されている。この固定力調節ネジ8412は、ハンドル基部受け部8401に連結された連結板8417に螺合されている。
ハンドル基部受け部8401は遊技機前面ユニット23に取り付けられる。首振り部材8415の半球状凹部8419には、固定軸8404の球状頭部8418を、球状頭部受け部8409の半球状凹部8420と共に首振り可能に挟むように支持する。
球状頭部受け部8409は、例えば円筒形状の部材の一方を絞り加工し、球が抜けないように半球状凹部8420が形成され、これに連続してフランジ部8413が形成されている。この球状頭部受け部8409の半球状凹部8420と、首振り部材8415の半球状凹部8419とを向かい合わせに配置し、両半球状凹部8419,8420で球状の空間を形成するようになっている。
球状頭部受け部8409は、そのフランジ部8413でネジ止めによりハンドル基部受け部8401と連結板8417で連結されている。ハンドル基部受け部8401は軸方向に大きな空間を有する略円筒形状の部材であり、この内部には固定軸8404の球状頭部8418を支持するようになっている。このハンドル基部受け部8401の周囲にハンドル基部8402が配置されている。ハンドル基部受け部8401はその周囲に球形外面部8421を有し、この球形外面部8421はハンドル基部8402の球形内周部8422に摺動自在に接し、固定軸8404の球状頭部8418を中心点として、首振り可能にそれぞれ配置されている。
ハンドル基部8402は、固定軸8404の球状頭部8418を中心点として、全方位に振れるようになる。しかし、ハンドル基部受け部8401球形外面部8421の周端縁8423と、ハンドル基部8402の球形内周部8422の周端縁8424が接するようになり、振れ幅が規制される。図示例では中心軸方向からそれぞれ約10度振れるようになっている。
<固定軸8404の球状頭部8418の構造>
固定軸8404の球状頭部8418は、図14に示すように、その軸部の先端に、その先端側に球面部が向き、平面部が軸部側に向くように略半球状の半球状頭部を形成した部材である。この軸部に、固定軸8404が貫通する貫通孔を有する略半球状の孔開き半球状部材8431を、軸方向に可動自在に装着すると共に、孔開き半球状部材8431の平面部を、固定軸8404の球状頭部8418の平面部と向い合せに配置し、両者で球状を形成する部材である。
固定軸8404の球状頭部8418の平面部と、孔開き半球状部材8431の平面部との間に皿ばねのような弾性部材8432を挟み込む。この弾性部材8432により、固定軸8404の球状頭部8418(半球状頭部)と孔開き半球状部材8431との間隔が広がり、首振り部材8415の半球状凹部8419と、ハンドル基部受け部8401と連結された球状頭部受け部8409の半球状凹部8420との球状空間内で強固に密着するように支持部材として機能するようになっている。
<固定力調整手段の構造>
球状頭部受け部8409に向けて、首振り部材8415の半球状凹部8419を押圧する固定力調整手段を備えている。この固定力調整手段は、例えば固定力調整ネジ8412がハンドル基部受け部8401と一体化している連結板8417にネジ部が螺合されている。固定力調整ネジ8412のネジ部に連続形成された頭部とから成るものである。頭部はドライバーを用いて回動できるようになっている。
頭部の回動操作によりネジ部を進退させ、このネジ部の先端で首振り部材8415を、球状頭部受け部8409内で軸方向に進退させるようになっている。固定力調整手段(固定力調整ネジ8412)は、首振り部材8415の半球状凹部8419とハンドル基部受け部8401の球状頭部受け部8409の半球状凹部8420との間に、挟み込んだ固定軸8404の球状頭部8418の固定力を変位させる。
固定力調整ネジ8412のネジ部の先端は、半球形状の凸部8435が形成され、この凸部8435が首振り部材8415の凹部8436の回動自在に接するようなっている。これらの凸部8435と凹部8436の組み合わせは逆の配置でもよい。
固定力調整ネジ8412の頭部は、ドライバーで回動できる構成に限定されない。大きくつまみ部を形成して、指で調整するようにしてもよい。
この固定力調整ネジ8412を操作することで、球状頭部受け部8409の半球状凹部8420と首振り部材8415の半球状凹部8419の間に挟持された固定軸8404の球状頭部8418が可動又は固定維持され、遊技球発射ハンドル84の向きを自由に可変でき、かつその位置を維持することができる。回転操作体8405は、首部8403とハンドル基部8402と共に不用意に可動することがない。
そこで、ハンドル基部8402がハンドル基部受け部8401に揺動自在に連結されているために、ハンドル基部8402を首振り状態に可動させることができる。ハンドル基部受け部8401に連結された球状頭部受け部8409の半球状凹部8420と、首振り部材8415の半球状凹部8419では、固定軸8404の球状頭部8418を中心点として首振り自在になり、ハンドル基部8402に連結された筒状の首部8403に隣接した回転操作体8405が固定軸8404に回動操作可能に支持されているので、回転操作体8405はその向きを大きく可変させることができる。
固定力調整手段(固定力調整ネジ8412)の頭部の回動操作により、球状頭部受け部8409方向へネジ部を進退させ、ネジ部の先端で首振り部材8415を進退させることで、固定軸8404の球状頭部8418の固定力を変位させることができる。その固定力が堅すぎて遊技球発射ハンドル84を可動させることができないときに、その固定力を弱めることができる。逆に固定力が弱くなって遊技球発射ハンドル84の固定が維持できないときに、その固定力を強める。
<回転操作体8405の回転量調節手段の構造>
図15は回転操作体8405、操作ボタン8441と回転量調節手段を示す拡大断面図である。図16は操作ボタン8441と回転量調節手段の動作状態を示す拡大断面図であり、(a)は回転量調節手段の解除状態、(b)は回転量調節手段の固定維持状態である。
本発明の回転操作体8405には、その回転量を調節できる回転量調節手段が備えられている。この回転量調節手段は、キャップ8406内において首部8403の周縁の一部と、回転操作体8405を形成するリング部8407との間に介在して、この回転操作体8405を回転操作した所定位置で一時的に固定維持するものである。
遊技球発射ハンドル84は、内部に設けられているゼンマイばねにより、回転操作体8405は所定方向(例えば反時計方向)に付勢されている。回転操作体8405は、その非操作状態においては所定位置に戻り、遊技球が発射されないように構成されている。この回転量調節手段は、回転操作体8405のゼンマイばねによる戻りを一時的に止める「固定維持状態」と、回転操作体8405を自由に回動させることができる「解除状態」とに切り換えることで回転操作体8405の回転量を調節し、その位置で一時的に固定維持することができる構成である。
本発明の回転量調節手段により回転操作体8405を固定維持状態と解除状態に切り換える際に、操作ボタン8441を用いる。操作ボタン8441は、略半球形状になるキャップ8406の中心部分において、遊技球発射ハンドル84の軸方向に動作する部材である。この操作ボタン8441はキャップ8406に開けられたボタン用筒部8442内に挿通させ、文字通り操作するボタン部8443が一部露出するようになっている。この操作ボタン8441は、可動部材8445と共にコイルばね等のボタン用弾性部材8444により付勢され、ボタン用筒部8442からボタン部8443が露出する共に、所定の間隔で前後動するようになっている。
<可動部材8445と回転量調節部材8450の構成>
図13と図15に示すように、ボタン用筒部8442に隣接して、操作ボタン8441の押圧により、キャップ8406内において遊技球発射ハンドル84の軸方向へ前後動する可動部材8445と回転子8446が配置されている。この可動部材8445は、本体板部8447と筒部8448と作動ピン8449とから成る。この筒部8448は、本体板部8447の中心位置に操作ボタン8441に向けて形成され、その内周がボタン用筒部8442の外周より大きく、遊技球発射ハンドル84の軸方向に前後動自在に遊嵌し得るように配置されたものである。そこで、可動部材8445の前後動が可能になる。
この可動部材8445の本体板部8447には、作動ピン8449が可動部材8445の動作方向に交差する方向に突出形成されている。図示例では作動ピン8449は本体板部8447の周囲に形成されている。この作動ピン8449は、回転量調節部材8450と協働して、回転操作体8405の固定維持状態と解除状態を切り換える機能を有する。
また、この可動部材8445の筒部8448が形成された反対側(遊技機内部側)に、この可動部材8445を操作ボタン8441と共に、遊技機10の外部方向へ付勢するコイルばね等のボタン用弾性部材8444が取り付けられている。このボタン用弾性部材8444は本体板部8447から突設させた支持ボス8451に取り付けられている。このボタン用弾性部材8444は可動部材8445と後述する板状部材8452の間に取り付けられる。
回転量調節部材8450は、回転操作体8405の固定維持状態と解除状態を切り換える機能を有する部材である。回転量調節部材8450は、可動部材8445に隣接した板状部材8452の周囲の所定の箇所に、中心点から外周方向に摺動自在になるように取り付けた部材である。回転量調節部材8450は、例えば板状部材8452面に形成された溝を移動するようになっている。または溝に代えてレール上を移動させることもできる。
この回転量調節部材8450には、可動部材8445の作動ピン8449の操作ボタン8441の押圧方向の動作を、その垂直方向へ変える作動カム溝8454が形成されている。この作動カム溝8454の形状は図13,図15等に示すように、回転量調節部材8450を板状部材8452の外周方向への往復動作をするように略へ字形状になっている。回転量調節部材8450の外周部は、回転操作体8405を形成するリング部8407の内周面に密着して、このリング部8407が戻し用のゼンマイばねの作用で戻らない程度の密着力で固定する機能を有する。この位置には弾力性を有する合成樹脂材8455を取り付ける。これにより、回転操作体8405のリング部8407内周面との密着力が高まり、確実な回転操作体8405の回転量の調整が可能になる。
この回転量調節部材8450は、図15に示すように、可動部材8445の作動ピン8449が作動カム溝8454内を移動すると同時に、回転量調節部材8450を移動させるが、板状部材8452の周囲と、リング部8407の内周との間は常に同一間隔ではない。そこで、ある程度の間隔誤差を吸収し、各部材の破損を防止すべく、回転量調節部材8450の外周側に、所定の荷重を吸収できるように作動カム溝8454と外周部の間に切り欠き部のような緩衝構造8456を形成している。この緩衝構造8456(切り欠き部)が撓むことで所定以上の荷重が作動ピン8449又は作動カム溝8454に掛からないようになっている。図示例では略五角形状の切り欠き部を示しているが、この形状に限定されないことは勿論である。
なお、図示例では、可動部材8445の作動ピン8449を形成し、板状部材8452に回転量調節部材8450を形成した構成を示しているが、操作ボタン8441の押圧方向の動作を垂直方向へ変える構成であれば、この構成を逆配置にすることも可能である。
更に図示していないが、いわゆるカメラのリモートレリーズのように、柔軟なケーブルを柔軟なパイプに通し、そのケーブルの両端に金属製等の硬い軸を取り付け、その一端を操作ボタン8441に接続し、他端が回転操作体8405のリング部8407内周面に当たるように構成したものでもよい。このように柔軟なケーブルとパイプを操作ボタン8441とリング部8407との間に架け渡した構成でも回転操作体8405の回転量を調整することができる。
<操作ボタン8441とノック式構造の構成>
図13と図15に示すように、可動部材8445と回転量調節部材8450は、操作ボタン8441の押圧により動作する。この図示例では、操作ボタン8441は所謂ノック式構造から成る。このノック式構造は、ノック式ボールペンでよく知られるノック機構と同等の構成になるものである。操作ボタン8441と可動部材8445の間に、回転子8446が設けられている。この回転子8446は、その外周の所要箇所に、可動部材8445の筒部8448の内周面に形成されたカム溝8457に対応するように、先端に傾斜状のカム部8458を有するリブ8459が形成されている。
更に回転子8446の一端には、山形状の回転子山形カム部8460が形成されている。回転子8446の他端は、可動部材8445の筒部8448に回転自在に接している。この回転子8446の軸方向の移動はそのまま可動部材8445の移動となる。
操作ボタン8441の一端は、キャップ8406のボタン用筒部8442から露出し、遊技者が押圧しやすいように滑らかな面を有するボタン部8443である。操作ボタン8441の他端には、回転子8446の回転子山形カム部8460と噛合する連続山形状の操作ボタン山形カム部8461が形成されている。
操作ボタン8441と回転子8446は、ボタン用筒部8442と可動部材8445の筒部8448内に挿入され、回転子8446のリブ8459を、筒部8448内のカム溝8457に嵌装させる。回転子8446は、回転子山形カム部8460が操作ボタン8441の操作ボタン山形カム部8461に対接する側で挿入され、リブ8459は深いカム溝8457のみに嵌装する。
なお、回転子8446はボタン用弾性部材8444により可動部材8445と共に付勢されているので、回転子山形カム部8460は操作ボタン山形カム部8461に密着した状態になる。
<操作ボタン8441とノック式構造の動作>
リブ8459がカム溝8457に嵌装した回転子8446の押圧位置で、回転子8446の回転子山形カム部8460の山形状の頂部が、操作ボタン山形カム部8461の頂部から僅かにずれた斜部に当接している。
操作ボタン8441が押圧された状態で、回転子8446のリブ8459がカム溝8457から外れると、回転子山形カム部8460の頂部が回転子8446の操作ボタン山形カム部8461の谷部に噛合するように回転子8446を僅かに回動する。
その状態で操作ボタン8441を押圧すると、回転子8446の回転子山形カム部8460の頂部が操作ボタン山形カム部8461の傾斜面を滑りながら回転されてカム溝8457位置の傾斜面の端部に位置決めされ、回転子8446は押圧位置に一時固定状態にされる。これで、操作ボタン8441が押圧した状態が維持され、同時に可動部材8445も押圧され、その位置で維持される。
<操作ボタン8441と回転量調節手段の動作説明>
図16(a)に示すように、回転量調節手段の「解除状態」では、遊技者は遊技球発射ハンドル84を握った状態で、回転操作体8405を所定の角度に回転させることができる。図16(b)に示すように、次に、遊技者は遊技球発射ハンドル84を握った状態で、その手のひらで操作ボタン8441を押圧して回転量調節手段を固定維持状態にする。しかも、遊技者は回転操作体の回転角度は指先で掛け止めた状態で操作することができる。
なお、既に回転量調節手段が固定維持状態のときは操作ボタン8441を押圧して解除状態に戻してから回転操作体8405を所定の回転角度に回転させ、その角度で固定したいときに操作ボタン8441を押圧して回転量調節手段を固定維持状態にする。
これで、遊技者は遊技球発射ハンドル84から手を放した状態で、遊技球を調節した弾発力で遊技機の遊技領域へ向けて発射させることができる。
このように、遊技者は遊技球発射ハンドル84を握った状態で、その手のひらで操作ボタン8441を押圧し、回転量調節手段を操作することができる。操作ボタン8441が回転ロック方式であるので、回転量調節手段における固定維持状態と解除状態を操作ボタン8441を1回は押すだけで容易に切り換えることができる。
図17は実施例2の遊技球発射ハンドル8471を示す拡大部分断面図である。
実施例2の遊技機は、実施例1のような首振り型の遊技球発射ハンドル84ではなく、通常の固定型の遊技球発射ハンドル8471に、本発明のノック式の回転量調節手段を組み込んだ実施例である。この実施例2の遊技球発射ハンドル8471は、実施例1で説明した首振り機構が組み込まれていないだけで、他の構造は略同じである。実施例1と同じ部材は同じ符号を用い詳細な説明は省略する。
実施例2の遊技球発射ハンドル8471は、回転操作体8405と、固定型ハンドル基部8472と、キャップ8406とを備えている。回転操作体8405は、図示するように、固定型ハンドル基部8472の前面側を覆うように取り付けられる。固定型ハンドル基部8472内には、回転操作体8405の相対回動位置検出手段としての可変抵抗器、ギヤ体などが組み込まれている。キャップ8406は、略半球形状に形成されており、回転操作体8405の前面側に嵌め込むように取り付けられる。
実施例2の遊技球発射ハンドル8471は、キャップ8406に、実施例1のように回転操作体8405の回転量調節手段を構成する操作ボタン8441が取り付けられている。この操作ボタン8441は、遊技者が操作しやすいように遊技球発射ハンドル84の軸方向に動作する。実施例2の操作ボタン8441もキャップ8406の略半球形状の中心(頂上)に開けられたボタン用筒部8442内に挿通させ、操作するボタン部8443が一部露出するようになっている。
実施例2の遊技球発射ハンドル8471は、回転操作体8405の回転量を調節できる回転量調節手段が備えられている。この回転量調節手段は、キャップ8406内において、固定型ハンドル基部8472の周縁の一部と、回転操作体8405を形成するリング部8407との間に介在して、この回転操作体8405を回転操作した所定位置で一時的に固定維持する構成である。この回転量調節手段は、回転操作体8405のゼンマイばねによる戻りを一時的に止める「固定維持状態」と、回転操作体8405を自由に回動させることができる「解除状態」とに切り換えることで回転操作体8405の回転量を調節し、その位置で一時的に固定維持することができる構成である。
<可動部材8445と回転量調節部材8450の構成>
実施例2の遊技球発射ハンドル8471は、図17に示すように、ボタン用筒部8442に隣接して、操作ボタン8441の押圧により、キャップ8406内において遊技球発射ハンドル8471の軸方向へ移動が可能な可動部材8445と回転子8446が配置されている。この可動部材8445は、本体板部8447と筒部8448と作動ピン8449とから成る。この筒部8448は、本体板部8447の中心位置に操作ボタン8441に向けて形成され、その内周がボタン用筒部8442の外周より大きく、遊技球発射ハンドル84の軸方向に前後動自在に遊嵌し得るように配置されたものである。
このような構成で、実施例1と同様に、回転量調節手段の解除状態では、遊技者は遊技球発射ハンドル8471を握った状態で、回転操作体8405を所定の角度に回転させることができる。次に、遊技者は遊技球発射ハンドル8471を握った状態で、その手のひらで操作ボタン8441を押圧して回転量調節手段を固定維持状態にする。しかも、遊技者は回転操作体8405の回転角度は指先で掛け止めた状態で操作することができる。これで、遊技者は遊技球発射ハンドル84から手を放した状態で、遊技球を調節した弾発力で遊技機の遊技領域へ向けて発射させることができる。
このように、遊技者は遊技球発射ハンドル8471を握った状態で、その手のひらで操作ボタン8441を押圧し、回転量調節手段を操作することができる。操作ボタン8441が回転子8446を用いたロック機構であるので、回転量調節手段における固定維持状態と解除状態を操作ボタン8441を1回押すだけで容易に切り換えることができる。
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
上記実施の形態では、図柄表示装置を備えたパチンコ機10に対して本発明を適用したが、それ以外のタイプのパチンコ機に適用してもよい。例えば、遊技球転動部や有利口などが設けられた入賞役物装置を備えたパチンコ機や、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。また、受け皿として上皿及び下皿が設けられているのではなく、単一の受け皿が設けられたパチンコ機にも、本発明を適用できる。
<上記実施の形態から抽出される発明群について>
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
遊技機A
本発明は、パチンコ、スロットマシンあるいはメダルの代わりにパチンコ球でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に関する。
パチンコ機(遊技機)は、球受け皿内の遊技球を遊技領域の上流へ向けて発射し、遊技領域を流下する遊技球が遊技領域に配された入賞口に入球すると、遊技者は所定個数の賞球を受けることができる。パチンコ機の前面側には遊技球発射ハンドルが設けられている。この遊技球発射ハンドルは、例えば固定状態にあるハンドル基部と、遊技球を発射させる際に、ハンドル基部に対し、回動操作可能に組み付けられた回転操作体と、この回転操作体の前面側に位置し、ハンドル基部に対し固定された略半球状のキャップとを備えている。
遊技球発射ハンドルは、内部にゼンマイばねが設けられている。このゼンマイばねにより、回転操作体は所定方向(例えば反時計方向)に付勢される。回転操作体は、その非操作状態においては所定位置に戻り、遊技球が発射されないように構成されている。
遊技球発射ハンドルは、例えばハンドル内部に設けられた可変抵抗器によって回転操作体の回動操作量を検出できるように構成されている。回転操作体の回動中心に、外周に複数の歯を有する第1のギヤ体とこれに噛合する第2のギヤ体が設けられ、回転操作体が回動操作されると、両ギヤ体を回動させ、可変抵抗器の抵抗値を変化させる。この可変抵抗器から出力される信号に基づき、発射される遊技球の速度が変更される。
上記したように、回転操作体は、ゼンマイばねにより所定方向に付勢されているため、遊技者はこの回転操作体を長時間に亘って操作していると手首、手指が疲れることがある。そこで、長時間に亘って操作しても手首、手指が疲れないように、回転操作体の回転を一時的に固定する技術について、例えば特許文献2の特開2010−207495の「パチンコ遊技機の打球発射用ハンドル」が提案されている。
特開2010−207495
しかし、特許文献2の「パチンコ遊技機の打球発射用ハンドル」では、操作ハンドルの周囲に、回転操作体の回転を一時固定調節する構造体(指保持部材)が取り付けられているため、この構造体に遊技者の手指が触れやすく、誤操作又は破損しやすいという問題を有していた。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、回転操作体の回転量を調節する手段を遊技球発射ハンドル内に構成することで、遊技者が好みの回転操作体の角度に調節操作することができる遊技機を提供することにある。
遊技機A1は、
遊技機の遊技領域へ向けて遊技球を発射させる弾発力を調節する遊技球発射ハンドルを備えた遊技機であって、
遊技球発射ハンドルは、
回転操作量に応じて遊技球の発射速度を調整するために、回転操作可能に取り付けられた回転操作体と、
前記回転操作体を支持すると共に、前記遊技機の前面ユニットに固定されるハンドル基部と、
前記回転操作体と前記ハンドル基部との間において、該回転操作体の戻りを一時的に止める固定維持状態と、該回転操作体を回転させることができる解除状態とに切り換える回転量調節手段と、
前記回転量調節手段による固定維持状態と解除状態について、押圧動作により切り換える操作ボタンと、を備え、
前記操作ボタンを押圧して前記回転操作体を固定維持状態と解除状態に切り換えることにより、該回転操作体を所定の回転量に調節した位置で一時固定維持できるように構成した、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A1では、回転量調節手段が解除状態のときは回転操作体を所定の回転角度に回転させ、所望する角度に回転させたら、操作ボタンを押圧して回転量調節手段を固定維持状態にする。一方、回転量調節手段が固定維持状態のときは操作ボタンを押圧して解除状態に戻してから回転操作体を所定の回転角度に回転させ、その角度で固定したいときに操作ボタンを押圧して回転量調節手段を固定維持状態にする。このように操作ボタンの押圧により回転量調節手段を操作することで、回転操作体を所望する角度に容易に調節し、その回転量を一時的に固定維持することができる。
また、回転操作体の戻りを止める固定維持状態と、回転操作体を回動させることができる解除状態とに切り換える回転量調節手段と、この固定維持状態と解除状態との切換操作をする操作ボタンが共に、遊技球発射ハンドルの内部即ちハンドル基部、キャップ内に設けられているので、従来の遊技球発射ハンドルと違和感がなく遊技者は操作することができる。しかも、この遊技球発射ハンドルの外部に大きく突出した状態で取り付けられた構造ではないので、遊技者は誤操作するおそれがない。
遊技機A2は、
前記操作ボタンは、遊技者が前記回転操作体を掴む際に、その手のひらが当たるように前記ハンドル基部に設けられたキャップに取り付けられ、
該キャップの中心位置において、該ハンドル基部の軸方向に前後動するように構成された、ことを特徴とする遊技機A1の遊技機。
遊技機A2の操作ボタンは、キャップの中心位置に取り付けられ、しかも操作ボタンがハンドル基部の軸方向に前後動するように構成されているので、遊技者は遊技球発射ハンドルを握った状態で、回転操作体を所定の角度に回すことができると共に、その手のひらの部分で操作ボタンを容易に押圧操作することができる。遊技球発射ハンドルを握った状態で回転量調節手段を操作することができるので、角度調整を容易かつ確実に行うことができる。
遊技機A3は、
前記操作ボタンは、
前記キャップの中心において軸方向に動作すると共に、ノック式機構を構成する回転子を動作させ、該回転子により1度押圧するとその押圧した位置で一時固定維持状態になり、再度押圧するとその固定維持状態が解除され、元の位置に戻るように動作する構成に成り、
前記回転量調節手段は、
一面に筒部が形成された本体板部に、その外周部に作動ピンが取り付けられた可動部材と、
該作動ピンの前後動の動作を垂直方向へ変換する作動カム溝が形成された回転量調節部材と、
該回転量調節部材の一部が前記回転操作体のリング部に当たるように、該回転量調節部材を摺動自在に支持する板状部材と、から成り、
前記操作ボタンの押圧操作により、前記作動ピンが前記回転量調節部材と協働して、前記回転操作体の固定維持状態と解除状態を切り換えるように構成した、ことを特徴とする遊技機A1又はA2の遊技機。
遊技機A3のノック式機構の操作ボタンでは、遊技者は遊技球発射ハンドルを握った状態で、その手のひらの部分で操作ボタンを押圧し、回転量調節手段を操作することができる。回転子によるノック式機構であるので、回転量調節手段における固定維持状態と解除状態を操作ボタンを1回押すだけで容易に切り換えることができる。しかも、遊技者は回転操作体に指先を掛け止めた状態でも操作することができる。
遊技機A4は、
前記回転量調節手段の回転量調節部材に、前記作動ピンの動作時に生じる必要以上の荷重を吸収する緩衝構造を設けた、ことを特徴とする遊技機A1、A2又はA3の遊技機。
遊技機A4では、回転量調節部材と回転操作体のリング部の内周との間隔に誤差が生じているときに、この緩衝構造が所定以上の荷重が作動ピン又は作動カム溝に掛からないようにでき、その間隔誤差を吸収し、部材の破損を防止することができる。
遊技機A5は、
前記遊技球発射ハンドルは、
前記遊技機の前面ユニットに固定されるハンドル基部受け部と、
前記ハンドル基部受け部に揺動自在に連結されたハンドル基部と、
前記ハンドル基部にその軸方向に取り付けられた筒状の首部と、
前記首部に対して回動操作可能に取り付けられた前記回転操作体と、
前記首部内に軸方向において、軸部の一端が該首部に固定され、該軸部の他端に変位可能な球状頭部を備えた固定軸と、
前記ハンドル基部の可動又は固定維持させるために、前記固定軸の球状頭部を挟持する半球状凹部を有する首振り部材と、を備え、
前記固定力調整手段を遊技機の内側から操作するように配置した、ことを特徴とする遊技機A1、A2、A3又はA4の遊技機。
遊技機A5では、
この首部と首振り部材を構成した遊技機では、ハンドル基部がハンドル基部受け部に揺動自在に連結されているために、ハンドル基部を首振り状態に可動させることができる。ハンドル基部受け部に連結された球状頭部受け部の半球状凹部と、首振り部材の半球状内部では、固定軸の球状頭部を中心点として首振り自在になり、ハンドル基部に連結された筒状の首部に隣接した回転操作体が固定軸に回動操作可能に支持されているので、回転操作体はその向きを大きく可変させることができる。
因みに、特徴A1乃至特徴A5のいずれか1つ又はそれらの組み合わせを上記特徴A1乃至A5に適用してもよい。
以下に、以上の各特徴を適用し得る遊技機の基本構成を示す。
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル)と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段(遊技球発射機構のソレノイド)と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路と、遊技領域内に配置された各遊技部品(釘等)とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部(作動口等)を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
遊技機10、A1〜A5のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機である。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で解除されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードヘ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機10、A1〜A5のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機である。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機10、A1〜A5のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機である。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手投(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
本発明の遊技機は、主にパチンコ機の遊技機に利用することができるが、遊技球発射ハンドルを有する構成の遊技機であれば、パチンコ機以外の様々な遊技機に利用することができる。
10 遊技機としてのパチンコ機
23 遊技機前面ユニット
84,8471 遊技球発射ハンドル
8401 ハンドル基部受け部
8402 ハンドル基部
8403 首部
8404 固定軸
8405 回転操作体
8406 キャップ
8407 リング部
8409 球状頭部受け部
8412 固定力調整ネジ
8415 首振り部材
8418 球状頭部
8419 半球状凹部(首振り部材)
8420 半球状凹部(ハンドル基部受け部)
8431 孔開き半球状部材
8441 操作ボタン
8445 可動部材
8446 回転子
8447 本体板部
8448 筒部
8449 作動ピン
8450 回転量調節部材
8452 板状部材
8454 作動カム溝
8456 緩衝構造
8472 固定型ハンドル基部

Claims (5)

  1. 遊技機の遊技領域へ向けて遊技球を発射させる弾発力を調節する遊技球発射ハンドルを備えた遊技機であって、
    前記遊技球発射ハンドルは、
    回転操作量に応じて遊技球の発射速度を調整するために、回転操作可能に取り付けられた回転操作体と、
    前記回転操作体を支持すると共に、前記遊技機の前面ユニットに固定されるハンドル基部と、
    前記回転操作体と前記ハンドル基部との間において、該回転操作体の戻りを一時的に止める固定維持状態と、該回転操作体を回転させることができる解除状態とに切り換える回転量調節手段と、
    前記回転量調節手段による固定維持状態と解除状態について、押圧動作により切り換える操作ボタンと、を備え、
    前記操作ボタンを押圧して前記回転操作体を固定維持状態と解除状態に切り換えることにより、該回転操作体を所定の回転量に調節した位置で一時固定維持できるように構成した、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作ボタンは、遊技者が前記回転操作体を掴む際に、その手のひらが当たるように前記ハンドル基部に設けられたキャップに取り付けられ、
    該キャップの中心位置において、該ハンドル基部の軸方向に前後動するように構成された、ことを特徴とする請求項1の遊技機。
  3. 前記操作ボタンは、
    前記キャップの中心において軸方向に動作すると共に、ノック式機構を構成する回転子を動作させ、該回転子により1度押圧するとその押圧した位置で一時固定維持状態になり、再度押圧するとその固定維持状態が解除され、元の位置に戻るように動作する構成に成り、
    前記回転量調節手段は、
    一面に筒部が形成された本体板部に、その外周部に作動ピンが取り付けられた可動部材と、
    該作動ピンの前後動の動作を垂直方向へ変換する作動カム溝が形成された回転量調節部材と、
    該回転量調節部材の一部が前記回転操作体のリング部に当たるように、該回転量調節部材を摺動自在に支持する板状部材と、から成り、
    前記操作ボタンの押圧操作により、前記作動ピンが前記回転量調節部材と協働して、前記回転操作体の固定維持状態と解除状態を切り換えるように構成した、ことを特徴とする請求項1又は2の遊技機。
  4. 前記回転量調節手段の回転量調節部材に、前記作動ピンの動作時に生じる必要以上の荷重を吸収する緩衝構造を設けた、ことを特徴とする請求項1、2又は3の遊技機。
  5. 前記遊技球発射ハンドルは、
    前記遊技機の前面ユニットに固定されるハンドル基部受け部と、
    前記ハンドル基部受け部に揺動自在に連結されたハンドル基部と、
    前記ハンドル基部にその軸方向に取り付けられた筒状の首部と、
    前記首部に対して回動操作可能に取り付けられた前記回転操作体と、
    前記首部内に軸方向において、軸部の一端が該首部に固定され、該軸部の他端に変位可能な球状頭部を備えた固定軸と、
    前記ハンドル基部の可動又は固定維持させるために、前記固定軸の球状頭部を挟持する半球状凹部を有する首振り部材と、を備え、
    前記固定力調整手段を遊技機の内側から操作するように配置した、ことを特徴とする請求項1,2,3又は4の遊技機。
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