JP2001187193A - パチンコ機のハンドル装置 - Google Patents

パチンコ機のハンドル装置

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JP2001187193A
JP2001187193A JP37245499A JP37245499A JP2001187193A JP 2001187193 A JP2001187193 A JP 2001187193A JP 37245499 A JP37245499 A JP 37245499A JP 37245499 A JP37245499 A JP 37245499A JP 2001187193 A JP2001187193 A JP 2001187193A
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Japan
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operation lever
pressing
abutting member
lever
push button
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JP37245499A
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English (en)
Inventor
Toru Nakada
亨 仲田
Mikio Teramoto
幹生 寺本
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押釦操作で操作レバーを回動操作角度に保持
する。 【解決手段】 握り部1とハンドル本体6との間に操作
レバー3が回動操作可能に配備される。操作レバ3ーに
は回動操作角度を保持することが可能な保持機構30
が、握り部1には保持機構30の駆動および駆動解除を
行うための操作機構31が、それぞれ設けられる。保持
機構30は、操作レバー3に設けられた圧接板32と、
圧接板32に先端部を対向させた突当て部材33とを備
える。圧接板32には、突当て部材33と係脱が可能な
複数個の凹部35が設けられる。操作機構31は、突当
て部材33に圧接板32のいずれかの凹部35を押圧状
態で係合させる押圧機構41と、押釦操作がある毎に押
圧状態の保持と解除とを繰り返すロック機構42と備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ球をパチン
コ機の盤面へ打ち出すのに操作されるハンドル装置に関
し、特に、この発明は、遊技者のレバー操作で調節され
たパチンコ球の打撃強度を一定状態に保持することが可
能な機能をもつパチンコ機のハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のハンドル装置は、図9に
示すように、手のひらで握ることが可能な握り部1と、
この握り部1を支持する支持部2と、握り部1と支持部
2のハンドル本体6との間に回動操作可能に配備された
操作レバー3とを有する。この操作レバー3は、回動操
作角度に応じてパチンコ球の打撃強度を調整することが
可能であり、回動中心のボス部4にハンドル軸5が突設
されて成る。
【0003】前記支持部2は、金属製のベース基板7上
に筒状のハンドル本体6が固定されて成る。このハンド
ル本体6の内部を操作レバー3のハンドル軸5が貫通
し、ハンドル軸5の先端部がベース基板7の裏側へ突出
する。前記ハンドル軸5の先端部には半円形のアーム8
が装着され、このアーム8にワイヤー9の一端が接続さ
れる。ワイヤー9はローラ10を経由して他端部が打撃
強度調整機構12の調整ダイヤル14に接続される。
【0004】前記ベース基板7上には、往復動可能に支
持される打球槌11と、この打球槌11によるパチンコ
球の打撃強度を前記操作レバー3の回動操作角度に応じ
て設定するための打撃強度設定機構12と、打球槌11
を駆動操作する駆動機構16とが一体に組み付けられ
る。打撃強度設定機構12は、引張ばね15の引張度合
に応じてパチンコ球の打撃強度を可変設定するもので、
引張ばね15の一端が打球槌11に、他端がローラ13
を介して前記調整ダイヤル14に、それぞれ接続され
る。操作レバー3を回動操作すると、その回動操作角度
に応じてワイヤー9が引っ張られて調整ダイヤル14が
回動し、この調整ダイヤル14の回動角度に応じて引張
ばね15が伸び、この引張ばね15の引張度合に応じて
パチンコ球の打撃強度が設定される。
【0005】前記打球槌11は、モータ17を駆動源と
する駆動機構16により駆動操作される。この駆動機構
16はモータ軸にカム板18が装着されて成る。操作レ
バー3の回動操作でモータ17が駆動してカム板18が
回転すると、打球槌11の基端部に設けられた作動ピン
19がカム板18に引っ掛けられて打球槌11が図中矢
印aの方向へ後退動作する。その後、カム板18が作動
ピン19を解放するため、打球槌11は引張ばね15の
ばね力を受けて矢印bの方向へ前進動作する。
【0006】上記した構成のハンドル装置において、遊
技者は操作レバー3を回動操作してパチンコ球を打ち出
し、最適な打撃強度となるように操作レバー3の回動操
作角度を調整する。最適と思われるパチンコ球の打撃強
度になると、操作レバー3に均等な力を作用させて、そ
のときの回動操作角度を保持する。操作レバー3に均等
な力を継続して作用させることは容易でなく、特に、長
時間にわたってゲームを行うとき、遊技者の手首を疲労
させるという問題がある。
【0007】この問題を解決するのに、最適な打撃強度
が得られたとき、遊技者による操作で操作レバーの回動
操作角度を固定できるパチンコ機のハンドル装置が提案
された(実公平2−16776号)。このハンドル装置
は、操作レバーに設けられた弾性材より成る圧接部材
と、この圧接部材に圧接可能な押圧片とを備えて成るも
ので、遊技者が操作レバーを回動操作した上で、押圧片
を押圧操作すると、押圧片が圧接部材に圧接され、操作
レバーは回動操作角度に保持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たハンドル装置は、押圧片と圧接部材との摩擦力で操作
レバーを保持するから、押圧片への押圧力が緩むと、摩
擦力が小さくなり、操作レバーが復帰動作してしまう。
これを防止するには、押圧片への押圧力を緩めることな
く、継続して作用させる必要があり、これでは手首の疲
労を軽減できない。また、押圧片や圧接部材の摩耗によ
り摩擦力が低下すると、操作レバーの復帰動作を阻止す
るのに、押圧片に対して一層大きな押圧力を作用させる
必要がある。
【0009】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、操作レバーの回動操作角度を保持するのに、摩
擦力を利用する方式をやめ、突当て部材と圧接面に設け
た凹部とを係合させる方式を作用することにより、操作
レバーを回動操作角度に容易に保持できるパチンコ機の
ハンドル装置を提供し、もって、遊技者の疲労を確実に
軽減することを目的とする。
【0010】この発明が他に目的とするところは、簡単
な押釦操作で操作レバーを回動操作角度に保持できるよ
う構成することにより、回動操作角度を保持する操作の
簡易化と遊技者の労力の軽減とを実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるパチン
コ機のハンドル装置は、手のひらで握ることが可能な握
り部とこの握り部を支持する支持部との間に、回動操作
角度に応じてパチンコ球の打撃強度を調整することが可
能な操作レバーが回動操作可能に配備されたものであ
る。前記操作レバーには、操作レバーの回動操作角度を
保持することが可能な保持機構が設けられる。前記保持
機構は、操作レバーと支持部の一方に圧接面を設け、他
方に前記圧接面に対向させた状態で突当て部材を支持し
て構成されるとともに、前記圧接面には、操作レバーの
回動に応じて突当て部材と順次係脱可能な状態となる複
数個の凹部が設けられて成る。突当て部材または圧接面
には、突当て部材に圧接面のいずれかの凹部を押圧状態
で係合させる押圧機構が連繋される。
【0012】ここで、「圧接面」は、板状物を操作レバ
ーまたは支持部に固着して形成してもよく、操作レバー
または支持部に一体形成してもよい。また、「凹部」
は、少なくとも操作レバーの回動可能角度に応じた個数
だけ配列して設ければよく、突当て部材が係合するもの
であれば、その形状は問わない。さらに、「押圧機構」
としては、コイルばね、板ばねなどのばねが用いられ
る。
【0013】請求項2の発明にかかるパチンコ機のハン
ドル装置は、手のひらで握ることが可能な握り部とこの
握り部を支持する支持部との間に、回動操作角度に応じ
てパチンコ球の打撃強度を調整することが可能な操作レ
バーが回動操作可能に配備されたものであって、前記操
作レバーには操作レバーの回動操作角度を保持すること
が可能な保持機構が、前記握り部には保持機構の駆動お
よび駆動解除を行うための操作機構が、それぞれ設けら
れて成る。
【0014】前記保持機構は、操作レバーと支持部の一
方に圧接面を設け、他方に前記圧接面に対向させた状態
で突当て部材を支持して構成されるとともに、前記圧接
面には、操作レバーの回動に応じて突当て部材と順次係
脱可能な状態となる複数個の凹部が設けられて成る。前
記操作機構は、握り部の表面に臨ませた状態で配置され
る押釦と、押釦操作に応動して前記突当て部材に圧接面
のいずれかの凹部を押圧状態で係合させる押圧機構とを
備える。
【0015】ここで、突当て部材に圧接面のいずれかの
凹部を係合させるのに、具体的には請求項4の発明とし
て例示した構成を採択すればよいが、圧接面のみを軸方
向へ往復変位可能に形成することも可能である。因み
に、請求項4の発明では、前記操作レバーは、軸方向へ
往復変位可能であり、前記押圧機構は、操作レバーを支
持部に向けて変位させることにより、前記突当て部材に
圧接面のいずれかの凹部を押圧状態で係合させる。
【0016】請求項3の発明では、前記操作機構は、押
釦操作がある毎に押圧機構による押圧状態の保持と解除
とを繰り返すロック機構を備える。
【0017】請求項5の発明では、前記押圧機構は、ば
ねで構成され、圧縮変形したばねの復元力により前記押
圧状態を形成する。ここでの「ばね」は、コイルばねに
限らず、板ばねや空気ばねであってもよい。
【0018】
【作用】操作レバーの回動操作によりパチンコ球が打ち
出され、最適な打撃強度となるように操作レバーの回動
操作角度が調整される。最適な状態が得られたときに、
突当て部材に圧接面のいずれかの凹部が押圧状態で係合
し、操作レバーの回動操作角度が保持される。
【0019】請求項2の発明にかかるハンドル装置で
は、操作レバーの回動操作によりパチンコ球が打ち出さ
れ、最適な打撃強度となるように操作レバーの回動操作
角度が調整される。最適な状態が得られたときに、押釦
が操作されると、突当て部材に圧接面のいずれかの凹部
が押圧状態で係合する。
【0020】請求項3の発明にかかるハンドル装置で
は、押釦が操作されて、突当て部材に圧接面のいずれか
の凹部が押圧状態で係合すると、この押圧状態はロック
機構の働きにより保持され、係合状態が保たれる。押釦
が再度操作されると、ロック機構の働きにより押圧状態
が解除されるので、突当て部材と圧接面の凹部との係合
が外れ、操作レバーが復帰動作する。
【0021】請求項4の発明にかかるハンドル装置で
は、押釦操作で操作レバーが軸方向へ変位するので、突
当て部材に圧接面のいずれかの凹部が係合する。
【0022】請求項5の発明にかかるハンドル装置で
は、圧縮変形したばねの復元力により押圧状態を形成す
るので、その状態で操作レバーを回動操作するとき、ば
ねがさらに圧縮変形するので、操作レバーの回動が許容
され、突当て部材の係合位置は隣の凹部へ移行する。
【0023】
【実施例】図1および図2は、この発明の一実施例であ
るパチンコ機のハンドル装置の外観および構成を示す。
図示例のハンドル装置は、握り部1と支持部2のハンド
ル本体6との間に操作レバー3が回動操作可能に配備さ
れて成る。前記握り部1は、手のひらで握ることが可能
な大きさに形成された半球状の合成樹脂成形体である。
この握り部1の内部には、半球面の頂部に開口する筒状
壁21とこの筒状壁21の周囲に複数本の連結軸23と
が軸方向に沿ってそれぞれ一体形成されている。前記筒
状壁21の内部は、後述する操作機構31が組み込まれ
る取付孔22を構成する。この取付孔22は軸方向に貫
通するものである。
【0024】前記ハンドル本体6は、筒状部31と、こ
の筒状部31より大径の鍔状部24とが一体形成された
中空の合成樹脂成形体である。前記鍔状部24の外周部
には軸方向に沿う複数の連結孔(図示せず。)が設けて
あり、各連結孔に前記握り部1の連結軸23を挿入して
ねじ止めすることにより、ハンドル本体6と握り部1と
が一体連結される。ハンドル本体6の鍔状部24と握り
部1との間には、操作レバー3を嵌め込むための隙間が
形成される。この隙間は、操作レバー3が軸方向に沿っ
てわずかな距離だけ往復変位することが可能なように、
操作レバー3の厚みより若干大き目に設定される。な
お、ハンドル本体6は、図9に示したベース基板7とで
支持部2を構成する。
【0025】前記操作レバー3は、パチンコ球を打撃し
かつ回動操作角度に応じてパチンコ球の打撃強度を調整
するためのもので、外周面には、図3に示すように、遊
技者が指を引っ掛けることができる凹凸形状の指かかり
26が形成されている。この操作レバー3には、回動中
心部にボス部4が、ボス部4の外周には放射状の複数の
リブ27が、それぞれ形成されている。リブ27の外側
には、握り部1の各連結軸23を通すガイド孔28が開
設される。前記ボス部4にはハンドル軸5が突設されて
おり、このハンドル軸5をハンドル本体6の内部に挿通
し、図9の従来例で説明したように、ベース基板7の裏
側へ突出させる。
【0026】上記した構成の操作レバー3には、操作レ
バー3を回動操作角度に保持することが可能な保持機構
30が組み込まれる。また、前記握り部1には保持機構
30の駆動および駆動解除を行うための操作機構31が
組み込まれる。
【0027】前記保持機構30は、操作レバー3の回動
中心の周囲に配備された金属板より成る圧接板32と、
この圧接板32の板面に先端部33aを対向させた状態
でベース基板7に支持される軸状の突当て部材33とか
ら成る。前記圧接板32は、図4に示すように、180
度をなす扇形状のものであり、前記ボス部4の周囲に形
成されたリブ27上にビス止め、接着などの方法により
固定される。
【0028】圧接板32の突当て部材33と対向する板
面は、突当て部材33の先端部33aを突き当てる圧接
面34を構成する。この圧接面34には、操作レバー3
の回動に応じて突当て部材33の先端と順次係脱可能な
状態となる複数個の凹部35が等角度毎に円弧状に配列
して設けられる。この実施例の各凹部35は、貫通しな
い円形穴をもって構成されるが、これに限らず、図5に
示すように、直線状の溝をもって構成してもよい。図5
に示す実施例では、複数の溝より成る凹部35を等角度
毎に放射状に形成している。また、この実施例では、圧
接板32を操作レバー3に外付けすることにより圧接面
34を形成しているが、圧接面34を操作レバー3に一
体形成することも可能である。
【0029】前記突当て部材33は、基端部が支持部2
のベース基板7に支持される。突当て部材33の全長は
軸方向に沿い、先端部33aは操作レバー3の近傍位置
に達する。突当て部材33の先端部33aは、前記圧接
板32の凹部35に対応するように先細でありかつ丸味
を帯びた形状に形成される。突当て部材33の基端部の
外周面には、ベース基板7に開設されたねじ孔と螺合す
るねじが形成してあり、ベース基板7に対するねじ込み
度合により先端部33aの軸方向の位置が調節可能であ
る。なお、突当て部材33は、先端部33aが凹部35
と係脱可能であれば、この実施例のような軸状体である
必要はない。
【0030】前記操作機構31は、握り部1の前記した
取付孔22に組み込まれるもので、図6に示すように、
釦操作部43を握り部1の表面に臨ませた状態で配置す
る押釦40と、押釦40の押操作に応動して前記突当て
部材33に圧接板32のいずれかの凹部35を押圧状態
で係合させる押圧機構41と、押釦40の押操作がある
毎に押圧機構41による押圧状態の保持と解除とを繰り
返すロック機構42と備える。
【0031】前記押釦40は、指先による押圧操作が可
能な釦操作部43に操作筒部44が一体連結されたもの
である。操作筒部44の先端面には鋸歯状の凹凸縁45
が一周形成形成されている。操作筒部44の外周面には
凸子50が形成され、この凸子50を後述する固定筒部
47のガイド溝49に摺動自由に係合させることによ
り、押釦40が軸方向へ往復動可能となっている。
【0032】前記押圧機構41は、操作レバー3を支持
部2の方向へ変位させることにより、前記突当て部材3
3の先端部33aに圧接板32の圧接面34を当接させ
て、いずれかの凹部35を押圧状態で係合させる。この
実施例では、圧縮変形が可能なコイルばね46をもって
押圧機構41が構成されており、圧縮変形したコイルば
ね46の復元力で前記押圧状態を形成する。
【0033】前記ロック機構42は、押釦40の押操作
がある毎に押圧機構41による押圧状態の保持と解除と
を繰り返すためのもので、固定筒部47と、この固定筒
部47より小径であって前記押釦40の操作筒部44と
同一径の可動筒部48とで構成される。
【0034】前記固定筒部47は、握り部1の取付孔2
2の内部に固定されるもので、可動筒部48の側の端面
には、浅く切り込んだ第1の切込溝51と深く切り込ん
だ第2の切込溝52とが交互にそれぞれ複数個ずつ形成
される。この固定筒部47の内部には、押釦40の前記
操作筒部44と前記可動筒部48とが往復摺動自由に支
持される。固定筒部47の内壁面には、操作筒部44の
凸子50が摺動自由に係合するガイド溝49が軸方向に
形成される。
【0035】前記可動筒部48は、押釦40の操作筒部
44の凹凸縁45と対向する端面に同様の鋸歯状の凹凸
縁53が形成されるとともに、外周面には、固定筒部4
7の第1、第2の各切り込み溝51,52と係脱する複
数個の係合片54が突設されている。各係合片54は、
前記押釦40が押し込まれていない図7に示す状態のと
き、第2の切込溝52と係合するもので、このとき、押
釦40の操作筒部44の凹凸縁45と可動筒部48の凹
凸縁53とはそれぞれの凹凸がわずかに位置ずれした状
態にある。前記押釦40が押し込まれると、可動筒部4
8は押釦40の操作筒部44により押され、各係合片5
4が第2の切込溝52との係合が外れる。このとき、操
作筒部44の凹凸縁45の凸部が可動筒部48の凹凸縁
53の傾斜面を押すことにより、可動筒部48が微小回
動し、図8に示すように、各係合片54が第1の切込溝
51に係合する。
【0036】前記可動筒部48の他方の端面には固定板
55を介して押圧機構41のコイルばね46が装着され
ている。前記押釦40が押し込まれていない図7に示す
状態のときは、コイルばね46の先端は操作レバー3の
圧接板32から離れ、圧接板32は突当て部材33の先
端部33aとは当接せず、突当て部材33の先端部33
aは凹部35に係入していない。これに対して、押釦4
0が押し込まれた図8に示す状態のときは、コイルばね
46の先端により圧接板32が押されて操作レバー3が
変位し、圧接板32は突当て部材33の先端部33aと
当接し、突当て部材33の先端部33aがいずれかの凹
部34に係入する。このとき、コイルばね46は圧縮変
形しており、その復元力により突当て部材33の先端部
33aは圧接板32の凹部35に押圧状態で係合する。
【0037】なお、上記実施例では、押釦操作により突
当て部材33と圧接板32の凹部35とが押圧状態で係
合し、押釦40から手を離してもロック機構42の働き
で押圧状態が保持されるようになっているが、ロック機
構42を用いない場合は、押釦40から手を離さないよ
うにすれば、押圧状態を保持できる。
【0038】また、上記の実施例では、突当て部材33
に圧接板32の凹部35を係合させるのに、コイルばね
46の押圧により操作レバー3を軸方向へ変位させるよ
うに構成しているが、圧接板32を操作レバー3に軸方
向へ往復変位可能に取り付ければ、圧接板32のみが変
位し、突当て部材33に圧接板32の凹部34を係合さ
せることができる。
【0039】さらに、上記の実施例では、突当て部材3
3を支持部2の側に、圧接板32を操作レバー3の側
に、それぞれ配置しているが、突当て部材33を操作レ
バー3の側に、圧接板32を支持部2の側に、それぞれ
配置することもできる。
【0040】上記した構成のパチンコ機のハンドル装置
において、遊技者は操作レバー3を回動操作してパチン
コ球を打ち出し、最適な打撃強度となるように操作レバ
ー3の回動操作角度を調整する。最適な状態が得られた
とき、遊技者が押釦40の釦操作部43を押操作する
と、ロック機構42の可動筒部48は押釦40の操作筒
部44により押されるので、固定筒部47内で釦操作部
43と一体に変位する。前記可動筒部48とともに押圧
機構41のコイルばね46が変位することによりコイル
ばね46の先端により操作レバー3が押され、コイルば
ね46の圧縮変形による復元力が操作レバー3に作用し
て操作レバー3が変位する。これにより圧接板32の圧
接面34に突当て部材33の先端部33aが当接し、圧
縮変形したコイルばね46の復元力により突当て部材3
3の先端部33aはいずれかの凹部35に押圧状態で係
合する。このとき、可動筒部48の係合片54は固定筒
部47の第2の切込溝52との係合が外れ、第1の切込
溝51に係合するため、コイルばね46は圧縮変形した
状態が保持されて前記押圧状態が保たれる。
【0041】つぎに押釦40の釦操作部43を再度押操
作すると、ロック機構42の可動筒部48は押釦40の
操作筒部44により押されて変位し、コイルばね46は
さらに圧縮変形する。このとき可動筒部48の係合片5
4は固定筒部47の第1の切込溝51との係合が外れ、
第2の切り込み溝52と係合する結果、圧縮変形したコ
イルばね46の復元力により可動筒部48および押釦4
0の釦操作部43が押し戻され、元の状態に復帰する。
前記可動筒部48の復帰動作により操作レバー3はコイ
ルばね46による押圧状態が解除されるので、突当て部
材33と圧接板32の凹部35との係合が外れ、操作レ
バー3は復帰回動する。
【0042】また、突当て部材33の先端部33aが凹
部35に押圧状態で係合している状態で、操作レバー3
を回動操作すると、コイルばね46はさらに圧縮変形す
ることができるので、操作レバー3の回動が許容され、
突当て部材33との係合位置が隣の凹部35へ移行した
後、押圧状態での係合が保持される。
【0043】なお、上記実施例では、押釦操作により突
当て部材33に圧接板32の凹部35を係合させている
が、押釦40をなくし、突当て部材33または圧接板3
2に常時ばね力を作用させるように構成すれば、突当て
部材33が圧接板32のいずれかの凹部35に係合し、
操作レバー3を回動操作することにより、突当て部材3
3との係合位置が隣の凹部35へ移行し、押圧状態での
係合を保持させることができる。
【0044】
【発明の効果】この発明は上記の如く、突当て部材と圧
接面に設けた凹部とを押圧状態で係合させることにより
操作レバーを回動操作角度に保持するから、操作レバー
を回動操作角度に容易に保持でき、遊技者の疲労を確実
に軽減できる。
【0045】請求項2の発明では、押釦操作で操作レバ
ーを回動操作角度に保持できるように構成したから、回
動操作角度を保持する操作の簡易化と遊技者の労力の軽
減とを実現できる。
【0046】請求項3の発明では、押釦操作がある毎に
押圧機構による押圧状態の保持と解除とを繰り返すロッ
ク機構を操作機構に設けたから、押圧力を継続して作用
させる必要が全くなく、遊技者の疲労を確実に軽減でき
る。
【0047】請求項5の発明では、圧縮変形したばねの
復元力により押圧状態を形成するから、その状態で操作
レバーを回動操作することにより、突当て部材の係合位
置を隣の凹部へ移行させることができ、保持すべき操作
レバーの回動操作角度を容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるパチンコ機のハンド
ル装置の外観を示す正面図である。
【図2】図1のハンドル装置を分解して示す正面図であ
る。
【図3】操作レバーの構成を示す斜視図である。
【図4】操作レバーへの圧接板の固定状態を示す側面図
である。
【図5】圧接板の他の実施例を示す平面図である。
【図6】保持機構および操作機構を分解して示す正面図
である。
【図7】押釦を押操作しないときの保持機構および操作
機構の状態を示す断面図である。
【図8】押釦を押操作したときの保持機構および操作機
構の状態を示す断面図である。
【図9】従来のパチンコ機のハンドル装置の全体構成を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 握り部 2 支持部 3 操作レバー 30 保持機構 31 操作機構 33 突当て部材 34 圧接面 35 凹部 40 押釦 41 押圧機構 42 ロック機構 46 コイルばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手のひらで握ることが可能な握り部とこ
    の握り部を支持する支持部との間に、回動操作角度に応
    じてパチンコ球の打撃強度を調整することが可能な操作
    レバーが回動操作可能に配備されたパチンコ機のハンド
    ル装置において、 前記操作レバーには、操作レバーの回動操作角度を保持
    することが可能な保持機構が設けられ、前記保持機構
    は、操作レバーと支持部の一方に圧接面を設け、他方に
    前記圧接面に対向させた状態で突当て部材を支持して構
    成されるとともに、前記圧接面には、操作レバーの回動
    に応じて突当て部材と順次係脱可能な状態となる複数個
    の凹部が設けられて成り、 突当て部材または圧接面には、突当て部材に圧接面のい
    ずれかの凹部を押圧状態で係合させる押圧機構が連繋さ
    れて成るパチンコ機のハンドル装置。
  2. 【請求項2】 手のひらで握ることが可能な握り部とこ
    の握り部を支持する支持部との間に、回動操作角度に応
    じてパチンコ球の打撃強度を調整することが可能な操作
    レバーが回動操作可能に配備されたパチンコ機のハンド
    ル装置において、 前記操作レバーには操作レバーの回動操作角度を保持す
    ることが可能な保持機構が、前記握り部には保持機構の
    駆動および駆動解除を行うための操作機構が、それぞれ
    設けられて成り、 前記保持機構は、操作レバーと支持部の一方に圧接面を
    設け、他方に前記圧接面に対向させた状態で突当て部材
    を支持して構成されるとともに、前記圧接面には、操作
    レバーの回動に応じて突当て部材と順次係脱可能な状態
    となる複数個の凹部が設けられて成り、 前記操作機構は、握り部の表面に臨ませた状態で配置さ
    れる押釦と、押釦操作に応動して前記突当て部材に圧接
    面のいずれかの凹部を押圧状態で係合させる押圧機構と
    を備えて成るパチンコ機のハンドル装置。
  3. 【請求項3】 前記操作機構は、押釦操作がある毎に押
    圧機構による押圧状態の保持と解除とを繰り返すロック
    機構を備えている請求項2に記載されたパチンコ機のハ
    ンドル装置。
  4. 【請求項4】 前記操作レバーは、軸方向へ往復変位可
    能であり、前記押圧機構は、操作レバーを支持部に向け
    て変位させることにより、前記突当て部材に圧接面のい
    ずれかの凹部を押圧状態で係合させる請求項2に記載さ
    れたパチンコ機のハンドル装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧機構は、ばねで構成され、圧縮
    変形したばねの復元力により前記押圧状態を形成する請
    求項2〜4のいずれかに記載されたパチンコ機のハンド
    ル装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011087731A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
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