1.第1実施形態
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は第1実施形態のパチンコ遊技機1の正面図である。パチンコ遊技機1は、外枠に前面枠10が開閉可能に取り付けられ、前面枠10の内側には遊技盤2が取り付けられている。前面枠10のパネル部10aには遊技に使用する遊技球を貯留しておく遊技球供給皿11が設けられている。遊技球供給皿11は、図示しない賞球払出装置から払い出された賞球を含む遊技球を一時貯留すると共に、遊技球を整列状態として後述する球送り機構部67(図2参照)に送る流路となる。また、前面枠10の右下部には遊技球を発射させる発射ハンドル30が設けられている。その他、前面枠10には、複数の枠ランプ17及びスピーカ18が配設されている。
遊技盤2には、発射ハンドル30の操作により発射された遊技球が流下する遊技領域3が、レール12で囲まれて形成されている。遊技領域3には、液晶表示装置である画像表示器4の表示部4aが配置されている。画像表示器4は、客待ち用のデモ表示、第1始動口51aや第2始動口51bへの遊技球の入賞に基づく装飾図柄変動演出、大当たり遊技に並行して行われる大当たり演出などを表示部4aに表示する。装飾図柄変動演出は、数字等の装飾図柄と装飾図柄以外の画像とにより構成されて、変動表示を経て停止表示された装飾図柄により、特別図柄抽選の結果を報知する演出である。
遊技領域3の中央部分であって画像表示器4の前方には、センター役物装置6が配設されている。センター役物装置6の下方には、始動入賞装置5が配設され、始動入賞装置5の右方には、大入賞装置7が配設されている。
始動入賞装置5は、遊技球の入球し易さが常時変わらない第1始動口51aと、電動チューリップ(以下、「電チュー」という。)52により開閉される第2始動口51bとを備えている。電チュー52は、電チューソレノイド53(図12参照)により駆動される。
大入賞装置7は、大入賞口71と、大入賞口ソレノイド72(図12参照)により動作する開閉部材73とを備えている。大入賞口71は、開閉部材73により開閉される。
その他、遊技領域3には、複数の普通入賞装置9および遊技球の通過可能なゲート8が設けられている。各普通入賞装置9に入った遊技球は、その普通入賞装置9内の普通入賞口90に入賞する。
また、遊技領域3の外側には、普通図柄表示器13、第1特別図柄表示器14a、及び、第2特別図柄表示器14bが設けられるとともに、普通図柄保留ランプ15、第1特別図柄保留ランプ16a、第2特別図柄保留ランプ16bがそれぞれ4つ設けられている。普通図柄表示器13は、ゲート8への遊技球の通過を契機として行われる普通図柄抽選の結果を表示する。普通図柄抽選の結果が当たりであれば、電チュー52を開く補助遊技が行われる。普通図柄保留ランプ15は、遊技球がゲート8を通過したことにより取得された普通図柄抽選用の乱数であって、いまだ普通図柄抽選に用いられていない乱数の個数を表示するものである。
第1特別図柄表示器14a、第2特別図柄表示器14bは、それぞれ、遊技球の第1始動口51a、第2始動口51bへの入賞を契機として行われる特別図柄抽選の結果を、変動表示を経て停止表示された図柄により報知する特別図柄変動を行うものである。
遊技球が第1始動口51aまたは第2始動口51bに入賞すると、メイン制御基板20(図12参照)は、その入賞に対して取得した大当たり乱数を、第1始動口51aへの入賞であれば第1保留記憶部27a(図12参照)に、第2始動口51bへの入賞であれば第2保留記憶部27b(図12参照)に記憶する。そして、特別図柄変動を実行可能になったとき、即ち、前の入賞に対する特別図柄変動も、大当たり遊技も実行されていない状態になったときに、記憶しておいた大当たり乱数を用いて大当たりか否かの判定を行い、特別図柄変動を実行する。
第1特別図柄保留ランプ16a、第2特別図柄保留ランプ16bは、それぞれ、第1保留記憶部27a、第2保留記憶部27bに記憶されている大当たり乱数の個数を表示するものである。なお、第1保留記憶部27a、第2保留記憶部27bに記憶される大当たり乱数は、それぞれ4個が上限とされているため、第1保留記憶部27aに4個の大当たり乱数が記憶されている状態で遊技球が第1始動口51aに入賞したときや、第2保留記憶部27bに4個の大当たり乱数が記憶されている状態で遊技球が第2始動口51bに入賞したときは、その入賞に対する大当たり乱数は取得されない。
次に、遊技球の発射の仕組みについて説明する。遊技球の発射は、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル30と、発射ハンドル30の操作に応じて遊技球を発射させる遊技球発射装置65により行われる。遊技球発射装置65は、図2に示すように、前面枠10のパネル部10aの後方側に配設されており、遊技球供給皿11から発射レール66の発射部66aへ遊技球を送る球送り機構部67と、発射部66aに送られた遊技球を叩いて遊技領域3へ打ち出す打球機構部76とを備えている。
球送り機構部67は、図3に示すように、遊技球供給皿11から発射レール66へと遊技球を送り出す球送りクランク68と、球送りクランク68を駆動する球送りソレノイド69と、球送りクランク68を元の位置に復帰させる復帰ばね70とを備えている。
球送りクランク68は、凹形状の球受け部68aを有している。球送りソレノイド69が通電されると、復帰ばねの付勢力に抗して球送りクランク68が図3(a)図示矢印の方向に回動されて、遊技球供給皿11内に整列された遊技球が一つ、球受け部68aに係合される。球送りソレノイド69が非通電状態となると、復帰ばねの復元力により球送りクランク68が図3(b)図示矢印の方向に回動されて、球受け部68aに係合していた遊技球が発射レール66の発射部66aへ誘導される。
打球機構部76は、図4に示すように、例えばロータリーソレノイド型の発射ソレノイド77と、発射ソレノイド77の回転軸77aに固定された打撃槌78とを備えている。発射ソレノイド77の回転軸77aは、所定角度の範囲内で往復回転可能である。発射ソレノイド77が通電されると、打撃槌78が回転され、発射部66aにある遊技球が打撃槌78の先端部78aによって叩かれて発射レール66を通って遊技領域3へ発射される(図4図示2点鎖線参照)。発射ソレノイド77が非通電状態となると、打撃槌78は、自重および図示しないマグネットの力により元の位置に復帰する。
発射ハンドル30は、パチンコ遊技を行うにあたって遊技者の操作によって遊技球の発射,停止,発射強度(飛距離)の調整を行なう装置であり、図5(a)(b)および図6に示すように、前面枠10に固定されるハンドルベース(後支持部に相当する)31と、ハンドルベース31に対して前方から取り付けられるハンドルカバー(前支持部に相当する)35と、ハンドルベース31とハンドルカバー35との間に回動自在に挟持される回動ハンドル(回動操作部に相当する)36とを備えている。
ハンドルベース31は、前面枠10に固定される略円筒形状の固定部32と、固定部32から前方側に延設された略半球形状の膨出部34とを備えている。ハンドルベース31の内部には、後述するように種々の部品(第1ギア部材45、第2ギア部材46、発射ボリューム47、第2復帰ばね44、発射停止SW(スイッチ)49、発射停止ボタン56等)が配されている。
回動ハンドル36は、環状部37、ボス部38、及び、環状部37とボス部38とをつなぐスポーク部39を備えた略円盤形状の部材である。環状部37の外周には、遊技者が指を掛ける指掛け部37aが形成されている。ボス部38の前方側には、第1復帰ばね43が装着され、回動ハンドル36に対して常時原位置(回動基準位置)への付勢力を与えている。ボス部38の後方側には、図6及び図7に示すように、第1ギア部材45が嵌合される。回動ハンドル36を回動させると、第1ギア部材45は、回動ハンドル36とともに回転する。
また、回動ハンドル36は、表面の全域に金属めっきが施されて、導電性を有している。回動ハンドル36は、ハンドルベース31の固定部32の内部に配設されたタッチセンサ48に対して、図示しないリード線により接続されている。これにより、回動ハンドル36は、タッチセンサ48のタッチプレートとして機能する。タッチセンサ48は、遊技者の手が回動ハンドル36の表面に接触すると、静電容量の変化に基づいてこの接触を検知し、タッチ信号を発射制御基板28(図12参照)に出力する。
ハンドルベース31の内部には、中心に第1ギア部材45が配設されている。第1ギア部材45の側面には、ギア部45aが形成されており、このギア部45aには、第1ギア部材45に隣接して配設された第2ギア部材46のギア部46aが噛み合っている。第2ギア部材46は、遊技球の発射強度を決定する発射ボリューム(可変抵抗器)47の回転軸47aに装着されており、第2ギア部材46が回転すると、発射ボリューム47の回転軸47aも回転する。したがって、図8(a)(b)に示すように、回動ハンドル36を原位置から時計方向に回転させれば、第1ギア部材45および第2ギア部材46とともに、発射ボリューム47の回転軸47aも回転されて、遊技球の発射強度が変化する。なお、発射ボリューム47は、回動ハンドル36を時計方向に回転させることにより徐々に遊技球の発射強度が上がるように接続されている。また、発射ボリューム47の回転量に基づいて生成される発射強度信号は、発射制御基板28(図12参照)に入力される。
また、図6に示すように、第2ギア部材46には、第2ギア部材46を原位置へ常時付勢する第2復帰ばね44が装着されている。したがって、回動ハンドル36を原位置から時計方向に回転させると、回動ハンドル36に装着された第1復帰ばね43と第2ギア部材46に装着された第2復帰ばね44とが共に圧縮される。そのため、図9(a)(b)に示すように、回動させた回動ハンドル36から遊技者が手を離せば、回動ハンドル36は、これら第1復帰ばね43及び第2復帰ばね44の復元力により、原位置に復帰される。
また、図6に示すように、ハンドルベース31の内部には、遊技球の発射を停止させる発射停止SW(スイッチ)49が配設されている。発射停止SW49は、スイッチ操作バー50を備えており、スイッチ操作バー50が揺動することで、遊技球の発射が許可される発射停止SW49のオフ状態と遊技球の発射が停止される発射停止SW49のオン状態とが切り替えられる。スイッチ操作バー50は、発射停止SW49の内部に配設された図示しない付勢手段により、常時発射停止SW49がオフ状態となる側に付勢されている。
また、スイッチ操作バー50は、発射ハンドル30の正面視左側に配置された発射停止ボタン56と当接している。発射停止ボタン56は、ハンドルベース31に設けられた取付軸(図示せず)に対して元部57a(図7参照)を軸支され、元部57aを中心に揺動可能とされている。発射停止ボタン56は、図7に示すように、当接部57bを有し、この当接部57bをスイッチ操作バー50の先端部50aと当接させている。発射停止ボタン56が押されると、スイッチ操作バー50はハンドルベース31の中心側へ押し込まれる。これにより、発射停止SW49はオン状態となり、遊技球の発射が停止される。なお、回動ハンドル36が原位置にあるときは、図10(a)に示すように、回動ハンドル36のスポーク部39の裏面側に設けられた発射停止ボタン押し込み係合部39aが、発射停止ボタン56の被係合部57cと係合して、発射停止ボタン56が押し込まれる。これにより、発射停止SW49はオン状態となる。したがって、遊技者が回動ハンドル36に触れてタッチセンサ48がオンされても、遊技球は発射されない。一方、回動ハンドル36が原位置から回動されると、図10(b)に示すように、発射停止ボタン56と発射停止ボタン押し込み係合部39aとの係合が解除されて、発射停止ボタン56は、常時発射停止SW49がオフ状態となる側に付勢されているスイッチ操作バー50と共に、ハンドルベース31の中心とは反対側へ付勢される。これにより、発射停止SW49はオフ状態となり、発射停止ボタン56は、遊技者によって操作可能な状態に突出する。この状態では、遊技者が回動ハンドル36に触れていてタッチセンサ48がオンされている限り、遊技球は発射される。また、この状態から発射停止ボタン56が押圧操作されて、図10(c)に示すように、発射停止SW49のスイッチ操作バー50が押し込まれ、発射停止SW49がオン状態となると、遊技球の発射が停止される。
また、図11に示すように、発射ハンドル30は、ハンドルベース31の外側面における上部に、クリップ部(取付部に相当する)82を備えている。クリップ部82は、ハンドルベース31に係合され取り付けられる基部83と、ハンドルベース31の外側面に接し外側面との間に被覆部材87(図14(a)参照)を挟持する挟持部84と、挟持部84をハンドルベース31の外側面から離して挟持部84と外側面との間に被覆部材87を挟む際に遊技者が掴む先端部85とを備えて構成されている。
ここで、被覆部材87とは、発射ハンドル30を覆うことができるものをいう。被覆部材87としては、一般的に遊技者が所持している可能性のある部材、すなわち、ハンカチ、タオル、ハンドタオル、ティッシュや、遊技店(ホール)に置いてある部材、すなわち、紙おしぼりや、布おしぼりなどが利用できる。また、被覆部材87として、マスクなどの引っ掛け部のある部材も利用することができる。
クリップ部82は、弾性変形可能な金属プレートから構成され、遊技者が先端部85を掴んで挟持部84をハンドルベース31の外側面から離すと、基部83の屈折部83aを中心に撓む。そして、挟持部84とハンドルベース31の外側面との間に被覆部材87を入れたあと先端部85を離すと、クリップ部82は、弾性力によりもとの状態に復帰する。これにより、挟持部84が被覆部材87をハンドルベース31の外側面に対して押さえ付けるため、クリップ部82により、被覆部材87をハンドルベース31に対して取り付けることができる(14(a)参照)。なお、クリップ部82は、弾性変形可能な合成樹脂材により構成してもよい。
次に、第1実施形態のパチンコ遊技機1の電気系統について説明する。図12に示すように、第1実施形態のパチンコ遊技機1は、メイン制御基板(遊技制御基板)20、払出制御基板21、サブ制御基板25、発射制御基板28を備えている。サブ制御基板25は、演出制御基板22、画像制御基板23、及び、ランプ制御基板24を備えている。そして、払出制御基板21及び演出制御基板22はメイン制御基板20に接続され、画像制御基板23及びランプ制御基板24は演出制御基板22に接続され、発射制御基板28は払出制御基板21に接続されている。発射制御基板28を除く各制御基板は、CPU、ROM、RAM等を備えている。また、メイン制御基板20は、RAM内に第1保留記憶部27a及び第2保留記憶部27bを有する保留記憶部27を備えている。
メイン制御基板20は、大当たりの抽選や遊技状態の移行など主に利益に関わる制御を行うものである。メイン制御基板20には、第1始動口51a内に設けられて第1始動口51aに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW(スイッチ)54a、第2始動口51b内に設けられて第2始動口51bに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW54b、電チューソレノイド53、ゲート8内に設けられてゲート8を通過した遊技球を検出するゲートSW81、大入賞口71内に設けられて大入賞口71に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW74、大入賞口ソレノイド72、各普通入賞口90内にそれぞれ設けられてその普通入賞口90に入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW91、第1特別図柄保留ランプ16a、第2特別図柄保留ランプ16b、普通図柄保留ランプ15、第1特別図柄表示器14a、第2特別図柄表示器14b、普通図柄表示器13がそれぞれ接続され、図12の矢印で示すように、各スイッチからはメイン制御基板20に信号が入力され、各ソレノイドやランプ等にはメイン制御基板20から信号が出力される。
また、メイン制御基板20は、払出制御基板21に各種コマンドを送信するとともに、払い出し監視のために払出制御基板21から信号を受信する。払出制御基板21には、図示しない払出装置を駆動する払出駆動モータ26が接続され、払出制御基板21は、メイン制御基板20から受信したコマンドに従って払出駆動モータ26を動作させ、賞球の払出を行わせる。
さらに、メイン制御基板20は、演出制御基板22に対し各種コマンドを送信し、演出制御基板22は、画像制御基板23との間でコマンドや信号の送受信を行う。画像制御基板23には画像表示器4及びスピーカ18が接続され、画像制御基板23は、演出制御基板22から受信したコマンドに従って、画像表示器4の表示部4aに装飾図柄その他の画像を表示し、スピーカ18から音声を出力する。また、演出制御基板22は、ランプ制御基板24との間でコマンドや信号の送受信を行う。ランプ制御基板24には枠ランプ17及び盤ランプ19が接続され、ランプ制御基板24は、演出制御基板22から受信したコマンドに従って、枠ランプ17や盤ランプ19を点灯・消灯する。
発射制御基板28は、遊技球の発射に関する制御を行うものであり、払出制御基板21との間でコマンドや信号の送受信を行う。発射制御基板28には、遊技者が回動ハンドル36に触れているか否かを検出するタッチセンサ48、発射する遊技球の飛距離を調整する発射ボリューム47、遊技球の発射を停止させる発射停止SW49、発射ソレノイド77、球送りソレノイド69がそれぞれ接続され、図12の矢印で示すように、タッチセンサ48、発射ボリューム47、及び発射停止SW49からは発射制御基板28に信号が入力され、各ソレノイド77,69には発射制御基板28から信号が出力される。発射ソレノイド77及び球送りソレノイド69は、タッチセンサ48、発射ボリューム47、及び発射停止SW49からの信号に基づいて、駆動及び停止制御される。
次に、図13に基づいて遊技球の発射制御処理について説明する。発射制御処理は、払出制御基板21及び発射制御基板28により実行される。発射制御処理では、まずタッチセンサ48がONされているか否かを判定し(ステップS1)、その後発射停止SW49がONであるか否かを判定する(ステップS2)。遊技者が、回動ハンドル36を回動操作しており、発射停止ボタン56を押下していなければ、タッチセンサ48がONであり(ステップS1でYES)、発射停止SW49がOFFとなっているので(ステップS2でNO)、遊技球の発射準備処理を行う(ステップS3)。遊技球の発射準備処理では、球送りソレノイド69を作動させて遊技球を発射レール66の発射部66aへ送るとともに、発射ボリューム47の回動量に基づいて生成された発射強度信号に応じた強度で遊技球を打ち出すよう、発射ソレノイド77の励磁力を調整する。その後、発射ソレノイド77を作動させて、発射部66aにある遊技球を打撃槌78により叩いて遊技領域3へ向けて打ち出し(ステップS4)、発射制御処理を終える。なお、遊技者が回動ハンドル36を回動操作している間は、遊技球が1分間に約100球程度の割合で連続的に発射されるよう、球送り機構部67の球送りソレノイド69及び打球機構部76の発射ソレノイド77への通電・非通電が所定間隔で繰返し行われる。また、遊技者が、回動ハンドル36を把持していない場合や、発射停止ボタン56を押している場合には、タッチセンサ48がOFFとなるか(ステップS1でNO)、発射停止SW49がONとなるため(ステップS2でYES)、遊技球は発射されない。
次に、以上のように構成されたパチンコ遊技機1において、クリップ部82に被覆部材87を取り付けて、回動ハンドル36を覆う場合について説明する。まず、第1実施形態のパチンコ遊技機1を遊技しようとする遊技者は、所持しているハンカチなどの被覆部材87を、この遊技機のクリップ部82に、図14(a)に示すように取り付ける。そして、遊技者は、クリップ部82に取り付けた被覆部材87により、回動ハンドル36の周りを囲うように覆う。そして、図14(b)に示すように、被覆部材87の上から回動ハンドル36を握って、適宜の角度に回動操作すると、パチンコ遊技機1は、タッチセンサ48および発射ボリューム47からの信号に基づき遊技球を発射させる。ここで、タッチセンサ48が遊技者の接触を検知しないと遊技球が発射されないため、遊技者の手Hの一部が回動ハンドル36に直接触れる必要がある。したがって、回動ハンドル36を操作する際には、図14(b)に示すように、例えば親指Sが回動ハンドル36に接触するよう被覆部材87を調整する。
このようにして回動ハンドル36を握ると、親指Sが掛かる部分以外は被覆部材87により覆われているため、直接回動ハンドル36を握ることに抵抗を感じる遊技者であっても、触れる部分が少なくて済むことにより、抵抗感を減らすことができる。
以上説明したように、第1実施形態のパチンコ遊技機1は、遊技者が操作する回動ハンドル36(操作部)と、回動ハンドル36を覆う被覆部材87を取り付けるクリップ部82(取付部)とを備えている。
したがって、クリップ部82(取付部)にハンカチなどの被覆部材87を取り付け、被覆部材87により回動ハンドル36(操作部)を覆うことができるので、回動ハンドル36に触れることに抵抗感を抱く遊技者であっても、その抵抗感を軽減して遊技することができる。すなわち、遊技者は、所持しているハンカチなどの被覆部材87を、クリップ部82を利用してパチンコ遊技機1に取り付けることができ、取り付けたハンカチ(被覆部材87)で回動ハンドル36を容易に覆うことができる。よって、回動ハンドル36に触れることに抵抗感を抱く遊技者であっても、その抵抗感を軽減して遊技することができる。
また、第1実施形態のパチンコ遊技機1によれば、ハンカチ(被覆部材87)は、クリップ部82によりパチンコ遊技機1に取り付けられているため、遊技者が回動ハンドル36を放しても、パチンコ遊技機1から外れて落ちることがない。
2.第2実施形態
上述した第1実施形態のパチンコ遊技機1では、被覆部材を取り付ける取付部をクリップ部82として構成したが、図15,16に示す第2実施形態のパチンコ遊技機では、被覆部材を取り付ける取付部を突起部92として構成している。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
具体的には、第2実施形態のパチンコ遊技機では、図15(a)に示すように、発射ハンドル30は、ハンドルベース(後支持部)31の外側面における上部に、突起部(取付部に相当する)92を備えている。突起部92は、ハンドルベース31と一体成形されており、ハンドルベース31の外側面から上方に向かって突設された棒状部93と、棒状部93の上端から延設された球状部94とを備えて構成されている。棒状部93は、遊技者が被覆部材87を結びつける部分である。球状部94は、棒状部93における軸方向に直交する断面の半径よりも大きな半径で構成され、結びつけた被覆部材87が抜け落ちてしまうのを防止する。
また、第2実施形態のパチンコ遊技機では、図15(a),(b)に示すように、回動ハンドル(回動操作部)36の前部の左内側に、導電性を有する金属プレート96が嵌着されている。金属プレート96は、タッチセンサ48(図6参照)に対して図示しないリード線により接続されている。これにより、回動ハンドル36における金属プレート96が嵌着された部分は、タッチセンサ48のタッチプレートとして機能する。タッチセンサ48は、回動ハンドル36を握った際に、遊技者の手が金属プレート96に接触すると、静電容量の変化に基づいてこの接触を検知し、タッチ信号を発射制御基板28(図12参照)に出力する。
以上のように構成された第2実施形態のパチンコ遊技機において、被覆部材87により回動ハンドル36を覆って遊技する場合、まず、遊技者は、所持しているハンカチなどの被覆部材87を、突起部92に対して、図16(a)に示すように結び付ける。そして、遊技者は、突起部92に結び付けた被覆部材87により、金属プレート96のある回動ハンドル36の前部の左側を覆わないように気をつけつつ、回動ハンドル36の周りを囲うように覆う。そして、図16(b)に示すように、被覆部材87の上から回動ハンドル36を握って、適宜の角度に回動操作すると、パチンコ遊技機は、タッチセンサ48および発射ボリューム47からの信号に基づき遊技球を発射させる。なお、図16(b)に示す例では、遊技者の親指Sおよび人差し指Iが金属プレート96に触れているため、タッチセンサ48は遊技者の接触を検知できる。
このようにして回動ハンドル36を握ると、親指Sや人差し指Iが触れる金属プレート96近傍以外の部分は被覆部材87により覆われているため、直接回動ハンドル36を握ることに抵抗を感じる遊技者でも、触れる部分が少なくて済むことにより、抵抗感を減らすことができる。
以上説明したように、第2実施形態のパチンコ遊技機は、遊技者が操作する回動ハンドル36(操作部)と、回動ハンドル36を覆う被覆部材87を取り付ける突起部92(取付部)とを備えている。
したがって、突起部92にハンカチなどの被覆部材87を取り付け、被覆部材87により回動ハンドル36を覆うことができるので、回動ハンドル36に触れることに抵抗感を抱く遊技者であっても、その抵抗感を軽減して遊技することができる。
また、第2実施形態のパチンコ遊技機は、前面枠10(遊技機枠)に取り付けられるハンドルベース31(後支持部)、ハンドルベース31に取り付けられるハンドルカバー35(前支持部)、ハンドルベース31とハンドルカバー35の間に回動可能に配された回動ハンドル36(回動操作部)を有する発射ハンドル30と、回動ハンドル36の前部に触れていることを検知するタッチセンサ48と、回動ハンドル36の回動量を検知する発射ボリューム47と、を備え、回動ハンドル36に触れていることをタッチセンサ48が検知したとき、発射ボリューム47が検知した回動量に応じた強度で、遊技球を遊技領域3へ発射するよう構成され、突起部92(取付部)は、回動ハンドル36を基準にハンドルベース31側に設けられている。
したがって、突起部92が回動ハンドル36の後方に位置しているため、突起部92に取り付けた被覆部材87により回動ハンドル36の後部を覆いやすく、且つ、タッチセンサ48により接触を検知される回動ハンドル36の前部を露出させやすい。
3.第3実施形態
図17,18に示す第3実施形態のパチンコ遊技機では、被覆部材を取り付ける取付部を被掛止部100,101として構成している。なお、第3実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
具体的には、第3実施形態のパチンコ遊技機では、図17(a),(b)に示すように、発射ハンドル30は、ハンドルベース(後支持部)31の外側面における左部および右部に、被覆部材103を掛けて付けるための被掛止部(取付部に相当する)100,101を備えている。被掛止部100,101は、マスクなど引っ掛け部105,105(図17(b)参照)を有する被覆部材103を発射ハンドル30に取り付けるためのものである。左側被掛止部100は、上面視略L字形状とされ、ハンドルベース31の左側面から左方へ延設された前壁100aと、前壁100aの左端から後方へ延設された側壁100bとを備えている。右側被掛止部101は、左側被掛止部100と左右対称に構成されており、上面視略L字形状とされ、ハンドルベース31の右側面から右方へ延設された前壁101aと、前壁101aの右端から後方へ延設された側壁101bとを備えている。
被覆部材103を被掛止部100,101に取り付けるには、被覆部材103の左側の引っ掛け部105を、左側被掛止部100とハンドルベース31の外側面により形成された間隙に入れて左側被掛止部100に掛けるとともに、被覆部材103の右側の引っ掛け部105を右側被掛止部101とハンドルベース31の外側面により形成された間隙に入れて右側被掛止部101に掛ける。被覆部材103の引っ掛け部105,105は弾性変形可能なゴム体で構成された環状体であるため、被覆部材103を左側被掛止部100および右側被掛止部101に引っ掛けて取り付けると、図17(b)に示すように、マスク本体104は、ハンドルカバー35及び回動ハンドル36を覆った状態となる。
マスクなどの被覆部材103を被掛止部100に取り付けた後、図18に示すように、遊技者が被覆部材103の上から回動ハンドル36を握って適宜の角度に回動操作すると、パチンコ遊技機は、タッチセンサ48および発射ボリューム47からの信号に基づき遊技球を発射させる。なお、図18に示す例では、表面全域を金属めっきされた回動ハンドル36に遊技者の親指Sが触れているため、タッチセンサ48は遊技者の接触を検知できる。
このようにして回動ハンドル36を握ると、親指Sが掛かる部分以外は被覆部材103により覆われているため、直接回動ハンドル36を握ることに抵抗を感じる遊技者でも、触れる部分が少なくて済むことにより、抵抗感を減らすことができる。
4.第4実施形態
第1実施形態のパチンコ遊技機1では、クリップ部110をハンドルベース31に設ける構成としたが、図19,20に示す第4実施形態のパチンコ遊技機では、クリップ部110をハンドルカバー35に設ける構成としている。なお、第4実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
具体的には、第4実施形態のパチンコ遊技機では、図19(a)に示すように、発射ハンドル30は、ハンドルカバー(前支持部)35の前面側にクリップ部(取付部に相当する)110を備えている。クリップ部110は、ハンドルカバー35の前パネル111に形成されている。前パネル111は、ハンドルカバー本体112に取り付けられて、ハンドルカバー本体112とともにハンドルカバー35を構成するものである。クリップ部110は、前パネル111に逆V字形状の切り込みを入れて三角部111aを作り、三角部111aを底辺部分から前方へ撓ませたものである。これにより、クリップ部110は、前パネル111におけるクリップ部110以外の部分との間に被覆部材87を挟持可能となっている。なお、クリップ部110の前面と、前パネル111におけるクリップ部110以外の部分の前面とは、被覆部材87を取り付けていない状態では面一となるため、遊技者が発射ハンドル30を握る際にクリップ部110が邪魔になることはない。
また、第2実施形態のパチンコ遊技機では、回動ハンドル(回動操作部)36は、図19(a),(b)に示すように、後部の左外側36aのみに金属めっきが施され、導電性がもたせられている。金属めっきが施された回動ハンドル36の後部の左外側36aは、タッチセンサ48(図6参照)に対して図示しないリード線により接続されている。これにより、回動ハンドル36における後部の左外側36aは、タッチセンサ48のタッチプレートとして機能する。タッチセンサ48は、遊技者の手が回動ハンドル36の後部の左外側36aに接触すると、静電容量の変化に基づいてこの接触を検知し、タッチ信号を発射制御基板28(図12参照)に出力する。
以上のように構成された第4実施形態のパチンコ遊技機において、被覆部材87により発射ハンドル30(回動ハンドル36)を覆って遊技する場合、まず、遊技者は、所持しているハンカチなどの被覆部材87を、クリップ部110に対して、図19(a)に二点鎖線で示すように取り付ける。そして、遊技者は、クリップ部110に取り付けた被覆部材87により、金属めっきの施された回動ハンドル36の後部の左外側36aを覆わないように気を付けつつ、回動ハンドル36の周りを囲うように覆う。そして、図20に示すように、被覆部材87の上から回動ハンドル36を握って、適宜の角度に回動操作すると、パチンコ遊技機は、タッチセンサ48および発射ボリューム47からの信号に基づき遊技球を発射させる。なお、図20に示す例では、遊技者の親指Sおよび人差し指Iが回動ハンドル36の後部の左外側36aに触れているため、タッチセンサ48は遊技者の接触を検知できる。
このようにして回動ハンドル36を握ると、親指Sや人差し指Iが触れる部分以外の部分は被覆部材87により覆われているため、直接回動ハンドル36を握ることに抵抗を感じる遊技者でも、触れる部分が少なくて済むことにより、抵抗感を減らすことができる。
以上説明したように、第4実施形態のパチンコ遊技機は、遊技者が操作する回動ハンドル36(操作部)と、回動ハンドル36を覆う被覆部材87を取り付けるクリップ部110(取付部)とを備えている。
したがって、クリップ部110にハンカチなどの被覆部材87を取り付け、被覆部材87により回動ハンドル36を覆うことができるので、回動ハンドル36に触れることに抵抗感を抱く遊技者であっても、その抵抗感を軽減して遊技することができる。
また、第4実施形態のパチンコ遊技機は、前面枠10(遊技機枠)に取り付けられるハンドルベース31(後支持部)、ハンドルベース31に取り付けられるハンドルカバー35(前支持部)、ハンドルベース31とハンドルカバー35の間に回動可能に配された回動ハンドル36(回動操作部)を有する発射ハンドル30と、回動ハンドル36の後部に触れていることを検知するタッチセンサ48と、回動ハンドル36の回動量を検知する発射ボリューム47と、を備え、回動ハンドル36に触れていることをタッチセンサ48が検知したとき、発射ボリューム47が検知した回動量に応じた強度で、遊技球を遊技領域3へ発射するよう構成され、クリップ部110(取付部)は、ハンドルカバー35に設けられている。
したがって、クリップ部110が回動ハンドル36の前方に位置しているため、クリップ部110に取り付けた被覆部材87により回動ハンドル36の前部を覆いやすく、且つ、タッチセンサ48により接触を検知される回動ハンドル36の後部を露出させやすい。
5.変更例
以下、変更例について説明する。なお、変更例の説明において、第1実施形態のパチンコ遊技機1と同様の構成については、第1実施形態のパチンコ遊技機1と同様の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態のパチンコ遊技機では、クリップ部(取付部)82はハンドルベース31に対して移動しない構成としたが、図21(a),(b)に示すように、クリップ部(取付部)82Aを、ハンドルベース31Aに対して移動可能に構成してもよい。図21(a)に示す変更例のパチンコ遊技機では、クリップ部82Aは、ハンドルベース31Aに対して前後方向に移動可能に組みつけられている。具体的には、図21(a)にA−A断面図として示すように、ハンドルベース31Aは、外側面の上部に、前後方向に沿う断面略凸形状の嵌合溝115を有し、また、クリップ部82Aは、嵌合溝115に抜け不能に嵌合して、嵌合溝115内を摺動可能な断面略I形状の摺動部116を有している。クリップ部82Aは、摺動部116をハンドルベース31Aの嵌合溝115に嵌合させることにより、ハンドルベース31Aに対して前後方向に移動可能に取り付けられている。これによれば、遊技者は、クリップ部82Aの位置を前後方向に調整して、回動ハンドル36を最も覆い易い位置に被覆部材を取り付けることができる。
また、図21(b)に示す変更例のパチンコ遊技機では、クリップ部(取付部)82Bは、ハンドルベース31Bに対して周方向に移動可能に組みつけられている。具体的には、図21(b)にB−B断面図として示すように、ハンドルベース31Bは、外側面の上部に、周方向に沿う断面略凸形状の嵌合溝117を有し、また、クリップ部82Bは、嵌合溝117に抜け不能に嵌合して、嵌合溝117内を摺動可能な断面略I形状の摺動部118を有している。クリップ部82Bは、摺動部118をハンドルベース31Bの嵌合溝117に嵌合させることにより、ハンドルベース31Bに対して周方向に移動可能に取り付けられている。これによれば、遊技者は、クリップ部82Bの位置を周方向に調整して、回動ハンドル36を最も覆い易い位置に被覆部材を取り付けることができる。
また、第1実施形態のパチンコ遊技機1では、クリップ部(取付部)82を発射ハンドル30に設ける構成としたが、図22に示すように、クリップ部(取付部)82Cを遊技機枠に設ける構成としてもよい。図22に示す変更例では、遊技機枠における前面枠10の右下部に設けられた発射ハンドル30の取付部120に、クリップ部82Cを設けている。なお、発射ハンドル30の取付部120は、前後方向に沿う貫通孔120aが形成された円筒形状とされ、この貫通孔120aにハンドルベース31の固定部32を挿通させることにより、発射ハンドル30を取付可能とされている。
また、第2実施形態のパチンコ遊技機では、回動ハンドル36の前部の左内側に金属プレート96を設けて、金属プレート96とタッチセンサ48とを図示しないリード線により接続することにより、タッチセンサ48のタッチプレートとして機能するよう構成したが、図23(a)に示す変更例のように、ハンドルカバー35の外周35aに、金属製の環状部材122を嵌合させて、この環状部材122とタッチセンサ48(図6参照)とを図示しないリード線により接続することにより、ハンドルカバー35をタッチセンサ48のタッチプレートとして機能するよう構成してもよい。この場合、突起部(取付部)92を、回動ハンドル36を基準にハンドルベース31側に設けることで、突起部92に取り付けた被覆部材87により回動ハンドル36を覆う際、図23(b)に示すように、回動ハンドル36を覆い易く、かつ、ハンドルカバー35における環状部材122が嵌められた部分を露出させ易くなる。なお、図23(b)に示す例では、遊技者の親指Sおよび人差し指Iが回動ハンドル36とともに環状部材122に触れているため、タッチセンサ48は遊技者の接触を検知できる。
また、第4実施形態のパチンコ遊技機では、回動ハンドル36の後部の左外側のみに金属めっきを施して、金属めっきの施された回動ハンドル36の後部の左外側36aとタッチセンサ48とを図示しないリード線により接続することにより、回動ハンドル36の後部の左外側がタッチセンサ48のタッチプレートとして機能するよう構成したが、図24(a)に示す変更例のように、ハンドルベース31における回動ハンドル36近傍の外周31aに、金属製の環状部材124を嵌合させて、この環状部材124とタッチセンサ48(図6参照)とを図示しないリード線により接続することにより、ハンドルベース31をタッチセンサ48のタッチプレートとして機能するよう構成してもよい。この場合、クリップ部(取付部)110を、ハンドルカバー35に設けることで、クリップ部110に取り付けた被覆部材87により回動ハンドル36を覆う際、図24(b)に示すように、回動ハンドル36を覆い易く、かつ、ハンドルベース31における環状部材124が嵌められた部分を露出させ易くなる。なお、図24(b)に示す例では、遊技者の親指Sが回動ハンドル36とともに環状部材124に触れているため、タッチセンサ48は遊技者の接触を検知できる。
また、実施形態では、操作部として回動ハンドル36を例に挙げて説明したが、装飾図柄変動演出に合わせて遊技者が押圧操作する演出ボタンなどの各種ボタンも操作部に該当する。
また、実施形態では、遊技機としてパチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、スロットマシンなどの他の遊技機に対して、操作部を覆うための被覆部材を取り付ける取付部を設けてもよい。この場合、操作部には、ストップボタンやレバー、ベットボタンなどが該当する。