JP2008306969A - 野菜の洗浄方法及び野菜の洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】野菜を収容するための洗浄槽50と、該洗浄槽の底面41から垂直方向に洗浄水を噴射する底部吐出口34及び該洗浄槽の対向する内側面42,43から水平方向に洗浄水を噴射する側部吐出口32L,32U,33L,33Uを有し、該洗浄槽内に洗浄水を満水させ、洗浄動作中にオーバーフローさせるようにした洗浄・給排水システム30と、前記洗浄槽内の野菜を押下げる押下げネット21を有し、該押下げネットの昇降動作を繰り返す野菜押下げ機構20と、前記洗浄・給排水システムにおける前記底部吐出口、前記側部吐出口からの洗浄水の噴射動作と、前記野菜押し下げ機構における前記押下げネットの昇降動作とを少なくとも特定した、所定の野菜洗浄シーケンス13aを実行する制御手段11とを備えている。
【選択図】図1
Description
また、ベルトコンベアで搬送される野菜に高圧水を噴射して、野菜に付着しているゴミや虫、泥等(以下、単に異物と略す場合がある。)を、その噴出圧によって、吹き飛ばして除去する方法も知られている。
また、後者のものでは、じゃがいも、大根等のいわゆる根野菜(根菜類)などの比較的、損傷し難い野菜では、問題とはなり難いが、葉物野菜や実野菜等の損傷し易い野菜では、高圧の噴射水により、損傷する恐れがある。
すなわち、この異物除去装置は、底部の排水口にストレーナを設け、内周面に複数の噴射ノズル及び異物を補修する捕集ネットを設けた円筒形状とされた野菜を収容する洗浄槽と、該洗浄槽の上方から洗浄槽内に洗浄水の給水を行う給水管と、該洗浄槽からオーバーフローした洗浄水を受けるために洗浄槽の周囲に形成された円筒状のオーバーフロー水受けと、前記排水口及びオーバーフロー水受けからの洗浄水を一時的に貯留する一時貯留層と、該一時貯留層に貯留された洗浄水を、前記噴射ノズルへ循環させる循環パイプとを備えている。
また、前記一時貯留層に貯留された洗浄水を、前記噴射ノズルへ循環させるようにしているので、洗浄水の節約がなされる、とされている。
すなわち、この野菜洗浄装置は、載置された野菜を搬送するV字型搬送コンベアを設けるとともに、該コンベアの下方から搬送される野菜に向けて洗浄水を噴射する複数の噴射手段を設け、洗浄水を満たした洗浄槽と、該洗浄槽内の洗浄水をポンプで吸引し、異物を除去して再度、洗浄槽内の噴射手段に循環供給する給水配管とを備えている。
このものでは、特に、白菜、キャベツ、レタス等のいわゆる葉物野菜のうち多層の玉状野菜(結球葉野菜)を洗浄対象とし、これらを1/4あるいは1/3に切断して、前記V字型コンベアに載置する。この載置する際に、噴射手段により噴射された洗浄水が切断面から内部に流入するように、野菜の切断面を下方に向けて載置するようにしている。
この野菜洗浄装置では、前記構成により、洗浄水の循環利用により洗浄水の節約ができ、また、コンベアを搬送される切断された野菜の葉と葉との間に付着した異物の除去が効果的にできる、とされている。
また、本発明者らは、野菜の新鮮さを長期間に亘って持続させるべく、野菜の鮮度を賦活する方法及び鮮度賦活装置を上記特許文献3として提案し、そこでは、野菜の賦活化を図るために好適な賦活方法を開示したが、本発明者らは、これら提案された上記野菜洗浄方法やこの賦活化方法を分析し、更に鋭意検討した結果、従来では不十分とされていた、特に葉物野菜等を効果的かつ効率的に洗浄し得る方法及び装置を種々の実験結果に基づき開発するに至り、本発明を提案するものである。
請求項2では、請求項1において、前記洗浄槽の内側面からは、それぞれの内側面で上段側と下段側とから交互にかつ、各々の上段側と下段側とが逆となるように洗浄水を噴射して、該洗浄槽内の野菜を揺動させるようにしている。
請求項6では、請求項3乃至5のいずれか1項において、前記洗浄・給排水システムは、前記側部吐出口を、前記内側面のそれぞれの上段側と下段側とに設けるとともに、それら側部吐出口からの洗浄水の噴射の開閉を行う開閉弁を更に備えており、前記制御手段は、前記開閉弁を制御して、それぞれの内側面で上段側と下段側とから交互にかつ、各々の上段側と下段側とが逆となるように洗浄水を噴射させる構成としている。
請求項8では、請求項3乃至7のいずれか1項において、前記押下げネットは、板状網体と、該板状網体の外周縁から下方に向かって拡開する縁部とを備え、前記洗浄槽の内周に対応して形成されており、該縁部は、前記側部吐出口に対応する箇所に切欠が形成されている。
また、野菜に付着した比重の軽い異物は、洗浄中、洗浄槽の底面から垂直方向へ噴射された洗浄水による垂直方向へ発生する水流により水面へ誘導され、オーバーフローして排出されるので、洗浄水を汚すことがなく、また、洗浄して除去したゴミなどの異物が野菜へ再付着することを防止できるので、洗浄水を常にクリーンな状態に保持できる。
特に、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜等では、押下げられて浮上する際に、水平方向からの水流を当てることで、浮力による野菜の浮上と、水平方向からの水流によって、葉が広げられるので、結い紐やバンドで結束された状態でも葉同士の間まで洗浄することができる。
更に、このような本発明方法では、洗浄剤や薬品などを使用しなくても、充分に野菜を洗浄できるので、食品衛生上も極めて安全であり、また、野菜が持つ本来の味を損なうことがない。
特に、前記したような葉物野菜は、交互に反転する水流を受けながら、押下げによる沈降と、その押下げの解除による浮上とを繰り返すことで、葉同士の間が大きく広げられるので、単なる晒し洗いでは落ちにくかった細部に付着した異物が除去でき、上記した請求項1の洗浄方法に比べて、より一層確実かつ短時間で効率的に野菜を洗浄できる。
また、洗浄槽の底部吐出口から垂直方向へ噴射された洗浄水により発生する垂直方向への水流により、野菜に付着した比重の軽い異物は、水面へ誘導され、オーバーフローするので、野菜への再付着を防止できる。
特に、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜等では、押下げられて浮上する際に、水平方向からの水流を当てることで、浮力による野菜の浮上と、水平方向からの水流によって、葉が広げられ、葉同士の間まで洗浄することができる。
これにより、洗浄水の噴射動作と押下げネットの昇降動作との組合せ動作を、例えば、洗浄する野菜の種類に適した洗浄モードを選択設定して実行でき、野菜の種類に応じた洗浄ができる。
特に、前記したような葉物野菜は、交互に反転する水流を受けながら、押下げによる沈降と、その押下げの解除による浮上とを繰り返すことで、葉同士の間が大きく広げられるので、単なる晒し洗いでは落ちにくかった細部に付着した異物を除去でき、効果的に洗浄できる。
図1は、本実施形態に係る野菜の洗浄装置の一例を示す概略構成図、図2(a)〜(c)は、いずれも同実施形態に係る野菜の洗浄装置で実行される野菜洗浄の様子を模式的に示す説明図、図3(a)〜(c)は、図2と同様図、図4(a)、(b)は、同実施形態に係る野菜の洗浄装置の基本動作の一例を示す、タイムチャート、図5(a)は、同実施形態に係る野菜の洗浄装置に記憶された洗浄モードの一例を示す説明図である。
尚、以下の説明にある手前、及び奥は、図6に示す野菜の洗浄装置10に対し使用者が対面した状態における手前側、及び奥側をそれぞれ指す。
図例の洗浄装置10は、大略的に、野菜を収容するための洗浄槽50(図2参照)と、洗浄槽50内に収容した野菜を押下げる押下げネット21を有し、押下げネット21の昇降動作を繰り返す野菜押下げ機構20と、洗浄・給排水システム30と、複数の洗浄モード13bを含む野菜洗浄シーケンス13aや各種制御プログラムを記憶する記憶手段13と、洗浄モード13bを選択設定するための操作・設定手段を構成する選択スイッチ12と、装置各部を制御する制御手段を構成するCPU11とを備えている。
側部吐出口32L,32U,33L,33Uは、後記するように、それぞれの内側面42,43で、上段側と下段側とに設けられている(図2参照)。
また、CPU11は、洗浄・給排水システム30における底部吐出口34、側部吐出口32L,32U,33L,33Uからの洗浄水の噴射動作と、野菜押し下げ機構20における押下げネット21の昇降動作とを少なくとも特定した、後記する所定の野菜洗浄シーケンス13aを、選択スイッチ12が操作されることによって選択設定された洗浄モード13bに応じて実行する。
ここに、洗浄水は、水道水、水道水を活水器などで活性化させたもの、水道水に後記するように微細気泡を含ませたものや、あるいは、殺菌剤として次亜塩素酸等の薬剤を混合したものなど、野菜を洗浄可能な洗浄水であれば、どのようなものでもよいが、後記するように、本実施形態では、微細気泡を含ませたものとしている。
この野菜の洗浄方法は、前記のように大略的に構成された野菜の洗浄装置10を用いて、野菜洗浄シーケンス13aの実行によりなされる。
まず、洗浄槽50内に野菜かご14を収容した状態で、洗浄水を供給して、洗浄槽50を満水させる。次いで、葉物野菜(本実施形態では、ほうれん草)vを、野菜かご14内に収容して、洗浄水に浸漬させる。この状態では、野菜vは、図2(a)に示すように、水面付近に浮遊した状態となり、このままでは、効果的に洗浄することは困難である。
そこで、本実施形態では、野菜押下げ機構20を駆動して、後記する所定の昇降動作で、押下げネット21を降下させて、図2(b)に示すように、野菜vを洗浄槽50内の下方へ沈降させる。所定の位置まで、野菜vを沈降させると、押下げネット21を上昇させて、野菜vの押下げを解除する。押下げネット21による押下げの解除がなされると、野菜vは、図2(c)に示すように、浮力で自然と水面付近へ戻ろうとする。
また、洗浄槽50の底面41に設けられた底部吐出口34から加圧された洗浄水が噴射され、垂直方向上方へ向かうジェット水流を発生させている(以下、この状態をC水系と略すことがある。)。
さらに、洗浄槽50の両内側面42,43に設けられた各側部吐出口32L,32U,33L,33Uから、以下のように所定の噴射動作で、加圧された洗浄水を噴射させて、水平方向へ向かうジェット水流を発生させている。
換言すれば、手前側内側面42の手前上段側部吐出口32Uと、奥側内側面43の奥下段側部吐出口33Lとから洗浄水を噴射させているとき(以下、この状態をA水系と略すことがある。)は、手前側内側面42の手前下段側部吐出口32Lと、奥側内側面43の奥上段側部吐出口33Uとからは、洗浄水を噴射させず(図2の各図に示す状態)、手前側内側面42の手前下段側部吐出口32Lと、奥側内側面43の奥上段側部吐出口33Uとから洗浄水を噴射させているとき(以下、この状態をB水系と略すことがある。)は、手前側内側面42の手前上段側部吐出口32Uと、奥側内側面43の奥下段側部吐出口33Lとからは、洗浄水を噴射させないようにして(図3の各図に示す状態)、これらA水系とB水系との状態が交互に、後記する所定のタイミングで繰り返されるようにしている。
図2(a)の状態、すなわち、A水系で、野菜vが水面付近に浮遊あるいは浮上した状態では、手前上段側部吐出口32Uから噴射される洗浄水によって発生した水流によって、葉の部分が広げられて、葉と葉との間にも洗浄水を行渡らせて洗浄がなされるとともに、奥下段側部吐出口33L及び底部吐出口34から噴射される洗浄水によって発生した水流によって、表面側に露出する葉や、茎部分の隙間に洗浄水を行渡らせて洗浄がなされる。
また、底部吐出口34から噴射される洗浄水によって発生する垂直方向への水流と、手前上段側部吐出口32Uから噴射される洗浄水によって発生する水平方向への水流とが相俟って、野菜vから除去された比重の軽い異物が、後記するオーバーフロー槽53,54(図6参照)へと誘導されて、野菜vへの再付着を防止する。
また、底部吐出口34から噴射される洗浄水によって発生する垂直方向への水流と、奥上段側部吐出口33Uから噴射される洗浄水によって発生する水平方向への水流とが相俟って、野菜vから除去された比重の軽い異物が、後記するオーバーフロー槽53,54(図6参照)へと誘導されて、野菜vへの再付着を防止する。
以上のように、洗浄槽50内の洗浄水に浸漬された野菜vは、洗浄槽50内で前記の挙動を連続的に繰り返し、隅々まで洗浄されて、付着している異物が除去される。
すなわち、本実施形態に係る野菜の洗浄方法では、洗浄槽50内で、各吐出口32L,32U,33L,33U,34から上記のように洗浄水が噴射されることによって、発生した水流を野菜vに当てながら、野菜vを押下げ沈降させては、押下げを解除して浮上させる動作を繰り返し行い、洗浄槽50内の野菜vを適度に揺動させるようにしている。
尚、図2及び図3に示した符号14c,22,23については、後記する。
押下げネット21の昇降タイミングは、図4(a)に示すように、後記する押下げネット駆動モータ29(図7参照)のON/OFFで制御がなされ、本実施形態では、ONの状態、すなわち、押下げネット21の下降動作と上昇動作とが1回なされる昇降時間T1が約2秒とされている(図5(a)参照)。
また、その後、押下げネット21が上方位置、すなわち、水面よりも上方の位置、あるいは水面付近で保持された状態となる保持時間Txが約1秒、約2秒、約4秒のうちから選択設定可能とされている(図5(a)参照)。
また、本実施形態では、洗浄動作中は、C水系、すなわち、底部吐出口34から常に洗浄水を噴射するようにしている。
一方、A水系とB水系とは、前記したように、交互に切り替えがなされるが、その切替時間T2は、約10秒としている。
これら各吐出口32L,32U,33L,33U,34の洗浄水の噴射の制御は、後記する各電磁弁を調整制御することによりなされる。
また、上記では、押下げネット21の下降動作と上昇動作とが1回なされる昇降時間T1を約2秒として、下方位置では、押下げネット21の保持状態がないものとして例示しているが、下方位置で所定時間、押下げネット21を停止保持させるようにし、その保持時間も設定変更可能なようにしてもよい。
さらに、詳述は、後記するが、図5(b)に示すように、複数の洗浄実行時間などを規定する運転モード13cを更に、記憶手段13に記憶させて、選択スイッチ12の操作により運転モード13cを選択設定できるようにして、所定時間、洗浄動作を実行した後は、洗浄動作を自動停止させるようにしてもよい。このような、洗浄実行時間は、洗浄槽50の形状や大きさ、収容する野菜の量に応じて、適宜、設定可能である。
また、洗浄槽50内で、各吐出口32L,32U,33L,33U,34から上記のように洗浄水が噴射されることによって発生した水流を、野菜vに当てながら、野菜vを押下げ沈降させては、押下げを解除して浮上させる動作を繰り返し行い、洗浄槽50内の野菜vを適度に揺動させるようにしているので、洗浄槽50内の野菜vは、様々な方向から水流を受けることとなる。従って、洗浄槽50内の野菜vを効果的に洗浄できる。すなわち、例えば、水面に浮遊しがちなカット野菜や葉物野菜、その他の野菜等でも、押下げにより、水流を受けながら洗浄槽50内の下方に沈降され、その押下げが解除されて、水面に浮上する際にも水流を受けることとなり、効果的に野菜vの全体を洗浄できる。
特に、本実施形態のように、洗浄対象となる野菜vとしてほうれん草や小松菜などの葉物野菜等を洗浄する場合は、押下げられて浮上する際に、水平方向からの水流を当てることで、浮力による野菜の浮上と、水平方向からの水流によって、葉が広げられ、葉同士の間まで洗浄することができる。
特に、前記したような葉物野菜は、交互に反転されるA水系とB水系とによって発生する水流を受けながら、押下げによる沈降と、その押下げの解除による浮上とを繰り返すことで、葉同士の間が大きく広げられるので、単なる晒し洗いでは落ちにくかった細部に付着した異物を除去でき、葉物野菜も、結い紐やバンドで結束された状態で効果的に洗浄できる。
さらに、本実施形態に係る野菜の洗浄方法によれば、洗浄剤や薬品などを使用しなくても、充分に野菜を洗浄できるので、食品衛生上も極めて安全であり、また、野菜が持つ本来の味を損なうことがない。
尚、本実施形態では、洗浄対象となる野菜vとしてほうれん草を例示しているが、これに限られず、前記した根野菜や実野菜、カット野菜等の洗浄にも好適であり、これらの野菜も損傷させることなく、効果的かつ効率的に洗浄することができる。
また、本実施形態では、洗浄槽50に、1束の野菜vのみを収容した状態を図示して説明しているが、複数束を収容して洗浄可能なことは、当然である。
尚、図9では、後記する水槽40の平面図及び対向する内側面を模式的に示しており、上から順に、奥側内側面43を奥側に倒した状態を見た図、平面図、手前側内側面42を手前側に倒した状態を見た図である。また、図9では、各給水管、排水管、空気管は、模式的に示し、洗浄水及び気体の流れをA〜Fの符号で示す矢印で示している。
尚、図において、符号15aは、装置本体を移動可能とするためのキャスター、符号15bは、装置本体の位置固定のためのレベルアジャスターである。
制御盤16は、前記した装置各部を制御するCPU11、選択スイッチ12、選択設定された後記する運転モード13cや洗浄モード13b、噴射圧、その他洗浄条件等を表示する表示パネル18、メインスイッチ17などを備えている。
アーム駆動軸24は、ブレーキ付ギアモータ29の駆動により、軸受部28を介して回転駆動されるクランクアーム27の回転によって、クランクアーム27及び駆動軸連結板25に対して揺動自在とされた連接棒26が揺動しながら上下動することで、この連接棒26に連結された駆動軸連結板25及びこれに連結されたアーム駆動軸24が、上下に昇降して、この結果、押下げネット21が上下に昇降する構成とされている。
尚、アーム駆動軸24は、装置本体に対して固定された軸受板15c,15dによって、昇降可能に支持されている。
アーム駆動軸24の先端に連設されたネットアーム23は、アーム駆動軸24に対して、手前側に、略90°回動する構成とされ、その回動した状態で、ネットアーム23に連設された押下げネット21のネット面が、その下方の水面と略平行となるように構成されている(図2参照)。
尚、本実施形態では、押下げネット21を昇降させるための駆動手段としてモータ29を使用しているが、これに限られず、その他、油圧式、エア式等のシリンダ等によって行うようにしてもよい。
押下げネット21の外周は、後記する洗浄槽51,52に収容される野菜かご14の内周よりもやや小とされ、野菜かご14内を、昇降可能とされている。
縁部21bの側部吐出口32L,32U,33L,33Uに対応する箇所には、各側部吐出口32L,32U,33L,33Uから噴射される洗浄水により発生する水流を流通可能に受入れるための切欠21cが形成されている。
上記のようなこの押下げネット21によれば、縁部21bによって、洗浄槽51,52(それらに収容された野菜かご14)内の野菜を効果的に捕捉できる。すなわち、単なる平板状の網体であれば、押下げる際に、洗浄槽と網体との隙間に野菜が入り込んで損傷したり、網体の上方に移動したりする恐れがあるが、この縁部21bにより野菜を捕捉でき、このような問題を低減することができる。また、上記切欠21cを形成しているので、各側部吐出口32L,32U,33L,33Uから洗浄槽51,52内に噴射された洗浄水により発生する水流を妨げ難い。
このように、中央仕切り板46、及び左右仕切り板47,48が配設されて、水槽40は、4つの領域に区分される。これら4つの領域は、左から順に、左側オーバーフロー槽53、左側洗浄槽51、右側洗浄槽52、右側オーバーフロー槽54を構成する。
左側洗浄槽51と右側洗浄槽52とで洗浄槽50を構成し、この洗浄槽50の底面41には、底部吐出口34が設けられ、その手前側内側面42には、手前側部吐出口32L,32Uが、奥側内側面43には、奥側部吐出口33L,33Uがそれぞれ設けられている(図9参照)。
尚、上記のように、洗浄槽50を中央仕切り板46によって、仕切らずに1つの洗浄槽50を構成するものとしてもよく、あるいは、3つ以上に区切って、3つ以上の洗浄槽を形成するようにしてもよい。このような場合は、野菜押下げ機構20を変形させる必要があることは、当然である。
それぞれの内側面42,43の上段部に設けられた手前上段側部吐出口32U、及び奥上段側部吐出口33Uは、それぞれ同高さに設けられており、水面よりもやや低い位置、すなわち、後記するオーバーフロー排水口36よりもやや低い位置に設けられている。
また、それぞれの内側面42,43の下段部に設けられた手前下段側部吐出口32L、及び奥下段側部吐出口33Lは、上記各上段部の吐出口32U、33Uよりも下方かつ、それぞれ同高さに設けられており、洗浄槽50内の略半分程度の高さ、あるいは、後記する野菜かご14が収容された状態で野菜かご14の底面から1/3程度の高さの位置に設けられている(図2参照)。
これら手前側内側面42、奥側内側面43に設けられたそれぞれ8つの側部吐出口32L,32U,33L,33Uは、対向するそれぞれが水平方向で左右に、ややずれるように設けられている(図9参照)。これにより、後記する吸引ポンプPの駆動により、洗浄水を噴射した際に、同時に噴射した場合でも、それらの噴射により発生する水流が衝突せず、また、野菜を、より効果的に揺動させることができる。
これら側部吐出口32L,32U,33L,33Uは、中央仕切り板46で仕切られた際に、各洗浄槽51,52のそれぞれの対向する側面に4つづつ形成されることとなる。
また、洗浄槽50の手前側内側面42には、左側洗浄槽51、右側洗浄槽52の両方に臨むようにして、給水口31が形成されている。
給水口31は、水槽40内へ洗浄水を満水させるために給水を行うとともに、オーバーフローさせるための洗浄水の給水を行うものである。
水槽40(洗浄槽50)の底面41の略中央、すなわち、中央仕切り板46の下方には、水槽40内の洗浄水を排出するための排水口35が形成されており、底面41は、その排水口35に向けて、やや傾斜する傾斜面とされている。これにより、野菜の洗浄時に生じた異物のうち泥など比重の重い異物は、徐々に排水口35付近に集まり、洗浄終了後の排水の際に排出される。あるいは、排水口35に設けられたストレーナやフィルタなどの異物回収手段(不図示)で回収される。
左右仕切り板47,48もそれぞれ着脱自在とされ、その中央上方よりには、それぞれ左側洗浄槽51と左側オーバーフロー槽53とを連通する左側開口47a、右側洗浄槽52と右側オーバーフロー槽54とを連通する右側開口48aが形成されている。
上記のように、各仕切り板46,47,48をそれぞれ着脱自在とすることで、水槽40内の清掃性を高めることができる。
水槽40の左右内側面44,45には、それぞれオーバーフロー排水口36が設けられており、給水口31から洗浄動作中に常に供給される少量の洗浄水によって、満水状態とされた水槽40の洗浄水は、オーバーフロー排水口36から少量づつオーバーフローして水槽40内の洗浄水が少量づつ入れ換えられる。
尚、上記左側開口47a、右側開口48aを上方よりにのみ設け、下方を閉塞して、各オーバーフロー槽53,54と各洗浄槽51,52とを連通させない構成とすることで、比重の重い泥などの異物がオーバーフロー槽53,54に移動し難く、これにより、後記する洗浄水吸込筒37のフィルタの目詰まり等を低減できる。
また、左右仕切り板47,48によって、各オーバーフロー槽53,54の水面の波打ちが低減され、後記するレベルセンサLSの誤作動も防止できる。
洗浄水吸込筒37は、底面41から突設されており、その突出高さは、底面41から水面の1/3程度の高さまでとされている。また、その先端には、右側オーバーフロー槽54からの洗浄水をフィルタ(不図示)を介して吸い込む吸込口が形成されている。
このように、洗浄水吸込筒37を底面41から突設させているので、底面41に沈下した異物等の吸い込みを低減できるとともに、その突出高さを、底面41から水面の1/3程度の高さまでとしているので、野菜の洗浄によりオーバーフロー槽53,54へと誘導された比重の軽い異物を吸い込むことも防止できる。
尚、図9に示すように、一方の内側面44には、レベルセンサLSが付設されている。
野菜かご14は、図6に示すように、上方に開口し、野菜を収容するための箱状網体14aと、その上方に設けられた把持部14bと、箱状網体14aの下方に突出して、箱状網体14aを、洗浄槽50内で支持する支持脚部14cとを備え、その外周が、上記左側洗浄槽51、右側洗浄槽52のそれぞれの内周よりもやや小さく形成されて、それら洗浄槽51,52内に着脱自在に収容される。
これにより、野菜かご14に収容される野菜と、底面41とが直接触れることがなく、野菜の洗浄によって除去された異物のうち比重の重い異物が、洗浄槽51,52の底面41に沈下している場合にも、それらが野菜に再付着することを防止できる。
また、野菜かご14が洗浄槽51,52内に収容されて、満水とされた状態で、箱状網体14aの上端が、水面よりも上方に位置するように構成されている。これにより、野菜かご14内に収容した野菜が、水面付近に浮上した際にも野菜かご14内から流出してオーバーフローすることがない。
このように、野菜かご14に野菜を収容して洗浄することで、各洗浄槽51,52に直接、野菜を収容して洗浄する場合と比べて、洗浄終了後に収容した野菜を野菜かご14とともに、各洗浄槽51,52から取り出すことができ、作業性が良い。
尚、箱状網体14aの網目は、野菜を通過させず、かつ異物を通過させる大きさとすることが好ましい。
尚、洗浄槽50(51,52)の容量、野菜かご14の大きさは、洗浄対象とする野菜等の大きさに応じて、適宜、設計可能であるが、野菜かご14の底面から上方位置に保持状態とされた押下げネット21のネット面までの高さに応じて、収容する野菜の量は、その高さの半分以下の高さとなる量までとすることが好ましい。
例えば、1つの野菜かご14の容量が約40L(約0.04m3)であれば、一般に出回っている一束が約400g前後のほうれん草を、10束〜15束程度収容して、洗浄でき、この場合は、3分〜5分程度の洗浄実行時間で十分に洗浄することができる。
メインスイッチ17の操作により、電源が投入されて、表示パネル18に図5(b)に示すような後記する運転モード13cが表示される。
運転モード13cは、本実施形態では、6種類の運転モードを予め記憶させており、洗浄実行時間モード1、洗浄実行時間モード2、洗浄実行時間モード3、すすぎモード1、すすぎモード2、洗浄+すすぎモードのうちから選択設定が可能とされている。
すなわち、洗浄実行時間モード1では、後記する洗浄動作を3分間実行する。洗浄実行時間モード2では、洗浄動作を4分間実行する。洗浄実行時間モード3では、洗浄動作を5分間実行する。このような洗浄動作の実行時間の選択は、洗浄する野菜の汚れ具合や、野菜種に応じて選択すればよい。
尚、すすぎモードについては、後記し、以下の洗浄動作では、洗浄実行時間のみが異なる通常の洗浄動作、すなわち、洗浄実行時間モード1、洗浄実行時間モード2、洗浄実行時間モード3が選択設定されている場合について、まず説明する。
また、本実施形態では、予め上記のように、3種類の洗浄実行時間を記憶させたものとしているが、ユーザー側で、操作・設定手段12を操作することにより、所望の選択実行時間を設定可能なようにしてもよい。
運転が開始されると排水口35を閉塞するための排水弁ev1が閉とされ、大量給水弁ev2及び少量給水弁ev3が開とされて、給水源Eからの洗浄水が給水口31を介して水槽40内に供給される。
レベルセンサLSが満水を検知すると、大量給水弁ev2を閉とし、少量給水弁ev3は、開状態のままで、前記のようにオーバーフローさせるために、少量の洗浄水を供給し続ける。
各洗浄槽51,52に野菜かご14をそれぞれ収容し、洗浄対象とする野菜を収容して、ネットアーム23を回動させて、これにより、押下げネット21が上方位置に保持状態とされ、洗浄待機状態となる。
これにより、野菜押下げ機構20、吸引ポンプP、マイナスイオン(e―)(以下、イオンと略す。)+オゾン発生装置39が駆動され、選択設定した運転モード13c及び洗浄モード13bに応じた洗浄動作が実行される。
吸引ポンプPの駆動により、右側オーバーフロー槽54から洗浄水が吸引されて、循環給水ラインGを介して、活水器38を経て、各吐出口32L,32U,33L,33U,34に供給される。
このように、循環供給ラインGを設けていることにより、水槽40内の洗浄水を、各吐出口32L,32U,33L,33U,34から噴射する洗浄水として再利用できる。これにより、各吐出口32L,32U,33L,33U,34から新たな洗浄水を直接、洗浄槽51,52内へ噴射させる場合と比べて、節水が図られる。すなわち、ある程度の水流を発生させるためには、各吐出口32L,32U,33L,33U,34から噴射させる洗浄水の水量が多く必要となり、新たな洗浄水を直接、各吐出口32L,32U,33L,33U,34へ給水して噴射させるものとすると大量の洗浄水が必要となるが、水槽40内の洗浄水を再利用することで、節水が図られる。
活水器38を介して活性化された洗浄水は、前記したA水系、B水系、C水系の3つに分岐されて、各吐出口32L,32U,33L,33U,34から洗浄槽51,52へ噴射供給される。
本実施形態では、前記したように、底部吐出口調整弁ev6を常に、開として底部吐出口34から洗浄水を常に噴射させている。
また、側部吐出口第1調整弁ev4と、側部吐出口第2調整弁ev5とを図4(b)に示したように、所定のタイミングで交互に開閉することで、図2及び図3に基づいて説明したように、側部吐出口32L,32U,33L,33Uから洗浄水が噴射される。
このように、各吐出口32L,32U,33L,33U,34から噴射される洗浄水に、イオン及びオゾンからなる気体の微細気泡を含ませることで、微細気泡の有する界面活性効果と、微細気泡によりクラスターが細分化された洗浄水によって、野菜の隅々に洗浄水が行渡り、微小な異物等も除去できる。
また、イオン及びオゾンを含ませることで、洗浄する野菜の殺菌や活性化を図ることもできる。
尚、活水器38及びイオン+オゾン発生装置39については、公知のものがそれぞれ適用可能であり、具体的構成については、説明を省略する。
すすぎモード1では、洗浄槽51,52が満水とされた後に、選択設定された洗浄モード13bに応じた洗浄動作を1分間実行し、その後、排水弁ev1を開として、水槽40内の洗浄水を全て排水し、再度、満水状態として、同洗浄動作を1分間実行する。各洗浄動作中は、前記した通常の洗浄動作と同様、大量給水弁ev2を閉とし、少量給水弁ev3は、開状態のままで、前記のようにオーバーフローさせるために、少量の洗浄水が供給されている。
このように、1分間の洗浄動作の実行後、水槽40内の洗浄水を全て排水し、再度、満水状態として、さらに、洗浄動作を実行することで、洗浄動作の実行と実行との間に、洗浄水の全てが入れ換えられて洗浄がなされるので、洗浄槽51,52内に収容された野菜の洗浄をより効果的にできる。
このように、大量給水弁ev2及び少量給水弁ev3のいずれも開状態としたままで、洗浄動作の実行がなされることにより、洗浄動作中に供給される洗浄水の量が増加するので、オーバーフロー量も増加し、水槽40内の洗浄水の入れ換え量が増加する。これにより、洗浄動作中に野菜から除去された異物を、より効果的に洗浄槽51,52からオーバーフロー槽53,54へと誘導でき、野菜への再付着を防止できる。
また、前記すすぎモード1と同様、1分間の洗浄動作の実行後、水槽40内の洗浄水を全て排水し、再度、満水状態として、さらに、洗浄動作を実行することで、洗浄動作の実行と実行との間に、洗浄水の全てが入れ換えられて洗浄がなされるので、洗浄槽51,52内に収容された野菜の洗浄をより効果的にできる。
尚、上記すすぎモード1及び2において、2回目の洗浄動作の実行後に、さらに再度、排水、満水、1分間の洗浄動作を実行させるようにしてもよい。これにより、洗浄効果が更に高まる。
ここで、通常の洗浄動作がなされる所定時間は、前記したような洗浄実行時間モード1乃至3のように、選択可能とされている。
例えば、洗浄実行時間モード1とすすぎモード2を組合せて、洗浄+すすぎモードとした場合、満水状態とされた後、2分間は通常の洗浄動作の実行がなされる。その後、大量給水弁ev2及び少量給水弁ev3のいずれも開状態としたまま、1分間、洗浄動作を実行する。その後、上記すすぎモード2で説明したように、排水、満水、洗浄を行う。
このように、種々の運転モード13cを予め設定して記憶させておくことで、野菜の種類や状態に応じて、ユーザー側で運転モード13cの選択設定が容易に行え、操作性の良い、洗浄装置となる。
また、各吐出口32L,32U,33L,33U,34の配設箇所や個数等は、洗浄槽50、野菜かご14の大きさや形状等に応じて、適宜、変形可能である。
さらに、本実施形態では、各吐出口32L,32U,33L,33U,34から噴射される洗浄水の噴射圧を、バイパス管G1を形成し、そのバイパス管G1に配設された噴射圧調整電磁弁ev7を調整制御することで、可変させるようにしているが、例えば、吸引ポンプ自体を、噴射圧の可変が可能なものとして構成してもよい。
11 CPU(制御手段)
12 選択スイッチ(操作・設定手段)
13 記憶手段
13a 野菜洗浄シーケンス
13b 洗浄モード
20 野菜押下げ機構
21 押下げネット
21a 板状網体
21b 縁部
21c 切欠
30 洗浄・給排水システム
32U 手前上段側部吐出口(側部吐出口)
32L 手前下段側部吐出口(側部吐出口)
33U 奥上段側部吐出口(側部吐出口)
33L 奥下段側部吐出口(側部吐出口)
34 底部吐出口
39 気泡発生手段
41 洗浄槽の底面
42 手前側内側面
43 奥側内側面
50 洗浄槽
51 左側洗浄槽(洗浄槽)
52 右側洗浄槽(洗浄槽)
ev4 側部吐出口第1調整弁(開閉弁)
ev5 側部吐出口第2調整弁(開閉弁)
G 循環給水ライン(給水ライン)
Claims (8)
- 洗浄槽に洗浄水を満たし、オーバーフローさせながら、該洗浄槽の底面及び対向する内側面から洗浄水を、それぞれ垂直方向及び水平方向へ噴射させて水流を発生させ、かつ、
該洗浄槽内で、発生した水流を野菜に当てながら、該野菜を押下げ沈降させては、押下げを解除して浮上させる動作を繰り返し行うことを特徴とする、野菜の洗浄方法。 - 請求項1において、
前記洗浄槽の内側面からは、それぞれの内側面で上段側と下段側とから交互にかつ、各々の上段側と下段側とが逆となるように洗浄水を噴射して、該洗浄槽内の野菜を揺動させるようにしている、野菜の洗浄方法。 - 野菜を収容するための洗浄槽と、
該洗浄槽の底面から垂直方向に洗浄水を噴射する底部吐出口及び該洗浄槽の対向する内側面から水平方向に洗浄水を噴射する側部吐出口を有し、該洗浄槽内に洗浄水を満水させ、洗浄動作中にオーバーフローさせるようにした洗浄・給排水システムと、
前記洗浄槽内の野菜を押下げる押下げネットを有し、該押下げネットの昇降動作を繰り返す野菜押下げ機構と、
前記洗浄・給排水システムにおける前記底部吐出口、前記側部吐出口からの洗浄水の噴射動作と、前記野菜押し下げ機構における前記押下げネットの昇降動作とを少なくとも特定した、所定の野菜洗浄シーケンスを実行する制御手段とを備えたことを特徴とする、野菜の洗浄装置。 - 請求項3において、
前記洗浄水の噴射動作と、前記押下げネットの昇降動作との組合せ動作を、複数の洗浄モードとして予め記憶した記憶手段と、
前記洗浄モードを選択設定するための操作・設定手段とを更に備えており、
前記制御手段は、前記操作・設定手段によって選択設定された洗浄モードに応じて、特定される野菜洗浄シーケンスを実行する、野菜の洗浄装置。 - 請求項3または4において、
前記底部吐出口及び前記側部吐出口から噴射させる洗浄水に、微細な気泡を含ませる気泡発生手段を更に備えている、野菜の洗浄装置。 - 請求項3乃至5のいずれか1項において、
前記洗浄・給排水システムは、前記側部吐出口を、前記内側面のそれぞれの上段側と下段側とに設けるとともに、それら側部吐出口からの洗浄水の噴射の開閉を行う開閉弁を更に備えており、
前記制御手段は、前記開閉弁を制御して、それぞれの内側面で上段側と下段側とから交互にかつ、各々の上段側と下段側とが逆となるように洗浄水を噴射させる構成としている、野菜の洗浄装置。 - 請求項3乃至6のいずれか1項において、
前記洗浄槽内の洗浄水を、前記底部吐出口及び側部吐出口へ給水する給水ラインを更に備えている、野菜の洗浄装置。 - 請求項3乃至7のいずれか1項において、
前記押下げネットは、板状網体と、該板状網体の外周縁から下方に向かって拡開する縁部とを備え、前記洗浄槽の内周に対応して形成されており、
該縁部は、前記側部吐出口に対応する箇所に切欠が形成されている、野菜の洗浄装置。
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