JP2011152084A - 食品洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 気泡を含んだ洗浄水(含気水)を洗浄水槽の底部から噴射させるとき、気泡による曝気と水流が洗浄水槽の全体に亘って均一に分散するように噴射させることで、洗浄対象食品を全体的に満遍なく下から煽って、効果的な洗浄を行なうことができ、更に、コスト、メンテナンス、コンパクト化の面で有利になるようにした食品洗浄装置の提供。
【解決手段】 内部に洗浄水を収容させる洗浄水槽2と、オーバーフロー縁22と、濾過水槽7と、循環ポンプ8と、含気水噴射装置5とを備え、含気水噴射装置5は、循環ポンプと洗浄水槽の底部室29との間に配管した圧力水管51の先端に噴射ストレーナ6を取り付けると共に、その圧力水管の途中に曝気用泡発生装置4を設けている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、野菜や海藻等の食品に付着したゴミ等(虫や異物汚れ等)を洗い流すために用いられる食品洗浄装置に関する。
従来、野菜等の洗浄対象食品を洗浄水槽内で洗浄させるようにした食品洗浄装置が提案されている(特許文献1参照)。
この食品洗浄装置は、噴射ノズルによって洗浄水槽内へ空気と水を同時に噴射し、洗浄水に回転水流を与えることで洗浄するように形成されていた。
しかしながら、従来のように回転水流を与える洗浄方法では、水流が単に渦流になって流動するだけになるため、個々の被洗浄食品が分散せずに渦状に回転するだけになり、これでは十分な洗浄効果が得られないという問題があった。
また、従来、前記洗浄水槽の底部に空気噴出管を配設させることで曝気用ブロアからの空気を洗浄室内で上向きに噴出させるようにした食品洗浄装置が提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、従来のように空気を洗浄水槽の底部から上向きに噴射させる場合、この空気噴出装置に他に水流を生じさせるための給水装置が必要になる。
このように空気噴出装置と給水装置を別々に設ける必要があるため、コスト的に不利になるし、清掃等のメンテナンスや装置のコンパクト化に不利になるという問題があった。
特許公開2001−137789号公報 特許公開2005−341925号公報
本発明は、気泡を含んだ洗浄水(本発明では「含気水」という)を洗浄水槽の底部から噴射させるもので、このとき気泡による曝気と水流が洗浄水槽の全体に亘って均一に分散するように噴射させることで、洗浄対象食品を全体的に満遍なく下から煽って、かき解すように上下に浮沈させるといった効果的な洗浄を行なうことができ、更に、コスト、メンテナンス、コンパクト化の面で有利になるようにした食品洗浄装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の食品洗浄装置は、
内部に洗浄水を収容させる洗浄水槽(2)と、
この洗浄水槽(2)の上端縁に形成されたオーバーフロー縁(22)と、
前記オーバーフロー縁(22)からオーバーフローしたゴミ等を含む洗浄水を流入させて濾過させる濾過水槽(7)と、
前記濾過水槽(7)の濾過済み洗浄水を圧送させるための循環ポンプ(8)と前記洗浄水槽(2)の底部室(29)との間に配管した圧力水管(51)の先端に噴射ストレーナ(6)が取り付けられると共に、その圧力水管(51)の途中に曝気用泡発生装置(4)が設けられた含気水噴射装置(5)と、
前記洗浄水槽(2)内に着脱可能に装着される洗浄カゴ(9)を備え、
この洗浄カゴ(9)は、筒状胴部(90)の底部に底部スクリーン(92)が設けられると共に、筒状胴部(90)の上端にスクリーン筒部(93)が設けられている構成とした。
また、本発明の請求項2記載の食品洗浄装置は、
請求項1記載の食品洗浄装置において、前記洗浄水槽(2)の底面が中央に向けて次第に縮小した逆錐形底面(21)に形成され、この逆錐形底面(21)の中央部に前記底部室(29)が形成され、この底部室(29)内に前記噴射ストレーナ(6)が配設されている構成とした。
また、本発明の請求項3記載の食品洗浄装置は、
請求項1又は2記載の食品洗浄装置において、前記オーバーフロー縁(22)が洗浄水槽(2)の上端縁の全縁に亘って形成されると共に、そのオーバーフロー縁(22)の全外周に外向きのフランジ面(20)が形成され、このフランジ面(20)に連続して前記洗浄水槽(2)の直径よりも幅広に開口した集水口(23)が形成され、前記オーバーフロー縁(22)からオーバーフローしたゴミ等を含む洗浄水をこの集水口(23)で集水して濾過水槽(7)に流入させるように形成されている構成とした。
また、本発明の請求項4記載の食品洗浄装置は、
請求項1〜のいずれかに記載の食品洗浄装置において、
前記曝気用泡発生装置(4)は、水噴射ノズル(45)を取り付けた上流側円板(42)と、絞り管(46)を取り付けた下流側円板(43)とを空気取り込み口(44)を保持して対向接続させ、前記水噴射ノズル(45)から絞り管(46)内に向けて噴射させた水の勢いにより空気取り込み口(44)から空気を取り込んで含気させるように形成されている構成とした。
また、本発明の請求項記載の食品洗浄装置は、
内部に洗浄水を収容させる洗浄水槽(2)と、
この洗浄水槽(2)の上端縁に形成されたオーバーフロー縁(22)と、
前記オーバーフロー縁(22)からオーバーフローしたゴミ等を含む洗浄水を流入させて濾過させる濾過水槽(7)と、
前記濾過水槽(7)の濾過済み洗浄水を圧送させるための循環ポンプ(8)と前記洗浄水槽(2)の底部室(29)との間に配管した圧力水管(51)の先端に上向きに開口した噴出口(55)が形成されると共に、その圧力水管(51)の途中に曝気用泡発生装置(4)が設けられた含気水噴射装置(5)と、
前記洗浄水槽(2)内に着脱可能に装着される洗浄カゴ(9)を備え、
前記洗浄カゴ(9)は、筒状胴部(90)の底部に底部スクリーン(92)が設けられると共に、筒状胴部(90)の上端(95)にスクリーン筒部(93)が設けられ、かつ前記底部スクリーン(92)の中央部分に水流遮断部(92a)が形成されている構成とした。
本発明の食品洗浄装置(請求項1)では、洗浄に際し、洗浄水槽の底部から含気水を噴射させるもので、このとき圧力水管の先端に噴射ストレーナを取り付けているため、含気水である気泡と水流を洗浄水槽の全体に亘って均一に分散させるように噴射させることができる。
これにより、洗浄対象食品を全体的に満遍なく下から煽って、かき解すように上下に浮沈させるといった効果的な洗浄を行なうことができる。
また、洗浄水槽内に着脱可能に装着される洗浄カゴを備えることで、野菜等の洗浄対象食品を洗浄カゴに収容した状態で洗浄することができるため、洗浄対象食品の投入作業や取り出し作業等の取り扱いを容易にさせて能率よく作業を行なうことができるし、作業者の労力負担を軽減させることができる。
この噴射ストレーナを使用した食品洗浄装置(請求項1)は、被洗浄食品として比重の軽い葉物野菜等の洗浄に有効である。
特に、洗浄水槽の底面を逆錐形底面に形成させ、その中央部から噴射ストレーナによって含気水を噴射させるため(請求項2)、逆錐形底面が噴射方向のガイドとして機能し、含気水の飛散方向を安定させることができる。これにより、含気水の不規則方向への飛散を防止して含気水を効果的に被洗浄食品に浴びせることができる。
また、圧力水管の途中に曝気用泡発生装置を設けた含気水噴射装置を備えているため、従来と異なり、空気噴出装置と給水装置とを別々に設ける必要がなく、コスト、メンテナンス、コンパクト化の面で有利になる。
また、空気噴出装置を構成する曝気用ブロアが不要になるため、省エネになるし、騒音による作業環境の悪化を解消できる。
また、洗浄に伴って洗浄水の水面部分に浮き上がったゴミ等は洗浄水と共にオーバーフロー縁をオーバーフローして濾過水槽内に流入し、ここで濾過されてゴミ等が除去される。
このように、オーバーフロー縁を設けたことによってゴミ等を含む洗浄水を濾過水槽内に導入させて確実に濾過させることができる。
特に、オーバーフロー縁を洗浄水槽の上端縁の全縁に亘って形成させたので(請求項3)、洗浄水槽のどこからでもオーバーフローさせることができ、ゴミ等を含む洗浄水がオーバーフローできずに滞留してしまうといったことがない。
また、集水口の開口幅を洗浄水槽の直径よりも幅広に形成させたので(請求項3)、
集水面積を広くとることができ、ゴミ等を含む洗浄水の流れをスムーズさせて、確実に濾過水槽に流入させることができる。
また、本発明の食品洗浄装置(請求項)では、含気水噴射装置の曝気用泡発生装置が、水噴射ノズルから絞り管内に向けて噴射させた水の勢いにより空気取り込み口から空気を取り込んで含気させるように形成されている。
従って、駆動装置としては循環ポンプだけで済み、その構造が簡単になるし、コスト、メンテナンス、コンパクト、安全の各面で有利になる。
本発明の食品洗浄装置(請求項)は、圧力水管の先端に上向きに開口した噴出口を形成させた構成と、洗浄カゴの底部スクリーンの中央部分に水流遮断部を形成させた構成に特徴がある。
このように、上向きに開口した噴出口を形成させることで強い噴出力を得ることができるし、水流遮断部を形成させることで含気水による気泡と水流を洗浄水槽の全体に亘って均一に分散させることができ、この噴出口と水流遮断部との組み合わせによって、比重の重い被洗浄食品についても効果的な洗浄を行うことができる。
本発明の請求項1に対応した実施例1に係る食品洗浄装置を示す平面図。 本発明の実施例1に係る食品洗浄装置を示す正面断面図。 本発明の実施例1に係る食品洗浄装置を示す側面断面図。 本発明の請求項5に対応した実施例2に係る食品洗浄装置を示す部分正面断面図。
図1、2、3で示す実施例1は請求項1に対応した食品洗浄装置で、機枠1上に洗浄水槽2と濾過水槽7が組み付けられている。
前記洗浄水槽2は、上面が開口し、底面が逆錐形底面(逆円錐底面)21に形成された円形容器に形成されている。
実施例の洗浄水槽2は、底面が中央に向けて次第に縮小した逆円錐底面に形成された円形容器に形成されているが、これに限らず、角形容器に形成してもよく、この角形容器の逆錐形底面21は、周囲が四角形で、中央部に向けて次第に円形になるように形成する。
この洗浄水槽2の上端縁はその全周がオーバーフロー縁22に形成され、このオーバーフロー縁22の全外周に外向きのフランジ面20が形成され、このフランジ面20に連続して前記洗浄水槽2の直径よりも幅広に開口した集水口23が形成されている。
実施例では、洗浄水槽2の半周部分に一定幅の円弧状フランジ面20aを形成させ、洗浄水槽2の他方の半周部分に前記円弧状フランジ部20aの両端から接線方向に延長して平行フランジ部20b,20bを形成させ、この平行フランジ部20b,20bの幅全体を集水口23の幅として形成させている。これにより集水面積を広くとることができる。
前記集水口23は樋状流路24に接続され、この樋状流路24の底部に回収管25が接続され、この回収管25が前記濾過水槽7内に延長されている。
従って、洗浄水槽2のオーバーフロー縁22を越流したオーバーフロー水(洗浄水)はフランジ面20を流れて集水口23に流入し、さらに樋状流路24から回収管25を経て前記濾過水槽7内に流入する。なお、図3では濾過水槽7の図示を省略している。
前記洗浄水槽2の逆錐形底面21の中央部(最底部)には底部室29が形成され、この底部室29に噴射ストレーナ6が配設されている。
なお、図において、符号35は洗浄水槽用のドレン排水弁である。
前記濾過水槽7は、前記洗浄水槽2のオーバーフロー縁22からオーバーフローしたゴミ等を含む洗浄水を流入させて濾過させるもので、方形容器に形成されている。
この濾過水槽7の内部には循環ポンプ8として水中ポンプが設置され、この循環ポンプ8により濾過水槽7内の洗浄水を含気水噴射装置5に圧送させる。この循環ポンプ8としては低圧ポンプを使用できる。
また、濾過水槽7には、洗浄作業の間は給水管73により常に給水され、また、汚れた洗浄水はオーバーフロー孔72から装置外に排出させるようになっている。
なお、図において、符号70は濾過水槽用のドレン排水弁である。
前記回収管25の濾過水槽7内での排出口26には、濾過用メッシュ袋71が着脱可能に取り付けられている。
この濾過用メッシュ袋71は、綿、麻、合成樹脂材によるメッシュで形成され、その口部を前記排出口26に被せて縛ることにより着脱可能に取り付けるようになっている。
前記含気水噴射装置5は、濾過水槽7の洗浄水を圧送させるための循環ポンプ8と、この循環ポンプ8と前記洗浄水槽2の底部室29との間に配管した圧力水管51と、この圧力水管51の先端に取り付けた噴射ストレーナ6と、圧力水管51の途中に設けた曝気用泡発生装置4によって構成されている。
前記圧力水管51の先端は、平面視で洗浄水槽2の中央に位置した底部室29内において上向きに開口するように配管されている。
圧力水管51の先端に取り付けた噴射ストレーナ6は、上端に向けて若干小径に形成したテーパ筒形状に形成され、その上端面は閉塞され、その外周面に多数の縦長孔60が形成され、この多数の縦長孔60を通して含気水を噴出させることにより気泡と水流を洗浄水槽2の全体に亘って均一に分散させるようになっている。
また、洗浄水槽2の底面を逆錐形底面21に形成させ、その中央から含気水を噴射させるため、逆錐形底面21が噴射方向のガイドとして機能し、含気水の飛散方向を安定させることができ、洗浄水槽2の底面を平状面に形成したものと異なり含気水の不規則方向への飛散を防止でき、含気水を効果的に被洗浄食品に浴びせることができる。
なお、被洗浄食品が比重の軽い葉物野菜等の場合、噴射ストレーナ6を取り付けずに、圧力水管51の先端から含気水を直接噴射させた場合、水流が集中して勢いが強くなりすぎるため、被洗浄食品を傷めるおそれがあり、洗浄用曝気としては好ましくない。
前記曝気用泡発生装置4は、円周方向に等間隔に配設した数個のカラー41を介して上流側円板42と下流側円板43とを対向接続させることで、両円板42,43間に外周に開口して空気取り込み口44を保持させ、かつ前記上流側円板42に水噴射ノズル45を取り付け、前記下流側円板43にレジューサによって形成した絞り管46を取り付けた構造になっている。この場合、洗浄水槽2内の水位Wが絞り管46の絞り部分(小径部分)に概ね一致するように設置している。
そして、前記循環ポンプ8により圧送させた洗浄水を水噴射ノズル45から絞り管46内に向けて噴射させることで、その洗浄水の勢いによる誘引作用で空気取り込み口44から空気を取り込んで、洗浄水中に気泡を含ませるように形成されている。
なお、水噴射ノズル45からの勢い、絞り管46の絞り程度等は適宜に設定することになるが、特に、絞り管46を絞り過ぎると洗浄水が逆流して空気取り込み口44から溢れ出てしまうし、絞りが小さくストレートに近くなると気泡が大きくなり、洗浄用曝気としては不適であった。
本発明の食品洗浄装置は、通常は、洗浄水槽2内に着脱可能に装着される洗浄カゴ9を使用して洗浄する。
この洗浄カゴ9は、前記洗浄水槽2内に納まるような外径の円形カゴに形成され、筒状胴部90の底部に底部スクリーン92が設けられると共に、筒状胴部90の上端にスクリーン筒部93が設けられ、そのスクリーン筒部93の上端に取っ手94が取り付けられている。
この洗浄カゴ9は洗浄水槽2内に設けたリング状の底受け部材27上に載置させることで、着脱可能に装着されるが、その装着状態で上端95が洗浄水槽2のオーバーフロー縁22に概ね一致するように形成されている。
なお、洗浄カゴ9の装着構造としては、前記した底受け部材27を形成させる以外に、例えば、洗浄カゴ9の筒状胴部90の外周面に止め部材(図4の符号96で示す)を取り付け、この止め部材を洗浄水槽の上端縁で係止させるなど適宜に設計できる。
なお、洗浄カゴ9の筒状胴部90は、平板で形成しても良いし、パンチング板やメッシュ板等で形成しても良い。
実施例のスクリーン筒部93は、多数の細棒を所定の間隔で傾斜させた櫛歯状スクリーンに形成されているが、図4で示すように多数の細棒を所定の間隔で垂直方向に並設させたり、水平方向に並設させたり、格子状に形成させてもよい。
また、スクリーン筒部93は、櫛歯状スクリーンに限らず、多数のパンチング孔を形成した透孔スクリーンやメッシュスクリーンや金網等で形成しても良い。この場合、櫛歯の間隔、パンチング孔の孔径、メッシュの大きさ等は洗浄対象となる食品の種類等に応じて適宜に決定する。
また、底部スクリーン92についても、多数のパンチング孔(図4の符号97で示す)を形成した透孔スクリーンやメッシュスクリーンや金網等で形成できる。
従って、本実施例の食品洗浄装置では、洗浄カゴ9を使用して洗浄する場合、この洗浄カゴ9内に被洗浄食品を収容させて洗浄水槽2内に沈め、底受け部材27上に載置させる。
そして、循環ポンプ8を作動させて、濾過水槽7内の洗浄水を圧力水管51で圧送させながら途中に設けた曝気用泡発生装置4で気泡を含気させ、その含気水を洗浄水槽2の底部から噴射させるもので、このとき圧力水管51の先端に噴射ストレーナ6を取り付けているため、気泡と水流を洗浄水槽2の全体に亘って均一に分散させるように噴射させることができる。
また、洗浄に伴って洗浄水の水面部分に浮き上がったゴミ等、及び水中に浮遊するゴミ等は洗浄水と共に濾過水槽7内に流入していくもので、このとき、濾過用メッシュ袋71内に流入してゴミ等が除去される。
そして、濾過された濾過水槽7内の洗浄水は循環ポンプ8により圧力水管51に圧送され、含気水噴射装置5を経て洗浄水槽2内に噴射され、これを繰り返すことで食品を洗浄させていくことができる。
この場合、洗浄作業に際し、循環ポンプ8の作動スイッチを入れると、同時に洗浄時間を設定したタイマ(図示せず)が作動し、このタイマによる設定時間になると、循環ポンプ8の作動スイッチが切れ、洗浄が終了するように制御されている。
なお、図2において、符号15は制御ボックスである。
このようにして洗浄が終了すると、洗浄カゴ9を洗浄水槽2から引き上げ、内部の洗浄済み食品を所定に取り出すことで1回の洗浄サイクルが終了する。
本実施例では、洗浄カゴ9を備えない場合もあり、この場合には洗浄水槽2の底部に底部スクリーン部材(図示省略)を着脱可能に取り付けると共に、洗浄水槽2の上端縁(オーバーフロー縁)に筒状スクリーン(図示省略)を着脱可能に取り付けて、洗浄水槽2内に被洗浄食品を直接的に投入し、取り出すもので、その他は洗浄カゴ9を使用した前記動作と同様の動作で洗浄することができる。
次に、図4に示す実施例2について説明する。
この実施例2は、実施例1で使用した噴射ストレーナ6を使用せずに圧力水管51の先端に上向きに開口した噴出口55を形成させた構成と、洗浄カゴ9の底部スクリーン92の中央部分に平板による水流遮断部92aを形成させた構成に特徴があり、その他の構成は実施例1と同様である。
被洗浄食品が比重の重いニンニク、塩蔵キュウリ、ジャガイモ、生姜、小肉片、カット大根、カット人参などの場合、前記した噴射ストレーナ6を使用すると、この噴射ストレーナ6が抵抗となって噴出力が弱められ、その結果、洗浄力が低下することがある。
そこで、噴出力の抵抗となる噴射ストレーナ6を使用せずに、圧力水管51の先端に上向きに開口した噴出口55を形成させることにより、強い噴出力を得ることができる。
また、圧力水管51の先端に上向きに開口した噴出口55を形成させただけでは、上向きに含気水の主流が生じるため、含気水による気泡と水流を洗浄水槽2の全体に亘って均一に分散させることが困難になる。
そこで、洗浄カゴ9の底部スクリーン92の中央部分に水流遮断部92aを形成させ、上向きに流動する含気水の主流を前記水流遮断部92aにより遮ることで、放射状の水流を生じさせ、これにより含気水による気泡と水流を洗浄水槽2の全体に亘って均一に分散させることができる。
このように、上向きに開口した噴出口55を形成させて強い噴出力を得ることと、水流遮断部92aを形成させて含気水による気泡と水流を洗浄水槽2の全体に亘って均一に分散させることとの組み合わせによって、比重の重い被洗浄食品についても効果的な洗浄を行うことができる。
1 機枠
15 制御ボックス
2 洗浄水槽
20 フランジ面
20a 円弧状フランジ面
20b 平行フランジ部
21 逆錐形底面
22 オーバーフロー縁
23 集水口
24 樋状流路
25 回収管
26 排出口
27 底受け部材
29 底部室
35 ドレン排水弁
4 曝気用泡発生装置
41 カラー
42 上流側円板
43 下流側円板
44 空気取り込み口
45 水噴射ノズル
46 絞り管
5 含気水噴射装置
51 圧力水管
55 噴出口
6 噴射ストレーナ
60 縦長孔
7 濾過水槽
70 ドレン排水弁
71 濾過用メッシュ袋
72 オーバーフロー孔
73 給水管
8 循環ポンプ
9 洗浄カゴ
90 筒状胴部
92 底部スクリーン
92a 水流遮断部
93 スクリーン筒部
94 取っ手
95 上端
96 止め部材
97 パンチング孔
W 水位

Claims (6)

  1. 内部に洗浄水を収容させる洗浄水槽(2)と、
    この洗浄水槽(2)の上端縁に形成されたオーバーフロー縁(22)と、
    前記オーバーフロー縁(22)からオーバーフローしたゴミ等を含む洗浄水を流入させて濾過させる濾過水槽(7)と、
    前記濾過水槽(7)の濾過済み洗浄水を圧送させるための循環ポンプ(8)と前記洗浄水槽(2)の底部室(29)との間に配管した圧力水管(51)の先端に噴射ストレーナ(6)が取り付けられると共に、その圧力水管(51)の途中に曝気用泡発生装置(4)が設けられた含気水噴射装置(5)と、を備えていることを特徴とする食品洗浄装置。
  2. 請求項1記載の食品洗浄装置において、前記洗浄水槽(2)の底面が中央に向けて次第に縮小した逆錐形底面(21)に形成され、この逆錐形底面(21)の中央部に前記底部室(29)が形成され、この底部室(29)内に前記噴射ストレーナ(6)が配設されている食品洗浄装置。
  3. 請求項1又は2記載の食品洗浄装置において、前記オーバーフロー縁(22)が洗浄水槽(2)の上端縁の全縁に亘って形成されると共に、そのオーバーフロー縁(22)の全外周に外向きのフランジ面(20)が形成され、このフランジ面(20)に連続して前記洗浄水槽(2)の直径よりも幅広に開口した集水口(23)が形成され、前記オーバーフロー縁(22)からオーバーフローしたゴミ等を含む洗浄水をこの集水口(23)で集水して濾過水槽(7)に流入させるように形成されている食品洗浄装置。
  4. 請求項1又は2又は3記載の食品洗浄装置において、
    前記洗浄水槽(2)内に着脱可能に装着される洗浄カゴ(9)を備え、
    この洗浄カゴ(9)は、筒状胴部(90)の底部に底部スクリーン(92)が設けられると共に、筒状胴部(90)の上端(95)にスクリーン筒部(93)が設けられている食品洗浄装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の食品洗浄装置において、
    前記曝気用泡発生装置(4)は、水噴射ノズル(45)を取り付けた上流側円板(42)と、絞り管(46)を取り付けた下流側円板(43)とを空気取り込み口(44)を保持して対向接続させ、前記水噴射ノズル(45)から絞り管(46)内に向けて噴射させた水の勢いにより空気取り込み口(44)から空気を取り込んで含気させるように形成されている食品洗浄装置。
  6. 内部に洗浄水を収容させる洗浄水槽(2)と、
    この洗浄水槽(2)の上端縁に形成されたオーバーフロー縁(22)と、
    前記オーバーフロー縁(22)からオーバーフローしたゴミ等を含む洗浄水を流入させて濾過させる濾過水槽(7)と、
    前記濾過水槽(7)の濾過済み洗浄水を圧送させるための循環ポンプ(8)と前記洗浄水槽(2)の底部室(29)との間に配管した圧力水管(51)の先端に上向きに開口した噴出口(55)が形成されると共に、その圧力水管(51)の途中に曝気用泡発生装置(4)が設けられた含気水噴射装置(5)と、
    前記洗浄水槽(2)内に着脱可能に装着される洗浄カゴ(9)を備え、
    前記洗浄カゴ(9)は、筒状胴部(90)の底部に底部スクリーン(92)が設けられると共に、筒状胴部(90)の上端(95)にスクリーン筒部(93)が設けられ、かつ前記底部スクリーン(92)の中央部分に水流遮断部(92a)が形成されていることを特徴とする食品洗浄装置。
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