JP7343871B2 - 食品洗浄システム - Google Patents
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Description
[1]
食品を洗浄するための洗浄水を貯留可能な複数の洗浄槽と、前記洗浄水を圧送可能な給水ポンプと、を備え、前記食品を複数回にわたって洗浄する、食品洗浄システムであって、
前記複数の洗浄槽は、
前記食品を順次移して複数回洗浄するように配列され、
前記複数の洗浄槽のうちの前記食品の初回の洗浄を行うための初回洗浄槽は、
当該初回洗浄槽の内部に向けて前記給水ポンプから圧送される前記洗浄水と空気との混合流を噴射する洗浄ノズルを有する、
食品洗浄システムであること。
[2]
上記[1]に記載の食品洗浄システムにおいて、
前記初回洗浄槽は、
前記洗浄ノズルから噴射される前記混合流による前記洗浄水の対流向きを変更可能に構成される、
食品洗浄システムであること。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の食品洗浄システムにおいて、
前記複数の前記洗浄槽のうちの前記食品の最終回の洗浄を行うための最終洗浄槽は、
前記洗浄ノズルを有さず、当該最終洗浄槽に貯留された前記洗浄水で前記食品を洗浄する、
食品洗浄システムであること。
[4]
上記[1]~上記[3]の何れか一つに記載の食品洗浄システムにおいて、
前記洗浄ノズルは、
前記混合流を噴射する噴射口を有し、前記初回洗浄槽の深さ方向における前記噴射口の位置を変更可能に構成され、且つ、前記初回洗浄槽の槽壁のうちの当該食品洗浄システムを用いる作業者に最も近接する作業側槽壁に設けられる、
食品洗浄システムであること。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る食品洗浄システム3(図9及び図10参照)、及び、食品洗浄システム3に含まれる食品洗浄装置1(図1参照)について説明する。食品洗浄装置1は、食品洗浄シンク2(図9及び図10参照)による作業者の手作業による洗浄作業の前に、食品(典型的には、野菜や果実)を予備的に洗浄するための装置である。食品洗浄システム3は、食品洗浄装置1及び食品洗浄シンク2を組み合わせることで構成される食品洗浄のための一連のシステムである。以下、まず、食品洗浄装置1について説明する。
図1に示すように、食品洗浄装置1は、略直方体状のシンク11を備える。シンク11は、例えば、ステンレスなどの金属で構成されている。シンク11は、複数の棒状部材を組み合わせて構成された架台12の上に載置されている。シンク11が架台12の上に載置されていることで、シンク11の高さが、作業者による作業に適した高さになるように調整されている。
次いで、作業者の手作業による洗浄作業の際に、作業者が食品洗浄装置1を用いて野菜を洗浄する動作について簡単に説明する。
図1に示す食品洗浄装置1は、図9及び図10に示す本実施形態に係る食品洗浄システム3の一部として使用される。図9及び図10に示す食品洗浄システム3では、図1に示す食品洗浄装置1の右側に第1の食品洗浄シンク2が隣接配置され、第1の食品洗浄シンク2の右側に第2の食品洗浄シンク2が隣接配置されている。第1及び第2の食品洗浄シンク2は同じ装置である。
以上、本実施形態に係る食品洗浄システム3によれば、汚れや異物が多く付着した食品(例えば野菜など)が最初に投入される初回洗浄槽において、洗浄ノズル39により、洗浄槽13内に入れられた食品に向けて洗浄水と空気との混合流(以下「気液混合噴流」という。)が噴射される。この気液混合噴流により、洗浄槽13内において洗浄水を対流させるとともに、気液混合噴流そのものが複雑な乱流を形成することで、洗浄槽13内で食品が撹拌されることによる洗浄作用が発生し、食品から汚れや異物がより効果的に分離される。換言すると、作業者による洗浄作業に加えて気液混合噴流の対流による洗浄効果が補助的に加わり(洗浄補助効果)、作業者の手作業による洗浄作業を行う洗浄槽であっても、より効果的に食品が洗浄された状態となる。このように大部分の汚れが除去される予備的な洗浄を初回洗浄槽13で行うことで、初回洗浄槽13での作業者の負荷を低減しながら、2回目以降の洗浄において洗い残しが生じる可能性を小さくすることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
[1]
食品を洗浄するための洗浄水を貯留可能な複数の洗浄槽(13)と、前記洗浄水を圧送可能な給水ポンプ(32)と、を備え、前記食品を複数回にわたって洗浄する、食品洗浄システム(3)であって、
前記複数の洗浄槽(13)は、
前記食品を順次移して複数回洗浄するように配列され、
前記複数の洗浄槽(13)のうちの前記食品の初回の洗浄を行うための初回洗浄槽(13)は、
当該初回洗浄槽(13)の内部に向けて前記給水ポンプ(32)から圧送される前記洗浄水と空気との混合流を噴射する洗浄ノズル(39)を有する、
食品洗浄システム(3)。
[2]
上記[1]に記載の食品洗浄システム(3)において、
前記初回洗浄槽(13)は、
前記洗浄ノズル(39)から噴射される前記混合流による前記洗浄水の対流向きを変更可能に構成される、
食品洗浄システム(3)。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の食品洗浄システム(3)において、
前記複数の前記洗浄槽(13)のうちの前記食品の最終回の洗浄を行うための最終洗浄槽(13)は、
前記洗浄ノズル(39)を有さず、当該最終洗浄槽(13)に貯留された前記洗浄水で前記食品を洗浄する、
食品洗浄システム(3)。
[4]
上記[1]~上記[3]に記載の食品洗浄システム(3)において、
前記洗浄ノズル(39)は、
前記混合流を噴射する噴射口(45)を有し、前記初回洗浄槽(13)の深さ方向における前記噴射口(45)の位置を変更可能に構成され、且つ、前記初回洗浄槽(13)の槽壁のうちの当該食品洗浄システム(3)を用いる作業者に最も近接する作業側槽壁(38)に設けられる、
食品洗浄システム(3)。
13 洗浄槽、初回洗浄槽、最終洗浄槽
18 給水蛇口(注水口)
19 給湯蛇口(注水口)
32 ポンプ(給水ポンプ)
39 洗浄ノズル
45 ノズル噴射口(噴射口)
Claims (4)
- 食品を洗浄するための洗浄水を貯留可能な複数の洗浄槽と、前記洗浄水を圧送可能な給水ポンプと、を備え、前記食品を複数回にわたって洗浄する、食品洗浄システムであって、
前記複数の洗浄槽は、
前記食品を順次移して複数回洗浄するように隣接して配列され、
前記複数の洗浄槽のうちの前記食品の初回の洗浄を行うための初回洗浄槽は、
当該初回洗浄槽の内部に向けて前記給水ポンプから圧送される前記洗浄水と空気との混合流を噴射する一つの洗浄ノズルを、当該初回洗浄槽の槽壁のうちの当該食品洗浄システムで洗浄作業する作業者に最も近接する作業側槽壁に沿って有し、
前記洗浄ノズルは、
前記初回洗浄槽の深さ方向における当該洗浄ノズルの位置を変更可能に構成されるとともに、前記位置を変更することによって当該洗浄ノズルから噴射される前記混合流による前記洗浄水の対流向きを変更する、
食品洗浄システム。 - 請求項1に記載の食品洗浄システムにおいて、
前記洗浄ノズルは、
前記深さ方向における上方の位置であって、当該洗浄ノズルから噴射された前記混合流が、前記洗浄槽に貯留された前記洗浄水の水面近くを経て水底に向かう対流向きに流れることになる、第1の位置と、
前記深さ方向における下方の位置あって、当該洗浄ノズルから噴射された前記混合流が、前記洗浄槽に貯留された前記洗浄水の水底近くを経て水面に向かう対流向きに流れることになる、第2の位置と、
を選択的に変更可能に構成される、
食品洗浄システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の食品洗浄システムにおいて、
前記複数の前記洗浄槽のうちの前記食品の最終回の洗浄を行うための最終洗浄槽は、
前記洗浄ノズルを有さず、当該最終洗浄槽に貯留された前記洗浄水で前記食品を洗浄する、
食品洗浄システム。 - 請求項1~請求項3の何れか一項に記載の食品洗浄システムにおいて、
前記洗浄ノズルは、
前記混合流を噴射する噴射口を有し、当該洗浄ノズルの前記位置を変更することによって前記初回洗浄槽の深さ方向における前記噴射口の位置を変更する、
食品洗浄システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008306969A (ja) | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Crownmate Technology Co Ltd | 野菜の洗浄方法及び野菜の洗浄装置 |
US20100139701A1 (en) | 2008-10-14 | 2010-06-10 | Steelkor, L.L.C. | Food preparation assemblies and related methods |
JP2010200658A (ja) | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Komine Kikai Kk | 食品洗浄装置 |
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- 2019-09-09 JP JP2019163891A patent/JP7343871B2/ja active Active
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