JP3219405U - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1群の食器類と第2群の食器類とで洗浄液の混合を防止することができる食器洗浄機を提供する。
【解決手段】食器洗浄機11は、隔壁31から第1水平方向に広がる第1体28a、および、隔壁31から第1水平方向に反対向きの第2水平方向に広がる第2体28bとを有するラック28と、隔壁31と協働で第1室32aおよび第2室32bに洗浄室26の空間を2分割する仕切り板33と、第1洗浄ノズル43、48から第1室32a内に洗浄液を噴出し、第1室32a内の第1液溜まり35aから溜まった洗浄液を回収して第1洗浄ノズル42、48に供給する第1循環系と、第2洗浄ノズル55、61から第2室32b内に洗浄液を噴出し、第2室32b内の第2液溜まり35bから溜まった洗浄液を回収して第2洗浄ノズル55、61に供給する第2循環系とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】食器洗浄機11は、隔壁31から第1水平方向に広がる第1体28a、および、隔壁31から第1水平方向に反対向きの第2水平方向に広がる第2体28bとを有するラック28と、隔壁31と協働で第1室32aおよび第2室32bに洗浄室26の空間を2分割する仕切り板33と、第1洗浄ノズル43、48から第1室32a内に洗浄液を噴出し、第1室32a内の第1液溜まり35aから溜まった洗浄液を回収して第1洗浄ノズル42、48に供給する第1循環系と、第2洗浄ノズル55、61から第2室32b内に洗浄液を噴出し、第2室32b内の第2液溜まり35bから溜まった洗浄液を回収して第2洗浄ノズル55、61に供給する第2循環系とを備える。
【選択図】図2
Description
本考案は、外気に開放可能に閉じられる洗浄室と、洗浄室に収容され、水平方向に広がって食器類を保持するラックと、洗浄ノズルから洗浄室内に洗浄液を噴出し、洗浄室内の液溜まりから溜まった洗浄液を回収して洗浄ノズルに供給する循環系とを備える食器洗浄機に関する。
特許文献1は、垂直に直立する仕切り板で仕切られる左右の第1洗浄室および第2洗浄室を有する食器洗浄機を開示する。第1洗浄室および第2洗浄室には個別に洗浄かご(ラック)が収容される。個々の洗浄かごに食器は搭載される。上下の噴出ノズルから洗浄液は洗浄かご上の食器に向けて噴出する。上下の噴出ノズルには、洗浄ポンプの働きで共通の貯留タンクから洗浄液が供給される。
例えば1つのテーブルでひととペットとが食事できる飲食店は提案される。こうした飲食店では、ひと用の食器類とペット用の食器類とは別々に洗浄されることが望まれる。食器洗浄機であれば、ひと用の食器類を洗浄する洗浄液と、ペット用の食器類を洗浄する洗浄液とが混ざり合わないことが要求される。しかしながら、特許文献1に記載の食器洗浄機では第1洗浄室および第2洗浄室で貯留タンクが共通化されることから、洗浄液の混ざり合いは回避されることができない。しかも、第1洗浄室および第2洗浄室に個別にラック(洗浄かご)が配置されることから、ラックの出し入れが二度手間になって作業効率が低下してしまう。
本考案は、第1群の食器類と第2群の食器類とで洗浄液の混合を防止することができる食器洗浄機を提供することを目的とする。
本考案の第1側面によれば、外気に開放可能に閉じられる洗浄室と、隔壁から第1水平方向に広がる第1体、および、隔壁から第1水平方向に反対向きの第2水平方向に広がる第2体とを有し、洗浄室に収容されて第1体および第2体で食器類を保持するラックと、隔壁に接続されて、隔壁と協働で第1室および第2室に洗浄室の空間を2分割する仕切り板と、第1洗浄ノズルから第1室内に洗浄液を噴出し、第1室内の第1液溜まりから溜まった洗浄液を回収して第1洗浄ノズルに供給する第1循環系と、第2洗浄ノズルから第2室内に洗浄液を噴出し、第2室内の第2液溜まりから溜まった洗浄液を回収して第2洗浄ノズルに供給する第2循環系とを備える食器洗浄機は提供される。
ラックでは、第1体に第1群の食器類は搭載されることができ、第2体に第2群の食器類は搭載されることができる。したがって、ラック上には第1群の食器類および第2群の食器類は同時に保持されることができる。ラックが洗浄室内にセットされると、第1体上の食器類は第1室内に収容され、第2体上の食器類は第2室内に収容される。第1室では第1循環系の働きで洗浄液は循環し、第2室では第1室から分離されて第2循環系の働きで洗浄液は循環することから、第1群の食器類を洗浄する洗浄液と、第2群の食器類を洗浄する洗浄液とは相互に混ざり合わない。こうした食器洗浄機は、例えば1つのテーブルでひととペットとが食事できる飲食店で利用されることができ、その場合には、ひと用の食器類を洗浄する洗浄液と、ペット用の食器類を洗浄する洗浄液とが混ざり合わない。しかも、食器類は1つのラック上に保持されることから、食器類が2つのラックに分配される場合に比べて、洗浄室に対してラックの出し入れの労力は軽減されることができる。第1群の食器類と第2群の食器類とは共通のラックで保持されつつ第1群の食器類と第2群の食器類とで洗浄液の混合は防止されることができる。
食器洗浄機では、前記第1洗浄ノズルおよび前記第2洗浄ノズルは、水平軸線回りで回転しながら前記食器類に向かって前記洗浄液を噴出してもよい。第1洗浄ノズルおよび第2洗浄ノズルは回転しながら洗浄液を噴出するので、様々な角度から食器類に洗浄液を衝突させることができる。しかも、垂直軸線回りで回転する場合に比べて、第1洗浄ノズルおよび第2洗浄ノズルは高密度に配置されることができる。洗浄室の空間が2分割されても、第1室および第2室で個々に良好な洗浄効果は維持されることができる。
食器洗浄機は、前記水平軸線回りで回転しながら前記食器類に向かって濯ぎ水を噴出する第1濯ぎノズルおよび第2濯ぎノズルを備えてもよい。洗浄ノズルに加えて濯ぎノズルが配置されることから、洗浄ノズルは洗浄液の噴出に最適化されることができ、濯ぎノズルは濯ぎ水の噴出に最適化されることができる。こうして良好な洗浄および濯ぎは実現されることができる。
以上のように開示の装置によれば、第1群の食器類と第2群の食器類とを共通の洗浄かご(ラック)で保持しつつ第1群の食器類と第2群の食器類とで洗浄液の混合を防止することができる食器洗浄機は提供される。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の一実施形態を説明する。
図1は本考案の一実施形態に係る食器洗浄機の外観を概略的に示す。食器洗浄機11は業務用であっていわゆるドアタイプと呼ばれる型式に構成される。したがって、食器洗浄機11は、水平面に沿って広がる作業面12を有する直方体(または立方体)形状の下本体13と、下本体13の作業面12に被さる箱形の上本体14とを備える。下本体13は、底面の4隅に個別に固定される脚15で床面に支持される直方体(または立方体)の基台16を含む。基台16の上面に作業面12は規定される。
基台16の背面には左右端に沿って2本の支柱17が結合される。背面の左右端は床面に直交する稜線を区画する。支柱17は床面に直交する姿勢に固定される。支柱17の間には垂直面に沿って広がる背面パネル18が支持される。
上本体14は、背面パネル18の前方に配置されて、重力方向に上下に移動するドア21と、水平軸線Hx回りで回転自在に支柱17に連結されて、水平軸線Hx回りの揺動からドア21の上下動を生成するハンドル22とを備える。ドア21は、背面パネル18から水平面に沿って前方に広がる上板21aと、上板21aの前端から背面パネル18に平行に下方に広がって、下端で基台16に突き当たる前板21bと、上板21aの右端および前板21bの右端から連続し、背面パネル18に直交する姿勢で背面パネル18から前方に広がって下端で基台16に突き当たる右板21cと、上板21aの左端および前板21bの左端から連続し、背面パネル18に直交する姿勢で背面パネル18から前方に広がって下端で基台16に突き当たる左板21dとを含む。ドア21は、基台16上であって背面パネル18の前方に位置する空間を覆う。
ハンドル22は、ドア21の左右外側で右板21cおよび左板21dに沿って線形に延びる2つの揺動アーム22aと、ドア21の前方で左右方向に延びて、揺動アーム22aの前端を相互に接続する水平棒22bとを備える。揺動アーム22aは、左右方向に延びる水平軸23で支柱17の上端に回転自在に連結される。
個々の揺動アーム22aは長尺のリンク片24を通じてドア21の右板21cおよび左板21dにそれぞれ連結される。リンク片24の一端は、水平軸23から離れた位置で、水平軸23の軸心に平行な軸心を有する軸線回りに回転自在に個々の揺動アーム22aに連結される。リンク片24の他端は、リンク片24の一端よりも下方かつ後方で、水平軸23の軸心に平行な軸心を有する軸線回りに回転自在にドア21の右板21cおよび左板21dにそれぞれ連結される。ドア21が基台16に受け止められると、水平棒22bは水平軸23の軸心を含む水平面よりも低い位置であって最下位置に位置する。水平棒22bが持ち上げられると、支柱17に固定の案内レールに案内されてドア21は上方に変位し、作業面12上の空間は開放される。水平棒22bの最上位置で作業面12上の空間は最大限に開放される。
図2に示されるように、下本体13および上本体14には、外側の空間(外気)から隔てられる洗浄室26が区画される。洗浄室26は、作業面12から上側でドア21および背面パネル18で囲まれる上空間26aと、作業面12から下側で上空間26aから連続し、下本体13に組み込まれるパン27で区画される下空間26bとを含む。洗浄室26は最上位置および最下位置の間で変位するドア21の上下動に応じて外気に開放可能に閉じられる。
洗浄室26にはラック28が収容される。ラック28は、背面パネル18に直交する前後方向に延びるラックレール29に支持される。ラックレール29はラック28の前後移動を案内する。ドア21が上向きに引き上げられて洗浄室26が開放されると、ラック28はラックレール29に沿って食器洗浄機11から前方に引き出されることができる。ラック28が最大限に背面パネル18に向かって押し込まれると、ラック28は定位置に位置決めされてドア21は閉じられることができる。
ラック28は、隔壁31と、隔壁31から第1水平方向に広がる第1体28aと、隔壁31から第1水平方向に反対向きの第2水平方向に広がる第2体28bとを有する。隔壁31は、背面パネル18に直交する垂直姿勢で背面パネル18から前方に広がる。第1体28aおよび第2体28bは水平方向に広がる格子構造を有する。格子構造は液流や噴霧の行き来を許容する。格子構造上に皿、椀、カップ、ガラスコップ、カトラリーといった食器類は保持される。ラック28が押し込まれて定位置に到達すると、隔壁31の後端は背面パネル18の前面(内壁面)に接触する。隔壁31の後端と背面パネル18との間には、第1体28a側の空間と第2体28b側の空間との間で背面パネル18に沿って液流の行き来を回避する構造が採用される。ドア21が閉じられると、隔壁31の前端は前板21bの内壁面に接触する。隔壁31の前端と前板21bとの間には、第1体28a側の空間と第2体28b側の空間との間で前板21bに沿って液流の行き来を回避する構造が採用される。
洗浄室26内には、隔壁31に接続されて、隔壁31と協働で第1室32aおよび第2室32bに洗浄室26の空間を2分割する仕切り板33が配置される。仕切り板33は、隔壁31の上端に接続される第1仕切り板33aと、隔壁31の下端に接続される第2仕切り板33bとを含む。隔壁31と第1仕切り板33aとの間には、第1室32aと第2室32bとの間で液流の行き来を回避する構造が採用される。隔壁31と第2仕切り板33bとの間には、第1室32aと第2室32bとの間で液流の行き来を回避する構造が採用される。第1仕切り板33aは、洗浄室26の上方空間に配置されて下向きに開口する反射パン34内の空間を第1室32a側および第2室32b側に2分割する。第2仕切り板33bは、第1室32a側および第2室32b側に下本体13のパン27内の空間を2分割する。ドア21が閉じられると、ラック28の第1体28aは洗浄室26の第1室32a内に位置し、ラック28の第2体28bは洗浄室26の第2室32b内に位置する。こうして第1仕切り板33a、隔壁31および第2仕切り板33bで第1室32aおよび第2室32bは相互に隔てられる。
第1室32aおよび第2室32bでは、下本体13内に第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bが区画される。第1液溜まり35aの上向きの開口は第1残渣フィルター36aで塞がれる。第2液溜まり35bの上向きの開口は第2残渣フィルター36bで塞がれる。第1残渣フィルター36aおよび第2残渣フィルター36bはそれぞれパン27から取り外されることができる。こうして第1残渣フィルター36aおよび第2残渣フィルター36b上の残渣は処理されることができ、第1残渣フィルター36aおよび第2残渣フィルター36bは単体で洗浄されることができる。
第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bにはそれぞれ下方に延びて下本体13外に引き出される排水管37が配置される。配水管37の上端は第1残渣フィルター36aおよび第2残渣フィルター36bの下面にそれぞれ向き合わせられる。配水管37の上端は第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35b内の液面を規定する。第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bに液体(水)が溜まると、液体は配水管37の上端から配水管37に流入する。こうして第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35b内には規定量の液体(水)が維持されることができる。
第1液溜まり35a内には、排水管37の上端で規定される液面よりも下方にヒーター38および温度センサー39が配置される。ヒーター38は、第1液溜まり35aに溜まった液体(水)に熱エネルギーを伝達し高温な液体を生成する。温度センサー39は、第1液溜まりに溜まった液体の温度を検出する。検出される温度に基づきヒーター38の動作は制御されることができる。
第2液溜まり35b内には、排水管37の上端で規定される液面よりも下方にヒーター38および温度センサー39が配置される。ヒーター38は、第2液溜まり35bに溜まった液体(水)に熱エネルギーを伝達し高温な液体を生成する。温度センサー39は、第2液溜まり35bに溜まった液体の温度を検出する。検出される温度に基づきヒーター38の動作は制御されることができる。第2液溜まり35bのヒーター38は第1液溜まり35aのヒーター38と共通の設定温度で制御されてもよく個別の設定温度で制御されてもよい。
第1室32a内には、上下2つのノズルユニット41a、41bが配置される。上側のノズルユニット41aは、ラック28の上方から第1室32a内に洗浄液を噴出する第1上洗浄ノズル42と、ラック28の上方から第1室32a内に濯ぎ水を噴出する第1上濯ぎノズル43とを備える。第1上洗浄ノズル42は、ラック28の上方に位置する水平軸線44回りで回転自在に反射パン34の側壁34aおよび第1仕切り板33aに支持される。第1上濯ぎノズル43は、ラック28の上方に位置する水平軸線44回りで回転自在に反射パン34の側壁34aおよび第1仕切り板33aに支持される。ここでは、第1上濯ぎノズル43は第1上洗浄ノズル42と水平軸線44を共有する。
第1上洗浄ノズル42は、水平軸線44から第1距離D1で離れて水平軸線44に並列に(ここでは平行に)延びるノズル管42aを有する。ここでは、水平軸線44回りに等間隔(120度の中心角)に3本のノズル管42aが配置される。個々のノズル管42aには水平軸線44から遠心方向に開口する複数のノズル孔45が形成される。少なくとも一部のノズル孔45は水平軸線44を含む仮想平面に対して所定の角度を有する。したがって、所定の圧力下でノズル孔45から洗浄液が噴き出すと、水平軸線44回りの接線方向に分力が生成され、ノズル管42aは水平軸線44回りで回転することができる。第1上洗浄ノズル42は、水平軸線44回りで回転しながらラック28に向かって洗浄液を噴出する。
第1上濯ぎノズル43は、水平軸線44から第1距離D1よりも大きい第2距離D2で離れて水平軸線44に並列に(ここでは平行に)延びるノズル管43aを有する。ここでは、水平軸線44回りに等間隔(180度の中心角)に2本のノズル管43aが配置される。個々のノズル管43aには水平軸線44から遠心方向に開口する複数のノズル孔46が形成される。少なくとも一部のノズル孔46は水平軸線44を含む仮想平面に対して所定の角度を有する。したがって、所定の圧力下でノズル孔46から濯ぎ水が噴き出すと、水平軸線44回りの接線方向に分力が生成され、ノズル管43aは水平軸線44回りで回転することができる。第1上濯ぎノズル43は、水平軸線44回りで回転しながらラック28に向かって濯ぎ水を噴出する。第1上濯ぎノズル43と第1上洗浄ノズル42とは個別に回転することができる。
下側のノズルユニット41bは、ラック28の下方から第1室32a内に洗浄液を噴出する第1下洗浄ノズル48と、ラック28の下方から第1室32a内に濯ぎ水を噴出する第1下濯ぎノズル49とを備える。第1下洗浄ノズル48は、ラック28の下方に位置する水平軸線51回りで回転自在にパン27の側壁27aおよび第2仕切り板33bに支持される。第1下濯ぎノズル49は、ラック18の下方に位置する水平軸線51回りで回転自在にパン27の側壁27aおよび第2仕切り板33bに支持される。ここでは、第1下濯ぎノズル49は第1下洗浄ノズル48と水平軸線51を共有する。
第1下洗浄ノズル48は、水平軸線51から第1距離D1で離れて水平軸線51に並列に(ここでは平行に)延びるノズル管48aを有する。ここでは、水平軸線51回りに等間隔(120度の中心角)に3本のノズル管48aが配置される。個々のノズル管48aには水平軸線51から遠心方向に開口する複数のノズル孔52が形成される。少なくとも一部のノズル孔52は水平軸線51を含む仮想平面に対して所定の角度を有する。したがって、所定の圧力下でノズル孔52から洗浄液が噴き出すと、水平軸線51回りの接線方向に分力が生成され、ノズル管48aは水平軸線51回りで回転することができる。第1下洗浄ノズル48は、水平軸線51回りで回転しながらラック28に向かって洗浄液を噴出する。
第1下濯ぎノズル49は、水平軸線51から第1距離D1よりも大きい第2距離D2で離れて水平軸線51に並列に(ここでは平行に)延びるノズル管49aを有する。ここでは、水平軸線51回りに等間隔(180度の中心角)に2本のノズル管49aが配置される。個々のノズル管49aには水平軸線51から遠心方向に開口する複数のノズル孔53が形成される。少なくとも一部のノズル孔53は水平軸線51を含む仮想平面に対して所定の角度を有する。したがって、所定の圧力下でノズル孔53から濯ぎ水が噴き出すと、水平軸線51回りの接線方向に分力が生成され、ノズル管49aは水平軸線51回りで回転することができる。第1下濯ぎノズル49は、水平軸線51回りで回転しながらラック28に向かって濯ぎ水を噴出する。第1下濯ぎノズル49と第1下洗浄ノズル48とは個別に回転することができる。
第2室32b内には、上下2つのノズルユニット54a、54bが配置される。上側のノズルユニット54aは、ラック28の上方から第2室32b内に洗浄液を噴出する第2上洗浄ノズル55と、ラック28の上方から第2室32b内に濯ぎ水を噴出する第2上濯ぎノズル56とを備える。第2上洗浄ノズル55は、ラック28の上方に位置する水平軸線44回りで回転自在に反射パン34の側壁34bおよび第1仕切り板33aに支持される。第2上濯ぎノズル56は、ラック28の上方に位置する水平軸線44回りで回転自在に反射パン34の側壁34bおよび第1仕切り板33aに支持される。ここでは、第2上濯ぎノズル56は第2上洗浄ノズル55と水平軸線44を共有する。
第2上洗浄ノズル55は、水平軸線44から第1距離D1で離れて水平軸線44に並列に(ここでは平行に)延びるノズル管55aを有する。ここでは、水平軸線44回りに等間隔(120度の中心角)に3本のノズル管55aが配置される。個々のノズル管55aには水平軸線44から遠心方向に開口する複数のノズル孔57が形成される。少なくとも一部のノズル孔57は水平軸線44を含む仮想平面に対して所定の角度を有する。したがって、所定の圧力下でノズル孔57から洗浄液が噴き出すと、水平軸線44回りの接線方向に分力が生成され、ノズル管55aは水平軸線44回りで回転することができる。第2上洗浄ノズル55は、水平軸線44回りで回転しながらラック28に向かって洗浄液を噴出する。
第2上濯ぎノズル56は、水平軸線44から第1距離D1よりも大きい第2距離D2で離れて水平軸線44に並列に(ここでは平行に)延びるノズル管56aを有する。ここでは、水平軸線44回りに等間隔(180度の中心角)に2本のノズル管56aが配置される。個々のノズル管56aには水平軸線44から遠心方向に開口する複数のノズル孔58が形成される。少なくとも一部のノズル孔58は水平軸線44を含む仮想平面に対して所定の角度を有する。したがって、所定の圧力下でノズル孔58から濯ぎ水が噴き出すと、水平軸線44回りの接線方向に分力が生成され、ノズル管56aは水平軸線44回りで回転することができる。第2上濯ぎノズル56は、水平軸線44回りで回転しながらラック28に向かって濯ぎ水を噴出する。第2上濯ぎノズル56と第2上洗浄ノズル55とは個別に回転することができる。
下側のノズルユニット54bは、ラック28の下方から第2室32b内に洗浄液を噴出する第2下洗浄ノズル61と、ラック28の下方から第2室32b内に濯ぎ水を噴出する第2下濯ぎノズル62とを備える。第2下洗浄ノズル61は、ラック28の下方に位置する水平軸線51回りで回転自在にパン27の側壁27bおよび第2仕切り板33bに支持される。第2下濯ぎノズル62は、ラック28の下方に位置する水平軸線51回りで回転自在にパン27の側壁27bおよび第2仕切り板33bに支持される。ここでは、第2下濯ぎノズル62は第2下洗浄ノズル61と水平軸線51を共有する。
第2下洗浄ノズル61は、水平軸線51から第1距離D1で離れて水平軸線に並列に(ここでは平行に)延びるノズル管61aを有する。ここでは、水平軸線51回りに等間隔(120度の中心角)に3本のノズル管61aが配置される。個々のノズル管61aには水平軸線51から遠心方向に開口する複数のノズル孔63が形成される。少なくとも一部のノズル孔63は水平軸線51を含む仮想平面に対して所定の角度を有する。したがって、所定の圧力下でノズル孔63から洗浄液が噴き出すと、水平軸線51回りの接線方向に分力が生成され、ノズル管61aは水平軸線51回りで回転することができる。第2下洗浄ノズル61は、水平軸線51回りで回転しながらラック28に向かって洗浄液を噴出する。
第2下濯ぎノズル62は、水平軸線51から第1距離D1よりも大きい第2距離D2で離れて水平軸線51に並列に(ここでは平行に)延びるノズル管62aを有する。ここでは、水平軸線51回りに等間隔(180度の中心角)に2本のノズル管62aが配置される。個々のノズル管62aには水平軸線51から遠心方向に開口する複数のノズル孔64が形成される。少なくとも一部のノズル孔64は水平軸線51を含む仮想平面に対して所定の角度を有する。したがって、所定の圧力下でノズル孔64から濯ぎ水が噴き出すと、水平軸線51回りの接線方向に分力が生成され、ノズル管62aは水平軸線51回りで回転することができる。第2下濯ぎノズル62は、水平軸線51回りで回転しながらラック28に向かって濯ぎ水を噴出する。第2下濯ぎノズル62と第2下洗浄ノズル61とは個別に回転することができる。
図3に示されるように、食器洗浄機11は、第1上洗浄ノズル42および第1下洗浄ノズル48から第1室内32aに洗浄液を噴出し、第1室32a内の第1液溜まり35aから溜まった洗浄液を回収して第1上洗浄ノズル42および第1下洗浄ノズル48に供給する第1循環系65aと、第2上洗浄ノズル55および第2下洗浄ノズル61から第2室32b内に洗浄液を噴出し、第2室32b内の第2液溜まり35bから溜まった洗浄液を回収して第2上洗浄ノズル55および第2下洗浄ノズル61に供給する第2循環系65bとを備える。
第1循環系65aは、下本体13内に組み込まれて、第1液溜まり35aに接続される第1吸込管66aと、下本体13内に組み込まれて、第1吸込管66aに接続される吸込ポートを有する第1洗浄液ポンプ66bと、第1洗浄液ポンプ66bの吐出ポートから延びて(に接続され)、背面パネル18内に配置されて第1上洗浄ノズル42に接続され、下本体13内で分岐する分岐路66cで第1下洗浄ノズル48に接続される第1吐出管66dとを備える。第1洗浄液ポンプ66bは、電力の供給に応じて作動し、第1液溜まり35aから洗浄液を吸い込む。第1吐出管66dは反射パン34の側壁34aから第1上洗浄ノズル42に接続される。第1吐出管66dは第1上洗浄ノズル42の支軸を通過して個々のノズル管42aに通じる。第1吐出管66dの分岐路66cはパン27の側壁27aから第1下洗浄ノズル48に接続される。分岐路66cは第1下洗浄ノズル48の支軸を通過して個々のノズル管48aに通じる。第1洗浄液ポンプ66bの働きで第1液溜まり35aと洗浄ノズル42、48との間で洗浄液は循環する。
第2循環系65bは、下本体13内に組み込まれて、第2液溜まり35bに接続される第2吸込管67aと、下本体13内に組み込まれて、第2吸込管67aに接続される吸込ポートを有する第2洗浄液ポンプ67bと、第2洗浄液ポンプ67bの吐出ポートから延びて(に接続され)、背面パネル18内に配置されて第2上洗浄ノズル55に接続され、下本体13内で分岐する分岐路67cで第2下洗浄ノズル61に接続される第2吐出管67dとを備える。第2洗浄液ポンプ67bは、電力の供給に応じて作動、第2液溜まり35bから洗浄液を吸い込む。第2吐出管67dは反射パン34の側壁34bから第2上洗浄ノズル55に接続される。第2吐出管67dは第2上洗浄ノズル55の支軸を通過して個々のノズル管55aに通じる。第2吐出管67dの分岐路67cはパン27の側壁27bから第2下洗浄ノズル61に接続される。分岐路67cは第2下洗浄ノズル61の支軸を通過して個々のノズル管61aに通じる。第2洗浄液ポンプ67bの働きで第2液溜まり35bと洗浄ノズル55、61との間で洗浄液は循環する。
食器洗浄機11は、下本体13内に組み込まれて、例えば液体洗剤を貯蔵する洗剤タンク68aと、洗剤タンク68aに接続されて、電力の供給に応じて作動する洗剤供給ポンプ68bと、洗剤供給ポンプ68bの吐出ポートから延びて先端で第1室32aおよび第2室32bに臨む洗剤供給管68cとを備える。洗剤供給ポンプ68bは、洗剤タンク68aから洗剤を吸い込んで、第1室32aおよび第2室32bに洗剤を供給する。洗剤は例えば第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bに溜まる水に混ざって洗浄液を生成する。
食器洗浄機11は、第1上濯ぎノズル43および第1下濯ぎノズル49に水を供給し、第2上濯ぎノズル56および第2下濯ぎノズル62に水を供給する給水系71を備える。給水系71は、下本体13内に配置されて、水を貯蔵する水タンク71aと、水タンク71a内に配置されて、水タンク71aに貯蔵される水の水位を検出する水位センサー71bと、例えば水道といった給水源に水タンク71aを接続する給水管71cと、下本体13内で給水管71cに設置されて、給水管71c内の流量を制御する電磁式の開閉弁71dとを含む。水位センサー71bで検出される水位に応じて開閉弁71dの動作は制御される。開閉弁71dが開くと、水道の水圧に応じて水タンク71a内に水は供給される。水タンク71a内には規定水位の水が溜められる。
水タンク71a内には、維持される水位よりも下方でヒーター72および温度センサー73が配置される。ヒーター72は水タンク71a内の水に熱エネルギーを伝達して高温な水を生成する。温度センサー73は水タンク71a内で熱せられる水の温度を検出する。検出される温度に基づきヒーター72の動作は制御されることができる。
水タンク71aには、下本体13内に配置される濯ぎ水ポンプ74が接続される。濯ぎ水ポンプ74の吐出ポートは給水管75を介して第1上濯ぎノズル43、第1下濯ぎノズル49、第2上濯ぎノズル56および第2下濯ぎノズル62に接続される。濯ぎ水ポンプ74は水タンク71aから熱水を吸い上げて第1上濯ぎノズル43、第1下濯ぎノズル49、第2上濯ぎノズル56および第2下濯ぎノズル62に供給する。給水管75は、第1仕切り板33a側から第1上濯ぎノズル43および第2上濯ぎノズル56に接続される。給水管75は、第1上濯ぎノズル43および第2上濯ぎノズル56の支軸を通過して個々のノズル管43a、56aに通じる。同様に、給水管75は、第2仕切り板33b側から第1下濯ぎノズル49および第2下濯ぎノズル62に接続される。給水管75は、第1下濯ぎノズル49および第2下濯ぎノズル62の支軸を通過して個々のノズル管49a、62aに通じる。
次に本実施形態の動作を説明する。図4に示されるように、利用者は食器類DH1、DH2の洗浄を準備する。準備にあたって利用者はラック28に食器類DH1、DH2を搭載する。ラック28はラックレール29に沿って最大限に背面パネル18に向かって押し込まれる。ラック28は定位置に到達する。ラック28の挿入にあたって予め利用者はハンドル22の水平棒22bを把持して最上位置までドア21を引き上げておく。
このとき、ラック28上では隔壁31の左右すなわち第1体28aおよび第2体28bにそれぞれひと用の食器類(第1群の食器類)DH1およびペット用の食器類(第2群の食器類)DH2が搭載される。ラック28上でひと用の食器類DH1とペット用の食器類DH2とは隔壁31で隔てられる。利用者から隔壁31は確実に視認されることから、食器類DH1と食器類DH2との混合は防止されることができる。単一のラック28上に第1群の食器類DH1および第2群の食器類DH2は同時に保持されることができる。
図5に示されるように、利用者はハンドル22の水平棒22bを最下位置まで引き下げドア21を閉じる。ラック28は洗浄室26内にセットされる。第1体28a上の食器類DH1は第1室32a内に収容され、第2体28b上の食器類DH2は第2室32b内に収容される。食器洗浄機11の電源スイッチが入力されると、第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bに向かって濯ぎノズル43、49、56、62から水(湯)が供給される。湯の供給にあたって水タンク71a内でヒーター72は作動する。水タンク71aには予め給水管71cから水が流入する。濯ぎ水ポンプ74が作動すると、給水管75から濯ぎノズル43、49、56、62に湯は供給される。濯ぎノズル43、49、56、62から噴出する湯は第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bに流入する。
十分に湯が第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bに溜まると、第1室32aおよび第2室32bには洗剤が供給される。洗剤供給ポンプ68bは作動する。洗剤供給管68cから第1室32aおよび第2室32bには洗剤が流入する。洗剤は第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bに流れ込む。洗剤は第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bで湯に混入される。こうして第1液溜まり35aおよび第2液溜まり35bで洗浄液は生成される。
続いて洗浄工程は開始される。第1洗浄液ポンプ66bは作動する。第1洗浄液ポンプ66bは第1室32a内で第1上洗浄ノズル43および第1下洗浄ノズル48に第1液溜まり35a内の洗浄液を供給する。第1上洗浄ノズル43および第1下洗浄ノズル48から第1体28a上の食器類DH1に向かって洗浄液は噴き出す。食器類DH1は洗浄される。洗い落とされた残渣は第1残渣フィルター36aで収集される。洗浄液は第1液溜まり35aに流れ込む。
同時に、第2洗浄液ポンプ67bは作動する。第2洗浄液ポンプ67bは第2室32b内で第2上洗浄ノズル55および第1下洗浄ノズル61に第2液溜まり35b内の洗浄液を供給する。第2上洗浄ノズル55および第1下洗浄ノズル61から第2体28b上の食器類DH2に向かって洗浄液は噴き出す。食器類DH2は洗浄される。洗い落とされた残渣は第2残渣フィルター36bで収集される。洗浄液は第1液溜まり35bに流れ込む。
洗浄工程が終了すると、続いて濯ぎ工程は開始される。濯ぎ水ポンプ74は作動する。濯ぎ水ポンプ74は第1室32a内で第1上濯ぎノズル43および第1下濯ぎノズル49に水タンク71a内の湯を供給する。第1上濯ぎノズル43および第1下濯ぎノズル49から第1体28a上の食器類DH1に向かって濯ぎ水は噴き出す。食器類DH1の洗浄液は濯ぎ落とされる。濯ぎ水は第1液溜まり35aに流れ込む。第1液溜まり35aで排水管37の上端よりも水位が上昇すると、溜まった湯は排水管37に流入する。第1液溜まり35aで溢れた湯は排水管37から排水される。
濯ぎ水ポンプ74は同時に第2室32b内で第2上濯ぎノズル56および第2下濯ぎノズル62に水タンク71a内の湯を供給する。第2上濯ぎノズル56および第2下濯ぎノズル62から第2体28b上の食器類DH2に向かって濯ぎ水は噴き出す。食器類DH2の洗浄液は濯ぎ落とされる。濯ぎ水は第2液溜まり35bに流れ込む。第2液溜まり35bで排水管37の上端よりも水位が上昇すると、溜まった湯は排水管37に流入する。第2液溜まり35bで溢れた湯は排水管37から排水される。
本実施形態に係る食器洗浄機11によれば、第1室32aでは第1循環系65aの働きで洗浄液は循環し、第2室32bでは第1室32aから分離されて第2循環系65bの働きで洗浄液は循環することから、第1群の食器類DH1を洗浄する洗浄液と、第2群の食器類DH2を洗浄する洗浄液とは相互に混ざり合わない。こうした食器洗浄機11は、例えば1つのテーブルでひととペットとが食事できる飲食店で利用されることができ、その場合には、ひと用の食器類DH1を洗浄する洗浄液と、ペット用の食器類DH2を洗浄する洗浄液とが混ざり合わない。しかも、食器類DH1、DH2は1つのラック28上に保持されることから、食器類DH1、DH2が2つのラックに分配される場合に比べて、洗浄室26に対してラック28の出し入れの労力は軽減される。第1群の食器類DH1と第2群の食器類DH2とは共通のラック28で保持されつつ第1群の食器類DH1と第2群の食器類DH2とで洗浄液の混合は防止される。
本実施形態では、第1上洗浄ノズル42、第1下洗浄ノズル48、第2上洗浄ノズル55および第2下洗浄ノズル61は、水平軸線44、51回りで回転しながら食器類DH1、DH2に向かって洗浄液を噴出する。洗浄ノズル42、48、55、61は回転しながら洗浄液を噴出するので、様々な角度から食器類DH1、DH2に洗浄液を衝突させることができる。しかも、垂直軸線回りで回転する場合に比べて、洗浄ノズル42、48、55、61は高密度に配置されることができる。洗浄室26の空間が2分割されても、第1室32aおよび第2室32bで個々に良好な洗浄効果は維持される。
食器洗浄機11は、洗浄ノズル42、48、55、61に加えて、水平軸線44、51回りで回転しながら食器類DH1、DH2に向かって濯ぎ水を噴出する第1上濯ぎノズル43、第1下濯ぎノズル49、第2上濯ぎノズル56および第2下濯ぎノズル62を備える。洗浄ノズル42、48、55、61に加えて濯ぎノズル43、49、56、62が配置されることから、洗浄ノズル42、48、55、61は洗浄液の噴出に最適化されることができ、濯ぎノズル43、49,56、62は濯ぎ水の噴出に最適化されることができる。こうして良好な洗浄および濯ぎは実現されることができる。
なお、第1上洗浄ノズル42の第1距離D1は第1下洗浄ノズル48の第1距離D1と同一値であってもよく相違する値であってもよい。第2上洗浄ノズル55の第1距離D1は第2下洗浄ノズル61の第1距離D1と同一値であってもよく相違する値であってもよい。あるいは、第1上洗浄ノズル42の第1距離D1は第2上洗浄ノズル55の第1距離D1と同一値であってもよく相違する値であってもよい。第1下洗浄ノズル48の第1距離D1は第2下洗浄ノズル61の第1距離D1と同一値であってもよく相違する値であってもよい。
その他、第1上濯ぎノズル43の第2距離D2は第1下濯ぎノズル49の第2距離D2と同一値であってもよく相違する値であってもよい。第2上濯ぎノズル56の第2距離D2は第2下濯ぎノズル62の第2距離D2と同一値であってもよく相違する値であってもよい。あるいは、第1上濯ぎノズル43の第2距離D2は第2上濯ぎノズル56の第2距離D2と同一値であってもよく相違する値であってもよい。第1下濯ぎノズル49の第2距離D2は第2下濯ぎノズル62の第2距離D2と同一値であってもよく相違する値であってもよい。
また、第1上洗浄ノズル42および第1上濯ぎノズル43の水平軸線44は前述のように第1上洗浄ノズル42および第1上濯ぎノズル43の水平軸線44に一致してもよくずれてもよい。第1下洗浄ノズル48および第1下濯ぎノズル49の水平軸線51は前述のように第1下洗浄ノズル48および第1下濯ぎノズル49の水平軸線51に一致してもよくずれてもよい。第2上洗浄ノズル55および第2上濯ぎノズル56の水平軸線44は前述のように第2上洗浄ノズル55および第2上濯ぎノズル56の水平軸線44に一致してもよくずれてもよい。第2下洗浄ノズル61および第2下濯ぎノズル62の水平軸線51は前述のように第2下洗浄ノズル61および第2下濯ぎノズル62の水平軸線51に一致してもよくずれてもよい。さらには、第1上洗浄ノズル42および第2上洗浄ノズル55の水平軸線44は前述のように第1上洗浄ノズル42および第2上洗浄ノズル55の水平軸線44に一致してもよくずれてもよい。第1下洗浄ノズル48および第2下洗浄ノズル61の水平軸線51は前述のように第1下洗浄ノズル48および第2下洗浄ノズル61の水平軸線51に一致してもよくずれてもよい。第1上濯ぎノズル43および第2上濯ぎノズル56の水平軸線44は前述のように第1上濯ぎノズル43および第2上濯ぎノズル56の水平軸線44に一致してもよくずれてもよい。第1下濯ぎノズル49および第2下濯ぎノズル62の水平軸線51は前述のように第1下濯ぎノズル49および第2下濯ぎノズル62の水平軸線51に一致してもよくずれてもよい。
さらには、第1室32aまたは第2室32bのいずれか一方のみで洗浄工程および濯ぎ工程が実施されてもよい。その他、図6に示されるように、洗浄室26は背面パネル18に並列に(ここでは平行に)配置される仕切り板33および隔壁31で前後に第1室32aおよび第2室32bに2分割されてもよい。このとき、ラック28は、背面パネル18に並列に(ここでは平行に)延びるラックレール29に案内されて背面パネル18に並行に左右方向に引き出されればよい。
11…食器洗浄機、26…洗浄室、28…ラック、28a…第1体、28b…第2体、31…隔壁、32a…第1室、32b…第2室、33…仕切り板、35a…第1液溜まり、35b…第2液溜まり、42…第1洗浄ノズル(第1上洗浄ノズル)、43…第1濯ぎノズル(第1上濯ぎノズル)、44…水平軸線、48…第1洗浄ノズル(第1下洗浄ノズル)、49…第1濯ぎノズル(第1下濯ぎノズル)、51…水平軸線、55…第2洗浄ノズル(第2上洗浄ノズル)、56…第2濯ぎノズル(第2上濯ぎノズル)、61…第2洗浄ノズル(第2下洗浄ノズル)、62…第2濯ぎノズル(第2下濯ぎノズル)、65a…第1循環系、65b…第2循環系、DH1…(ひと用の)食器類、DH2…(ペット用の)食器類。
Claims (3)
- 外気に開放可能に閉じられる洗浄室と、
隔壁から第1水平方向に広がる第1体、および、前記隔壁から第1水平方向に反対向きの第2水平方向に広がる第2体とを有し、前記洗浄室に収容されて前記第1体および前記第2体で食器類を保持するラックと、
前記隔壁に接続されて、前記隔壁と協働で第1室および第2室に前記洗浄室の空間を2分割する仕切り板と、
第1洗浄ノズルから前記第1室内に洗浄液を噴出し、前記第1室内の第1液溜まりから溜まった洗浄液を回収して前記第1洗浄ノズルに供給する第1循環系と、
第2洗浄ノズルから前記第2室内に洗浄液を噴出し、前記第2室内の第2液溜まりから溜まった洗浄液を回収して前記第2洗浄ノズルに供給する第2循環系と、
を備えることを特徴とする食器洗浄機。 - 請求項1に記載の食器洗浄機において、前記第1洗浄ノズルおよび前記第2洗浄ノズルは、水平軸線回りで回転しながら前記食器類に向かって前記洗浄液を噴出することを特徴とする食器洗浄機。
- 請求項2に記載の食器洗浄機において、前記水平軸線回りで回転しながら前記食器類に向かって濯ぎ水を噴出する第1濯ぎノズルおよび第2濯ぎノズルを備えることを特徴とする食器洗浄機。
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Country | Link |
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2018
- 2018-10-11 JP JP2018003922U patent/JP3219405U/ja active Active
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