JP2008302610A - 樹脂封止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂封止装置全体の生産効率の向上、及び、コンパクト性の向上を図る。
【解決手段】離型フィルムとして所定の大きさに切断した短冊状フィルム151を用い、使用後の前記短冊状フィルム151を樹脂封止後の成形品152から剥がし取る剥がし機構161を備えた樹脂封止装置100であって、前記剥がし機構161を、前記成形品152を保持して樹脂封止金型内から搬出する基板用ローダ・アンローダ140に設けて構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体チップ等を搭載した基板を樹脂にて封止する樹脂封止装置の技術分野に関する。
半導体チップ等を搭載した基板は、そのままでは外部環境からの影響を受け易いため、熱硬化性樹脂等を用いた樹脂封止が行われる。かかる樹脂封止は、例えば、上型と下型とからなる樹脂封止金型で基板をクランプした上で、キャビティ部分に樹脂を注入したり、キャビティ部分を圧縮することにより行われる。
使用される樹脂が金型側に付着しないように樹脂自体及び金型表面にも種々の工夫が凝らされているが、完全に防ぐことは困難である。樹脂が金型に付着すれば、基板を取り外すことが困難となったり、以降の封止作業において封止異常をきたす原因ともなる。そこで、樹脂封止に際しては、特許文献1に記載されているように、金型表面にPTFE等の材質で構成された離型フィルムを介在させる方法が好んで利用されている。ここでは、金型を挟んで対向する位置に離型フィルムをロール状に巻回した供給ロールと、使用済みの離型フィルムを回収する回収ロールが配置され、「ロールtoロール」による離型フィルムの供給が行われている。
しかしながら、このように金型を挟んで対向する位置にそれぞれロールを備える構成では、樹脂封止装置全体のコンパクト性に悪影響を与えたり、ロールの取替え作業が煩雑であったり、離型フィルムの無駄が多い等の不都合な点も存在する。そこで離型フィルムを一旦所定の長さの短冊状に切断し、この短冊状の離型フィルム(短冊状フィルム)を用いて樹脂封止を行う樹脂封止装置が既に提案されている(特許文献2参照)。短冊状フィルムを用いた樹脂封止の場合は、図14に示すように、樹脂封止後、樹脂封止された成形品42が短冊状の離型フィルム32ごと(封止工程を経ることで短冊状フィルムは樹脂封止後の成形品に密着する)アンローダによって金型外部に搬出された上で、当該アンローダから送りローラ対40へと引き渡された後、当該送りローラ対40により送られつつ、剥離用吸着パッド41によって剥離除去されている。
特開2007−5496号公報 特開2000−108159号公報
しかしながら、上記した特許文献2のように、一旦アンローダ(搬出装置)から送りローラ対へと受け渡しが行われた後、短冊状フィルムの剥がし作業を行う場合には受渡しに要する時間だけ生産効率が低下してしまう。また、樹脂封止装置内に送りローラ対を配置する分だけスペースが必要となり、装置全体のコンパクト性にも影響する。
本発明はかかる問題点を解決するべくなされたものであって、短冊状フィルムの剥がし機構を改良することによって、樹脂封止装置全体の生産効率の向上及びコンパクト性の向上を図ることをその課題としている。
本発明は、離型フィルムとして所定の大きさに切断した短冊状フィルムを用い、使用後の前記短冊状フィルムを樹脂封止後の成形品から剥がし取る剥がし機構を備えた樹脂封止装置であって、前記成形品を保持して樹脂封止金型内から搬出する搬出装置を備えると共に、前記剥がし機構が、該搬出装置に設けられていることにより、上記課題を解決するものである。
このような構成を採用することによって、わざわざ送りローラ対等に受け渡すことなく、成形品を搬出装置に保持したままで短冊状フィルムを剥がすことが可能となる。即ち、短冊状フィルムを剥がすことを目的とした受け渡し時間が不要となり、その分生産効率を高めることが可能となる。また、樹脂封止装置に本来的に備わる搬出装置(成形品を金型内から搬出する装置:アンローダ)自体に剥がし機構を設けているため、剥がし機構「専用の」スペースを設ける必要がなく、樹脂封止装置全体のコンパクト性にも寄与し得る。
また、前記剥がし機構が、前記成形品が前記搬出装置に保持された状態で前記短冊状フィルムを保持可能なフィルム保持手段と、該フィルム保持手段が保持する部位よりも前記成形品に近い部位を下方向に押出可能な押出手段と、を備える構成とすれば、両手段の相互作用(フィルム保持手段により短冊状フィルムの端部を保持していることによって、押出手段による押出力がフィルムへと伝達される)によって、確実に短冊状の離型フィルムを剥がすことが可能となる。
また、前記保持手段をエアを吸引可能な吸着パッドとし、前記押出手段を鉛直方向に伸縮可能に配置されたアクチュエータとすれば、簡易な構成で剥がし機構を構成することが可能となる。
更に、前記剥がし機構により剥がされた前記短冊状フィルムを受け取って所定の場所に回収可能な回収機構を備えることで、剥がされた短冊状フィルムの散乱を防止し、クリーンな環境を維持することができる。
また、前記回収機構が、前記短冊状フィルムを表面に吸着可能なプレート部と、該プレート部を支持するアーム部と、該アーム部を上下に駆動可能な駆動部と、を備え、前記アーム部が少なくとも1以上のヒンジ部を有し、前記プレート部を上下に反転可能に構成すれば、剥がし機構によって剥がされた短冊状フィルムをプレートに沿って(即ち、平面のまま、平らな状態のまま)で回収することが可能となり、例えば所定容量の回収ボックス内により多くの(使用済みの)短冊状フィルムを収容することが可能となる。
本発明を適用することにより、樹脂封止装置全体の生産効率の向上及びコンパクト化を図ることが可能となる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
まず樹脂封止装置全体を概略的に説明し、その後、当該樹脂封止装置に備わっている使用済み短冊状フィルムの剥がし機構及び回収機構について説明する。
<樹脂封止装置全体の概略構成>
図1は、樹脂封止装置100の平面図であって、樹脂封止前の基板等の流れを中心に示した図である。図2は、樹脂封止装置100の平面図であって、樹脂封止後の基板(成形品)等の流れを中心に示した図である。図3は、樹脂封止装置100の正面図である。
樹脂封止装置100は、樹脂封止金型110(上型112及び下型114)を備える樹脂封止金型ユニット101と、この樹脂封止金型ユニット101に対して樹脂(図示しない)を供給可能な樹脂供給部102と、樹脂封止金型ユニット101に対して樹脂封止前の基板を供給したり、樹脂封止後の基板(成形品)を収納したりする基板供給収納部103とから構成されている。
本実施形態における樹脂封止装置100においては、樹脂封止金型ユニット101が2列配置された、所謂「マルチプレス」型の樹脂封止装置である。並列配置された樹脂封止金型ユニット101に対して、一方側に樹脂供給部102が配置され、他方側に基板供給収納部103が配置されている。これら樹脂封止金型ユニット101、樹脂供給部102、基板供給収納部103にはそれぞれが連結された状態で、連続する移動ガイド130が設けられ、当該移動ガイド130上を樹脂ローダ122や、基板用ローダ・アンローダ140が移動可能とされている。また、樹脂封止金型ユニット101は、適宜増減可能であり、樹脂封止金型ユニット101一台で樹脂封止装置を構成することも可能である。また、3台以上の樹脂封止金型ユニット101を並列配置することも可能である。
樹脂供給部102は、樹脂封止金型110に投入される樹脂が供給される部分であり、
当該樹脂供給部102から供給される樹脂は、例えばペレット状、粉状、粒状、平板状等のさまざまな状態の樹脂を供給することが可能とされている。当該樹脂供給部102から供給される樹脂は、移動ガイド130上に配置される樹脂ローダ122によって所定のタイミングで樹脂封止金型ユニット101における樹脂封止金型110に対して供給可能とされている。
一方、基板供給収納部103は、半導体チップ等が搭載された基板であってこれから樹脂封止されようとする基板が複数収納された供給マガジン172と、樹脂封止金型110によって樹脂封止された封止後の基板(成形品)が収納される収納マガジン174とが配置されている。両マガジン172、174は上下に位置を異ならせて配置された構成とされており(図3参照)、マガジンエレベータ170を介して基板(封止前基板、封止後基板)の出し入れが行われる。また、基板供給収納部103には、供給マガジン172から取り出された基板を樹脂封止金型110に対して搬送する前に事前に所定の温度に温めておくことが可能なプレヒーター部180と、ロール状の離型フィルムを所定の長さの短冊状フィルムに切断した上で、この短冊状フィルムを樹脂封止金型110に対して供給可能なフィルム供給機構150と、成形品152から短冊状フィルム151を剥がし・回収するフィルム剥がし・回収機構160(図1〜図3においては表れていない)が備わっている。
また、基板用ローダ・アンローダ140は、封止前基板を樹脂封止金型110に対して搬入したり、封止後基板(成形品)を樹脂封止金型110から搬出することが可能とされている。基板用ローダ・アンローダ140は、移動ガイド130上をX方向に自由に移動できると共に、自身の一部(フィルム搬送部142、基板搬送部143)をY方向に進退させることが可能とされている。この基板用ローダ・アンローダ140における基板搬送部143の下面側には、図示はしないが成形品を保持可能な保持爪機構が備わっており、当該保持爪機構の作用によって所定のタイミングで成形品152を基板搬送部143へと保持することが可能とされている。
<樹脂封止装置全体の概略作用>
供給マガジン172からマガジンエレベータ170によって取り出された基板は、いったんプレヒーター部180によって所定の温度にまで加熱される。続いて基板用ローダ・アンローダ140に引き渡された後、短冊状フィルムと共に(または別のタイミングで)樹脂封止金型ユニット101における樹脂封止金型110に搬送され供給される。また、所定のタイミングで樹脂用ローダ122によって樹脂供給部102から供給された樹脂が樹脂封止金型110に対して供給される。全ての材料が樹脂封止金型110に投入された後、上型112と下型114とが型閉じされ、樹脂封止が行われる。
封止工程を経ることによって短冊状フィルムは成形品に密着するため、成形品は、短冊状フィルムと共に基板用ローダ・アンローダ140によって回収され、基板供給収納部103側へと移動する。その後、フィルム剥がし・回収位置Eにて成形品から短冊状フィルムが剥がされた後、マガジンエレベータ170を介して収納マガジン174へと収納されることとなる。剥がされた短冊状フィルムはフィルム剥がし・回収機構(後述)によって適宜破棄される。その後は当該作用を繰り返し行なうことによって封止作業が繰り返されることとなる。
なお、ここでは圧縮成形方式による樹脂封止を前提に説明しているが、その他にもトランスファ成形方式の樹脂封止装置であっても差し支えない。
<フィルム剥がし・回収機構の構成>
次に、図4を用いてフィルム剥がし・回収機構160について詳細に説明する。図4は、上述の樹脂封止装置100に採用されているフィルム剥がし・回収機構160の概略構成図であって、基板用ローダ・アンローダ140が金型内から成形品152を取り出す前の状態を示した図である。
フィルム剥がし・回収機構160は、フィルム剥がし機構161と、回収機構165とから構成されている。
フィルム剥がし機構161は、移動ガイド130上を移動する基板用ローダ・アンローダ140に備わっている。即ち、成形品152を樹脂封止金型内から搬出する搬出装置としての基板用ローダ・アンローダ140を構成する基板搬送部143に設けられている。このフィルム剥がし機構161は、アクチュエータとしてのエアシリンダ(押出手段)162と吸着パッド(フィルム保持手段)163とで構成されている。また、これらエアシリンダ162及び吸着パッド163は、基板搬送部143に成形品152が保持された状態で、当該成形品152よりも外側(成形品152の幅方向若しくは奥行方向における外側)の位置にエアシリンダ162がロッド162Aを下方向(鉛直方向)に向けて配置され、更にこのエアシリンダ162よりも外側の位置に吸着パッド163が配置された構成とされている。即ち、その結果、吸着パッド163は、基板搬送部143に成形品152(及び当該成形品152に密着している短冊状フィルム151)が保持された状態で、短冊状フィルム151の端部を吸着して保持することが可能となっている。また、エアシリンダ162は、吸着パッド163と成形品152との間に配置されているため、吸着パッド163と成形品152との間に位置する短冊状フィルム151を下方向に押出すことが可能とされている。なお、このエアシリンダ162は、空気以外にも例えばオイル等を用いて駆動しても良く、広く流体シリンダを採用することが可能である。なお吸着パッド163とエアシリンダ162との位置関係はあくまで例示である。また、その他にもボールねじを利用して鉛直方向に伸縮可能なアクチュエータを構成してもよい。
回収機構165は、短冊状フィルム151を吸着保持可能なプレート部166と、このプレート部166を支持するアーム部167と、アーム部167に連結され当該アーム部167及びプレート部166全体を上下に駆動することが可能な駆動部169とを有した構成されている。また、アーム部167には、ヒンジ部168が設けられており、当該ヒンジ部168が回動することによってプレート部166を上下に反転させることが可能な構成とされている。なお本実施形態ではヒンジ部168が1つで構成されているが、2以上のヒンジ部を有するような構成としてもよい。またプレート部166には、複数の吸着パッド166Aが設けられている。
なお符号200は回収容器であり、回収機構165によって回収された短冊状フィルム(使用済み短冊状フィルム)151を収容可能な構成とされている。
<フィルム剥がし・回収機構の作用>
続いて、図4乃至図13を用いてフィルム剥がし・回収機構160の作用について説明する。
樹脂封止金型において樹脂封止作業が終了すると上型112と下型114とが離間され、当該離間した上型112と下型114との間に基板用ローダ・アンローダ140(の基板搬送部143)が侵入する(図4参照:ここでは下型114のみ図示している)。基板搬送部143が金型内へと侵入した後、下型114を上下に駆動可能なプレス機構(図示していない)の働きによって、下型114及び下型114の表面に残存している成形品152及び短冊状フィルム151を基板搬送部143側へと移動させる(即ち上昇させる)。成形品152が基板搬送部143に当接したタイミングで、基板搬送部143に備わる保持爪機構(図示しない)によって成形品152を保持する。また、これと略同時に吸着パッド163によって短冊状フィルム151の端部が吸着保持される。
これらの工程が完了した後、図示せぬプレス機構の働きによって、下型114が基板搬送部143から退避離間する。これにより、成形品152及び短冊状フィルム151が下型114から基板搬送部143へと受渡される(図5参照)。
続いて、図6に示すように、基板搬送部143が移動ガイド130に沿って移動する。移動先には、回収機構165のプレート部166が待機しており、当該プレート部166の真上の位置に成形品152が到達した段階で基板搬送部143の移動が停止する。
続いて、駆動部169によって、アーム部167及びプレート部166全体が基板搬送部143が保持する成形品152側へと移動する。プレート部166の表面が成形品152に当接した段階(または当接直前の段階)で当該駆動部169の駆動が停止する(図7参照)。
更に、フィルム剥がし機構161を構成するエアシリンダ162のロッド162Aが押し出され、成形品152に密着していた短冊状フィルム151を剥がし取る。当該押出によって短冊状フィルムが成形品152から剥がれる直前のタイミングで、吸着パッド163の吸着を解くことによって、剥がされた短冊状フィルム151がプレート部166側へと受け渡される。更に、プレート部166側へと受け渡された短冊状フィルム151は、プレート部166に内蔵される吸着パッド166Aの吸着によって、プレート部166表面に保持されることとなる(図8参照)。
続いて駆動部169によって、短冊状フィルム151の受渡しが完了したプレート部166全体を下方向へと移動させる(図9参照)。このとき、エアシリンダ162のロッド162Aの先端を暫くの間プレート部166の表面に当接させ続ける制御を行えば、短冊状フィルムの剥がし取りをより確実なものとすることが可能である。
続いて、図10に示すように、アーム部167に備わるヒンジ部168が回動することによって、プレート部166全体が上下に反転する。なおこのとき、プレート部166に内蔵された吸着パッド166Aにより、短冊状フィルム151はプレート部166表面に保持された状態のままである(図10参照)。このヒンジ部168の回動は、プレート部166の表面が真下を向いた位置にて停止される(図11参照)。また、当該停止位置におけるプレート部166の真下には、回収容器200が位置している。
続いて図12に示すように、駆動部169によってアーム部167及びプレート部166を下方向に駆動し、プレート部166を回収容器200内へと侵入させる。プレート部166が回収容器200内へと侵入した段階で、プレート部166に内蔵される吸着パッド166Aの吸着を解き、プレート部166の表面に吸着保持されていた短冊状フィルム151を回収容器200内へと投入する。なお、吸着パッド166Aの吸着を解いて単に短冊状フィルム151を回収容器200内へと投入するだけでなく、例えば、更にプレート部166を下方向に移動させて、積層された状態で回収容器200に収容される短冊状フィルム151を圧縮させることも可能である。このようにすれば、回収容器200内により多くの短冊状フィルム151を無駄なく収容させることが可能となる。更に、本実施形態ではプレート部166によって短冊状フィルム(使用後剥がされた短冊状フィルム)151を平面的に(短冊状フィルムが大きく丸まったり、折り曲がったりすることなく:平らな状態のまま)受け取って回収しているため、所定容量の回収容器200に対して短冊状フィルム151を効率良く収容することが可能となり、回収容器200の頻繁な交換作業や、大容量の回収容器を設置する必要が無くなる等のメリットがある。
その後は、図13に示すように、駆動部169によってアーム部167及びプレート部166全体が上方向に移動した後ヒンジ部168が回動し、待機位置(基板搬送部143から短冊状フィルムを受け取ることが可能な位置)へと戻ることとなる。
以降は当該作用が繰返し行なわれる。
なお、本実施形態のように、フィルム剥がし機構161をエアシリンダ162と吸着パッド163で構成すれば、簡易かつ低コストでフィルム剥がし機構161を構成可能である。
また、回収機構165を備えることで、剥がされた短冊状フィルム151の散乱を防止し、クリーンな環境を維持することが可能となっている。
短冊状の離型フィルムを使用する樹脂封止装置において、樹脂封止方式(例えば圧縮成形方式、トランスファ成形方式など)に関らず広く採用可能である。
樹脂封止装置の平面図であって、樹脂封止前の基板等の流れを中心に示した図 樹脂封止装置の平面図であって、樹脂封止後の基板等の流れを中心に示した図 樹脂封止装置の正面図 樹脂封止装置に採用されているフィルム剥がし・回収機構の概略構成図であって、基板用ローダ・アンローダが金型内から成形品を取り出す前の状態を示した図 同、基板用ローダ・アンローダが金型内から成形品を取り出した状態を示した図 同、基板用ローダ・アンローダが回収機構側へ移動した状態を示した図 剥がし機構が短冊状フィルムを剥がしている状態を示した図 剥がされた短冊状フィルムが回収機構側に受け渡された状態を示した図 回収機構による短冊状フィルムの回収作業を示した図であって、回収作業開始直後の状態を示した図 回収機構による短冊状フィルムの回収作業を示した図であって、ヒンジ部が回動している状態を示した図 回収機構による短冊状フィルムの回収作業を示した図であって、プレート部の上下が反転した状態を示した図 回収機構による短冊状フィルムの回収作業を示した図であって、回収容器内の短冊状フィルムを圧縮している状態を示した図 回収機構による短冊状フィルムの回収作業を示した図であって、回収作業終了後の状態を示した図 特許文献2に記載されているリリースフィルム除去機構(剥がし機構)の概略構成図
符号の説明
100…樹脂封止装置
101…樹脂封止金型ユニット
102…樹脂供給部
103…基板供給収納部
110…樹脂封止金型
112…上型
114…下型
122…樹脂用ローダ
130…移動ガイド
140…基板用ローダ・アンローダ
142…フィルム搬送部
143…基板搬送部
150…フィルム供給機構
151…短冊状フィルム
152…成形品
160…フィルム剥がし・回収機構
161…フィルム剥がし機構
162…エアシリンダ
162A…ロッド
163…吸着パッド
165…回収機構
166…プレート部
166A…吸着パッド
167…アーム部
168…ヒンジ部
169…駆動部
170…マガジンエレベータ
172…(基板)供給マガジン
174…(基板)収納マガジン
180…プレヒーター部

Claims (5)

  1. 離型フィルムとして所定の大きさに切断した短冊状フィルムを用い、使用後の前記短冊状フィルムを樹脂封止後の成形品から剥がし取る剥がし機構を備えた樹脂封止装置であって、
    前記成形品を保持して樹脂封止金型内から搬出する搬出装置を備えると共に、
    前記剥がし機構が、該搬出装置に設けられている
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  2. 請求項1において、
    前記剥がし機構が、前記成形品が前記搬出装置に保持された状態で前記短冊状フィルムを保持可能なフィルム保持手段と、該フィルム保持手段が保持する部位よりも前記成形品に近い部位を下方向に押出可能な押出手段と、を備える
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  3. 請求項2において、
    前記保持手段が、エアを吸引可能な吸着パッドであり、
    前記押出手段が、鉛直方向に伸縮可能に配置されたアクチュエータである
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記剥がし機構により剥がされた前記短冊状フィルムを受け取って所定の場所に回収可能な回収機構を備える
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  5. 請求項4において、
    前記回収機構が、前記短冊状フィルムを吸着可能なプレート部と、該プレート部を支持するアーム部と、該アーム部を上下に駆動可能な駆動部と、を備え、
    前記アーム部が少なくとも1以上のヒンジ部を有し、前記プレート部を上下に反転可能である
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
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