JPH10286699A - プレス装置の搬送機構 - Google Patents

プレス装置の搬送機構

Info

Publication number
JPH10286699A
JPH10286699A JP9093810A JP9381097A JPH10286699A JP H10286699 A JPH10286699 A JP H10286699A JP 9093810 A JP9093810 A JP 9093810A JP 9381097 A JP9381097 A JP 9381097A JP H10286699 A JPH10286699 A JP H10286699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
press
unit
carry
unloading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9093810A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3714765B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Kobayashi
一彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP09381097A priority Critical patent/JP3714765B2/ja
Priority to TW086111539A priority patent/TW410194B/zh
Priority to SG9702924A priority patent/SG97124A1/en
Priority to MYPI97003717A priority patent/MY119447A/en
Priority to EP97306222A priority patent/EP0825006B1/en
Priority to US08/912,611 priority patent/US6050802A/en
Priority to CN97117725A priority patent/CN1106922C/zh
Priority to KR1019970039569A priority patent/KR100257957B1/ko
Publication of JPH10286699A publication Critical patent/JPH10286699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3714765B2 publication Critical patent/JP3714765B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14639Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
    • B29C45/14655Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components connected to or mounted on a carrier, e.g. lead frame
    • B29C45/1468Plants therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体を小型化すると共にマシンサイクル
を短縮化して、量産化や高速化を実現可能なプレス装置
の搬送機構を提供する。 【解決手段】 リードフレーム供給部3及び樹脂供給部
4よりリードフレーム及び樹脂タブレットをプレス部2
へ搬入するため、該プレス部2に対して上記リードフレ
ーム及び樹脂タブレットを保持して進退移動可能な搬入
移動体26を備えたローダー6と、成形後のリードフレ
ームを前記プレス部2よりリードフレーム収容部5へ搬
出するため、該プレス部2に対して上記成形後のリード
フレームを保持して進退移動可能な搬出移動体27を備
えたアンローダー7とを備え、前記ローダー6及びアン
ローダー7を、装置本体に互いに重なり合うよう配設
し、それぞれ個別に備えた回動モータ15,16により
回動軸17,18を中心に回動可能に装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工前のワークが
供給部より単数又は複数装備されたプレス部に搬入さ
れ、加工後のワークが前記プレス部より収容部に搬出さ
れるプレス装置の搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス装置の中で用いられる樹脂
封止装置は、トランスファモールドによる自動機が広く
使用されている。このトランスファモールド装置は、例
えば図17に示すように、被成形品としてのリードフレ
ームがリードフレーム供給部101よりフレーム整列部
102に供給されてプレヒートされ、樹脂タブレット供
給部103よりタブレットカセット103aを介してフ
レーム整列部102に供給されて、ローダー104によ
りリードフレーム及び樹脂タブレットがチャックされて
モールド金型105へ移送される。そして、該モールド
金型105でクランプされ、ポット内から溶融樹脂をプ
ランジャでキャビティ内に圧送してパッケージ部が樹脂
封止される。樹脂封止後の成形品はアンローダー106
により回収されてディケート部107へ搬送されゲート
ブレイクが行われた後、成形品のみが成形品収容部10
8に収容される。
【0003】上記ローダー104及びアンローダー10
6は、ガイドシャフト109に沿って供給位置と搬入位
置、搬出位置とディゲート位置との間を矢印X方向にそ
れぞれ往復移動するように構成されている。上記ローダ
ー104及びアンローダー106は、上記ガイドシャフ
ト109に対して横並びに設けられている。また、上記
ローダー104及びアンローダー106は、モールド金
型105に対して矢印Y方向に進退移動可能であり、上
記搬入位置及び搬出位置よりモールド金型105に移動
して被成形品を搬入し成形品を搬出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記リードフレーム供
給部101と成形品収容部108がモールド金型105
の両側に設けられており、ローダー104及びアンロー
ダー106は、ガイドシャフト109に沿って直線的に
往復移動する配置構成であるため、装置全体がX方向に
長くなりレイアウト上の制約を受け易く、プレス装置全
体がコンパクトにならず、工場フロア内の床面積を広く
取る。特に半導体装置製造用の樹脂封止装置は、高純度
のクリーンルーム内で使用するため、該クリーンルーム
内の床面スペースを効率良く利用することは重要であ
る。また、成形品の量産化を図るため、モールド金型1
05を複数装備した場合には、X方向に更に長くなるた
め装置全体が大型化する。また、上記複数のモールド金
型105に対して一方向からローダー104及びアンロ
ーダー106が個別に進退移動し、アンローダー106
が成形品を搬出してモールド金型105から退避してか
ら、図示しないクリーナーが進退移動して上下金型表面
をクリーニングし、次いでローダー104が被成形品を
モールド金型105へ搬入するので、被成形品の搬入、
金型クリーニング及び成形品の搬出が段階的に行われる
ためマシンサイクルが遅延化して、高速処理化に限界が
ある。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、装置全体を小型化すると共にマシンサイクルを短
縮化して、量産化や高速化を実現可能なプレス装置の搬
送機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。即ち、加工前のワークを供
給部より単数又は複数装備されたプレス部へ搬入するた
め、該プレス部に対してワークを保持して進退移動可能
な搬入保持手段を備えたワーク搬入手段と、加工後のワ
ークを前記プレス部より収容部へ搬出するため、該プレ
ス部に対してワークを保持して進退移動可能な搬出保持
手段を備えたワーク搬出手段とを備え、前記ワーク搬入
手段及びワーク搬出手段を装置本体に互いに重なり合う
よう配設し、それぞれ個別に備えた駆動源により回動軸
を中心に回動可能に装備したことを特徴とする。
【0007】また、前記プレス部は、上型に対して下型
が上下動可能に装備されており、前記ワーク搬入手段
は、上動した下型上に前記搬入保持手段に保持した加工
前のワークを移載し、前記ワーク搬出手段は、型開きし
た下型上へ前記搬出保持手段を下動することにより加工
後のワークを回収することが望ましい。また、前記ワー
ク搬入手段及びワーク搬出手段に各々装備した搬入保持
手段及び搬出保持手段は、前記プレス部の上下金型をそ
れぞれクリーニングするクリーナーと、クリーニングし
た塵埃などを吸引する吸引口及びこれに接続する吸引ダ
クトとをそれぞれ備えていることが好ましい。また、前
記搬出保持手段が加工後のワークを保持したまま下型を
クリーニングしながらプレス部より退避するとき、前記
搬入保持手段は加工前のワークを保持したまま上型をク
リーニングしながら前記プレス部に進入し、前記搬出保
持手段と搬入保持手段が入れ替わるように型開きしたプ
レス部に進退移動するのが望ましい。また、前記ワーク
搬入手段及びワーク搬出手段は、前記プレス部に対する
前記搬入保持手段及び搬出保持手段の進退方向と交差す
る方向に往復移動可能に装備されていても良い。また、
前記ワーク搬入手段及びワーク搬出手段は、その周囲を
囲繞するよう配設された供給部、プレス部及び収容部に
対してそれぞれワークを搬入及び/又は搬出するように
しても良いし、前記供給部、プレス部及び収容部はユニ
ット化されており、前記ワーク搬入手段及びワーク搬出
手段を有する基本ユニットに対して少なくとも1のユニ
ットが着脱可能に装備されていても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の態様
を添付図面に基づいて詳細に説明する。 〔第1実施例〕本実施例は、プレス装置の一例として半
導体装置製造に用いるトランスファーモールドによる樹
脂封止装置を用い、下型にプランジャを設置したロアー
プランジャ方式によるもので、マルチポットタイプのモ
ールド金型を使用する、ロアーマルチプランジャ方式を
採用した樹脂封止装置を用いて説明する。
【0009】図1はプレス部を取り外した樹脂封止装置
の概略構成を示す平面図、図2は図1の樹脂封止装置の
正面図、図3は図1の樹脂封止装置の右側面図、図4
(a)(b)(c)は搬送機構の平面図、正面図及び左
側面図、図5(a)〜(d)はローダーの説明図、図6
(e)〜(g)はローダーの他例の説明図、図7(a)
〜(d)はアンローダーの説明図、図8(e)〜(g)
はアンローダーの他例の説明図である。
【0010】(全体構成)先ず、図1〜図3を参照して
樹脂封止装置の概略構成について説明する。1は装置本
体としての基本ユニットであり、プレス機能を装備した
2台のプレス部2を着脱自在に装備している。尚、プレ
ス部2は基本ユニット1の占有エリア内に位置している
ので、プレス部2を着脱しても装置本体の占有エリアが
変化することはない。また、プレス部2は複数台装備す
る場合に限らず単数装備されていても良い。
【0011】上記基本ユニット1は、ワークとして単数
又は複数の被成形品(リードフレーム及び樹脂タブレッ
ト)を供給可能に収容するリードフレーム供給部3及び
樹脂供給部4と、ワークとして樹脂封止後のリードフレ
ームを収容するリードフレーム収容部5を装備してい
る。また、上記基本ユニット1にはリードフレーム供給
部3及び樹脂供給部4より供給されたリードフレーム及
び樹脂タブレットを上記プレス部2へ搬入するためのワ
ーク搬入手段としてのローダー6と、樹脂封止後のリー
ドフレームを上記プレス部2より上記リードフレーム収
容ユニット5へ搬出するワーク搬出手段としてのアンロ
ーダ7を装備している。上記ローダー6はアンローダー
7の上に重なり合うように配設されている。
【0012】上記ローダー6は、上記リードフレーム供
給部3より回転テーブル3bを備えたフレーム整列部3
aへ供給されたリードフレームを受け渡されて90°回
転した後、樹脂供給部4よりカセット4aに供給された
樹脂タブレットをそのカセット4aより受け渡されて、
更に90°回転してこれらを型開きしたいずれか一方の
プレス部2へ搬入する。また、アンローダー7は、成形
後のリードフレームを前記プレス部2より回収して一旦
ディゲート部8へ搬出する。尚、上記リードフレーム供
給部3やリードフレーム収容ユニット5は、基本ユニッ
ト1の基台上に角ロッド等により支持されたベースプレ
ート(図示せず)上に設けられている。樹脂封止前のリ
ードフレームを収容した供給マガジンや樹脂封止後のリ
ードフレームを収容した収容マガジンは、上記ベースプ
レート上より取り出されて補充される。また、上記樹脂
供給部4は、上記ベースプレートより下方の基台上に装
備されており、上記カセット4aはこの基台上の供給位
置と上部の受け渡し位置とを往復移動している。
【0013】上記基本ユニット1の上記ローダー6及び
アンローダー7の移動路9の両側には、装置基台の一部
にプレス着脱部10が設けられており、該プレス着脱部
10には前記プレス部2が着脱自在に装着される(図1
参照)。また、上記基本ユニット1には操作部11が設
けられており(図2参照)、樹脂封止動作の開始や動作
モードを選択操作する。12は制御部であり、上記操作
部11より入力された指令に基づき、基本ユニット1に
装備された各部の動作を制御する。
【0014】上記リードフレーム供給部3及び樹脂供給
部4より供給されたリードフレーム及び樹脂タブレット
はローダー6にチャックされて、各プレス部2に搬入さ
れて上下金型13,14間でクランプされて樹脂封止さ
れ、樹脂封止後の成形品はアンローダー7にチャックさ
れてディゲート部8へ搬出され、ゲートブレイクが行わ
れた後、リードフレーム収容部5へ移送されて収容され
る。本実施例では、装置の一方向(図1の左側)からリ
ードフレーム,樹脂タブレットの供給と成形品の取り出
しが可能な配置構成にできるので、作業性が良い。
【0015】(プレス部の構成)以下、上記プレス部2
の構成について、概略を説明する。図3において、プレ
スベースと下型14を支持する可動プラテンとの間を図
示しない昇降機構により連繋し、該昇降機構を電動モー
タ(サーボモータ)や油圧機構(図示せず)等を用いて
作動させることによって上記下型14を昇降させて、上
固定プラテンに固定された上型13との型開閉が行われ
る。また、上記下型14にはポットに供給された樹脂を
キャビティへ圧送すべくプランジャを上下動させるトラ
ンスファ駆動機構(図示せず)が装備されている。上記
トランスファ駆動機構は電動モータや油圧機構などによ
り駆動される。上記プレス部2にも固有の操作部や制御
部が装備されており、プレス動作を制御可能に構成され
ている。
【0016】また、上記プレス着脱部10には、図1〜
図3に示すように、プレス部2の底部を支持して着脱す
るため、該プレス部2の着脱方向に沿って複数のローラ
ー10aがユニット支持面10dに回動可能に設けられ
ている。また、上記プレス着脱部10のプレス部2の装
着方向奥側には突き当て部10bが形成されている。ま
た、上記ユニット支持面10dの長手方向両側には、プ
レス部2の幅方向をガイドするためのガイドレール10
cが設けられている。上記プレス着脱部10の設置面よ
り下型14の加工面(パーティング面)までの距離は、
金型の品種が変わっても一義的に決まるように設定され
ている。
【0017】尚、上記プレス着脱部10に設けられたロ
ーラー10aは、該ローラー10aの変形や摩耗等を考
慮すると、プレス部2の底部を着脱時支持する位置から
プレス着脱部10aの内部に退避するように構成しても
良い。この場合には、プレス着脱部10のユニット支持
面(平面)10dによりプレス部2を支持するので、着
脱を繰り返しても高さ出しの精度が変動することがな
い。また、上記ローラー10aの代わりに枠体に金属ボ
ールが回転自在に取り付けられたボールベアリングを用
いたり、上記ユニット支持面(平面)10dを鏡面状に
して滑り易くしても良い。上記プレス着脱部10に装着
されたプレス部2は、先端に螺合部を形成された位置決
めピン10eにより位置決め固定される。また、上記プ
レス部2の着脱作業は、予め専用の治具により平面位置
及び高さ出しが行われた後、専用の移動台車Kなどによ
り運搬されてプレス着脱部10に移載される(図1参
照)。
【0018】(搬送機構の構成)次に、ローダー6及び
アンローダー7の構成について、図4〜図8を参照して
具体的に説明する。図4において、上記ローダー6及び
アンローダー7は上下に配設されており(図4(b)参
照)、同一平面に沿って移動可能に装備されている。こ
のように、上記ローダー6及びアンローダー7を近接し
て対向配置することで、装置本体の占有面積を可能な限
り少なくすることができる。また、上記ローダー6及び
アンローダー7には、回動モータ(電動モータ)15,
16が個別に装備されている(図4(b)参照)。この
回動モータ15,16のモータギヤと回動軸17,18
に同軸状に設けられたプーリギヤ19,20との間にタ
イミングベルト(図示せず)が掛け渡されており、上記
回動モータ15,16を駆動することにより、上記ロー
ダー6及びアンローダー7は、回動軸17,18を中心
にそれぞれ回動される。上記回動軸17,18の内部に
は、ローダー6及びアンローダー7の駆動部分への配線
用のカールケーブル17a,18aがそれぞれ配設され
ている。
【0019】ここで、上記ローダー6及びアンローダー
7の移動機構について説明する。図4(a)において、
21は取付台であり、ローダー6及びアンローダー7に
それぞれ設けられている。この取付台21には、上記ロ
ーダー6及びアンローダー7の回動軸17,18を一体
に支持する可動支持板22が、該取付台21の長手方向
に往復移動可能にそれぞれ取り付けられている。上記可
動支持板22は、上記取付台21の長手方向に配設され
たレール23に対して可動支持板22に固定されたガイ
ド22aを介して移動可能に嵌め込まれている。また、
上記取付台21には、上記レール23と平行にボールネ
ジ24が配設されている。このボールネジ24は、上記
取付台21に設けられた正逆回転駆動可能な移動モータ
(サーボモータ)25によりタイミングベルト25aを
介して回動される。上記可動支持板22の一部に形成さ
れたナット22bには上記ボールネジ24が挿通するよ
うに螺合しており、上記ボールネジ24が回転駆動され
ると、可動支持板22がレール23に沿って図4(a)
の回動位置Aと移動路9に沿って複数装備されたプレス
部2に対応する進退位置Bとの間を左右方向に移動する
ように構成されている。尚、上記レール23は回転軸1
7,18の中心部真下に設けなかったのは、該回転軸1
7,18の中心部は配線路として利用されるため、スペ
ースを確保しようとするとローダー6及びアンローダー
7の全体の高さが高くなってしまうためである。
【0020】また、図4(b)(c)に示すように、ロ
ーダー6及びアンローダー7は、型開きしたプレス部2
に対してワークを保持して個別に進退移動可能な搬入保
持手段としての搬入移動体26及び搬出保持手段として
の搬出移動体27をそれぞれ装備している。
【0021】上記搬入,搬出移動体26,27の具体的
な構成について図5〜図8を参照して説明する。図5
(a)及び図7(a)は搬入,搬出移動体の上視図、図
5(b)(c)及び図7(b)(c)は、図5(a)及
び図7(a)の左右展開図、図5(d)及び図7(d)
は上下クリーナーの待機状態を示す説明図、図6(e)
〜(g)及び図8(e)〜(g)は、他例に係る上下ク
リーナーの上視図、上下クリーナーの動作状態及び待機
状態を示す説明図である。先ず、ローダー6に装備され
た搬入移動体26の構成について図5(a)〜(d)を
参照して説明する。上記搬入移動体26は、断面コ字状
の搬入枠体28の内部にチャックハンド29、上型13
のパーティング面をクリーニングするための上クリーナ
ー30、該上クリーナー30により掻き落とされた不要
樹脂や塵埃などを吸引する吸引口31及びこれに接続す
る吸引ダクト32が可動フレーム26aに装備されてい
る。この吸引ダクト32は上記可動フレーム26aの周
囲に沿って配設されており、後述する回転ダクト50に
接続されている。
【0022】上記上クリーナー30は、吸引ダクト32
に接続するフード33の開口内部に収容されている。上
記フード33の開口が、吸引口31を兼用しているの
は、上記ローダー6は、上クリーナー30が先頭側とな
ってプレス部2へ進入するため、上クリーナー30のフ
ード33が吸引口31を兼用することが望ましいためで
ある。また、上記上クリーナー30は、進退移動時の上
型13との干渉を回避するため、上クリーナーシリンダ
34により上型13のパーティング面に対して接離動可
能に構成されている。即ち、搬入移動体26が金型内に
進入するときのみ、上型13側へ突出するよう上クリー
ナーシリンダ34により接離動させる(図5(c)
(d)参照)。尚、上記上クリーナー30は、図6
(e)〜(g)に示すように、図示しないシリンダ駆動
により上クリーナー30がフード33と一体にプーリー
を中心に回動して上型13のパーティング面に接離動す
るように構成しても良い。
【0023】また、図5(a)に示すように、上記上ク
リーナー30は上クリーナー駆動モータ35よりプーリ
ー間に掛け渡されたタイミングベルトを介して回転駆動
される。また、成形前のリードフレームをチャックする
チャックハンド29は、チャックハンド取付プレート3
6に保持されている。また樹脂タブレットは、上記チャ
ックハンド取付プレート36に形成されたタブレット保
持穴37に保持されて搬送される。
【0024】次に、アンローダー7に装備された搬出移
動体27の構成について、図7(a)〜(d)を参照し
て説明する。上記搬出移動体27は、断面コ字状の搬出
枠体38の内部にチャックハンド39、下型14のパー
ティング面をクリーニングするための下クリーナー4
0、該下クリーナー40により掻き出された不要樹脂や
塵埃などを吸引する吸引口41及びこれに接続する吸引
ダクト42が可動フレーム27aに装備されている。こ
の吸引ダクト42は上記可動フレーム27aの周囲に沿
って配設されており、後述する回転ダクト51に接続さ
れている。
【0025】上記下クリーナー40は、フード43の開
口内部に収容されており、該フード43と隣接して吸引
口41が形成されている。上記吸引口41は、下クリー
ナー40とは別個に該下クリーナー40より退避方向後
側に形成されている。これは、上記下クリーナー40
は、搬出移動体27がプレス部2より退避する際に下型
14のクリーニングを行うため、下クリーナー40の退
避方向後側に配設されているのが望ましいからである。
また、上記下クリーナー40は、進退移動時の下型14
や成形品との干渉を回避するため、下クリーナーシリン
ダ44により下型14のパーティング面に対して接離動
可能に構成されている。即ち、搬出移動体27が金型よ
り退避するときのみ、下型14側へ突出するよう下クリ
ーナーシリンダ44により接離動させる(図7(c)
(d)参照)。尚、上記下クリーナー40は、図8
(e)〜(g)に示すように、図示しないシリンダ駆動
により下クリーナー40がフード43と一体にプーリー
を中心に回動して下型14のパーティング面に接離動す
るように構成しても良い。
【0026】また、図7(a)に示すように、上記下ク
リーナー40は下クリーナー駆動モータ45よりプーリ
ー間に掛け渡されたタイミングベルトを介して回転駆動
される。また、成形後のリードフレームをチャックする
チャックハンド39は、チャックハンド取付プレート4
6に保持されている。このチャックハンド取付プレート
46は、図7(c)に示すハンドベースシリンダ47に
より下動可能に装備されており、これによってチャック
ハンド39の先端の爪部分を下型14より離型した成形
品に確実に潜り込ませて成形品の回収を確実に行うこと
ができる。
【0027】上記搬入,搬出移動体26,27の進退動
作について図4(b)(c)を参照して説明する。搬
入,搬出枠体28,38に設けられた進退用モータ(電
動モータ)48,49のモーターギヤは可動フレーム2
6a,27aに設けられたラック26b,27bとそれ
ぞれ噛合している。上記進退用モータ48,49を正逆
回転駆動することにより、可動フレーム26a,27a
を進退位置B(図4(a)参照)とプレス部2との間を
往復動させる。上記可動フレーム26a,27aは、搬
入,搬出枠体28,38の両側に設けられたガイドレー
ル28a,38a(図4(b)参照)に沿って進退移動
する。上記搬入,搬出移動体26,27は上下に配置さ
れているので、可動フレーム26a,27aは型開きし
たプレス部2に同時に進入させることが可能ある。
【0028】次に、上記搬入,搬出移動体26,27の
ワークの搬入搬出動作について説明する。先ずローダー
6は、図4(a)の回動位置Aにおいて、搬入移動体2
6から可動フレーム26aを前進させ、フレーム整列部
3aの回転テーブル3b(図1参照)に切り出されたリ
ードフレームをチャックハンド29によりチャックす
る。また、上記可動フレーム26aを一旦後退させた
後、回動モータ15を作動させてローダー6を90°回
転させ、上記可動フレーム26aを前進させてカセット
4aより樹脂タブレットをチャックする。そして、上記
可動フレーム26aを後退させて、時計回り若しくは反
時計回りに90°回転させた後、移動モータ25を作動
させて可動支持板22をレール23に沿って移動させ、
ローダー6をその回動軸17が回動位置Aより進退位置
Bへ到達するまで移動路9を移動させる。上記回転軸1
7の回動位置Aから進退位置Bへの移動とローダー6の
回動を複合的に行えば、マシンサイクルの短縮化ができ
る。尚、図4(a)においてRはローダー6,アンロー
ダー7の旋回ラインを示す。
【0029】前述したように、プレス部2は上型13に
対して下型14が上下動可能に装備されている。上記搬
入移動体26は、型開きしたプレス部2内に進退用モー
タ48を駆動させて可動フレーム26aを進入させ、上
動させた下型14上にチャックハンド29に保持したリ
ードフレームや樹脂タブレットをチャックを解放して移
載する。上記可動フレーム26aが型開きしたプレス部
2に、図4(a)に示す進退位置Bより進入するとき、
上クリーナーシリンダ34を作動させてフード33内に
収容された上クリーナー30を上型13のパーティング
面に接触させると共に回転させてクリーニングしつつ、
塵埃を吸引ダクト32内に吸引しながら進入する。尚、
ワークを搬入後、上記可動フレーム26aがプレス部2
より退避するときには、上記上クリーナー30を上型1
3より退避させた状態で進退位置Bへ退避させる。
【0030】また、樹脂封止後に型開きしたプレス部2
より成形品を取り出す場合には、アンローダー7を図4
(a)に示す進退位置Bに移動させた状態で、上記搬出
移動体27は、進退用モータ49を駆動させて型開きし
たプレス部2内に進退位置Bより可動フレーム27aを
進入させる。尚、上記可動フレーム27aがプレス部2
へ進入するときには、上記下クリーナー40を下型14
より離間させた状態で進入する。そして、ハンドベース
シリンダ47を作動させてチャックハンド39を下型1
4上へ下動させて、離型された成形品をチャックして再
び上動させた後、成形品を保持したままプレス部2より
進退位置Bまで退避させる。上記可動フレーム27a
は、プレス部2より退避するとき、下クリーナーシリン
ダ44を作動させてフード43内に収容された下クリー
ナー40を下型14のパーティング面に接触させると共
に回転させてクリーニングしつつ、塵埃を吸引ダクト4
2内に吸引しながら退避する。
【0031】次に、移動モータ25を作動させて可動支
持板22をレール23に沿って移動させ、アンローダー
7をその回動軸18が進退位置Bより回動位置Aへ到達
するまで移動路9を移動させる。そして、必要に応じて
回動モータ16を起動してアンローダー7を180°回
動させた後、進退用モータ49を駆動させて回動位置A
よりディゲート部8へ可動フレーム27aを移動させて
チャックハンド39を下動させて成形品が受け渡され
る。上記回動軸18の進退位置Bから回動位置Aへの移
動とアンローダー7の回動を複合的に行えば、マシンサ
イクルの短縮化ができる。上記ディゲート部8でゲート
ブレイクされた成形品は、リードフレームと不要樹脂と
が分離され、図示しない搬送手段によりリードフレーム
のみがリードフレーム収容部5へ収容される。
【0032】上記搬入,搬出移動体26,27より可動
フレーム26a,27aを進退させる動作のタイミング
は、プレス部2へ可動フレーム27aを進入させて樹脂
封止が行われた成形品をチャックして下型14のパーテ
ィング面をクリーニングしながら該プレス部2より退避
するとき、次のワークを保持した可動フレーム26aが
上型13のパーティング面をクリーニングしながら進入
する。即ち、上記可動フレーム26aと可動フレーム2
7aが入れ替わるように移動する。上記成形品をチャッ
クした可動フレーム27aをプレス部2より退避させる
と、下型14を上動させ、上記可動フレーム26aのチ
ャックハンド29を解放して、リードフレーム及び樹脂
タブレットを下型14のキャビティやポットにセットす
る。そして、上記可動フレーム26aをプレス部2より
退避させると、下型14が更に上動して上型13と型閉
じして樹脂封止が行われる。このように、型開きしたプ
レス部2へワークの搬入搬出動作を連繋して行い、かつ
金型のクリーニング動作を該搬入搬出動作と同時に行う
ことで、装置の合理化とサイクルタイムの短縮化を促進
することができる。
【0033】また、搬入移動体26のチャックハンド2
9によるワークの搬入動作において、該チャックハンド
29の上下動を省略したのは、ローダー6自体の厚さを
薄くして小型化できる他に、ローダー6とアンローダー
7は上下に配設されているので、アンローダ7側の可動
フレーム27aがプレス部2より退避したとき、ワーク
を保持した可動フレーム26aと下型14との間に距離
があるため、上記チャクハンド29を下動させるより、
型閉じ動作のため上動する下型14の途中動作を利用し
てワークの搬入動作を行うことで、サイクルタイムを短
縮化してより高速処理化が実現できるからである。
【0034】一方、上記搬出移動体27のチャックハン
ド39によるワークの搬出動作において、該チャックハ
ンド39の上下動を行うのは、下型14が最下点まで下
動したときに、エジェクションロッド(図示せず)によ
り成形品を突き上げて離型させるため、上記チャックハ
ンド39により離型した成形品を取りに行かなければな
らないためである。また、上記エジェクションロッドに
よる成形品の突き上げは、可動プラテンの昇降動作を利
用しているため、下型エジェクション専用の駆動源を省
略できる。しかしながら、成形品の離型動作が下型14
が最下点へ下動したときのみで行われるため、エジェク
ションロッドを設ける位置が規制されてしまう。このた
め、下型エジェクション専用の駆動源を下型ベース部に
設ければ、チャックハンド39の上下動は不要となり、
また可動プラテンの位置によらずエジェクションロッド
を突き上げて成形品を離型させることができるので、ア
ンローダー7をローダー6の上側に配置することも可能
となる。
【0035】次に、上記ローダー6及びアンローダー7
における吸引ダクトの32,42の配管構造について図
4(a)〜(c)を参照して説明する。吸引口31,4
1より可動フレーム26a,27aの周囲に沿って形成
された吸引ダクト32,42は、搬入,搬出枠体28,
38内に装備された回転ダクト50,51にそれぞれ接
続されている(図4(b)参照)。この回転ダクト5
0,51は、回動軸17,18と共に回動するので、上
記吸引ダクト32,42が回転軸17,18に絡みつく
ことはない。
【0036】また、可動支持板22には、可動ダクト5
2,53が一体に取り付けられている(図4(b)
(c)参照)。上記回転ダクト50,51にそれぞれ形
成された回転吸引口54,55は、上記ローダー6及び
アンローダー7が回動した際に、上記可動ダクト52,
53の可動フレーム26a,27aの進退方向両側に2
か所にそれぞれ形成された可動吸引口56,57のいず
れかに接続して吸引動作が行われる(図4(a)参
照)。上記回動吸引口54,55は、例えば金属製の球
面状突出部の頂上部分に開口が形成されており、上記可
動吸引口56,57は、ゴム製又はプラスチック製の球
面状突出部の頂上部分に開口が形成されている。よっ
て、上記ローダー6及びアンローダー7の回動動作に伴
い、回転吸引口54,55がいずれか一方に形成された
可動吸引口56,57と圧接して該可動吸引口56,5
7の突出部分を弾性変形させることによりダクトどうし
が気密性を保って接続される。尚、上記回転吸引口5
4,55と可動吸引口56,57は、気密性が保たれれ
ば、金属部品どうし、或いはゴム製部品どうしの連結構
造であっても良い。
【0037】また、上記可動支持板22を取り付ける取
付台21には、上下固定ダクト58,59がそれぞれ設
けられており、該上下固定ダクト58,59は上記可動
ダクト52,53に上下接続ホース60,61により接
続されている。上記上下固定ダクト58,59は図示し
ない集塵機へそれぞれ接続されている(図4(b)参
照)。
【0038】上記構成によれば、ローダー6及びアンロ
ーダー7は上下に配設され、それぞれ個別に備えた回動
モータ15,16により回動軸17,18を中心に回動
可能に装備したことにより、リードフレーム供給部3と
プレス部2との間及びプレス部2とリードフレーム収容
部5との間で、リードフレーム、樹脂タブレット、成形
品などのワークを効率的に搬送することができる。よっ
て、プレス装置のサイクルタイムを短縮化して、製品の
量産化、高速処理化を実現できる。また、ワークを主と
して回転運動により搬送するため、設置面積を減少させ
て装置の小型化に寄与することができる。上記設置面積
の減少は、特に半導体装置製造用のクリーンルームのス
ペースの有効利用が図れるため有意義である。
【0039】特に、上記ローダー6及びアンローダー7
は、プレス部2に対してワークを保持して個別に進退移
動可能な搬入,搬出移動体26,27をそれぞれ備え、
搬入移動体26は、上動した下型14上にチャックハン
ド29に保持した加工前のワークを移載し、搬出移動体
27のチャックハンド39を下型14上へ下動させて加
工後のワークを回収することにより、型閉じ動作に入る
下型14の途中動作を利用してワークの搬入動作を行う
ことで、サイクルタイムを短縮化してより高速処理化が
実現できる。また、上記搬出移動体27のチャックハン
ド39上下動を行うことにより、アンローダー7がプレ
ス部2へ進入するときに成形品に干渉するおそれもな
く、しかもチャックハンド39により成形品が確実にチ
ャックできる。
【0040】また、上記搬入,搬出移動体26,27
は、プレス部2の上下金型13,14をそれぞれクリー
ニングする上下クリーナー30,40と、クリーニング
した不要樹脂、塵埃などを吸引する吸引口31,41及
びこれに接続する吸引ダクト32,42とをそれぞれ備
えたことにより、型開きしたプレス部2にワークの搬入
搬出動作を連繋して行い、かつ金型のクリーニング動作
を前記搬入搬出動作と同時に行うことによっても、装置
の合理化とサイクルタイムの短縮化を促進することがで
きる。
【0041】尚、ワークの保持は、チャックハンドに限
定されるものではなく、吸着方式によって保持すること
も可能である。また、上記実施例は、樹脂封止装置の構
成として、プレス部を基本ユニット1に対してプレス部
2を着脱可能に装備した実施例について説明したが、図
9に示すように、2台のプレス部62を基本ユニット1
に一体に組み込んだ構成であっても良い。この場合には
取付台21に取り付けられた可動支持板22の移動方向
は、各プレス部62に対向する位置へ図9の上下方向に
移動するように構成される。
【0042】〔第2実施例〕次に、プレス装置の搬送機
構の他例について図10を参照して説明する。尚、前記
第1実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用
するものとする。第1実施例は、基本ユニット1のプレ
ス着脱部10に2台のプレス部2を装着可能な樹脂封止
装置に適用する場合について説明したが、図10に示す
ように、4台のプレス部2を装着可能な樹脂封止装置に
適用することも可能である。この場合、ローダー6及び
アンローダー7の構成は上記第1実施例と同様の構成が
採用できる。
【0043】また、基本ユニット1に近い両側プレス部
2に対してワークの搬入搬出を行う場合には、第1実施
例と同様に図4(a)の進退位置Bまで回動軸17,1
8が到達するよう可動支持板22を移動させて可動フレ
ーム26a,27aの進退を行う。また、基本ユニット
1より遠い両側プレス部2対してワークの搬入搬出を行
う場合には、図4(a)の進退位置Cまで回動軸17,
18が到達するよう可動支持板22を移動させて可動フ
レーム26a,27aの進退を行う。この場合、図4
(b)に示すように、取付台21,レール23,ボール
ネジ24を長いもの(L→L´)に変更することで可動
支持板22の移動量を延長させれば良い。また、ガイド
22aの位置Gと回動位置Aの距離Qを、進退位置B,
C間の距離Pとを合わせて可動支持板22を取付台21
の外方へ片持ち支持の状態で移動量Pだけ更に突出して
移動するようにすれば、移動路9の延出部に支え等を設
ける程度の改変で2プレスユニットと4プレスユニット
の装置のいずれにも対応させることができる。
【0044】〔第3実施例〕次に、プレス装置の搬送機
構の他例について図11〜図14を参照して説明する。
尚、前記第1実施例と同一部材には同一番号を付して説
明を援用するものとする。前記各実施例は、ローダー6
及びアンローダー7の回動軸17,18の移動路9に沿
った移動機構を装備していたが、上記移動機構を装備し
てしない形態も可能である。また、基本ユニット1に装
備されるプレス部2は着脱可能に構成されていたが、本
実施例はプレス部62を基本ユニット1に一体に装備さ
れるように構成されている。
【0045】図11〜図13を参照して樹脂封止装置の
概略構成について説明する。図11は樹脂封止装置の平
面図、図12は図11の樹脂封止装置の正面図、図13
は図11の樹脂封止装置の右側面図、図14(a)
(b)(c)は搬送機構の平面図、正面図及び左側面図
である。図11〜図13において、基本ユニット1に
は、ローダー6及びアンローダー7の回動位置Aの周囲
にリードフレーム供給部3、樹脂供給部4、プレス部6
2ディゲート部8及びリードフレーム収容部5が配設さ
れている。上記ローダー6及びアンローダー7は、回動
軸17,18を中心とした回動動作と可動フレーム26
a,27aの進退動作を行いながら、プレス部62への
ワークの搬入及び搬出を行う。即ち、上記ローダー6及
びアンローダー7は、取付台21に対して回動軸17,
18が移動することなく回動可能にそれぞれ固定されて
いる(図14(b)参照)。
【0046】また、上記ローダー6の搬入移動体26
は、進退用モータ48を駆動させて可動フレーム26a
をフレーム整列部3a上に前進させて、回転テーブル3
bに切り出されたリードフレームをチャックハンド29
によりチャックする(図13参照)。また、上記可動フ
レーム26aを一旦後退させた後、回動モータ15を作
動させてローダー6を90°回転させ、上記可動フレー
ム26aを前進させてカセット4aより樹脂タブレット
をチャックする。そして、上記可動フレーム26aを後
退させた後、上記ローダー6を時計回り若しくは反時計
回りに180°回転させて、搬入移動体26をプレス部
62に対向する位置まで回動させる(図14(a)参
照)。尚、図14(a)において、Rはローダー6,ア
ンローダー7の旋回ラインを示す。
【0047】上記搬入移動体26は、進退用モータ48
を駆動させて可動フレーム26aを型開きしたプレス部
62内に進入させ、上動させた下型14上にチャックハ
ンド29に保持したリードフレームや樹脂タブレットを
チャックを解放して移載する。上記可動フレーム26a
が型開きしたプレス部62に進入するとき、上クリーナ
ーシリンダ34を作動させてフード33内に収容された
上クリーナー30を上型13のパーティング面に接触さ
せると共に回転させてクリーニングしつつ、塵埃を吸引
ダクト32内に吸引しながら進入する(図14(c)参
照)。
【0048】また、樹脂封止後に型開きしたプレス部6
2より成形品を取り出す場合には、アンローダー7の搬
出移動体27は、進退用モータ49を駆動させて可動フ
レーム27aを型開きしたプレス部62内に可動フレー
ム27aを進入させる。そして、ハンドベースシリンダ
47を作動させてチャックハンド39を下型14上へ下
動させて、離型された成形品をチャックして再び上動さ
せた後、成形品を保持したままプレス部62より回動位
置Aまで退避させる。上記可動フレーム27aは、プレ
ス部2より退避するとき、下クリーナーシリンダ44を
作動させてフード43内に収容された下クリーナー40
を下型14のパーティング面に接触させると共に回転さ
せてクリーニングしつつ、塵埃を吸引ダクト42内に吸
引しながら退避する(図14(c)参照)。
【0049】次に、必要に応じて回動モータ16を起動
してアンローダー7を90°回動させた後、進退用モー
タ49を駆動させて可動フレーム27aを回動位置Aよ
りディゲート部8へ移動させ、チャックハンド39より
成形品が受け渡される。上記ディゲート部8でゲートブ
レイクされた成形品は、リードフレームと不要樹脂とが
分離され、図示しない搬送手段によりリードフレームの
みがリードフレーム収容部5へ収容される(図11参
照)。
【0050】上記搬入,搬出移動体26,27に装備し
た可動フレーム26a,27aをプレス部62へ進退さ
せる動作のタイミングは、型開きしたプレス部62へ可
動フレーム27aを進入させて樹脂封止が行われた成形
品をチャックして下型14のパーティング面をクリーニ
ングしながら該プレス部2より退避するとき、次のワー
クを保持した可動フレーム26aが上型13のパーティ
ング面をクリーニングしながら進入する。即ち、上記可
動フレーム26aと可動フレーム27aが入れ替わるよ
うに移動する。上記可動フレーム27aをプレス部2よ
り退避させると、下型14を上動させ、上記可動フレー
ム26aのチャックハンド29を解放して、リードフレ
ーム及び樹脂タブレットを下型14のキャビティやポッ
トにセットする。そして、上記可動フレーム26aをプ
レス部2より退避させると、下型14が更に上動して上
型13と型閉じして樹脂封止が行われる。
【0051】上記構成によれば、ローダー6及びアンロ
ーダー7の移動は回動動作及び搬入,搬出移動体26,
27の進退動作のみであり、回動軸17,18の移動が
ないため、プレス部62に対するワークの搬入搬出がス
ムーズに行えるのでサイクルタイムの短縮化に寄与する
ことができる。
【0052】〔第4実施例〕次に、プレス装置の搬送機
構の他例について図15を参照して説明する。尚、前記
第1実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用
するものとする。上記第3実施例は、プレス部62を1
台装備した樹脂封止装置について説明したが、図15に
示すように、プレス部62a,62bを複数台(本実施
例では2台)装備していても良い。例えば上記プレス部
62aは、フレーム整列部3aに対して回動位置Aを中
心に時計回り方向に45°回転した位置に配設されてお
り、プレス部62bはディゲート部8に対して回動位置
Aを中心に反時計回り方向に45°回転した位置に配設
されている。上記プレス部62a,62bどうしは、9
0°の回転角度を隔てて配設されている。
【0053】図15において、ローダー6の搬入移動体
26は、進退用モータ48を駆動させて可動フレーム2
6aをフレーム整列部3a上に前進させて、回転テーブ
ル3bに切り出されたリードフレームをチャックハンド
29によりチャックする。また、上記可動フレーム26
aを一旦後退させて回動モータ15を作動させてローダ
ー6を90°回転させた後、上記可動フレーム26aを
前進させてカセット4aより樹脂タブレットをチャック
する。そして、上記可動フレーム26aを後退させた
後、上記ローダー6を時計回り又は反時計回り方向に1
35°回転させて、搬入移動体26をプレス部62a若
しくはプレス部62bに対向する位置まで回動させる。
そして、進退用モータ48を起動して可動フレーム26
aをプレス部62a又は62bへ進退移動させてワーク
の搬入を行う。
【0054】また、樹脂封止後に型開きしたプレス部6
2より成形品を取り出す場合には、アンローダー7は、
搬出移動体27の可動フレーム27aを、型開きしたプ
レス部62a又は62b内に進入させる。そして、ハン
ドベースシリンダ47を作動させてチャックハンド39
を下型14上へ下動させて、離型された成形品をチャッ
クして再び上動させた後、成形品を保持したままプレス
部62a又は62bより回動位置Aまで退避させる。
【0055】次に、回動モータ16を起動してアンロー
ダー7をプレス部62aに対向する位置から反時計回り
方向へ225°又はプレス部62bに対向する位置から
時計回り方向へ45°回動させた後、進退用モータ49
を駆動させて回動位置Aよりディゲート部8へ可動フレ
ーム27aを移動させて成形品が受け渡される。上記デ
ィゲート部8でゲートブレイクされた成形品は、リード
フレームと不要樹脂とが分離され、図示しない搬送手段
によりリードフレームのみがリードフレーム収容部5へ
収容される。
【0056】このように、複数台のプレス部62a,6
2bを備えた樹脂封止装置においても、ローダー6及び
アンローダー7の回動位置Aの周囲にプレス部やワーク
の供給・収容部などを配設することにより、回動軸1
7,18を移動することなく装置レイアウトを自由に設
計して回動角度を制御することにより、ローダー6及び
アンローダー7によるワークの搬入搬出動作を最小限で
行うことができ、サイクルタイムの短縮化や装置の小型
化に寄与できる。また、上記第4実施例に示す構成で
は、プレス部の数を増やそうとしても、装置レイアウト
上難しいが、前記第2実施例のようにローダー6及びア
ンローダー7の移動機構を設けるとプレス部の数を増や
し易く、装置の設置面積を増やすことなく成形品の量産
化に対応できる。このときの回動軸17,18の移動
は、移動路9を挟んで両側にプレス部2を配置している
ので、最小の移動量で足りる。
【0057】〔第5実施例〕次に、プレス装置の搬送機
構の他例について図16を参照して説明する。尚、前記
第1実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用
するものとする。図16において、ローダー6及びアン
ローダー7の回動位置Aを中心にその周囲を囲繞するよ
う配設されたユニット化されたリードフレーム供給部
3、樹脂供給部4、プレス部2及びリードフレーム収容
部5が、基本ユニット1に対してそれぞれ着脱自在に装
備されている。上記ローダー6及びアンローダー7は上
記リードフレーム供給部3や樹脂供給部4よりリードフ
レームや樹脂タブレットなどを搬出し、リードフレーム
収容部5に成形後のリードフレームを搬入し、プレス部
2にリードフレームや樹脂タブレットなどを搬入し、成
形後のリードフレームを搬出する。
【0058】上記基本ユニット1には、リードフレーム
供給部3、樹脂供給部4、プレス部2及びリードフレー
ム収容部5が着脱可能なリードフレーム供給着脱部6
3、樹脂供給着脱部64、プレス着脱部65及びリード
フレーム収容着脱部66がそれぞれ形成されている。上
記各着脱部には、ユニット支持面63d,64d,65
d,66d上に着脱方向に沿って複数のローラー63
a,64a,65a,66aがそれぞれ回動可能に設け
られている。また、上記各着脱部装着方向奥側には突き
当て部63b,64b,65b,66bがそれぞれ形成
されている。また、上記各着脱部の長手方向両側には、
幅方向をガイドするためのガイドレール63c,64
c,65c,66cがそれぞれ設けられている。これら
は、基本ユニット1に装着されると同時にローダー6及
びアンローダー7の搬送路に対しての高さ出しが行われ
るのが好ましいが、少なくともプレス部2の金型のパー
ティング面の高さ出しが行われるのが好ましい。また、
上記各着脱部により高さ出しを行わなくても、ユニット
化されたリードフレーム供給部3、樹脂供給部4、プレ
ス部2及びリードフレーム収容部5が、上記着脱部を設
けていない搬送機構のみ有する基本ユニット1に対して
個別に着脱自在に装備されていても良い。また、第5実
施例は、リードフレーム供給部3、樹脂供給部4、プレ
ス部2及びリードフレーム収容部5が全て着脱可能な構
成であるが、少なくとも1つが着脱自在であっても良
い。
【0059】上記樹脂封止装置の各部をユニット化した
のは、例えば、リードフレーム供給部3においては、リ
ードフレームの回転テーブル3bへの供給を1枚切り出
しにするか複数枚切り出しにするかで交換が必要な場合
があり、樹脂供給部4においては、樹脂タブレットをマ
ガジンタイプで供給するか、パーツフィーダーで供給す
るか、或いは樹脂タブレットの代わりに顆粒タイプの樹
脂を供給するかを変更できればユーザーのニーズに応じ
て選択の幅が広がるためである。また、プレス部2は生
産量を調整するため或いは品種を変えるため金型を交換
する必要があり、リードフレーム収容部5は、製品によ
って積層マガジンとスリットマガジンとを選択して使用
できるため、汎用性や使い勝手が著しく向上するためで
ある。
【0060】このように、ユーザーの利便性向上を図っ
た樹脂封止装置においても、各部に対してワークの搬入
搬出をローダー6及びアンローダー7の回動動作により
行えるので、ユーザーの利便性の向上に加えて、装置の
小型化や製造工程のサイクルタイムの短縮化に寄与する
ことができる。
【0061】尚、本発明は上記各実施の態様に限定され
るものではなく、プレス装置は樹脂封止装置に限らずリ
ード加工装置などの他の装置に適用することも可能であ
る等、発明の精神を逸脱しない範囲内でさらに多くの改
変を施し得るのはもちろんのことである。
【0062】
【発明の効果】本発明は前述したように、単数又は複数
装備されたプレス部に対してワークを保持して進退移動
可能な搬入保持手段を備えたワーク搬入手段及びワーク
搬出手段は、装置本体に互いに重なり合うよう配設し、
それぞれ個別に備えた駆動源により回動軸を中心に回動
可能に装備したことにより、ワークを供給部とプレス部
との間及びプレス部と収容部との間で効率的に搬送する
ことができる。よって、プレス装置のサイクルタイムを
短縮化して、製品の量産化、高速処理化を実現できる。
また、ワークを主として回転運動により搬送するため、
設置面積を減少させて装置の小型化に寄与することがで
きる。特に、前記ワーク搬入手段は、上動した下型上に
前記搬入保持手段に保持した加工前のワークを移載し、
前記ワーク搬出手段は型開きした下型上へ前記搬出保持
手段を下動することにより加工後のワークを回収するよ
うにした場合には、型閉じ動作に入る下型の途中動作を
利用してワークの搬入動作を行うことで、サイクルタイ
ムを短縮化してより高速処理化が実現できる。また、前
記搬出保持手段が加工後のワークを保持したまま下型を
クリーニングしながらプレス部より退避するとき、前記
搬入保持手段は加工前のワークを保持したまま上型をク
リーニングしながら前記プレス部に進入し、前記搬出保
持手段と搬入保持手段が入れ替わるように型開きしたプ
レス部に進退移動することによって、型開きした金型に
ワークの搬入動作と搬出動作を連繋して行い、かつ金型
のクリーニング動作を該搬入搬出動作と同時に行うこと
によっても、装置の合理化とサイクルタイムの短縮化を
促進することができる。また、前記ワーク搬入手段及び
ワーク搬出手段は、前記プレス部に対する搬入保持手段
及び搬出保持手段の進退方向と交差する方向に往復移動
可能に装備された場合には、前記プレス部の増設に応じ
て回動軸の位置を直線的に移動させてワークを前記プレ
ス部に搬入搬出することができる。また、前記ワーク搬
入手段及びワーク搬出手段は、その周囲を囲繞するよう
配設された供給部、プレス部及び収容部に対してそれぞ
れワークを搬入及び/又は搬出するようにした場合に
は、前記ワーク搬入手段及びワーク搬出手段の回動動作
及び前記搬入保持手段及び搬出保持手段の進退動作を組
み合わせてワークの搬入及び搬出がそれぞれスムーズに
行えるので、サイクルタイムの短縮化に寄与できる。ま
た、前記供給部、プレス部及び収容部はユニット化され
ており、前記搬入手段及び搬出手段を有する基本ユニッ
トに対して少なくとも1のユニットが着脱可能に装備さ
れた場合には、ユーザーの利便性の向上に加えて、装置
の小型化やサイクルタイムの短縮化に寄与することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るプレス部を取り外した樹脂封
止装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】図1の樹脂封止装置の正面図である。
【図3】図1の樹脂封止装置の右側面図である。
【図4】搬送機構の平面図、正面図及び左側面図であ
る。
【図5】ローダーの説明図である。
【図6】ローダーの他例の説明図である。
【図7】アンローダーの説明図である。
【図8】アンローダーの他例の説明図である。
【図9】図1に示す樹脂封止装置の他の構成を示す平面
図である。
【図10】第2実施例に係るプレス部を取り外した樹脂
封止装置の概略構成を示す平面図である。
【図11】第3実施例に係る樹脂封止装置の平面図であ
る。
【図12】図11の樹脂封止装置の正面図である。
【図13】図11の樹脂封止装置の右側面図である。
【図14】搬送機構の平面図、正面図及び左側面図であ
る。
【図15】第4実施例に係る樹脂封止装置の平面図であ
る。
【図16】第5実施例に係る各ユニットを取り外した樹
脂封止装置の平面図である。
【図17】従来の樹脂封止装置の構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 基本ユニット 2,62,62a,62b プレス部 3 リードフレーム供給部 3a フレーム整列部 3b 回転テーブル 4 樹脂タブレット供給部 4a カセット 5 リードフレーム収容部 6 ローダー 7 アンローダー 8 ディゲート部 9 移動路 10,65 プレス着脱部 10a,63a,64a,65a,66a ローラー 10b,63b,64b,65b,66b 突き当て部 10c,28a,38a,63c,64c,65c,6
6c ガイドレール 10d,63d,64d,65d,66d ユニット支
持面 11 操作部 12 制御部 13 上型 14 下型 15,16 回動モータ 17,18 回動軸 17a,18a カールケーブル 19,20 プーリギヤ 21 取付台 22 可動支持板 22a ガイド 22b ナット 23 レール 24 ボールネジ 25 移動モータ 26 搬入移動体 26a,27a 可動フレーム 26b,27b ラック 27 搬出移動体 28,38 搬入,搬出枠体 29,39 チャックハンド 30,40 上下クリーナー 31,41 吸引口 32,42 吸引ダクト 33,43 フード 34,44 上下クリーナーシリンダ 35,45 上下クリーナー駆動モータ 36,46 チャックハンド取付プレート 37 タブレット保持穴 47 ハンドベースシリンダ 48,49 進退用モータ 50,51 回転ダクト 52,53 可動ダクト 54,55 回転吸引口 56,57 可動吸引口 58,59 上下固定ダクト 60,61 上下接続ホース 63 リードフレーム供給着脱部 64 樹脂供給着脱部 66 リードフレーム収容着脱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B30B 15/32 B30B 15/32 H01L 21/56 H01L 21/56 B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工前のワークを供給部より単数又は複
    数装備されたプレス部へ搬入するため、該プレス部に対
    してワークを保持して進退移動可能な搬入保持手段を備
    えたワーク搬入手段と、加工後のワークを前記プレス部
    より収容部へ搬出するため、該プレス部に対してワーク
    を保持して進退移動可能な搬出保持手段を備えたワーク
    搬出手段とを備え、前記ワーク搬入手段及びワーク搬出
    手段を、装置本体に互いに重なり合うよう配設し、それ
    ぞれ個別に備えた駆動源により回動軸を中心に回動可能
    に装備したことを特徴とするプレス装置の搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記プレス部は、上型に対して下型が上
    下動可能に装備されており、前記ワーク搬入手段は、上
    動した下型上に前記搬入保持手段に保持した加工前のワ
    ークを移載し、前記ワーク搬出手段は型開きした下型上
    へ前記搬出保持手段を下動することにより加工後のワー
    クを回収することを特徴とする請求項1記載のプレス装
    置の搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記ワーク搬入手段及びワーク搬出手段
    に各々装備した搬入保持手段及び搬出保持手段は、前記
    プレス部の上下金型をそれぞれクリーニングするクリー
    ナーと、クリーニングした塵埃などを吸引する吸引口及
    びこれに接続する吸引ダクトとをそれぞれ備えたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のプレス装置の搬
    送機構。
  4. 【請求項4】 前記搬出保持手段が加工後のワークを保
    持したまま下型をクリーニングしながらプレス部より退
    避するとき、前記搬入保持手段は加工前のワークを保持
    したまま上型をクリーニングしながら前記プレス部に進
    入し、前記搬出保持手段と搬入保持手段が入れ替わるよ
    うに型開きしたプレス部に進退移動することを特徴とす
    る請求項3記載のプレス装置の搬送機構。
  5. 【請求項5】 前記ワーク搬入手段及びワーク搬出手段
    は、前記プレス部に対する前記搬入保持手段及び搬出保
    持手段の進退方向と交差する方向に往復移動可能に装備
    されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は
    請求項5記載のプレス装置の搬送機構。
  6. 【請求項6】 前記ワーク搬入手段及びワーク搬出手段
    は、その周囲を囲繞するよう配設された供給部、プレス
    部及び収容部に対してそれぞれワークを搬入及び/又は
    搬出することを特徴とする請求項1、2、3、4又は請
    求項5記載のプレス装置の搬送機構。
  7. 【請求項7】 前記供給部、プレス部及び収容部はユニ
    ット化されており、前記ワーク搬入手段及びワーク搬出
    手段を有する基本ユニットに対して少なくとも1のユニ
    ットが着脱可能に装備されていることを特徴とする請求
    項6記載のプレス装置の搬送機構。
JP09381097A 1996-08-20 1997-04-11 プレス装置の搬送機構 Expired - Fee Related JP3714765B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09381097A JP3714765B2 (ja) 1997-04-11 1997-04-11 プレス装置の搬送機構
TW086111539A TW410194B (en) 1996-08-20 1997-08-12 Resin molding machine
SG9702924A SG97124A1 (en) 1996-08-20 1997-08-13 Resin molding machine
MYPI97003717A MY119447A (en) 1996-08-20 1997-08-14 Resin molding machine
EP97306222A EP0825006B1 (en) 1996-08-20 1997-08-15 Resin molding machine
US08/912,611 US6050802A (en) 1996-08-20 1997-08-18 Resin molding machine
CN97117725A CN1106922C (zh) 1996-08-20 1997-08-20 树脂模制机
KR1019970039569A KR100257957B1 (ko) 1996-08-20 1997-08-20 수지 성형 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09381097A JP3714765B2 (ja) 1997-04-11 1997-04-11 プレス装置の搬送機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10286699A true JPH10286699A (ja) 1998-10-27
JP3714765B2 JP3714765B2 (ja) 2005-11-09

Family

ID=14092766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09381097A Expired - Fee Related JP3714765B2 (ja) 1996-08-20 1997-04-11 プレス装置の搬送機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3714765B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016107276A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 大同特殊鋼株式会社 ワーク搬送装置
US9738014B2 (en) 2010-11-25 2017-08-22 Apic Yamada Corporation Resin molding machine
CN108688215A (zh) * 2018-04-11 2018-10-23 江阴市军炫智能装备有限公司 新型卧式屑饼机
TWI676545B (zh) * 2018-08-31 2019-11-11 鉅鋼機械股份有限公司 直線多模站成型加工機械之模具交換機構

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2774394T3 (es) * 2016-10-25 2020-07-20 Siemens Ag Procedimiento para optimizar perfiles de movimiento, procedimiento para proporcionar perfiles de movimiento, dispositivo de control, instalación y producto de programa informático

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9738014B2 (en) 2010-11-25 2017-08-22 Apic Yamada Corporation Resin molding machine
KR20190132336A (ko) * 2010-11-25 2019-11-27 아피쿠 야마다 가부시키가이샤 수지몰드장치
KR20200125566A (ko) * 2010-11-25 2020-11-04 아피쿠 야마다 가부시키가이샤 수지몰드장치
JP2016107276A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 大同特殊鋼株式会社 ワーク搬送装置
CN108688215A (zh) * 2018-04-11 2018-10-23 江阴市军炫智能装备有限公司 新型卧式屑饼机
TWI676545B (zh) * 2018-08-31 2019-11-11 鉅鋼機械股份有限公司 直線多模站成型加工機械之模具交換機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP3714765B2 (ja) 2005-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100257957B1 (ko) 수지 성형 장치
JPS61148016A (ja) モールド装置
WO1993020996A1 (fr) Procede et appareil de moulage par transfert
JP7203414B2 (ja) 樹脂供給取出装置、ワーク搬送装置及び樹脂モールド装置
JP3714765B2 (ja) プレス装置の搬送機構
JP4017265B2 (ja) 樹脂封止装置
CN210945389U (zh) 3d玻璃片辅助生产装置
JP3642637B2 (ja) 樹脂モールド装置
CN112592034A (zh) 热弯机上下料设备及方法
WO2007001179A2 (en) Method and device for supplying and discharging carriers with electronic components
CN113681221B (zh) 一种转盘式自动焊接生产线及半导体制冷器件的焊接工艺
CN215327712U (zh) 热弯机上下料设备
JPH11168115A (ja) 半導体モールド装置
JP3911402B2 (ja) 半導体封止装置
CN108929029B (zh) 一种玻璃成型自动化生产线
JP2002240046A (ja) クリーナ装置及び樹脂封止装置
US6007316A (en) Apparatus for molding resin to seal electronic parts
JP3911441B2 (ja) ワーク受渡し装置
JP3791964B2 (ja) ローディングフレーム周回移動機構を備えた樹脂モールド装置
JP7498836B1 (ja) 樹脂成形装置、及び樹脂成形品の製造方法
JP4162282B2 (ja) 樹脂モールド装置
JP3200211B2 (ja) 半導体封止装置
CN118073259B (zh) 一种灵活通用且小巧的晶圆芯片供料装置及供料方法
JP3734309B2 (ja) 線材供給装置
KR102494911B1 (ko) 수지 밀봉 장치 및 워크 반송 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080902

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees