JP2008296634A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤの石油外資源化を達成しながら、静電気の蓄積に起因する電波障害や電気的誤動作等を防止する。
【解決手段】タイヤ全質量の75質量%以上のタイヤ組成物が石油外素材から構成される。少なくともトレッドゴム2Gのベースゴム部2G2とキャップゴム部2G2、及びサイドウォールゴム3G、カーカス6のトッピングゴムは絶縁性ゴム材からなり、トレッドゴム2Gのウイングゴム部2G3は導電性ゴム材から形成される。サイドウォール部3に、導電性ゴム材からなる帯状のゴムストリップ21からなり、前記ウイングゴム部2G3からカーカス6の外側を通って半径方向内方に直線状にのびかつクリンチゴム4Gに至る少なくとも1本の通電路20を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、半径方向内外に直線状にのびる帯状のゴムストリップにより、サイドウォール部に通電路を形成し、静電気の蓄積を防止した空気入りタイヤに関する。
現在市販されているタイヤでは、タイヤ全質量の50質量%以上のタイヤ組成物が、石油を基にした石油資源から構成されており、例えば一般的な乗用車用ラジアルタイヤにおいては、タイヤ全質量に対して、合成ゴムを約20質量%若しくはそれ以上、カーボンブラックを約20質量%若しくはそれ以上、他にアロマオイル等の石油系オイルや合成繊維を含んで構成されている。
他方、近年、環境問題の重視によりCO2 排出規制が強化され、また石油資源は有限であって供給量が年々減少していることから将来的に石油価格の高騰が予測され、石油資源からなる原材料の使用には限界がみられる。そのため、将来石油が枯渇した場合を想定すると、金属、天然ゴム、無機フィラーおよび/またはバイオフィラー、天然油脂、天然樹脂、天然繊維、又はそれらの加工物であって石油資源を原材料としない石油外素材を用いて、タイヤを形成してくことが必要となる(例えば特許文献1参照)。
そしてこのようなタイヤの石油外資源化を図るためには、タイヤ全質量に占める割合が非常に高いゴム及びその補強剤として用いられるカーボンブラックを、石油外素材である天然ゴム及びシリカ等に置き換えることが不可欠である。しかしシリカ等の無機の補強剤は電気絶縁性が高いため、カーボンブラックに代えてシリカ等を採用した場合には、タイヤの電気抵抗の増加を招き、静電気が車両に蓄積されることによりラジオノイズ等の電波障害や電気的誤動作を引き起こすという問題がある。
なお静電気の蓄積を防止する手段としては、例えば特許文献2のものが知られている。このものは、図9に概念的に示すように、カーカスとサイドウォールゴムとの間に導電性ゴム層aを配し、トレッド接地面とリムとの間の導通を図っている。しかしこの導電性ゴム層aは、タイヤ全周に亘って形成されるため体積が大でありカーボンブラックの使用量が増すため、タイヤの石油外資源化に十分適応しているとは言い難い。
特開2003−63206号公報 特開2007−8269号公報
そこで本発明は、カーボンブラックの使用量を最低限に抑えながらタイヤの電気抵抗を低減でき、タイヤの石油外資源化を達成しながら、静電気の蓄積に起因する電波障害や電気的誤動作等を防止しうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、タイヤ全質量の75質量%以上のタイヤ組成物が、石油を基にしない石油外素材から構成されるとともに、
トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカス、及びこのカーカスの外側に配されかつトレッド部外面をなすトレッドゴムとサイドウォール部外面をなすサイドウォールゴムとビード部外面をなすクリンチゴムとを含むタイヤゴム部材を具え、
前記トレッドゴムは、トレッド部外面のうちのトレッド接地面をなすキャップゴム部と、その半径方向内側に配されるベースゴム部と、前記キャップゴム部のタイヤ軸方向両側に配されるウイングゴム部とからなり、かつ前記ウイングゴム部とキャップゴム部との境界面が前記トレッド部外面で露出する境界面外端のタイヤ赤道からのタイヤ軸方向距離Lは、トレッド接地巾の0.4倍以上かつ0.5倍未満であり、
しかも、前記ベースゴム部と、前記キャップゴムと、前記サイドウォールゴムと、前記カーカスのトッピングゴムとは、体積固有抵抗が1×108 Ωcm以上の絶縁性ゴム材からなり、かつ前記ウイングゴム部は、体積固有抵抗が1×107 Ωcm以下の導電性ゴム材から形成されるとともに、
前記サイドウォール部に、前記導電性ゴム材からなる巾Wsが10〜40mmの帯状のゴムストリップからなり、前記ウイングゴム部に導通する導通部から前記カーカスの外側を通って半径方向内方に直線状にのびかつ前記クリンチゴムに至る少なくとも1本の通電路を設けたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記通電路は、サイドウォール部外面に露出して形成されることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記通電路は、カーカスとサイドウォールゴムとの間に形成されることを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記クリンチゴムは、導電性ゴム材からなり、かつ前記通電路は、前記クリンチゴムに接して終端することを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記クリンチゴムは、絶縁性ゴム材からなり、かつ前記通電路は、前記ビード部外面かつリムとの接触面に露出して終端することを特徴としている。
又請求項6の発明では、前記ゴムストリップは、厚さが0.5〜2.0mmであることを特徴としている。
本明細書において、ゴムの体積固有抵抗値は、15cm四方かつ厚さ2mmのゴムの試料を用い、印加電圧500V、気温25℃、湿度50%の条件でADVANTESTER8340Aの電気抵抗測定器を用いて測定した値で表示している。
又前記「トレッド接地面」とは、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した正規内圧状態のタイヤに、正規荷重を負荷した時に、トレッド面が接地しうる領域を意味し、このトレッド接地面のタイヤ軸方向最大幅をトレッド接地巾とよぶ。又前記リムとの接触面とは、ビード部外面のうちで前記正規内圧状態においてリムと接触する面を意味する。
又前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" を意味するが、乗用車用タイヤの場合には180kPaとする。前記「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
本発明は叙上の如く構成しているため、カーボンブラックの使用量を最低限に抑えながらタイヤの電気抵抗を低減でき、タイヤの石油外資源化を達成しながら、静電気の蓄積に起因する電波障害や電気的誤動作等を防止できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は本発明の空気入りタイヤの正規内圧状態を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、タイヤ全質量の75質量%以上のタイヤ組成物が、石油を基にしない石油外素材から構成される石油外資源タイヤであって、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6、及びこのカーカス6の外側に配されかつトレッド部外面をなすトレッドゴム2Gと、サイドウォール部外面をなすサイドウォールゴム3Gと、ビード部外面をなすクリンチゴム4Gとを含むタイヤゴム部材Gを少なくとも具えて構成される。
前記カーカス6は、タイヤ周方向に対して例えば70〜90度の角度で配列したカーカスコードをトッピングゴムにて被覆した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、ビードコア5、5間を跨るトロイド状のプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に向けて折り返したプライ折返し部6bを一連に具える。また前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5から半径方向外側にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。
なお前記ビードコア5は、ビードワイヤを多数回巻き重ねることにより形成される環状をなし、リムRとの嵌合力を充分に確保し、操縦安定性やビード耐久性を向上させる。
又前記カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部には、トレッド補強コード層10が設けられる。このトレッド補強コード層10は、本例では、前記カーカス6に重置されるベルト7と、そのさらに外側に重置されるバンド9とからなる。前記ベルト7は、タイヤ周方向に対して例えば15〜40度の角度で配列したベルトコードを、トッピングゴムにて被覆した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成され、各ベルトコードがプライ間相互で交差することによりベルト剛性を高めトレッド部2の略全巾をタガ効果を有して補強する。又前記バンド9は、タイヤ周方向に対して5度以下の角度で螺旋状に巻回されるバンドコードをトッピングゴムにて被覆した1枚以上のバンドプライ9Aからなり、前記ベルト7を拘束し、操縦安定性、高速耐久性等を向上させる。前記バンドプライ9Aとしては、ベルト7のタイヤ軸方向外端部のみを被覆する左右一対のエッジバンドプライ、及びベルト7の略全巾を覆うフルバンドプライがあり、これらを単独で或いは組み合わせて使用される。本例では、バンド9が1枚のフルバンドプライからなるものを例示している。なお前記トレッド補強コード層10として、ベルト7のみで形成することも、又バンド9のみで形成することもできる。なお要求により、ビード部4やサイドウォール部3には補強目的で、補強コードをトッピングゴムで被覆した補強プライ(図示しない)を付設することもできる。
次に、前記タイヤゴム部材Gのうちの前記クリンチゴム4Gは、周知の如く、耐摩耗性に優れる高弾性のゴムからなり、ビードヒールから半径方向外方に立ち上がり、少なくともリムフランジRfとの接触面RS(以下リム接触面RSという)を含むビード部外面をなすことにより、リムズレによるビード損傷を防止する。
又前記サイドウォールゴム3Gは、屈曲性に優れた比較的低弾性のゴムからなり、タイヤ変形に追従して柔軟に屈曲することにより、サイドウォール部外面におけるクラックの発生を防止する。このサイドウォールゴム3Gの半径方向内端部は、本例では、サイドウォール部外面上の半径方向内端点PLから、カーカス6に向かって半径方向外方に傾斜してのびる境界面Q1を介して、前記クリンチゴム4Gと隣接する。又本例の空気入りタイヤ1では、前記サイドウォールゴム3Gの半径方向外端部が、前記トレッドゴム2Gのタイヤ軸方向外端部に覆われた所謂TOS(トレッド・オーバー・サイドウォール)構造で形成されている。従って、サイドウォールゴム3Gとトレッドゴム2Gとは、サイドウォール部外面上の半径方向外端点PUから前記ベルト7の外端まで半径方向外側に傾斜してのびる境界面Q2を介して互いに隣接している。
又前記トレッドゴム2Gは、トレッド部外面のうちのトレッド接地面2Sをなすキャップゴム部2G1と、その半径方向内側に配されるベースゴム部2G2と、前記キャップゴム部2G1のタイヤ軸方向両側に配されるウイングゴム部2G3とから形成される。このトレッドゴム2Gとしては、周知の三層押出し装置を用い、前記キャップゴム部2G1とベースゴム部2G2とウイングゴム部2G3とが一体結合されて押し出される押出し成形物が使用される。そして前記ウイングゴム部2G3とキャップゴム部2G1との境界面Q3は、トレッド部外面で露出する境界面外端Q3pを有するとともに、この境界面外端Q3pのタイヤ赤道Cからのタイヤ軸方向距離Lは、トレッド接地巾TWの0.4倍以上かつ0.5倍未満に設定されている。即ち、前記ウイングゴム部2G3は、その一部がトレッド接地端Teを越えてタイヤ軸方向内方にのび、走行時、路面と接触しうる。このウイングゴム部2G3は、本例では、厚さ0.5〜2.0mmのシート状をなし、そのゴムボリュームが低く抑えられているが、トレッドゴム2Gが摩耗進行した場合にも、摩耗進行時のトレッド接地端に沿ってウイングゴム部2G3の端面が露出するため、ウイングゴム部2G3は確実に路面と接触しうる。
なお前記距離Lがトレッド接地巾TWの0.4倍未満(L/TW<0.4)の場合、キャップゴム部2G1とウイングゴム部2G3との間に偏摩耗が発生して外観性能の低下を招く。逆に0.5倍以上では、ウイングゴム部2G3の路面との接地が不確実となる。従って、前記距離Lの下限値は、トレッド接地巾TWの0.42倍以上が好ましく、又上限値は0.46倍以下が好ましい。
なお本明細書では、前記カーカスコード、ビードワイヤ、ベルトコード、バンドコード、補強コード等を総称してタイヤコードと呼ぶ場合があり、又前記タイヤゴム部材Gとしては、前述のトレッドゴム2G、サイドウォールゴム3G、クリンチゴム4Gに加え、タイヤ内腔面をなすインナーライナゴム(図示しない)、前記ビードエーペックスゴム8、および各プライに用いられる前記トッピングゴム等が含まれる。
そして、これらタイヤコードおよびタイヤゴム部材からなる前記空気入りタイヤ1を構成する全タイヤ組成物のうちで、タイヤ全質量の75質量%以上、好ましくは85質量%以上、より好ましくは95質量%以上のタイヤ組成物を石油外素材で形成し、これにより環境に優しい所謂エコタイヤを実現する。なお前記「石油外素材」とは、石油を基にしない石油外の原材料を意味し、金属、天然ゴム、無機フィラーおよび/またはバイオフィラー、天然油脂、天然樹脂、天然ワックス、天然繊維、又はそれらの加工物を含む。
具体的に説明すると、本実施形態では、前記タイヤコードのうちの一部、又は全部に石油外素材のコードを採用する。タイヤコードのうち、カーカスコード、バンドコード、補強コード等には、従来、ナイロン、ポリエステル、芳香族ポリアミド等の石油資源を原材料とした合成繊維コードが使用されている。そこで、この合成繊維コードの一部、又は全てを石油外素材のコードに代替えする。石油外素材のコードとしては、金属を組成物とした金属コード、天然繊維又はその加工物を組成物とした天然繊維コードが採用しうるが、質量増加による燃費性低下を抑えるため、天然繊維コードが好適である。
この天然繊維コードとして、植物繊維の繊維素であるセルロースを加工した再生セルロース繊維、および精製セルロース繊維のコードが好適に使用しうる。前記再生セルロース繊維は、セルロースを溶剤を用いていったん化学分解し、しかる後それを凝固再生したもので、レーヨン、アセテート、キュプラなどが知られている。又精製セルロース繊維は、セルロースを化学分解せずに物理的に精製したもので、セルロースの分子を生かしたまま溶解、連続紡糸することで形成される。この精製セルロース繊維としては、例えばリヨセル(レンチング社の商標)や、テンセル(コートルズ社の商標)が知られている。これら再生セルロース繊維、精製セルロース繊維は、何れもナイロン繊維やポリエステル繊維に匹敵する高い破断強度を有するため、タイヤコードとして好適である。特に、精製セルロース繊維は、再生セルロース繊維に比して結晶化度が高く、また結晶部分と非結晶部分との配向性が高いため、高弾性を有するという特徴を有する。しかも、前記再生セルロース繊維であるレーヨンが、湿度によって強度低下等を起こすのに対して、精製セルロース繊維は、前述の如く、結晶化度が高くかつ結晶部分と非結晶部分との配向性が高いため、セルロース鎖間に水分が入りにくく、湿度に対する強度や伸度の安定性が高いという特性も有する。従って、特にこの精製セルロース繊維のコードを、カーカスコード、及び/又はバンドコードに使用することで、湿度に対する強度や伸度の安定性が高まり、単なる代替えではなく、ナイロンコードやポリエステルコードを用いた従来的なタイヤに比して、高速耐久性や高速操縦安定性を向上させるという改善効果をうることができる。なお重荷重用タイヤでは、従来より、前記カーカスコード、補強コード等にスチールコードなど金属を組成物とした金属コードが使用される場合があるが、斯かる場合には、従来と同様に金属コードを使用するのが良い。
又前記ベルトコード、及びビードワイヤには、従来、金属を組成物とした金属コード及び金属ワイヤが使用されており、本実施形態のタイヤにおいても、従来と同様に採用する。なお質量増加による燃費性低下の観点から、タイヤコードのうちで金属を組成物とするものは、タイヤ全質量の20質量%以下に抑えるのが好ましい。
次に、前記タイヤゴム部材は、ゴム成分と、それに配合される添加剤とからなり、前記ゴム成分の一部又は全部、及び添加剤の一部又は全部を石油外素材の組成物で形成する。前記ゴム成分としては、従来、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(IIR)など石油資源を原材料とした合成ゴムと、石油外素材である天然ゴムとをブレンドして使用している。例えば前記トレッドゴム2G、ビードエーペックスゴム8、及び各プライのトッピングゴムでは、耐引裂性及び低転がり抵抗性の観点から天然ゴムとスチレン−ブタジエンゴムとのブレンドが、サイドウォールゴム3G、及びクリンチゴム4Gでは、耐引裂性及び耐屈曲亀裂性の観点から天然ゴムとブタジエンゴムとのブレンドが、インナーライナゴムでは接着性と耐空気透過性の観点から、天然ゴムとブチルゴムとのブレンドが行われている。
そこで本実施形態では、前記合成ゴムの一部、又は全部を、石油外素材のゴムに置き換える。この石油外素材のゴムとして、天然ゴム(変性物を含む)が用いられる。前記天然ゴムの変性物として、例えばエポキシ化天然ゴムが挙げられる。このエポキシ化天然ゴムは、特にグリップ性、低転がり抵抗性、及び耐屈曲亀裂性に優れる傾向にあり、従って、天然ゴムとエポキシ化天然ゴムとを適宜の配合でブレンドすることで、要求特性の異なる各種のタイヤゴム部材に好適に採用することができる。
次に、前記タイヤゴム部材に配合する添加剤として、補強剤、軟化剤、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、粘着付与剤等があり、これら添加剤の中で補強剤、軟化剤、加硫剤は必須として、その他必要に応じて前記ゴム成分に添加される。
前記補強剤としては、従来、補強効果の観点から石油資源を原材料としたカーボンブラックが広く採用されており、その配合量は、タイヤ全質量の約20質量%若しくはそれ以上にもおよぶ。そこで、このカーボンブラックの一部、又は全部を、石油外素材の補強剤である無機フィラーおよび/またはバイオフィラーに置き換える。無機フィラーとしては、シリカ、セリサイト、炭酸カルシウム、クレー、アルミナ、タルク、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化チタンなどが挙げられ、又バイオフィラーとして、でんぷん、セルロースなどの植物多糖、キチン、キトサンなどの動物多糖などが挙げられる。なかでも、ゴムの補強効果を確保するためには、シリカが好ましい。
又前記軟化剤としては、従来、アロマチック系、ナフテン系等の石油資源を原材料とした石油系オイルが採用されている。この石油系オイルは、タイヤ全質量の約8質量%程度と少ないが、その一部、又は全部を、石油外素材の軟化剤である天然油脂に置き換える。天然油脂としては、ひまし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、やし油、落花生湯、ロジン、パインオイル、パインタール、トール油、コーン油、こめ油、べに花油、ごま油、オリーブ油、ひまわり油、パーム核油、椿油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、サフラワー油、桐油などの植物油脂が使用でき、これらのなかでも、不飽和度の小さい植物油脂が好ましく、ヨウ素価(油脂100gに付加させることのできるヨウ素のグラム数)が100〜130の半乾性油、ヨウ素価が100以下の不乾性油、固形脂などが好ましい。ヨウ素価が130をこえると、損失係数(tan δ)が上昇し、硬さが低下して、転がり抵抗が増大し、操縦安定性が低下する傾向がある。
なお他の添加剤である、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、粘着付与剤等は、その配合量が補強剤や軟化剤に比しても非常に小である反面、ゴム物性に与える影響が大きいことから、従来と同様のものを使用するのが好ましい。
そして本実施形態のタイヤでは、少なくとも前記キャップゴム部2G1と、ベースゴム部2G2と、サイドウォールゴム3Gと、カーカス6のトッピングゴムとを、補強剤としてシリカなどの無機フィラーを採用することにより体積固有抵抗が1×108 Ωcm以上となる絶縁性ゴム材を用いて形成している。これは、前記ゴムはボリュームが大であり、石油外資源化への貢献度が高いからであり、好ましくは、前記ウイングゴム部2G3、及び後述する通電路20形成用の帯状のゴムストリップ21(図1に示す)以外のゴム部材を前記絶縁性ゴム材で形成するのが良い。
これに対して、前記ウイングゴム部2G3、及びゴムストリップ21は、タイヤの電気抵抗低減のために、体積固有抵抗を1×107 Ωcm以下とした導電性ゴム材から形成している。この導電性ゴム材は、本例では、補強剤としてカーボンブラックを高配合することにより体積固有抵抗を減じているが、例えばリチューム塩などのイオン導電材や、鉄、ニッケルなどの金属材を併用することにより、体積固有抵抗を前記範囲に減じることもできる。
そして、本実施形態のタイヤでは、前記ウイングゴム部2G3とリムRとの導通を図るために、サイドウォール部3には、図1、2の如く、ゴムストリップ21からなる通電路20が少なくとも1本、本例では1本形成される。
具体的には、前記ゴムストリップ21は、巾Ws(図2,3に示す)が10〜40mmの帯状体であり、前記ウイングゴム部2G3に接触して導通する導通部21Aから前記カーカス6の外側を通って半径方向内方に直線状にのびかつ少なくとも前記クリンチゴム4Gに至ることにより前記通電路20を形成している。本例では、前記クリンチゴム4Gが絶縁性ゴム材からなる場合が例示されており、前記ゴムストリップ21は、前記境界面Q2上に介在してサイドウォールゴム3Gとトレッドゴム2Gとに挟まれる狭持部21aと、この狭持部21aに連なり前記サイドウォールゴム3G及びクリンチゴム4Gの各外面に接しながら半径方向内方にのびる主部21bとを具え、該主部21bの下端部分21b1は前記リム接触面RSに露出して終端している。
このゴムストリップ21は、ウイングゴム部2G3とリムRとの間を最短距離で導通するため、巾Ws***mm以下の1本の巾狭の帯状体であっても優れた通電性能を発揮でき、タイヤの電気抵抗を充分に下げることができる。又前記導通部21Aでは、ゴムストリップ21がトレッドゴム2Gとサイドウォールゴム3Gとの間に挟まれてウイングゴム部2G3と接触しているため、ウイングゴム部2G3との安定した導通が確保される。又リム接触面RSは、常にリムRと圧接しているため、1本の巾狭の帯状体であっても、リムRとの安定した導通が確保される。
ここで、ゴムストリップ21の前記巾Wsが10mm未満では通電性能が不足して電気抵抗を充分に下げることが難しくなり、逆に40mmを越えると、ゴムストリップ21のゴムボリュウムやそれに含まれるカーボンブラックの量が不必要に増加し、石油外資源化の妨げとなる。又同様の観点からゴムストリップ21の厚さは0.5〜2.0mmの範囲が好ましい。
又ゴムストリップ21は、巾狭であるため、ユニフォミティーを含むタイヤ性能に悪影響を及ぼすことがなく、従ってアンバランスな配置、具体的には一方のサイドウォール部3のみに形成する、及び/又は通電路20を1本のみ形成することが可能となる。なお図3に示すように、ゴムストリップ21はサイドウォールゴム3G内に埋入され、従って、ゴムストリップ21の表面と、サイドウォールゴム3Gの表面及びクリンチゴム4Gの表面とは面一に整一している。
又石油外資源化にとって好ましくはないが、前記クリンチゴム4Gは、導電性ゴム材にて形成されていても良い。この場合、図4に示すように、前記主部21bの下端部分21b1は、前記リム接触面RSまで延在する必要はなく、該リム接触面RSの半径方向外側で終端する。係る場合にも、通電路20は、クリンチゴム4Gを介してリムRと導通できる。なおサイドウォールゴム3Gは、生タイヤ形成時には、サイドウォールゴム用の生ゴムシートを、例えばタイヤ成形ドラム上にてタイヤ周方向に一周巻きすることにより形成される。従って、図5に示すように、巻き付けの始端部E1と終端部E2との間に、前記ゴムストリップ21を介在させることで、通電路20を形成することができる。この場合、通電路20の露出巾を減じることができる。
図6に、空気入りタイヤ1が所謂SOT(サイドウォール・オーバー・トレッド)構造で形成されている場合を例示する。このSOT構造では、トレッドゴム2Gのタイヤ軸方向外端部が、サイドウォールゴム3Gの半径方向外端部に覆われ、サイドウォールゴム3Gとトレッドゴム2Gとは、サイドウォール部外面上の半径方向外端点PUから前記カーカス6上の半径方向内端点PLまでのびる境界面Q2を介して隣接している。
そして、ゴムストリップ21は、前記境界面Q2上に介在してサイドウォールゴム3Gとトレッドゴム2G(ウイングゴム部2G3)とに挟まれる狭持部21aと、この狭持部21aに連なりカーカス6とサイドウォールゴム3Gとの間、及びカーカス6とクリンチゴム4Gとの間を通って半径方向内方に延在する主部21bとを具える。なお前記主部21bの下端部分21b1は、本例では、図7(A)に示すように、ビード底面4Sで露出し、リムRとの導通が図られる。しかし、図7(B)に示すように、クリンチゴム4Gを貫通して前記リム接触面RSで露出させることもできる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す基本構造を有する空気入りタイヤ(サイズ:215/45ZR17)を表1の仕様で試作するとともに、各試作タイヤの電気抵抗を測定し、その結果を表1に記載した。表1の仕様以外は、互いに同仕様である。
なお比較例、及び実施例とも、ウイングゴム部、及び通電路用のゴムストリップ以外のゴム部材は、ゴム成分(天然ゴム)100質量部に対してシリカを30質量部配合した体積固有抵抗が1×108 Ωcm以上の絶縁性ゴム材にて形成している。又ウイングゴム部、及び通電路用のゴムストリップは、ゴム成分(天然ゴム)100質量部に対してカーボンを30質量部配合した体積固有抵抗が8.0×105 Ωcmの導電性ゴム材にて形成している。
(1)タイヤの電気抵抗;
図8に示すように、アースされた絶縁板51と、該絶縁板51に配された導電性の金属板52と、タイヤTを保持する導電性のタイヤ取付軸53と、電気抵抗測定器54とを具えた測定装置を用い、JATMA規定に準拠してタイヤとリムの組立体の電気抵抗値を測定した。
タイヤTは、予め表面の離型剤や汚れが十分に除去され、且つ十分に乾燥されるとともに、アルミニウム合金からなる導電性のリム(16×7J)に装着されかつ、内圧(200kPa)、荷重(5.3kN:最大負荷能カの80%の荷重)が負荷される。試験環境温度(試験室温度)は25℃、湿度は50%に設定される。金属板52は、表面が滑らかに研磨され、その電気抵抗値は10Ω以下に設定される。絶縁板51は、その電気抵抗値が1012Ω以上に設定される。電気抵抗測定器54の測定範囲は、1.0×103 〜1.6×1016であり、試験電圧(印可電圧)が1000Vに設定される。
試験は、次の要領で行われる。
<1> 前述のように予め離型剤や汚れが十分に除去され、かつ十分に乾燥されたタイヤTに石けん水を用いてリムが装着される。
<2> タイヤTは、試験室内において2時間放置された後、タイヤ取付軸53に取り付けられる。
<3> 慣らし負荷作業、具体的には、タイヤTに前記荷重を0.5分間負荷し、解放後にさらに0.5分間、解放後にさらに2分間が負荷される。
<4> その後、前記試験電圧(1000V)が印可され、5分経過した時点で、タイヤ取付軸53と金属板52との間の電気抵抗値を電気抵抗測定器54によって測定する。前記測定は、タイヤ周方向に90°づつ隔たる4位置で行われ、そのうちの最大値が当該タイヤTの電気抵抗値(測定値)として採用される。
Figure 2008296634
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 通電路の形成状態を示すタイヤの斜視図である。 通電路を示す図1のA−A断面図である。 クリンチゴムが導電性ゴム材からなる場合を示すビード部の拡大断面図である。 通電路の他の実施例を示すA−A断面図である。 通電路の他の実施例を示すタイヤの断面である。 (A)、(B)はビード部の拡大断面図である。 タイヤの電気抵抗測定装置を概念的に示す略断面図である。 背景技術を説明するタイヤの斜視図である。
符号の説明
2 トレッド部
2G トレッドゴム
2G1 キャップゴム部
2G2 ベースゴム部
2G3 ウイングゴム部
2S トレッド接地面
3 サイドウォール部
3G サイドウォールゴム
4 ビード部
4G クリンチゴム
5 ビードコア
6 カーカス
20 通電路
21 ゴムストリップ
21A 導通部
C タイヤ赤道
G タイヤゴム部材
Q3 境界面
Q3p 境界面外端
RS リムとの接触面

Claims (6)

  1. タイヤ全質量の75質量%以上のタイヤ組成物が、石油を基にしない石油外素材から構成されるとともに、
    トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカス、及びこのカーカスの外側に配されかつトレッド部外面をなすトレッドゴムとサイドウォール部外面をなすサイドウォールゴムとビード部外面をなすクリンチゴムとを含むタイヤゴム部材を具え、
    前記トレッドゴムは、トレッド部外面のうちのトレッド接地面をなすキャップゴム部と、その半径方向内側に配されるベースゴム部と、前記キャップゴム部のタイヤ軸方向両側に配されるウイングゴム部とからなり、かつ前記ウイングゴム部とキャップゴム部との境界面が前記トレッド部外面で露出する境界面外端のタイヤ赤道からのタイヤ軸方向距離Lは、トレッド接地巾の0.4倍以上かつ0.5倍未満であり、
    しかも、前記ベースゴム部と、前記キャップゴムと、前記サイドウォールゴムと、前記カーカスのトッピングゴムとは、体積固有抵抗が1×108 Ωcm以上の絶縁性ゴム材からなり、かつ前記ウイングゴム部は、体積固有抵抗が1×107 Ωcm以下の導電性ゴム材から形成されるとともに、
    前記サイドウォール部に、前記導電性ゴム材からなる巾Wsが10〜40mmの帯状のゴムストリップからなり、前記ウイングゴム部に導通する導通部から前記カーカスの外側を通って半径方向内方に直線状にのびかつ前記クリンチゴムに至る少なくとも1本の通電路を設けたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記通電路は、サイドウォール部外面に露出して形成されることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記通電路は、カーカスとサイドウォールゴムとの間に形成されることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記クリンチゴムは、導電性ゴム材からなり、かつ前記通電路は、前記クリンチゴムに接して終端することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記クリンチゴムは、絶縁性ゴム材からなり、かつ前記通電路は、前記ビード部外面かつリムとの接触面に露出して終端することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記ゴムストリップは、厚さが0.5〜2.0mmであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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