JP2008295158A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源起動時に負荷条件が軽く設定されている場合において、オーバーシュートが発生しない立ち上がりを可能とするソフトスタート機能を有する電源装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の電源装置は、誤差増幅器が出力直流電圧と目標値と間の誤差に応じた誤差信号を出力し、この誤差信号に基づいて制御部が負荷に供給する電力を調整しており、起動時の出力直流電圧が目標値未満に設定された所定値を越えたときから、誤差信号を所定時間だけ所定レベルに制限する制限回路を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の電源装置は、誤差増幅器が出力直流電圧と目標値と間の誤差に応じた誤差信号を出力し、この誤差信号に基づいて制御部が負荷に供給する電力を調整しており、起動時の出力直流電圧が目標値未満に設定された所定値を越えたときから、誤差信号を所定時間だけ所定レベルに制限する制限回路を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明はバッテリ等の直流電源から直流電圧が入力され、制御された直流電圧を出力する電源装置に関し、特に電源装置におけるソフトスタートの技術に関する。
電源装置には、電圧制御素子を負荷に直列に接続したシリーズレギュレータや、スイッチング素子を用いたスイッチングレギュレータ等の電力変換方式がある。電源装置が安定な出力直流電圧を負荷に供給するために、いずれの方式にも共通するのは、出力直流電圧を検出して帰還動作する構成であり、出力直流電圧が目標値より低ければ供給電力を増加し、出力電圧が目標値より高ければ供給電力を低減している。このため、出力直流電圧が目標値に到達しようとしている電源装置の起動時においては、供給電力を能力限界まで増大させるため、入力直流電源からの突入電流が流れるという問題がある。また、出力直流電圧が目標値を越えた後に供給電力を低減する構成であるため、負荷に過剰に電力を供給するオーバーシュートが出力直流電圧において発生してしまうという問題がある。
このような起動時において生じる入力突入電流を抑制するために用いられる技術が、起動時の供給電力を制限するソフトスタートである。図11は、特許文献1に開示されているソフトスタートを備えた従来の電源装置の構成を示す回路構成図である。
図11において、バッテリ等の入力直流電源201は、入力直流電圧Viを生成して出力する。スイッチングトランジスタ202、ダイオード203、インダクタ204、及び出力コンデンサ205により、降圧コンバータと呼ばれる電圧変換部が構成されている。この電圧変換部は、入力直流電圧Viを出力直流電圧Voに変換して、出力コンデンサ205から負荷206へ出力直流電圧Voを供給する。基準電圧源207は、出力直流電圧Voの目標とする基準電圧を生成する。誤差増幅器208は、出力直流電圧Voと基準電圧との差電圧を増幅して誤差信号Veを出力する。比較回路209は、出力直流電圧Voを所定値と比較する。この所定値は、例えば基準電圧の95%に設定される。
PWM回路210は、入力された誤差信号Veに基づいたパルス幅を有する駆動パルスを生成して出力する。PWM回路210から出力された駆動パルスに従って、スイッチングトランジスタ202はオンオフ動作を繰り返す。スイッチングトランジスタ202がオンオフ動作を繰り返すことにより、入力直流電圧Viがチョッピングされ、ダイオード203で整流された後、インダクタ204と出力コンデンサ205により平滑されて、出力直流電圧Voが負荷206へ供給される。出力直流電圧Voはスイッチングトランジスタ202のスイッチング周期に占めるオン時間の割合(以降、デューティ比と称する)が大きいと高くなる。クランプ回路211には比較回路209の出力が入力される。クランプ回路211は、出力直流電圧Voが所定値に達していない期間において、誤差信号Veの上昇を抑制して、誤差信号を所定の値に制限する。
また、図11において、誤差増幅器208が生成する誤差信号Veは、出力直流電圧Voが基準電圧より低いと上昇し、出力直流電圧Voが基準電圧より高いと下降する。通常動作時において、クランプ回路211は動作せず、誤差増幅器208が生成する誤差信号VeはPWM回路210に直接入力される。PWM回路210から出力された駆動パルスのパルス幅は、誤差信号Veが高いほど大きくなる。即ち、出力直流電圧Voが基準電圧より低いと、誤差信号Veの電圧は上昇し、スイッチングトランジスタ202のデューティ比は大きくなり、出力直流電圧Voを高くする。逆に、出力直流電圧Voが基準電圧より高いと、誤差信号Veは下降し、スイッチングトランジスタ2のデューティ比は小さくなり、出力直流電圧Voを低減する。このような帰還動作によって、出力直流電圧Voは基準電圧に等しくなるように制御される。
一方、起動時においては、出力直流電圧Voが所定値(基準電圧の95%)に達していないため、クランプ回路211が動作し、PWM回路210に入力される誤差信号Veがクランプ電圧に制限される。実際には高電位な誤差信号Veより低いクランプ電圧がPWM回路210に入力されるため、スイッチングトランジスタ202のデューティ比は小さくなって供給電力が制限される。この結果、従来の電源装置において突入電流の発生を防止している。この電源装置においては、出力直流電圧Voが所定値(基準電圧の95%)に達すると、供給電力の制限は解除され、出力直流電圧Voを基準電圧に調整する通常動作に移行する。
特開2005−269838号公報
しかしながら、上記のように構成された従来のソフトスタート機能を有する電源装置において、突入電流は制限できるが、出力直流電圧Voが設定電圧に到達して供給電力の制限が解除されると、負荷206が軽い場合には出力直流電圧Voにオーバーシュートが発生する。この問題を解決するために、突入電流制限のための供給電力の制限を起動後まで継続させるという方法があるが、オーバーシュートを抑制するための供給電力の制限レベルが、突入電流制限のための供給電力の制限レベルより小さい場合、オーバーシュートを十分に抑制できないといった問題があった。
本発明は、確実なソフトスタートが可能な電源装置を提供することを目的とし、特に、電源起動時に負荷条件が軽く設定されている場合においても、オーバーシュートの発生しない立ち上がりが可能なソフトスタート機能を有する電源装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の観点の電源装置は、入力直流電圧を出力直流電圧に変換して負荷に電力を供給する電源装置であって、
前記出力直流電圧と目標値と間の誤差に応じた誤差信号を出力する誤差増幅器と、
前記誤差信号に基づいて負荷に供給する電力を調整する制御部と、
起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから、前記誤差信号を所定時間だけ所定レベルに制限する制限回路と、を備えた電源装置である。
このように構成された電源装置は、電源起動時に負荷条件が軽く設定されている場合において、オーバーシュートの発生しない立ち上がりが可能となる。
前記出力直流電圧と目標値と間の誤差に応じた誤差信号を出力する誤差増幅器と、
前記誤差信号に基づいて負荷に供給する電力を調整する制御部と、
起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから、前記誤差信号を所定時間だけ所定レベルに制限する制限回路と、を備えた電源装置である。
このように構成された電源装置は、電源起動時に負荷条件が軽く設定されている場合において、オーバーシュートの発生しない立ち上がりが可能となる。
本発明の第2の観点の電源装置において、前記第1の観点の前記制限回路は、起動時の前記出力直流電圧が前記所定値に達するまでは、前記誤差信号を第1の所定レベルに制限し、起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから、前記誤差信号を所定時間だけ第2の所定レベルに制限するよう構成してもよい。
本発明の第3の観点の電源装置において、前記第2の観点の前記制限回路は、前記出力直流電圧を前記目標値未満の値と比較する比較回路と、前記比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記所定値に達するまでは前記誤差信号を第1の所定レベルに制限する第1のクランプ回路と、前記比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから前記誤差信号を所定時間だけ第2の所定レベルに制限する第2のクランプ回路と、を具備するよう構成してもよい。
本発明の第4の観点の電源装置は、前記第3の観点の前記第2のクランプ回路において、前記比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから前記誤差信号を所定時間だけ第2の所定レベルに制限し、起動時の前記出力直流電圧と目標値と間の誤差が基準電圧以下になったとき前記第2の所定レベルの制限を解除するよう構成してもよい。
本発明の第5の観点の電源装置において、前記第2の観点の前記制限回路は、前記出力直流電圧を前記目標値未満の第1の値と比較する第1の比較回路と、前記出力直流電圧を前記目標値未満で前記第1の値を超える第2の値と比較する第2の比較回路と、前記第1の比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記所定値に達するまでは前記誤差信号を第1の所定レベルに制限する第1のクランプ回路と、前記第1の比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから前記誤差信号を所定時間だけ第2の所定レベルに制限する第2のクランプ回路と、を具備し、前記第2の比較回路の出力に基づき前記第2の所定レベルの制限を解除するよう構成してもよい。
本発明の第6の観点の電源装置において、前記第1又は第2の観点の前記所定時間は、前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えてから前記目標値に達するまでの期間に設定してもよい。
本発明の第7の観点の電源装置において、前記第1から第5の観点の前記制御部は、スイッチと整流器とインダクタとを有する電圧変換部と、前記誤差信号に従って前記スイッチをオンオフ制御するPWM回路と、を具備する構成としてもよい。
本発明の第8の観点の電源装置において、前記第7の観点の前記PWM回路は、前記電圧変換部に流れる電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器の出力と前記誤差信号とに基づいて前記スイッチのオンオフのタイミングを設定するタイミング設定回路と、を有して構成してもよい。
本発明によれば、出力直流電圧が目標値に達する直前に供給電力を制限するよう構成されているため、軽負荷の起動時においても出力オーバーシュートを確実に抑制することができる電源装置を提供することができる。
以下、本発明の電源装置に係る好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ説明する。
第1の実施形態
以下、本発明に係る第1の実施形態の電源装置について図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る第1の実施形態の電源装置の構成を示す回路構成図である。図2は図1に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。
以下、本発明に係る第1の実施形態の電源装置について図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る第1の実施形態の電源装置の構成を示す回路構成図である。図2は図1に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。
図1において、バッテリ等の入力直流電源1は、入力直流電圧Viを生成し出力する。スイッチングトランジスタ2、ダイオード3、インダクタ4、及び出力コンデンサ5により、降圧コンバータと呼ばれる電圧変換部が構成されており、この電圧変換部が入力直流電圧Viを出力直流電Voに変換して、出力コンデンサ5から負荷6へ供給する。基準電圧源7は、出力直流電圧Voが目標とする基準電圧を生成する。誤差増幅器8は、出力直流電圧Voと基準電圧との差電圧を増幅して誤差信号Veを出力する。比較回路9は、比較器90と2つの抵抗91,92を具備しており、比較器90によって出力直流電圧Voが所定値と比較される。比較器90において比較される所定値は、抵抗91及び抵抗92によって基準電圧を分圧して形成され、例えば基準電圧の95%に形成される。PWM回路10は、誤差信号Veが入力され、入力された誤差信号Veに基づいたパルス幅を有する駆動パルスVgを出力する。PWM回路10から出力された駆動パルスVgに従ってスイッチングトランジスタ2がオンオフ動作を繰り返す。スイッチングトランジスタ2がオンオフ動作を繰り返すことにより、入力直流電圧Viがチョッピングされ、ダイオード3で整流した後、インダクタ4と出力コンデンサ5によって平滑されて出力直流電圧Voが負荷6へ供給される。出力直流電圧Voはスイッチングトランジスタ2のスイッチング周期に占めるオン時間の割合(以降、デューティ比と称する)が大きいと高くなる。第1の実施形態の電源装置においては、スイッチングトランジスタ2、ダイオード3、インダクタ4及び出力コンデンサ5により構成された降圧コンバータと、PWM回路10とにより制御部が構成されている。
制限回路である第1のクランプ回路11は、比較回路9の出力信号で駆動されるトランジスタ110と、抵抗111と、この抵抗111に定電流を供給する定電流源112と、抵抗111と定電流源112との接続点に発生する電圧によって駆動されるトランジスタ113とにより構成されている。トランジスタ110がオン状態の場合、トランジスタ113は、トランジスタ110のソース−ゲート電圧Vtと抵抗111に発生した定電圧Vrとの加算電圧(Vt+Vr)がゲートに印加されて、オン状態になるように設定されている。一方、トランジスタ110がオフ状態の場合、トランジスタ113には入力電圧Viがゲートに印加されて、トランジスタ113はオフ状態になるように設定されている。
制限回路である第2のクランプ回路12は、比較回路9の出力信号を積分する抵抗120とコンデンサ121との積分回路と、コンデンサ121の電圧を反転するインバータ122と、インバータ122の出力信号と比較回路9の出力信号との否定論理積を出力するNAND回路123と、NAND回路123の出力で駆動されるトランジスタ124とを有して構成される。
次に、上記のように構成された第1の実施形態の電源装置の動作について説明する。まず、第1の実施形態の電源装置における通常時の動作について説明する。
図1において、誤差増幅器8が生成する誤差信号Veは、出力直流電圧Voが基準電圧より低いと上昇し、出力直流電圧Voが基準電圧より高いと下降する。通常動作時においては、後述するように、第1のクランプ回路11と第2のクランプ回路12は動作せず、誤差増幅器8が生成する誤差信号VeがPWM回路10にそのまま直接入力される。PWM回路10から出力される駆動パルスVgのパルス幅は、誤差信号Veが高いほど大きくなる。即ち、出力直流電圧Voが基準電圧より低いと、誤差信号Veは上昇し、スイッチングトランジスタ2のデューティ比は大きくなり、出力直流電圧Voを高くする。
逆に、出力直流電圧Voが基準電圧より高いと、誤差信号Veは下降し、スイッチングトランジスタ2のデューティ比は小さくなり、出力直流電圧Voを低減する。このような帰還動作によって、出力直流電圧Voは基準電圧に等しくなるように制御される。ここで、第1のクランプ回路11では、入力される比較回路9のHレベルの出力信号によってトランジスタ110はオフ状態であり、トランジスタ113もオフ状態である。また、第2のクランプ回路12では、入力される比較回路9のHレベルの出力信号によってコンデンサ121は充電されており、インバータ122はLレベルを出力している。このため、NAND回路123はHレベルを出力し、トランジスタ124はオフ状態である。
次に、起動時の動作について図2を用いて説明する。図2は図1に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。
図2において、(a)は出力直流電圧Voを示す波形であり、(b)は比較回路9の出力信号V9を示す波形であり、(c)及び(d)はそれぞれ第2のクランプ回路12のインバータ122の入力信号V121と出力信号V122を示す波形であり、(e)は誤差信号Veを示す波形であり、(f)はスイッチングトランジスタ2を駆動するPWM回路10の出力である駆動パルスVgを示す波形である。
図2において、(a)は出力直流電圧Voを示す波形であり、(b)は比較回路9の出力信号V9を示す波形であり、(c)及び(d)はそれぞれ第2のクランプ回路12のインバータ122の入力信号V121と出力信号V122を示す波形であり、(e)は誤差信号Veを示す波形であり、(f)はスイッチングトランジスタ2を駆動するPWM回路10の出力である駆動パルスVgを示す波形である。
まず、出力直流電圧Voが目標値未満である所定値(基準電圧の95%)に達していない起動時においては、比較回路9の出力V9はLレベルであり、PWM回路10に入力される誤差信号Veは、第1のクランプ回路11のトランジスタ110のソース−ゲート電圧Vtと抵抗111の電圧Vrとトランジスタ113のソース−ゲート電圧Vtとの加算電圧(2Vt+Vr)に制限される。実際には高電位になろうとしている誤差信号Veが、第1のクランプ電圧(2Vt+Vr)に制限されてPWM回路10に入力されるので、スイッチングトランジスタ2のデューティ比は小さくなって供給電力が制限される。この結果、第1の実施形態の電源装置においては、突入電流の発生を防止することができる。この期間において、第2のクランプ回路12では、入力される比較回路9のLレベルの出力信号によってNAND回路123はHレベルを出力し、トランジスタ124はオフ状態である。尚、コンデンサ121はLレベルに放電されており、インバータ122の出力信号V122はHレベルを出力している。
図2の時刻t1において出力直流電圧Voが所定値(基準電圧の95%)に達すると、比較回路9の出力V9はHレベルとなって第1のクランプ回路11によるクランプ制限は解除される。同時に、第2のクランプ回路12においては、インバータ122の出力信号V122はHレベルを出力しており、比較回路9の出力信号がHレベルとなるので、NAND回路123の出力はLレベルとなる。従って、トランジスタ124がオン状態となって、誤差信号Veがトランジスタ124のソース−ゲート電圧Vtに制限される。このように、第1のクランプ電圧(2Vt+Vr)に代わって第2のクランプ電圧(Vt)に制限された誤差信号VeがPWM回路10に入力されることにより、スイッチングトランジスタ2のデューティ比はさらに小さくなり、出力直流電圧Voの上昇速度をさらに抑えてオーバーシュートの発生が防止される。この制限は、抵抗120によるコンデンサ121の充電が進み、インバータ122が反転してLレベルを出力するまで続く。図2の時刻t2において、インバータ122の入力信号V121が、出力信号V122をHレベルからLレベルに切替る閾値を越え、インバータ122の出力信号V122がLレベルになると、NAND回路123の出力はHレベルとなり、トランジスタ124をオフ状態とする。トランジスタ124がオフ状態となると、誤差電圧Veは第2のクランプ電圧(Vt)による制限から解放されて、出力直流電圧Voを基準電圧に制御する通常動作に移行する。
上記のように、第1の実施形態の電源装置は、出力直流電圧Voが目標値未満である所定値に達していない軽負荷起動時の期間においては、誤差信号Veが第1のクランプ電圧(2Vt+Vr)に制限され、供給電力を制限して突入電流の発生を防止している。そして、出力直流電圧Voが所定値に達してから所定期間においては、誤差信号Veが第2のクランプ電圧(Vt)に制限され、出力直流電圧Voの上昇速度がさらに抑制され、オーバーシュートの発生が確実に防止されている。
第2の実施形態
以下、本発明に係る第2の実施形態の電源装置について添付の図3及び図4を参照しつつ説明する。図3は本発明に係る第2の実施形態の電源装置の構成を示す回路構成図である。図4は図3に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。図3に示す第2の実施形態の電源装置において、前述の第1の実施形態の電源装置と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付して、その説明は省略する。第2の実施形態の電源装置において、第1の実施形態の電源装置と異なる点は、誤差増幅器8の出力に抵抗80を接続し、誤差増幅器8の出力(Ve)が抵抗80を介してPWM回路10に入力(Ve2)されている点と、制限回路である第2のクランプ回路12aの構成である。第2の実施形態の電源装置における第2のクランプ回路12aにおいては、図1に示した第1の実施形態における第2のクランプ回路12と区別するため符号12aを付した。
以下、本発明に係る第2の実施形態の電源装置について添付の図3及び図4を参照しつつ説明する。図3は本発明に係る第2の実施形態の電源装置の構成を示す回路構成図である。図4は図3に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。図3に示す第2の実施形態の電源装置において、前述の第1の実施形態の電源装置と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付して、その説明は省略する。第2の実施形態の電源装置において、第1の実施形態の電源装置と異なる点は、誤差増幅器8の出力に抵抗80を接続し、誤差増幅器8の出力(Ve)が抵抗80を介してPWM回路10に入力(Ve2)されている点と、制限回路である第2のクランプ回路12aの構成である。第2の実施形態の電源装置における第2のクランプ回路12aにおいては、図1に示した第1の実施形態における第2のクランプ回路12と区別するため符号12aを付した。
図3に示すように、第2のクランプ回路12aは、NAND回路123とトランジスタ124と電圧源125と比較器126とを備える。NAND回路123とトランジスタ124の構成は、図1に示した第2のクランプ回路12のNAND回路123とトランジスタ124の構成と同様である。比較器126は誤差増幅器8が出力する第1の誤差信号Veと電圧源125の電圧V125とを比較する。電圧源125の電圧V125はトランジスタ124のソース−ゲート電圧Vtより少し高いレベルに設定されている。
以上のように構成された第2の実施形態の電源装置における通常時の動作は、前述の第1の実施形態の電源装置と同様であるため、ここでは省略する。
以上のように構成された第2の実施形態の電源装置における通常時の動作は、前述の第1の実施形態の電源装置と同様であるため、ここでは省略する。
次に、第2の実施形態の電源装置における起動時の動作について図4を用いて説明する。図4は第2の実施形態の電源装置の起動時における各部の動作波形図である。
図4において、(a)は出力直流電圧Voを示す波形であり、(b)は比較回路9の出力信号V9を示す波形であり、(c)は第1の誤差信号Veを示す波形であり、(d)は比較器126の出力信号V126を示す波形であり、(e)はPWM回路10に入力される第2の誤差信号Ve2を示す波形であり、(f)はスイッチングトランジスタ2を駆動するPWM回路10の出力である駆動パルスVgを示す波形である。
図4において、(a)は出力直流電圧Voを示す波形であり、(b)は比較回路9の出力信号V9を示す波形であり、(c)は第1の誤差信号Veを示す波形であり、(d)は比較器126の出力信号V126を示す波形であり、(e)はPWM回路10に入力される第2の誤差信号Ve2を示す波形であり、(f)はスイッチングトランジスタ2を駆動するPWM回路10の出力である駆動パルスVgを示す波形である。
まず、出力直流電圧Voが所定値(基準電圧の95%)に達していない起動時においては、誤差増幅器8が生成する第1の誤差信号Veは高電位であるが、比較回路9の出力V9がLレベルであり、PWM回路10に入力される第2の誤差信号Ve2は第1のクランプ回路11のトランジスタ110のソース−ゲート電圧Vtと抵抗111の両端電圧Vrとトランジスタ113のソース−ゲート電圧Vtとの加算電圧(2Vt+Vr)に制限される。従って、スイッチングトランジスタ2のデューティ比は小さくなって供給電力が制限される。この結果、第2の実施形態の電源装置においては突入電流の発生を防止することができる。この期間において第2のクランプ回路12aでは、第1の誤差信号Veが電圧源125の電圧V125よりも高電位のため、比較器126の出力V126はHレベルである。また、比較回路9の出力V9はLレベルであるため、NAND回路123はHレベルを出力し、トランジスタ124はオフ状態である。
図4の時刻t1において出力直流電圧Voが所定値(基準電圧の95%)に達すると、比較回路9の出力V9はHレベルとなって第1のクランプ回路11によるクランプ制限は解除される。同時に、第2のクランプ回路12aにおいては、比較器126がHレベルを出力しており、比較回路9の出力V9がHレベルとなるので、NAND回路123の出力はLレベルとなる。従って、トランジスタ124がオン状態となって、第2の誤差信号Ve2をトランジスタ124のソース−ゲート電圧Vtに制限する。このように、第1のクランプ電圧(2Vt+Vr)に代わって第2のクランプ電圧(Vt)に制限された第2の誤差信号Ve2がPWM回路10に入力されることにより、スイッチングトランジスタ2のデューティ比はさらに小さくなり、出力直流電圧Voの上昇速度を抑えてオーバーシュートが防止される。やがて出力直流電圧Voが目標値である基準電圧源7の基準電圧に到達し、第1の誤差信号Veが低下する。起動時の負荷6は軽い状態という前提であるため、第1の誤差信号Veは電圧源125の電圧V125を下回るレベルまで低下していく、図4の時刻t2において、第1の誤差信号Veが電圧源125の電圧V125を下回るレベルまで低下すると、比較器126の出力V126はLレベルに反転する。従って、NAND回路123の出力はHレベルとなって、トランジスタ124がオフ状態となり、第2の誤差信号Ve2を第2のクランプ電圧(Vt)に制限する状態は解除され、出力直流電圧Voを基準電圧に制御する通常動作に移行する。
以上のように、第2の実施形態の電源装置においては、抵抗80を設けて、誤差増幅器8からの出力レベル(Ve)とPWM回路10への入力レベル(Ve2)を分離し、誤差増幅器8からの出力レベルによって出力直流電圧Voが目標値に達したかどうかを判断することにより、第2のクランプ電圧による制限の期間を設定できる。通常動作時においては、第1のクランプ回路11と第2のクランプ回路12aはクランプ動作をしないため、誤差増幅器8からの出力レベルとPWM回路10への入力レベルは等しい状態である。
上記のように、第2の実施形態の電源装置は、出力直流電圧Voが目標値未満である所定値に達していない軽負荷起動時の期間においては、第2の誤差信号Ve2が第1のクランプ電圧(2Vt+Vr)に制限され、供給電力を制限して突入電流の発生を防止している。そして、出力直流電圧Voが所定値に達してから所定期間においては、第2の誤差信号Veが第2のクランプ電圧(Vt)に制限され、出力直流電圧Voの上昇速度がさらに抑制され、オーバーシュートの発生が確実に防止されている。
上記のように、第2の実施形態の電源装置は、出力直流電圧Voが目標値未満である所定値に達していない軽負荷起動時の期間においては、第2の誤差信号Ve2が第1のクランプ電圧(2Vt+Vr)に制限され、供給電力を制限して突入電流の発生を防止している。そして、出力直流電圧Voが所定値に達してから所定期間においては、第2の誤差信号Veが第2のクランプ電圧(Vt)に制限され、出力直流電圧Voの上昇速度がさらに抑制され、オーバーシュートの発生が確実に防止されている。
第3の実施形態
以下、本発明に係る第3の実施形態の電源装置について添付の図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は本発明に係る第3の実施形態の電源装置の構成を示す回路構成図である。図6は図5に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。第3の実施形態の電源装置において、前述の第1及び第2の実施形態の電源装置と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付して、その説明は省略する。第3の実施形態の電源装置において、第1の実施形態の電源装置と異なる点は、出力直流電圧Voと目標となる基準電圧とを比較する第2の比較回路9aをさらに設け、この第2の比較回路9aの出力を第2のクランプ回路12aの比較器126の非反転入力端子に入力した点である。
以下、本発明に係る第3の実施形態の電源装置について添付の図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は本発明に係る第3の実施形態の電源装置の構成を示す回路構成図である。図6は図5に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。第3の実施形態の電源装置において、前述の第1及び第2の実施形態の電源装置と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付して、その説明は省略する。第3の実施形態の電源装置において、第1の実施形態の電源装置と異なる点は、出力直流電圧Voと目標となる基準電圧とを比較する第2の比較回路9aをさらに設け、この第2の比較回路9aの出力を第2のクランプ回路12aの比較器126の非反転入力端子に入力した点である。
第3の実施形態の電源装置においては、第1のクランプ回路11と第2のクランプ回路12aに出力信号が入力される第1の比較回路9と、第2のクランプ回路12aに出力信号が入力される第2の比較回路9aが設けられている。第3の実施形態における第1の比較回路9は前述の第1の実施形態における比較回路9と実質的に同じ構成である。第1の比較回路9は、比較器90と2つの抵抗91,92を具備しており、比較器90によって出力直流電圧Voが第1の所定値と比較される。比較器90において比較される第1の所定値は、抵抗91及び抵抗92によって基準電圧を分圧して形成されており、例えば基準電圧の95%に形成されている。第3の実施形態の電源装置における第2の比較回路9aは、比較器90aと抵抗91aと抵抗92aを有して構成され、比較器90aによって出力直流電圧Voが第2の所定値と比較される。比較器90aにおいて比較される第2の所定値は、抵抗91a及び抵抗92aによって基準電圧を分圧して形成され、例えば基準電圧の99%に形成されている。
以上のように構成された第3の実施形態の電源装置における通常時の動作は、前述の第1の実施形態の電源装置と同様であるため、ここでは省略する。
次に、第3の実施形態の電源装置における起動時の動作について図6を用いて説明する。図6は第3の実施形態の電源装置の起動時における各部の動作波形図である。
図6において、(a)は出力直流電圧Voを示す波形であり、(b)は第1の比較回路9の出力信号V9を示す波形であり、(c)は第2の比較回路9aの出力信号V9aを示す波形であり、(d)は誤差増幅器8から出力された第1の誤差信号Veを示す波形であり、(e)は比較器126の出力信号V126を示す波形であり、(f)はPWM回路10に入力される第2の誤差信号Ve2を示す波形であり、(g)はスイッチングトランジスタ2を駆動するPWM回路10の出力である駆動パルスVgを示す波形である。
図6において、(a)は出力直流電圧Voを示す波形であり、(b)は第1の比較回路9の出力信号V9を示す波形であり、(c)は第2の比較回路9aの出力信号V9aを示す波形であり、(d)は誤差増幅器8から出力された第1の誤差信号Veを示す波形であり、(e)は比較器126の出力信号V126を示す波形であり、(f)はPWM回路10に入力される第2の誤差信号Ve2を示す波形であり、(g)はスイッチングトランジスタ2を駆動するPWM回路10の出力である駆動パルスVgを示す波形である。
まず、出力直流電圧Voが所定値(基準電圧の95%)に達していない起動時においては、誤差増幅器8が生成する第1の誤差信号Veは高電位であり、第1の比較回路9の出力V9はLレベルである。このため、PWM回路10に入力される第2の誤差信号Ve2は、第1のクランプ回路11のトランジスタ110のソース−ゲート電圧Vtと抵抗111の両端電圧Vrとトランジスタ113のソース−ゲート電圧Vtとの加算電圧(2Vt+Vr)に制限される。従って、スイッチングトランジスタ2のデューティ比は小さくなって供給電力が制限される。この結果、第3の実施形態の電源装置においては突入電流の発生を防止することができる。この期間において第2のクランプ回路12aでは、出力直流電圧Voは所定値(基準電圧の99%)より低く、第2の比較回路9aの出力V9aはHレベル、比較器126の出力V126はHレベル、第1の比較回路9の出力V9はLレベルであるため、NAND回路123はHレベルを出力し、トランジスタ124はオフ状態である。
図6の時刻t1において出力直流電圧Voが目標値未満である所定値(基準電圧の95%)に達すると、第1の比較回路9の出力V9はHレベルとなって第1のクランプ回路11によるクランプ制限は解除される。同時に、第2のクランプ回路12aにおいては、比較器126がHレベルを出力しており、第1の比較回路9の出力V9がHレベルとなるので、NAND回路123の出力はLレベルとなる。従って、トランジスタ124がオン状態となって、第2の誤差信号Ve2がトランジスタ124のソース−ゲート電圧Vtに制限される。このように、第1のクランプ電圧(2Vt+Vr)に代わって第2のクランプ電圧(Vt)に制限された第2の誤差信号Ve2がPWM回路10に入力されることにより、スイッチングトランジスタ2のデューティ比はさらに小さくなり、出力直流電圧Voの上昇速度をさらに抑制してオーバーシュートの発生が防止される。この出力直流電圧Voは、さらに所定値(基準電圧の99%)へ上昇していく。図6の時刻t2において、出力直流電圧Voが所定値(基準電圧の99%)を上回るレベルまで上昇すると、比較器126の出力V126はLレベルに反転する。従って、NAND回路123の出力はHレベルとなって、トランジスタ124がオフ状態となる。この結果、第2の誤差電圧Ve2を第2のクランプ電圧(Vt)に制限する状態は解除され、出力直流電圧Voを基準電圧に制御する通常動作に移行する。
以上のように、第3の実施形態の電源装置においては、第2の比較回路9aを設けて、出力直流電圧Voが目標値に達したかどうかを判断することにより、第2のクランプ電圧による制限の期間を設定できる。通常動作時においては、第1のクランプ回路11も第2のクランプ回路12aもクランプ動作をしないため、誤差増幅器8からの出力レベル(Ve)とPWM回路10への入力レベル(Ve2)は等しい状態である。
第4の実施形態
以下、本発明に係る第4の実施形態の電源装置について添付の図7から図10を参照しつつ説明する。図7は本発明に係る第4の実施形態の電源装置の構成を示す回路構成図である。図8及び図9は第4の実施形態の電源装置における電流検出回路及びタイマー回路の一例を示す回路構成図である。図10は図7に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。第4の実施形態の電源装置において、前述の第1から第3の実施形態の電源装置と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付して、その説明は省略する。第4の実施形態の電源装置において、第1の実施形態の電源装置と異なる点は、電流検出回路13、比較器14、パルス形成回路15、RSラッチ回路16、及びタイマー回路17を設けて、スイッチングトランジスタ2のタイミングを設定して駆動するよう構成されている点である。第4の実施形態の電源装置においては、比較器14、パルス形成回路15、RSラッチ回路16、及びタイマー回路17により構成されたタイミング設定回路が、スイッチングトランジスタ2のタイミングが設定されるよう構成されている。
以下、本発明に係る第4の実施形態の電源装置について添付の図7から図10を参照しつつ説明する。図7は本発明に係る第4の実施形態の電源装置の構成を示す回路構成図である。図8及び図9は第4の実施形態の電源装置における電流検出回路及びタイマー回路の一例を示す回路構成図である。図10は図7に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。第4の実施形態の電源装置において、前述の第1から第3の実施形態の電源装置と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付して、その説明は省略する。第4の実施形態の電源装置において、第1の実施形態の電源装置と異なる点は、電流検出回路13、比較器14、パルス形成回路15、RSラッチ回路16、及びタイマー回路17を設けて、スイッチングトランジスタ2のタイミングを設定して駆動するよう構成されている点である。第4の実施形態の電源装置においては、比較器14、パルス形成回路15、RSラッチ回路16、及びタイマー回路17により構成されたタイミング設定回路が、スイッチングトランジスタ2のタイミングが設定されるよう構成されている。
本発明に係る第1の実施形態から第3の実施形態の電源装置においては、出力直流電圧Voと基準電圧とを比較した誤差信号Veによって、スイッチングトランジスタ2のデューティ比を変化させて、出力直流電圧Voが基準電圧に等しくなるように制御する電圧モード制御である。第4の実施形態の電源装置では、出力直流電圧Voと基準電圧とを比較した誤差信号Veと、タイミング設定回路に流れる、例えばインダクタ4に流れる電流に比例した電圧V13とを比較することにより、インダクタ4に流れる電流を調整して、出力直流電圧Voが基準電圧に等しくなるように制御する電流モード制御である。なお、第4の実施形態においては、インダクタ4に流れる電流をダイオード3に流れる電流で代用している。
第4の実施形態の電源装置において、誤差増幅器8が生成した第1の誤差信号Veは、出力直流電圧Voが基準電圧より低いと上昇し、出力直流電圧Voが基準電圧より高いと下降する。通常動作時において、第1のクランプ回路11と第2のクランプ回路12は動作せず、誤差増幅器8が生成した第1の誤差信号Veが抵抗80を介して比較器14に入力される。
電流検出回路13は、例えば図8に示すように、抵抗131、132、138と、トランジスタ133と、カレントミラーを構成するトランジスタ134、137と、定電流源136と、トランジスタ133のベース−エミッタ電圧と順方向電圧が等しいダイオード135とを有して構成されている。電流検出回路13は、ダイオード3のアノードと接地との間に抵抗131を接続することにより、ダイオード3に流れる電流、即ちスイッチングトランジスタ2のオフ期間にインダクタ4を流れる電流を検出し、電圧に変換して出力する。比較器14には電流検出回路13の出力と、抵抗80を介した誤差増幅器8の出力(第2の誤差信号Ve2)が入力される。比較器14は、電流検出回路13の出力レベルが誤差増幅器8の出力レベル(Ve2)を下回るとHレベル信号を出力する。パルス形成回路15は、比較器14の出力信号を積分する抵抗150とコンデンサ151との積分回路と、インバータ回路152と、AND回路153とで構成され、比較器14のHレベル信号をパルス状に形成して出力する。
タイマー回路17は、例えば図9に示すように、インバータ回路172、トランジスタ171及び173、定電流源174、コンデンサ175、電圧源176、比較器177を有して構成されている。タイマー回路17において、インバータ回路172にHレベル信号が入力されると、トランジスタ171がオン状態となり、コンデンサ175へ定電流充電が開始され、コンデンサ175の電圧が上昇する。コンデンサ175の電圧が電圧源176の電圧を上回ると、比較器177はHレベル信号を出力する。
パルス形成回路15からRSラッチ回路16のセット端子(S)へHレベル信号が入力されると、RSラッチ回路16はHレベル信号を出力する。このHレベル信号がタイマー回路17に入力されることにより、タイマー回路17はコンデンサ175の容量と、定電流源174からの定電流量と、電圧源176の電圧とで決まる所定時間の経過後にHレベル信号を出力する。
タイマー回路17のHレベル信号がRSラッチ回路16のリセット端子(R)に入力されることにより、RSラッチ回路16はLレベル信号を出力する。即ち、パルス形成回路15とRSラッチ回路16とタイマー回路17とで、スイッチングトランジスタ2のオン期間を所定時間に設定している。
次に、以上のように構成された第4の実施形態の電源装置の動作について説明する。
まず、第4の実施形態の電源装置における通常時の動作について説明する。
第4の実施形態の電源装置において、誤差増幅器8が生成する第1の誤差信号Veは、出力直流電圧Voが基準電圧より低いと上昇し、出力直流電圧Voが基準電圧より高いと下降する。また、電流検出回路13の出力は、インダクタ3に流れる電流に比例して、上下する、従って、比較器14は、第1の誤差信号Veの抵抗80を介した第2の誤差信号Ve2が高電位であれば、インダクタ4に多くの電流が流れている期間はHレベルの信号を出力し、第2の誤差信号Ve2が低電位であれば、インダクタ4に少ない電流が流れている期間はHレベルの信号を出力する。比較器14がHレベル信号を出力すると、スイッチングトランジスタ2がオン状態となり、インダクタ4を流れる電流を増加させる。この結果、インダクタ4を流れる電流量は第1の誤差信号Veの電位に比例する。即ち、出力直流電圧Voが基準電圧より低いと、第1の誤差信号Veは上昇し、インダクタ4を流れる電流は大きくなり、出力直流電圧Voを高くする。逆に、出力直流電圧Voが基準電圧より高いと、第1の誤差信号Veは下降し、インダクタ4を流れる電流は小さくなり、出力直流電圧Voを低くする。このような帰還動作によって、出力直流電圧Voは基準電圧に等しくなるように制御される。
まず、第4の実施形態の電源装置における通常時の動作について説明する。
第4の実施形態の電源装置において、誤差増幅器8が生成する第1の誤差信号Veは、出力直流電圧Voが基準電圧より低いと上昇し、出力直流電圧Voが基準電圧より高いと下降する。また、電流検出回路13の出力は、インダクタ3に流れる電流に比例して、上下する、従って、比較器14は、第1の誤差信号Veの抵抗80を介した第2の誤差信号Ve2が高電位であれば、インダクタ4に多くの電流が流れている期間はHレベルの信号を出力し、第2の誤差信号Ve2が低電位であれば、インダクタ4に少ない電流が流れている期間はHレベルの信号を出力する。比較器14がHレベル信号を出力すると、スイッチングトランジスタ2がオン状態となり、インダクタ4を流れる電流を増加させる。この結果、インダクタ4を流れる電流量は第1の誤差信号Veの電位に比例する。即ち、出力直流電圧Voが基準電圧より低いと、第1の誤差信号Veは上昇し、インダクタ4を流れる電流は大きくなり、出力直流電圧Voを高くする。逆に、出力直流電圧Voが基準電圧より高いと、第1の誤差信号Veは下降し、インダクタ4を流れる電流は小さくなり、出力直流電圧Voを低くする。このような帰還動作によって、出力直流電圧Voは基準電圧に等しくなるように制御される。
通常動作において、第1のクランプ回路11では、入力される比較回路9のHレベル信号によって第1のクランプ回路11のトランジスタ110はオフ状態である。また、第2のクランプ回路12aでは、第1の誤差信号Veが電圧源125の電圧V125を下回っているため、比較器126の出力信号はLレベルである。また、比較回路9の出力はHレベルであるので、NAND回路123はHレベルを出力し、トランジスタ124はオフ状態である。
次に、起動時の動作について図10を用いて説明する。図10は図7に示した電源装置の起動時における各部の動作波形図である。
図10において、(a)は出力直流電圧Voを示す波形であり、(b)は比較回路9の出力信号V9を示す波形であり、(c)は第1の誤差信号Veを示す波形であり、(d)は比較器126の出力信号V126を示す波形であり、(e)は比較器14に入力される第2の誤差信号Ve2を示す波形であり、(f)は電流検出回路13の出力V13を示す波形であり、(g)はスイッチングトランジスタ2を駆動するRSラッチ回路16の出力である駆動パルスVgを示す波形である。
図10において、(a)は出力直流電圧Voを示す波形であり、(b)は比較回路9の出力信号V9を示す波形であり、(c)は第1の誤差信号Veを示す波形であり、(d)は比較器126の出力信号V126を示す波形であり、(e)は比較器14に入力される第2の誤差信号Ve2を示す波形であり、(f)は電流検出回路13の出力V13を示す波形であり、(g)はスイッチングトランジスタ2を駆動するRSラッチ回路16の出力である駆動パルスVgを示す波形である。
出力直流電圧Voが所定値(基準電圧の95%)に達していない起動時において、誤差増幅器8が生成する第1の誤差信号Veは高電位であるが、比較回路9の出力V9がLレベルであるため、比較器14に入力される第2の誤差信号Ve2は、第1のクランプ回路11のトランジスタ110のソース−ゲート電圧Vtと抵抗111の両端電圧Vrとトランジスタ113のソース−ゲート電圧Vtとの加算電圧(2Vt+Vr)に制限される。従って、インダクタ4の電流は制限される。この結果、第4の実施形態の電源装置においては、突入電流の発生を防止することができる。この期間において、第2のクランプ回路12aでは、第2の誤差信号Veが電圧源125の電圧V125よりも高電位であるため、比較器126の出力V126はHレベルであり、比較回路9の出力V9はLレベルである。このため、NAND回路123はHレベル信号を出力し、トランジスタ124はオフ状態である。
図10の時刻t1において出力直流電圧Voが所定値(基準電圧の95%)に達すると、比較回路9の出力V9はHレベルとなって第1のクランプ回路11によるクランプ制限は解除される。同時に、第2のクランプ回路12aにおいては、比較器126がHレベルを出力しており、比較回路9の出力V9がHレベルとなるので、NAND回路123の出力はLレベルとなる。従って、トランジスタ124がオン状態となって、第2の誤差信号Ve2をトランジスタ124のソース−ゲート電圧Vtに制限する。第1のクランプ電圧(2Vt+Vr)に代わって第2のクランプ電圧(Vt)に制限された第2の誤差信号Ve2が比較器14に入力されることにより、インダクタ4の電流はさらに小さく制限され、出力直流電圧Voの上昇速度をさらに抑制してオーバーシュートを防止する。やがて出力直流電圧Voは目標値である基準電圧源7の基準電圧に到達し、誤差信号Veは低下する。起動時の負荷6が軽い状態という前提において、第1の誤差信号Veは電圧源125の電圧V125を下回るレベルまで低下していく。図10の時刻t2において、第1の誤差信号Veが電圧源125の電圧V125を下回るレベルまで低下すると、比較器126の出力V126はLレベルに反転する。従って、NAND回路123の出力がHレベルとなって、トランジスタ124はオフ状態となる。トランジスタ124がオフ状態となると、第1の誤差信号Veは第2のクランプ電圧(Vt)による制限から解除され、出力直流電圧Voを基準電圧に制御する通常動作に移行する。
以上のように、第4の実施形態の電源装置においては、電流モード制御の電源装置においても、出力直流電圧が目標値に達する直前に供給電力を制限し、軽負荷の起動時の出力オーバーシュートを抑制することができる。電流モード制御の場合、制限を加える誤差信号がインダクタ4を流れる電流、即ち出力への供給電流に直接的に対応するため、突入電流の抑制レベルを設定することができ、且つ出力オーバーシュートのような過渡現象にも高速に応答できるといった優れた特徴を有する。
本発明は、バッテリ等の直流電源から直流電圧が入力され、制御された直流電圧を出力する電源装置において有用である。
1 入力直流電源
2 スイッチングトランジスタ
3 ダイオード
4 インダクタ
5 出力コンデンサ
6 負荷
7 基準電圧源
8 誤差増幅器
9 比較回路
9a 比較回路
10 PWM回路
11 第1のクランプ回路
12 第2のクランプ回路
12a 第2のクランプ回路
13 電流検出回路
14 比較器
15 パルス形成回路
16 RSラッチ回路
17 タイマー回路
2 スイッチングトランジスタ
3 ダイオード
4 インダクタ
5 出力コンデンサ
6 負荷
7 基準電圧源
8 誤差増幅器
9 比較回路
9a 比較回路
10 PWM回路
11 第1のクランプ回路
12 第2のクランプ回路
12a 第2のクランプ回路
13 電流検出回路
14 比較器
15 パルス形成回路
16 RSラッチ回路
17 タイマー回路
Claims (8)
- 入力直流電圧を出力直流電圧に変換して負荷に電力を供給する電源装置であって、
前記出力直流電圧と目標値と間の誤差に応じた誤差信号を出力する誤差増幅器と、
前記誤差信号に基づいて負荷に供給する電力を調整する制御部と、
起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから、前記誤差信号を所定時間だけ所定レベルに制限する制限回路と、を備えた電源装置。 - 前記制限回路は、起動時の前記出力直流電圧が前記所定値に達するまでは、前記誤差信号を第1の所定レベルに制限し、起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから、前記誤差信号を所定時間だけ第2の所定レベルに制限するよう構成された請求項1に記載の電源装置。
- 前記制限回路は、前記出力直流電圧を前記目標値未満の値と比較する比較回路と、前記比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記所定値に達するまでは前記誤差信号を第1の所定レベルに制限する第1のクランプ回路と、前記比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから前記誤差信号を所定時間だけ第2の所定レベルに制限する第2のクランプ回路と、を具備する請求項2に記載の電源装置。
- 前記第2のクランプ回路において、前記比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから前記誤差信号を所定時間だけ第2の所定レベルに制限し、起動時の前記出力直流電圧と目標値と間の誤差が基準電圧以下になったとき前記第2の所定レベルの制限を解除するよう構成された請求項3に記載の電源装置。
- 前記制限回路は、前記出力直流電圧を前記目標値未満の第1の値と比較する第1の比較回路と、前記出力直流電圧を前記目標値未満で前記第1の値を超える第2の値と比較する第2の比較回路と、前記第1の比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記所定値に達するまでは前記誤差信号を第1の所定レベルに制限する第1のクランプ回路と、前記第1の比較回路の出力に基づき起動時の前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えたときから前記誤差信号を所定時間だけ第2の所定レベルに制限する第2のクランプ回路と、を具備し、前記第2の比較回路の出力に基づき前記第2の所定レベルの制限を解除するよう構成された請求項2に記載の電源装置。
- 前記所定時間は、前記出力直流電圧が前記目標値未満に設定された所定値を越えてから前記目標値に達するまでの期間である請求項1又は2に記載の電源装置。
- 前記制御部は、スイッチと整流器とインダクタとを有する電圧変換部と、前記誤差信号に従って前記スイッチをオンオフ制御するPWM回路と、を具備する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電源装置。
- 前記PWM回路は、前記電圧変換部に流れる電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器の出力と前記誤差信号とに基づいて前記スイッチのオンオフのタイミングを設定するタイミング設定回路とを有して構成された請求項7記載の電源装置。
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