JP2008293984A - セルスタック及び固体電解質形燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固体電解質形燃料電池セル1間に金属乃至合金製の集電部材20,22を介して電気的に直列に接続するセルスタックであり、集電部材の表面は、ペロブスカイト型酸化物と、Fe、Cr、Co及びMnから選択される少なくとも1種の金属の酸化物とを有し、Fe、Cr、Co及びMnから選択される少なくとも1種の金属の含有量が、ペロブスカイト型酸化物100質量部当り0.1〜10質量部であるセルスタック及びそのセルスタックの複数個を収納して電気的に接続する固体電解質形燃料電池。
【選択図】図1
Description
本発明の他の目的は、前記セルスタックの複数個を収納して電気的に接続してなる固体電解質形燃料電池を提供することにある。
本発明によれば、収納容器内に、前記のセルスタックの複数個を収納して電気的に接続してなることを特徴とする固体電解質形燃料電池が提供される。
図1は、本発明の固体電解質形燃料電池のセルスタックの代表的な構造を示す横断面図である。
燃料極: O2− (固体電解質)+ H2 → H2O+2e− …(2)
上記の燃料電池セル1において、電極支持基板10は、燃料ガスを燃料極層11まで透過させるためにガス透過性であること、及びインターコネクタ14を介して集電を行うために導電性であることが要求され、このような要求を満足する多孔質の導電性セラミック(もしくはサーメット)から形成されるが、燃料極層11や固体電解質層12との同時焼成により電極支持基板10を製造する上では、鉄属金属成分と特定の希土類酸化物とから電極支持基板10を形成することが好ましい。
内側電極層である燃料極層11は、前述した式(2)の電極反応を生じせしめるものであり、それ自体公知の多孔質の導電性セラミックスから形成される。例えば、希土類元素が固溶しているZrO2と、Ni及び/またはNiOとから形成される。この希土類元素が固溶しているZrO2(安定化ジルコニア)としては、以下に述べる固体電解質層12の形成に使用されているものと同様のものを用いるがよい。
燃料極層11上に設けられている固体電解質層12は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有するものでなければならず、一般に3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrO2(通常、安定化ジルコニアと呼ばれる)から形成されている。この希土類元素としては、Sc,Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luを例示することができるが、安価であるという点からY、Ybが望ましい。
酸素極層13は、所謂ABO3型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成される。かかるペロブスカイト型酸化物としては、遷移金属ペロブスカイト型酸化物、特にAサイトにLaを有するLaMnO3系酸化物、LaFeO3系酸化物、LaCoO3系酸化物の少なくとも1種が好適であり、600〜1000℃程度の作動温度での電気伝導性が高いという点からLaFeO3系酸化物が特に好適である。尚、上記ペロブスカイト型酸化物においては、AサイトにLaと共にSrなどが存在していてもよいし、さらにBサイトには、FeとともにCoやMnが存在していてもよい。
上記の酸素極層13に対面するように、電極支持基板10の平板部の一方の表面に設けられているインターコネクタ14は、導電性セラミックスからなるが、燃料ガス(水素)及び酸素含有ガスと接触するため、耐還元性、耐酸化性を有していることが必要である。このため、かかる導電性セラミックスとしては、一般に、ランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO3系酸化物)が使用される。また、電極支持基板10の内部を通る燃料ガス及び電極支持基板10の外部を通る酸素含有ガスのリークを防止するため、かかる導電性セラミックスは緻密質でなければならず、例えば93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好適である。
上述した電池セル1の接続に使用される集電部材20は、金属或いは合金製の弾性を有する集電部材や、金属乃至合金製繊維からなるフェルト状の集電部材を所定の表面処理剤で表面処理することによって得られる。
先ず、平均粒径0.5μmのLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3粉末100質量部に対して、表1に示す量の金属を添加し、これにポリビニルアルコールと、イソプロピルアルコールを添加し、これを縦2mm、横5mm、長さ40mmに成形し、大気中において、1050℃で2時間焼成し、その長さを測定し、成形体の長さに対する焼結体の長さの比率を求め、焼成収縮率を算出した。この結果を表1に記載する。
先ず、平均粒径0.5μmのNiO粉末と、平均粒径0.8μmのY2O3粉末を、焼成後におけるNi換算の体積比率がそれぞれ50%になるように混合した。この混合粉末に、ポアー剤、PVAからなる有機バインダーと、水からなる溶媒とを混合して形成した支持基板材料を押出成形し、扁平状の支持基板成形体を作製し、これを乾燥し、1000℃まで昇温し、脱脂、仮焼し、支持基板成形体を作製した。
上記YSZ粉末と、アクリル樹脂からなる有機バインダーと、トルエンからなる溶媒とを混合した固体電解質材料を用いてシート状成形体を作製し、このシート状成形体の片面に上記燃料極用のスラリーを印刷し、これを、固体電解質のシート状成形体が外側になるように、かつ支持基板成形体の平坦部で所定間隔をおいて離間するように、支持基板成形体にまき付け、乾燥した。
次に、この積層成形体を脱脂処理し、さらに、大気中にて1500℃で同時焼成した。
この後、大気中で1150℃、2時間で焼き付け(加熱処理)、燃料電池セルを作製した。
従って、金属添加量が多いほど、焼成収縮量は小さくなるものの、接触抵抗が大きくなる傾向があり、この点から金属添加量は0.1〜10質量部が望ましいことが判る。
10:電極支持基板
11:燃料極層
12:固体電解質層
13:酸素極層
14:インターコネクタ
Claims (2)
- 固体電解質形燃料電池セル間に金属乃至合金製の集電部材を介して電気的に直列に接続してなるセルスタックであって、前記集電部材の表面に、ペロブスカイト型酸化物と、Fe、Cr、Co及びMnから選択される少なくとも1種の金属の酸化物とを有するとともに、前記Fe、Cr、Co及びMnから選択される少なくとも1種の金属の含有量が、前記ペロブスカイト型酸化物100質量部当り0.1〜10質量部であることを特徴とするセルスタック。
- 収納容器内に、請求項1に記載のセルスタックの複数個を収納して電気的に接続してなることを特徴とする固体電解質形燃料電池。
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