JP2000182645A - 固体電解質型燃料電池モジュール - Google Patents

固体電解質型燃料電池モジュール

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JP2000182645A
JP2000182645A JP10356749A JP35674998A JP2000182645A JP 2000182645 A JP2000182645 A JP 2000182645A JP 10356749 A JP10356749 A JP 10356749A JP 35674998 A JP35674998 A JP 35674998A JP 2000182645 A JP2000182645 A JP 2000182645A
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fuel cell
side current
fuel
solid oxide
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Shinji Takeuchi
伸二 竹内
Masayoshi Nishimura
正義 西村
Masakatsu Nagata
雅克 永田
Masataka Mochizuki
正孝 望月
Tsutomu Iwazawa
力 岩澤
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Fujikura Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Fujikura Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターコネクタレス燃料電池により、高電
圧、小電流の出力が取り出せる燃料電池モジュールを構
成する。 【解決手段】 インターコネクタレスの固体電解質型燃
料電池10の所定数体を行列状に配置して1アセンブリ12
とし、複数のアセンブリを1つの発電室11に収容し、そ
れぞれによって発電を行う。発電作用によって各アセン
ブリに属する固体電解質型燃料電池それぞれの空気極10
3に生じる電荷は空気極間に配置した、波形に褶曲する
空気極側集電部材33によって上方の空気極側集電板36ま
で導出して集電し、また各アセンブリに属する固体電解
質型燃料電池それぞれの燃料極101に生じる電荷は共通
する燃料極側集電板34によって集電する。複数のアセン
ブリ各々の空気極側集電板36とそれに隣接する他のアセ
ンブリの燃料極側集電板39との間を順に直列接続するこ
とによって、全燃料電池アセンブリを直列接続して直流
電力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターコネクタ
レス固体電解質型燃料電池を用いる固体電解質型燃料電
池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体電解質型燃料電池(SOF
C)の実用機に適用される固体電解質型燃料電池モジュ
ールの開発が進められている。特開平10−01225
8号公報には、内部改質型固体電解質型燃料電池モジュ
ールが提案されている。この従来の固体電解質型燃料電
池モジュールは、外部に改質反応器を設けずに、モジュ
ール内で燃料ガスと水蒸気との改質反応を行わせ、その
後燃料電池スタックに供給し、発電に利用しようとする
ものである。
【0003】この従来の固体電解質型燃料電池モジュー
ルでは、個々の固体電解質型燃料電池に図12に示すよ
うなインターコネクタ1を備えた縦縞方式固体電解質型
燃料電池を使用している。このインターコネクタ1を有
する縦縞方式固体電解質型燃料電池は、多孔質基体管2
の外側に順に、空気極3、固体電解質4、燃料極5をE
VD法その他の方法で積層し、かつ隣接する固体電解質
型燃料電池との直列接続のために、燃料極5とは絶縁し
た形でインターコネクタ1を埋込み、このインターコネ
クタ1を内層の空気極3に接続した構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
インターコネクタを有する固体電解質型燃料電池を採用
した固体電解質型燃料電池モジュールの場合、燃料極
5、固体電解質4とインターコネクタ1との境界部分で
は材質に差があり、特に燃料電池モジュールは800〜
1000℃という高温度条件で発電するので、熱膨張率
の差により破損が発生しやすい問題点があった。
【0005】そこでインターコネクタレスの固体電解質
型燃料電池を採用して燃料電池モジュールを構成する技
術の開発が進められているが、インターコネクタレスの
固体電解質型燃料電池の場合には、燃料電池アセンブリ
内で隣接する燃料電池間を電気的に接続するために、従
来のインターコネクタに代わる技術を必要とする。
【0006】本発明はこのような技術的課題を解決する
ためになされたもので、インターコネクタレスの固体電
解質型燃料電池を使用した固体電解質型モジュールにあ
って、長時間運転が可能であり、かつ高効率で発電電力
を取り出すことができる固体電解質型燃料電池モジュー
ルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、外側
から内側へ順に空気極、固体電解質、燃料極が積層さ
れ、燃料極の内側に集電兼用の燃料供給管が挿入され
た、インターコネクタレスの固体電解質型燃料電池の所
定数体を行列状に配置して1アセンブリとし、複数のア
センブリを発電室に収容し、当該発電室の上方に燃料排
出室、燃料供給室を形成し、その全体を断熱材で包囲
し、前記アセンブリ各々において、隣接対向する固体電
解質型燃料電池間に空気極側集電部材を配置し、当該空
気極側集電部材の側面に前記隣接対向する固体電解質型
燃料電池それぞれの空気極を共通に、電気的に接触さ
せ、前記アセンブリ各々において、前記空気極側集電部
材の端部それぞれを空気極側集電板に、前記燃料供給管
それぞれを燃料極側集電板にそれぞれ共通に、電気的に
接続した構造の固体電解質型燃料電池モジュールにおい
て、前記空気極側集電部材を前記空気極の軸方向に沿っ
て褶曲させ、多点で前記空気極に弾性的に接触する構造
にしたものである。
【0008】請求項1の発明の固体電解質型燃料電池モ
ジュールでは、インターコネクタレスの固体電解質型燃
料電池の所定数体を行列状に配置して1アセンブリと
し、複数のアセンブリを1つの発電室に収容し、それぞ
れによって発電を行う。各アセンブリの発電によって当
該アセンブリに属する固体電解質型燃料電池それぞれの
空気極に生じる電荷は、隣接対向する固体電解質型燃料
電池間に配置した空気極側集電部材によって空気極側集
電板まで導出してそこに集電し、また当該アセンブリに
属する固体電解質型燃料電池それぞれの燃料極に生じる
電荷は共通する燃料極側集電板によって集電する。そし
て空気極側集電部材を空気極の軸方向に沿って褶曲さ
せ、多点で空気極に弾性的に接触する構造とすることに
より、空気極側集電部材の各空気極に対する電気的接触
を確実にして集電作用を効果的に行う。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の固体電解質
型燃料電池モジュールにおいて、前記空気極側集電部材
を、前記空気極と同じ材質の素材で構成したものであ
り、発電時の800〜1000℃という高温度条件下で
の耐久性を維持する。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の固体電解質
型燃料電池モジュールにおいて、前記空気極側集電部材
に、SUS、Ni−Cr系合金又はCr−Fe系合金を
基材とし、その表面にLaCrOx系酸化物又はLaM
nOx系酸化物の保護層を形成した部材を用いたもので
あり、燃料電池モジュールの運転中は、空気極側部材は
800〜1000℃という高温度の強酸化雰囲気中であ
るが、空気極側集電部材の基材にSUS、Ni−Cr系
合金又はCr−Fe系合金を用いていてもその表面をL
aCrOx層で保護することによってSUS、Ni−C
r系合金又はCr−Fe系合金の劣化を防ぎ、材料全体
としては大部分をSUS、Ni−Cr系合金又はCr−
Fe系合金にして安価にし、かつLaCrOxの保護層
によって耐酸化性、耐熱性も維持する。
【0011】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの固体電解質型燃料電池モジュールにおいて、前記空
気極側集電部材を、プラチナペーストを介して前記空気
極に接触させたものであり、各固体電解質型燃料電池の
空気極と空気極側集電部材との間の接触抵抗をプラチナ
ペーストによって低減し、効率良く集電する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
構造図であり、この実施の形態の固体電解質型燃料電池
モジュールは、発電室11に固体電解質型燃料電池10
を複数本、ここでは行列状に配置された4本の燃料電池
10を1アセンブリとした燃料電池アセンブリ12と、
発電室11の燃料電池10に燃料ガス22としての天然
ガス及び蒸気を供給する燃料供給室13と、燃料電池反
応により発生した燃料排ガス及び未反応ガスを排出燃料
25として外部へ排出する燃料排出室14と、発電室1
1に供給する空気24と排出空気26との熱交換を行う
熱交換器17とを備え、これらを断熱材19によって包
囲した構造である。
【0013】固体電解質型燃料電池10としては、図2
に示したインターコネクタレスのものを使用する。この
固体電解質型燃料電池10は、内側から順に燃料極10
1、固体電解質102、空気極103を形成し、中心部
に燃料噴出のために多孔質にした集電兼用の燃料供給管
104を挿入し、この燃料供給管104と燃料極101
との間に燃料改質機能を持つ導電性フェルト105を充
填した構造であり、800〜1000℃の高温度条件下
で燃料供給管104に燃料ガス22を供給し、外周に空
気24を流通させることによって発電反応させる。
【0014】なお、燃料ガス22として供給される天然
ガスと水蒸気とは、従来と同様に本モジュールに導入さ
れる前に改質処理したものであってもよく、また特開平
10−012258号公報に記載されているように集電
兼用の燃料供給管104の上端部にプレリフォーマを設
置し、ここで改質処理する構成にしてもよく、特に限定
されることはない。
【0015】各アセンブリ12に属する固体電解質型燃
料電池10それぞれの最外殻をなす空気極103の上端
部は、発電室11と燃料排出室14とを仕切る絶縁性仕
切部材31に固定、支持されており、また各固体電解質
型燃料電池10の燃料供給管104の上端部は、燃料排
出室14と燃料供給室13とを仕切る絶縁性仕切部材3
2に固定、支持されている。
【0016】図1及び図3に詳しく示されているよう
に、発電室11内の各燃料電池アセンブリ12におい
て、隣接する固体電解質型燃料電池10の間に、スペー
サを兼用する空気極側集電部材33が配置されている。
この空気極側集電部材33は空気極103と同材質の部
材(例えば、LaCrOx,LaMnOx、あるいは安
価なランタンコンセントレートを用いた酸化物LnCr
Ox,LnMnOx)で構成されている。そして燃料電
池10の長さ方向に沿って波形に褶曲し、隣接する空気
極103それぞれの表面に多点で弾性的に接触させてあ
る。また各空気極103との接触抵抗を下げるために、
両者の接触面にはプラチナペースト34を介在させてあ
る。
【0017】図4及び図5に詳しく示されているよう
に、空気極側集電部材33の上端部には、集電端部35
が設けられている。絶縁性仕切部材31の上面側、すな
わち、燃料排出室14に面する側には、各燃料電池アセ
ンブリ12に属する燃料電池10それぞれの空気極10
3の上端部を共通に電気的に接続する空気極側集電板3
6が設けられており、空気極側集電部材33の上端の集
電端部35と電気的に接続されている。また図4に示す
ように、導電性を改善するために空気極103と同材質
の集電端部35の表面にニッケルコーティング膜37を
形成し、このニッケルコーティング膜37に空気極側集
電板36を接触させ、ニッケルペースト38によって両
者間を固定している。
【0018】図1及び図6に示すように、絶縁性仕切部
材32の下面側、すなわち、燃料排出室14に面する側
には、各燃料電池アセンブリ12に属する燃料電池10
それぞれの燃料供給管104の上端部を共通に電気的に
接続する燃料極側集電板39が設けられている。したが
って、各燃料電池アセンブリ12において、これらの空
気極側集電板36と燃料極側集電板39とは同じ燃料排
出室14内において上下に対向している。そして、図1
に示した固体電解質型燃料電池モジュールが、図5及び
図6に示すように4つのアセンブリ12から構成されて
いる場合、図7の等価的な電気回路に示すように、第1
のアセンブリの空気極側集電板1+とそれに隣接する第
2のアセンブリの燃料極側集電板2−とを接続線40に
よって接続し、同様にして各アセンブリの空気極側集電
板を隣接するアセンブリの燃料極側集電板と順繰りに直
列接続することにより、最終的に4つのアセンブリを直
列接続した形にする。直列接続の端位置となる第1のア
センブリの燃料極側集電板1−、第4のアセンブリの空
気極側集電部材4+それぞれには、外部に電力を取り出
すための出力端子41,42が接続してある。
【0019】次に、上記構成の固体電解質型燃料電池モ
ジュールの動作を説明する。燃料ガス22は外部で改質
された状態で燃料供給室13に供給され、燃料供給管1
04それぞれから各固体電解質型燃料電池10内に供給
され、あるいは燃料供給管104の上端部のプレリフォ
ーマで改質された後に燃料供給管104それぞれから各
固体電解質型燃料電池10内に供給され、発電に使用さ
れる。そして発電に使用された後、燃料排出室16に集
められ、排出燃料25として系外に排気される。
【0020】一方、空気24はモジュールの下部に設け
られた空気熱交換器17により排出空気26との間で再
生熱交換を行い、予熱された後、発電室11に供給され
る。ここで、空気24は発電室11内で発電に供され、
その後、800〜1000℃に加熱された排出空気26
は空気排出管18に集められ、熱交換器17に送られ、
ここで熱交換した後に外部に排気される。
【0021】このような固体電解質型燃料電池モジュー
ルの発電作用で、各固体電解質型燃料電池10の空気極
103側に生じるマイナス電荷は空気極側集電部材33
によって上部の空気極側集電板36まで導出され、ここ
でアセンブリ12ごとに集電され、同時に燃料極101
側に生じるマイナス電荷は燃料供給管104によって上
部の燃料極側集電板39まで導出され、ここでアセンブ
リ12ごとに集電される。そして、集電されたすべての
電荷は直列接続された4つのアセンブリ12を直流とし
て流れ、最終的に出力端子41,42から直流電力とし
て取り出される。
【0022】ここで、各固体電解質型燃料電池10単体
の起電圧V、電流Iとすると、各アセンブリ12単位で
は4体の燃料電池10が並列接続された形になるので、
起電圧V、電流4Iであり、この4つのアセンブリ12
が直列接続された形で最終出力が得られるので、出力端
子41,42間から取り出される直流電力は、起電圧4
V、電流4Iである。
【0023】このようにして、この実施の形態の固体電
解質型燃料電池モジュールでは、固体電解質型燃料電池
の複数体を行列状に配置して1アセンブリ12とし、複
数のアセンブリで1モジュールを構成し、各アセンブリ
において、隣接対向する燃料電池列間にスペーサを兼用
する空気極側集電部材33を配置して各空気極103と
電気的に接触させ、その上端の集電端部35を集電板3
6によって接続し、同時に各アセンブリ12において燃
料供給管104それぞれの上端部を燃料極側集電板39
によって並列に接続し、しかもアセンブリ12間では接
続線40によって直列接続する構成にしたので、インタ
ーコネクタレス構造の固体電解質型燃料電池を用いても
高電圧、小電流の直流電力を取り出すことができ、しか
もインターコネクタレスの燃料電池を使用できるために
燃料電池単体が発電時の高温度条件下でも熱膨張率の差
に起因する損傷を受けにくく、長時間の連続運転が可能
となる。
【0024】しかもこの実施の形態の固体電解質型燃料
電池モジュールでは、空気極側集電部材33を燃料電池
10の長さ方向に沿って波形に褶曲させ、各空気極10
3と多点で弾性的に接触させているので、温度の昇降に
よる部材の膨張収縮を形状にて吸収し、空気極103の
表面にストレートな集電部材を密着させた構造の場合よ
りも発電室11での空気24の流れを阻害することが少
なく、それだけ空気極103の空気24に対する接触面
積が広がり、発電効率が改善される。
【0025】なお、上記の実施の形態では4体の固体電
解質型燃料電池10によって1アセンブリ12を構成
し、4アセンブリ12で1モジュールを構成したが、特
にこれらの数値は限定されるものではなく、発電規模に
応じて変更、対応することできる。
【0026】また、空気極側集電部材33は、図8に示
すように、安価で導電性の良いSUS、Ni−Cr系合
金又はCr−Fe系合金、例えば、CrFe5Y23
基材33Aとし、その表面全体に空気極103と同材質
で耐熱性のある部材、LaCrOx系酸化物のコーティ
ング層33Bを形成した構造のものを使用することがで
きる。これによって製品コストを下げ、しかも長期間の
使用が可能となる。
【0027】また空気極側集電部材33を、図9に示す
構造とすることもできる。図9に示す構造では、SU
S、Ni−Cr系合金又はCr−Fe系合金の基材34
Aの表面全体(集電端部35の全表面を含め)にLaC
rOx系酸化物又はLaMnOx系酸化物のコーティン
グ層34Bを形成したものであり、集電端部35の集電
板36に対する接合構造は図4に示した上記の実施の形
態と同様である。また図10に示した構造は、SUS、
Ni−Cr系合金又はCr−Fe系合金の基材34Aの
表面の、集電端部35を残したほぼ全体にLaMnOx
系酸化物のコーティング層34B1を形成し、集電端部
35に相当する部分の表面にはLaCrOx系酸化物の
コーティング層34B2を形成し、このLaCrOx系
酸化物のコーティング層34B2の部分の表面に上記の
実施の形態と同様にニッケル層37を形成し、このニッ
ケル層37に空気極側集電板36を接触させ、さらにニ
ッケルペースト38によって両者間を固定した構造であ
る。
【0028】また、集電部材33の形状は図11に示す
ような変形波形にすることもできる。これによって空気
極10との弾性的な接触性がより高まり、集電効率を高
めることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
インターコネクタレスの固体電解質型燃料電池の所定数
体を行列状に配置して1アセンブリとし、複数のアセン
ブリを1つの発電室に収容し、それぞれによって発電を
行い、各アセンブリの発電によって当該アセンブリに属
する固体電解質型燃料電池それぞれの空気極に生じる電
荷は、隣接対向する固体電解質型燃料電池間に配置した
空気極側集電部材によって端部の空気極側集電板まで導
出してそこに集電し、また当該アセンブリに属する固体
電解質型燃料電池それぞれの燃料極に生じる電荷は共通
する燃料極側集電板によって集電するようにした固体電
解質型燃料電池モジュールにあって、空気極側集電部材
を空気極の軸方向に沿って褶曲させ、多点で空気極に弾
性的に接触する構造としたので、空気極側集電部材の各
空気極に対する電気的接触を確実にして集電作用を効果
的に行うことができ、しかも空気極側集電部材をストレ
ートなものにして空気極表面と密着させる構造の場合よ
りも空気極表面に対する空気の流通を良くし、発電反応
をより良く起こさせることができ、発電効率を高めるこ
とができる。
【0030】請求項2の発明によれば、請求項1の固体
電解質型燃料電池モジュールにおいて、空気極側集電部
材を空気極と同じ材質の素材で構成したので、発電時の
800〜1000℃という高温度、強酸化雰囲気条件下
での耐久性を維持することができる。
【0031】請求項3の発明によれば、請求項1の固体
電解質型燃料電池モジュールにおいて、空気極側集電部
材を、SUS、Ni−Cr系合金又はCr−Fe系合金
を基材とし、その表面にLaCrOx系酸化物又はLa
MnOx系酸化物の保護層を形成した部材で構成したの
で、燃料電池モジュールの運転中は、空気極側部材は8
00〜1000℃という高温度の強酸化雰囲気である
が、空気極側集電部材の基材にSUS、Ni−Cr系合
金又はCr−Fe系合金を用いていてもその表面をLa
CrOx系酸化物又はLaMnOx系酸化物の保護層で
保護することによってSUS、Ni−Cr系合金又はC
r−Fe系合金の劣化を防ぎ、材料全体としては大部分
をSUS、Ni−Cr系合金又はCr−Fe系合金とし
て安価にし、かつLaCrOx系酸化物又はLaMnO
x系酸化物の保護層によって耐久性も維持することがで
きる。
【0032】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
いずれかの固体電解質型燃料電池モジュールにおいて、
空気極側集電部材を、プラチナペーストを介して空気極
に接触させたので、各固体電解質型燃料電池の空気極と
空気極側集電部材との間の接触抵抗をプラチナペースト
によって低減し、効率良く集電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の構造断面図。
【図2】上記の実施の形態における固体電解質型燃料電
池の断面図。
【図3】上記の実施の形態における燃料電池アセンブリ
の断面斜視図。
【図4】上記の実施の形態における空気極側集電部材の
上端部の接続構造を示す断面図。
【図5】図1におけるV−V線断面図。
【図6】図1におけるVI−VI線断面図。
【図7】上記の実施の形態における発電作用の等価回
路。
【図8】本発明の第2の実施の形態における空気極側集
電部材の上端部の接続構造を示す断面図。
【図9】本発明の第3の実施の形態における空気極側集
電部材の上端部の接続構造を示す断面図。
【図10】本発明の第4の実施の形態における空気極側
集電部材の上端部の接続構造を示す断面図。
【図11】本発明の第4の実施の形態における空気極側
集電部材の構造を示す断面図。
【図12】従来例で使用されている縦縞方式固体電解質
型燃料電池の斜視図。
【符号の説明】
10 固体電解質型燃料電池 11 発電室 12 燃料電池アセンブリ 13 燃料供給室 14 燃料排出室 17 熱交換器 18 空気排出管 22 燃料ガス 24 空気 25 排出燃料 26 排出空気 31 仕切部材 32 仕切部材 33 空気極側集電部材 33A 基材 33B,33B1,33B2 コーティング層 34 プラチナペースト 35 集電端部 36 空気極側集電板 37 ニッケル層 38 ニッケルペースト 39 燃料極側集電板 40 接続線 41 出力端子 42 出力端子 101 燃料極 102 固体電解質 103 空気極 104 燃料供給管 105 導電性フェルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 正義 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 永田 雅克 東京都江東区木場1−5−1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 望月 正孝 東京都江東区木場1−5−1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 岩澤 力 東京都江東区木場1−5−1 株式会社フ ジクラ内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CC06 CV02 CV06 CX04 CX06 CX09 CX10 EE02 EE08 EE13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側から内側へ順に空気極、固体電解
    質、燃料極が積層され、燃料極の内側に集電兼用の燃料
    供給管が挿入された、インターコネクタレスの固体電解
    質型燃料電池の所定数体を行列状に配置して1アセンブ
    リとし、複数のアセンブリを発電室に収容し、当該発電
    室の上方に燃料排出室、燃料供給室を形成し、その全体
    を断熱材で包囲し、 前記アセンブリ各々において、隣接対向する固体電解質
    型燃料電池間に空気極側集電部材を配置し、当該空気極
    側集電部材の側面に前記隣接対向する固体電解質型燃料
    電池それぞれの空気極を共通に、電気的に接触させ、 前記アセンブリ各々において、前記空気極側集電部材の
    端部それぞれを空気極側集電板に、前記燃料供給管それ
    ぞれを燃料極側集電板にそれぞれ共通に、電気的に接続
    した構造の固体電解質型燃料電池モジュールにおいて、 前記空気極側集電部材を前記空気極の軸方向に沿って褶
    曲させ、多点で前記空気極に弾性的に接触する構造にし
    たことを特徴とする固体電解質型燃料電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記空気極側集電部材を、前記空気極と
    同じ材質の素材で構成したことを特徴とする請求項1に
    記載の固体電解質型燃料電池モジュール。
  3. 【請求項3】 前記空気極側集電部材に、SUS、Ni
    −Cr系合金又はCr−Fe系合金を基材とし、その表
    面にLaCrOx系酸化物又はLaMnOx系酸化物の
    保護層を形成した部材を用いたことを特徴とする請求項
    1に記載の固体電解質型燃料電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記空気極側集電部材を、プラチナペー
    ストを介して前記空気極に接触させたことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の固体電解質型燃料電池
    モジュール。
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