JP2008292793A - 定着装置およびそれを備えた電子写真装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧ベルトの片寄りを防止するとともに、凹みや割れが生じない加圧ベルトの安定走行を実現し長寿命の小型高速定着を提供する。
【解決手段】加熱ローラ1に対して加圧ベルト2を介して当接する加圧手段6を有する定着装置において、加圧ベルト2の内面を案内する円筒状のガイド部41aと、加圧ベルト2の端面に当接するフランジ部41bとから形成されるベルト規制部材41が、加圧ベルト2を加熱ローラ1に圧接させる加圧アーム7に当接し、加圧アーム7とベルト規制部材41の当接面に少なくとも1個所の突起部42を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真技術を利用した複写機やプリンタなどの電子写真装置に係り、特に定着装置端部の破損を防止することが可能な定着装置およびそれを備えた電子写真装置に関するものである。
電子写真装置における定着装置では、エンドレスベルトを介してトナー像を加熱溶融するベルト定着装置が多々実施され(例えば、特許文献1参照)、ウォームアップ時間の短縮と低消費電力化を実現している。このエンドレスベルトを用いて定着を行う場合、エンドレスベルトが回転するにつれ、その回転方向と直交する方向に移動する、いわゆる片寄りが発生する問題がある。
このエンドレスベルトの片寄りを防止する手段としては、フランジをエンドレスベルトの端面に当接させて、片寄りを規制する方法が一般に多く用いられている(例えば、特許文献2参照)。また、偏りを防止する別の手段としては、エンドレスベルトを張架するローラの一つにステアリングローラを用いたものがある(例えば、特許文献3、4参照)。これによれば、ステアリングローラを設けているのでエンドレスベルトが片寄った場合に、一方のローラ軸をモータによって傾かせることによって、エンドレスベルトを逆方向に移動修正することができる。
特開2005-55469号公報 特開平4―305675号公報 特開平10―203674号公報 特開平11―024460号公報
上述した従来の方式では、いずれもベルトの耐久性や部品コストに問題がある。まず、特許文献2のように、ベルト端面にフランジを当接させる方法では、常にベルトの端部がフランジと摺動し続けることになって、エンドレスベルトの端部が磨耗して耐久性が低下する。また、ベルトの片寄り力が大きくなると、ベルト端部に凹みや皺が発生して異音や破損が発生するという問題があり、一般にベルトの片寄り力を低減するため、ベルトの左右周長差や厚み、さらにベルトと各ローラ間の平行度を高精度に管理する必要がある。そのため、部品価格がアップし、低コスト化の障害となっていた。
一方、特許文献3、4のように、ステアリングローラを設ける方法では、ベルト端部の位置を検知するセンサ、ローラ軸を傾かせるモータ、及びセンサが検知した情報に基づいてモータを制御するコントローラ等が必要となる。そのため、部品点数が増大し装置の大型化とコストアップを招く。また、ステアリングローラの軸を傾斜させた際に、ベルト左右の張力差によってベルトに皺や波うちが発生し、ベルトの耐久性についても難があった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、部品点数を増やすことなく、小型で安価な構成でエンドレスベルトの片寄りを防止するとともに、エンドレスベルト端部の凹みや割れを防止し、長寿命の定着装置とそれを用いた電子写真装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第一の特徴は、ベルトに嵌合してベルト内面を案内する円筒状のガイド部とベルト端面に当接するフランジ部とから形成されるベルト規制部材が、ベルトを加熱ローラに圧接させる加圧アーム部に当接し、該加圧アームと前記ベルト規制部材の当接面に少なくとも1個所の突起部を有することで、前記ベルト規制部材が該突起部を基点に揺動可能にしたことにある。
上記目的を達成するための本発明の第二の特徴は、前記ベルト規制部材のフランジがベルト
端面に対して傾斜させることによって、ベルトがある張力によってベルト規制部材のガイド部に屈曲して接触する位置で、ベルト端面とフランジが当接することにある。
本発明によれば、少ない部品点数で部品のコストがアップすることなく、ベルトの片寄りを防止するとともに、ベルト端部の凹みや皺を防止し長寿命の定着装置およびそれを備えた電子写真装置が実現できる。
以下に本発明の定着装置および電子写真装置に関する実施の形態を図を参照して説明する。
先ず、本発明に係わる電子写真装置の概要について、その概略断面を示す図3を用いて説明する。図3において、装置中央部に中間転写装置11が配置されており、中間転写装置11の周辺には、感光装置12、転写装置13、用紙剥離手段14、中間転写装置清掃手段15が配置されている。また、感光装置12の周辺には、帯電器16、感光体清掃手段17、残像除去手段18が配置されている。4色の異なる色の微少着色粉体であるトナーを封入した現像器19K、19Y、19M、19Cが重ねられて配置されており、その下方には露光手段20、また更にその下方には用紙を溜めておく用紙保持手段21、用紙供給装置22が配置されている。電子写真装置上部には、定着装置10、用紙排出装置23が配置されている。
このような構成において、帯電器16は感光装置12の表面を一様に帯電させる。次にパソコン、イメージスキャナ等による画像、文字の情報を露光手段20によりドット単位で露光が行われ、感光装置12の表面に静電潜像を形成させる。
その後、静電潜像は、現像器19K、19Y、19M、19Cのいずれかによりトナーが供給、現像されることにより、トナー像として可視化され、第一転写位置T1へ搬送される。第一転写位置T1では、図示しない電源から供給される感光装置12と中間転写装置11との電位差により、トナー像が中間転写装置11の表面へ転写される。第一転写位置T1を通過した後、感光装置12の表面は残像除去手段18による光照射で電位を一定以下に落とされ、静電潜像が消去され、また、感光体清掃手段17により第一転写位置T1にて転写されずに残留した表面の残トナーが清掃され、次のトナー像の形成が可能な状態になる。上記工程を各現像器19K〜19Cにより必要数繰返すことにより、中間転写装置11の表面には、画像、文字の情報に見合うトナー像が形成される。
その後、トナー像は第二転写位置T2で転写装置13によって、用紙供給装置22により用紙保持手段21から供給された用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、用紙剥離手段14により中間転写装置11より剥離され、定着装置10に運ばれ、トナー像を用紙に定着し、用紙排出装置23にて排出される。
次に、本発明の電子写真装置における定着装置10について、その概略断面を示す図2を用いて説明する。定着装置10は、加熱ローラ1、加圧ベルト2、入口ガイド3、剥離ガイド4、側板30から構成される。加熱ローラ1は、厚さ1mmのパイプ状のアルミ芯金1aの上に、厚さ0.8mm、JIS硬度20度のシリコーンゴム層1bで被覆された外径40.4mmの弾性ローラであり、その表面にはトナーとの離型性を確保するため厚さ30μmのPFA(四弗化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)が被覆されている。また、内部にはヒータ5を有しており、この熱によってトナーを溶融する。また、加熱ローラ1は、側板30に回転支持されており、図示していないギヤにより矢印A方向へ回転する。
加圧ベルト2は、厚さ80μm、内径30mmのシームレスのポリイミドベルトであり、その表面にはトナーとの離径性を確保するため、厚さ30μmのPFAがコートされている。また、加圧ベルト2は、加圧部材6a、6bおよび加圧ローラ6cからなる加圧手段6によって懸架され、加圧ステー40と加圧アーム7および加圧バネ8によって、側板30に設けられたシャフト35を基点として加熱ローラ1に巻付き角度θで当接している。これにより、加圧ベルト2は加熱ローラ1に対してトナー9を溶融するための接触部hを形成している。そのため、加熱ローラ1が小径でも定着する速度に必要な接触幅hが形成できるため、定着装置の小型化が図れるとともに、高速定着が可能となる。本実施例では、接触幅h=11mm、θ=47°で定着速度200mm/sを実現している。
加熱ローラ1の周囲には、加熱ローラ1の表面温度を検知してヒータ5の発熱を制御するサーミスタ31と、加熱ローラ1の異常温度を検知するためのサーモスタット32を設けている。
この構成により、未定着のトナー9が転写された用紙33は、矢印B方向へ搬送され、加熱ローラ1と接触部hで当接し、そこでトナー9が用紙に溶融定着されたのち、剥離ガイド4により加熱ローラ1から剥離されて排出される。
次に本発明に関わる加圧ベルトの片寄り防止機構について図1および図4を用いて説明する。
図1は、定着装置の外観斜視図である。加圧ベルト2の片寄りは、その端面がベルト規制部材41と当接することで防止される。ベルト規制部材41の形状については後述するが、ベルト規制部材41は加圧アーム7と接する面に少なくとも1個の突起を有しており、それによってベルト端面に対してある角度でベルト規制部材41が当接する一方、突起を基点にして、図中の矢印Cの方向に揺動可能な構造としている。
図4に、加圧ベルト片寄り防止機構の加圧構造の分解図およびベルト規制部材41の外観斜視図を示す。
ベルト規制部材41は、加圧ベルト2の内面と接して加圧ベルト2を案内する概円筒形状のガイド部41aと、加圧ベルト2の端面と当接して加圧ベルト2の片寄りを防止するフランジ部41bから成り、フランジ部41bには加圧ステー40とある空隙をもって嵌合する穴43を有している。さらに、加圧アーム7と当接するフランジ部41bの面には突起42を設けている。突起42の高さおよび形状については後述する。
また、ベルト規制部材41は、加圧ベルト2と常に摺擦するため、耐熱性で摺動性の良い樹脂であり、本実施例では東レ製PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂、型式A504X90としている。加圧アーム7には、加圧ステー2と嵌合する溝7aと、加圧ローラ6cを回転保持する軸受71および加圧ローラ6cをある荷重で加熱ローラに当接させるバネ72が設けられている。
次に、本発明による加圧ベルト2端部の凹みあるいは破損防止のメカニズムについて、図5〜7を用いて説明する。
図5は、加圧ベルト2の搬送構造の拡大断面図である。加圧ベルト2は、加熱ローラ1の回転駆動力によって図中の矢印D方向に回転するため、ニップ部hの出口側のW1の範囲では緩み、ニップ部入口側になるほど張力が作用し、W2の範囲ではベルト規制部材21のガイド41aに沿う軌跡となる。そのため、ニップ部hの出口近傍のE点で、加圧ベルト2の端面がベルト規制部材41のフランジ部41bに当接すると、加圧ベルト2はガイド部41aで案内されずフリーな状態のため、容易に座屈し凹みが生じることとなる。その結果、加圧ベルト2の回転に伴い異音が発生したり、凹みを基点に加圧ベルト2には割れや破断が発生したりする。
そこで本発明では、前述したように、ベルト規制部材41のフランジ部41bが加圧アーム7と接する面に突起42を設けることで、加圧ベルト2端面に対してフランジ部41bを傾斜させるとともに、加圧ベルト2の端面がフランジ部41bと接触する点が、加圧ベルト2が屈曲してガイド部41aに沿って案内されるW2の範囲にあるF点としている。そのため、加圧ベルト2の屈曲による効果とガイド部41aによる規制効果で加圧ベルト2端部の長手方向の剛性(座屈強度)が大きくなり、加圧ベルト2端部の座屈や凹みを防止することができる。
次に、本発明におけるもう一つの利点、すなわち加圧ベルト2の長寿命化について、図6を用いて説明する。
図6の(a)、(b)は、それぞれ先に説明した図1においてy方向、x方向から見た加圧ベルト端部近傍の概略構成図である。図中に示す矢印Dは加圧ベルト2の回転方向、矢印Gは加圧ベルト2の片寄り方向を示している。図6(a)において、ベルト規制部材41のフランジ部41bと加圧アーム7の間に設けた突起42によってフランジ部41bは、加圧ベルト端面と角度αを形成し、F点にて加圧ベルト端面と当接する。一方、図1のx方向から見た図6(b)では、突起42を基点として、矢印C方向にフランジ部41bが揺動可能となっている。
そのため、加圧ベルト2端部がF点を通過したあとは、加圧ベルト2端面形状に合わせてフランジ部41bが当接することとなり、加圧ベルト2とフランジ部41bの当接が点ではなく面接触することとなる。すなわち、加圧ベルト2の矢印G方向の片寄り力に対して、フランジ部41bが面で受けるため、片寄り力が分散し、その結果、加圧ベルト2端面およびフランジ部41bの磨耗が低減し、長寿命化が実現できる効果がある。
なお、加圧ベルト2端面とフランジ部41bの当接角度αが大きくなると、加圧ベルト2端面に対するフランジ部41bとの摺擦負荷が大きくなる一方、フランジ部41bの揺動範囲が大きくなり、加圧ベルト2全体に波打ちや歪みを生じさせることとなる。そのため、加圧ベルト端面とフランジ部41bの当接角度αは1°〜2°の範囲が好ましく、本実施例では、当接角度を1.2°とし、突起42の高さを0.5mmとした。
なお、本実施例では、樹脂の成形性の容易さから突起42をベルト規制部材41に設けたが、突起42は加圧アーム7にハーフピアス設けることでも構わない。また、突起42を1箇所としたが、加圧アーム7とベルト規制部材41の当接を安定化させるために、複数箇所に設けても構わない。但し、その場合は、ベルト規制部材41が揺動する基点となる突起の高さを他の突起よりも高くすることで同様の効果がある。何れにしても、本発明によれば、ベルト規制部材41と加圧アーム7の当接面に突起42を設けることで、部品点数を増やすことなく、加圧ベルト2の安定した回転と長寿命化が実現できる。
次に、本発明の効果について検証した結果を、図7〜9を用いて説明する。図7は、以下の3つの条件について、加圧ベルト端部の凹み、加圧ベルト2の破損寿命について検証した結果である。
条件(1):ベルト規制部材41に突起なく、揺動なし。(図8)
条件(2):ベルト規制部材41に突起なく、揺動なし。但し、加圧ベルト端面に対してフランジを傾斜させた。(図9)
条件(3):本実施例(ベルト規制部材41に突起42を設け、揺動あり)(図6)
また、加圧ベルト端部の凹みおよび破損寿命の評価は、以下の条件にて行った。
加圧ベルト2の片寄り力(ベルト規制部材が加圧ベルトから受ける荷重):14.7[N]
加熱ローラ1の温度:170℃
加圧ベルト2の回転:非通紙による空転1分間→停止(ヒータOFF)1分間の繰り返し
条件(1)は、図8に示すように、ベルト規制部材41のフランジ部41bに突起がなく、ベルト規制部材41が揺動しない場合であり、加圧ベルト2とフランジ部41bの当接位置がニップ出口近傍のガイド部41aで加圧ベルト2が案内されないE点となっている。その結果、図10に示すように、加圧ベルト2の回転Dに伴ってE点を起点に加圧ベルト2の端部に座屈による凹みが発生し、異音が初期から発生した。また、その状態のまま加圧ベルトの回転-停止を繰り返したところ、約150時間で凹みの位置で割れが発生した。
条件(2)は、図9に示すように、ベルト規制部材41のフランジ部41bに突起がなく、ベルト規制部材41が揺動しない場合であるが、加圧アーム7を側板30のシャフト35に対して強制的に傾斜させることで、加圧ベルト2の端面に対してフランジ部41bが角度αにて当接させた構造である。そのため、加圧ベルト2の端面とフランジ部41bとの当接位置はF点での点接触となる。
なお、角度αは本発明の実施例と同様1.2°とした。その結果、加圧ベルト端部の凹みはなく安定して加圧ベルト2は回転したが、約180時間後、図11に示すように、加圧ベルト2端面が花咲き状に割れが発生した。この理由は、ベルト規制部材41が常に角度αで固定されているため、加圧ベルトの寄り力14.7Nに対して常にF点で荷重を受けることとなり、加圧ベルト2が徐々に座屈していくためである。
条件(3)は、これまで説明した本実施例であり、図6に示したように、フランジ部41bに高さ0.5mmの突起42を設けて加圧ベルト2の端面に対して角度α(=1.2°)傾斜させるとともに、突起42を基点にして加圧ベルト端面形状に合わせて揺動するものである。その結果、加圧ベルト2の凹みが発生せず、250時間の回転でも割れや破損など発生しなかった。
以上から、本発明によれば、少ない部品点数で部品のコストアップや定着装置を大型化することなく、加圧ベルト2の片寄りを防止するとともに、加圧ベルト2端部の凹みや破損が防止でき、安定した加圧ベルト2の回転と長寿命の定着装置が実現できる。
本発明に係わる定着装置の外観斜視図である。 本発明に係わる定着装置の断面構成図である。 本発明に係わる電子写真装置の概略構成図である。 本発明における定着装置の加圧構造の分解図である。 本発明に係わる加圧ベルトの搬送構造の拡大断面図である。 本発明における加圧ベルト端部近傍の上面図と正面図である。 本発明における加圧ベルトの搬送性評価結果を示す図である。 従来例の加圧ベルト端部近傍の上面図である。 別の従来例の加圧ベルト端部近傍の上面図である。 加圧ベルト端部の凹み状態を示す図である。 加圧ベルト端部の破損状態を示す図である。
符号の説明
1 加熱ローラ、1a アルミ芯金、1b シリコーンゴム層、2 加圧ベルト、3 入り口ガイド、4 剥離ガイド、5 ヒータ、6 加圧手段、6a 加圧部材、6b 加圧部材、6c 加圧ローラ、7 加圧アーム、7a 嵌合穴、8 バネ、9 トナー、10 定着装置、11 中間転写装置、12感光装置、13 転写装置、14 用紙剥離手段、15 中間転写装置清掃手段、16 帯電器、17 感光体清掃手段、18 残像除去手段、19K、19Y、19M、19C 現像器、20 露光手段、21 用紙保持手段、22 用紙供給装置、23 用紙排出装置、30 側板、31 サーミスタ、32 サーモスタット、33 用紙、35 シャフト、40 加圧ステー、41 ベルト規制部材、41a ガイド部、41b フランジ部、42 突起、43 穴、71 軸受、72 バネ

Claims (5)

  1. 芯金の内部に発熱体を有し、芯金の周囲に形成した耐熱性とトナー離型性を兼ね備えた加熱ローラと、該加熱ローラに当接する加圧ベルトと、該加圧ベルトを前記加熱ローラに当接させる加圧アームと、前記加圧ベルトの端面に当接するベルト規制部材とを備え、前記加熱ローラの回転駆動力によって前記加圧ベルトが従動回転する定着装置において、前記ベルト規制部材は前記加圧ベルト内面を案内する概円筒形状のガイド部と、前記加圧ベルトの端面に当接するフランジ部とから形成され、前記加圧アームと前記ベルト規制部材の当接面に少なくとも1個所の突起部を有することで、前記ベルト規制部材が該突起部を基点に揺動することを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置において、前記フランジ部が前記加圧ベルトの端面に対して傾斜し、前記加圧ベルトがある張力によって前記ベルト規制部材のガイド部に屈曲して接触する位置で、前記加圧ベルト端面と前記フランジ部が当接することを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1記載の定着装置において、前記加圧ベルトの端面に対する前記ベルト規制部材のフランジ部の傾斜角度が2°以下であることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1記載の定着装置において、前記ベルト規制部材の材質が耐熱性で摺動性を有する樹脂であることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の定着装置を有することを特徴とする電子写真装置。
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